JPH10173803A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH10173803A
JPH10173803A JP8342728A JP34272896A JPH10173803A JP H10173803 A JPH10173803 A JP H10173803A JP 8342728 A JP8342728 A JP 8342728A JP 34272896 A JP34272896 A JP 34272896A JP H10173803 A JPH10173803 A JP H10173803A
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communication
phs
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JP8342728A
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Yoshio Kanzaki
芳夫 神崎
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はPHS網を利用したファクシミリ通信
や通話を行うことのできるファクシミリ装置を提供す
る。 【解決手段】ファクシミリ装置1は、通信制御部7の生
成するファクシミリ制御信号及び画情報を無線I/F4
でディジタル変換して送受信ユニット5を介してPHS
網を使用してファクシミリ通信し、また、NCU8を介
して一般公衆回線Lを使用して通常のファクシミリ通信
を行う。また、操作表示部9の回線選択キーにより、あ
るいは、PHS網の電界強度に基づいて、また、通話で
あるかファクシミリ通信であるかにより自動的に使用回
線を一般公衆回線LとPHS網とに切り換えて通信を行
う。さらに、子機としてのPHS電話機20との間で通
信を行って、PHS電話機20を使用して、一般公衆回
線LあるいはPHS網を利用した通話を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置に
関し、詳細には、PHS網を使用した通信を行うファク
シミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置は、一般公衆回
線(PSTN)に直接接続され、あるいは、LAN(Lo
cal Area Network)等を介して一般公衆回線に接続さ
れ、当該一般公衆回線のファクシミリ通信手順、すなわ
ち、ITU(International Telecommunication Unio
n:国際電気通信連合)−Tの規格によるファクシミリ
通信手順に基づいてファクシミリ通信を行っている。
【0003】そして、この一般公衆回線を使用したファ
クシミリ通信においては、G3規格では、現在、14.
4Kbit/sの通信速度である。
【0004】近時、無線通信技術の進歩と電話技術の進
歩により、一般公衆回線と同程度の安価な通信費で、か
つ、通信速度の速いディジタルのPHS(Personal Han
dy Phone System )網が出現し、このPHS網において
は、一般公衆回線よりも通信速度の速い32Kbit/
sで通信が可能である。また、ISDN(IntegratedSe
rvices Digital Network:サービス総合デジタル網)が
出現しており、このISDN64においては、さらに高
速な通信が可能となっている。そして、現在、ISDN
を使用したファクシミリ通信が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、一般公衆回線
を使用したファクシミリ通信を行っているため、通信速
度が遅く、長文の原稿を送信するには、通信費用が高く
つくという問題があった。
【0006】この場合、ISDNを利用すると、高速で
ファクシミリ通信を行うことができるが、ISDNを利
用するためには、新たにISDN回線を敷設する必要が
あり、導入経費が高くつくという問題がある。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、PHS網
を使用したファクシミリ通信を可能とすることにより、
低価格で、かつ、高速のPHS網を使用したファクシミ
リ通信を行い、安価で、かつ、高速のファクシミリ通信
を行うことのできるファクシミリ装置を提供することを
目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、一般公衆回線を使
用したファクシミリ通信とPHS網を使用したファクシ
ミリ通信とを適宜切り換えて行えるようにすることによ
り、一方の回線が使用中であっても、他方の回線を使用
して、ファクシミリ通信を行い、また、災害等により一
般公衆回線が不通であっても、PHS網を使用して、確
実にファクシミリ通信を行うことのできる利用性の良好
なファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0009】請求項3記載の発明は、予め子機として登
録されているPHS電話機による通話を行えるようにす
ることにより、ファクシミリ装置を親機として子機とし
てのPHS電話機による通話を行えるようにして、より
一層利用性の良好なファクシミリ装置を提供することを
目的としている。
【0010】請求項4記載の発明は、通信モードがPH
S電話機を使用した通話であるかファクシミリ通信であ
るかに基づいて、PHS網を使用したファクシミリ通信
と一般公衆回線を使用した通信とを切り換えて行うこと
により、例えば、通話であると、PHS電話機により一
般公衆回線を使用した通信を行い、ファクシミリ通信で
あると、高速なPHS網を使用した通信を行い、より一
層高速で、かつ、通信費を低減することができ、より一
層利用性の良好なファクシミリ装置を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、PHS網の通信手順に従って無線通
信を行うPHS通信手段と、前記PHS通信手段を介し
て送受信するディジタル信号とアナログ信号を双方向に
変換するA・D変換手段と、前記PHS通信手段を介し
て前記PHS網の通信手順に従ってファクシミリ通信手
順を実行するファクシミリ通信手段と、前記A・D変換
手段、前記PHS通信手段及び前記ファクシミリ通信手
段を制御して前記PHS網を使用したファクシミリ通信
を行わせる制御手段と、を備えることにより、上記目的
を達成している。
【0012】上記構成によれば、PHS網を使用したフ
ァクシミリ通信を可能としているので、低価格で、か
つ、高速のPHS網を使用したファクシミリ通信を行う
ことができ、安価で、かつ、高速のファクシミリ通信を
行うことができる。
【0013】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、一般公衆回線に接続さ
れ当該一般公衆回線の通信手順に従って通信を行う回線
通信手段を、さらに備え、前記ファクシミリ通信手段
は、前記一般公衆回線の通信手順に従ったファクシミリ
通信手順をも実行し、前記制御手段は、前記ファクシミ
リ通信手段及び前記回線通信手段を制御して前記一般公
衆回線を使用したファクシミリ通信を行わせるととも
に、前記PHS網を使用したファクシミリ通信と前記一
般公衆回線を使用したファクシミリ通信を適宜切り換え
て行わせるものであってもよい。
【0014】上記構成によれば、一般公衆回線を使用し
たファクシミリ通信とPHS網を使用したファクシミリ
通信とを適宜切り換えるので、一方の回線が使用中であ
っても、他方の回線を使用して、ファクシミリ通信を行
うことができ、また、災害等により一般公衆回線が不通
であっても、PHS網を使用して、確実にファクシミリ
通信を行うことができ、ファクシミリ装置の利用性を向
上させることができる。
【0015】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、PHS電話機に割り振ら
れたコード番号を子機登録番号として記憶する登録番号
記憶手段を、さらに備え、前記制御手段は、前記A・D
変換手段及び前記PHS通信手段を介して前記PHS電
話機と通信を行って、当該PHS電話機のコード番号が
前記登録番号記憶手段に前記子機登録番号として登録さ
れていると、当該PHS電話機に前記PHS網あるいは
前記一般公衆回線を使用した通話を行わせるものであっ
てもよい。
【0016】上記構成によれば、予め子機として登録さ
れているPHS電話機による通話を行えるようにしてい
るので、ファクシミリ装置を親機として子機としてのP
HS電話機による通話を行うことができ、ファクシミリ
装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0017】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、一般公衆回線に接続され
当該一般公衆回線の通信手順に従って通信を行う回線通
信手段と、PHS電話機に割り振られたコード番号を子
機登録番号として記憶する登録番号記憶手段と、をさら
に備え、前記制御手段は、前記A・D変換手段及び前記
PHS通信手段を介して前記PHS電話機と通信を行っ
て、当該PHS電話機のコード番号が前記登録番号記憶
手段に前記子機登録番号として登録されていると、当該
PHS電話機に前記PHS網あるいは前記一般公衆回線
を使用した通話を行わせるとともに、通信モードが前記
PHS電話機を使用した通話であるかファクシミリ通信
であるかを判別して、当該通信モードに基づいて、前記
PHS網を使用した通信と前記一般公衆回線を使用した
通信とを切り換えるものであってもよい。
【0018】上記構成によれば、通信モードがPHS電
話機を使用した通話であるかファクシミリ通信であるか
に基づいて、PHS網を使用したファクシミリ通信と一
