JPH0732932Y2 - エアクリーナ - Google Patents

エアクリーナ

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JPH0732932Y2
JPH0732932Y2 JP6681689U JP6681689U JPH0732932Y2 JP H0732932 Y2 JPH0732932 Y2 JP H0732932Y2 JP 6681689 U JP6681689 U JP 6681689U JP 6681689 U JP6681689 U JP 6681689U JP H0732932 Y2 JPH0732932 Y2 JP H0732932Y2
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JP
Japan
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air cleaner
screw rod
element holder
dust pan
air
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JP6681689U
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JPH038650U (ja
Inventor
厚一 川端
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日野自動車工業株式会社
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンに吸入される空気を清浄化するエア
クリーナに関し、特に全体的に軽量化されたエアクリー
ナの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
エアクリーナは、通常、胴部の周面に空気流入口を有し
一側に空気流出口を有し内部にフィルターエレメントが
保持されるエレメントホルダが設けられたエアクリーナ
本体と、このエアクリーナ本体の他側のエレメント交換
用開口を閉じるように着脱自在に取付けられるダストパ
ンとから成っている。従来技術では、この種のエアクリ
ーナを軽量化するために、エアクリーナ本体とダストパ
ンとはそれぞれ樹脂で作られているが、エアクリーナ本
体は、空気流入口及び空気流出口を有する胴部とエレメ
ントホルダとが一体に形成されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、エアクリーナ本体がすべて樹脂から作られてい
ると、フィルターエレメントは樹脂とは熱膨張係数が異
なる金属から作られているので、エアクリーナ本体とフ
ィルターエレメントとの間の熱膨張差によってフィルタ
ーエレメントのシール性が低下し、空気を有効に清浄化
することができない欠点があった。
このため、本出願人は、エアクリーナの軽量化を阻害す
ることなく、フィルターエレメントのシール性を維持す
ることができるようにするため、第4図に示すように、
エアクリーナ本体22の胴部12とダストパン26とは樹脂製
とし、エアクリーナ本体22の空気流出口16とエレメント
ホルダ20とは金属で作られた金属製組立体32とし、フィ
ルタエレメント18は、この金属製組立体32のエレメント
ホルダ20から延びるねじ杆20aにねじ込んで取付けられ
た可動締付け部材(蝶ねじ)28とこのねじ杆20aとは反
対側に取付けられた鍔状の固定締付け部材30との間に締
付けて保持し、またダストパン26は、金属製組立体32の
ねじ杆20aに蝶ナット36等によって気密に締付けてエア
クリーナ本体22の胴部12にシールするようにしたエアク
リーナを提案している。尚、エレメントホルダ20の鍔状
の固定締付け部材30は、ねじ34によって胴部12の内鍔部
分に固定されている。
この提案のエアクリーナは、フィルタエレメント18が金
属製組立体32に締付けられるので、フィルタエレメント
18のエレメントホルダ20に対するシール性を向上するこ
とができるが、金属製組立体32は、空気流出口16からね
じ杆20aまで一体化しており、また樹脂製の胴部12は、
ねじ34で金属製組立体32に接続され、ねじ杆20aに蝶ナ
ット36等によって締付けられて金属製組立体32に結合さ
れた樹脂製のダストパン26は、この蝶ねじ36による締付
けによって樹脂製の胴部12の開口縁にシールされている
ので、樹脂製の胴部12が金属製組立体32よりも熱膨張が
大きいために、エアクリーナの使用時に胴部12と金属製
