JPH09186793A - 回線制御装置 - Google Patents

回線制御装置

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Publication number
JPH09186793A
JPH09186793A JP8273865A JP27386596A JPH09186793A JP H09186793 A JPH09186793 A JP H09186793A JP 8273865 A JP8273865 A JP 8273865A JP 27386596 A JP27386596 A JP 27386596A JP H09186793 A JPH09186793 A JP H09186793A
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JP
Japan
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telephone
line
terminal
signal
hook
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Application number
JP8273865A
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English (en)
Inventor
Sadaji Okamoto
貞二 岡本
Toyota Honda
豊太 本多
Akihiro Asada
昭広 浅田
Gichu Ota
義注 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話回線1回線に対して電話機とFAXの如
き非電話端末とが並存して設置されていても、相手方発
呼側が電話であれば電話機に着信し、相手方発呼側がF
AXであればFAXに着信するという様に、電話機とF
AXとが各々独立の回線に接続されているかのごとくに
動作することを可能にし、かつ発呼側がFAXではなく
電話の時に自然な応答を可能にする回線制御装置を提供
する。 【解決手段】 着信検出時にリレースイッチ30を切り
替えて相手方に対し、相手方が電話機かファクシミリか
の判別と関係なくただちに疑似リングバックトーン48
を送信する。従来は上記判別のための所定時間が経過し
て相手が電話と判明してから疑似リングバックトーンの
送信をおこなうので無音状態が存在し相手電話側に不自
然感があったが、この点を改善できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一回線の電話回線を切
換えて複数の非電話端末のうちの一つ又は電話端末に対
して接続する回線制御装置に係り、特に電話端末と電話
回線を共有するファクシミリ等の非電話端末に自動着信
する際に好適に用い得る回線制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話回線の一方に接続された手動
送信ファクシミリから他方に接続された手動受信ファク
シミリに画像情報を送る場合の回線接続手順は、送信
側、受信側ともに人間が通常の電話機を利用して相手の
都合を確認してからファクシミリ通信に切替えるという
手順をとるので問題はない。しかし着呼側が、自動受信
ファクシミリを設備している場合は、電話回線にファク
シミリが専有的に接続される為、ファクシミリ以外の通
信はできない。すなわち、発呼側にその回線を介してフ
ァクシミリ送信を行う意図はなく、その代りにその回線
を介して相手方と電話による通話をしたいと思ってもそ
れはできず、このようなことを可能にする技術について
は従来考慮されていなかった。
【0003】また、発呼側が自動送信ファクシミリを設
備しており、着呼側が手動受信ファクシミリを設備して
いる場合の回線接続手順において、CCITT(国際電
信電話諮門委員会)のT.30勧告にあるように、発呼
側から特殊な信号を送信しても、着信側の電話に出てこ
れに応対した人が、その信号の意味するところを知らな
い場合は、それをイタズラ電話と誤認識して電話をオン
フックしてしまい、ファクシミリ通信は成立しないこと
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来は、フ
ァクシミリ等の非電話端末を、一般家庭などにおいて電
話回線1回線に対して電話端末と並存して設置し、両者
を自動的に使い分けること、しかもそのユーザとして、