般公衆回線を使用した通信とを切り換えて行うので、例
えば、通話であると、PHS電話機により一般公衆回線
を使用した通信を行い、ファクシミリ通信であると、高
速なPHS網を使用したファクシミリ通信を行うことが
でき、より一層高速で、かつ、通信費を低減することが
できる。その結果、ファクシミリ装置の利用性をより一
層向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの態様に限られるものではな
い。
【0020】図1〜図5は、本発明のファクシミリ装置
の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明のファ
クシミリ装置の一実施の形態を適用したファクシミリ装
置1のブロック図及びそのファクシミリ装置1に接続さ
れる通信網のシステム図である。
【0021】図1において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、回線切換制御部3無線I/F4、送受
信ユニット5、アンテナ6、通信制御部7、NCU(Ne
twork Control Unit)8及び操作表示部9を備えてお
り、上記各部は、バス10により接続されている。
【0022】システム制御部(制御手段)2は、CPU
(Central Processing Unit )11、RAM(Random A
ccess Memory)12及びROM(Read Only Memory)1
3等を備え、ROM13には、ファクシミリ装置1とし
て基本処理プログラム及び後述するPHS(Personal H
andy Phone System )網を使用した通信処理プログラム
等の各種処理プログラムを記憶するとともに、これらの
各種処理プログラムを実行するのに必要なシステムデー
タを記憶している。システム制御部2は、CPU11が
ROM13内のプログラムに基づいてRAM12をワー
クメモリとして使用しつつ、ファクシミリ装置1の各部
を制御して、ファクシミリ装置1としての基本処理を実
行するとともに、PHS網を利用した通信処理を実行す
る。
【0023】回線切換制御部3は、システム制御部2の
制御下で動作し、ファクシミリ通信する回線をPHS網
と一般公衆回線とに切り換える。
【0024】無線I/F4は、送受信ユニット5及びア
ンテナ6を介してPHS網により通信を行うためのもの
で、例えば、アンプ、A/D変換部、D/A変換部及び
DSP(Digital Signal Processor)等を備えている。
無線I/F4は、そのA/D変換部でNCU8及び通信
制御部7を介して受信したアナログ信号や画情報をディ
ジタル変換して、ディジタル変換した信号を所定の圧縮
方法で圧縮して、送受信ユニット5に出力し、アンテナ
6及び送受信ユニット5を介して受信した圧縮されたデ
ィジタル信号を再生して、D/A変換部でアナログ信号
に変換した後、通信制御部7等に出力する。送受信ユニ
ット5は、通常のPHS電話機の送受信ユニットと同様
であり、PHS網のデータ通信規格(RCR STD−
28)によるエンドツーエンドの32Kbit/sのデ
ィジタルによる通信をアンテナ6を介して行う。上記無
線I/F4及び送受信ユニット5は、PHS通信手段及
びA・D変換手段として機能する。
【0025】NCU(回線通信手段)8には、一般公衆
回線Lが接続されており、NCU8は、一般公衆回線L
からの発呼に対して自動着呼し、また、回線Lへの自動
発呼処理を行う。NCU8は、モデムを内蔵しており、
アナログの送信信号の変調及び受信信号の復調を行う。
【0026】通信制御部(ファクシミリ通信手段)7
は、NCU8に接続されており、システム制御部2の制
御下で動作して、相手ファクシミリ装置との間でファク
シミリ制御信号を交換し、ファクシミリ通信手順を実行
する。この通信制御部7は、上記PHS網によるファク
シミリ通信をも行い、上記PHS網のデータ通信規格に
対応している。通常、ファクシミリ通信においては、G
3規格の場合、図2に示すようなT.30の通信プロト
コルにより通信を行うが、PHS網のデータ通信規格に
おいては、例えば、通信プロトコル層は、PHS網の標
準規格に従うが、基本的には、HDLC(High Level Da
ta Link Control)に準拠した標準的なものである。ま
た、上位層でのデータ送受信は、G3規格と同じく、
T.4の規格に従って行う。
【0027】操作表示部9は、テンキーやスタートキー
等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例
えば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、送
信操作等の各種命令が入力され、ディスプレイには、操
作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置から
オペレータに通知する各種情報が表示される。特に、通
信を一般公衆回線Lを使用して行うのか、PHS網を使
