JPH07322756A - 接木装置 - Google Patents

接木装置

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Publication number
JPH07322756A
JPH07322756A JP6141130A JP14113094A JPH07322756A JP H07322756 A JPH07322756 A JP H07322756A JP 6141130 A JP6141130 A JP 6141130A JP 14113094 A JP14113094 A JP 14113094A JP H07322756 A JPH07322756 A JP H07322756A
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JP
Japan
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rootstock
cotyledon
seedlings
seedling
scion
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Withdrawn
Application number
JP6141130A
Other languages
English (en)
Inventor
Tateo Tanimoto
楯夫 谷本
Masanori Masumoto
雅典 益本
Yoshihiro Yuzaki
芳啓 湯崎
Mitsuru Mishiro
満 三代
Koichi Yamamoto
浩一 山本
Osamu Akishika
修 秋鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穂木用苗および台木用苗の切断に至る前処理
で、子葉位置を検知して穂木用苗および台木用苗の所定
位置を切断するようにする。 【構成】 穂木用苗88および台木用苗98を、穂木用
搬送手段1および台木用搬送手段2により間欠的に搬送
して、切断により穂木89および台木99を形成する際
に、前記穂木用搬送手段1および前記台木用搬送手段2
の少なくとも一方の処理装置10に臨む部分を、上下調
節手段30,31により上下方向に調節し、苗の茎部を
受け入れる凹溝24b,50bを有する導電部材24
a,50aが子葉に接触して撓むことにより接点である
クランプ部材22,55と接触して子葉の位置を検知す
る。また、前記苗88,98の切断に先立つ処理では、
苗を挟むように本葉掻き上げ装置64を閉じると共に上
昇させて苗の本葉を掻き上げ、かつ子葉抑え装置23,
51により子葉88’,98’を上方から抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接木装置に係り、詳
しくはトマト、茄子、西瓜などの野菜、あるいは花卉な
どの台木用苗と穂木用苗とを各々切断して台木および穂
木を形成し、そして台木に穂木を接木して接木苗を連続
的に形成する自動化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の接木装置には、例えば特開平6−
38630号公報に記載のものがある。この接木装置は
台木トレーコンベヤ(台木ストック手段)および穂木ト
レーコンベヤ(穂木ストック手段)と、この両トレーコ
ンベヤから台木シェルおよび穂木シェルを台木用シェル
コンベヤ(台木用搬送手段)および穂木用シェルコンベ
ヤ(穂木用搬送手段)に各別に載せ替えるシェル取出し
アーム装置と、前記台木用シェルコンベヤ上に載せ替え
られた前記台木シェル内の台木用苗の下部を挟持して上
部を切断する台木切断装置と、前記穂木用シェルコンベ
ヤ上に載せ替えられた穂木シェル内の穂木用苗の上部を
挟持して下部を切断すると共に、この穂木用苗の切断面
と台木の切断面とを対面させる穂木切断装置と、前記台
木と穂木との接続部分にクリップを嵌合するクリップ嵌
合装置と、前記台木用シェルコンベヤの終端部で接木苗
を植えた接木シェルを1個ずつ排出トレーコンベヤ上に
取り出すシェル取出し装置とを備えたものである。
【0003】このように前記台木シェルおよび穂木シェ
ルはそれぞれ前記台木トレーコンベヤまたは穂木トレー
コンベヤによって搬送される。そして、各トレーコンベ
ヤ上の所定位置まで搬送された台木シェルと穂木シェル
は、それぞれのシェル取出しアーム装置の旋回、昇降お
よびアームのクランプ、アンクランプ作動によって台木
用シェルコンベヤおよび穂木用シェルコンベヤ上に移送
される。これにより台木用苗は台木用シェルコンベヤに
より搬送され、その送り途中で上部を台木切断装置によ
り切断して台木を形成し、また穂木用苗は穂木用シェル
コンベヤにより搬送され、その送り途中で下部を穂木切
断装置により切断して穂木を形成し、この穂木をそのま
ま台木と接続し、接木された接続部分にクリップ嵌合装
置によりクリップを嵌合させる。その後、台木用シェル
コンベヤの終端部でシェル取出し装置により接木シェル
を1個ずつ排出トレーコンベヤ上に取り出すように作動
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、台木と
