JP3467978B2 - 崩壊型被覆粒状肥料 - Google Patents

崩壊型被覆粒状肥料

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JP3467978B2
JP3467978B2 JP19576696A JP19576696A JP3467978B2 JP 3467978 B2 JP3467978 B2 JP 3467978B2 JP 19576696 A JP19576696 A JP 19576696A JP 19576696 A JP19576696 A JP 19576696A JP 3467978 B2 JP3467978 B2 JP 3467978B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は肥料に関する。更に
詳しくは紫外線の照射によって劣化し、崩壊する被膜に
よって被覆された被覆粒状肥料に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】土壌中に施用された粒状肥
料の肥効成分の溶出を、作物の生育に伴う要求と合致さ
せるため、または粒状肥料の流通過程における吸湿また
は固結を防止するため種々の研究がなされてきた。粒状
肥料の表面を高分子重合体で被覆する方法もその一つで
ある。この被膜には熱硬化性、または熱可塑性の何れの
樹脂も使用されている。熱硬化性樹脂を用いる方法とし
ては、例えばスチレン化アルキッド樹脂とフェノール樹
脂(英国特許第594555号)脂肪油変性アルキッド
樹脂、脂肪油ジシクロペンタジエン共重合体、ジイソシ
アネート変性脂肪油共重合体(特公昭40−28927
号)若しくはフェノール樹脂等(特公昭44−2845
7号)が示されている。また、熱可塑性樹脂を用いる方
法としては、例えばポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリエチレ
ン、及びポリフツ化アルカンまたはこれらの構成単位単
量体の二以上からなる共重合体(英国特許第81582
9号)、酢酸ビニル乳化重合液(特公昭37−1583
2号)などが示されている。高分子重合体、特に熱可塑
性樹脂液、或はその乳化重合液を被覆材として、用いた
ときの問題点として、特公昭42−13681号には粒
状物表面に液状または曳糸性樹脂を被覆させると、樹脂
の曳糸性のためわずか数%樹脂が被覆されるだけで粒子
は粘着しあってブロックを作ってしまい、個々の粒状物
にならず均一に厚く被覆することは困難であることが示
されている。
【0003】特開昭50−99858号、特開昭51−
75674号、特開昭53−88265号の各公報には
樹脂溶液の性質と乾燥条件の選択によって被覆工程でブ
ロッキングを起こすことなく、一工程で能率よく被覆で
きる方法が示されている。特開昭50−93858号公
報にはポリオレフィンを主成分とする被覆材で粒状肥料
を被覆するに際し、粒状肥料に被覆材料の溶液を噴霧
し、被覆すると同時に高速熱風流により乾燥し、粒状肥
料を被覆する方法が示されている。この技術の特徴は、
極めて薄い被膜で均一に被覆できる点と、界面活性
剤を溶出調整剤として被膜に分散させ溶出速度を調節で
きる点にある。特開昭51−75874号公報は、ポリ
塩化ビニリデン系の樹脂、及び酢酸ビニル部分が5重量
%以下のエチレン・酢酸ビニル共重合体がポリオレフィ
ン樹脂と同時に極めて薄い被膜として粒状肥料を均一に
被覆できることを開示している。特公昭60−3707
4号公報では、ポリオレフィン系樹脂とエチレン酢酸ビ
ニル共重合体及び界面活性剤による被膜が、安定性の高
い溶出コントロールをもたらすことが可能であることを
