JP2506588Y2 - エアクリ―ナ - Google Patents
エアクリ―ナInfo
- Publication number
- JP2506588Y2 JP2506588Y2 JP1990012319U JP1231990U JP2506588Y2 JP 2506588 Y2 JP2506588 Y2 JP 2506588Y2 JP 1990012319 U JP1990012319 U JP 1990012319U JP 1231990 U JP1231990 U JP 1231990U JP 2506588 Y2 JP2506588 Y2 JP 2506588Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- air cleaner
- filter
- base
- cleaner case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエアクリーナに関し、詳しくはクリーナケー
スの開口部に取り付けられ、アウトレットチューブの嵌
着されるベース部材に関する。
スの開口部に取り付けられ、アウトレットチューブの嵌
着されるベース部材に関する。
[従来の技術] 第2図は、自動二輪車、特にオフロード車に用いられ
ているエアクリーナの一例を示すものである。
ているエアクリーナの一例を示すものである。
このエアクリーナAでは、樹脂製のクリーナケースB
の開口部(アウトレットポート)bに、ベース部材とし
てのフィルタベースCがねじ止めされている。
の開口部(アウトレットポート)bに、ベース部材とし
てのフィルタベースCがねじ止めされている。
このフィルタベースCには、フィルタエレメントDを
装着したフィルタホルダEが、蝶ねじFによって取り付
けられており、さらに上記フィルタベースCには、ゴム
製のアウトレットチューブGが嵌着され、クランパHに
よって締結されている。
装着したフィルタホルダEが、蝶ねじFによって取り付
けられており、さらに上記フィルタベースCには、ゴム
製のアウトレットチューブGが嵌着され、クランパHに
よって締結されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記ベース部材としてのフィルタベースC
は、一般に樹脂材料によって形成されているが、樹脂材
料による形成品は、その成型時の変形が避けられず、精
度の高い外形寸法を得ることが難しい。このため、上記
フィルタベースCと、クリーナケースBおよびアウトレ
ットチューブGとの間の結合部分に隙間が生じてしま
い、シール性が低下していた。
は、一般に樹脂材料によって形成されているが、樹脂材
料による形成品は、その成型時の変形が避けられず、精
度の高い外形寸法を得ることが難しい。このため、上記
フィルタベースCと、クリーナケースBおよびアウトレ
ットチューブGとの間の結合部分に隙間が生じてしま
い、シール性が低下していた。
また、樹脂材料は剛性が低いため、上記フィルタベー
スCを上記クリーナケースBに取り付けた際、あるいは
上記フィルタベースCにアウトレットチューブGを取り
付けた際、ねじやクランパの締め付け力によってフィル
タベースCが撓んでしまい、これによっても各部材間の
結合部分に隙間が生じ、シール性が損なわれる不都合が
あった。
スCを上記クリーナケースBに取り付けた際、あるいは
上記フィルタベースCにアウトレットチューブGを取り
付けた際、ねじやクランパの締め付け力によってフィル
タベースCが撓んでしまい、これによっても各部材間の
結合部分に隙間が生じ、シール性が損なわれる不都合が
あった。
本考案は上記実状に鑑みて、クリーナケースとベース
部材間、およびアウトレットチューブとベース部材間と
のシール性を向上させることのできるエアクリーナを提
供することを目的とする。
部材間、およびアウトレットチューブとベース部材間と
のシール性を向上させることのできるエアクリーナを提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そこで、本考案ではエアクリーナのベース部材を、ア
ウトレットチューブの嵌着する大径円筒部、クリーナケ
ースの開口縁部に密接する段状平面部、クリーナケース
の開口に嵌合する小径円筒部、および通気用の開口とね
じ取り付け部とを設けた小径側端面とを有し、かつ金属
材料から作成されたベース本体と、金属材料から作成さ
れるとともにベース本体の小径側端面に固設され、該ベ
ース本体のねじ取り付け部に螺着する蝶ネジによって、
フィルタエレメントを着脱自在に支持するフィルタ保持
部とから構成することにより上記目的を達成した。
ウトレットチューブの嵌着する大径円筒部、クリーナケ
ースの開口縁部に密接する段状平面部、クリーナケース
の開口に嵌合する小径円筒部、および通気用の開口とね
じ取り付け部とを設けた小径側端面とを有し、かつ金属
材料から作成されたベース本体と、金属材料から作成さ
れるとともにベース本体の小径側端面に固設され、該ベ
ース本体のねじ取り付け部に螺着する蝶ネジによって、
フィルタエレメントを着脱自在に支持するフィルタ保持
部とから構成することにより上記目的を達成した。
[作用] 上記構成によれば、ベース部材の寸法精度を高めるこ
とができ、また剛性の向上により取り付け時におけるベ
ース部材の変形を抑えることができる。
とができ、また剛性の向上により取り付け時におけるベ
ース部材の変形を抑えることができる。