用して行うのかの切り換えを行う回線選択キー及びPH
S電話機20をファクシミリ装置1の子機として登録す
るための登録モードを設定する登録モード設定キー等が
設けられており、当該登録モード設定キーにより登録モ
ードに設定して、PHS電話機20のIDを操作表示部
9のテンキーにより入力操作することにより、PHS電
話機20をファクシミリ装置1の子機として登録するこ
とができる。なお、ファクシミリ装置1は、このPHS
電話機20のID番号をRAM(登録番号記憶手段)1
2に子機登録番号として記憶する。
【0028】上記NCU8に接続された一般公衆回線L
は、交換機30、例えば、ISDN(Integrated Servi
ces Digital Network:サービス総合デジタル網)交換
機等に接続されており、交換機30には、I’回線31
を介してPHS基地局32が接続されている。PHS基
地局32は、アンテナ33を備えており、ファクシミリ
装置1の送受信ユニット5との間やPHS電話機20と
の間でPHS網を使用したディジタルの無線通信を行
う。
【0029】上記PHS電話機20は、通常のPHS電
話機であり、通話ボタンやテンキー及びマイクやスピー
カ等を備えている。PHS電話機20は、予め設定され
たIDを備えており、上述のように、ファクシミリ装置
1の子機として当該IDをファクシミリ装置1に登録す
ると、通話時にPHS電話機20からファクシミリ装置
1に送信する制御信号にID番号を付加して送信し、こ
のID番号がファクシミリ装置1のRAM12に登録さ
れているID番号(子機登録番号)と一致すると、ファ
クシミリ装置1は、PHS電話機20をファクシミリ装
置1の子機として使用することを許可する。
【0030】なお、ファクシミリ装置1は、図示しない
が、原稿の画像を所定の解像度で読み取って、画情報を
出力するスキャナ、受信画情報やスキャナで読み取った
画情報等を記録紙に記録出力するプロッタ及び画情報を
一時蓄積する画像メモリ等を備えている。
【0031】次に、本実施の形態の動作を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、PHS網を使用して、ファクシミ
リ通信を行え、また、一般公衆回線LとPHS網とを切
り換えてファクシミリ通信を行え、さらに、PHS電話
機20をファクシミリ装置1の子機として登録して一般
公衆回線L及びPHS網を適宜切り換えてPHS電話機
20をファクシミリ装置1の子機として使用できるとこ
ろにその特徴がある。
【0032】まず、PHS網を使用してファクシミリ通
信を行う場合の動作について説明する。ファクシミリ装
置1は、送信操作時、操作表示部9の回線選択キーによ
り一般公衆回線Lが選択されると、通常のファクシミリ
通信と同様に、通信制御部7及びNCU8を介して一般
公衆回線Lを使用して、ファクシミリ送信を行う。そし
て、操作表示部9の回線選択キーによりPHS網が選択
されると、通信制御部7によりファクシミリ制御信号を
生成して、無線I/F4、送受信ユニット5及びアンテ
ナ6を介して、エンドツウエンドの32Kbit/sの
ディジタルによるPHS網のファクシミリ送信を行う。
すなわち、ファクシミリ装置1は、PHS網によりファ
クシミリ送信を行う場合には、システム制御部2が通信
制御部7を制御して、PHS網の通信プロトコルに対応
した制御信号を生成させ、無線I/F4でディジタル変
換した後、送受信ユニット5及びアンテナ6を介してP
HS網により送信してファクシミリ制御手順を実行す
る。そして、ファクシミリ装置1は、図示しないスキャ
ナで読み取られた原稿の画情報を無線I/F4でディジ
タル変換して圧縮した後、送受信ユニット5及びアンテ
ナ6を介してPHS網により送信する。
【0033】また、アンテナ6及び送受信ユニット5に
よりPHS網からファクシミリ受信を着信すると、通信
制御部7によりファクシミリ制御手順を実行して、送信
されてくる画情報を受信し、受信した画情報を無線I/
F4で再生して、図示しないプロッタにより記録紙に記
録出力する。
【0034】次に、ファクシミリ装置1によりPHS網
の回線状態に応じて、ファクシミリ通信の通信回線をP
HS網と一般公衆回線Lとに切り換えて行う回線自動切
換動作について説明する。
【0035】ファクシミリ装置1は、操作表示部9のキ
ー操作により回線自動切換モードに設定されると、シス
テム制御部2は、回線切換制御部3にPHS網の回線状
態、例えば、電界強度に基づく回線自動切換動作を行わ
せる。
【0036】すなわち、システム制御部2は、送受信ユ
ニット5にPHS網の電界強度を検出させ、送受信ユニ
ット5の検出した電界強度を予め設定された所定の弱レ
ベル、例えば、15dBと比較して、電界強度が当該所
定の弱レベルより弱い場合には、回線切換制御部3に使
用回線を一般公衆回線Lに切り換えさせる。そして、シ
ステム制御部2は、送受信ユニット5の検出したPHS
網の電界強度を予め設定された所定の強レベル、例え
