JP2000517493A - 家庭用パーソナル通信システム - Google Patents

家庭用パーソナル通信システム

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Abstract

(57)【要約】 回線型電話機器を公衆電話交換網に結合するためのワイヤレス電話サブシステムを開示する。PSTNの複数の回線に結合されるように構成されたベース・ユニットを備える。ベース・ユニットは、PSTNの回線から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換し、また、逆に、PSTNの回線に結合するためにデジタル信号をアナログ信号に変換するベース・コーダ/デコーダを含む。ベース・ユニットは、ベース・コーダ/デコーダに結合され、このベース・コーダ/デコーダによって供給されるデジタル信号に応答し、これらのデジタル信号の選択した部分を多重フレームの選択した部分に配置することによって、これらの信号を送信する多チャネル送受信機を含む。また、ベース多チャネル送受信機は、デジタル信号を受信し、これらのデジタル信号をベース・コーダ/デコーダに結合する。PSTNの回線の選択されたものと多重フレームの選択した部分を関連付ける、プログラム可能切替手段を備える。また、このサブシステムは、回線型電話機器に接続するワイヤレス・インターフェース・ユニットを含む。ワイヤレス・インターフェース・ユニットはまた、回線型電話機器から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換するため、及び回線型電話機器に結合するために他のデジタル信号をアナログ信号に変換するための遠隔コーダ/デコーダを含む。また、ワイヤレス・インターフェースは、遠隔コーダ/デコーダに結合された遠隔送受信機も含む。遠隔送受信機は、遠隔コーダ/デコーダからのデジタル信号に応答し、これらの信号を多重フレームの選択した部分に送信し、また、他のデジタル信号を受信しそれらを遠隔コーダ/デコーダに結合する。

Description

【発明の詳細な説明】 家庭用パーソナル通信システム 発明の背景 電話のためのラジオ周波数媒体の使用は、最近15年の間に広く利用可能とな った。主要な用途は、移動電話におけるような、RF媒体の使用に代用するもの がない領域に見いだされている。 しかしながら、移動電話が普及する前にも、住宅市場では接続性(コネクティ ビティ、connectivity)を提供する必要性があった。この必要性は、移動電話の 使用よりも遥かに古く、現在使用が制限されている電話のラジオ(無線)周波数 (radio frequency)媒体と共に今日でも存在する。 更に具体的には、典型的な消費者が単一の電話で十分であると考えてから、多 くの年月が経過している。多数の電話機の必要性を認めたことによって、多数の 電話機を電話網に接続する必要性が生じた。電話網は、1本以上の電話回線(即 ち、C.O.回線)を、サービスが提供される場所、即ち、住宅、事業等に供給す る。電話機器に対応するために、機器とC.O.回線の終端との間の接続性が必要 となる。多数の電話機器または別の回線形式の電話装置に対応するために、機器 または装置の各々とC.O.回線の終端との間に接続性が必要となる。「コードレ ス」電話機の使用によって、この必要性がいくらか軽減されたことは事実である 。「コードレス」電話機は、電話網に配線接続されていなければならないベース ・ユニットと、「ポータブル(携帯)」手持ちユニットとで構成されている。「 ポータブル」手持ちユニットは、RF媒体によってベース・ユニットに結合され る。しかしながら、「コードレス」電話機は、いくつかの理由のために、住宅全 体にわたっての接続性の主要な必要性を軽減するものではない。第1に、1台の ベース・ユニット毎の「ポータブル」ハンドセットは1台のみであるので、多数 の電話機を望む住宅使用者は、「コードレス」電話機で代用することはできない 。加えて、「ポータブル」ハンドセットとベース・ユニットの間のRFリンクの 品質は、音声用途に限定される。今日では音声と同様に重要となっている他の用 途に、 ファクシミリやモデム・トラフィックが含まれるが、これらはいずれも、「コー ドレス」電話機のRFリンク上で使用することはできない。 通常、接続性の要件を満たすことができるのは、多回線用途を処理可能であり 、しかも住宅内のどの場所からでも音声トラフィック、ファクシミリまたはモデ ム・トラフィックの送信及び受信を行うために使用可能なシステムのみである。 言い換えれば、多回線電話処理を提供し、建物中に電話配線や接続を張り巡らす 必要なく、消費者に多電話多回線システムを設定可能とするように設計されたワ イヤレス(wireless)の宅内電話システムが望まれている。このような多回線シ ステムがあれば、ワイヤレスRF媒体を使用することにより、種々の携帯電話や ファクス機械、モデム等のような電話関連装置がどこに位置するかには無関係に 、あらゆる数の着信電話回線をそれらに差し向けることが可能となる。 発明の概要 本発明は、先に概略的に述べた必要性を満足するものである。好適な実施例に おける実施態様では、ベース・ユニットと、充電クレードル(charging cradles) を有する1つ以上のハンドセット・ユニットと、ファックス機械、モデム、従来 の電話機などに接続性(connectivity)を提供する1つ以上のワイヤレス加入者ル ープ・インターフェース(Wireless Subscriber Loop Interface)(WSLI) とを含む。ベース・ユニットは、固定位置、好ましくは住宅の内部に配置され、 ローカルの電話局(Central Office)から住宅に入る電話回線に接続される。ベ ース・ユニットは、着信アナログ信号をデジタル・フォーマットに変換する機能 を提供すると共に、ラジオ・リンクによってこのデジタル情報を種々のハンドセ ットおよびWSLIに送信し、これらが建物内の位置にあってもあるいは直接隣 接する建物の外部にあっても無関係である。この場合、ベース・ユニットは、入 来する信電話回線とユーザのハンドセットおよび/またはWSLIとの間のイン ターフェースとして作用する。ベース・ユニットは、ユーザによるコンフィギュ レーションの設定が可能であり、入来する回線ならびにハンドセットおよびWS LI間に広範囲にわたる多様な切替コンフィギュレーションを設けることができ る。例えば、ベース・ユニットは、異なるハンドセットまたはWSLIの各々を 電話回線の1本に関連付けたり、専用とするようにコンフィギュレーションを設 定することも可能である。あるいは、いくつかのハンドセット、WSLI、また はハンドセットとWSLIの組み合わせを、単一の電話回線に関連付けることも 可能である。更に他の代替案として、いくつかのハンドセット、いくつかのWS LI、またはいくつかのハンドセットとWSLIの組み合わせを、多数の電話回 線に関連付けることも可能である。ユーザがベース・ユニットに適正なコンフィ ギュレーションを設定することによって、いずれのハンドセットまたはいずれの WSLIでもいずれの電話回線にもアクセス可能となり、同様に、いずれのハン ドセットまたはWSLIでもいずれの他のハンドセットまたはいずれの他のWS LIへの通信も可能となる。 ベース・ユニットは、本来モジュールであり、多数のC.O.回線の各々に対す る接続のための従来の接続点(例えばRJ−11ジャックのようなもの)、なら びに分離トランスフォーマ(isolation transfomer)及び2/4配線ハイブリッ ドを含む。一方、2/4配線ハイブリッド(2/4ワイヤ・ハイブリッド)はコ ーデックに接続されている。コーデックは、ハイブリッドからアナログ信号を受 け入れ、それらを出力ポートにおいてデジタル信号に変換し、逆に同じポートに おいてデジタル信号を受け入れ、この受信したデジタル信号をアナログ信号に変 換し、次いでこれらをハイブリッドに結合し戻す。ベース・ユニットは、各C. O.電話回線毎に、分離トランスフォーマ、ハイブリッド、およびコーデックを 含む。加えて、ベース・ユニットは、ベース・ユニット内の各コーデック毎に1 つのポートを有する切替/処理ユニットと、ベース・ユニットの最後の構成物へ のインターフェースを含む。この最後の構成物とは、無線送受信機である。