JPH0733576A - 分解速度の異なる被膜材よりなる多層被覆粒状肥料 - Google Patents
分解速度の異なる被膜材よりなる多層被覆粒状肥料Info
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- JPH0733576A JPH0733576A JP5180318A JP18031893A JPH0733576A JP H0733576 A JPH0733576 A JP H0733576A JP 5180318 A JP5180318 A JP 5180318A JP 18031893 A JP18031893 A JP 18031893A JP H0733576 A JPH0733576 A JP H0733576A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05G—MIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
- C05G5/00—Fertilisers characterised by their form
- C05G5/30—Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings
- C05G5/37—Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings layered or coated with a polymer
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Pest Control & Pesticides (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 生物分解性の早い脂肪族ポリエステル化合物
あるいはポリウレタン化合物から選ばれた膜材と、生物
分解性の遅いセルロ−ス誘導体，低分子量のポリエチレ
ン，パラフィンまたはワックスから選ばれた膜材とを多
層被覆した粒状肥料。 【効果】 本発明の多層被覆粒状肥料は、肥料成分の溶
出が制御されると同時に被覆膜材が残らず、自然環境へ
の負荷の少ない農業資材である。
あるいはポリウレタン化合物から選ばれた膜材と、生物
分解性の遅いセルロ−ス誘導体，低分子量のポリエチレ
ン，パラフィンまたはワックスから選ばれた膜材とを多
層被覆した粒状肥料。 【効果】 本発明の多層被覆粒状肥料は、肥料成分の溶
出が制御されると同時に被覆膜材が残らず、自然環境へ
の負荷の少ない農業資材である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、分解速度の異なった被
膜材を多層に被覆し、肥料成分の溶出速度や溶出パタ−
ンを制御しつつ、溶出が終了した後、微生物による分解
を受け、膜材が土壌中に残留しない被覆粒状肥料に関す
るものである。
膜材を多層に被覆し、肥料成分の溶出速度や溶出パタ−
ンを制御しつつ、溶出が終了した後、微生物による分解
を受け、膜材が土壌中に残留しない被覆粒状肥料に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】これまでに種々のポリマ−や被覆材を肥
料に被覆することが検討されてきた。例えば、特公昭40
-28927号，特公昭42-13681号などにおいて、種々の資材
が提案されているが、肥料成分の溶出速度を制御するこ
とは難しい。また、硫黄やタルク等の無機粉体を低分子
オレフィン系ポリマ−に分散させ、溶出制御機能を維持
しつつ、被膜材の崩壊を促進させる試みも行われてい
る。（特公昭60-3040 号，特開昭55-1672 号など）しか
しながら、殻の完全な分解には至らず被膜材が土中に残
留する。
料に被覆することが検討されてきた。例えば、特公昭40
-28927号，特公昭42-13681号などにおいて、種々の資材
が提案されているが、肥料成分の溶出速度を制御するこ
とは難しい。また、硫黄やタルク等の無機粉体を低分子
オレフィン系ポリマ−に分散させ、溶出制御機能を維持
しつつ、被膜材の崩壊を促進させる試みも行われてい
る。（特公昭60-3040 号，特開昭55-1672 号など）しか
しながら、殻の完全な分解には至らず被膜材が土中に残
留する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、肥料
成分の溶出速度や溶出パタ−ンを制御しつつ、溶出が終
了した後、被膜材が土壌中に残留しない被覆粒状肥料を
提供することである。
成分の溶出速度や溶出パタ−ンを制御しつつ、溶出が終
了した後、被膜材が土壌中に残留しない被覆粒状肥料を