開示している。以上のように、樹脂被膜による被覆粒状
肥料はその機能を発達させてきた。しかしこれらの被膜
の主成分は難分解性の樹脂であり、肥料溶出後のカプセ
ルが土壌中に長期間に亘って残存すると云った問題点を
有していた。この問題の解決策として、特公平2−23
516号公報においてはエチレン・一酸化炭素共重合体
を有効成分とした光崩壊性を有する被膜が、特公平2−
23515号公報においてはエチレン・酢酸ビニル・一
酸化炭素共重合体を有効成分とした同じく光崩壊性を有
する被膜が開示された。これら技術の開示によって、溶
出後のカプセル残存問題はほぼ解決された。
【0004】一方、農作業・施肥作業の現状に目を向け
てみると、本邦における農家の内のほとんどは兼業農家
であって、従来のように播種直前に施肥、耕耘を行うこ
とは希であり、播種の数週間前休日に先ず作土表面に施
肥し、期間をおいた後に耕耘し、耕耘直後若しくはまた
期間をおいた後に播種をすると云った作業体系が通常行
われている。この様な作業体系においては肥料が一定期
間作土表面に放置され、太陽光に曝される。従来の化成
肥料若しくは難分解性被膜の被覆肥料であれば問題はな
かったが、光崩壊型被膜の被覆肥料においては、被膜組
成によっては放置期間中に被膜が劣化し、放置後の耕耘
時に加わる衝撃によって被膜が破損し、溶出機能が損な
われる場合があった。その対策として上記被膜内に、光
遮断剤や光安定剤を分散させる方法も提案されている
が、この方法では確かに肥効発現前の被膜の崩壊(劣
化)は抑えられるものの、その安定化作用は溶出終了後
にも続いており、光崩壊機能を著しく損なってしまう結
果となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは光崩壊型
被膜を有する被覆肥料に関するかかる問題点に鑑み、鋭
意研究を重ねた結果、驚くべきことに紫外線の照射によ
って崩壊を受ける樹脂を有効成分とする被膜で、粒状肥
料の表面を被覆した被覆粒状肥料であって、該被覆粒状
肥料の表面を光遮断剤及び/又は光安定剤と、生分解性
樹脂及び/又は水溶性樹脂を有効成分とする被膜で更に
被覆した被覆粒状肥料に、極めて優れた効果を見いだし
て本発明を完成させた。以上の記述からも明らかなよう
に本発明の目的は光崩壊型被膜を有する被覆肥料におい
て、肥効発現以前に一定期間太陽光に曝されても溶出制
御機能を有する被膜が崩壊(劣化)を受けず、溶出終了
後には崩壊(劣化)を受ける被覆粒状肥料を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以下に記載の1
ないし6に記載の構成を有する。
【0007】(1)紫外線の照射によって崩壊を受ける
樹脂を有効成分とする被膜で、粒状肥料の表面を被覆し
た被覆粒状肥料において、該被覆粒状肥料の表面を光遮
断剤及び/又は光安定剤の有効量を含有し、かつ、生分
解性樹脂及び/又は水溶性樹脂から選ばれたいづれか一
以上のものからなる被膜で被覆したことを特徴とする崩
壊型被覆粒状肥料。
【0008】(2)紫外線の照射によって崩壊を受ける
樹脂がオレフィン・一酸化炭素共重合体、オレフィン・
一酸化炭素・酢酸ビニル共重合体、オレフィン・ビニル
ケトン共重合体、塩化ビニリデン・ビニルケトン共重合
体、ジエン系重合体から選ばれた1種以上である前記第
1項に記載の崩壊型被覆粒状肥料。
【0009】(3)紫外線の照射によって崩壊を受ける
樹脂が遷移金属、遷移金属化合物、遷移金属錯体を含む
ビニル樹脂である前記第1項に記載の崩壊型被覆粒状肥
料。
【0010】(4)光遮断剤が顔料である前記第1項に
記載の崩壊型被覆粒状肥料。
【0011】(5)顔料がカーボンブラック、クロム酸
