JPH07320098A - 自動精算機 - Google Patents

自動精算機

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JPH07320098A
JPH07320098A JP11157794A JP11157794A JPH07320098A JP H07320098 A JPH07320098 A JP H07320098A JP 11157794 A JP11157794 A JP 11157794A JP 11157794 A JP11157794 A JP 11157794A JP H07320098 A JPH07320098 A JP H07320098A
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JP
Japan
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ticket
discount
fare
time
time zone
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JP11157794A
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Inventor
Kazuo Takeda
一雄 竹田
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Takamisawa Cybernetics Co Ltd
Original Assignee
Takamisawa Cybernetics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の乗車券よりその運賃が割引された割引
乗車券が、割引時間帯外に使用された際にその割引乗車
券の精算を確実に行なうことができる自動精算機を提供
することを目的としている。 【構成】 乗車券判別部16によって、使用された券が割
引乗車券であるかを否かを判別し、時間帯判別部17によ
って、割引乗車券が割引時間帯に使用されたか否かを判
別し、割引時間帯外に使用された際に、運賃算出部18に
よって乗車駅から降車駅間の正規運賃を算出して、この
正規運賃を運賃表示部1に表示し、表示された正規運賃
もしくはそれ以上の運賃が投入された際に、運賃判別部
20によって、この運賃が正規運賃もしくはそれ以上の運
賃であることを判別し、発券部13によって精算券および
割引乗車券と等価の等価券を発券する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道等の乗車券を精算
する自動精算機に係り、特に、所定の割引時間帯に使用
されて、通常の乗車券よりその料金が割引された割引乗
車券が、割引時間帯外に使用された際にその割引乗車券
の精算を行なうものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、人々の輸送の手段として
利用される鉄道は、特に朝夕の通勤時間帯が混雑したも
のとなる。電車、駅等が混雑すると、事故、電車の遅延
等が発生し易くなるので、この混雑を緩和するために、
近年、時差出勤が呼びかけられている。ところが、この
時差出勤の呼びかけにも拘らず、朝夕の通勤時間帯の混
雑は一向に解消されていないのが実情である。
【0003】そこで、この通勤時間帯の混雑を解消する
ために、通勤時間帯とそれ以外の時間帯(以下、閑散時
間帯あるいは割引時間帯という)とにおいて運賃設定を
違え、閑散時間帯の運賃を通勤時間帯の正規運賃から割
り引いた割引運賃とし、これにより、閑散時間帯におけ
る鉄道の利用を促進する方法が考えられる。この場合、
閑散時間帯用の割引乗車券を発券し、閑散時間帯にのみ
駅構内への入場・出場を可能にすることが考えれるが、
この割引乗車券による運賃制度を運用する場合、以下の
ような不都合が生じてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、発駅(乗車
駅)においては、閑散時間帯以外の時間帯に旅客が割引
乗車券を用いて駅構内に入場しようとしても、自動改札
機がその入場を阻止することにより、割引乗車券の不正
使用の防止が可能である。しかし、発駅において、所定
の閑散時間帯に入場したとしても着駅(降車駅)におい
て割引時間帯外に出場しなければならないケースが生じ
る。このようなケースでは、一律に、当該割引乗車券に
よる出場を不可とすると、乗車所要時間、乗り換え所要
時間または何等かの理由により電車の運行に遅延が生じ
ている場合等に妥当でないことがある。
【0005】また、割引乗車券の具体的な割引方法とし
ては、例えば、回数券の場合は、通常の回数券と同額