穂木とを接木した時の活着率を向上させるには、台木用
苗は子葉より若干上側の位置を、穂木用苗は子葉の直上
位置を切断する必要があるので、従来の接木装置では、
以下のような問題があった。
【0005】台木用苗および穂木用苗の子葉高さが揃
えられていなければ、台木用苗および穂木用苗の所定位
置を切断することができず、実際そのような苗を揃える
ことは困難である。
【0006】また、台木用苗を切断して台木を形成す
る場合に、子葉を切断してしまう恐れがある。
【0007】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、穂木用苗および台木用苗の切断
に至る前処理で、子葉位置を検知して穂木用苗および台
木用苗の所定位置を切断するようにした接木装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、この発明に係る接木装置では、穂木用苗(8
8)を間欠的に搬送する穂木用搬送手段(1)と、台木
用苗(98)を間欠的に搬送する台木用搬送手段(2)
と、前記穂木用苗(88)から切断した穂木(89)
を、台木用苗(98)の穂部分を切断・除去した台木
(99)に接続する処理装置(10)と、を備えてなる
ものであって、前記穂木用搬送手段(1)および台木用
搬送手段(2)の少なくとも一方における前記処理装置
(10)に臨む部分を上下方向に調節する上下調節手段
(30,31)と、前記処理装置(10)に臨む部分に
おいて、前記穂木用苗(88)または台木用苗(98)
に対して進退し得る子葉検出センサ(24,50)と、
を備え、かつこの子葉検出センサ(24,50)が、平
面視において前記苗の茎部を受入れる凹溝(24b,5
0b)を有する可撓性の導電部材(24a,50a)
と、この導電部材(24a,50a)が接触し得る接点
とからなり、前記凹溝(24b,50b)に茎部を受入
れた状態で前記苗が上または下方向に移動することに基
づき、前記導電部材(24a,50a)が子葉に接触し
て撓むことにより前記接点に接触して子葉位置を検知し
てなる。
【0009】好ましくは、前記上下調節手段(30,3
1)が、下方に移動することに基づき前記子葉検出セン
サ(24,50)が子葉位置を検知してなり、さらに前
記苗に対して開閉駆動され、かつこの苗の茎部を挟持し
得る一対のクランプ部材(22,55)を備え、このク
ランプ部材(22,55)の一方における上部に、前記
導電部材(24a,50a)を固定し、かつこのクラン
プ部材(22,55)自体を前記接点として、前記子葉
検出センサ(24,50)を構成してなる。
【0010】さらに好ましくは、前記処理装置(10)
に臨んで、前記苗に対して進退自在に構成され、かつ前
記苗を挟むように開閉自在に構成されると共に上下方向
移動自在に構成された本葉掻き上げ装置(64)と、前
記クランプ部材(24,55)の一方に取り付けられ、
前記子葉を上方から抑える子葉抑え装置(23,51)
と、をさらに備えてなる。
【0011】
【作用】以上の構成に基づき、穂木用苗(88)および
台木用苗(98)を、穂木用搬送手段(1)および台木
用搬送手段(2)により間欠的に搬送して、前記穂木用
苗(88)を切断して穂木(89)を、また台木用苗
(98)の穂部分を切断・除去して台木(99)を形成
する際に、前記穂木用搬送手段(1)および前記台木用
搬送手段(2)の少なくとも一方における処理装置(1
0)に臨む部分を、上下調節手段(30,31)により
上下方向に調節し、苗の茎部を受け入れる凹溝(24
b,50b)を有する導電部材(24a,50a)が子
葉に接触して撓むことにより接点であるクランプ部材
(22,55)と接触して子葉の位置を検知する。
【0012】また、前記苗(88),(98)の切断に
先立つ処理では、苗を挟むように本葉掻き上げ装置(6
4)を閉じると共に上昇させて苗の本葉を掻き上げ、か
つ子葉抑え装置(23,51)により子葉(88’,9
8’)を上方から抑える。
【0013】なお、上述の括弧内の符号は、図面と対照
するためのものであって、この発明の構成を何ら限定す
るものではない。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】図1は、この発明に係る接木装置の全体構
成を示す平面図、図2はその側面図である。
【0016】図のように、穂木用苗ポット87に納めら
れた穂木用苗88を間欠的に搬送する穂木用コンベヤ
(穂木用搬送手段)1と、台木用苗ポット97に納めら
れた台木用苗を間欠的に搬送する台木用コンベヤ(台木
用搬送手段)2とが、コンベヤ架台3上に並設され、そ
の両コンベヤ1、2の間には、苗接ぎ処理を行うため
の、処理装置架台4に支持された処理装置10が配設さ
れている。また、台木用コンベヤ2の下側には、順次駆
動手段である駆動制御用カム群(以下、カム群と略記す
る)5、このカム群5の駆動モータ6および制御盤であ
る制御用のリレー盤9などが配設され、前記カム群5に
よって後述する各センサ、カッター、台木用苗の茎を挟
持する一対の台木用クランプ部材である根元クランパ2
2および穂木用苗の茎部を挟持する一対の穂木用クラン
プ部材である根元クランパ55を駆動するようにしてい