鉛、亜鉛華、チタン白、酸化鉄、Watchung R
ed、Pyragolone、クロム黄、カドミウム
黄、フタロシアニン青、インダンスレン青、フタロシア
ニン緑、酸化クロム緑、クロムモリブデート橙、ベンジ
デン橙、クロム橙から選ばれた1種以上である前記第4
項に記載の崩壊型被覆粒状肥料。
【0012】(6)光安定剤が紫外線吸収剤、ラジカル
捕捉剤、消光剤から選ばれた1種以上である前記第1項
に記載の崩壊型被覆粒状肥料。
【0013】以下に本発明の構成を詳述する。本発明に
係る紫外線の照射によって崩壊を受ける樹脂とは、光エ
ネルギーを樹脂が吸収することによって、主鎖の切断や
鎖の内部における架橋が起こり、いわゆる亀裂、硬化、
崩壊と云った老化現象を極めて短期間に受ける樹脂を指
す。紫外線の照射によって崩壊を受ける樹脂は特に限定
されるものではないが、オレフィン・一酸化炭素共重合
体、オレフィン・一酸化炭素・酢酸ビニル共重合体、オ
レフィン・ビニルケトン共重合体、塩化ビニリデン・ビ
ニルケトン共重合体、ジエン系重合体などが挙げられ、
更に安定剤を含まないポリプロピレン、また脂肪族ポリ
エステルなども紫外線の照射によって崩壊を受け易い樹
脂材料の一つに挙げることが出来る。オレフィン・一酸
化炭素共重合体、オレフィン・一酸化炭素・酢酸ビニル
共重合体、オレフィン・ビニルケトン共重合体のオレフ
ィンモノマーとしては、エチレン、プロピレン、ブテン
等が挙げられる。ビニルケトンとしてはメチルビニルケ
トン、エチルビニルケトン、プロピルビニルケトン、メ
チル・イソプロピルビニルケトンが好ましい。また、エ
チレン・メチルビニルケトン、エチレン・メチル・イソ
プロピルビニルケトン、エチレン・エチルケトンは特に
有効なビニルケトンである。ジエン系重合体としては例
えばブタジエン、イソプレンの単独重合体、これらを含
む共重合体、例えばブタジエン・スチレン共重合体、ブ
タジエン・アクリロニトリル共重合体、イソプレン・ス
チレン共重合体等が挙げられる。
【0014】更に本発明においては、紫外線の照射によ
って崩壊を受ける樹脂が遷移金属、遷移金属化合物、遷
移金属錯体を含むビニル樹脂であっても良い。遷移金属
及び遷移金属化合物としてはCu、Ag、Zn、Cd、
Cr、Mo、Mn、Fe、Co、Niなどの微細粉末状
金属、金属酸化物、金属ハロゲン化物、無機酸金属塩、
有機酸金属塩等が挙げられる。遷移金属酸化物とは例え
ば、チタニア(特にアナターゼ型)、酸化クロームグリ
ーン、コバルトブルー等の無機顔料であり、遷移金属ハ
ロゲン化物とは例えば、NiCl2 、NiBr2 、Co
Br3 、FeCl2 、FeCl3 、CrCl2 、CrC
4 、MnCl2 、MnCl3 、TiCl4 、CuC
l、ZnCl2 等の微粉末化物であり、無機酸遷移金属
塩とは例えば、硫酸、亜硫酸、硝酸、亜硝酸、炭酸、燐
酸、亜燐酸とZn、Cd、Cr、Mo、Mn、Fe、C
o、Ni、Cuなどの微粉末化塩であり、有機酸遷移金
属塩とは例えば、炭素数1ないし22の有機酸、即ち飽
和、不飽和、脂肪属カルボン酸、芳香属カルボン酸の遷
移金属塩のことであるがこれ等に限定するものではな
い。遷移金属錯体としては上記遷移金属とアセトニルア
セトネート、アセチルアセトネート、ジアルキルジチオ
カーバメート等の錯生成剤からなるものを挙げることが
出来る。
【0015】ビニル樹脂としてはポリオレフィン、ポリ
ビニルアセテート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポ
リアクリロニトリル、ポリビニルエーテル及びこれらを
含む共重合体、ならびにこれら重合物の混合物を用いる
ことが出来る。