(普通運賃の10倍額)で、通常の枚数(関東圏の場合
は11枚、関西圏の場合は10枚)に1枚を加算した枚
数(関東圏の場合は12枚、関西圏の場合は11枚)を
発行することが考えられる。この場合、割引乗車券1枚
は、正規運賃の5/6程度の価値となるが、この割引乗
車券を割引時間帯外に使用した際の精算においては、1
円単位の精算、あるいは、それ以下の単位の精算を行な
う必要が生じてくるので、精算が煩雑あるいは不可能な
場合がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、通常の乗車券よりその運賃が割引された割引乗車券
が、割引時間帯外に使用された際にその割引乗車券の精
算を確実に行なうことができる自動精算機を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の自動精算機は、割引乗車券であ
るか否かを判別する乗車券判別部と、この乗車券判別部
により判別された割引乗車券が割引時間帯に使用された
か否かを判別する時間帯判別部と、この時間帯判別部に
よって前記割引乗車券が割引時間帯外に使用されたと判
別された際に、割引乗車券によって乗車した乗車駅から
降車駅間の正規運賃を算出する運賃算出部と、この運賃
精算部によって算出された正規運賃を表示する運賃表示
部と、この運賃表示部に表示された正規運賃もしくはそ
れ以上の運賃が投入された際に、この運賃が正規運賃も
しくはそれ以上の運賃であることを判別する運賃判別部
と、この運賃判別部によって運賃が支払われたと判別さ
れた際に、精算済証および前記割引乗車券と等価の等価
券を発券する発券部とを具備してなるものである。
【0008】請求項2の自動精算機は、請求項1におい
て、時間帯判別部を、所定の割引時間帯の最初の時刻
と、該割引時間帯の最終時刻に所定の時間を加算した許
容時刻との間の時間帯内において割引乗車券が使用され
た際に、割引乗車券が割引時間帯に使用されたと判別す
るように構成したものである。
【0009】請求項3の自動精算機は、請求項2におい
て、許容時刻を、割引時間帯の最終時刻に、列車の遅延
が発生していることに応じて算出された所定時間を加算
した時刻としたものである。
【0010】
【作用】本発明の請求項1の自動精算機にあっては、乗
車券判別部によって、使用された券が割引乗車券である
かを否かを判別し、時間帯判別部によって、割引乗車券
が割引時間帯に使用されたか否かを判別し、割引時間帯
外に使用された際に、運賃算出部によって乗車駅から降
車駅間の正規運賃を算出して、この正規運賃を運賃表示
部に表示し、表示された正規運賃もしくはそれ以上の運
賃が投入された際に、運賃判別部によって、この運賃が
正規運賃もしくはそれ以上の運賃であることを判別し、
発券部によって精算済証および割引乗車券と等価の等価
券を発券することにより、割引乗車券が所定の割引乗車
時間帯外に使用された場合の精算において、1円単位の
精算、あるいは、それ以下の単位の精算を行なう必要が
なく、精算を精算済証と等価券を発券するだけの簡単な
ものとする。
【0011】請求項2の自動精算機にあっては、割引時
間帯の最終時刻近傍で割引乗車券で乗車しても、許容時
刻まではその割引乗車券で降車できることになり、よっ
て割引乗車券を使用して割引時間帯に乗車したにも拘ら
ず、降車する際には割引時間帯の最終時刻が過ぎてい
て、精算を行なわなければならないという不都合が生じ
ることがない。
【0012】請求項3の自動精算機にあっては、割引時
間帯に正当に乗車していたにも拘らず、列車の遅延によ
り降車の際に割引時間帯の最終時刻を大幅に過ぎてしま
ったような場合に、当該旅客に対して妥当な救済を図る
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図4を参照して本発明の自動精
算機の一実施例を説明する。図4は、本発明の自動精算
機の接客面を示すもので、その接客面には、案内および
精算金額等を示すとともに、各種処理の選択を可能にす
るいわゆるタッチパネル方式の操作表示部(運賃表示
部)1、音声で案内を行なう音声部2、精算を取り消す
取消釦3、係員呼出釦4、乗車券、割引乗車券、回数
券、定期券、プリペイドカード等が挿入されるとととも
に、定期券、プリペイドカードが返却される挿入返却口
5、紙幣が挿入される紙幣挿入口6、硬貨が投入される
硬貨投入口7、精算済証および等価券が発行される発行
口8、釣銭が排出される釣銭口9等がそれぞれ設けられ
ている。前記乗車券、割引乗車券、定期券、プリペイド
カードの裏面には、それぞれ磁気記録部を有しており、
各カード、券ごとに、券の種類、有効期限、利用料金、
乗車区間、乗車駅、残金額、残回数等の必要とする情報
が磁気記録されるようになっている。
【0014】図1は、上記接客面を有する自動精算機の
