JPH07321288A - 半導体集積回路、並びにそれを用いたレギュレータ及び温度計 - Google Patents

半導体集積回路、並びにそれを用いたレギュレータ及び温度計

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JPH07321288A
JPH07321288A JP6105322A JP10532294A JPH07321288A JP H07321288 A JPH07321288 A JP H07321288A JP 6105322 A JP6105322 A JP 6105322A JP 10532294 A JP10532294 A JP 10532294A JP H07321288 A JPH07321288 A JP H07321288A
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voltage
semiconductor integrated
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temperature
circuit
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JP6105322A
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Inventor
Takashi Matsui
孝至 松井
Chikara Tsuchiya
主税 土屋
Tetsuo Seki
哲生 関
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CMOSプロセスを用いて温度特性が一定で
高精度の出力電圧を生成する半導体集積回路、並びにそ
れを用いたレギュレータ及び温度計を提供する。 【構成】 エミッタ面積の異なる2つのサブトランジス
タQ1及びQ2と、2つのサブトランジスタQ1及びQ
2のベース電極間に接続される抵抗R4と、2つのサブ
トランジスタQ1及びQ2の出力電圧をベース電極にフ
ィードバックして、2つのサブトランジスタQ1及びQ
2のエミッタ電極に一定電流を流す制御回路OP1と有
して構成し、温度特性が一定である出力電圧Vout を出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路、並び
にそれを用いたレギュレータ及び温度計に関し、特に、
CMOSプロセスの半導体集積回路により温度特性が一
定となる出力電圧を生成する半導体集積回路、並びにそ
れを用いたレギュレータ及び温度計に関する。
【0002】近年の半導体集積回路においては、各種の
機能が1チップに集積されたシステムLSI化が進み、
低消費電力化の要求がされている。そのため、従来、高
精度に温度特性が一定な出力電圧を生成する基準電圧回
路は、バイポーラ・プロセスを用いて実現されてきた
が、システムLSI化および低消費電力化のためCMO
Sプロセスが使用されるようになり、バイポーラ・プロ
セスを用いて実現されている特性と同等の性能が要求さ
れている。
【0003】
【従来の技術】図9に従来の基準電圧発生回路の回路図
を示す。定電流回路21、NPNトランジスタQ3及び
Q4、抵抗R31及びR32、並びにオペアンプOP4
を備えた構成である。
【0004】本従来例の基準電圧発生回路では、エミッ
タ面積の異なる2つのNPNトランジスタQ3及びQ4
(バイポーラ・プロセス)を用い、コレクタ電極側に発
生する電位差を用いて基準電圧(バンドギャップ電圧)
out を発生させている。
【0005】ところが、COMOSプロセスでは、NP
Nトランジスタは使用できず、例えばp型基板を用いた
場合にはサブPNPトランジスタしか使用できないた
め、従来例の様な構成ができない。また、サブPNPト
ランジスタは、コレクタがシリコン基板であるため、コ
レクタ電極側に発生する電位差を用いて基準電圧を発生
させることができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の基準電
圧発生回路では、CMOSプロセスを用いた場合に、温
度特性が一定で高精度の出力電圧を生成する基準電圧発
生回路を実現することができないため、LSIが複数に
なり実装面積が大きくなったり、また部品点数が増える
ためコスト・アップするという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、CMOSプロセスを用いて温度特性が一定
で高精度の出力電圧を生成する半導体集積回路、並びに