女、子供、老人の如き技術知識に乏しい人達でも容易に
使い分けできるようにすること、については配慮されて
いなかった。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、電話回線1回線に対して電話機とファクシミリ
の如き非電話端末とが並存して設置されていても、相手
方発呼側が電話機であれば電話機に着信し、相手方発呼
側がファクシミリであればファクシミリに着信するとい
う様に、電話機とファクシミリとが、それぞれ独立の電
話回線に接続されているかのごとくに動作することを可
能にする回線制御装置しかも発呼側がファクシミリでは
なく電話の時に自然な応答を行うことのできる回線制御
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、電話端末と.1つ又は複数の非電話端末の中
の何れか1つの非電話端末と、を共通の電話回線に対し
て選択的に接続する回線制御装置において、
【0007】1つ又は複数の前記非電話端末を識別する
ために発呼側から送出される端末識別信号を検出する識
別信号検出手段と、
【0008】発呼側に疑似リングバック音を送信する疑
似リングバック音発生手段と、前記電話端末に通話電流
および呼び出し信号を供給する電源手段と、供給された
前記通話電流の有無により前記電話端末のオフフックを
検出するオフフック検出手段と、
【0009】電話回線を介して着呼があったときは、そ
れを検出して電話回線と前記識別信号検出手段および前
記疑似リングバック音発生手段とを接続し、該接続後、
時間を置かずに前記疑似リングバック音発生手段により
発呼側に疑似リングバック音を送信することで回線を保
持する手段と、
【0010】電話回線を介して着呼があった後、所定時
間内に前記識別信号検出手段により、発呼側から送出さ
れてくる発呼側非電話端末の端末識別信号を検出したと
きは、電話回線と、該端末識別信号で識別されたそれに
対応する非電話端末とを接続する手段と、
【0011】所定時間内に前記端末識別信号を検出でき
なかったときは、前記電源手段により電話端末に呼び出
し信号を送出する手段と、
【0012】呼び出し信号を送出されたことから電話端
末がオフフックすると、それを検出して電話端末を電話
回線に接続する手段と、電話回線を介した相手方発呼側
のオンフックを検出するオンフック検出手段と、を具備
し、
【0013】着呼後、電話回線を介した相手方発呼側と
前記電話端末と通話中あるいは、相手方発呼側と前記非
電話端末の1つと通話中に、少なくとも、前記オンフッ
ク検出手段により相手方発呼側のオンフックを検出した
ときは、前記電話回線に対する回線の保持を解除するよ
うにした。
【0014】また所定時間内に前記端末識別信号を検出
できなかったことから、前記電源手段により電話端末に
呼び出し信号を送出されても所定の時間電話端末がオフ
フックしない場合は、前記電話回線に対する回線の保持
を解除するようにした。
【0015】
【作用】本発明では、電話回線1回線に電話機とファク
シミリ等の非電話端末とが並存して設置されていても、
発呼側となる相手が電話機であれば、電話機に着信し、
相手が例えばファクシミリであれば、ファクシミリに着
信するので、ファクシミリ等の非電話端末を電話機と並
存して一般家庭内に設置しても、女、子供、老人などの
技術知識に乏しいユーザでも誤動作させることなく容易
に操作することができる。
【0016】更に本発明では、着信検出時にリレースイ
ッチを切り替えて相手電話に対し、ただちに疑似リング
バックトーンを送信することができる。従来技術による
構成では、ファクシミリ接続信号検出のための所定時間
が経過してから、疑似リングバックトーンの送信をおこ
なうことになるので、相手電話側からみれば、ダイヤリ
ングの後、何も音のない状態が数秒続き、その後にリン
グバックトーンがきこえる。この無音状態が相手電話側
には大変不自然であり、場合によっては電話機の故障と
判断してオンフックしてしまうことが考えられるのに対
し、本発明はダイヤリングの後、先方に接続後ただちに
リングバックトーン(呼出し中を示す信号)がきこえる
ので上記の不自然感は無い。すなわち、本発明は電話を
かけてきた相手にやさしい電話/ファクシミリ自動切り
替えを実現するものであると云える。
【0017】
【実施例】以下、本発明の詳細について図面を用いて説
明するわけであるが、その前に本発明の理解に役立つ回
線制御装置の回路について予め説明する。図5は本発明
の実施例を理解するのに役立つ回線制御装置の回路を示
