JPH0695713B2 - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JPH0695713B2
JPH0695713B2 JP61271902A JP27190286A JPH0695713B2 JP H0695713 B2 JPH0695713 B2 JP H0695713B2 JP 61271902 A JP61271902 A JP 61271902A JP 27190286 A JP27190286 A JP 27190286A JP H0695713 B2 JPH0695713 B2 JP H0695713B2
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修司 野崎
実 真柴
直樹 大塚
修 五十嵐
孝浩 小林
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株式会社田村電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボタン電話装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば表示器付子機に通路料金を表示させるなど通話料
金管理を行なうために、課金回線を収容して課金信号を
検出するものとしたボタン電話装置において、2線式電
話機もしくはボタン電話機からなる各子機が直接課金回
線を捕捉するシステムでは、子機の通話に支障をきたさ
ないように、課金信号吸収回路を発信通話中にのみ挿入
するものとしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来のボタン電話装置においては、折角課金
回線が収容されているにもかかわらず、2線式子機とし
てピンク公衆電話機等の課金式電話機を接続して課金通
路を行なうことができないという不都合があつた。これ
は、いうまでもなく課金信号が吸収回路により吸収され
て課金式電話機に供給されないためであるが、同様に、
課金回線が子機とトランス結合されるシステムにおいて
も、課金信号は子機への通話線に中継されないことか
ら、2線式子機として課金式電話機を接続することはで
きなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、外線からの課金信号を外線通話中の2線式電
話機に通話線を介して送出する課金手段と、2線式電話
機としての課金式電話機の接続を有無を設定記憶する設
定記憶手段と、2線式電話機が発信通話を行ったときに
前記設定記憶手段に課金式電話機の接続有りの設定記憶
がある場合は前記課金手段を制御して前記通話線を介し
課金信号を出力させる制御手段とを設けたものである。
〔作用〕
2線式電話機として課金式電話機が接続されているか否
かは、予め設定記憶手段に登録される。そして2線式電
話機が発信通話を行なつたときには、制御手段は記憶内
容に応じ、課金式電話機が接続されている場合にはその
電話機への通話線に外線からの課金信号をそのまま送出
させ、その他の場合には課金信号を送出させないように
する。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示すシステムブロツク図で
ある。主装置1は、局線または構内交換機からの電話回
線等の外線2を収容し、局線回路101および外線回路と
内線回路との切換リレーM(図示せず)の接点mを介
し、ボタン電話機からなる子機4への通話線3Aに接続し
ている。上記切換リレーMは、主制御部102の制御を受
けて、動作によつて通話線3Aを内線電流供給用の通話電
流供給回路103に接続する一方、復旧によつて、外線2
側の回路に通話線3Aを接続するものとなつている。
局線回路101は、着信検出回路、PB信号送出回路、保留
音送出回路等を含んでいる。
また、主制御回路102は、周知のマイクロプロセツサ等
のプロセツサユニツトおよびメモリ等からなり、電源供
給回路104を制御し、送受信回路105を介して信号線3Bに
対し電源の供給を行なうとともに、これと重畳させて制
御データの送信および操作データの受信を行ない、操作
データおよび着信検出回路の検出出力ならびに転極信号
検出回路106の検出出力に応じて、局線回路101および課
金ユニツト107等を制御し、かつ制御データの送信によ
