JPH0795784B2 - 回線制御装置 - Google Patents

回線制御装置

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JPH0795784B2
JPH0795784B2 JP61287833A JP28783386A JPH0795784B2 JP H0795784 B2 JPH0795784 B2 JP H0795784B2 JP 61287833 A JP61287833 A JP 61287833A JP 28783386 A JP28783386 A JP 28783386A JP H0795784 B2 JPH0795784 B2 JP H0795784B2
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telephone
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telephone terminal
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貞二 岡本
豊太 本多
昭広 浅田
義注 太田
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一回線の電話回線を切換えて複数の非電話端
末のうちの一つ又は電話端末に対して接続する回線制御
装置に係り、特に電話端末と電話回線を共有するファク
シミリ等の非電話端末に自動着信する際に好適に用い得
る回線制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、電話回線の一方の接続された手動送信ファクシミ
リから他方に接続された手動受信ファクシミリに画像情
報を送る場合の回線接続手段は、送信側、受信側ともに
人間が通常の電話機を利用して相手の都合を確認してか
らファクシミリ通信に切替えるという手順をとるので問
題はない。しかし着呼側が、自動受信ファクシミリを設
備している場合は、電話回線にファクシミリが専有的に
接続される為、ファクシミリ以外の通信はできない。す
なわち、発呼側にその回線を介してファクシミリ送信を
行う意図はなく、その代りにその回線を介して相手方と
電話による通信をしたいと思ってもそれはできず、この
ようなことを可能にする技術については従来考慮されて
いなかった。
また、発呼側が自動送信ファクシミリを設備しており、
着呼側が手動受信ファクシミリを設備している場合の回
線接続手順において、CCITT(国際電信電話諮門委員
会)のT.30勧告にあるように、発呼側から特殊な信号を
送信しても、着信側の電話に出てこれに対応した人が、
その信号の意味するところを知らない場合は、それをイ
タズラ電話と誤認識して電話をオンフックしてしまい、
ファクシミリ通信は成立しないことになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
すなわち、従来は、ファクシミリ等の非電話端末を、一
般家庭などにおいて電話回線1回線に対して電話端末と
並存して設置し、両者を自動的に使い分けること、しか
もそのユーザとして、女、子供、老人の如き技術知識に
乏しい人達でも容易に使い分けできるようにすること、
については配慮されていなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、電話
回線1回線に対して電話機とファクシミリの如き非電話
端末とが並存して設置されていても、相手方発呼側が電
話機であれば電話機に着信し、相手方発呼側がファクシ
ミリであればファクシミリに着信するという様に、電話
機とファクシミリが、それぞれ独立の電話回線に接続さ
れているかのごとくに動作することを可能にする回線制
御装置しかも発呼側がファクシミリではなく電話の時に
自然な応答を行うことのできる回線制御装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本発明では、電話端末と、1つ又
は複数の非電話端末の中の何れか1つの非電話端末と、
を共通の電話回線に対して選択的に接続する回線制御装
置において、 1つ又は複数の前記非電話端末を識別するために発呼側
から送出される端末識別信号を検出する識別信号検出手
段及び疑似リングバック音発生手段と、前記電話端末に
通話電流および呼出音を供給する電源手段と、供給され