【0016】上記ポリオレフィンとしてはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリスチレン等があ
り、ポリオレフィンを含む共重合体としてはエチレン・
プロピレン共重合体、ブテン・エチレン共重合体、ブテ
ン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリ
ル酸エステル共重合体、エチレン・メタアクリル酸共重
合体、エチレン・メタアクリル酸エステル共重合体、エ
チレン・一酸化炭素共重合体、エチレン・一酸化炭素・
酢酸ビニル共重合体等を挙げることが出来る。更に、ポ
リ塩化ビニルを含む共重合体としては塩化ビニル・ビニ
ルアセテート共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共
重合体等を挙げることが出来る。
【0017】本発明は肥効発現以前に一定期間太陽光に
曝されても溶出制御機能を有する被膜が崩壊(劣化)を
受けない機能を提供するものである。しかしながら、肥
効発現終了後(溶出終了後)には光崩壊を受け、空にな
ったカプセル(被膜)が徐々に消失してゆく状態になっ
ている必要がある。そこで本発明者らは使用前には崩壊
(劣化)せず、使用後には崩壊(劣化)する状態にする
ために、上述した紫外線の照射によって崩壊を受ける樹
脂を有効成分とする被膜の上に、更に該被覆粒状肥料の
表面を光遮断剤及び/又は光安定剤と、生分解性樹脂及
び/又は水溶性樹脂を有効成分とする被膜で被覆を行っ
た。
【0018】本発明において生分解性樹脂及び/又は水
溶性樹脂を用いる目的はその点にあり、作土に混合後は
微生物分解若しくは潅水や雨水によって溶解する樹脂で
保護膜を形成することを特徴としている。
【0019】本発明に用いる光遮断剤の一例としては顔
料を挙げることが出来る。顔料としてはカーボンブラッ
ク、クロム酸鉛、亜鉛華、チタン白、酸化鉄、Watc
hung Red、Pyragolone、クロム黄、
カドミウム黄、フタロシアニン青、インダンスレン青、
フタロシアニン緑、酸化クロム緑、クロムモリブデート
橙、ベンジデン橙、クロム橙等を挙げることが出来るが
これらに限定するものではない。これら顔料の中で最も
効果があるものはカーボンブラックであり、カーボンブ
ラックに次ぐ色相は暗褐色であり、次いで白色クリーム
色及びチタン白を含む色相である。カーボンブラックを
用いる場合には、特に微粒子のカーボン即ちチャンネル
カーボンが適している。更にチャンネルカーボンの中で
も更に微粒子のHCCカーボンブラックがより好適であ
る。これら顔料の添加量は顔料の種類にもよるが2から
5%で充分である。この範囲までは効果が増大するが、
これ以上添加しても更なる効果の増大は期待できない。
【0020】本発明に用いる光安定剤は紫外線吸収剤、
ラジカル捕捉剤、消光剤の何れであっても用いることが
出来る。紫外線吸収剤としてはベンゾトリアゾール系、
ベンゾフェノン系、サリチレート系、シアノアクリルレ
ート系等があり、ラジカル捕捉剤としてはヒンダードア
ミン系、消光剤としてはニッケル錯体系がある。これら
の光安定剤は低分子量であり、保存中に樹脂中からブリ
ード(浸出)し効果が長続きしない欠点がある。またそ
の極性によっては紫外線の照射によって崩壊を受ける樹
脂層に移行することもあり、溶出終了後のカプセルの崩
壊性を低下させる場合もあることから、本発明者として
は無機顔料の使用、特にカーボンブラックの使用を推奨
する。
【0021】本発明に用いる生分解性樹脂は、土壌中で
微生物の資化作用によって分解される機能を有する高分
子であれば特に限定するものではない。生分解性を示す
樹脂としては、種々の構造を持つ重合体が知られてい
る。その多くは分子構造中にエステル結合、オルソエス