[実施例] 以下、本考案の具体的な構成を、一実施例を示す図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本考案に関わるエアクリーナを示してお
り、このエアクリーナ1は、オフロード用の自動二輪車
に装備されるものである。
り、このエアクリーナ1は、オフロード用の自動二輪車
に装備されるものである。
上記エアクリーナ1は、クリーナケース2の周壁2aに
形成された開口部(アウトレットポート)2bに、ベース
部材としてのフィルタベース3が取り付けられている。
このフィルタベース3には、フィルタエレメント4を装
着したフィルタホルダ5が、蝶ねじ6によって取り付け
られており、これによりクリーナケース2の内部には上
記フィルタエレメント4が収容設置されている。さらに
上記フィルタベース3には、アウトレットチューブ7が
取り付けられており、これによりクリーナケース2に
は、上記フィルタベース3を介して上記アウトレットチ
ューブ7が連結されている。
形成された開口部(アウトレットポート)2bに、ベース
部材としてのフィルタベース3が取り付けられている。
このフィルタベース3には、フィルタエレメント4を装
着したフィルタホルダ5が、蝶ねじ6によって取り付け
られており、これによりクリーナケース2の内部には上
記フィルタエレメント4が収容設置されている。さらに
上記フィルタベース3には、アウトレットチューブ7が
取り付けられており、これによりクリーナケース2に
は、上記フィルタベース3を介して上記アウトレットチ
ューブ7が連結されている。
上記フィルタベース3は、図示するように、ベース本
体30とフィルタ保持部40とから構成されており、両者は
共に金属板を加工して造られている。
体30とフィルタ保持部40とから構成されており、両者は
共に金属板を加工して造られている。
上記ベース本体30は、大径円筒部31、段状平面部32、
および小径円筒部33を有する略段付き円筒形状を呈して
おり、上記小径円筒部33を上記クリーナケース2の開口
部2bに嵌め込むとともに、段状平面部32を上記クリーナ
ケース2の周壁2aの外面に当接させた態様で、リベット
8によって上記クリーナケース2に取り付けられてい
る。
および小径円筒部33を有する略段付き円筒形状を呈して
おり、上記小径円筒部33を上記クリーナケース2の開口
部2bに嵌め込むとともに、段状平面部32を上記クリーナ
ケース2の周壁2aの外面に当接させた態様で、リベット
8によって上記クリーナケース2に取り付けられてい
る。
また、上記ベース本体30における大径円筒部31には、
アウトレットチューブ7の端部7aが嵌合しており、該端
部7aを外周側からクランパ9によって締め付けることに
より、上記アウトレットチューブ7が上記ベース本体30
に固定されている。なお、アウトレットチューブ7の端
部7aには、上記大径円筒部31の開口部を覆うフィルタ50
が嵌着されている。
アウトレットチューブ7の端部7aが嵌合しており、該端
部7aを外周側からクランパ9によって締め付けることに
より、上記アウトレットチューブ7が上記ベース本体30
に固定されている。なお、アウトレットチューブ7の端
部7aには、上記大径円筒部31の開口部を覆うフィルタ50
が嵌着されている。
ここで、上述したように、上記ベース本体30は金属板
から作られ、その外形が高い寸法精度で形成されている
ため、上記段状平面部32と上記周壁2aとは隙間無く密接
している。また、金属板から形成されている上記ベース
本体30は、その剛性が高いため、リベット8やクランパ
9を用いて締め付けても容易に変形することはなく、こ
の結果、上記段状平面部32と上記周壁2aとの間や、上記
大径円筒部31とアウトレットチューブ7との間に隙間を
生じない。
から作られ、その外形が高い寸法精度で形成されている
ため、上記段状平面部32と上記周壁2aとは隙間無く密接
している。また、金属板から形成されている上記ベース
本体30は、その剛性が高いため、リベット8やクランパ
9を用いて締め付けても容易に変形することはなく、こ
の結果、上記段状平面部32と上記周壁2aとの間や、上記
大径円筒部31とアウトレットチューブ7との間に隙間を
生じない。
上記ベース本体30の小径側端面34には、通気用の開口
34aが形成されているとともに、該開口34aの縁部には蝶
ねじ6の螺合するねじ取り付け部34bが形成されてお
り、さらに上記小径側端面34には、リベット35によって
フィルタ保持体40が固定されている。
34aが形成されているとともに、該開口34aの縁部には蝶
ねじ6の螺合するねじ取り付け部34bが形成されてお
り、さらに上記小径側端面34には、リベット35によって
フィルタ保持体40が固定されている。
上記フィルタ保持体40は、溶接によって互いに結合さ
れた基板41、スリーブ部材42、および受け部材43とから
構成されており、上記スリーブ部材42はガスケット44を
介装してベース本体30の小径円筒部33に嵌合している一
方、上記受け部材43には、フィルタホルダ5に装着され
たフィルタエレメント4が圧接されている。
れた基板41、スリーブ部材42、および受け部材43とから
構成されており、上記スリーブ部材42はガスケット44を
介装してベース本体30の小径円筒部33に嵌合している一
方、上記受け部材43には、フィルタホルダ5に装着され
たフィルタエレメント4が圧接されている。
なお、本考案に関わるエアクリーナは、オフロード用