る。
【0017】さらに、図1、図2では省略したが、処理
装置10の近傍には、後述の穂木用前処理手段7および
台木用前処理手段8などが穂木用コンベヤ1および台木
用コンベヤ2に臨んで配設されると共に、穂木用前処理
手段7および台木用前処理手段8に臨んで穂木用コンベ
ヤ1および台木用コンベヤ2を上下方向に調節する後述
の上下調節手段が設けられている。
【0018】次に、穂木用前処理手段7および台木用前
処理手段8について説明する。
【0019】図3は穂木用前処理手段および台木用前処
理手段の構成を示す平面図、図4は同上の側面断面図、
図5は子葉検出センサの構成を示す側面図、図6は順次
駆動手段などの駆動制御用カム群の構成を示す正面図で
ある。
【0020】これらの図において、穂木用前処理手段7
は、子葉検出センサ50と、一対の穂木用クランプ部材
である根元クランパ55と、穂木用苗88の本葉を掻き
上げる本葉掻き上げ装置64とを備えたものである。そ
して、この穂木側の根元クランパ55は、軸56に回動
自在に支承された第1揺動レバー57と、この第1揺動
レバー57の一端に回動自在に軸支されたローラ58
と、前記第1揺動レバー57の他端に立設された支柱5
9aから穂木用苗88の切断位置に延出したアーム59
と、前記軸56に回動自在に支承された第2揺動レバー
60と、この第2揺動レバー60の一端に回動自在に軸
支されたローラ61と、前記第2揺動レバー60の他端
に立設された支柱62aから連結レバー62bを介して
穂木用苗88の切断位置に延出した抑止片62と、前記
第1揺動レバー57、第2揺動レバー60の他端側を下
方に牽引するスプリング63とを備え、アーム59と抑
止片62とにより根元クランパ55を構成するものであ
る。また、子葉検出センサ50は、背点となる抑止片6
2と、この抑止片62の上側に平行に配設された導電部
材50aとからなり、この導電部材50aには、穂木用
苗88の茎部を受け入れる凹溝50bが形成されてい
る。
【0021】また、前記本葉掻き上げ装置64は、弾性
変形可能な樹脂などの部材からなる支持体65に一対の
アーム66の略々中央部を固定し、前記支持体65を作
動レバー67を介して回動軸68に回動自在に支承した
ものである。すなわち、この回動軸68は、軸受69に
支承され、回動軸68にキー溝68aを形成し、このキ
ー溝68aに軸受69に固着されたキー69aを嵌挿さ
せて回動軸68を介して作動レバー67を回動および上
下動自在に支承している。前記回動軸68は、スプリン
グ68bにより下側に引張されていると共に、前記カム
群5のカムにより上下動可能に支承されている。前記ア
ーム66の先端は、円弧状に湾曲形成されており、前記
支持体65をロータリーソレノイド70の駆動部70a
の回転運動により弾性変形させることによりアーム66
を開閉させて、穂木用苗88の茎部の周りを囲むことが
できるように構成されている。また、前記アーム66の
後端には、これを常時開くように付勢しているスプリン
グ71が張設され、ロータリーソレノイド70が非作動
状態にある時は、アーム66が開いた状態にある。
【0022】台木用前処理手段8は、前記台木用苗98
の茎部を挟持する一対の台木用クランプ部材である根元
クランパ22と、台木用苗98の子葉98’を抑える子
葉抑え装置である子葉抑えガイド23と、前記台木用苗
98の子葉98’を介在させて子葉抑えガイド23に並
設された子葉検出センサ24とを備えたものである。そ
して、前記台木側の根元クランパ22は、前記軸56に
回動自在に支承された第3揺動レバー42と、この第3
揺動レバー42の一端に立設された支柱43aから台木
用苗98の切断位置に延出したアーム43と、前記第3
揺動レバー42の一端側中間に回動自在に軸支されたロ
ーラ44と、前記軸56に回動自在に支承された第4揺
動レバー45と、この第4揺動レバー45の一端側中間
に立設された支柱46aから連結レバー46bを介して
台木用苗98の切断位置に延出した抑止片46と、第4
揺動レバー45の一端に回動自在に軸支されたローラ4
7と、前記第3揺動レバー42、第4揺動レバーの一端
側を下方に牽引するスプリング48とを備え、アーム4
3と抑止片46とにより根元クランパ22を構成するも
のである。
【0023】また、前記子葉検出センサ24は、接点と
なる抑止片46と、この抑止片46の上側に平行に配設
された導電部材24aとからなり、この導電部材24a
には、台木用苗98の茎部を受け入れる凹溝24bが形
成されている。前記子葉抑えガイド23は、前記抑止片
46の外側に取付けられており、この子葉抑えガイド2
3はリンク機構23aをソレノイド23bにより作動さ
せることにより台木用苗98の子葉98’を斜め上方か
ら抑えるようにしている。
【0024】そして、前記第1乃至第4揺動レバー5
7,60,42,45に軸支された各ローラ58,6
1,44,47は駆動制御用のカム群5における対応す
る穂木用苗の根元クランプカム5a,5bおよび台木用
の根元クランプカム5c,5dに接触して、このカム5
a,5b,5c,5dの回転により各揺動レバー57,
60,42,45を各別に揺動させるようになってい
る。また、第3揺動レバー42および第4揺動レバー4