テル結合、アセタール結合、ケタール結合、酸無水物結
合、カーボネート結合、等の加水分解や酵素分解され易
い結合(易分解性結合)をもつ重合体である。生分解性
樹脂としては例えばポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリ
−β−プロピオラクトン、ポリ−γ−ブチロラクトン、
ポリ−δ−バレロラクトン、ポリ−ε−カプロラクトン
等のポリラクトン類、ポリ−3−ヒドロキシブチレー
ト、ポリ−3−ヒドロキシビリレート等のポリヒドロキ
シアルカノエート類、キチン、キトサン、ポリ−p−ジ
オキサノン、トリメリレンカボネート重合体、ポリリン
ゴ酸、酸無水物重合体、ポリアルキルシアノアクリレー
ト、アミロース、澱粉、デキストラン等の多糖類及びこ
れらの共重合体等が挙げられる。この他にポリグリコー
ル酸/ポリアルキレンブロック共重合体、(特開昭59
−100130号)、ウレタンポリマー(特開昭63−
278924号)、β−マロラクトン重合体(特開昭5
6−26929号)、ポリエーテルグリコール系重合体
(特開平1−195862号)、ポリペプチド(公表特
許昭63−502039号)、ポリイミノカーボネート
(Macromolecules,22巻5号,P.2
029)、ポリデプシペプチド(特公平1−21157
4号)、ポリエチレングリコールサクシネート(特開昭
50−47492号)、リグニン類似重合体(特公昭5
4−8502号)等、多種多岐にわたる重合体が知られ
ている。また、これらの他にロウも生分解性の高分子と
して本発明の保護膜に供試する事が出来る。ロウとは例
えば木ロウ、ベイベリーロウ、オウリキュリーロウ等の
植物ロウ、例えば蜜ロウ、昆虫ロウ、鯨ロウ等の動物ロ
ウ、例えばパラフィンワックス、マイクロクリスタリン
ワックス等の石油ロウである。
【0022】該保護層に必須の水溶性樹脂は水中また
は、土壌中のように水分が高い環境下にあって溶解する
機能を有するものであれば特に限定するものではなく、
植物系及び動物系の天然水溶性高分子、半合成水溶性高
分子、合成水溶性高分子の何れであっても良い。本発明
に用いる水溶性高分子として例えば、可溶性デンプン、
カルボキシメチルデンプン、デキストリン等のデンプン
系天然物、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、ゼラ
チン、カゼイン等の天然物質、メチルセルロール等のセ
ルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルメ
チルエーテル、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリド
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリルアミド、ポリエ
チレングリコール、ポリエチレンオキシド、及びアクリ
ル酸、メタクリル酸もしくはこれらのエステルまたは塩
の重合体またはこれらの共重合体等が挙げられるが、こ
れらに限定するものではない。本発明においては上記生
分解性樹脂や水溶性樹脂から選ばれた一種以上のもので
あってもよいが、中にはそのもの単独では被膜を形成し
にくいものもあり、そのような場合には生分解性や水溶
性と云った機能を損なわない範囲で、ポリエチレンやポ
リプロピレンと云った汎用樹脂を用いても構わない。
【0023】本発明では更に被膜物性や、溶出コントロ
ール機能が損なわれない範囲でフィラーや、界面活性剤
等の添加物が使用できる。本発明で使用されるフィラー
としての粉体は、難水溶性または不水溶性の粉体であ
り、その粒径は被膜厚みの半分、好ましくは1/2以下