また 、切替/処理ユニットは、切替/処理ユニットに制御機能を与えるマイクロプロ セッサと、ユーザにベース・ユニットのコンフィギュレーションを設定させるユ ーザ・インターフェースとを含む。送受信機への切替/処理ユニット・インター フェースは、5本の経路を含む。この5本の経路は、送信データ経路および送信 クロック経路(切替/処理ユニットから送受信機へ)、受信データおよび受信ク ロック経路(送受信機から切替/処理ユニットへ)、ならびに無線制御経路(切 替/処理ユニットから送受信機へ)を含む。送受信機は、時分割デュープレック スを備えた時分割多元接続(TDMA/TDD)処理を実施する。本発明の用途 の 具体的な例の1つでは、4本のC.O.回線をインターフェースするために、TD MA/TDD送受信機は、8スロットを搬送するTDMAフレームを発生する。 これらのスロットの4つは順方向、即ち、情報をベースから遠隔装置に送信する ために用いられ、他の4つのスロットは、逆方向、即ち、遠隔装置からベースへ の送信に用いられる。 各スロットは、64Kbps音声チャネルまたは同等物に、約10Kbpsの 監視データを追加して供給する。 遠隔ユニットの各々、即ち、ハンドセットおよびWSLIは、送受信機、プロ セッサ・ユニット、およびコーデックを含む。プロセッサ・ユニットは、制御ユ ーザ・インターフェースを含み、オンフックからオフフックおよびその逆に状態 を変化させるダイアリング機能を少なくとも実行し、場合によっては所定のコン フィギュレーション制御を行う。ハンドセット内のコーデックは、マイクロフォ ンに結合されている1対の送信端子と、スピーカに結合されている1対の受信端 子とを有する。一方、WSLIのコーデックはハイブリッドに結合され、更に、 ハイブリッドは、分離トランスフォーマを介して、RJ−11ジャックのような 従来の電話接続デバイスに結合される。 ベース・ユニット送受信機が発生するマルチプレクス(多重)・フレームは、 n個の双方向チャネルを搬送すると考えることができる。好適実施例では、n= 4である(しかしながら、本発明から逸脱することなく、チャネル数は増減が可 能である)。各遠隔装置に1つのチャネルが割り当てられると仮定すると(これ は本発明を実施する上では必須ではないことは理解されよう)、例えば、フレー ムの異なるチャネルを異なる電話局電話回線に一意に関連付けるように、ユーザ がベース・ユニットのコンフィギュレーションを設定することも可能である。こ のように、RF媒体は、実際には、電話局の回線から遠隔装置の1つに、唯一か つ専用の接続を可能にする。 しかしながら、ユーザ・プログラム可能なコンフィギュレーションを変更する ことによって、遠隔装置に最初の空きチャネルを割り当てることも可能である。 この場合もチャネルが所与の電話局回線に専用と仮定すると、いずれの遠隔装置 でも、特定の電話局回線ではなく、最初の空き電話局回線を選択することができ る。 更に、電話局回線を単一の遠隔装置に接続することに限定する理由はない。む しろ、単一の電話局回線を複数の遠隔装置に接続し、1つの遠隔装置が他の遠隔 装置の延長(extension)として機能することも可能である。同様に、遠隔装置を 単一の電話局回線との接続に限定する理由はなく、むしろ2本以上の電話局回線 に接続することが可能である。 通常、ユーザは、最初に、特定の遠隔装置または遠隔装置群に、専用C.O.回 線を全く割り当てないか、1本以上の専用C.O.回線を割り当てることができる 。残りのC.O.回線は、後に、先着順に基づいて、全ての遠隔装置または全て未 満の遠隔装置による使用が可能である。RF媒体(即ち、マルチプレクス・フレ ーム)は、ベース・ユニット遠隔装置内のC.O.終端と遠隔装置の間のリンク即 ち接続性(connectivity)を、1群として与える。勿論、いずれかの特定の遠隔装 置をC.O.回線に接続しなければならない理由はなく、むしろ1つの遠隔装置が RF媒体を用いて他の遠隔装置に接続することができる。更に、ベース・ユニッ トを用いて1本のC.O.回線を他の回線に接続する、即ち、1つ以上の遠隔装置 との間の同時多接続(会議接続、conference connection)を行うことも考えられ る。 更に特定すると、ユーザがファクシミリ機械を有し、この用途のために専用回 線を用いると仮定する。この場合、ファクシミリ機械として機能する特定の遠隔 装置を、指定されたファクシミリ用C.O.回線に専用とするコンフィギュレーシ ョンとなる。全ての他の遠隔装置は、ハンドセット型であれWSLI型であれ、 残りのC.O.回線を共有することができる。あるいは、いずれかのC.O.回線を 、ハンドセットまたはWSLIに専用とし、私用回線として用いることも可能で ある。 したがって、本発明は、回線型電話機器を公衆電話交換網に結合するためのワ イヤレス電話サブシステムを提供し、このサブシステムは、 公衆電話交換網の複数の回線に結合されるように構成されたベース・ユニット であって、 前記公衆電話交換網の前記回線から受信したアナログ信号を第1デジタル信号 に変換すると共に、他のデジタル信号をアナログ信号に変換し、前記公衆電話交 換網の前記回線に結合するベース・コーダ/デコーダ手段、 前記ベース・コーダ/デコーダ手段に結合されたベース多チャネルTDD/T DMA RF送受信機であって、前記第1デジタル信号に応答して、前記第1デ ジタル信号の選択した部分をマルチプレクス・フレームの選択した部分に配置す ることによって前記信号を送信すると共に、他のデジタル信号を受信し該他のデ ジタル信号を前記ベース・コーダ/デコーダ手段に結合する、ベース多チャネル TDD/TDMA RF送受信機、及び 前記公衆電話交換網の回線の選択したものと前記マルチプレクス・フレームの 選択した部分を関連付けるプログラム可能切替手段 を含むベース・ユニットと、 少なくとも1つのワイヤレス・インターフェース・ユニットであって、 回線型電話機器に接続する結合手段、 前記回線型電話機器から受信したアナログ信号を第3デジタル信号に変換する と共に、他のデジタル信号をアナログ信号に変換して前記回線型電話機器に結合 する遠隔コーダ/デコーダ手段、 前記遠隔コーダ/デコーダ手段に結合された遠隔TDD/TDMA RF送受 信機、 を備えた無線インターフェース・ユニットと を備え、 前記ベース・ユニットは、前記公衆電話交換網の回線と前記少なくとも1つの 無線インターフェース・ユニットとの間に接続性を与える。 図面の簡単な説明 本発明を、添付の図面と関連して以下に詳細に説明する。 図1は、本発明の要素を組み込んだ住宅の平面図である。 図2は、4つの双方向チャネルに対応する8つのスロットを有するフレームを 示すTDMAフレームを示す。 図3は、本発明の原理を組み込んだベース・ユニット100のブロック図であ る。 図4は、本発明の原理を組み込んだハンドセット200のようなポータブル・ ハンドセットのブロック図である。 図5は、WSLI300のブロック図である。 図6は、図3のベース・ユニット100の代わりに又はこれと組み合わせて使 用可能なISDN技術とコンパチブルのベース・ユニット101を示す。 図7は、専用デジタル・チャネルを提供し、ファクシミリやモデム用途に対す る機能を高めたベース・ユニット100の変更例を示す。 図8は、図7のベース・ユニットの専用デジタル・チャネルと協働するように 構成されたWSLIのブロック図である。 図9A及び9Bは、SWLI300またはハンドセット400に内蔵されるも ののような、適切な切替/処理ユニットの更に詳細なブロック図である。 図10は、WSLI300またはハンドセット400に内蔵される送受信機の ような、適切な送受信機の詳細ブロック図である。 図11Aは、典型的なコンフィギュレーション・シーケンスを示すフロー・チ ャートであり、図11Bは、前記コンフィギュレーション・シーケンスから得ら れたコンフィギュレーション・テーブルを表す。 好適な実施例の詳細な説明 本発明の好適実施例の構造および動作を説明する前に、図1を参照して、それ が使用され得る態様を示す。即ち、図1は、いくつかの部屋を含む住宅ユニット 10の床配置図を表そうとしたものである。住宅ユニット10には、ベース・ユ ニット100と、ポータブル・ハンドセット301ないし304、加えてWSL Iインターフェース201ないし203を含むいくつかの協働するユニットが組 み込まれている。