5を揺動させるカム5c,5dには、穂木89と台木9
9とを接木する際に、台木99の先端をクリップ100
の穂木移動上流側の壁に接触するように退避させる振動
駆動手段である凹凸部49が形成されている。
【0025】次に、前記処理装置10についてさらに説
明する。
【0026】図7は処理装置10の概略構成を示す側面
断面図、図8は同上の穂先クランパ25の構成を一部を
切り欠いて示す正面図、図9は穂木用前処理手段7およ
び処理装置10の構成を示す側面図である。
【0027】これらの図において、処理装置10の穂先
クランパ(穂木保持手段)25とカッター(切断手段)
11とは、垂直な円筒状の回動軸(回動部材)18に、
上下に並べられた状態で斜めに支持されており、その回
動軸18は、穂木用コンベヤ1と台木用コンベヤ2との
中間に立設された支台19の中空部分に、ベアリング1
7を介して回動自在に支持されている。前記処理装置1
0の回動軸18は、駆動部材Mにより駆動されて回動す
るようになっている。
【0028】前記カッター11は、円筒状のホルダ12
内に、その軸線方向に移動自在に支持されており、その
ホルダ12は、前記回動軸18に、支持部材29を介し
て鋭角に固定されている。そしてこのカッター11は、
ホルダ12に内装されたスプリング(切断駆動部材)1
4によりホルダ12の先端から下方へ突出する方向に付
勢されると共に、その後端に接続されたワイヤ13に引
かれてホルダ12内に退避するようになっている。その
ワイヤ13は、回動軸18の上部に軸支された滑車15
を介し、回動軸18の内部を通って、図示省略の巻上装
置に連結されており、この巻上装置によりワイヤ13が
巻上られることにより、カッター11を引き上げる。一
方、ワイヤ13は、巻上装置の巻上状態(例えば、巻上
用クラッチ)を解放すると、巻上方向に作用する引張力
が解除される。したがって、カッター11は、上述した
ように、スプリング14に付勢されてホルダ12から突
出する。
【0029】前記穂先クランパ25は、一対の板状の挟
持片25a,25bからなり、その略々中央部が第1の
支持板110に取り付けた樹脂部材の支持体111に固
定されている。そして、この穂先クランパ25は、その
後端部がロータリーソレノイド26の駆動部26aに係
合され、その先端部にゴム部材112が固定されてお
り、ロータリーソレノイド26の駆動部26aの回転運
動により支持体111を弾性変形させて開閉し、その先
端部のゴム部材112で穂木を掴むようになっている。
そして、前記駆動部26aの二面幅部261 が穂先クラ
ンパ25に接触している場合は、挟持片25a,25b
が開いた状態となり、駆動部26aの大径部262 が穂
先クランパ25に接触している場合は、挟持片25a,
25bが閉じた状態となる。
【0030】穂先クランパ25を取り付けた第1の支持
板110は、回動軸18に固定された下側ガイド113
に案内され、下側ガイド113に沿って図8および図9
に示す矢印方向Xにスライドできるようになっている。
そして、第1の支持板110は、その後端部のばね取付
部材115が第2の支持板116にスプリング117で
連繋されている。なお、ばね取付部材115は、複数の
孔119が形成され、この孔119に前記スプリング1
17のフックを選択的に係合することにより、スプリン
グ117のばね力を調整できるようになっている。この
結果、第1の支持板110および穂先クランパ25を引
き上げる力が調整される。
【0031】第2の支持板116は、回動軸18に固定
された上側ガイド120に案内され、上側ガイド120
に沿って図8および図9に示す矢印方向Yにスライドで
きるようになっている。この第2の支持板116の先端
側には、その幅方向に突出する張り出し部116aが形
成されている。この第2の支持板116の張り出し部1
16aは、第1の支持板110の張り出し部110aと
重なり合い、第1の支持板110の張り出し部110a
と共に孔121が形成されている。そして、この張り出
し部110a,116aの孔121には、下側ガイド1
13のピン122に一端が係止された引っ張りばね(付
勢手段)123の他端が係合されている。したがって、
第2の支持板116は、引っ張りばね123により常時
図8および図9の下方側に付勢されることとなる。
【0032】また、この第2の支持板116は、上側ガ
イド120に固定されたストッパ(ストップ手段)12
5に係合する長孔126が形成され、この長孔126の
端部がストッパ125に当接することにより、その移動
が規制される。
【0033】さらに、この第2の支持板116は、その
先端部にワイヤ27の一端が取り付けられている。ワイ
ヤ27は、上側ガイド120に回転自在に支持された滑
車28を介して、回動軸18の内部を通り、図示を省略
した巻上装置に連繋され、巻上装置の作動により、引っ
張りばね123の力に抗して第2の支持板116を図8
および図9に示す上方へ巻き上げる。この際、前記第1
の支持板110は、上述したようにスプリング117で
第2の支持板116に連繋されているため、スプリング
117のばね力で第2の支持板116と共に図8および
図9に示す上方に移動し、穂先クランパ25も所定の退
避位置まで移動する。なお、前記ワイヤ27、滑車2