それを用いたレギュレータ及び温度計を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。前記課題を解決するために、本発明の特徴の
半導体集積回路は、図1に示す如く、エミッタ面積の異
なる2つのサブトランジスタQ1及びQ2と、前記2つ
のサブトランジスタQ1及びQ2のベース電極間に接続
される抵抗R4と、前記2つのサブトランジスタQ1及
びQ2の出力電圧をベース電極にフィードバックして、
前記2つのサブトランジスタQ1及びQ2のエミッタ電
極に一定電流を流す制御回路OP1と有して構成し、温
度特性が一定である出力電圧Vout を出力する。
【0009】また、本発明の特徴のレギュレータは、図
3に示す如く、請求項1に記載の半導体集積回路11を
有して構成し、温度特性が一定である出力電圧Vout
出力する。
【0010】更に、本発明の特徴の温度計は、図5及び
図6に示す如く、請求項1に記載の半導体集積回路11
または請求項2に記載のレギュレータと、所定のリファ
レンス電圧VREF を計時パルスに基づき一定の電圧刻み
で減少させる演算回路AUと、前記演算回路AUの出力
電圧と温度に依存した電圧VT とを比較して一定期間を
定める比較手段COMと、前記一定期間の間、前記計時
パルスを計数するカウンタ13を有するA/Dコンバー
タAD1と、前記A/DコンバータAD1出力をアドレ
スとして対応する温度データを保持するデータメモリ1
4とを有して構成する。
【0011】
【作用】本発明の特徴の半導体集積回路では、例えば図
1に示す如く、エミッタ面積の異なる2つのサブPNP
トランジスタQ1及びQ2、サブPNPトランジスタQ
1及びQ2のベース電極間の抵抗R4、並びに演算増幅
器(制御回路)OP1を備えて構成する。
【0012】サブPNPトランジスタQ1及びQ2のエ
ミッタ電極側に発生する電位差を演算増幅器OP1に入
力し、演算増幅器OP1の出力をサブPNPトランジス
タQ2のベース電極と抵抗R4(抵抗R4を経てサブP
NPトランジスタQ1)に与え、サブPNPトランジス
タQ1及びQ2のエミッタ電極側に発生する電位差が無
くなるようにフィードバックをかけ、出力電圧Vout
して(温度変化にかかわらず一定な)バンドギャップ電
圧が出力するようになる。この時、抵抗R4には絶対温
度に比例した電流が流れ、またサブPNPトランジスタ
Q1及びQ2のhFEは、十分に大きな値(>50)を取
ることから、サブPNPトランジスタQ1及びQ2のベ
ース電流は無視することができる。
【0013】これにより、CMOSプロセスを用いて温
度特性が一定で高精度の出力電圧を生成する半導体集積
回路(基準電圧発生回路)を実現できる。従って、従来
のように別(バイポーラ)プロセスを用いることなく実
現できるので簡単に1チップ化が可能となり、より小面
積で低コストな半導体集積回路を提供できる。
【0014】また、本発明の特徴のレギュレータでは、
例えば図3に示す如く、請求項1に記載の半導体集積回
路(基準電圧発生回路)11、及びリファレンス電圧発
生回路12を備えて構成する。
【0015】これによりリファレンス電圧VREF と共
に、温度特性が一定で高精度の出力電圧Vout を出力し
得るレギュレータを実現できる。更に、本発明の特徴の
温度計では、例えば図5及び図6に示す如く、請求項1
に記載の半導体集積回路11または請求項2に記載のレ
ギュレータから温度特性が一定である出力電圧Vout
びリファレンス電圧VREF を生成し、演算回路AUによ
りリファレンス電圧VREF を計時パルス(sc1及びs
c2)に基づいて一定の電圧刻み(step)で減少させ、
比較手段COMにより演算回路AUの出力電圧と温度に
依存した電圧VT とを比較して一定期間を定め、該一定
期間の間、計時パルス(sc1及びsc2に同期したク
ロックCLK)を計数したカウンタ13を有するA/D
コンバータAD1出力をアドレスとして、データメモリ
14から対応する温度データを得るようにしている。
【0016】これにより、CMOSプロセスを用いて高
精度の温度計を実現できる。また、1つのプロセスを用
いて実現できるので1チップ化を容易に実現でき、より
小面積で低コストな温度計を提供できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。図2に本発明の第1実施例に係る半導体集積
回路(基準電圧発生回路)の構成図を示す。
【0018】同図において、本実施例の基準電圧発生回
路は、エミッタ面積の異なる2つのサブPNPトランジ
スタQ1及びQ2、サブPNPトランジスタQ1及びQ
2のベース電極間の抵抗R4、出力抵抗R1〜R3、バ
イアス抵抗R5、並びにオペアンプ(演算増幅器)OP