のものが良い。これらのフィラーは被膜内に均一に分散
されるが、分散性不良のものはシリコン等による表面処
理や界面活性剤等で分散し易くする等の分散性改良処理
が必要である。これらフィラーの好ましい材料として
は、タルク、炭酸カルシウム、クレイ、ケイソウ土、シ
リカ及びその塩等が挙げられる。これらを使用した場
合、使用量が増えると何れの粉体を使用した場合であっ
ても被膜強度が低下する傾向がある。
【0024】本発明に使用し得る界面活性剤は陽イオン
性のもの、陰イオン性のもの、両性のもの、非イオン性
のもの何れも使用し得るが、界面活性剤の親水性疎水性
のバランスが重要である。親水性が強すぎる場合は被膜
内に均一に分散せずに凝集して被膜欠陥生成の原因にな
る。親油性の強いものは被膜への影響はないが、溶出促
進効果がやや劣る傾向がある。これら界面活性剤のHL
Bは15以下、好ましくは11から13の範囲にある。
【0025】本発明はあらゆる肥料成分を含む粒状物に
適用できる。例えば硫安、塩安、硝安、尿素、塩化加
里、硝酸加里、硝酸ソーダ、燐酸アンモニア、燐酸加
里、燐酸石灰等の水溶性肥料、及びキレート鉄、酸化
鉄、塩化鉄、ホウ酸、ホウ砂、硫酸マンガン、塩化マン
ガン、硫酸亜鉛、硫酸銅、モリブデン酸ナトリウム、モ
リブデン酸アンモニウム等の水溶性微量要素の単体また
は2種以上の成分を含む肥料に対しては特に有効であ
る。また、OMUP(クロチリデンジウレア)、IBD
U(イソブチリデンジウレア)やオキザマイド等の難水
溶性肥料に適用すると、これらの肥料の有効期間を延ば
すことが出来る。
【0026】また、本発明の被膜を得る製造法としては
公知の方法を適用する事が出来る。例えば上記の噴流被
覆法でも良く、また噴流被覆法と同様に有機溶剤もしく
は無機の溶剤に溶解後、該溶液を回転パン、回転ドラム
等で運動している被覆肥料に添加しつつ、熱風を吹き付
け同時に乾燥させて被膜を形成・成長させる方法でも良
い。但し、カーボンブラック等の顔料を用いる場合に
は、分散状態の良否によって崩壊保護時間に差が見ら
れ、顔料が生分解性及び/又は水溶性樹脂中に凝集しな
いように充分留意して被覆すべきである。
【0027】
【本発明の効果】本発明は紫外線の照射によって崩壊を
受ける樹脂を有効成分とする被膜で、粒状肥料の表面を
被覆した被覆粒状肥料であって、該被覆粒状肥料の表面
を光遮断剤及び/又は光安定剤と、生分解性樹脂及び/
又は水溶性樹脂を有効成分とする被膜である。本発明の
被膜組成によれば光崩壊型被膜を有する被覆肥料におい
て、肥効発現以前に一定期間太陽光に曝されても溶出制
御機能を有する被膜が崩壊(劣化)を受けず、溶出終了
後には速やかな崩壊(劣化)を受ける被覆粒状肥料が得
られる。
【0028】
【実施例】以下実施例によって本発明を説明するが、実
施例の記載によって本発明が限定されるものではない。 1.本発明肥料の製造例1 図1は製造例において用いた噴流カプセル化装置を示
す。1は噴流塔で塔径250mm、高さ2000mm、
窒素ガス噴出口径50mm、円錐角50度で肥料投入口
2、排ガス出口3を有する。噴流用窒素ガスはブロアー
10から送られ、オリフィス流量計9、熱交換器8を経
て噴流塔に至るが、流量は流量計、温度は熱交換機で管
理され、排気は排ガス出口3から塔外に導き出される。
カプセル化処理に使用される粒状肥料は肥料投入口2か
ら所定の熱風を(N2 ガス)を通し乍ら投入し噴流を形
成させる。熱風温度はT1 、カプセル化中の粒子温度は
2、排気温度はTa の温度計により検出される。T2
が所定の温度になったら、カプセル化液を一流体ノズル
4を通して噴霧状で噴粒に向かって吹き付ける。被覆液
は液タンク11で攪拌しておき、粉体使用の場合は粉体