構成を示すブロック図である。この図に示す自動精算機
は、前記接客面に設けられた操作表示部1と、前記紙幣
挿入口6から挿入された紙幣を処理する紙幣処理装置1
1と、硬貨投入口7から投入された硬貨を処理する硬貨
処理装置12と、発行口8から発行される精算済証およ
び等価券の印刷と発券を行なう印刷処理装置(発券部)
13と、挿入返却口5から挿入された乗車券、割引乗車
券、定期券、プリペイドカード等を処理する原券処理装
置14と、上記各装置が接続された主制御部15とを主
体として構成されている。主制御部15は、例えば、マ
イクロコンピュータとその周辺回路などを主体に構成さ
れており、自動精算機全体の制御を司るようになってい
る。
【0015】前記主制御部15には、投入された券が、
割引乗車券であるか否かを判別する乗車券判別部16
と、この乗車券判別部16により判別された割引乗車券
が割引時間帯に使用されたか否かを判別する時間帯判別
部17と、この時間帯判別部17によって割引乗車券が
割引時間帯外に使用されたと判別された際に、割引乗車
券によって乗車した乗車駅から降車駅間の正規運賃を算
出する運賃算出部18と、この運賃算出部18によって
算出された正規運賃を表示する前記操作表示部1に表示
された正規運賃もしくはそれ以上の運賃が投入された際
に、この運賃が正規運賃もしくはそれ以上の運賃である
ことを判別する運賃判別部20が含まれる。
【0016】前記乗車券判別部16は、前記原券処理装
置14に設けられた図示しない磁気ヘッドによって各券
の裏面の磁気記録部に書き込まれている券の種類情報を
読み取ることによって、投入された券が割引乗車券であ
るか否か、投入された券がどの種類の券であるか、さら
には、投入された券が、乗車券、割引乗車券、回数券で
あった場合に、それらの券の日付け、区数等を判別する
ようになっている。前記時間帯判別部17は、前記割引
乗車券が割引時間帯に使用された否かを判別するもの
で、前記磁気ヘッドによって割引乗車券の裏面の磁気記
録部に書き込まれた乗車時刻と、割引乗車券が自動精算
機に投入された時刻とが割引時間帯の最初の時刻から割
引時間帯の最終時刻に所定の時間を加算した許容時刻の
間の時間帯にあるときに、割引乗車券が割引時間帯に使
用された乗車券であると判別し、所定の割引時間帯の最
終時刻に所定の時間を加算した許容時刻後に降車した場
合、すなわち割引乗車券が自動精算機に投入された際
に、前記許容時刻を過ぎていた際に、前記割引乗車券が
割引時間帯外に使用されたと判別するようになってい
る。なお、前記時間帯判別部17においては、前記原券
処理装置14によって、通常の乗車券、定期券、プリペ
イドカードにおける乗車時刻をも読み取り可能に構成さ
れている。
【0017】前記運賃算出部18は、割引乗車券によっ
て乗車した乗車駅から降車駅間の正規運賃を算出する機
能を有するものであり、割引乗車券の裏面の磁気記録部
に書き込まれた乗車駅のコードを読み取り、この乗車駅
から降車駅までの区数を算出して、この区数により正規
運賃を算出するようになっている。また、この運賃算出
部18では、通常の乗車券または回数券に精算が必要な
場合にも、同様にして乗車駅から降車駅までの正規運賃
を計算して、この正規運賃から乗車券または回数券に書
き込まれた有効区数に対応する金額を減じて精算ができ
るようになっている。
【0018】前記運賃判別部20は、前記操作表示部
(運賃表示部)1に表示された正規運賃もしくはそれ以
上の運賃が、前記紙幣挿入口6または硬貨投入口に投入
された際に、この投入された料金が正規運賃もしくはそ
れ以上の運賃であることを判別する機能を有するもの
で、判別された投入紙幣または投入硬貨はそれぞれ前記
紙幣処理装置11または硬貨処理装置12によりその金
額がカウントされて各々の装置内の図示しない一時保留
部に収納されるようになっている。さらに、運賃判別部
20は、前記操作表示部1に表示された正規運賃を、予
め料金が支払われたプリペイドカードを前記挿入返却口
5から挿入して精算した際に、正規運賃の一部または全
部が支払われたと判別するように構成され、また、プリ
ペイドカードに書き込まれた残額情報から前記正規運賃
に対応する金額を減額して、前記挿入返却口5から返却
されるようになっている。また、前記運賃判別部20で
は、通常の乗車券または回数券に精算が必要な場合に、
前記運賃算出部18により算出された不足金額と、投入
金額を比較して精算が行なわれたかどうかを判別するこ
とができるようになっている。
【0019】前記印刷処理装置(発券部)13は、前記
運賃判別部20によって、現金またはプリペイドカード
によって運賃が支払われたと判別された際に、精算済証
および前記割引乗車券と等価の等価券を発券するもので
あり、この発券された精算済証および等価券は前記発行
口8から取り出せるようになっている。精算済証は裏面