1を備えて構成されている。
【0019】オペアンプOP1は、大まかに差動増幅
部、定電流源部であるカレントミラー回路、基準電圧を
生成するバイアス回路を備えて構成されている。即ち、
トランジスタQ18及びQ19を含む差動増幅部、トラ
ンジスタQ11〜Q15及びQ21〜Q24を含む定電
流源部、並びに、トランジスタQ16,Q17,及びQ
25を含むバイアス回路である。
【0020】本実施例の基準電圧発生回路では、サブP
NPトランジスタQ1及びQ2のエミッタ電極に一定の
電流を流し、そのエミッタ電極に発生する電位差をオペ
アンプOP1に入力し、オペアンプOP1の出力をサブ
PNPトランジスタQ2のベース電極と抵抗R4(抵抗
R4を経てサブPNPトランジスタQ1)に与え、サブ
PNPトランジスタQ1及びQ2のエミッタ電圧が同じ
になるようにフィードバックをかけている。
【0021】これにより、出力電圧Vout として、温度
変化にかかわらず常に一定のバンドギャップ電圧VBG1
が出力されるようになる。この時、抵抗R4には絶対温
度に比例した電流が流れるため、温度依存電圧VT
は、絶対温度に比例した電圧が発生する。
【0022】以上説明したように、本実施例の基準電圧
発生回路によれば、CMOSプロセスを用いて温度特性
が一定で高精度の出力電圧を生成する半導体集積回路
(基準電圧発生回路)を実現できる。従って、従来のよ
うに別(バイポーラ)プロセスを用いることなく実現で
きるので簡単に1チップ化が可能となり、より小面積で
低コストな半導体集積回路を提供できる。
【0023】尚、以上の説明ではp型基板によるCMO
Sプロセスを用いたが、n型基板を用いて2つのサブn
pnトランジスタを構成し、同様の回路構成で基準電圧
発生回路を実現することも可能である。
【0024】次に、図3に本発明の第2実施例に係るレ
ギュレータの構成図を示す。同図において、本実施例の
レギュレータは、第1実施例の基準電圧発生回路11、
及びリファレンス電圧VREF を発生するリファレンス電
圧発生回路12を備えて構成されている。
【0025】図4は本実施例で用いるリファレンス電圧
発生回路12の回路図である。同図において、リファレ
ンス電圧発生回路12は、大まかに、基準電流を作成す
る基準電流作成部、定電流源部であるカレントミラー回
路、差動増幅部、リファレンス電圧出力VREF を駆動す
る駆動部、駆動部を補助する駆動補助部、及び基準電圧
を作成するバイアス回路を備えて構成されている。
【0026】即ち、トランジスタQ31及びQ32を含
む基準電流作成部、トランジスタQ33及びQ34,並
びにQ32及びQ46〜Q48を含む定電流源部、トラ
ンジスタQ39及びQ40を含む差動増幅部、トランジ
スタQ38を含む駆動部、トランジスタQ35〜Q37
を含む駆動補助部、並びに、抵抗R22及びR23を含
むバイアス回路である。尚、C12は位相補償用コンデ
ンサである。
【0027】以上のように構成することにより、LSI
で使用する場合に、リファレンス電圧VREF の他、温度
変化にかかわらず一定のバンドギャップ電圧VBG1 、及
び絶対温度に比例した温度依存電圧VT を発生させ得
る、温度特性の優れたレギュレータを実現できる。
【0028】次に、図5及び図6に本発明の第3実施例
に係る温度計の構成図を示す。図5は本実施例の温度計
における各種電圧を発生する部分の構成図であり、図6
は各種電圧に基づいて温度データを生成する部分の構成
図である。
【0029】図5の構成部分は、第2実施例のレギュレ
ータ(第1実施例の基準電圧発生回路及びリファレンス
電圧発生回路12)、温度基準信号Vb を発生する温度
基準信号発生回路、並びに、リファレンス電圧VREF
11/20VREF ,及び1/2VREF を生成する分圧回
路を備えている。温度基準信号発生回路は抵抗R6及び
トランジスタQ5から構成され、分圧回路は抵抗R7〜
R9から構成されている。
【0030】つまり、レギュレータからはリファレンス
電圧VREF 、及び絶対温度に比例した温度依存電圧VT
を発生させ、温度基準信号発生回路からは温度基準信号
bを発生させ、分圧回路ではリファレンス電圧VREF
を分圧してリファレンス電圧11/20VREF 及び1/
2VREF を生成している。
【0031】また図6の構成部分は、A/Dコンバータ
AD1、演算増幅部、コンパレータCOM、NORゲー
トG1、カウンタ13、及びデータメモリ14を備えて
いる。
【0032】A/DコンバータAD1を構成する演算回
路AUは積分回路であり、コンデンサC1及びC2、ス
イッチSW1〜SW3、及びオペアンプOP2から構成
され、演算増幅部は、抵抗R11及びR12、並びにオ