図1に表すように、ベース・ユニット100は、CO1(電話 局回線1を表す)ないしCO4で示す4本の電話回線に接続されている。4本ま での電話局回線にインターフェースするベース・ユニット100を図示している が、本発明の原理を採用することによって、4本以上または以下の電話局回線で も対処可能であることは明白である。本発明の装置の目的は、1本以上の電話局 回線CO1ないしCO4と、従来の電話機300やファクシミリ機械400また はモデム500のような回線型電話装置との間の接続性、または1台以上のポー タブル・ハンドセットへの接続性を提供することである。電話局(中央オフィス ) 入力点(ベース・ユニット100におけるもの)と電話機300、ファクシミリ 機械400またはモデム500、あるいは電話機ハンドセット301ないし30 4のいずれか1つとの間の配線接続を、以下で説明するように、RF媒体で置き 換えることが、本発明の有用な利点である。この説明の目的のために、本システ ムは図示の7つの遠隔装置に対応するものと仮定する。 図1は、住宅10内部の特定位置に7つの遠隔装置を示すが、ベース・ユニッ ト100のC.O.入力および遠隔装置間に物理的な接続がないので、遠隔装置は 意のままに移動可能であることは明白である。各遠隔装置に対する唯一の物理的 要件は電源である。電源は、60Hz電源への配線接続、または電池電源のいず れかとすることができる。いずれの形式の電力も遠隔装置の携帯性を阻害するこ とはない。 以下で更に詳細に説明するが、遠隔装置には2つの種に分類される。参照符号 300以降で識別するポータブル・ハンドセット(図4との関連において説明す る)と、参照符号200以降で識別するWSLI(図5との関連において説明す る)である。ポータブル・ハンドセット遠隔装置300は、マイクロフォンおよ びスピーカを含み、典型的に音声サービスに使用される。WSLIは従来の電話 接続デバイス(RJ−11のようなもの)を有し、従来の電話機、モデム、ファ クシミリ機械またはその他の有線電話装置の任意のものの相互接続を容易にする 。RF媒体は全帯域300〜3.4KHzの非圧縮オーディオ・チャネルをあら ゆる遠隔装置に提供するので、WSLI(コードレス電話機とは対照的に)はフ ァクシミリまたはモデム・サービスに対応する。 図3は、ベース・ユニット100のブロック図である。図3に見られるように 、ベース・ユニット100は、4本の電話局回線CO1〜CO4の各々に対して 分離トランスフォーマA1を含む。一方、分離トランスフォーマA1の各々は、 2線−4線(2-wire-to-4-wire)ハイブリッドA2に接続される。また、ハイブ リッドA2の各々はコーデックA3に接続される。ベース・ユニット100は切 替/処理ユニットA13も含む。切替/処理ユニットA13は、各コーデックA 3毎に1つの、4つのポートを含む。切替/処理ユニットA13は、時分割デュ ープレックス/時分割多元接続無線送受信機A15とのインターフェースを行う 。 この切替/処理ユニットA13と送受信機A15間のインターフェースは、5本 の別個の経路を含み、2本の経路が送信データおよびクロックを切替/処理ユニ ットから送受信機に搬送し、2本の更なる経路が受信データおよび受信機クロッ クを送受信機から切替/処理ユニットに搬送し、1本の更なる経路が切替/処理 ユニットによる送受信機の制御のために設けられている。切替/処理ユニットA 13は、また、ユーザ・インターフェースを含み、これは従来のマイクロプロセ ッサを用いて実施されている。マイクロプロセッサを制御しユーザを通じてコマ ンドを提示する(manifest)ために、キーボードまたはキーパッドを用いる。ユー ザ・プログラム可能性またはコンフィギュレーション制御の目的については以下 で説明する。 ベース・ユニットは、入来する電話回線と遠隔装置の間においてあらゆる接続 の組み合わせを形成可能とするように、ユーザによるコンフィギュレーションの 設定が可能となっている。ユーザがベース・ユニットのコンフィギュレーション を設定するために必要なインターフェースは、多数の異なる形態を取ることがで き、その中には、パーソナル・コンピュータ、音声合成および認識回路、キーパ ッドおよびLCDディスプレイ、タッチトーン(touchtone)およびLCDディス プレイ、音声合成およびタッチトーンへの接続を含む(ただし、これらに限定さ れる訳ではない)。 標準の64Kbpsデジタル・エンコーディングを用いて、アナログ電話信号 をデジタル・フォーマットに変換する。エンコードしたビット・レートのデジタ ル信号処理圧縮は必要でない。適応エコー・キャンセル技法を用いて、デジタル 回路における遅延及び電話回線不整合によって生ずる近端エコーを最少に抑える 。非圧縮アナログ−デジタル変換の使用およびエコー・キャンセルの追加によっ て、電話会社への、全帯域の歪みのない接続をユーザに提供する。この高品質の 電話チャネルは、高速ファックス機械やモデムに必要であり、入来する回線に対 する「透明(transparent)」な接続を消費者に提供するために必要とされる。 ネットワーク・アクセス技法はTDMA/TDDである。この用語は、時分割 デュープレックスを伴う時分割多元接続の処理の略語である。TDMA/TDD システムでは、ネットワーク内の各ユニットは固定タイム・スロットを得て送信 を行い、固定タイム・スロットを得て受信を行うことができる。本発明のこの実 施例では、ネットワークは合計8つのタイム・スロットを有し、4つの遠隔−ベ ース送信期間、およびこれに続く4つのベース−遠隔送信期間から成る。これら 8つのスロット全てで1つのフレームを構成する。本システムは時分割デュープ レックス(TDD)されているので、各遠隔装置は、このフレームの間に、各送 信スロットに対する受信スロットを有する。ベース・ユニットおよび遠隔装置の 全ては、1フレーム中では、送信間隔および受信間隔双方の間同じ周波数チャネ ルで動作する。このチャネル上で前記ユニットのいずれかによって干渉が発見さ れた場合、ベース・ユニットおよび全遠隔装置は、周波数の調整を行って他のチ ャネルに変更し、この干渉を回避する。これを、反応周波数ホッピング(reactiv e frequency hopping)と呼ぶ。また、反応ホッピング技法は、多数のシステムが 互いに近接している場合に、他のいずれにも使用されていない空きチャネルを各 システムに選択させることによって、動作を可能にする。 変調技法は、いずれのタイプの角度または角度/振幅変調でもよいが、好適実 施例ではGMSKである。直接シーケンスまたは前方向周波数ホッピング(proac tive frequency hopping)スペクトル拡散(spread spectrum)技術を変調信号上に 実施れば、帯域を広げると共に、干渉源やマルチパス歪みに対する感度を低下さ せることができる。 この製造物は、家庭生活に密接して使用されるので、送信機は低電力で動作す るものとする。送信電力を低下させることにより、周囲が密集しており多数のシ ステムを有するような場合に、チャネルの再利用度を高めることができる。 WSLIおよびベース・ユニットの機能性を拡張し、ファクシミリ/モデムの 変調および復調を含ませることも可能である。この拡張した実施例では、WSL Iに接続されているファックス機械またはモデムから入来する変調された情報を 、WSLIによって復調し(図8参照)、デジタル形態に変換する。次に、これ ら比較的低速のビットを、いずれかのタイプの冗長前進型エラー訂正符号化方式 (redundant,forward error correction,coding scheme)によってエンコードす る。エンコードしたビットをバッファし、標準のスロット・データ・レートに変 換し、ベース・ユニットに送信する。ベース・ユニットはこれらのビットをデマ ルチプ レクスし、それらをファックス・データまたはモデム・データとして再フォーマ ットし、そのビットを再度変調し、電話回線を通じて送信する。 このプロセスは、着信するファックス情報またはモデム情報を受信する間は、 逆に行われる。ベース・ユニットは、外部電話回線から着信するファックス情報 またはモデム情報を復調する。得られたデジタル・ビットを、前進型エラー訂正 コードを用いてエンコードし、標準のスロット・データ・レートに変換し、WS LIに送信する。