提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究を
重ねた結果、生物による分解速度の異なる被覆材を多層
被覆することにより、当初の目的に適合し得ることを見
い出した。すなわち、本発明は、ポリカプロラクトン，
ポリ−Ｌ−乳酸（分子量70000 〜1000000 ）、下記
（１）式で示される脂肪族ポリエステル化合物、又は下
記（２）式で示されるポリウレタン化合物から選ばれた
少なくとも１種の膜材（Ａ膜材とする）と、セルロ−ス
誘導体、低分子量（約3000以下）ポリエチレン，パラフ
ィン，又はワックスから選ばれた少なくとも１種の膜材
（Ｂ膜材とする）とを多層被覆されてなる被覆粒状肥
料、である。
重ねた結果、生物による分解速度の異なる被覆材を多層
被覆することにより、当初の目的に適合し得ることを見
い出した。すなわち、本発明は、ポリカプロラクトン，
ポリ−Ｌ−乳酸（分子量70000 〜1000000 ）、下記
（１）式で示される脂肪族ポリエステル化合物、又は下
記（２）式で示されるポリウレタン化合物から選ばれた
少なくとも１種の膜材（Ａ膜材とする）と、セルロ−ス
誘導体、低分子量（約3000以下）ポリエチレン，パラフ
ィン，又はワックスから選ばれた少なくとも１種の膜材
（Ｂ膜材とする）とを多層被覆されてなる被覆粒状肥
料、である。
【０００５】
【化３】
【０００６】
【化４】
【０００７】本発明において、Ａ膜材としては微生物に
よる分解速度が比較的早い脂肪族ポリエステル化合物ま
たはポリウレタン化合物を、Ｂ膜材としては分解速度の
比較的遅いセルロ−ス誘導体，低分子量ポリエチレン，
パラフィンまたはワックスを被覆することにより、肥料
成分の溶出を制御しつつ、最終的に土壌中に残留しない
被覆粒状肥料の出来ることを見い出したのである。
よる分解速度が比較的早い脂肪族ポリエステル化合物ま
たはポリウレタン化合物を、Ｂ膜材としては分解速度の
比較的遅いセルロ−ス誘導体，低分子量ポリエチレン，
パラフィンまたはワックスを被覆することにより、肥料
成分の溶出を制御しつつ、最終的に土壌中に残留しない
被覆粒状肥料の出来ることを見い出したのである。
【０００８】脂肪族ポリエステル化合物としては、ポリ
カプロラクトン，ポリ−Ｌ−乳酸（分子量 70000〜 100
0000）、及び式（１）で示されるものであり、ポリウレ
タン化合物としては式（２）で示されるものである。
カプロラクトン，ポリ−Ｌ−乳酸（分子量 70000〜 100
0000）、及び式（１）で示されるものであり、ポリウレ
タン化合物としては式（２）で示されるものである。
【０００９】
【化５】
【００１０】
【化６】
【００１１】またセルロ−ス誘導体としては、ニトロセ
ルロ−ス，エチルセルロ−ス，アセチルブチルセルロ−
ス，プロピオニルセルロ−ス，トリアセチルセルロ−ス
などである。ここで、Ａ膜材として使用する脂肪族ポリ
エステル化合物やポリウレタン化合物は水中での肥料成
分の溶出は制御し、被膜材として優れた特性を有する
が、微生物による分解を比較的早く受けるため、土壌中
では事実上溶出の制御ができないことになる。
ルロ−ス，エチルセルロ−ス，アセチルブチルセルロ−
ス，プロピオニルセルロ−ス，トリアセチルセルロ−ス
などである。ここで、Ａ膜材として使用する脂肪族ポリ
エステル化合物やポリウレタン化合物は水中での肥料成
分の溶出は制御し、被膜材として優れた特性を有する
が、微生物による分解を比較的早く受けるため、土壌中
では事実上溶出の制御ができないことになる。
【００１２】一方、Ｂ膜材として使用するセルロ−ス誘
導体は基本骨格が天然物由来であるので土壌微生物によ
る分解を受けるが、その速度は比較的遅い。しかし、肥
料成分の溶出を自由に調節するという点に関しては、不
十分である。そこで、脂肪族ポリエステル化合物やポリ
ウレタン化合物をＡ膜材として、セルロ−ス誘導体，低
分子量ポリエチレン，パラフィンまたはワックスをＢ膜
材として多層被覆すれば、溶出速度や溶出パタ−ンを十
分制御しながら、微生物による早期の分解を防ぎつつ、
最終的には殻の残らない被覆粒状肥料ができると考え、
種々検討を加えて本発明を完成に導いた。
導体は基本骨格が天然物由来であるので土壌微生物によ
る分解を受けるが、その速度は比較的遅い。しかし、肥
料成分の溶出を自由に調節するという点に関しては、不
十分である。そこで、脂肪族ポリエステル化合物やポリ
ウレタン化合物をＡ膜材として、セルロ−ス誘導体，低
分子量ポリエチレン，パラフィンまたはワックスをＢ膜
材として多層被覆すれば、溶出速度や溶出パタ−ンを十
分制御しながら、微生物による早期の分解を防ぎつつ、