に磁気記録部を有し、当該駅において当日中に出場する
場合は自動改札機の通過が許可される情報が書き込まれ
るようになっている。また、前記等価券は、前記挿入返
却口5から挿入された割引乗車券と等価の券であり、そ
の裏面には磁気記録部を有し、この磁気記録部には、前
記挿入された割引乗車券から、使用期限、乗車できる区
間を示す区数、割引時間帯用の券であることを示すコー
ド等の情報を読み取り、これらの情報がほぼそのまま書
き込まれるようになっている。
【0020】なお、前記主制御部15には集計機25が
接続され、この集計機25には、自動券売機26…と自
動改札機27…がそれぞれ接続されている。そして、券
売機26…によって券売された乗車券、割引乗車券、回
数券等の種類、枚数、金額の情報と、改札機27によっ
て処理された同様の情報とが、集計機25によって集計
され、出力可能に構成されている。また、これとは別
に、自動精算機単体においても、主制御部15によって
売上データ、保守データ等が作成されて売上・保守デー
タ記録部28よりプリントアウト29やフロッピーディ
スク30等により出力がなされるようになっている。
【0021】次に、上記構成の自動精算機における精算
の方法について、図2および図3を参照して説明する。
まず、自動精算機の前記挿入返却口5に乗車券、割引乗
車券、回数券、定期券、ストアードフェアカードのいず
れかが挿入(投入)されると、ステップS1で、利用者
の勘違い等、何等かのトラブルに備えてそれまで一時保
留していた投入券や投入硬貨等を収納する。次に、ステ
ップS2で、投入された券(投入券)が普通券等である
かまたは定期券、ストアードフェアカードであるかを判
別する。ここで普通券等とは、通常の乗車券、割引乗車
券、回数券のいずれかである。投入された券が定期券ま
たはストアードフェアカードの場合は、ステップS3で
定期券処理が行なわれるか、または、ステップS4でス
トアードフェアカード処理がなされる。
【0022】一方、投入券が普通券等であった場合、ス
テップS5で投入券裏面の磁気記録部に書き込まれてい
る券情報を読み取りに行き、次いでステップS6で、券
情報における日付けが、当日の日付けであるか否かを判
別する。日付けが当日の日付けでない場合、ステップS
7に進み前記操作表示部1に、「この券は精算できませ
ん。係員までお申出ください。」との表示を行ない、さ
らに、ステップS8で原券(普通券等)を放出する。こ
の放出は前記挿入返却口5から行なわれる。
【0023】ステップS6で、普通券等の日付けが当日
の日付けであると判別されたならば、ステップS9で普
通券等が割引乗車券であるか否かの判別を行なう。普通
乗車券が割引乗車券でなく、通常の乗車券または回数券
であった場合、ステップS10で区数の判別を行なう、
言い換えれば、精算が必要か否かを判別する。前記区数
の判別は、乗車駅と降車駅(着駅)との間の区数が、普
通券等に書き込まれた有効区数内であるか否で判別す
る。乗車駅と降車駅との間の区数が有効区数内にであれ
ば、精算は必要なしとしてステップS11に進み、前記
操作表示部1に、「そのまま自動改札機をご利用くださ
い。」との表示を行ない、さらに、ステップS12で原
券(普通券等)を放出する。この放出は前記挿入返却口
5から行なわれる。
【0024】また、ステップS9で普通乗車券が割引乗
車券であると判別されたならば、ステップS13でこの
割引乗車券が割引時間帯に使用されたものであるか否か
を判別する。この判別は、前記時間帯判別部17で行な
い、割引乗車券が自動精算機に投入された時刻が、割引
時間帯の最初の時刻から割引時間帯の最終時刻に所定の
時間を加算した許容時刻の間の時間帯にあるときに、割
引乗車券が割引時間帯に使用された乗車券であると判別
する。一方、所定の割引時間帯の最終時刻に所定の時間
を加算した許容時刻後に降車した場合、すなわち割引乗
車券が自動精算機に投入された際に、前記許容時刻を過
ぎていた際に、前記割引乗車券が割引時間帯外に使用さ
れたと判別する。なお、列車の運行に遅延が生じている
場合は、当該遅延時間を係員操作部により入力すること
により、前記加算する時間にさらに付加時間を加えるよ
うにすることができる。
【0025】ステップS13で割引乗車券が割引時間帯
に使用されたものであった場合、前記ステップS10で
上記と同様にして割引乗車券の区数の判別を行なう。こ
の区数の判別により精算が必要なければ、上記と同様
に、ステップS11に進み、前記操作表示部1に、「そ
のまま自動改札機をご利用ください。」との表示を行な
い、さらに、ステップS12で原券(普通券等)を放出
する。
【0026】ステップS10で精算が必要であるとされ
たならば、ステップS14で精算金額を算出して表示す
る。精算金額の算出は前記運賃算出部18で行なう。こ
の運賃算出部18では、乗車駅から降車駅までの区数を