8、および巻上装置などにより、第2の支持板116を
退避位置に移動させる持ち上げ手段Uが構成される。
【0034】一方、巻上装置の作動を停止してワイヤ2
7を解放すると、第2の支持板116は、引っ張りばね
123のばね力で図8および図9に示す下方へ付勢さ
れ、長孔126の端部がストッパ125に当接するまで
上側ガイド120上を下方へ移動する。この際、前記第
2の支持板116の移動に伴って第1の支持板110も
下側ガイド113上を移動し、穂先クランパ25が所定
位置(穂木と台木を接続する位置P)に移動する。第2
の支持板116がストッパ125で停止させられると、
穂先クランパ25が取り付けられた第1の支持板110
は、前記ロータリーソレノイド26や穂先クランパ25
などの重さとスプリング117の張力とが釣り合うま
で、単独で下側ガイド113に沿って図8および図9に
示す下方へ移動するようになっている。
【0035】なお、前記第1の支持板110、第2の支
持板116、引っ張りばね123、ストッパ125、お
よび持ち上げ手段Uなどにより、穂先クランパ25を所
定位置(接続位置)に移動させる移動手段Sが構成され
る。
【0036】次に、クリップ開閉装置について説明す
る。
【0037】クリップ開閉装置90は、図10の斜視図
に示すように、前記回動板20上の周辺部に設けられて
おり、その回動板20上に立設されて前記クリップ10
0のクリップ部101を保持するストッパ(保持部材)
91と、このストッパ91の両側に対称的に設けられて
クリップ100を開閉作動する一対の爪部材92と、こ
の一対の爪部材92を連結部材93を介して開閉駆動す
るプッシュプルソレノイド95とを備えている。前記回
動板20は、垂直な回動軸20aの上端に、水平面内で
回動自在に支持されており、後述するように所定角度で
揺動する。
【0038】前記一対の爪部材92は、図10の斜視図
に示すように、平面視L字状をなし、それぞれの中間角
部が支軸96により回動板20に回動自在に支持される
と共に、それぞれの基端部が、前記連結部材93に形成
された横長孔(図示せず)にスライド自在に係着され、
かつ互いにバネ94で連結されている。したがって、前
記プッシュプルソレノイド95により連結部材93を進
退させると、一対の爪部材92が回動して開閉する。
【0039】一方、前記回動板20の上方には、前記ク
リップ100を縦に直列に多数個装着し得るマガジン8
0がアーム状の固定部材81に取付けられて配設されて
いる。このマガジン80の上下両端は開口しており、そ
の下側開口端は、前記クリップ開閉装置90を覆った状
態に回動板20に設けられた閉止板82により摺動自在
に閉止されている。つまりマガジン80内のクリップ1
00は、閉止板82の上に載っている。
【0040】そのほか、前記回動板20上には、プッシ
ュプルソレノイド83aによって回動し、前記クリップ
開閉装置90のクリップ開放時にそのクリップ100を
抑えるクリップ抑えレバー84と、他のプッシュプルソ
レノイド83bによって開閉作動し、上述した台木切断
時に台木用苗98の穂部分98aを挟持する穂先クラン
パ21と、この穂先クランパ21と連動して前記プッシ
ュプルソレノイド83bおよび引っ張りスプリング85
によって揺動し、穂先クランパ21が挟持した穂部分9
8aを払い出す払出レバー86とが配設されている。
【0041】以下に、前記クリップ開閉装置90による
クリップ100の装着動作を、前記回動板20上のほか
の装置動作と合わせて工程順に説明する。
【0042】まず、根元クランパ22が、接木位置にて
台木用苗98を挟持し、子葉抑えガイド23が台木用苗
98の子葉98’を抑える。この台木用苗98を前記処
理装置10のカッター11が切断する。このとき、クリ
ップ開閉装置90は、一対の爪部材92が開いた状態で
マガジン80の下側のクリップ供給位置にある。このク
リップ供給位置では、閉止板82がマガジン80の下側
開口端から外れることによりマガジン80内の最下部の
クリップ100が回動板20上に落下して、クリップ開
閉装置90の爪部材92間に供給される。その際に、ク
リップ抑えレバー84がプッシュプルソレノイド83a
によりクリップ開閉装置90の方に向けて回動して供給
されたクリップ100を抑える。
【0043】次に、この接木装置における苗接ぎ動作に
ついて、図11〜図13の説明図を用いて説明する。
【0044】1.穂木の切断工程(図11(a)〜
(g)参照) (a)穂木用コンベヤ1により搬送されてきた、穂木用
苗ポット87に納められた穂木用苗88は、茎検出セン
サ200の信号により、前記処理装置10が臨む所定の
処理位置に停止する。
【0045】(b)上下調節手段であるカム30の回転
によりコンベヤ支え板40が略々限度一杯の所定量上昇
し、それによって穂木用苗88が上昇する。上昇後、子
葉検出センサ50が自動的に挿入される。前記カム30
とコンベヤ支え板40とは、穂木用コンベヤ1の、前記
処理装置10が臨む部分を上下方向に調節して穂木用苗
88の切断位置を設定する上下調節手段である。
【0046】(c)なおもカム30が回転することによ
り、穂木用苗88が下降する。そして、この穂木用苗8
8の子葉88’が子葉検出センサ50に接触した時点で