すブロック図である。
【0018】同図について概略説明する。同図に示す如
き、電話端末と非電話端末とを共通の電話回線に対して
選択的に接続する回線制御装置においては、
【0019】前記電話回線につながる入力回線としての
第1の回路(2)に並列に接続された局側からの呼び出
し信号検出手段(43)と、前記第1の回路(2)を、
第2の回路(3)と第3の回路(12)との間で選択的
に切替接続する第1の切替手段(30)と、前記第2の
回路(3)を、信号検出手段(49)につながる第4の
回路(17)と非電話端末(47)につながる第5の回
路(4)との間で選択的に切替接続する第2の切替手段
(31)と、電話端末に対する呼び出し信号発生手段
(56)およびオフフック検出手段(55)につながる
第6の回路(13)と前記第3の回路(12)との間を
選択的に切替えて、電話端末(54)につながる第7の
回路(14)へ接続する第3の切替手段(32)と、予
め定められた第1の一定時間を計数する第1のタイマー
手段(51)と、を具備し、
【0020】前記呼び出し信号検出手段(43)が局側
からの呼び出し信号を検出したとき、そのことにより前
記第1のタイマー手段(51)を起動すると共に、前記
第1の切替手段(30)を切替えて前記第1の回路
(2)を第2の回路(3)へ接続し、該第2の回路
(3)は、そのとき第4の回路(17)側へ切替わって
いる第2の切替手段(31)を介して第4の回路(1
7)、信号検出手段(49)へと延び、
【0021】前記信号検出手段(49)が前記第1の回
路(2)を介して局側から来るかも知れない特定信号を
検出する前に、前記第1のタイマー手段(51)が前記
第1の一定時間を計数し終えたときは、前記電話端末に
対する呼び出し信号発生手段(56)を起動して、その
とき第6の回路(13)側に接続している第3の切替手
段(32)を介して電話端末(54)へ呼び出し信号を
送り、該電話端末(54)がオフフックすると、そのこ
とを前記オフフック検出手段(55)が検出し、それに
より前記第1の切替手段(30)を切替えて前記第1の
回路(2)を第3の回路(12)へ引き込むと共に、前
記第3の切替手段(32)をも切替えて該第3の回路
(12)を第7の回路(14)を介して電話端末(5
4)へ導き、入力電話回線から該電話端末(54)への
着信を可能にしている。
【0022】そして前記信号検出手段(49)が、前記
第1のタイマー手段(51)が前記第1の一定時間を計
数し終える前に、前記第1の回路(2)を介して局側か
ら来る特定信号を検出したときは、それにより前記第1
のタイマー手段(51)をリセットすると共に、前記第
2の切替手段(31)を切替えて前記第2の回路(3)
を第5の回路(4)に接続し、入力電話回線から前記非
電話端末(47)への着信を可能にしている。
【0023】また本発明の実施例を理解するのに役立つ
別のブロック図である図6においては、信号検出手段
(49)が第1の回路(2)を介して局側から来るかも
知れない特定信号を検出する前に、前記第1のタイマー
手段(51)が前記第1の一定時間を計数し終えたと
き、そのことにより起動されて、予め定められた第2の
一定時間を計数する第2のタイマー手段(61)を具備
し、前記オフフック検出手段(55)が前記電話端末
(54)におけるオフフックを検出する前に、前記第2
のタイマー手段(61)が第2の一定時間を計数し終え
たときは、前記第1の切替手段(30)を切替えて前記
第1の回路(2)と第3の回路(12)とを接続するこ
とにより、前記第1の回路(2)に対する閉ループを解
除するようにしている。
【0024】また図5、図6において、前記第1の回路
(2)に並列に、電話回線を介した相手方発呼側のオン
フックを検出するオンフック検出手段(40)を接続し
ておき、電話回線を介した相手方発呼側との通信中に該
オンフック検出手段(40)により相手方発呼側のオン
フックを検出したときは、前記第1の切替手段(30)
および第3の切替手段(32)を切替えて前記第1の回
路(2)に対する閉ループを解除するようにしている。
【0025】さて、図5に戻り具体的に説明する。同図
において、1は図示せざる電話回線につながる接続端
子、30,31,32はそれぞれ回線を切換えるリレー
スイッチ、40は接続端子1から電話回線(図示せず)
を介した相手側のオンフック状態を検出するオンフック
検出回路、41はマイクロコンピュータ等で構成され、
システム全体の制御を行なう制御部、43はリング検出
回路(呼び出し信号音の検出回路)、47はファクシミ