が被覆液中に均一に分散されているように攪拌してお
く。所定の被覆率に達したらブロアーを止め、被覆され
た肥料を抜き出し口7より排出する。本製造例では下記
の基本条件を維持しつつサンプルの試作を行なった。被
膜組成を表1に示す。
【0029】一流体ノズル:開口0.8mmフルコン型 熱風量:4m3 /min 熱風温度:80±2℃ 肥料の種類:6〜7meshの粒状尿素 肥料投入量:10kg 供試溶剤:トルエン 被覆液濃度:固形分5.0重量% 被覆液供給量:0.25kg/min *被覆液はポンプ5より送られてノズルに至るが、80
℃以下に温度が低下しないように蒸気で加熱しておく。 カプセル化率(対肥料):10% *所定の被覆率になるまで上記条件を維持しつつ被覆を
行う。
【0030】
【表1】
【0031】注.被膜組成の単位は全て重量部 *1:エチレン・ビニルケトン共重合体、カルボニル含
量3.5wt% *2:タルク、平均粒径10μm *3:エチレン・一酸化炭素共重合体、CO=0.95
wt%、MI=0.75 *4:低密度ポリエチレン、MI=20、d=0.92
2 *5:鉄ジイソノニルジチオカルバメート、2.5×1
-4モル/100gを含むポリエチレン *6:スチレン・イソプレンブロック共重合体、スチレ
ン/イソプレン=14/86、MI=9、d=0.92 *7:ステアリン酸第2鉄、試薬品 *8:平均粒径15μm *9:ポリ−3−ハイドロオキシ−3−メチルプロピオ
ン酸、MW =750,000 *10:カーボンブラック、平均粒径65μm *11:ポリ−L−2−ハイドロオキシ−2−メチル酢
酸、MW =13,000 *12:カーボンブラック、平均粒径15μm *13:ε−ポリカプロラクトン、MW =60,000 *14:雲母状酸化鉄、平均粒径40μm *15:ポリビニルアルコール、重合度=1,000、
鹸化度=86.5mol% *16:2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
【0032】2.本発明肥料の製造例2 図2は製造例2に於て用いた被覆粒状装置を示す。被覆
液調整は攪拌機付き溶解槽に水と被覆材を入れ、溶剤を
加熱(沸点の5から10℃以下を目安とする)、攪拌し
て溶解し、固形分1重量%の樹脂溶液とする。この溶液
は溶解後も常時攪拌され、フィラーが入った場合でも均
一な分散状態を保持されている。肥料の被覆は回転パン
4中に粒状肥料を入れて転動させ、該肥料粒子に熱風を
吹込管6から被覆液を液タンク1、配管2およびポンプ
3を経てスプレーノズル5から噴霧状で添加し、溶剤を
蒸発させて所定の被覆率に至るまで被覆を形成させて被
覆粒状肥料を得る。回転パン4として直径30cmの糖
衣機を使用するが、この中に6〜7meshの粒状尿素
を入れ30rpmにて回転させ、口径5cmの熱風噴出
口より200m3 /hrの100±2℃(出口温度)の
熱風を粒子転動面より約20cmのところから吹き付け
る。被覆液は溶解槽1にて溶解・分散した後攪拌を継続
しながら約50℃に保持し、被覆液をポンプ3で糖衣機
に付設したスプレーノズル5に送り、圧縮空気にて粉霧
状で転動粒子に2L/hrの供給速度で粒子温度が50
〜55℃の範囲で操作できる様に継続的に添加し、所定
の被覆率に至るまで被覆操作を行なった。
【0033】3.試作サンプルの劣化促進試験 「土壌放置処理」水田土壌(熊本県水俣市袋、第3紀土
壌)を風乾して10mesh篩で篩分けし、この乾土2
50gに最大容水量の60%の水と製造例で試作したサ
ンプルを入れ、混合した後500mlのポリビンに入れ
て25℃に3ヶ月間静置した。静置終了後試作サンプル
を含む土壌の全量を10mesh篩上に移し、水中にて
試作サンプルと土壌を分離した。 「屋外暴露処理」縦15cm、幅15cm、深さ15c