た前記通話電流の有無により前記電話端末のオフフック
を検出するオフフック検出手段と、 電話回線を介して着呼があったときは、それを検出して
電話回線と前記識別信号検出手段および疑似リングバッ
ク音発生手段とを接続し、該疑似リングバック音発生手
段により発呼側に疑似リングバック音を送信することで
回線を保持する手段と、 電話回線を介して着呼があった後、所定時間内に前記識
別信号検出手段により、発呼側から送出されてくる発呼
側非電話端末の端末識別信号を検出したときは、電話回
線と、該端末識別信号で識別されたそれに対応する非電
話端末とを接続する手段と、所定時間内に前記端末識別
信号を検出できなかったときは、前記電源手段により電
話端末に呼び出し信号を送出する手段と、 呼び出し信号を送出されたことから電話端末がオフフッ
クすると、それを検出して電話端末を電話回線に接続す
る手段と、を具備した。
〔作用〕
本発明では、電話回線1回線に電話機とファクシミリ等
の非電話端末とが並存して設置されていても、発呼側と
なる相手が電話機であれば、電話機に着信し、相手が例
えばファクシミリであれば、ファクシミリに着信するの
で、ファクシミリ等の非電話端末を電話機と並存して一
般家庭的に設置しても、女、子供、老人などの技術知識
に乏しいユーザでも誤動作させることなく容易に操作す
ることができる。
更に本発明では、着信検出時にリレースイッチを切り替
えて相手電話に対し、ただちに疑似リングバックトーン
を送信することができる。従来技術による構成では、フ
ァクシミリ接続信号検出のための所定時間が経過してか
ら、疑似リングバックトーンの送信をおこなうことにな
るので、相手電話側からみれば、ダイヤリングの後、何
も音のない状態が数秒続き、その後にリングバックトー
ンがきこえる。この無音状態が相手電話側には大変不自
然であり、場合によっては電話機の故障と判断してオン
フックしてしまうことが考えられるのに対し、本発明は
ダイヤリングの後、ただちにリングバックトーン(呼出
し中を示す信号)がきこえるので上記の不自然感は無
い。すなわち、本発明は電話をかけてきた相手にやさし
い電話/ファクシミリ自動切り替えを実現するものであ
ると云える。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細について図面を用いて説明するわけ
であるが、その前に本発明の理解に役立つ回線制御装置
の回線について予め説明する。第1図は本発明の実施例
を理解するのに役立つ回線制御装置の回路を示すブロッ
ク図である。
同図について概略説明する。同図に示す如き、電話端末
と非電話端末とを共通の電話回線に対して選択的に接続
する回線制御装置においては、 前記電話回線につながる入力回線としての第1の回路
(2)に並列に接続された局側からの呼び出し信号検出
手段(43)と、前記第1の回路(2)を、第2の回路
(3)と第3の回路(12)との間で選択的に切替接続す
る第1の切替手段(30)と、前記第2の回路(3)を、
信号検出手段(49)につながる第4の回路(17)と非電
話端末(47)につながる第5の回路(4)との間で選択
的に切替接続する第2の切替手段(31)と、電話端末に
対する呼び出し信号発生手段(56)およびオフフック検
出手段(55)につながる第6の回路(13)と前記第3の
回路(12)との間を選択的に切替えて、電話端末(54)
につながる第7の回路(14)へ接続する第3の切替手段
(32)と、予め定められた第1の一定時間を計数する第
1のタイマー手段(51)と、を具備し、 前記呼び出し信号検出手段(43)が局側からの呼び出し
信号を検出したとき、そのことにより前記第1のタイマ
ー手段(51)を起動すると共に、前記第1の切替手段
(30)を切替えて前記第1の回路(2)を第2の回路
(3)へ接続し、該第2の回路(3)は、そのとき第4
の回路(17)側へ切替わっている第2の切替手段(31)
を介して第4の回路(17)、信号検出手段(49)へと延
び、 前記信号検出手段(49)が前記第1の回路(2)を介し
て局側から来るかも知れない特定信号を検出する前に、
前記第1のタイマー手段(51)が前記第1の一定時間を
計数し終えたときは、前記電話端末に対する呼び出し信
号発生手段(56)を起動して、そのとき第6の回路(1
3)側に接続している第3の切替手段(32)を介して電
話端末(54)へ呼び出し信号を送り、該電話端末(54)
がオフフックすると、そのことを前記オフフック検出手