り各子機の制御を行なつている。
なお、課金ユニツト107は、外線2として課金回線を収
容して通話料金管理を行なう場合に、オプションとして
挿入するもので、第2図に示すような構成を有する。同
図において、課金ユニツト107の前位に接続された転極
信号検出回路106により、被呼者応答による最初の転極
信号を検出すると、主制御回路102は、課金ユニツト107
にリレーの駆動信号RLを送出し、トランジスタQを介し
てリレーA,Bを動作させる。これにより、リレーの接点a
1,a2,bの接続状態が切換わり、接続端子1,2と接続端子
3,4との間、つまり外線2と局線回路101との間に課金信
号吸収回路107Aが挿入される。その結果、以後、課金信
号として周期的に到来する転極信号は、この課金信号吸
収回路107Aで吸収され通話線には出力されなくなり、通
話に雑音が生ずるのを防ぐことができる。
一方、子機4は、主制御回路102と同様であるがより小
規模の制御回路および通話回路等を備え、信号線3Bを介
して供給される電源により動作する。第1図では、子機
4は1台しか示していないが、2台以上であつてもよ
く、その場合は、図示した子機4と並列に、通話線3Aお
よび信号線3Bに接続される。
さらに、本実施例のボタン電話装置では、子機として、
上述したようなボタン電話装置の他に、2線式電話機を
接続することができ、この2線式電話機からなる子機5
として、ピンク公衆電話機のような課金式電話機を接続
することができる。6は、このような2線式電話機を4
線のシステムに適合させるための電話機アダプタであ
る。
第3図は、電話機アダプタ6を示す詳細ブロツク図であ
る。この電話機アダプタ6もまた、主制御回路101と同
様であるがより小規模の制御回路601を備えている。602
はループ監視回路、603は内線用の通話電流供給回路、6
04はPBレシーバである。605は400Hzの発振器からなる音
源で、制御回路601がその出力送出の断続タイミングを
制御することにより、ダイヤルトーン、ビジートーンお
よび内線通話時のリングバツクトーンが形成される。60
6は16Hzの呼出信号を作るためのベル信号送出回路、607
は着信応答検出回路、608はデータ送信受回路、609は電
源受電回路、610は内線番号スイツチである。
2線式電話機5においてオフフツクすると、ループ監視
回路602によりこれを検出した制御回路601は、主装置側
にオフフツクを示すデータを送信する。次いで、外線発
呼であれば、特定番号、例えば「0」をダイヤルするこ
とにより、同じくループ監視回路602によつて外線通話
要求を知つた制御回路601は、その旨を示すデータを主
装置側に送信する。そして主装置側の主制御回路101よ
り許可があればリレーを動作させ、接点laを通話電流供
給回路603側から通話線側に切換える。
このようにピンク公衆電話機を接続した場合、そのピン
ク公衆電話機からの外線発信通路に関しては、電話回線
に到来する課金信号は課金信号供給回路107Aで吸収する
ことなく、ピンク公衆電話機への通話線に中継しなけれ
ばならない。
したがつて、実際には主装置1の主制御回路102による
制御動作は、次のように行なわれる。
第4図は、主制御回路102のプロセツサユニツトによる
処理プログラムを示すフローチヤートである。電源が投
入され、リセツトが解除されると、プロセツサユニツト
は、イニシヤライズ処理を行なつた後(ステツプ10
1)、各子機との間で順次データの伝送処理を行なう
(ステツプ102)。次いで、受信データの解析を行ない
(ステツプ103)、さらにその結果に基いて各種の検出
処理を行なう(ステツプ104)。最後に、各種のいわゆ
るソフトタイマに関する処理を行なう(ステツプ10
5)。
第5図は、検出処理プログラムを示すフローチヤートで
ある。メモリの所定エリアに設けた通話状態メモリの登
録内容により、外線捕捉中と判定された場合(ステツプ
201)、プロセツサユニツトは、さらに発信通話中であ
るか否かを判定する(ステツプ202)。その結果、発信
通話中であれば、直流ループの監視を行なう(ステツプ
203)。転極信号が検出されたら(ステツプ204)、メモ
リの所定エリアに設けた電話機メモリの内容に基き、現
在外線捕捉中の電話機がピンク公衆電話機であるか否か
を判定する(ステツプ205)。2線式電話機としてピン