WSLIはこのビットをデマルチプレクスし、それらをファッ クスまたはモデム・データ・レートのためにフォーマットし直し、次いでこのビ ットを再度変調し、モデムまたはファックスに送信する。 本発明の別の実施例は、ISDN方式のベース・ユニットを用いたものである 。標準的な2B+D ISDNデータ・フレームは、音声のための2つの64K bpsスロット、データのための1つの8Kbpsスロット、および信号(シグ ナリング)のための1つの8Kbpsスロットから成る。したがって、1本のI SDN回線は、2つの音声回路および1つのデータ回路に対応することができる 。ISDNとコンパチブルのベース・ユニットは、ユーザが、1本のみの入来す る電話回線によって、2つの音声回路および1つの低速データ回路にアクセスす ることを可能にする。また、64Kbps音声スロットは、8Kbpsよりも高 いデータ・レート速度を必要とする場合に、データ送信のためにも用いられる。 入来する情報および出て行く情報は既にデジタル・フォーマットになっているの で、ベース・ユニットにはコーデックは不要である。ISDNデータをHPCS フォーマットに変換し、再び変換し直すために、デジタル回路が用いられる。 図4は、ハンドセット300のような、典型的なハンドセットのブロック図か らなる。図4のハンドセットは、コーデックA3、切替/処理ユニットA23、 それに関連するマイクロプロセッサA24、および無線送受信機A25を含む。 図示しないが、ハンドセット300は、従来の「コードレス」電話機におけるよ うに、ダイアル・キーパッドを含み得る。図5を参照すると、図示のWSLIは 、RJ−11ジャックのような従来の電話接続点に結合された、分離トランスフ ォーマA1を含む。一方、分離トランスフォーマA1(必要としない場合もある )は、二線−四線ハイブリッドA2に接続される。また、二線−四線ハイブリッ ド A2はコーデックA3に接続される。コーデックA3は、更に、切替/処理ユニ ットA23に接続され、一方、切替/処理ユニットA23はTDD/TDMA送 受信機A25に接続される。 図3、図4、および図5を参照することにより、ベース・ユニット100は、 各C.O.回線毎に分離トランスフォーマA1を含み、同様に、WSLIは、回線 型電話装置(従来の電話機、モデム、またはファクシミリ機械等)からの信号を 結合するために用いられる分離トランスフォーマを含むことは明白である。同様 に、分離トランスフォーマA1およびベース・ユニット100は、これらのC.O. 回線を結合する。二線−四線(2-to-4-wire)ハイブリッドA2は、ハイブリッ ドの左側の二線フォーマットを、右側の四線フォーマットに変更するように動作 する。WSLIおよびベース・ユニット100における四線フォーマットは、次 に、コーデックA3に結合される。図4に示すように、ハンドセットもコーデッ クA4を含む。コーデックA3およびA4は、ハイブリッド(WSLIまたはベ ース・ユニットの場合)またはマイクロフォン(ハンドセットの場合)から受信 したアナログ信号をデジタル形態に変換するとともに、逆に、(WSLIまたは ハンドセットの)切替/処理ユニットA23または(ベース・ユニットの)切替 /処理ユニットA13から受信したデジタル信号をアナログ形態に変換し、これ らのアナログ信号を二線−四線ハイブリッドA2に結合する機能を有する。 切替/処理ユニットA23は、あるレートでコーデックA3からデジタル・デ ータを受信し、適切なタイミングで、これらの信号をより高いバースト・レート で無線送受信機A25またはA15に供給する。同様に、切替/処理ユニットA 23は、バースト・レートで無線送受信機A25またはA15からデジタル・デ ータを受信し、適切な低いレートでこのデジタル・データをコーデックに供給す る。ハンドセットのマイクロプロセッサA24は、また、ユーザの操作に応答し 、このような状態をオンフック/オフフックおよびダイヤリング(dialing)信 号として通信する。 一般的に切替処理ユニットは次のように動作する。 1) コーデックからの着信データを、送信のために無線送受信機に渡す(ha nd off)ことが可能なシリアル(直列)・データ・ストリームにマルチプレクス 及び変換する。この直列データ・ストリームのレートは、64Kbpsレートの 8倍よりも多少速い。このようにデータ・レートが上昇するのは、8つのタイム ・スロットTDMA/TDDフォーマットに、システム・オーバーヘッドおよび 監視チャネル・ビットが追加されるためである。オーバーヘッドおよび監視ビッ トは、約10Kbpsをデータ・ストリームに追加すると予測される。低い方の コーデックのレートから高い方の送信データ・レートへの変換は、FIFOおよ びバッファ(図9のAおよび図9のBを参照)によって処理される。 2) 送受信機からくる8X直列データ・ストリームを、各コーデック毎に個 別の64Kbpsストリームにデマルチプレクス及び変換する。このプロセスは 、基本的に上述の処理の逆である。 3) 受信機クロックの復元。送受信機から来た8X直列データ・ストリーム は、クロック信号を抽出する回路に供給される。この復元されたクロックを用い て、受信した直列データ・ストリームを個別の64Kbpsコーデック・データ ・ストリームに変換し、デマルチプレクスする際に用いられるFIFO回路およ びデータ・バッファを同期させる。復元されたクロックは、受信したデータと共 に、コーデックに送られる。 4) 多重化された直列データ・ストリームを、必要とされるベースバンド変 調信号に変換し、次に送信機に供給する。この変換は、データ・ビットに単にフ ィルタ処理を行う程度に単純である場合も、直角変調器において用いられるIお よびQ成分を形成するように複雑である場合もあり得る。いずれの場合でも、変 調信号(1又は複数)は、単純な論理レベルのビット・ストリーム以上のものと なる。 逆に、ベース・ユニット100では、マイクロプロセッサA14が呼び出し( ring)検出器RDの1つから呼び出し検出情報を供給し、C.O.回線の1つが入 来する呼(call)を有することを示す。また、マイクロプロセッサA14は、関 連する回線リレーの制御を行い、オフフック状態またはオンフック状態を適切に 示す。この情報をマイクロプロセッサA14に供給する態様、およびそれを用い る態様については、以下で説明する。 図9Aおよび図9Bは、切替/処理ユニットA23におけるデータ経路および 制御経路を示す。図9Aは、切替/処理ユニットA23の送信側を示す。図示の ように、送信用の入力データはシフトレジスタSPIに入力される。このデータ は、64Kbps音声チャネル・レートに符合してクロックト(clocked)(駆 動)される。マイクロコントローラMCが、データ・バスSPDを介して、8ビ ット・ラッチSPLに結合される。したがって、必要であれば、マイクロコント ローラMCは、ラッチSPLに送信用のシグナリング・データ(通信データ)を ロードすることができる。シフト・レジスタSPIおよびラッチSPLの出力は 、データ・セレクタSPSに結合される。マイクロコントローラMCからの制御 入力は、どの入力源をデータ・セレクタSPSを介して結合するのかについての 選択を行う。データ・セレクタSPSの出力は送信FIFO SPFに結合され る。送信FIFO SPFの出力は、出力シフト・レジスタSPOに結合される 。シフト・レジスタSPOの出力はデータ・セレクタSPDSの一つの入力に結 合される。FIFO入力制御ロジックSPCIおよび出力制御ロジックSPCO が設けられており、マイクロコントローラMC、入力シフト・レジスタSPI、 送信FIFO SPF、出力シフト・レジスタSPO、および出力データ・セレ クタSPDSとの双方向処理(インタラクション)を行う。 動作において、会話が進行中の場合、入力シフト・レジスタSPIにおいて通 常通りにデータが受信される。このデータを収集し、SPDSの直列データ経路 出力を通じて、バースト形態で出力するのが、図9Aの装置の機能である。 一方、図9Bは、切替/処理ユニットA23の受信機能を示す。図9Bに示す ように、受信データ(送受信機から)A25は、入力シフト・レジスタPSIに 入力される。受信データ経路はラッチPSLの入力にも接続される。ラッチPS Lの出力は、マイクロコントローラMCへのシグナリング・データ経路を与える 。入力シフト・レジスタPSIからのデータは、並列形態で受信FIFO PS Fへの入力として供給される。