段(55)が検出し、それにより前記第1の切替手段(3
0)を切替えて前記第1の回路(2)を第3の回路(1
2)へ引き込むと共に、前記第3の切替手段(32)をも
切替えて該第3の回路(12)を第7の回路(14)を介し
て電話端末(54)へ導き、入力電話回線から該電話端末
(54)への着信を可能にしている。
そして前記信号検出手段(49)が、前記第1のタイマー
手段(51)が前記第1の一定時間を計数し終える前に、
前記第1の回路(2)を介して局側から来る特定信号を
検出したときは、それにより前記第1のタイマー手段
(51)をリセットすると共に、前記第2の切替手段(3
1)を切替えて前記第2の回路(3)を第5の回路
(4)に接続し、入力電話回線から前記非電話端末(4
7)への着信を可能にしている。
また本発明の実施例を理解するのに役立つ別のブロック
図である第5図においては、信号検出手段(49)が第1
の回路(2)を介して局側から来るかも知れない特定信
号を検出する前に、前記第1のタイマー手段(51)が前
記第1の一定時間を計数し終えたとき、そのことにより
起動されて、予め定められた第2の一定時間を計数する
第2のタイマー手段(61)を具備し、前記オフフック検
出手段(55)が前記電話端末(54)におけるオフフック
を検出する前に、前記第2のタイマー手段(61)が第2
の一定時間を計数し終えたときは、前記第1の切替手段
(30)を切替えて前記第1の回路(2)と第3の回路
(12)とを接続することにより、前記第1の回路(2)
に対する閉ループを解除するようにしている。
また第1図、第5図において、前記第1の回路(2)に
並列に、電話回線を介した相手方発呼側のオンフックを
検出するオンフック検出手段(40)を接続しておき、電
話回線を介した相手方発呼側との通信中に該オンフック
検出手段(40)により相手方発呼側のオンフックを検出
したときは、前記第1の切替手段(30)および第3の切
替手段(32)を切替えて前記第1の回路(2)に対する
閉ループを解除するようにしている。
さて、第1図に戻り具体的に説明する。同図において、
1は図示せざる電話回線につながる接続端子、30,31,32
はそれぞれ回線を切換えるリレースイッチ、40は接続端
子1から電話回線(図示せず)を介した相手側のオンフ
ック状態を検出するオンフック検出回路、41はマイクロ
コンピュータ等で構成され、システム全体の制御を行う
制御部、43はリング検出回路(呼び出し信号音の検出回
路)、47はファクシミリ、48はトーン発生回路、49はト
ーン検出回路、51は時間計数回路としてのカウンタ、55
は電話機54のオフフックを検出する回路、56はリング信
号発生回路(電話機54に対する呼び出し信号の発生回
路)、57は直流印加回路(通話電流供給回路)である。
そのほか、44,46,50,53はそれぞれフリップフロップ、4
5はクロック発生回路である。
第2図は、第1図の回線制御装置と電話機54とファクシ
ミリ(ここではGIII規格とする)47とで構成される端末
側をBとして、回線を介した相手側すなわちA側からの
呼び出しがあった時の概略動作フローを示したチャート
である。
以下、第1図、第2図を参照して説明する。尚、A側の
図示せざるファクシミリは自動発信ファクシミリである
とする。
A側からの発呼は、まずA側のオンフックから始まる。
次にA側からダイヤル番号を入力すると、図示せざる交
換機にてB側に対しリンギング信号を送出する。このリ
ンギング信号は、接続端子1を介して入力され、リング
検出回路43により検出されて、フリップフロップ44がON
状態となる。これにより、リレースイッチ30は上側に切
替わり、回路2と回路3とを接続する。また同時にカウ
ンタ51にクロック発生回路45からアンド回路52を介して
クロックの供給が始まる。さらにリレースイッチ31によ
り、回路3と回路17とが接続されている。
これにより、接続端子1には閉ループが接続されたこと
になり、交換機側から見るとB側はオフフック状態とな
り、A側は極性反転によりこれを検出する。
A側の図示せざるファクシミリは、CCITT,T.30勧告の
“CNG"トーン(1,100Hzの断続トーン信号)を送出す
る。第4図(a)に“CNG"トーンの信号波形を示す。
この“CNG"トーン信号は、トーン検出回路49にて検出さ
れる。第4図(a)から判るように検出には4秒を要
す。簡略的な検出方法としては第4図(b)に示す様
に、1,100Hzトーンが0.5秒継続し、その後、無信号が0.