最終的には殻の残らない被覆粒状肥料ができると考え、
種々検討を加えて本発明を完成に導いた。
【００１３】本発明の被覆粒状肥料は、上記被覆材から
なる溶液を粒状肥料に噴霧すると同時に、その位置に高
速熱風流を吹き当てて瞬時に乾燥しつつ被覆することに
より得られる。その被膜は溶出速度や肥効期間を調節
し、なお且つ微生物分解を受け、土壌に残留しない。本
発明の被膜材の被覆粒状物に対する重量百分率、すなわ
ち被覆率は溶出速度の点から２〜２０重量％が好ましい
範囲である。
なる溶液を粒状肥料に噴霧すると同時に、その位置に高
速熱風流を吹き当てて瞬時に乾燥しつつ被覆することに
より得られる。その被膜は溶出速度や肥効期間を調節
し、なお且つ微生物分解を受け、土壌に残留しない。本
発明の被膜材の被覆粒状物に対する重量百分率、すなわ
ち被覆率は溶出速度の点から２〜２０重量％が好ましい
範囲である。
【００１４】また、Ａ膜材およびＢ膜材は、各々が被膜
材全体の１０〜９０％（重量）の範囲で用いられるが、
必要に応じて混合可能な第３の被膜材成分として界面活
性剤，タルク，炭酸カルシウム，金属酸化物等を混合し
て用いることができる。これらの混合物は、均一に分散
させることが必要であり、不均一であれば、肥料成分の
溶出速度の乱れの原因になる。
材全体の１０〜９０％（重量）の範囲で用いられるが、
必要に応じて混合可能な第３の被膜材成分として界面活
性剤，タルク，炭酸カルシウム，金属酸化物等を混合し
て用いることができる。これらの混合物は、均一に分散
させることが必要であり、不均一であれば、肥料成分の
溶出速度の乱れの原因になる。
【００１５】本発明において、Ａ膜材を肥料原体と接触
する内側に使用したり、Ｂ膜材を外膜として使用した
り、あるいはその逆に被覆してもよい。被膜材の種類、
被覆率は、肥料の溶出速度や溶出パターンによって適宜
選択すればよい。本発明では、前記被膜材を塩素化炭化
水素類，ケトン系あるいは水等の溶剤に溶解あるいは分
散させた後、その液を高温に保持し、粒状肥料に噴霧状
で添加すると同時に、その位置に高速熱風流を当て瞬時
に乾燥すれば被覆粒状肥料が得られる。
する内側に使用したり、Ｂ膜材を外膜として使用した
り、あるいはその逆に被覆してもよい。被膜材の種類、
被覆率は、肥料の溶出速度や溶出パターンによって適宜
選択すればよい。本発明では、前記被膜材を塩素化炭化
水素類，ケトン系あるいは水等の溶剤に溶解あるいは分
散させた後、その液を高温に保持し、粒状肥料に噴霧状
で添加すると同時に、その位置に高速熱風流を当て瞬時
に乾燥すれば被覆粒状肥料が得られる。
【００１６】
【実施例】次に、実施例および比較例によって本発明を
さらに詳細に説明する。
さらに詳細に説明する。
【００１７】
【実施例１】装置ならびに製造方法は、次のとおりであ
る。図１は、本発明の多層被覆粒状肥料の製造に好適な
装置の一例である。図１において、１は噴流塔で例えば
サイズは塔径 200ｍｍ，高さ1800ｍｍで，空気噴出径は
42ｍｍであり，２は肥料投入口，３は排ガス噴出口であ
る。
る。図１は、本発明の多層被覆粒状肥料の製造に好適な
装置の一例である。図１において、１は噴流塔で例えば
サイズは塔径 200ｍｍ，高さ1800ｍｍで，空気噴出径は
42ｍｍであり，２は肥料投入口，３は排ガス噴出口であ
る。
【００１８】噴流用空気がブロア−１０から送られ、オ
リフィス流量計９，熱交換器８を経て噴流塔に至るが、
流量は流量計、温度は熱交換器で管理され、排ガスは排
ガス噴出口３から塔外に導かれる。被覆処理に供する粒
状肥料は、肥料投入口２から所定の熱風を通しながら投
入し、噴流を形成させる。被覆処理は被覆粒子温度が所
定の温度になってから、被覆材含有液を液体ノズル４を
通して噴霧状で噴流に向かって吹き付ける。被覆液の調
製は液タンク１１に所定量の被膜材と溶剤を入れ、溶剤
の沸点近くで撹拌しながら行う。被覆液の供給は、ポン
プ５によってノズル４に送られるが、この系は温度を保
持するための十分な保温をしておく。所定の被覆液を供
給したならばポンプを止め、ブロワ−を止める。被覆さ
れた肥料は、抜き出し口７から取り出される。Ａ膜材，
Ｂ膜材ともに同様の操作で製造することができる。６は
バルブである。また図１において、Ｔ1 ，Ｔ2 ，Ｔ3 は
温度計、ＳＬはスチ−ムである。なお、本例では下記の
基本条件を保持して実施例及び比較例の粒状肥料の被覆
を行った。
リフィス流量計９，熱交換器８を経て噴流塔に至るが、
流量は流量計、温度は熱交換器で管理され、排ガスは排
ガス噴出口３から塔外に導かれる。被覆処理に供する粒
状肥料は、肥料投入口２から所定の熱風を通しながら投
入し、噴流を形成させる。被覆処理は被覆粒子温度が所
定の温度になってから、被覆材含有液を液体ノズル４を