受信FIFO PSFは、出力シフト・レジスタ PSOおよび8ビット・ラッチPSLLに出力を供給する。切替/処理ユニット A23はまた、入力制御ロジックPSCIおよび出力制御ロジックPSCOを含 み、双方共、マイクロコントローラMC、入力シフト・レジスタPSIおよび出 力シフト・レジスタPSO、ならびにラッチPSLLと共になって働く。ラッチ PS LLの出力は、データ・バスを通じて、マイクロコントローラMCに供給される 。一方、出力シフト・レジスタPSOの直列出力は、入力として、関連するコー デックA3に供給される。勿論、コーデックA3に入力する際のデータ・レート は、コーデックA3からのデータ・レートと一致する。 図10は、TDD/TDMAフォーマットにしたがって動作可能な、適切な無 線送受信機のブロック図である。 図1に示したようなシステムの動作について説明する前に、図11Aおよび1 1Bを参照し、典型的なコンフィギュレーション・セッション(configuration s ession)を示す。コンフィギュレーション・セッションは1回だけ行えばよいが 、ユーザは意のままにこれを変更可能である。コンフィギュレーション・セッシ ョンの結果、ベース・ユニット100の切替/処理ユニットA13のマイクロプ ロセッサA14にデータが格納される。ユーザがこのマイクロプロセッサと双方 向処理(インタラクション)を行い必要なコンフィギュレーションを達成する方 法には、様々なものがある。単純なインタラクションであれば、キーボードを通 じて行われる。他のインタラクションには、タッチトーン電話機(touchtone tel ephone、プッシュボタン電話機)の使用を伴うものや、マイクロプロセッサに適 切なデータをダウンロードすることができる遠隔インテリジェント・プロセスを 通じたインタラクションが含まれる。 システムのコンフィギュレーションを設定するためには、遠隔装置の各々がア ドレスを有する必要がある。好ましくは、アドレスは「永続的」、即ち、各遠隔 装置が製造者からの一意の識別子(アイデンティティ)又はアドレスを保持する 。製造物には、各遠隔装置毎にアドレスを識別する書類が付属し、ユーザはこの アドレスをキーボード上で入力することができるが、更に単純なプロセスも考え られる。ベース・ユニット100は元来遠隔装置のいずれとも通信可能であるの で、各遠隔装置を順番に起動し、ベース・ユニットに当該特定の遠隔装置のアド レスを「学習」させることができる。ベース・ユニットが1つの遠隔装置のアド レスを獲得したときに、その遠隔装置の給電を停止し、次の遠隔装置を起動する 。以下、続けてこのような動作を同様に行う。このようにすると、ベース・ユニ ット100は、コンフィギュレーションを設定すべき遠隔装置のリストを得るこ とが できる。 いずれの場合でも、コンフィギュレーション・セッションを開始した後、第1 機能F1がユーザに回線を選択するよう要求する。勿論、C.O.回線の各々がデ ィレクトリ番号を有する。しかしながら、通信システムのコンフィギュレーショ ンを設定する目的のために、各C.O.回線が接続されている切替/処理ユニット A13におけるポートによって、C.O.回線を識別することも可能である。した がって、入力「コーデック1」に接続されているC.O.回線は回線1、等となる 。ユーザは、例えば機能F1において、回線1のような回線を選択する。ステッ プF2において、ユーザは、対応する回線が呼び出し状態にある場合に呼び出す べき、システム内の遠隔装置を(キーボード等を通じて)指定する。ユーザが、 その回線に対して呼び出すべき全ての遠隔装置を識別し終えたことを示すと、機 能F3を実行し、当該C.O.回線にアクセスすることを許可すべき遠隔装置をリ ストにする。ユーザが、機能F3の完了を示すと、機能F4を実行し、コンフィ ギュレーション情報を必要とする回線がまだあるか否かについてチェックを行う 。ある場合、プロセスは最初に戻り、別の回線について機能F1ないしF3を実 行する。一旦全ての回線についてコンフィギュレーションを設定したなら、この プロセスは完了する。 図11Bは、マイクロプロセッサにおいて作成され、ユーザが入力したデータ を格納するテーブルを示す。図11Bおよび図1を参照する。このテーブルは、 回線1が呼び出し状態にあるとき、遠隔装置201、203および301ないし 304の各々が鳴る(ring)べきことの指示を含む。これによって、これらの場所 のいずれかにおいて、呼に答えることができる。同様に、テーブルは、遠隔装置 201、203および301ないし304が回線1へのアクセスを許可されてい ることを示す。図11Bのテーブルにおける回線2に対するデータは、回線1と 同じである。図11Bのテーブルにおける回線3に対するデータは、回線3の呼 び出し状態に応答して、遠隔装置301のみが鳴り(通報を行い)、同様に、遠 隔装置301のみが回線3へのアクセスを許可されていることを示す。したがっ て、回線3は、遠隔装置301の使用のためのみの個人用(プライベート)回線 として構成される。同様に、回線4は遠隔装置202専用である。しかしながら 、 遠隔装置202の場合、この遠隔装置はファックス機械400として機能する。 ベース・ユニットが図11Bに示すコンフィギュレーション・テーブルを格納す ることは重要であるが、この情報が各遠隔装置においても有用である状況がある ことは理解されよう。したがって、このテーブルは、コンフィギュレーション・ セッションの一部として、システム内の他の各遠隔装置に送信し、データを遠隔 装置の各々に重複させるようにすることができる。 本発明の動作は以下のように説明することができる。 C.O.回線1ないし4の1つが、アイドル状態から、例えば、着信の呼のため の呼び出し状態に遷移すると仮定する。この呼び出し状態は、当該C.O.回線と 連携する呼び出し検出器RD(図3参照)によって検出される。マイクロプロセ ッサA14には、呼び出し中の回線が通知され、図11Bに示すテーブルを調べ た後、この回線に関連する遠隔装置に対するシグナリング(通信)・メッセージ を挿入する。例えば、呼び出し状態にあるC.O.回線が専用遠隔装置に関連する 場合、その遠隔装置のみがこの通信メッセージを受信する。受信すると、マイク ロプロセッサA24を刺激し、呼び出し音発生器RG(図5)を活性化し、関連 する電話回線装置、例えば、従来の電話機、モデム、またはファクシミリ機械を 呼び出す。当該機械が「答えた」、即ち、オフフックに移行したと仮定すると、 その状態においてマイクロプロセッサA24に通信メッセージを発生し、その結 果、通信メッセージがベース・ユニット100に送信される。ベース・ユニット 100のマイクロプロセッサA14は、受信した通信メッセージが、呼び出し音 発生器RGを動作させることになった、以前に送信したメッセージに関連がある ことを認識する。その結果、2つの発生源、即ち、特定のC.O.回線および特定 の遠隔装置が共通のチャネルに関連付けられ、C.O.回線から受信した情報が、 当該遠隔装置に宛てられたスロットに入力され、一方、遠隔装置から受信された 情報は、回復(リトリーブ)されてC.O.回線に供給される。このようにして、 回路接続(circuit connection)が確立される。この接続は、C.O.または関連す る遠隔装置のいずれかが「オンフック」又はアイドルになるまで、「継続(アッ プ、up)」のままでいる。状態変化が生じると、フレームの使用の中止を認識さ せる通信メッセージが発生する。一方、以前の筋書き(scenario)は、図1のシス テムに対して発せられた呼を想定したが、このシステムは、勿論、公衆電話交換 網を通じて完了するように宛てられた呼を開始することができる。このような筋 書きは、ユーザが遠隔装置の1つ(ハンドセットまたはWSLI)を操作し、そ の状態をアイドル即ちオンフックからオフフックに変化させることによって開始 する。オフフックへの遷移によって、ベース・ユニット100に通信メッセージ が発生される。従来と同様、メッセージはソース・アドレス、即ち、メッセージ を発した遠隔装置のアイデンティティを含む。ベース・ユニット100では、図 11Bのテーブルを調べ、この特定の遠隔装置がアクセスを許されているのはど のC.O.回線であるのかを識別する。また、ベース・ユニット100は、C.O. 