算出して、この区数により正規運賃を算出し、この正規
運賃から乗車券または回数券に書き込まれた有効区数に
対応する金額を減じて精算する。この精算された金額
は、前記操作表示部1に不足金額として表示される。
【0027】操作表示部1に表示された不足金額に応じ
て、硬貨、紙幣、プリペイドカードが投入されたなら
ば、ステップS18で投入された投入金額が前記不足金
額以上であるか否かを判別する。この判別は前記運賃判
別部20で行なう。この運賃判別部20では、ステップ
S15〜17において投入された硬貨、紙幣、プリペイ
ドカードの金額を合計して、この合計金額と前記不足金
額とを比較する。合計金額が前記不足金額以上であれ
ば、ステップS19で合計金額から不足金額を減じて釣
銭を算出する。さらに、プリペイドカードのみ、あるい
はプリペイドカードと硬貨、紙幣による精算の場合は、
ステップS20でプリペイドカードの残額情報を優先し
て減額し放出する。その後、ステップS21で釣銭(硬
貨、紙幣)を放出するとともに、ステップS22で精算
済証を印刷し発券する。
【0028】一方、前記ステップS13で割引乗車券が
割引時間帯に使用されたものでないとした場合、図3に
示すように、ステップS23で乗車駅からの運賃を算出
する。この算出は前記運賃算出部18で行なう。この運
賃算出部18では、割引乗車券の裏面の磁気記録部に書
き込まれた乗車駅のコードを読み取り、この乗車駅から
降車駅までの区数を算出して、この区数により正規運賃
を算出する。正規運賃が算出されたならば、ステップS
24に進み、前記操作表示部1に、「この券は使用でき
ませんので同価値の券を再発行します。発駅からの下記
の運賃をお支払ください。(□)円」との表示を行な
う。
【0029】そして、操作表示部1に表示された精算所
要金額に応じて、硬貨、紙幣、プリペイドカードが投入
されたならば、ステップS28で投入された投入金額が
前記精算所要金額以上であるか否かを判別する。この判
別は前記運賃判別部20で行なう。この運賃判別部20
では、ステップS25〜27において投入された硬貨、
紙幣、プリペイドカードの金額を合計して、この合計金
額と前記精算所要金額とを比較する。合計金額が前記精
算所要金額以上であれば、ステップS29で合計金額か
ら精算所要金額を減じて釣銭を算出する。さらに、プリ
ペイドカードのみ、あるいはプリペイドカードと硬貨、
紙幣による精算の場合は、ステップS30でプリペイド
カードの残額情報を必要額だけ減じる。その後、ステッ
プS31で釣銭(硬貨、紙幣)を放出するとともに、ス
テップS32で精算済証を、ステップS33で前記割引
乗車券と等価の等価券をそれぞれ印刷し発券する。
【0030】したがって、上記実施例の自動精算機は、
所定の割引時間帯に使用されて、通常の乗車券よりその
運賃が割引された割引乗車券を導入しても、その割引乗
車券に対応できる精算機となる。また、割引乗車券が所
定の割引乗車時間帯外に使用された場合、その乗車区間
の正規運賃を精算して精算済証を発券するとともに、使
用された割引乗車券を回収してその割引乗車券と等価の
等価券を発券するので、精算においては、1円単位の精
算、あるいは、それ以下の単位の精算を行なう必要がな
く、よって精算を、精算済証と等価券を発券するだけの
簡単なものとすることができる。
【0031】さらに、割引乗車券の使用時間帯を判別す
る時間帯判別部17が、所定の割引時間帯内の最初の時
刻と、該割引時間帯の最終時刻に所定の時間を加算した
許容時刻との間の時間帯内において割引乗車券が使用さ
れた際に、割引乗車券が割引時間帯に使用されたと判別
するように構成されているので、割引時間帯の最終時刻
近傍で割引乗車券で乗車しても、許容時刻まではその割
引乗車券で降車できることになり、よって割引乗車券を
使用して割引時間帯に乗車したにも拘らず、降車する際
には割引時間帯の最終時刻が過ぎていて、精算を行なわ
なければならないという不都合が生じることがない。な
お、前記許容時刻は、鉄道の乗車ルートの長さによって
適宜決定されるもので、通常は前記割引時間帯の最終時
刻に1時間程度を加算した時刻が望ましい。
【0032】また、上記の加算時間に加えてあるいは代
えて、列車の運行に生じている遅延時間に相当する時間
を、割引乗車券による精算に適用すれば、列車運行主体
の責によって遅延が生じている場合に、旅客の側に不当
な追加運賃が請求されてしまうおそれがない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の自動精算機によれば、乗車券判別部によって、使用さ
れた券が割引乗車券であるかを否かを判別し、時間帯判
別部によって、割引乗車券が割引時間帯に使用されたか
否かを判別し、割引時間帯外に使用された際に、運賃算
出部によって乗車駅から降車駅間の正規運賃を算出し