の自動二輪車のみならず、各種車両のエアクリーナに有
効に適用し得ることは言うまでもない。
の自動二輪車のみならず、各種車両のエアクリーナに有
効に適用し得ることは言うまでもない。
[考案の効果] 以上、詳述した如く、本考案に関わるエアクリーナに
よれば、ベース部材を金属材料によって形成したので、
樹脂材料から形成されていた従来のベース部材に比較し
て、ベース部材の寸法精度を格段に高めることが可能と
なり、また剛性も向上したことにより取り付け時におけ
るベース部材の変形をも抑えることが可能となった。
よれば、ベース部材を金属材料によって形成したので、
樹脂材料から形成されていた従来のベース部材に比較し
て、ベース部材の寸法精度を格段に高めることが可能と
なり、また剛性も向上したことにより取り付け時におけ
るベース部材の変形をも抑えることが可能となった。
この結果、クリーナケースとベース部材間、およびア
ウトレットチューブとベース部材間に隙間が生じること
を可及的に抑えることが可能となり、もって、エアクリ
ーナのシール性が格段に向上した。
ウトレットチューブとベース部材間に隙間が生じること
を可及的に抑えることが可能となり、もって、エアクリ
ーナのシール性が格段に向上した。
第1図は本考案に関わるエアクリーナの要部断面側面図
であり、第2図は従来のエアクリーナの要部断面側面図
である。 1……エアクリーナ、2……クリーナケース、2b……開
口部、3……ベース部材、4……フィルタエレメント、
5……フィルタホルダ、6……蝶ねじ、7……アウトレ
ットチューブ、8……リベット、9……クランパ、30…
…ベース本体、31……大径円筒部、32……段状平面部、
33……小径円筒部、34……小径側端面、34a……開口、3
4b……ねじ取り付け部、40……フィルタ保持体。
であり、第2図は従来のエアクリーナの要部断面側面図
である。 1……エアクリーナ、2……クリーナケース、2b……開
口部、3……ベース部材、4……フィルタエレメント、
5……フィルタホルダ、6……蝶ねじ、7……アウトレ
ットチューブ、8……リベット、9……クランパ、30…
…ベース本体、31……大径円筒部、32……段状平面部、
33……小径円筒部、34……小径側端面、34a……開口、3
4b……ねじ取り付け部、40……フィルタ保持体。
Claims (1)
- 【請求項1】クリーナケースの開口部に取り付けられ、
フィルタエレメントを支持するとともに、アウトレット
チューブが嵌着されるベース部材を備えて成るエアクリ
ーナであって、 アウトレットチューブの嵌着する大径円筒部、クリーナ
ケースの開口縁部に密接する段状平面部、クリーナケー
スの開口に嵌合する小径円筒部、および通気用の開口と
ねじ取り付け部とを設けた小径側端面を有し、金属材料
から作成されたベース本体と、 金属材料から作成されるとともに、ベース本体の小径側
端面に固設され、ねじ取り付け部に螺着する蝶ネジによ
ってフィルタエレメントを着脱自在に支持するフィルタ
保持部と、 を有するベース部材を備えて成ることを特徴とするエア
クリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012319U JP2506588Y2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | エアクリ―ナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012319U JP2506588Y2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | エアクリ―ナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104157U JPH03104157U (ja) | 1991-10-29 |
JP2506588Y2 true JP2506588Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31515806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990012319U Expired - Lifetime JP2506588Y2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | エアクリ―ナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506588Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58100255U (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-07 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のエアクリ−ナ装置 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP1990012319U patent/JP2506588Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03104157U (ja) | 1991-10-29 |
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