リ、48はトーン発生回路、49はトーン検出回路、5
1は時間計数回路としてのカウンタ、55は電話機54
のオフフックを検出する回路、56はリング信号発生回
路(電話機54に対する呼び出し信号の発生回路)、5
7は直流印加回路(通話電流供給回路)である。そのほ
か、44,46,50,53はそれぞれフリップフロッ
プ、45はクロック発生回路である。
【0026】図2は、図5の回線制御装置と電話機54
とファクシミリ(ここではGIII規格とする)47と
で構成される端末側をBとして、回線を介した相手側す
なわちA側からの呼び出しがあった時の概略動作フロー
を示したチャートである。
【0027】以下、図5、図2を参照して説明する。
尚、A側の図示せざるファクシミリは自動発信ファクシ
ミリであるとする。
【0028】A側からの発呼は、まずA側のオンフック
から始まる。次にA側からダイヤル番号を入力すると、
図示せざる交換機にてB側に対しリンギング信号を送出
する。このリンギング信号は、接続端子1を介して入力
され、リング検出回路43により検出されて、フリップ
フロップ44がON状態となる。これにより、リレース
イッチ30は上側に切替わり、回路2と回路3とを接続
する。また同時にカウンタ51にクロック発生回路45
からアンド回路52を介してクロックの供給が始まる。
さらにリレースイッチ31により、回路3と回路17と
が接続されている。
【0029】これにより、接続端子1には閉ループが接
続されたことになり、交換機側から見るとB側はオフフ
ック状態となり、A側は極性反転によりこれを検出す
る。A側の図示せざるファクシミリは、CCITT,
T.30勧告の“CNG”トーン(1,100Hz の断続
トーン信号)を送出する。図4(a)に“CNG”トー
ンの信号波形を示す。
【0030】この“CNG”トーン信号は、トーン検出
回路49にて検出される。図4(a)から判るように検
出には4秒を要す。簡略的な検出方法としては図4
(b)に示す様に1,100Hz トーンが0.5秒継続
し、その後、無信号が0.5秒継続することを検出する
ことにより行なう。したがって、B側がオフフックして
から1秒後にトーン検出回路49からの検出出力信号1
1がON状態となる。カウンタ51は例えば2秒間計数
するべく設定されているとすると、カウンタ51が2秒
間のカウントを終了する以前に、検出出力信号11によ
ってリセットされることになる。
【0031】検出出力信号11のON状態により、フリ
ップフロップ46はセットされ、そのQ出力信号9はO
N状態となり、リレースイッチ31は上側に切替わって
回路3と回路4とを接続する。これにより、A側の図示
さぜるファクシミリとB側のファクシミリ47は直接接
続され、通信できるようになる。
【0032】図3は図示せざるA側が電話機の場合の図
5の回路の概略動作フローを示したチャートである。図
5、図3を参照して回路動作を説明する。
【0033】A側がB側のオフフックを検出するまで
は、先に説明したところと同一である。A側は電話機で
ある為、“CNG”トーン信号は送信しない。したがっ
てトーン検出回路49での検出は起り得ず、2秒カウン
タ51は途中でリセットされることなく、2秒間の計数
を終了する。この為、カウンタ51からキヤリー出力C
が出力されフリップフロップ50がON状態となり、そ
のQ出力によりリング信号発生回路56を起動して、電
話機54におけるリングトーンを鳴動せしめる。リング
信号発生回路56は、交換機で発生する16Hz 、75
V(P−P)の信号と、同一の信号を発生する。また、
これと同時に、フリップフロップ50のQ出力によりト
ーン発生回路48を起動して、端子1を介してA側に対
して疑似的な呼出し音(リングバックトーンに相当する
信号音)を送出する。
【0034】この呼出し音は、本来交換機で発生するも
のと同一の信号であり、400Hzの交流を16Hz
変調して、1秒送出、2秒断のくり返しを行うことによ
り発生する信号である。この状態で、人間がB側の電話
機54をオフフックすると、オフフック検出回路55で
これを検出し、その結果フリップフロップ44がリセッ
トされてOFF状態となる。この為、リレースイッチ3
0が下側へ切替わって回路2と回路12を接続する。こ
れと同時に、オフフック検出回路55の検出出力により
フリップフロップ53がON状態となり、リレースイッ
チ32が上側に切替わって回路12と回路14とを接続
する。したがって、図示せざるA側の電話機とB側の電
話機54とが直接接続され、お互の通話が可能となる。