カム30の回転が停止し、穂木用苗88の下降も停止す
る。この間に、根元クランパ(穂木保持手段)55、お
よび本葉掻き上げ装置64がセットされる。
【0047】(d)穂木の切断に先立って、子葉抑えガ
イド51により子葉88’を水平に保ちながら、本葉掻
き上げ装置64が上昇し、穂木用苗88の上部の本葉を
上方へ掻き上げ、切断部の確保を行う。これにより、次
のクランプ、カッターの動作の邪魔にならないようにす
る。
【0048】(e)また処理装置10に設けられた穂先
クランパ25が、第1本葉の直下をクランプし、また根
元クランパ55が前記子葉88’の直下をクランプし、
穂木用苗88を保持する。
【0049】(f)処理装置10に設けられたカッター
(切断手段)11が前進し、穂木用苗88の所定の切断
部(子葉88’の直上)を斜めに切断する。
【0050】(g)切断完了後、根元クランパ55、子
葉抑えガイド51、子葉検出センサ50などは退避し、
また穂先クランパ25によってクランプされた状態で穂
木用苗88から切断された穂木89は上昇し、穂木用苗
88の下部は穂木用苗ポット87と共に、穂木用コンベ
ヤ1によってさらに搬送され、図示を省略した廃却装置
によって回収される。
【0051】2.台木の切断工程(図12(a)〜
(e)参照) (a)台木用苗ポット97に納められた台木用苗98
は、台木用コンベヤ2で搬送されてくる。
【0052】(b)その搬送の間に、台木用苗98の不
要な本葉は、本葉扱き装置33によって切り落とされ
る。
【0053】(c)台木用苗98が、前記処理装置10
を臨む所定の処理位置に停止し、カム31の回転により
コンベヤ支え板41が上昇し、それによって台木用苗9
8が上昇する。上昇後、子葉検出センサ24がセットさ
れ、台木用苗98の子葉98’を、子葉検出センサ24
で検出すると共に子葉抑えガイド23で水平に保持す
る。前記カム31とコンベヤ支え板41とは、台木用コ
ンベヤ2の、前記処理装置10が臨む部分を上下方向に
調節して台木用苗98の切断位置を設定する上下調節手
段である。子葉98’を水平に保持した状態で、台木用
苗98の子葉98’より上側を、前記回動板20に設け
られた台木保持手段である穂先クランパ21により挟持
すると共に、下側を順次駆動手段により作動する根元ク
ランパ22によりクランプする。
【0054】(d)その後、前記穂木用苗88を切断し
た前記処理装置10のカッター11により台木用苗98
の子葉98’より若干上側の位置を穂木の切断角と同じ
角度で切断する。なお、この台木用苗98の切断時に穂
木用コンベヤ1側では、子葉抑えガイド51により次の
穂木用苗88の子葉88’を水平に保持しながら本葉掻
き上げ装置64により本葉を掻き上げる操作が行われて
いる。
【0055】(e)そして切断後、前記回動板20の回
動に伴って台木用苗98の不要な穂部分98aを挟持し
ている穂先クランパ21を、台木用コンベヤ2の処理位
置から退避させ、前記回動板20に設けられた払出レバ
ー86で廃却する。また、同時に台木99と穂木89と
をクリップ100により挟持させるためにクリップ開閉
装置90を接木位置に移動させる。これにより、台木9
9が形成される。
【0056】3.接木工程(図13(a)〜(f)参
照) (a)上述した台木切断工程で形成された台木99の先
端に、マガジン80(図11参照)から供給されたクリ
ップ100を、クリップ開閉装置90により開いて装着
する。
【0057】(b)そして、カム5c,5d(図8参
照)の回転に基づいて、このカム5c,5dに形成され
た振動駆動手段である凹凸部49(図8参照)によって
根元クランパ22を進出させて、台木99の先端を、ク
リップ100の穂木移動上流側の壁に接触するように退
避させる。
【0058】(c)次いで、台木切断工程において接木
位置上方に移送された穂木89を、穂先クランパ25に
よりクランプしたまま台木99の切断面と略々平行する
方向(穂木移動上流側)から接木位置に向けて下降さ
せ、開いた状態にあるクリップ100内に嵌込む。
【0059】(d)その後、引き続き前記カム5c,5
dの回転に基づいて、前記凹凸部49によって根元クラ
ンパ22を後退復帰させて、台木99の先端をクリップ
100の中央に位置させ、穂木89の切断面と台木99
の切断面とを対面させる。
【0060】(e)次いで穂木89と台木99との切断
面どうしが確実に活着するように、カム群5の回転に基
づいて処理装置10の穂先クランパ25により穂木89
をなおも若干下降させ、両切断面を所定の押圧力により
圧接させた状態で接続する(増押し)。
【0061】すなわち、前記穂先クランパ25は、第1
の支持板110と一体となってスプリング117のばね
力に釣り合うまで重力にしたがって移動し、穂木89の
切断面と台木99の切断面とを圧接させて、穂木と台木
とを確実に活着させる。なお、このように、穂先クラン
パ25に作用する重力が穂木と台木に相対的に軸方向押
圧力を作用させる増押し手段として機能する。
【0062】(f)その後、クリップ開閉装置90によ
りクリップ100を閉じて穂木89と台木99とを保持
し、穂木89の切断面と台木99の切断面とがクリップ
100の長さ方向略々中央に位置するように、図示を省