ク公衆電話機を接続したときは、予め特定のボタン電話
機より所定のキー入力操作を行ない、その旨を電話機メ
モリに登録しておく。したがつて、その内容に基いて、
2線式電話機からなる子機5が外線捕捉中の場合に、そ
れがピンク公衆電話機であるか否かを判定できる。
そして、判定の結果ピンク公衆電話機でない場合に限
り、前述したように課金信号吸収回路107Aを挿入する
(ステツプ206)。
その後、その他の検出処理を行なう(ステツプ207)。
本実施例は、2線式電話機を含む各子機が直接課金回線
を捕捉するシステムの例であるが、課金課金回線と子機
とがトランス結合される場合の例を第6図に示す。
第6図において、主装置1には、局線端子L(L1〜Ln)
を介して電話局からの局線または構内交換機からの電話
回転等の外線2(21〜2n)が接続されるとともに、コネ
クタCN(CN1〜CNm)ならびに各1対の通話線および信号
線による線路(31〜3m)を介してボタン電話機からなる
子機4(41〜4m)が接続されており、外線21〜2nは、各
々が外線インターフエイス11(111〜11n)を経て通話路
スイツチ12へ接続されている。一方、通話路スイツチ12
と各子機41〜4mからの線路31〜3mとは、電話機インター
フエイス13(131〜13m)を介して接続され、通話路スイ
ツチ12中のアナログスイツチまたはリレー接点等のクロ
スポイントにより交換接続が行なわれるものとなつてい
る。
なお、外線インターフエイス111〜11nは、着信検出、外
線に対する直流ループの形成、保留およびパルス信号ま
たはDTMF信号によるダイヤル発信等の機能を有し、外線
と内線との接続はトランス結合を介して行なわれる。ま
た、通話路スイツチ12は、外線21〜2nと子機41〜4mとの
間および子機41〜4m相互間の交換接続機能を有する。ま
た、電話機インターフエイス131〜13mは、子機41〜4mに
対し通話線を介する通話用電源の供給、信号を介するデ
ータ信号の送受信および制御用電源の供給等を行なう。
さらに、主装置1には周知のマイクロプロセツサ等のプ
ロセツサユニツト14ならびに固定メモリ(ROM)15およ
び可変メモリ(RAM)16からなる主制御回路102に対応す
る制御部が設けてあり、各部の制御を行なう。
これに対し、各子機41〜4mにおいては、通話線3Aに通話
回線41が接続されている。また、信号線3Bには、伝送回
路42を介し、主装置1の制御部と同様であるが、より小
規模なプロセツサユニツト43および固定メモリ44、可変
メモリ46からなる制御部が接続されており、伝送回路42
を介して主装置1から送られる制御信号に応じて着信呼
出音の放出、また同じく主装置からの制御信号に従い、
キーボード46中の各表示灯に対する点灯・消灯・点滅の
制御を行なうとともに、キーボード46中の各ボタンの操
作およびフツクスイツチHSの操作に応じ、これらの状況
を示す操作データを伝送回路42を介して主装置1に送信
する。
なお、伝送回路42は、電源分離機能を有し、信号線3Bを
介して主装置1側から供給された電源を抽出し、これを
安定化のうえ、必要とする各部へ局部電源Vとして供給
している。
また、本実施例ではコネクタCN1に接続された、つまり
収容位置「1」の特定子機41は表示器付ボタン電話機で
あり、多桁(本実施例では16桁)のドツトマトリクス形
の表示器47を備え、システムの基本的な動作を規定する
各種の運用データの設定が、この子機41において上記表
示器47の表示を見ながら行なわれる。
ここで、本実施例の主装置1には、子機4のほかに、さ
らに2線式電話機からなる子機5が、1対の通話線から
なる線路30およびコネクタCN0を介して接続されてい
る。この2線式電話機からなる子機5よりの線路30は、
2線式電話機インターフエイス17を介して通話路スイツ
チ12に接続され、他の子機4と同様に、交換接続が行な
われるものとなつている。
また、これに対応して、主装置1はさらに、課金信号発
生回路を備えた課金ユニツト18および課金信号検出回路
19(191〜19n)が設けられており、外線2として課金外
線を収容することにより、子機5が課金式電話機、例え
ばピンク公衆電話機であるときには、子機5より外線へ
の発信通話に際し外線2に到来する課金信号が検出され
た場合、これを課金ユニツト18により中継して子機5へ
の通路線30へ送出するものとなつている。