【0035】B側から発呼する時は、電話機54がオフ
フックとなり、オフフック検出回路55にて、これを検
出し、その結果フリップフロップ53がON状態とな
る。この為、リレースイッチ32が上側に切替わり、回
路12と回路14とが接続され、電話機54は、接続端
子1を介して電話回線に直結されることになる。以降の
動作は、通常の電話機と全く同一であるので、ここでは
説明を省略する。
【0036】A側の図示せざるファクシミリとB側のフ
ァクシミリ47が通信中、及びA側の図示せざる電話機
とB側の電話機54とが通話中の時に、A側から回線断
を行なった場合は、オンフック検出回路40にてこれを
検出する。ここでは交換機から送られる400Hz 連続
トーンを検出する。これにより、フリップフロップ44
及び53はOFF状態となり、リレースイッチ30は下
側へ切替わって回路2と回路12とが接続され、リレー
スイッチ32も下側に切替わって回路13と回路14と
が接続される。したがって、B側は交換機側から見れば
オンフック状態となる。
【0037】一方、B側から回線断を行なった場合は、
制御部41により信号線6がON状態となり、以降上記
と同じ動作となる。
【0038】図6は、既に述べたように、本発明の実施
例を理解するのに役立つ更に別のブロック図である。こ
こでは、図5におけるのと同じブロックには、同一の番
号を付してある。
【0039】図示せざるA側のファクシミリから呼び出
しがあった時は、図5の回路のそれと全く同じ動作をす
る。図示せざるA側の電話機から呼び出しがあった時、
B側のフリップフロップ50がON状態となるまでは、
図5に示した回路の動作と全く同一の動作をする。この
時、リング信号発生回路56を起動して、電話機54に
おいてリングトーンを鳴動せしめると同時に、トーン発
生回路48を起動して、A側に対して疑似的な呼出し音
を送出する。さらに、カウンタ61の起動を行なう。こ
こまでは図5の回路の動作と同じであるが、ここから異
なった動作となる。
【0040】すなわち、図5にはなかったカウンタ61
が設けられていて、このカウンタ61は例えば30秒間
計数すべく設定されている。電話機54が鳴動を始め
て、30秒以内に、電話機54をオフフックしない場
合、すなわち、B側が例えば留守で無人の場合には、カ
ウンタ61が計数を終了してしまい、その結果そのキヤ
リー出力Cにつながる信号線18がON状態となり、フ
リップフロップ44はOFF状態となる。この為、リレ
ースイッチ30は下側に切替わって回路2と回路12と
が接続されて、B側は交換機から見ればオンフック状態
となる。すなわち回線断となる。これは、B側が留守の
時に、図示せざるA側の電話機で発呼した際の、A側に
かかる課金を最少限にするのに効果がある。
【0041】なお、カウンタ61が計数を終了しないう
ちに電話機54でオフフックが行われると、そのことを
オフフック検出器55が検出し、カウンタ61はリセッ
トされる。
【0042】以上を理解した上で以下、本発明の一実施
例を説明する。図1は、本発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。ここでは、図5、図6におけるのと同じブ
ロックには同一の番号を付してある。
【0043】図示せざるA側の電話機からの呼び出しが
あった時は、リング検出回路43でこれを検出し、フリ
ップフロップ44がON状態となる。これによりリレー
スイッチ30は、上側に切替わって回路2と回路3とを
接続すると同時に、8→10→48のルートで、トーン
発生回路48を起動して、A側に直ちに疑似的な呼び出
し音を送出する(この点が本実施例において特に重要な
点である)。それと同時にカウンタ51により時間の計
数を開始し、計数終了後、つまり2秒後には、リング信
号発生回路56が起動して、電話機54が鳴動を始め
る。以降の動作は、図5の回路のそれと同一である。
【0044】図1に示す実施例では、図5、図6の回路
にはなかったその他のものとして、ファクシミリ47の
ほかに、テレコントローラ71、留守番電話機72、静
止画伝送装置73、があり、またこれらの中から一つを
選択するリレースイッチ70とデコーダ74が設けられ
ている。
【0045】つまり、A側及びB側にそれぞれ接続でき
る非電話端末としてファクシミリ47の他に、テレコン
トローラ71、留守番電話機72、静止画伝送装置73
があるわけである。これらの非電話端末が発呼側として
動作する時は、ファクシミリの場合の“CNG”トーン
信号と同様に、各々の非電話端末を認識する為の信号