ば、20dBと比較して、電界強度が当該所定の強レベ
ル以上に復帰すると、回線切換制御部3に使用回線をP
HS網に切り換えさせる。
【0037】すなわち、ファクシミリ装置1は、図3に
示すように、PHS網の電界強度が所定の強レベルより
強い場合は、PHS網を使用して通信を行い、電界強度
が所定の弱レベル(例えば、15dB)より弱くなる
と、一般公衆回線(PSTN)Lに切り換えて一般公衆
回線Lにより通信を行う。そして、ファクシミリ装置1
は、PHS網の電界強度が所定の強レベル(例えば、2
0dB)以上に復帰すると、PHS網に切り換えて通信
を行う。
【0038】次に、データの種類、すなわち、音声かフ
ァクシミリ信号かにより子機として登録されたPHS電
話機20とファクシミリ通信とを自動的に切り換えて通
信を行う回線自動切換動作について説明する。
【0039】すなわち、ファクシミリ装置1は、操作表
示部9の登録モード設定キーにより登録モードに設定さ
れて、子機として登録するPHS電話機20のID番号
が入力されると、当該入力されたID番号をシステム制
御部2のRAM12に子機登録番号として登録する。な
お、このID番号の登録は、ファクシミリ装置1の操作
表示部9から行うものに限るものではなく、例えば、P
HS電話機20から行うこともできる。例えば、PHS
電話機20をID登録モードに設定し、ファクシミリ装
置1に電話して、PHS電話機20から所定の登録操作
を行うと、システム制御部2が登録モードを検出し、P
HS電話機20から送られてくるID番号を子機登録番
号としてRAM12に登録する。
【0040】ファクシミリ装置1は、このように子機の
ID番号が登録された状態で、PHS電話機20と通信
を行うと、PHS電話機20がファクシミリ装置1に送
信する制御信号にこのID番号を付加して送信するの
で、システム制御部2は、このID番号をRAM12に
格納されている登録番号と比較して、受信したID番号
が子機登録番号と一致すると、通信相手のPHS電話機
20が子機であると認識して、通信を許可する。このよ
うにPHS電話機20が子機として登録されると、ファ
クシミリ装置1は、データの種類に応じて、子機として
のPHS電話機20とファクシミリ通信とを自動的に切
り換えて通信を行う。
【0041】まず、発信時の回線自動切換動作につい
て、図4に基づいて説明する。システム制御部2は、発
信要求があると、当該発信要求が通話かファクシミリ通
信かを判別し(ステップS1)、通話、すなわち、子機
としてのPHS電話機20からの通話要求であると、P
HS電話機20からの信号を一般公衆回線Lに送信する
(ステップS2)。すなわち、PHS電話機20のオペ
レータは、PHS電話機20をファクシミリ装置1の子
機として使用する場合、上述のように、ID登録を行っ
た状態で、PHS電話機20の通話ボタンを押すと、P
HS電話機20から親機であるファクシミリ装置1にI
D番号を付加した制御信号が送出され、システム制御部
2は、この制御信号からID番号を取得して、当該ID
番号がRAM12に子機登録番号として登録されている
と、子機であると認識して、PHS電話機20からの制
御信号に基づいて通信制御部7及びNCU8を介して一
般公衆回線Lを介して相手電話機に発呼を行い。ファク
シミリ装置1は、その後、PHS電話機20から送信さ
れてくるディジタルによる通話音声を、送受信ユニット
5で受信し、無線I/F4で、アナログの音声信号に変
換した後、通信制御部7及びNCU8を介して一般公衆
回線Lに送出する。したがって、PHS電話機20から
通話要求があった場合には、安価な一般公衆回線Lを使
用して通話を行うことができ、通話料金を削減すること
ができる。
【0042】ステップS1で、発信要求がファクシミリ
通信であると、システム制御部2は、PHS網を使用し
てファクシミリ送信を行う(ステップS3)。システム
制御部2は、ファクシミリ装置1本体からファクシミリ
送信要求があると、通信制御部7の生成したファクシミ
リ制御信号を上述のように無線I/F4及び送受信ユニ
ット5を介してアンテナ6からPHS網に送信し、相手
ファクシミリ装置が応呼すると、上述のように、PHS
網を使用してファクシミリ送信を行う。したがって、高
速のPHS網を使用して、ファクシミリ送信することが
でき、通信料金を安価なものとすることができる。
【0043】次に、着信時の回線自動切換動作につい
て、図5に基づいて説明する。システム制御部2は、着
信があると、通話であるかファクシミリ受信であるかを
チェックする(ステップS11)。すなわち、システム
制御部2は、一般公衆回線Lを介して着信があったとき
には、周知の技術であるファクシミリ制御信号の有無に
より、通話であるかファクシミリ受信であるかを判別
し、PHS網から着信があると、PHS網から送信され
てくる制御信号により通話かファクシミリ受信であるか
を判別する。
【0044】ステップS11で、通話であると、システ
ム制御部2は、無線I/F4及び送受信ユニット5を介