通して噴霧状で噴流に向かって吹き付ける。被覆液の調
製は液タンク１１に所定量の被膜材と溶剤を入れ、溶剤
の沸点近くで撹拌しながら行う。被覆液の供給は、ポン
プ５によってノズル４に送られるが、この系は温度を保
持するための十分な保温をしておく。所定の被覆液を供
給したならばポンプを止め、ブロワ−を止める。被覆さ
れた肥料は、抜き出し口７から取り出される。Ａ膜材，
Ｂ膜材ともに同様の操作で製造することができる。６は
バルブである。また図１において、Ｔ1 ，Ｔ2 ，Ｔ3 は
温度計、ＳＬはスチ−ムである。なお、本例では下記の
基本条件を保持して実施例及び比較例の粒状肥料の被覆
を行った。
【００１９】 液体ノズル ：開口，０．８ｍｍ，フルコン型 熱風量 ：4 ｍ3 ／ｍｉｎ 熱風温度 ：８０℃ 肥料の種類 ：５〜９メッシュの燐硝安加里 肥料投入量 ：５ｋｇ 被覆液濃度 ：固形分3 重量％ 被覆液供給量 ：０．５Ｋｇ／ｍｉｎ 被覆時間 ：３０分 被覆率（対肥料） ：５．５重量％ 溶剤 ：テトラクロロエチレン
【００２０】
【実施例２】 水中での窒素溶出量測定（２５℃） 前記実施例１の製造方法にて、各種被覆率（肥料投入量
と被覆液供給量を変えることにより調整する）の被覆燐
硝安加里の製造を行い、それぞれの水中での窒素溶出量
を測定して、その結果を表１に示した。
と被覆液供給量を変えることにより調整する）の被覆燐
硝安加里の製造を行い、それぞれの水中での窒素溶出量
を測定して、その結果を表１に示した。
【００２１】表１における各記号は次のとおりである。 PCL …ポリカプロラクトン PLL …ポリ−Ｌ−乳酸 APE …構造式（１）の脂肪族ポリエステル PUT …構造式（２）のポリウレタン EC …エチルセルロ−ス TA …トリアセチルセルロ−ス WX …ワックス
【００２２】
【実施例３】 土壌中での窒素溶出量測定（２５℃） 前記実施例２で用いた被覆粒状肥料の中から代表的サン
プルを選び、土壌中での窒素溶出量を測定した。その結
果を表２に示した。さらに本実施例に使用した１４０日
目の殻膜の状態を肉眼，顕微鏡観察により行ない、微生
物による浸蝕の程度を調査した。その結果を表３に示し
た。
プルを選び、土壌中での窒素溶出量を測定した。その結
果を表２に示した。さらに本実施例に使用した１４０日
目の殻膜の状態を肉眼，顕微鏡観察により行ない、微生
物による浸蝕の程度を調査した。その結果を表３に示し
た。
【００２３】また、実施例３の中からＮｏ．２，７，
９，１２の結果を横軸に経過日数，縦軸に窒素溶出率を
とってみると、図２のようになる。この図から下記の点
が理解できる。 元来土壌中で比較的早く分解を受ける被覆材を多層被
覆することにより、分解を防ぎ、溶出速度が制御される
こと（Ｎｏ．１２とＮｏ．２，７，９との比較）。
９，１２の結果を横軸に経過日数，縦軸に窒素溶出率を
とってみると、図２のようになる。この図から下記の点
が理解できる。 元来土壌中で比較的早く分解を受ける被覆材を多層被
覆することにより、分解を防ぎ、溶出速度が制御される
こと（Ｎｏ．１２とＮｏ．２，７，９との比較）。
【００２４】被覆順序を変えることにより、溶出パタ
−ンが変わること（Ｎｏ．７とＮｏ．２，９との比
較）。
−ンが変わること（Ｎｏ．７とＮｏ．２，９との比
較）。
【００２５】
【表１】
【００２６】
【表２】
【００２７】
【表３】
【００２８】
【発明の効果】本発明の多層被覆粒状肥料は、分解速度
の異なる被覆材で被覆されており、肥料成分の溶出が制
御され、かつ溶出が終了した後、膜殻が残らないという
特徴をもつ。従って、自然環境への負荷の極めて少ない
農業資材である。
の異なる被覆材で被覆されており、肥料成分の溶出が制
御され、かつ溶出が終了した後、膜殻が残らないという
特徴をもつ。従って、自然環境への負荷の極めて少ない
農業資材である。
【図１】本発明による多層被覆粒状肥料を製造するため
の装置図を示す。
の装置図を示す。
【図２】本発明による多層被覆粒状肥料の窒素溶出率経
時変化を示す。
時変化を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリカプロラクトン，ポリ−Ｌ−乳酸
（分子量70000 〜1000000 ）、下記（１）式で示される
脂肪族ポリエステル化合物、又は下記（２）式で示され
るポリウレタン化合物から選ばれた少なくとも１種の膜
材と、セルロ−ス誘導体、低分子量（約3000以下）ポリ
エチレン，パラフィン，又はワックスから選ばれた少な
くとも１種の膜材とを多層被覆されてなる被覆粒状肥
料。 【化１】 【化２】