を、通信に先立って送出すべく構成されている。
【0046】一例として、テレコントローラは、図4
(b)の1,100Hz の代りに900Hz を用いる。留
守番電話機は1,300Hz 、静止画伝送装置は1, 50
0Hzを用いる。
【0047】これらのトーン信号は、A側からの発呼が
あった時、B側のトーン検出回路49で検出される。こ
の出力はデコーダ回路74にてデコードされ、リレース
イッチ70を切換えて、該当する非電話端末と回路4と
が接続される。これにより、複数の非電話端末を設置す
る際に、それぞれの利用率が低ければ、電話回線は1つ
で済ますことができるという効果がある。
【0048】尚ここでは各非電話端末の識別はトーン信
号により行ったが、FSK等で変調されたデイジタルデ
ータで識別するようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0049】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、電話回
線1回線に電話機とファクシミリ等の非電話端末とが並
存して設置されていても、発呼側となる相手が電話機で
あれば、電話機に着信し、相手が例えばファクシミリで
あれば、ファクシミリに着信するので、ファクシミリ等
の非電話端末を電話機と並存して一般家庭内に設置して
も、女、子供、老人などの技術知識に乏しいユーザでも
誤動作させることなく容易に操作することが可能である
という効果がある。
【0050】更に本発明では、着信検出時にリレースイ
ッチを切り替えて相手電話に対し、ただちに疑似リング
バックトーンを送信することができる。従来技術による
構成では、ファクシミリ接続信号検出のための所定時間
が経過してから、疑似リングバックトーンの送信をおこ
なうことになるので、相手電話側からみれば、ダイヤリ
ングの後、先方に接続後何も音のない状態が数秒続き、
その後にリングバックトーンがきこえる。
【0051】この無音状態が相手電話側には大変不自然
であり、場合によっては電話機の故障と判断してオンフ
ックしてしまうことが考えられるのに対し、本発明はダ
イヤリングの後、先方に接続後ただちにリングバックト
ーン(呼出し中を示す信号)がきこえるので上記の不自
然感は無い。すなわち、本発明は電話をかけてきた相手
にやさしい電話/ファクシミリ自動切り替えを提供する
ものであると云える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図5に示す回路の概略動作フローを示すチャー
トである。
【図3】図5に示す回路の概略動作フローを示すチャー
トである。
【図4】回線制御装置において用いる信号形式を示すタ
イミング図である。
【図5】本発明の一実施例を理解するのに役立つ回路を
示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施例を理解するのに役立つ更に別
の回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
40…オンフック検出回路、43…リング検出回路、4
7…ファクシミリ、48…トーン発生回路、49…トー
ン検出回路、51…カウンタ、55…オフフック検出回
路、56…リング信号発生回路、57…直流印加回路、
71…テレコントローラ、72…留守番電話機、73…
静止画伝送装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、電話端末と1つ又は複数の非電話端末の中
の何れか1つの非電話端末と、を共通の電話回線に対し
て選択的に接続する回線制御装置において、
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】着呼後、電話回線を介した相手方発呼側と
前記電話端末と通話中あるいは、相手方発呼側と前記非
電話端末の1つと通信中に、少なくとも、前記オンフッ
ク検出手段により相手方発呼側のオンフックを検出した
ときは、前記電話回線に対する回線の保持を解除するよ
うにした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 義注 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話端末と.1つ又は複数の非電話端末
    の中の何れか1つの非電話端末と、を共通の電話回線に
    対して選択的に接続する回線制御装置において、1つ又
    は複数の前記非電話端末を識別するために発呼側から送