5秒継続することを検出することにより行なう。したが
って、B側がオフフックしてから1秒後にトーン検出回
路49からの検出出力信号11がON状態となる。カウンタ51
は例えば2秒間計数するべく設定されているとすると、
カウンタ51が2秒間のカウントを終了する以前に、検出
出力信号11によってリセットされることになる。
検出出力信号11のON状態により、フリップフロップ46は
セットされ、そのQ出力信号9はON状態となり、リレー
スイッチ31は上側に切替わって回路3と回路4とを接続
する。これにより、A側の図示さぜるファクシミリとB
側のファクシミリ47は直接接続され、通信できるように
なる。
第3図は図示せざるA側が電話機の場合の第1図の回路
の概略動作フローを示したチャートである。第1図、第
3図を参照して回路動作を説明する。
A側がB側のオフフックを検出するまでは、先に説明し
たところと同一である。A側は電話機である為、“CNG"
トーン信号は送信しない。したがってトーン検出回路49
での検出は起り得ず、2秒カウンタ51は途中でリセット
されることなく、2秒間の計数を終了する。この為、カ
ウンタ51からキヤリー出力Cが出力されフリップフロッ
プ50がON状態となり、そのQ出力によりリング信号発生
回路56を起動して、電話機54におけるリングトーンを鳴
動せしめる。リング信号発生回路56は、交換機で発生す
る16Hz、75V(P−P)の信号と、同一の信号を発生す
る。また、これと同時に、フリップフロップ50のQ出力
によりトーン発生回路48を起動して、端子1を介してA
側に対して疑似的な呼出し音(リングバックトーンに相
当する信号音)を送出する。
この呼出し音は、本来交換機で発生するものと同一の信
号であり、400Hzの交流を16Hzで変調して、1秒送出、
2秒断のくり返しを行うことにより発生する信号であ
る。この状態で、人間がB側の電話機54をオフフックす
ると、オフフック検出回路55でこれを検出し、その結果
フリップフロップ44がリセットされてOFF状態となる。
この為、リレースイッチ30が下側へ切替わって回路2と
回路12を接続する。これと同時に、オフフック検出回路
55の検出出力によりフリップフロップ53がON状態とな
り、リレースイッチ32が上側に切替わって回路12と回路
14とを接続する。したがって、図示せざるA側の電話機
とB側の電話機54とが直接接続され、お互の通話が可能
となる。
B側から発呼する時は、電話機54がオフフックとなり、
オフフック検出回路55にて、これを検出し、その結果フ
リップフロップ53がON状態となる。この為、リレスイッ
チ32が上側に切替わり、回路12と回路14とが接続され、
電話機54は、接続端子1を介して電話回線に直結される
ことになる。以降の動作は、通常の電話機と全く同一で
あるので、ここでは説明を省略する。
A側の図示せざるファクシミリとB側のファクシミリ47
が通信中、及びA側の図示せざる電話機とB側の電話機
54とが通話中の時に、A側から回線断を行なった場合
は、オンフック検出回路40にてこれを検出する。ここで
は交換機から送られる400Hz連続トーンを検出する。こ
れにより、フリップフロップ44及び53はOFF状態とな
り、リレースイッチ30は下側へ切替わって回路2と回路
12とが接続され、リレースイッチ32も下側に切替わって
回路13と回路14とが接続される。したがって、B側は交
換機側から見ればオンフック状態となる。
一方、B側から回線断を行なった場合は、制御部41によ
り信号線6がON状態となり、以降上記と同じ動作とな
る。
第5図は、既に述べたように、本発明の実施例を理解す
るのに役立つ更に別のブロック図である。ここでは、第
1図におけるのと同じブロックには、同一の番号を付し
てある。
図示せざるA側のファクシミリから呼び出しがあった時
は、第1図の回路のそれと全く同じ動作をする。図示せ
ざるA側の電話機から呼び出しがあった時、B側のフリ
ップフロップ50がON状態となるまでは、第1図に示した
回路の動作と全く同一の動作をする。この時、リング信
号発生回路56を起動して、電話機54においてリングトー
ンを鳴動せしめると同時に、トーン発生回路48を起動し
て、A側に対して疑似的な呼出し音を送出する。さら
に、カウンタ61の起動を行なう。ここまでは第1図の回
路の動作と同じであるが、ここから異なった動作とな
る。
すなわち、第1図にはなかったカウンタ61が設けられて
いて、このカウンタ61は例えば30秒間計数すべく設定さ
れている。電話機54が鳴動を始めて、30秒以内に、電話
機54をオフフックしない場合、すなわち、B側が例えば
留守で無人の場合には、カウンタ61が計数を終了してし
まい、その結果そのキヤリー出力Cにつながる信号線18
がON状態となり、フリップフロップ44はOFF状態とな
る。この為、リレースイッチ30は下側に切替わって回路