回線の状態、即ち、使用中かアイドル状態かの「可視度(visibility)」を有する 。遠隔装置がアクセスを許されているC.O.回線とアイドル状態のC.O.回線と の間に一致が見られたと仮定すると、ベース・ユニットは当該C.O.回線に対し て、オンフックからオフフックへの遷移を開始する。これにより、関連するコー デックにおいて、ダイアル・トーンの受信が開始される。ダイアル・トーンの受 信は、音声情報の受信と同等であり、ベース・ユニットはそれに応じて動作する 。即ち、情報をデジタル化し、適切なスロットで、このシーケンスを開始した遠 隔装置に送信する。以上の結果として、この遠隔装置をオフフック状態に強制し たユーザは、発生源がベース・ユニットに対するオフフック・メッセージによっ てイネーブルにされたC.O.回線を発生源とするダイアル・トーンを「聴取する (hear)」。この点において、ユーザは、所望の接続を「ダイアル」することが できる。ダイアルされた番号(digits)は、シグナリング・データまたは音声とし て扱われ、いずれの場合でも、結果的に、ダイアルされた数字はベース・ユニッ トによって適切なC.O.回線に繰り返し送出される。ユーザは、外部への呼をダ イアルする代わりに、他の遠隔装置のアイデンティティをダイアルしたいという こともあり得る。ベース・ユニットは、公衆電話交換網に宛てた呼を、遠隔装置 を指定する呼から区別する十分なインテリジェンスを有する。ベース・ユニット 100は、遠隔装置のアドレシング(addressing)を検出することに加えて、当該 遠隔装置のオンフックまたはオフフック・ステータスに関する情報も有する。し たがって、ベース・ユニットは、遠隔装置が指定されたり、オンフック状態とな った場合に、 当該遠隔装置に呼び出しメッセージを送信し、発呼元と着呼側の遠隔装置との間 の接続を完成させることができる。 通常、8スロットのフレームは4チャネルに対応し、同時に4つの別個の回路 を許可する。各回路は、C.O.回線の1本および遠隔装置の1つを含むことがで きる。あるいは、回路は、C.O.回線がない場合は、2台の遠隔装置を含むこと ができる。 必要であれば、2「回路」を単一の通話において関連付け、例えば、2台の遠 隔装置と1本のC.O.回線が同時に会議する(conference)ことも可能である。通 話を支持するために必要な「回路」は、例えば、各遠隔装置毎に、発声(talkin g)および聴取(listening)のために1本の経路を必要とする。発声経路は遠隔 装置からベース・ユニットに音声を搬送するために用いられ、一方、聴取経路は 音声トラフィックをベース・ユニットから遠隔装置に搬送するために用いられる 。会話が3カ所の発生源(source)、例えば、遠隔装置Aおよび遠隔装置Bならび にC.O.回線を含む場合、各遠隔装置は、当該遠隔装置からベース・ユニットに 音声トラフィックを搬送する専用の送信スロットを有する。ベース・ユニットに おいては、遠隔装置AおよびBからのデータが結合され、音声トラフィックをC .O.回線に供給する。遠隔装置Aに対する聴取スロットは、C.O.回線からの音 声トラフィックおよび遠隔装置Bからの音声トラフィックを連結して含み、遠隔 装置Bに対する聴取スロットも同様に、C.O.回線からの音声トラフィックと遠 隔装置Aからの音声トラフィックを連結又は加算したものである。 図6は、図3のベース・ユニット100に代わるベース・ユニットを示す。図 6のベース・ユニットは、ISDNと互換性がある。ISDN「ポート」は2B +D、即ち、2つのベアラ・チャネル(bearer channel)および1つのデータ・チ ャネルを搬送する。したがって、各ISDN回線は、デマルチプレクサDMに結 合される。デマルチプレクサは2本の音声回線(図6では音声1および音声2と して示す)および1本のデータ回線を提供し、これらは切替/処理ユニットA3 0に入力される。図6に示す第2のISDN回線も同様のデマルチプレクサDM に接合され、2本の追加音声経路および1本の追加データ経路を切替/処理ユニ ットA30に提供する。したがって、切替/処理ユニットA30は、4本の音声 経路(音声1ないし音声4)および2本のデータ経路(データ1およびデータ2 )を有する。一方、切替/処理ユニットA30は、TDD/TDMA無線送受信 機A35に結合される。 図6に示すISDNコンパチブルのベース・ユニットは、図3のベース・ユニ ット100に関連する従来の電話回線の代わりであるISDN電話回線と協働す るために、図3のベース・ユニット100に代わって使用することができる。I SDN回線はデジタル化されているので、コーデックは不要である。 図7および図8は、WSLIおよびベース・ユニット100の機能性を拡張し 、ファクシミリ/モデム変調および復調を含ませた変更例を示す。図7および図 8を参照すると、図7は変更したベース・ユニットを示し、ハイブリッドA2の ようなハイブリッドを有する代わりに、図7に示すベース・ユニットは、最も下 のC.O.回線に関して、ファクシミリおよびモデム変調/復調器A38を有する 点において、図3のベース・ユニットと相違する。加えて、図7のベース・ユニ ットの他方のC.O.回線に関連するものとしてコーデックA3を有する代わりに 、ファックスおよびモデム変調器/復調器A38は、前進動作エラー訂正エンコ ーダ/デコーダ(forward-acting error correction encoder/decoder)A40を 介して、切替/処理ユニットA13に結合される。協働するWSLI遠隔装置( 図8参照)は、対応するファックスおよびモデム変調器/復調器A43、ならび に対応する前進動作エラー訂正エンコーダ/デコーダA42を有する。更に特定 すれば、図8のWSLIは、例えば、分離トランスフォーマA1を介して、その 入力上にファクシミリ変調情報を受信する。ファクシミリおよびモデム変調器/ 復調器A43は、ファクシミリ機械から受信した情報を復調し、関連するファク シミリ機械の出力に対応するデジタル・データを、前進動作エラー訂正エンコー ダA42に供給する。エンコードされたビットは、次に、バッファされ、通信シ ステムのための標準データ・レートに変換され、ベース・ユニット(図7の)に 送信される。ベース・ユニットでは、前進動作エラー訂正されたデータが、前進 動作エラー訂正エンコーダ/デコーダA40に結合され、ここで前進動作エラー 訂正が除去され、データはその元のデジタル形態に変換される。元のデジタル形 態のデータは、次に、ファクシミリおよびモデム変調器/復調器A38に供給さ れ、 ここでデジタル・データは再度変調されて分離トランスフォーマA1を介して結 合されて、(WSLIの)分離トランスフォーマA1が最初にそのデータを受信 したときの形態で現れるようにする。復調(A43における)、前進動作エラー 訂正(A42における)、ならびにA40およびA38の対応する動作によって 、通信チャネルの強健性(robustness)向上を図る。WSLIの他の変更例にも 、これまで説明してきたのと同様の原理を採用することができる。当業者は、従 来のモデムがデジタル情報を得て、当該情報をキャリア上に変調し、電話網上に 送信するという事実には精通しているであろう。既にここで述べたように、ユー ザは、モデムをWSLIに接続することができ、WSLIはモデムからの変調さ れた情報を受信し、電話網の延長として作用するので、この変調された情報をR F媒体を通じてベース・ユニットに送信することができ、ベース・ユニットから 有線電話網に転送される。しかしながら、ここに説明するRF媒体がデジタル媒 体である限りにおいて、ユーザがデジタル情報の送信に用いるモデムは、WSL I外部ではなく、ベース・ユニット内に配置することも十分可能である。更に特 定すれば、WSLIはRS−232ポートを含むことも可能であり、これがコン ピュータ等からのデジタル情報を受け入れる。この場合、RS−232型WSL Iは、デジタル情報を受け入れ、それをデジタルRF媒体を通じて、図3のベース ・ユニット100のようなベース・ユニットに送信する。しかしながら、コーデ ックA3の代わりにモデムを使用するように、このベース・ユニットを改造する 。モデムの出力は、次に、二線一四線ハイブリッドA2に、これがコーデックA 3であるかのように印加される。