ペアンプOP3から構成されている。
【0033】A/DコンバータAD1では、スイッチS
W1〜SW3は制御信号sc1〜sc3で開閉制御され
ており、図7(a)〜(c)に示すような制御信号sc
1〜sc3の電圧波形により、スイッチSW1及びSW
2を交互にON/OFF(同時にはON/OFFさせな
い)させる。尚、スイッチSW3は、A/Dコンバータ
AD1の初期リセット用スイッチであり、A/D変換動
作を開始する時、スイッチSW3は制御信号sc3によ
りOFFされる。
【0034】スイッチSW1及びSW2による交互のO
N/OFF動作により、A/DコンバータAD1の出力
であるノードA点の電圧V(A) が、図7(d)に示すよ
うに、リファレンス電圧VREF とコンデンサC1及びC
2の容量比で決まる一定の電圧刻みstepで下がって行
く。ここに、 電圧刻みstep=(VREF /10)・(C1/C2) (1) である。
【0035】一方、演算増幅部では、抵抗R11及びR
12は同じ抵抗値を持つ(R11=R12)ので、演算
増幅部の出力であるノードB点の電圧V(B) は、2Vb
−V T の絶対温度に比例した電圧となる。図8に、絶対
温度に比例した温度依存電圧VT 、温度基準信号Vb
及びノードB点の電圧V(B) の温度特性(シミュレーシ
ョン実験の結果)を示す。ノードB点の電圧V(B) は、
常温Ta =25[℃]で650[mV]であり、温度変
化の傾きは−4[mV/℃]である。
【0036】コンパレータCOMでは、ノードA点の電
圧V(A) とノードB点の電圧V(B)とが比較されて、V
(A) <V(B) となった時にコンパレータCOMの出力st
opが“H”レベルになる(図7(e)参照)。
【0037】またカウンタ13では、制御信号sc1及
びsc2に同期したクロックCLKを、A/Dコンバー
タAD1のA/D変換動作が開始して以来、計数し続け
ている。コンパレータCOMの出力stopが“H”レベル
になった時点で、ゲート回路G1によりクロックCLK
の供給が禁止されてカウンタ13の計数動作は停止す
る。
【0038】つまり、コンパレータCOMはノードA点
の電圧V(A) とノードB点の電圧V (B) の比較によりカ
ウンタ13の計数期間を定めていることとなる。該一定
期間計数されたカウンタ13出力は、データメモリ14
に対するアドレスとして供給される。データメモリ14
内に予めアドレス対応に温度データを記憶しておけば、
データメモリ14からカウンタ13の計数値に応じた温
度データを得ることができる。
【0039】例えば、−40[℃]〜+85[℃]を1
1[bit ]で分割すると、前記電圧刻み1step当り0.
061[℃]である。また上述したように、ノードB点
の電圧V(B) の温度変化の傾きは−4[mV/℃]であ
るので、電圧刻み1stepは4×0.061=0.244
[mV]となる。(1)式から (VREF /10)・(C1/C2)=0.244 となり、従ってコンデンサC1及びC2の容量比はC1
/C2=1/504であればよいこととなる。
【0040】以上説明したように本実施例の温度計によ
れば、CMOSプロセスを用いて高精度の温度計を実現
できる。また、1つのプロセスを用いて実現できるので
1チップ化を容易に実現でき、より小面積で低コストな
温度計を提供できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の半導体集積回路に
よれば、サブトランジスタの出力側に発生する電位差を
制御回路に入力し、制御回路の出力をサブトランジスタ
のベース電極と抵抗を経てもう一方のサブトランジスタ
に与えて、サブトランジスタの出力側に発生する電位差
が無くなるようにフィードバックをかけ、当該回路の出
力として温度変化にかかわらず一定な電圧を出力するこ
ととしたので、CMOSプロセスを用いても温度特性が
一定で高精度の出力電圧を生成する半導体集積回路(基
準電圧発生回路)を実現でき、簡単に1チップ化が可能
となり、より小面積で低コストな半導体集積回路を提供
することができる。
【0042】また、本発明のレギュレータによれば、請
求項1に記載の半導体集積回路(基準電圧発生回路)を
備えて構成することとしたので、温度特性が一定で高精
度の出力電圧を出力し得るレギュレータを提供すること
ができる。
【0043】更に、本発明の温度計によれば、請求項1
に記載の半導体集積回路または請求項2に記載のレギュ
レータから温度特性が一定である出力電圧を生成し、演
算回路AUによりリファレンス電圧を計時パルスに基づ
いて一定の電圧刻みで減少させ、比較手段により演算回
路の出力電圧と温度に依存した電圧とを比較して一定期