して子機であるPHS電話機20に呼出を行って、PH
S電話機20が応答すると、当該着信のあった回線とP
HS電話機20との間の信号の授受を行って、PHS電
話機20による通話を可能とする(ステップS12)。
【0045】ステップS11で、ファクシミリ受信であ
ると、システム制御部2は、当該着信のあった回線に適
した手順によりファクシミリ受信を行う(ステップS1
3)。したがって、ファクシミリ装置1を親機とし、P
HS電話機20を子機として、PHS網や一般公衆回線
Lからの着信を受けて適切にPHS電話機20により通
話を行うことができるとともに、PHS網及び一般公衆
回線Lからのファクシミリ受信を行うことができる。
【0046】このように、本実施の形態によれば、PH
S網を使用したファクシミリ通信を可能としているの
で、低価格で、かつ、高速のPHS網を使用したファク
シミリ通信を行うことができ、安価で、かつ、高速のフ
ァクシミリ通信を行うことができる。
【0047】また、一般公衆回線Lを使用したファクシ
ミリ通信とPHS網を使用したファクシミリ通信とを適
宜切り換えるので、一方の回線が使用中であっても、他
方の回線を使用して、ファクシミリ通信を行うことがで
き、また、災害等により一般公衆回線Lが不通であって
も、PHS網を使用して、確実にファクシミリ通信を行
うことができ、ファクシミリ装置の利用性を向上させる
ことができる。
【0048】さらに、予め子機として登録されているP
HS電話機20による通話を行えるようにしているの
で、ファクシミリ装置1を親機として子機としてのPH
S電話機20による通話を行うことができ、ファクシミ
リ装置1の利用性をより一層向上させることができる。
【0049】さらに、通信モードがPHS電話機20を
使用した通話であるかファクシミリ通信であるかに基づ
いて、PHS網を使用したファクシミリ通信と一般公衆
回線Lを使用した通信とを切り換えて行うので、例え
ば、通話であると、PHS電話機20により一般公衆回
線Lを使用した通信を行い、ファクシミリ通信である
と、高速なPHS網を使用したファクシミリ通信を行う
ことができ、より一層高速で、かつ、通信費を低減する
ことができる。その結果、ファクシミリ装置1の利用性
をより一層向上させることができる。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0051】なお、上記実施の形態においては、発信
時、通話であると、一般公衆回線Lを使用した通信を行
い、ファクシミリ通信であると、PHS網を使用したフ
ァクシミリ通信を行うようにしているが、回線切換は、
上記の場合に限るものではなく、例えば、通話の場合で
あっても、一般公衆回線Lが使用中のときには、PHS
網を使用した通信を行い、ファクシミリ通信であって
も、PHS網が使用中のときには、一般公衆回線Lを使
用したファクシミリ通信を行うようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、PHS網を使用したファクシミリ通信を可能
としているので、低価格で、かつ、高速のPHS網を使
用したファクシミリ通信を行うことができ、安価で、か
つ、高速のファクシミリ通信を行うことができる。
【0053】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、一般公衆回線を使用したファクシミリ通信とP
HS網を使用したファクシミリ通信とを適宜切り換える
ので、一方の回線が使用中であっても、他方の回線を使
用して、ファクシミリ通信を行うことができ、また、災
害等により一般公衆回線が不通であっても、PHS網を
使用して、確実にファクシミリ通信を行うことができ、
ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0054】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、予め子機として登録されているPHS電話機に
よる通話を行えるようにしているので、ファクシミリ装
置を親機として子機としてのPHS電話機による通話を
行うことができ、ファクシミリ装置の利用性をより一層
向上させることができる。
【0055】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、通信モードがPHS電話機を使用した通話であ
るかファクシミリ通信であるかに基づいて、PHS網を
使用したファクシミリ通信と一般公衆回線を使用した通
信とを切り換えて行うので、例えば、通話であると、P
HS電話機により一般公衆回線を使用した通信を行い、
ファクシミリ通信であると、高速なPHS網を使用した
ファクシミリ通信を行うことができ、より一層高速で、
かつ、通信費を低減することができる。その結果、ファ
クシミリ装置の利用性をより一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適