    出される端末識別信号を検出する識別信号検出手段と、 発呼側に疑似リングバック音を送信する疑似リングバッ
    ク音発生手段と、 前記電話端末に通話電流および呼び出し信号を供給する
    電源手段と、 供給された前記通話電流の有無により前記電話端末のオ
    フフックを検出するオフフック検出手段と、 電話回線を介して着呼があったときは、それを検出して
    電話回線と前記識別信号検出手段および前記疑似リング
    バック音発生手段とを接続し、該接続後、時間を置かず
    に前記疑似リングバック音発生手段により発呼側に疑似
    リングバック音を送信することで回線を保持する手段
    と、 電話回線を介して着呼があった後、所定時間内に前記識
    別信号検出手段により、発呼側から送出されてくる発呼
    側非電話端末の端末識別信号を検出したときは、電話回
    線と、該端末識別信号で識別されたそれに対応する非電
    話端末とを接続する手段と、 所定時間内に前記端末識別信号を検出できなかったとき
    は、前記電源手段により電話端末に呼び出し信号を送出
    する手段と、 呼び出し信号を送出されたことから電話端末がオフフッ
    クすると、それを検出して電話端末を電話回線に接続す
    る手段と、 電話回線を介した相手方発呼側のオンフックを検出する
    オンフック検出手段と、を具備し、 着呼後、電話回線を介した相手方発呼側と前記電話端末
    と通話中あるいは、相手方発呼側と前記非電話端末の1
    つと通話中に、少なくとも、前記オンフック検出手段に
    より相手方発呼側のオンフックを検出したときは、前記
    電話回線に対する回線の保持を解除することを特徴とす
    る回線制御装置。
  2. 【請求項2】 電話端末と.1つ又は複数の非電話端末
    の中の何れか1つの非電話端末と、を共通の電話回線に
    対して選択的に接続する回線制御装置において、 1つ又は複数の前記非電話端末を識別するために発呼側
    から送出される端末識別信号を検出する識別信号検出手
    段と、 発呼側に疑似リングバック音を送信する疑似リングバッ
    ク音発生手段と、 前記電話端末に通話電流および呼び出し信号を供給する
    電源手段と、 供給された前記通話電流の有無により前記電話端末のオ
    フフックを検出するオフフック検出手段と、 電話回線を介して着呼があったときは、それを検出して
    電話回線と前記識別信号検出手段および前記疑似リング
    バック音発生手段とを接続し、該接続後、時間を置かず
    に前記疑似リングバック音発生手段により発呼側に疑似
    リングバック音を送信することで回線を保持する手段
    と、 電話回線を介して着呼があった後、所定時間内に前記識
    別信号検出手段により、発呼側から送出されてくる発呼
    側非電話端末の端末識別信号を検出したときは、電話回
    線と、該端末識別信号で識別されたそれに対応する非電
    話端末とを接続する手段と、 所定時間内に前記端末識別信号を検出できなかったとき
    は、前記電源手段により電話端末に呼び出し信号を送出
    する手段と、を具備し、 少なくとも、呼び出し信号を送出されても所定の時間電
    話端末がオフフックしない場合は、前記電話回線に対す
    る回線の保持を解除することを特徴とする回線制御装
    置。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52139302A (en) * 1976-05-17 1977-11-21 Japanese National Railways<Jnr> Automatic circuit switching unit
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JPS58138155A (ja) * 1982-02-12 1983-08-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 複合端末の選択接続方式
JPS6057759A (ja) * 1983-09-07 1985-04-03 Nec Corp 端末制御装置
JPS61189769A (ja) * 1985-02-18 1986-08-23 Canon Inc 画信号送信装置

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