略したクリップ引き上げ装置によりクリップ100を引
き上げる。これで接木処理が完了する。
【0063】接木処理完了後、各センサ、穂先クランパ
25が後退すると共に、カム31が回転してコンベヤ支
え板41が下降し、台木用コンベヤ2が水平となる。そ
して、この台木用コンベヤ2により、接木された台木9
9は台木用苗ポット97と共に、台木用コンベヤ2によ
ってさらに搬送され、次いで図示を省略した苗格納コン
ベヤへ移送される。これで一連の接木動作が終了する。
この一連の接木動作を繰り返して接木処理を自動的に次
々と行う。
【0064】なお、上記実施例において、接木工程で穂
木89を台木99に接木する際に、台木99をクリップ
100の穂木移動上流側の壁に退避させた後に、穂木8
9を上方から台木99の切断面と穂木89の切断面とが
平行になるように供給するようにしているが、穂木89
と台木99との接木に際して、あらかじめ台木99の先
端をクリップ100の穂木移動上流側の壁に退避させな
くとも良く、例えば図14に示すような接木工程を用い
てもよい。
【0065】接木工程(図14(a)〜(g)参照) (a)クリップ開閉装置90により開いた状態のクリッ
プ100を台木99の先端に装着し、(b)次いで、台
木99が装着されているクリップ100に、前記クラン
パ32によりクランプした穂木89を上方から下降させ
て嵌め込む。
【0066】(c)そして、台木99の切断面と穂木8
9の切断面とが対面するようにカム5c,5dの回転に
基づく、凹凸部49による根元クランパ22の揺動によ
って、切断面の背面どうしが接触した状態で、クリップ
100に装着された穂木89と台木99との位置関係を
修正するようにする。
【0067】(d)これにより穂木89の切断面先端を
台木99の切断面先端が乗り越えることになり、(e)
穂木89の切断面と台木99の切断面とが対面すること
になる。
【0068】(f)次いで穂木89と台木99との切断
面どうしが確実に活着するように、カム群5の回転に基
づいて処理装置10のクランパ32により穂木89を下
降させ、両切断面を所定の押圧力により圧接させた状態
で接続する(増押し)。
【0069】(g)その後、クリップ開閉装置90によ
りクリップ100を閉じて穂木89と台木99とを保持
し、穂木89の切断面と台木99の切断面とがクリップ
100の長さ方向略々中央に位置するように、図示を省
略したクリップ引き上げ装置によりクリップ100を引
き上げる。これで接木処理が完了する。
【0070】また、本実施例の穂木用コンベヤ1の搬送
面を台木用コンベヤ2の搬送面より若干高く設け、カッ
ター11による穂木用苗88の切断時には穂木用苗88
の子葉88’の直上を切断するようにし、カッター11
による台木用苗98の切断時には台木用苗98の子葉9
8’より若干高い位置を切断するようにしている。この
ように構成しても、穂先クランパ25により穂木89を
クランプして台木用コンベヤ2側に移送する際に、台木
99の切断面とほぼ平行する方向から穂木89を下降さ
せるようにしたので、穂木89の切断面と台木99の切
断面との位置合わせを、穂先クランパ25の所定量の上
下動により、容易にかつ精度よく行うことができる。ま
た、穂木用苗88と台木用苗98とを、同一のカッター
11により、同一の角度で切断することになるため、穂
木89の切断面と台木99の切断面との傾斜角および形
状を同一として、その切断面どうしを確実に密着させる
ことができる。しかも、上述したように、穂木89の切
断面と台木99の切断面とを、穂先クランパ25で圧接
(増押し)することができるので、穂木89と台木99
とを確実に活着させることができる。
【0071】なお、上記実施例によれば、導電部材24
aと接点を兼用する抑止片46とにより子葉検出センサ
を構成し、レーザなどの子葉検出センサを用いずに子葉
の位置を検出できるようにしたので、コストの低減を図
ることができる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
によれば、前記穂木用搬送手段および前記台木用搬送手
段を間欠的に搬送させて穂木および台木を形成する際
に、前記穂木用搬送手段および前記台木用搬送手段の少
なくとも一方における処理装置に臨む部分を、上下調節
手段により上下方向に調節し、苗の茎部を受け入れる凹
溝を有する導電部材が子葉に接触して撓むことにより接
点であるクランプ部材と接触して子葉の位置を検知する
ようにしたので、穂木用苗および台木用苗の子葉高さが
揃っていなくとも、穂木用苗または台木用苗の所定位置
を切断することができる。
【0073】また、前記苗の切断に先立つ処理では、苗
を挟むように本葉掻き上げ装置を閉じると共に上昇させ
て苗の本葉を掻き上げ、かつ子葉抑え装置により子葉を
上方から抑えるようにしたので、台木用苗の子葉を切断
したり、穂木用苗の本葉を切断したりすることがなく、
良好な台木と穂木とを形成でき、接木の活着率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る接木装置の全体構成を示す平面
図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】穂木用前処理手段および台木用前処理手段の構