2と回路12とが接続されて、B側は交換機から見ればオ
ンフック状態となる。すなわち回線断となる。これは、
B側が留守の時に、図示せざるA側の電話機で発呼した
際の、A側にかかる課金を最少限にするのに効果があ
る。
なお、カウンタ61が計数を終了しないうちに電話機54で
オフフックが行われると、そのことをオフフック検出器
55が検出し、カウンタ61はリセットされる。
以上を理解した上で以下、本発明の一実施例を説明す
る。第6図は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。ここでは、第1図、第5図におけるのと同じブロッ
クには同一の番号を付してある。
図示せざるA側の電話機からの呼び出しがあった時は、
リング検出回路43でこれを検出し、フリップフロップ44
がON状態となる。これによりリレースイッチ30は、上側
に切替わって回路2と回路3とを接続すると当時に、8
→10→48のルートで、トーン発生回路48を起動して、A
側に直ちに疑似的な呼び出し音を送出する(この点が本
実施例において特に重要な点である)。それと同時にカ
ウンタ51により時間の計数を開始し、計数終了後、つま
り2秒後には、リング信号発生回路56が起動して、電話
機54が鳴動を始める。以降の動作は、第1図の回路のそ
れと同一である。
第6図に示す実施例では、第1図、第5図の回路にはな
かったその他のものとして、ファクシミリ47のほかに、
テレコントローラ71、留守番電話機72、静止画伝送装置
73、があり、またこれらの中から一つを選択するリレー
スイッチ70とデコーダ74が設けられている。
つまり、A側及びB側にそれぞれ接続できる非電話端末
としてファクシミリ47の他に、テレコントローラ71、留
守番電話機72、静止画伝送装置73があるわけである。こ
れらの非電話端末が発呼側として動作する時は、ファク
シミリの場合の“CNG"トーン信号と同様に、各々の非電
話端末を認識する為の信号を、通信に先立って送出すべ
く構成されている。
一例として、テレコントローラは、第4図(b)の1,10
0Hzの代りに900Hzを用いる。留守番電話器は1,300Hz、
静止画伝送装置は1,500Hzを用いる。
これらのトーン信号は、A側からの発呼があった時、B
側のトーン検出回路49で検出される。この出力はデコー
ダ回路74にてデコードされ、リレースイッチ70を切換え
て、該当する非電話端末と回路4とが接続される。これ
により、複数の非電話端末を設置する際に、それぞれの
利用率が低ければ、電話回線は1つで済ますことができ
るという効果がある。
尚ここでは各非電話端末の識別はトーン信号により行っ
たが、FSK等で変調されたデイジタルデータで識別する
ようにしてもよいことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上述べた様に本発明によれば、電話回線1回線に電話
機とファクシミリ等の非電話端末とが並存して設置され
ていても、発呼側となる相手が電話機であれば、電話機
に着信し、相手が例えばファクシミリであれば、ファク
シミリに着信するので、ファクシミリ等の非電話端末を
電話機と並存して一般家庭内に設置しても、女、子供、
老人などの技術知識に乏しいユーザでも誤動作させるこ
となく容易に操作することが可能であるという効果があ
る。
更に本発明では、着信検出時にリレースイッチを切り替
えて相手電話に対し、だだちに疑似リングバックトーン
を送信することができる。従来技術による構成では、フ
ァクシミリ接続信号検出のための所定時間が経過してか
ら、疑似リングバックトーンの送信をおこなうことにな
るので、相手電話側からみれば、ダイヤリングの後、何
も音のない状態が数秒続き、その後にリングバックトー
ンがきこえる。この無音状態が相手電話側には大変不自
然であり、場合によっては電話機の故障と判断してオン
フックしてしまうことが考えられるのに対し、本発明は
ダイヤリングの後、ただちにリングバックトーン(呼出
し中を示す信号)がきこえるので上記の不自然感は無
い。すなわち、本発明は電話をかけてきた相手にやさし
い電話/ファクシミリ自動切り替えを提供するものであ
ると云える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を理解するのに役立つ回路を
示すブロック図、第2図、第3図はそれぞれその概略動
作フローを示すチャート、第4図は回線制御装置におい
て用いる信号形式を示すタイミング図、第5図は本発明
の一実施例を理解するのに役立つ更に別の回路を示すブ
ロック図、第6図は本発明の一実施例を示すブロック図
である。 符号の説明 40……オンフック検出回路、43……リング検出回路、47
……ファクシミリ、48……トーン発生回路、49……トー
ン検出回路、51……カウンタ、55……オフフック検出回
路、56……リング信号発生回路、57……直流印加回路、