間を定め、該一定期間の間、計時パルスを計数したカウ
ンタを有したA/Dコンバータ出力をアドレスとして、
データメモリから対応する温度データを得ることとした
ので、CMOSプロセスを用いて高精度の温度計を実現
でき、また、1つのプロセスを用いて実現できるので1
チップ化を容易に実現でき、より小面積で低コストな温
度計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る半導体集積回路(基
準電圧発生回路)の構成図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るレギュレータの構成
図である。
【図4】第2実施例のレギュレータにおけるリファレン
ス電圧発生回路の回路図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る温度計における各種
電圧を発生する部分の部分構成図である。
【図6】第3実施例の温度計における各種電圧に基づい
て温度データを生成する部分の部分構成図である。
【図7】第3実施例の温度計における各種信号の電圧波
形図である。
【図8】第3実施例の温度計における温度依存電圧
T 、温度基準信号Vb 、及びノードB点の電圧V(B)
の温度特性図である。
【図9】従来の基準電圧発生回路の回路図である。
【符号の説明】
11…半導体集積回路(基準電圧発生回路) 12…リファレンス電圧発生回路12 11/20VREF ,1/2VREF …分圧されたリファレ
ンス電圧 13…カウンタ 14…データメモリ 21…定電流回路(カレントミラー回路) A,B…ノード AD1…A/Dコンバータ C1,C2,C11…コンデンサ C12…位相補償用コンデンサ COM…コンパレータ(比較手段) CLK…クロック G1…NORゲート GND…接地電位 OP1…演算増幅器(制御回路),オペアンプ OP2,OP3,OP4…オペアンプ Q1,Q2…サブトランジスタ,サブPNPトランジス
タ Q3,Q4…NPNトランジスタ Q5〜Q48…トランジスタ R1〜R3…出力抵抗 R4…ベース電極間抵抗 R5…バイアス抵抗 R6〜R12,R21〜R23,R31,R32…抵抗 S…ソース電極 SW1〜SW3…スイッチ VT …温度依存電圧 Vb …温度基準信号 Vcc…電源 Vout …出力電圧 VBG1 …バンドギャップ電圧 VREF …リファレンス電圧 V(A) …ノードA点の電圧(A/DコンバータAD1の
出力) V(B) …ノードB点の電圧(演算増幅部の出力) sc1〜sc3…制御信号 adr …アドレス data…温度データ step…電圧刻み stop…カウンタストップ信号
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/082

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ面積の異なる2つのサブトラン
    ジスタ(Q1及びQ2)と、 前記2つのサブトランジスタ(Q1及びQ2)のベース
    電極間に接続される抵抗(R4)と、 前記2つのサブトランジスタ(Q1及びQ2)の出力電
    圧を前記ベース電極にフィードバックして、前記2つの
    サブトランジスタ(Q1及びQ2)のエミッタ電極に一
    定電流を流す制御回路(OP1)と有し、 温度依存性の無い一定電圧(VBGI )及び絶対温度に比
    例した電圧(VT )を出力することを特徴とする半導体
    集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体集積回路を有
    し、温度依存性の無い一定電圧(VBGI )及び絶対温度
    に比例した電圧(VT )を出力することを特徴とするレ
    ギュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体集積回路または
    請求項2に記載のレギュレータと、 所定のリファレンス電圧(VREF )を計時パルスに基づ
    き一定の電圧刻みで減少させる演算回路(AU)と、 前記演算回路の出力電圧と温度に依存した電圧(VT
    とを比較して一定期間を定める比較手段(COM)と、 前記一定期間の間、前記計時パルスを計数するカウンタ
    (13)を有するA/Dコンバータ(AD1)と、 前記A/Dコンバータ(AD1)出力をアドレスとして
    対応する温度データを保持するデータメモリ(14)と
    を有することを特徴とする温度計。
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