組立体32との間に熱膨張差によって胴部12が金属製組立
体32よりも膨張すると、樹脂製のダストパン26は、蝶ね
じ36によってねじ杆20aに結合されている部分に応力が
集中し、ダストパン26とねじ杆20aとの結合部分でのシ
ールが破壊し、ダストパン26のシール性が低下する欠点
があった。
本考案の目的は、上記の欠点を回避し、軽量化とフィル
ターエレメント及びダストパンのシール性の向上とを達
成することができるエアクリーナを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の課題を解決するために、胴部の周面に
空気流入口を有し一側に空気流出口を有し内部にフィル
ターエレメントが保持されるエレメントホルダが設けら
れたエアクリーナ本体と、このエアクリーナ本体の他側
にあるエレメント交換用開口を閉じるようにエレメント
ホルダから延びるねじ杆に締付けて取付けられるダスト
パンとから成るエアクリーナにおいて、エアクリーナ本
体の胴部とダストパンとは樹脂から作られ、エアクリー
ナ本体の空気流出口とエレメントホルダとは金属で作ら
れた金属製組立体から成り、フィルターエレメントは、
金属製組立体のエレメントホルダのねじ杆に取付けられ
た可動締付け部材とこのねじ杆と反対側に一体に設けら
れた固定締付け部材との間で締付けて保持され、且つダ
ストパンは、放射方向に延び途中に不連続で途切れる部
分を有する複数条の補強用リブと、ねじ杆が貫通する部
分のまわりで補強用リブが途切れる部分で折り曲げられ
て内側にへこませて形成されてこの折り曲げ部分で応力
が吸収される応力吸収部とを有することを特徴とするエ
アクリーナを提供するものである。
〔作用〕
このように、フィルターエレメントが金属製組立体に保
持されていると、フィルターエレメントとこのフィルタ
ーエレメントを保持する保持手段との間で熱膨脹差が生
ずることがないので、フィルターエレメントのシール性
が阻害されることがなく、またエアクリーナ本体の胴部
及びダストパンは樹脂から作られているので全体的に軽
量化を維持することができる。更に、ダストパンは、そ
の取付用のねじ杆が貫通する部分のまわりで補強用リブ
が途切れる部分を内側にへこませて形成された応力吸収
部とを有するので、樹脂製胴部と金属製組立体との間の
熱膨張差によってダストパンがねじ杆に締め付けて結合
されている部分で生ずる応力は、この応力吸収部で吸収
され、ダストパンのねじ杆に対するシール性の低下を有
効に防止することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべると、第1
図及び第2図は本考案に係るエアクリーナ10を示し、こ
のエアクリーナ10は、胴部12の周面にパイプ状の空気流
入口14を有し一側にパイプ状の空気流出口16を有し内部
にフィルターエレメント18が保持されるエレメントホル
ダ20が設けられたエアクリーナ本体22と、このエアクリ
ーナ本体22の他側に着脱自在に取付けられてこの他側に
あるエレメント交換用開口24を閉じるダストパン26とか
ら成っている。エレメントホルダ20は、エレメント交換
用開口24に向けて延びるねじ杆20aを有し、フィルタエ
レメント18はこのねじ杆20aが貫通する取付け板18aの外
面からねじ杆20aに蝶ナット28を締付けてエレメントホ
ルダ20に保持される。
エアクリーナ本体22の胴部12は、空気流入口14と共に樹
脂から作られ、またエアクリーナ本体22の空気流出口16
とエレメントホルダ20とは、それぞれスチール等の金属
で相互に溶接して一体に作られている。この空気流出口
16とエレメントホルダ20とは、空気流出口16の周面に一
体に溶接された鍔状の固定締付け部材30と共に金属製組
立体32を構成し、この金属製組立体32は、その固定締付
け部材30を胴部12の開口24とは反対側の開口12aを閉じ
るようにねじ34によって締付けて胴部12に取付けられて
いる。フィルターエレメント18の取付け板18aとは反対
側の端部は、蝶ねじの形態の可動締付け部材28の締付け
によって固定締付け部材30に圧接される。
また、ダストパン26も樹脂から作られ、このダストパン
26は、エレメントホルダ20から延びダストパン26のボル
ト貫通孔26aを貫通するるねじ杆20aに蝶ナット36等によ
って気密に結合して胴部12に締付け固定される。
このダストパン26は、第1図及び第3図に示すように、
その内面に放射方向に延び途中で不連続に途切れる部分
を有する複数条の補強用リブ38と、ねじ杆20aが貫通す
るねじ貫通孔26aのまわりで補強用リブ38が途切れる部