すなわち、本実施例のプロセツサユニツト14において
は、第4図の検出処理(ステツプ104)として、第7図
に示したような制御処理を実行するものとなる。
第7図において、外線捕捉中でありかつ発信の場合に
(ステツプ301,302)ループ監視により転極信号が検出
されたときは(ステツプ303,304)、プロセツサユニツ
ト14はRAM16の所定エリアに設けた電話機メモリの登録
内容に応じ、現在外線捕捉中の電話機がピンク公衆電話
機であるか否かを判定する(ステツプ305)電話機メモ
リへの登録は、予め前述した特定子機よりのキー入力操
作で行なう。
その結果、ピンク公衆電話機と判定された場合、プロセ
ツサユニツト14は課金ユニツト18に制御信号を送出し、
課金ユニツト18より子機5に対して課金信号を送出させ
る(ステツプ306)。
その後は、その他の検出処理を行なう(ステツプ30
7)。
なお、主装置1に複数の外線(回線)を収容すると共
に、これらの収容外線の中に課金回線とそうでない回線
とが混在している場合には、予め回線種類を登録してお
き、その登録内容に基いて2線式電話機への課金制御を
行なえばよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、外線からの課金信号を外線通話中の2
線式電話機に通話線を介して送出する課金手段と、2線
式電話機としての課金式電話機の接続を有無を設定記憶
する設定記憶手段と、2線式電話機が発信通話を行った
ときに前記設定記憶手段に課金式電話機の接続有りの設
定記憶がある場合は前記課金手段を制御して前記通話線
を介し課金信号を出力させる制御手段とを設けたことに
より、当該2線式電話機を含む各子機が課金回線を直接
捕捉するシステムおよび課金回線が子機とトランス結合
されるシステムのいずれにおいても、2線式電話機とし
てピンク電話機その他の課金式電話機を接続し、課金通
話を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、第2図は
第1図中の課金ユニツトを示す回路図、第3図は同じく
第1図中の電話機アダプタ5を示す詳細ブロツク図、第
4図および第5図は第1図の動作を説明するためのフロ
ーチヤート、第6図は本発明の他の実施例を示すブロツ
ク図、第7図は第6図の動作を説明するためのフローチ
ヤートである。 1……主装置、2……外線、3A……通話線、5……2線
式電話機からなる子機、14……プロセツサユニツト、16
……可変メモリ、102……主制御回路。
フロントページの続き (72)発明者 大塚 直樹 東京都目黒区下目黒2丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 (72)発明者 五十嵐 修 東京都目黒区下目黒2丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 (72)発明者 小林 孝浩 東京都目黒区下目黒2丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−93258(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主装置に1対の通話線を介して2線式電話
    機を接続するとともに、この2線式電話機と主装置に収
    容された外線との間で交換接続を行うボタン電話装置に
    おいて、前記外線からの課金信号を外線通話中の2線式
    電話機に通話線を介して送出する課金手段と、2線式電
    話機としての課金式電話機の接続の有無を設定記憶する
    設定記憶手段と、2線式電話機が発信通話を行ったとき
    に前記設定記憶手段に課金式電話機の接続有りの設定記
    憶がある場合は前記課金手段を制御して前記通話線を介
    し課金信号を出力させる制御手段とを備えたことを特徴
    とするボタン電話装置。
JP61271902A 1986-11-17 1986-11-17 ボタン電話装置 Expired - Fee Related JPH0695713B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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