71……テレコントローラ、72……留守番電話機、73……
静止画伝送装置
フロントページの続き (72)発明者 太田 義注 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−120648(JP,A) 特開 昭59−4260(JP,A) 特開 昭61−103354(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話端末(54)と、1つ又は複数の非電話
    端末(47,71〜73)の中の何れか1つの非電話端末と、
    を共通の電話回線(1)に対して選択的に接続する回線
    制御装置において、 1つ又は複数の前記非電話端末(47,71〜73)を識別す
    るために発呼側から送出される端末識別信号を検出する
    識別信号検出手段(49)及び疑似リングバック音発生手
    段(48)と、前記電話端末(54)に通話電流および呼出
    音を供給する電源手段(56,57)と、供給された前記通
    話電流の有無により前記電話端末のオフフックを検出す
    るオフフック検出手段(55)と、 電話回線(1)を介して着呼があったときは、それを検
    出して電話回線(1)と前記識別信号検出手段(49)お
    よび疑似リングバック音発生手段(48)とを接続し、該
    疑似リングバック音発生手段により発呼側に疑似リング
    バック音を送信することで回線を保持する手段(43,44,
    30,8,10,48,17,31,3)と、 電話回線(1)を介して着呼があった後、所定時間内に
    前記識別信号検出手段(49)により、発呼側から送出さ
    れてくる発呼側非電話端末の端末識別信号を検出したと
    きは、電話回線(1)と、該端末識別信号で識別された
    それに対応する非電話端末とを接続する手段(74,70,1
    1,46,31)と、所定時間内に前記端末識別信号を検出で
    きなかったときは、前記電源手段(56,57)により電話
    端末(54)に呼び出し信号を送出する手段(51,50,56,1
    3,53,32)と、 呼び出し信号を送出されたことから電話端末(54)がオ
    フフックすると、それを検出して電話端末(54)を電話
    回線(1)に接続する手段(55,44,30,53,32,12,)と、 を具備して成ることを特徴とする回線制御装置。
  2. 【請求項2】電話端末(54)と、1つ又は複数の非電話
    端末(47,71〜73)の中の何れか1つの非電話端末と、
    を共通の電話回線(1)に対して選択的に接続する回線
    制御装置において、 1つ又は複数の前記非電話端末(47,71〜73)を識別す
    るために発呼側から送出される端末識別信号を検出する
    識別信号検出手段(49)及び疑似リングバック音発生手
    段(48)と、前記電話端末(54)に通話電流および呼出
    音を供給する電源手段(56,57)と、供給された前記通
    話電流の有無により前記電話端末のオフフックを検出す
    るオフフック検出手段(55)と、 電話回線(1)を介して着呼があったときは、それを検
    出して電話回線(1)と前記識別信号検出手段(49)お
    よび疑似リングバック音発生手段(48)とを接続し、該
    疑似リングバック音発生手段により発呼側に疑似リング
    バック音を送信することで回線を保持する手段(43,44,
    30,8,10,48,17,31,3)と、 電話回線(1)を介して着呼があった後、所定時間内に
    前記識別信号検出手段(49)により、発呼側から送出さ
    れてくる発呼側非電話端末の端末識別信号を検出したと
    きは、電話回線(1)と、該端末識別信号で識別された
    それに対応する非電話端末とを接続する手段(74,70,1
    1,46,31)と、所定時間内に前記端末識別信号を検出で
    きなかったときは、前記電源手段(56,57)により電話
    端末(54)に呼び出し信号を送出する手段(51,50,56,1
    3,53,32)と、 呼び出し信号を送出されたことから電話端末(54)がオ
    フフックすると、それを検出して電話端末(54)を電話
    回線(1)に接続する手段(55,44,30,53,32,12,)と、 電話端末(54)から発呼するときは、発呼に際しての該
    電話端末のオフフックを前記オフフック検出手段(55)
    により検出し、そのことにより電話回線(1)と該電話
    端末(54)とを接続する手段(55,44,30,53,32)と、 を具備して成ることを特徴とする回線制御装置。
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