分で符号40aで示すように折り曲げられて内側にへこま
せて形成されてこの折り曲げ部分40aで応力を吸収する
応力吸収部40とを有する。尚、第1図において符号42は
ダストパン26の周縁と胴部12の開口24の縁との間に配置
されて胴部12とダストパン26との間を密封するシール材
である。
本考案のエアクリーナ10は、エアクリーナ本体22の胴部
12とダストパン26とをそれぞれ樹脂で形成し、エアクリ
ーナ本体22の空気流出口16とエレメントホルダ20とを胴
部12とは別個にして金属で形成し、フィルターエレメン
ト18は金属製組立体32に保持されるので、熱膨脹差によ
るフィルタエレメントのエレメントホルダ20に対するシ
ール性の低下を生ずることがないが、ダストパン26は、
その取付用のねじ杆20aが貫通するねじ貫通孔26aのまわ
りで補強用リブ38が途切れる部分で折り曲げられて内側
にへこませて形成されてこの折り曲げ部分40aで応力が
吸収される応力吸収部40を有するので樹脂製胴部12と金
属製組立体32との間の熱膨脹差による応力は、補強用リ
ブ38が不連続に途切れた部分で折り曲げられてこの折り
曲げ部分で柔軟性がもたせられて応力を吸収することが
できるようにした応力吸収部40によって吸収され、ダス
トパン26の金属製組立体32のねじ杆20aに対するシール
性の低下を有効に防止することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、上記のように、エアクリーナ本体の胴
部とエアクリーナ本体の空気流出口及びエレメントホル
ダとを別体とし、胴部及びダストパンを樹脂製としたの
で全体的に軽量化することができ、また空気流出口とエ
レメントホルダとの組立体を金属製としたので、フィル
ターエレメントは組立体との間で熱膨脹差によるシール
破壊を起すことがない上に樹脂製胴部と金属製組立体と
の熱膨脹差によるダストパンへの応力集中を補強用リブ
の不連続に途切れた部分で折り曲げられて形成された応
力吸収部で吸収してダストパンの金属製組立体に対する
シールの破壊を防止し、従って高いシール性を保って空
気を有効に清浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本考案に係るエアクリーナ
の垂直断面図及び分解斜視図、第3図は本考案に用いら
れる樹脂製ダストパンの裏面図、第4図は本出願人が提
案したエアクリーナの垂直断面図である。 10……エアクリーナ、12……胴部、14……空気流入口、
16……空気流出口、18……フィルターエレメント、20…
…エレメントホルダ、20a……ねじ杆、22……エアクリ
ーナ本体、24……エレメント交換用開口、26……ダスト
パン、28……蝶ねじの形態の可動締付け部材、30……鍔
状の固定締付け部材、32……金属製組立体、36……蝶ナ
ット、38……放射方向の補強用リブ、40……応力吸収
部、40a……折り曲げ部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部の周面に空気流入口を有し一側に空気
    流出口を有し内部にフィルターエレメントが保持される
    エレメントホルダが設けられたエアクリーナ本体と、前
    記エアクリーナ本体の他側にあるエレメント交換用開口
    を閉じるように前記エレメントホルダから延びるねじ杆
    に気密に締付けて取付けられるダストパンとから成るエ
    アクリーナにおいて、前記エアクリーナ本体の胴部と前
    記ダストパンとは樹脂から作られ、前記エアクリーナ本
    体の空気流出口と前記エレメントホルダとは金属で作ら
    れた金属製組立体から成り、前記フィルターエレメント
    は、前記金属製組立体のエレメントホルダのねじ杆に取
    付けられた可動締付け部材と前記ねじ杆と反対側に一体
    に設けられた固定締付け部材との間で締付けて保持さ
    れ、且つ前記ダストパンは、放射方向に延び途中で不連
    続に途切れる部分を有する複数条の補強用リブと、前記
    ねじ杆が貫通する部分のまわりで前記補強用リブの途切
    れる部分で折り曲げられて内側にへこませて形成されて
    前記折り曲げ部分で応力が吸収される応力吸収部とを有
    することを特徴とするエアクリーナ。
JP6681689U 1989-06-09 1989-06-09 エアクリーナ Expired - Lifetime JPH0732932Y2 (ja)

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