用したファクシミリ装置のブロック図及びファクシミリ
装置を利用した通信システム図。
【図2】図1のファクシミリ装置によるファクシミリ通
信手順を示す図。
【図3】図1のファクシミリ装置によるPHS網の電界
強度に基づく使用回線の切換動作の説明図。
【図4】図1のファクシミリ装置による発信時の回線自
動切換動作処理を示すフローチャート。
【図5】図1のファクシミリ装置による着信時の回線自
動切換動作処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 回線切換制御部 4 無線I/F 5 送受信ユニット 6 アンテナ 7 通信制御部 8 NCU 9 操作表示部 10 バス 20 PHS電話機 30 交換機 31 I’回線 32 PHS基地局 33 アンテナ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PHS網の通信手順に従って無線通信を行
    うPHS通信手段と、前記PHS通信手段を介して送受
    信するディジタル信号とアナログ信号を双方向に変換す
    るA・D変換手段と、前記PHS通信手段を介して前記
    PHS網の通信手順に従ってファクシミリ通信手順を実
    行するファクシミリ通信手段と、前記A・D変換手段、
    前記PHS通信手段及び前記ファクシミリ通信手段を制
    御して前記PHS網を使用したファクシミリ通信を行わ
    せる制御手段と、を備えたことを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】前記ファクシミリ装置は、一般公衆回線に
    接続され当該一般公衆回線の通信手順に従って通信を行
    う回線通信手段を、さらに備え、前記ファクシミリ通信
    手段は、前記一般公衆回線の通信手順に従ったファクシ
    ミリ通信手順をも実行し、前記制御手段は、前記ファク
    シミリ通信手段及び前記回線通信手段を制御して前記一
    般公衆回線を使用したファクシミリ通信を行わせるとと
    もに、前記PHS網を使用したファクシミリ通信と前記
    一般公衆回線を使用したファクシミリ通信を適宜切り換
    えて行わせることを特徴とする請求項1記載のファクシ
    ミリ装置。
  3. 【請求項3】前記ファクシミリ装置は、PHS電話機に
    割り振られたコード番号を子機登録番号として記憶する
    登録番号記憶手段を、さらに備え、前記制御手段は、前
    記A・D変換手段及び前記PHS通信手段を介して前記
    PHS電話機と通信を行って、当該PHS電話機のコー
    ド番号が前記登録番号記憶手段に前記子機登録番号とし
    て登録されていると、当該PHS電話機に前記PHS網
    あるいは前記一般公衆回線を使用した通話を行わせるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のファクシ
    ミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、一般公衆回線に
    接続され当該一般公衆回線の通信手順に従って通信を行
    う回線通信手段と、PHS電話機に割り振られたコード
    番号を子機登録番号として記憶する登録番号記憶手段
    と、をさらに備え、前記制御手段は、前記A・D変換手
    段及び前記PHS通信手段を介して前記PHS電話機と
    通信を行って、当該PHS電話機のコード番号が前記登
    録番号記憶手段に前記子機登録番号として登録されてい
    ると、当該PHS電話機に前記PHS網あるいは前記一
    般公衆回線を使用した通話を行わせるとともに、通信モ
    ードが前記PHS電話機を使用した通話であるかファク
    シミリ通信であるかを判別して、当該通信モードに基づ
    いて、前記PHS網を使用した通信と前記一般公衆回線
    を使用した通信とを切り換えることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のファクシミリ装置。
JP8342728A 1996-12-07 1996-12-07 ファクシミリ装置 Pending JPH10173803A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100380929B1 (ko) * 2001-06-21 2003-04-18 주식회사 마크애니 디지털 정보 보안 방법 및 그 시스템

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KR100380929B1 (ko) * 2001-06-21 2003-04-18 주식회사 마크애니 디지털 정보 보안 방법 및 그 시스템

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