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18031893A JP3291077B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 分解速度の異なる被膜材よりなる多層被覆粒状肥料 |
| NZ268670A NZ268670A (en) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | Controlled release coating for granular feed |
| US08/347,449 US5645624A (en) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | Granular fertilizer with a multilayer coating |
| EP94921113A EP0661250B1 (en) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | Multilayer-coated granular fertilizer |
| CA002135788A CA2135788C (en) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | A granular fertilizer with a multilayer coating |
| DE69419125T DE69419125T2 (de) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | Granuliertes düngemittel mit einer mehrschichtigen umhülling |
| PCT/JP1994/001178 WO1995003260A1 (fr) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | Engrais granulaire a revetement en plusieurs couches |
| AU71954/94A AU667645B2 (en) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | Multilayer-coated granular fertilizer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18031893A JP3291077B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 分解速度の異なる被膜材よりなる多層被覆粒状肥料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733576A true JPH0733576A (ja) | 1995-02-03 |
| JP3291077B2 JP3291077B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=16081121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18031893A Expired - Lifetime JP3291077B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 分解速度の異なる被膜材よりなる多層被覆粒状肥料 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5645624A (ja) |
| EP (1) | EP0661250B1 (ja) |
| JP (1) | JP3291077B2 (ja) |
| AU (1) | AU667645B2 (ja) |
| CA (1) | CA2135788C (ja) |
| DE (1) | DE69419125T2 (ja) |
| NZ (1) | NZ268670A (ja) |
| WO (1) | WO1995003260A1 (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998037039A1 (fr) * | 1997-02-19 | 1998-08-27 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Fertilisant granulaire enrobe d'une pellicule de protection decomposable et son procede de production |