このようなRS−232を装備したWSLIお よびベース・ユニットは、RJ−11ポートを通じて音声サービスにも対応可能 であるが、RS−232のサービスのみに対応するWSLIを使用することも本 発明の精神に該当する。 当業者は、図2に示したフレームのような、多元接続フレームに対応するTD MA送受信機には既に精通している。TDMA上の時分割二重(デュープレック ス)の変更例は、1対のスロットに、双方向チャネルを提供する。例えば、スロ ット1および5がベース・ユニットと遠隔装置間の双方向チャネルを提供し、ス ロット2および6が他の遠隔装置などに対する同様のチャネルである。例えば、 図2を参照すると、CO1および遠隔装置303を含む「回路」を仮定し、更に 「呼(コール)」がC.O.回線から発せられ、呼がベース・ユニット100にお いて受信された時点において、図1に示すシステムには他のトラフィックがない と想定する。ベース・ユニット100が入来する呼を認識すると、図11Bのテ ーブルを調べた後、例えば、当該呼が遠隔装置303に宛てられたものであるこ とを識別する。すると、遠隔装置303にアドレスされている、図2のスロット 「ベース−遠隔A(ベース・ユニットから遠隔装置A)」に、シグナリング(通 信)・メッセージが挿入される。遠隔装置303がこの時点でビジーでない、即 ち、アイドル状態にあるとすると、通信メッセージが遠隔装置303において受 信されると、通信メッセージによって当該遠隔装置は呼び出し状態となる。更に 、この呼に答える人がいると仮定すると、遠隔装置はオンフック状態からオフフ ック状態に移行する。これがベース・ユニットに返送される通信メッセージを発 生する。この通信メッセージは、フレームの「遠隔A−ベース(遠隔装置Aから ベース・ユニット)」のスロット(図2参照)に挿入される。このメッセージが 受信されると、遠隔装置303が呼に答え、「接続」が形成されることをベース ・ユニットに示す。この接続は、実際に、CO1からの音声トラフィックがフレ ームのスロット「ベース−遠隔A」に挿入されることを示す、メモリ位置へのエ ントリである。同様に、遠隔装置303において、切替/処理ユニットは、遠隔 装置からの音声トラフィックが、スロット「遠隔A−ベース」に置かれることを 保証する。遠隔装置303の切替/処理ユニットは、スロット「ベース−遠隔A 」から音声トラフィックを抽出し、この音声トラフィックをアナログ形態に変換 する。逆に、ベース・ユニットはスロット「遠隔A−ベース」から音声トラフィ ックを抽出し、この音声トラフィックをアナログ形態に変換し、それをCO1に 供給する。この動作状態(state of affairs)は、CO1または遠隔装置303の 一方または他方がオンフックに移行するまで継続する。そのような状態変化が発 生すると、その結果「回路」が切断される。即ち、これまで遠隔装置303とC O1間の信号の交換を指揮してきたデータを排除する。 以上、いくつかの代替案を含む本発明の好適実施例から成る特定例について説 明してきたが、当業者は、本願を検討した後には、本発明の精神および範囲に該 当する同様の更に他の代替案も容易に理解できよう。本願は、電話機、ファクシ ミリ機械、およびモデムを含む有線型電話装置を特定的に論じたが、その他の有 線型電話装置も、本発明のサービスを使用することができる。また、4つの双方 向チャネルを採用した特定の無線プロトコルを例示したが、採用するチャネル数 の変更も、本発明の精神および範囲内に含まれることである。したがって、本発 明の範囲は、ここに記載した特定例によってではなく、添付の特許請求の範囲に よって解釈されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スネリング,リチャード・ケイ アメリカ合衆国ジョージア州30202,アル ファレッタ,オールド・サウスウィック・ パス 9015 (72)発明者 タッカー,マーク アメリカ合衆国ジョージア州30071,ノア クロス,ノースウエスト,サンセット・ド ライブ 805 【要約の続き】 ース・ユニットはまた、回線型電話機器から受信したア ナログ信号をデジタル信号に変換するため、及び回線型 電話機器に結合するために他のデジタル信号をアナログ 信号に変換するための遠隔コーダ/デコーダを含む。ま た、ワイヤレス・インターフェースは、遠隔コーダ/デ コーダに結合された遠隔送受信機も含む。遠隔送受信機 は、遠隔コーダ/デコーダからのデジタル信号に応答 し、これらの信号を多重フレームの選択した部分に送信 し、また、他のデジタル信号を受信しそれらを遠隔コー ダ/デコーダに結合する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 回線型電話機器を公衆電話交換網(PSTN)に結合するためのワイヤ レス電話サブシステムにおいて、 a)前記PSTNの複数の回線に結合されるように構成されたベース・ユニッ トであって、 a1)前記PSTNの前記回線から受信したアナログ信号を第1デジタル 信号に変換するため、及び前記PSTNの前記回線に結合するために他のデジタ ル信号をアナログ信号に変換するためのベース・コーダ/デコーダ手段と、 a2)前記ベース・コーダ/デコーダ手段に結合されたベース多チャネル 送受信手段であって、前記第1デジタル信号に応答して、前記第1デジタル信号 の選択した部分を多重フレームの選択した部分に配置することによって前記信号 を送信するため、及び他のデジタル信号を受信し該他のデジタル信号を前記コー ダ/デコーダ手段に結合するためのベース多チャネル送受信手段と、 a3)前記PSTNの回線の選択したものと前記多重フレームの選択した 部分を関連付けるプログラム可能切替手段と、 を備える前記ベース・ユニットと、 b)少なくとも1つのワイヤレス・インターフェース・ユニットであって、 b1)回線型電話機器に接続する結合手段と、 b2)前記結合手段を通じて前記回線型電話機器から受信したアナログ信 号を第2デジタル信号に変換するため、及び前記結合手段を通じて前記回線型電 話機器に結合するために他のデジタル信号をアナログ信号に変換するための遠隔 コーダ/デコーダ手段と、 b3)前記遠隔コーダ/デコーダ手段に結合された遠隔送受信手段であっ て、前記第2デジタル信号に応答して、前記第2デジタル信号を前記多重フレー ムの選択した部分に配置することによって前記第2デジタル信号を送信するため 、及び他のデジタル信号を前記遠隔コーダ/デコーダ手段に結合するために該他 のデジタル信号を受信するための遠隔送受信機と を備えるワイヤレス・インターフェース・ユニットと を備え、これにより、前記回線型電話機器を、間に導電経路を必要とすることな く、前記PSTNに結合する、 ワイヤレス電話サブシステム。 2. 回線型電話機器を公衆電話交換網(PSTN)の少なくとも1本のデジ タル回線に結合するためのワイヤレス電話サブシステムにおいて、 a)前記PSTNの複数の回線に結合されるように構成されたベース・ユニッ トであって、 a1)前記PSTNの前記少なくとも1本のデジタル回線から受信したデ ジタル信号を、複数の第1デジタル信号にデマルチプレクスするため、及び前記 PSTNの前記少なくとも1本のデジタル回線に結合するために複数の他のデジ タル信号をマルチプレクスして多重化デジタル信号を生成するためのベース・マ ルチプレクス/デマルチプレクス手段と、 a2)前記ベース・マルチプレクス/デマルチプレクス手段に結合された ベース多チャネル送受信手段であって、前記第1デジタル信号に応答して、前記 第1デジタル信号の選択した部分を多重フレームの選択した部分に配置すること により前記信号を送信するため、及び他のデジタル信号を受信し該他のデジタル 信号を前記ベース・マルチプレクス/デマルチプレクス手段に結合するための前 記ベース多チャネル送受信手段と、 a3)前記PSTN回線の選択したものと前記多重フレームの選択した部 分を関連付けるプログラム可能切替手段と、 を備えるベース・ユニットと、 少なくとも1つのワイヤレス・インターフェース・ユニットであって、 b1)回線型電話機器に接続する結合手段と、 b2)前記結合手段を通じて前記回線型電話機器から受信したアナログ信 号を第3デジタル信号に変換するため、及び前記結合手段を通じて前記回線型電 話機器に結合するために他のデジタル信号をアナログ信号に変換するための遠隔 コーダ/デコーダ手段と、 b3)前記遠隔コーダ/デコーダ手段に結合された遠隔送受信手段であっ て、前記第3デジタル信号に応答して、前記第3デジタル信号を前記多重フレー ムの選択した部分に配置することによって前記第3デジタル信号を送信するため 、 及び他のデジタル信号を前記遠隔コーダ/デコーダ手段に結合するために該他の デジタル信号を受信するための遠隔送受信手段と を備える無線インターフェース・ユニットと、 を備え、これにより、前記回線型電話機器を、間に導電経路を必要とすることな く、前記PSTNに結合する、 ワイヤレス電話サブシステム。 