て、この正規運賃を表示部に表示し、表示された正規運
賃もしくはそれ以上の運賃が投入された際に、運賃判別
部によって、この運賃が正規運賃もしくはそれ以上の運
賃であることを判別し、発券部によって精算済証および
割引乗車券と等価の等価券を発券することができる、割
引乗車券に対応できる精算機となる。したがって、割引
乗車券が所定の割引乗車時間帯外に使用された場合の精
算においては、1円単位の精算、あるいは、それ以下の
単位の精算を行なう必要がなく、よって精算を、精算済
証と等価券を発券するだけの簡単なものとすることがで
きる。
【0034】請求項2の自動精算機によれば、割引乗車
券の使用時間帯を判別する時間帯判別部が、所定の割引
時間帯内の最初の時刻と、該割引時間帯の最終時刻に所
定の時間を加算した許容時刻との間の時間帯内において
割引乗車券が使用された際に、割引乗車券が割引時間帯
に使用されたと判別するように構成されているので、割
引時間帯の最終時刻近傍で割引乗車券で乗車しても、許
容時刻まではその割引乗車券で降車できることになり、
よって割引乗車券を使用して割引時間帯に乗車したにも
拘らず、降車する際には割引時間帯の最終時刻が過ぎて
いて、精算を行なわなければならないという不都合が生
じることがない。
【0035】請求項3の自動精算機によれば、発駅(乗
車駅)より適正な時間帯に乗車した旅客が、列車の遅延
等により、本来到達すべき割引時間帯に着駅(降車駅)
に到達できなかった場合であっても、当該旅客に対し、
不当な運賃請求処理をおこなうことのない精算機とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動精算機の一実施例の概略構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す自動精算機による精算方法を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1に示す自動精算機による精算方法を示すフ
ローチャートである。
【図4】図1に示す自動精算機の接客面を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 表示部(運賃表示部) 13 印刷処理装置(発券部) 16 乗車券判別部 17 時間帯判別部 18 運賃算出部 20 運賃判別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/60 G07B 1/00 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の割引時間帯に使用されて、通常の
    乗車券よりその運賃が割引された割引乗車券が、前記割
    引時間帯外に使用された際にその割引乗車券の精算を行
    なう自動精算機であって、 前記割引乗車券であるか否かを判別する乗車券判別部
    と、この乗車券判別部により判別された割引乗車券が前
    記割引時間帯に使用されたか否かを判別する時間帯判別
    部と、この時間帯判別部によって前記割引乗車券が割引
    時間帯外に使用されたと判別された際に、割引乗車券に
    よって乗車した乗車駅から降車駅間の正規運賃を算出す
    る運賃算出部と、この運賃精算部によって算出された正
    規運賃を表示する運賃表示部と、この運賃表示部に表示
    された正規運賃もしくはそれ以上の運賃が投入された際
    に、この運賃が正規運賃もしくはそれ以上の運賃である
    ことを判別する運賃判別部と、この運賃判別部によって
    運賃が支払われたと判別された際に、精算済証および前
    記割引乗車券と等価の等価券を発券する発券部とを具備
    してなることを特徴とする自動精算機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動精算機において、時
    間帯判別部が、所定の割引時間帯の最初の時刻と、該割
    引時間帯の最終時刻に所定の時間を加算した許容時刻と
    の間の時間帯内において割引乗車券が使用された際に、
    割引乗車券が割引時間帯に使用されたと判別するように
    構成されていることを特徴とする自動精算機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動精算機において、許
    容時刻が、割引時間帯の最終時刻に、列車の遅延が発生
    していることに応じて算出された所定時間を加算した時
    刻であることを特徴とする自動精算機。
JP11157794A 1994-05-25 1994-05-25 自動精算機 Pending JPH07320098A (ja)

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