mの四角い塩化ビニル樹脂製の箱に12メッシュパスの
乾燥した砂を10cmの深さまで入れ、その表面に前述
の土壌放置処理したサンプル及び土壌放置処理していな
い試作サンプルを並べ、雨水が入らないように厚さ2m
mの石英板を取り付けて2ヶ月間(4月15日から6月
15日まで、熊本県水俣市野口町1−1、チッソ株式会
社水俣製造所内の日陰にならない空き地)放置した。上
記屋外暴露処理をした試作サンプルをそれぞれ5g取
り、一粒ずつ針でピンホールを作り、水中に静置して内
部の尿素を完全に溶出させて中空サンプルを作った。こ
の中空サンプル全量を回転羽付きV型混合機に入れて3
0分間攪拌混合する。その後10mesh篩を通し、通
過したカプセルの供試カプセルに対する百分率を求めて
崩壊度として表1に表示した。原型をとどめず痕跡の
み、或は痕跡も認められないものについては上記操作を
行なわず崩壊度100%とした。結果を表1に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造例1で使用した粒状肥料の工程図
である。
【符号の説明】
1:噴流塔 2:肥料投入入口 3:排ガス出口 4:一流体ノズル 5:ポンプ 6:配管 7:製品出口 8:熱交換器 9:オリフィス流量計 10:ブロアー 11:液タンク T1 :温度計 T2 :温度計 T3 :温度計 SL:蒸気入口
【図2】本発明の製造例2で使用した粒状肥料の工程図
である。
【符号の説明】
1:液タンク 2:配管 3:ポンプ 4:回転パン 5:スプレーノズル 6:熱風吹込管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C05G 3/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線の照射によって崩壊を受ける樹脂
    を有効成分とする被膜で、粒状肥料の表面を被覆した被
    覆粒状肥料において、該被覆粒状肥料の表面を光遮断剤
    及び/又は光安定剤の有効量を含有し、かつ、生分解性
    樹脂及び/又は水溶性樹脂から選ばれたいづれか一以上
    のものからなる被膜で被覆したことを特徴とする崩壊型
    被覆粒状肥料。
  2. 【請求項2】 紫外線の照射によって崩壊を受ける樹脂
    がオレフィン・一酸化炭素共重合体、オレフィン・一酸
    化炭素・酢酸ビニル共重合体、オレフィン・ビニルケト
    ン共重合体、塩化ビニリデン・ビニルケトン共重合体、
    ジエン系重合体から選ばれた1種以上である請求項1に
    記載の崩壊型被覆粒状肥料。
  3. 【請求項3】 紫外線の照射によって崩壊を受ける樹脂
    が遷移金属、遷移金属化合物、遷移金属錯体を含むビニ
    ル樹脂である請求項1に記載の崩壊型被覆粒状肥料。
  4. 【請求項4】 光遮断剤が顔料である請求項1に記載の
    崩壊型被覆粒状肥料。
  5. 【請求項5】 顔料がカーボンブラック、クロム酸鉛、
    亜鉛華、チタン白、酸化鉄、Watchung Re
    d、Pyragolone、クロム黄、カドミウム黄、
    フタロシアニン青、インダンスレン青、フタロシアニン
    緑、酸化クロム緑、クロムモリブデート橙、ベンジデン
    橙、クロム橙から選ばれた1種以上である請求項4に記
    載の崩壊型被覆粒状肥料。
  6. 【請求項6】 光安定剤が紫外線吸収剤、ラジカル捕捉
    剤、消光剤から選ばれた1種以上である請求項1に記載
    の崩壊型被覆粒状肥料。
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