3. 回線型データ端末機器を公衆電話交換網(PSTN)の少なくとも1本 のデジタル回線に結合するワイヤレス電話サブシステムにおいて、 a)前記PSTNの複数の回線に結合されるように構成されたベース・ユニッ トであって、 a1)前記PSTNの前記少なくとも1本のデジタル回線から受信したデ ジタル信号を、複数の第1デジタル信号にデマルチプレクスするため、及び前記 PSTNの前記少なくとも1本のデジタル回線に結合するために、複数の他のデ ジタル信号をマルチプレクスして多重化されたデジタル信号を生成するベース・ マルチプレクス/デマルチプレクス手段と、 a2)前記ベース・マルチプレクス/デマルチプレクス手段に結合された ベース多チャネル送受信手段であって、前記第1デジタル信号に応答して、前記 第1デジタル信号の選択した部分を多重フレームの選択した部分に配置すること により前記信号を送信するため、及び他のデジタル信号を受信し該他のデジタル 信号を前記ベース・マルチプレクス/デマルチプレクス手段に結合するための前 記ベース多チャネル送受信手段と、 a3)前記PSTN回線の選択したものと前記多重フレームの選択した部 分を関連付けるプログラム可能切替手段と を備えるベース・ユニットと、 b)少なくとも1つのワイヤレス・インターフェース・ユニットであって、 b1)回線型データ端末機器に接続し、該回線型データ端末機器から受信 した第2デジタル信号を通過させる結合手段と、 b2)前記遠隔コーダ/デコーダ手段に結合された遠隔送受信手段であっ て、前記第2デジタル信号に応答して、前記第2デジタル信号を前記多重フレー ムの選択した部分に配置することによって前記第2デジタル信号を送信するため 、及び他のデジタル信号を前記結合手段に結合するために該他のデジタル信号を 受信するための前記遠隔送受信手段と を備えるワイヤレス・インターフェース・ユニットと を備え、これにより、前記回線型データ端末機器を、間に導電経路を必要とする ことなく、前記PSTNに結合する、 ワイヤレス電話サブシステム。 4. 回線型データ端末機器を公衆電話交換網(PSTN)に結合するワイヤ レス電話サブシステムにおいて、 a)前記PSTNの複数の回線に結合されるように構成されたベース・ユニッ トであって、 a1)前記PSTNの前記回線から受信したアナログ信号を第1デジタル 信号に変換するため、及び前記PSTNの前記回線に結合するために他のデジタ ル信号をアナログ信号に変換するためのベース・コーダ/デコーダ手段と、 a2)前記ベース・コーダ/デコーダ手段に結合されたベース多チャネル 送受信手段であって、前記第1デジタル信号に応答して、前記第1デジタル信号 の選択した部分を多重フレームの選択した部分に配置することによって前記信号 を送信するため、及び他のデジタル信号を受信し該他のデジタル信号を前記コー ダ/デコーダ手段に結合するベース多チャネル送受信手段と、 a3)前記PSTN回線の選択したものと前記多重フレームの選択した部 分を関連付けるプログラム可能切替手段と、 を備えるベース・ユニットと、 b)少なくとも1つのワイヤレス・インターフェース・ユニットであって、 b1)前記回線型電話機器から受信した第2デジタル信号に応答して、回 線型データ端末機器に接続する結合手段と、 b2)前記結合手段に結合された遠隔送受信手段であって、前記第2デジ タル信号に応答して、前記第2デジタル信号を前記多重フレームの選択した部分 に配置することによって前記第2デジタル信号を送信するため、及び他のデジタ ル信号を前記結合手段に結合するために該他のデジタル信号を受信するための遠 隔送受信機と を備えるワイヤレス・インターフェース・ユニットと、 を備え、これにより、前記回線型データ端末機器を、間に導電経路を必要とする ことなく、前記PSTNに結合する、 ワイヤレス電話サブシステム。 5. 請求項1ないし4の何れかに記載のワイヤレス電話サブシステムにおい て、更に、 c)少なくとも1つの遠隔ハンドセットであって、 c1)マイクロフォンおよびスピーカと、 c2)前記マイクロフォンから受信したアナログ信号を第3デジタル信号 に変換するため、及び前記スピーカに結合するために他のデジタル信号をアナロ グ信号に変換するための遠隔ハンドセット・コーダ/デコーダ手段と、 c3)前記ハンドセット・コーダ/デコーダ手段に結合されたハンドセッ ト送受信機と、 を備える遠隔ハンドセットを含み、 これによって、前記マイクロフォンおよびスピーカを、間に導電経路を必要と することなく、前記PSTNに結合する、 ワイヤレス電話サブシステム。 6. 請求項5記載のサブシステムにおいて、前記ワイヤレス・インターフェ ース・ユニットはモデムに接続されるように構成される、サブシステム。 7. 請求項5記載の電話サブシステムにおいて、前記ワイヤレス・インター フェース・ユニットはファクシミリ機械に接続されるように構成される、電話サ ブシステム。 8. ワイヤレス通信システムを通じて回線型電話機器を公衆電話交換網(P STN)にインターフェースするインターフェース・サブシステムにおいて、 a)二線側および四線側を有するインターフェース・ユニットであって、前記 二線側は前記回線型電話機器に結合されるように構成され、前記回線型電話機器 に呼び出しエネルギを供給するエネルギ源を含むインターフェース・ユニットと 、 b)2つのポートを有し、第1ポートに与えられたデジタル情報を第2ポート に出力されるアナログ形態に変換するため、及び前記第2ポートに与えられたア ナログ情報を前記第1ポートに出力されるデジタル情報に変換するためのコーダ /デコーダ手段であって、前記インターフェースの前記二線側が前記第2ポート に接続されるコーダ/デコーダ手段と、 c)入力に与えられたデジタル情報を送信するため、及びデジタル情報を受信 し受信した該デジタル情報を出力に出力する送受信手段であって、該送受信手段 の前記入力および出力が前記コーダ/デコーダ手段の第1ポートに結合される、 送受信手段と、 d)前記エネルギ源に結合され、前記送受信手段に応答して、呼び出しエネル ギを前記回線型電話機器に供給するために前記エネルギ源の動作を開始させるマ イクロプロセッサ手段と、 を備えるインターフェース・サブシステム。 9. 請求項8記載のインターフェース・サブシステムにおいて、前記インタ ーフェース・ユニットは、二線−四線ハイブリッドを含み、前記送受信手段はT DMA送受信手段を備える、インターフェース・サブシステム。 10. 請求項8記載のインターフェース・サブシステムにおいて、前記回線 型電話機器は電話機を備える、インターフェース・サブシステム。 11. 請求項8記載のインターフェース・サブシステムにおいて、前記回線 型電話機器はモデムを備える、インターフェース・サブシステム。 12. 請求項8記載のインターフェース・サブシステムにおいて、前記回線 型電話機器はファクシミリ機械を備える、インターフェース・サブシステム。 13. 請求項1記載のサブシステムにおいて、更に、 a4)二線および四線インターフェースを有するハイブリッドを含み、前記二 線インターフェースは前記PSTNの前記回線に結合され、前記四線インターフ ェースは前記ベース・コーダ/デコーダ手段に結合される、サブシステム。 14. 請求項13記載のサブシステムにおいて、前記ワイヤレス・インター フェース・ユニットの前記結合手段は、二線インターフェースおよび四線インタ ーフェースを有するハイブリッドを含み、前記二線インターフェースは前記回線 型電話機器に結合され、前記四線インターフェースは、前記遠隔コーダ/デコー ダ手段に結合される、サブシステム。 15. 請求項1または2の何れかに記載のサブシステムにおいて、前記結合 手段は、呼び出しエネルギを発生する呼び出し発生手段を含む、サブシステム。
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