成を示す平面図である。
【図4】同上の側面断面図である。
【図5】子葉検出センサの構成を示す側面図である。
【図6】振動駆動手段などの駆動制御用カム群の構成を
示す正面図である。
【図7】処理装置の概略構成を示す側面断面図である。
【図8】同上の穂先クランパの構成を示す一部切欠正面
図である。
【図9】穂木用前処理手段および処理装置の構成を示す
側面図である。
【図10】クリップの供給および接木処理の装置を示す
斜視図である。
【図11】穂木の切断工程を示すもので、(a)は第1
工程図、(b)は第2工程図、(c)は第3工程図、
(d)は第4工程図、(e)は第5工程図、(f)は第
6工程図、(g)は第7工程図である。
【図12】台木の切断工程を示すもので、(a)は第1
工程図、(b)は第2工程図、(c)は第3工程図、
(d)は第4工程図、(e)は第5工程図である。
【図13】接木工程を示すもので、(a)は第1工程
図、(b)は第2工程図、(c)は第3工程図、(d)
は第4工程図、(e)は第5工程図、(f)は第6工程
図である。
【図14】接木工程の他の例を示すもので、(a)は第
1工程図、(b)は第2工程図、(c)は第3工程図、
(d)は第4工程図、(e)は第5工程図、(f)は第
6工程図、(g)は第7工程図である。
【符号の説明】
1 穂木用搬送手段 2 台木用搬送手段 10 処理装置 22 台木用クランプ部材(根元クランパ) 23 子葉抑え装置(子葉抑えガイド) 24 子葉検出センサ 24a 導電部材 24b 凹溝 30 上下調節手段(カム) 31 上下調節手段(カム) 40 上下調節手段(コンベヤ支え板) 41 上下調節手段(コンベヤ支え板) 50 子葉検出センサ 50a 導電部材 50b 凹溝 51 子葉抑え装置(子葉抑えガイド) 55 穂木用クランプ部材(根元クランパ) 64 本葉掻き上げ装置 88 穂木用苗 89 穂木 98 台木用苗 99 台木
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益本 雅典 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 湯崎 芳啓 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 三代 満 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 山本 浩一 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 秋鹿 修 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穂木用苗を間欠的に搬送する穂木用搬送
    手段と、台木用苗を間欠的に搬送する台木用搬送手段
    と、前記穂木用苗から切断した穂木を、その穂部分を切
    断・除去した台木用苗の台木に接続する処理装置と、を
    備えてなる接木装置において、 前記穂木用搬送手段および台木用搬送手段の少なくとも
    一方における前記処理装置に臨む部分を上下方向に調節
    する上下調節手段と、 前記処理装置に臨む部分において、前記穂木用苗または
    台木用苗に対して進退し得る子葉検出センサと、を備
    え、 かつ該子葉検出センサが、平面視において前記苗の茎部
    を受入れる凹溝を有する可撓性の導電部材と、該導電部
    材が接触し得る接点とからなり、 前記凹溝に茎部を受入れた状態で前記苗が上または下方
    向に移動することに基づき、前記導電部材が子葉に接触
    して撓むことにより前記接点に接触して該子葉位置を検
    知してなる、 接木装置。
  2. 【請求項2】 前記上下調節手段が、下方に移動するこ
    とに基づき前記子葉検出センサが子葉位置を検知してな
    り、 さらに前記苗に対して開閉駆動され、かつ該苗の茎部を
    挟持し得る一対のクランプ部材を備え、 該クランプ部材の一方における上部に、前記導電部材を
    固定し、かつ該クランプ部材自体を前記接点として、前
    記子葉検出センサを構成してなる、 請求項1記載の接木装置。
  3. 【請求項3】 前記処理装置に臨んで、 前記苗に対して進退自在に構成され、かつ前記苗を挟む
    ように開閉自在に構成されると共に上下方向移動自在に
    構成された本葉掻き上げ装置と、 前記クランプ部材の一方に取り付けられ、前記子葉を上
    方から抑える子葉抑え装置と、 をさらに備えてなる請求項2記載の接木装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111052944A (zh) * 2019-12-18 2020-04-24 北京农业智能装备技术研究中心 贴接式嫁接装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111052944A (zh) * 2019-12-18 2020-04-24 北京农业智能装备技术研究中心 贴接式嫁接装置
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