| WO1999005078A1 (fr) * | 1997-07-28 | 1999-02-04 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Compositions degradables en granules comportant un revetement a usage agricole et horticole, composition biodegradable de resine, ses moulages et feuils, procede de fabrication de feuils et sacs a dechets degradables |
| WO1999063001A1 (fr) * | 1998-05-30 | 1999-12-09 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Composition de resine de polyester biodegradable, composition de resine biodesintegrable et objets moules que ces compositions permettent de fabriquer |
| JP2000044376A (ja) * | 1998-07-30 | 2000-02-15 | Yamagata Three Top:Kk | 土壌酸性化感応型肥料、およびその製造方法 |
| JP2011225424A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Central Glass Co Ltd | 被覆粒状体及び該被覆粒状体の製造方法 |
| JP2017517471A (ja) * | 2014-05-05 | 2017-06-29 | サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フエンノートシャップ | 被覆粒状肥料、その製造方法、及び使用 |
| US10640430B2 (en) | 2014-01-31 | 2020-05-05 | Saudi Basic Industries Corporation | Fertilizer capsule comprising one or more cores and method of making same |
| US10689306B2 (en) | 2015-07-20 | 2020-06-23 | Sabic Global Technologies B.V. | Fertilizer composition and methods of making and using same |
| US10865159B2 (en) | 2015-11-16 | 2020-12-15 | Sabic Global Technologies B.V. | Methods of manufacture for coated granular fertilizers |
| US11021409B2 (en) | 2017-08-09 | 2021-06-01 | Sabic Global Technologies B.V. | Extruded fertilizer granules with urease and/or nitrification inhibitors |
| US11104618B2 (en) | 2015-07-20 | 2021-08-31 | Sabic Global Technologies B.V. | Fertilizer composition and methods of making and using same |
| US11124463B2 (en) | 2015-11-16 | 2021-09-21 | Sabic Global Technologies B.V. | Coated granular fertilizers, methods of manufacture thereof, and uses thereof |
| US11306037B2 (en) | 2017-04-19 | 2022-04-19 | Sabic Global Technologies B.V. | Enhanced efficiency fertilizer with urease inhibitor and nitrification separated within the same particle |
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