JPH07317576A - 内燃機関の空気量制御装置 - Google Patents

内燃機関の空気量制御装置

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JPH07317576A
JPH07317576A JP11576794A JP11576794A JPH07317576A JP H07317576 A JPH07317576 A JP H07317576A JP 11576794 A JP11576794 A JP 11576794A JP 11576794 A JP11576794 A JP 11576794A JP H07317576 A JPH07317576 A JP H07317576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collar
return spring
spring
control device
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP11576794A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Sugiura
敏夫 杉浦
Toru Sakurai
徹 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットル弁を閉じるリターンスプリングが
振動で異音を発生したり、摩耗するのをなくす。 【構成】 スロットル弁を開くと、リターンスプリング
14の径が縮小して、カラー17の突部17Aに接触す
る。カラー17はそのために最大径が縮小し、軸方向に
伸長する。カラー17は第1のスプリングガイド12と
第2のスプリングガイド13の凹部12C,13Cに係
止されていて、その間にがたがあるため、軸方向に伸長
しても突っ張らない。こうして、リターンスプリング1
4の振動を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の空気量制御装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に従来技術の構造を示す。図中1は
スロットルボディーで、このスロットルボディーには空
気通路2が形成されている。この空気通路2はスロット
ル弁3によって開閉されるようになっており、4はその
弁軸である。5は弁軸4を回動可能に支承する軸受、6
はスロットル弁3を弁軸4に固着するスクリュである。
7はダストシールで、軸受部へちり・ごみ等が入るのを
防止する。
【0003】8は弁軸4の端部に固着されたスロットル
アーム、9は同じく弁軸4の端部に固着されたスロット
ルレバーで、これらはスプリングワッシャー10とナッ
ト11により弁軸4に固着されている。スロットルレバ
ー9の可動端は図示されてない操作部材を介してアクセ
ルペタル等に連動する。
【0004】12はスロットルボディー1に嵌合装着さ
れた全体がほぼ円筒形の第1のスプリングガイド、13
は弁軸4に嵌合装着された第2のスプリングガイドで円
筒形の内筒部13Aと外筒部13Bを備えている。
【0005】14は第1のスプリングガイド12の外周
と第2のスプリングガイド13の外筒部13Bの外周と
の間に装着されたコイル状の第1のリターンスプリン
グ、15,16はスロットルボディー1と第2のスプリ
ングガイド13の内筒部13Aと外筒部13Bとの間に
装着されたコイル状の第2、第3のリターンスプリング
で、互に二重巻きされている。
【0006】これら各リターンスプリング14,15,
16の各一端フック部14A,15A,16Aはスロッ
トルアーム8に係止され、図示されてない各他端フック
部はスロットルボディー1に係止されている。こうし
て、第1〜第3のリターンスプリング14,15,16
によって弁軸4はスロットル弁3を閉じる方向に付勢さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
使用中の振動によってリターンスプリングが振れて、そ
の隣接するコイル同士が衝突して異音を発生するばかり
でなく、コイル同士の衝突摺動によってリターンスプリ
ングが摩耗してスプリングの復元力が低下してエンジン
の回転数が所定の回転数に戻りにくくなるという問題点
があった。
【0008】そして、リターンスプリングの摩耗が極度
に進行した場合には、スプリングが折損して戻し力がな
くなってしまう虞れがあった。なお、第1、第2、第3
のリターンスプリング14,15,16のうち、外周に
位置する第1のリターンスプリング14が、最も振れが
大きくて、上記の問題点が強くみられる。
【0009】そこで、本発明は、振動によるリターンス
プリングの振れを抑制することで前記の異音や摩耗など
の問題点を解消できる内燃機関の空気量制御装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、スロットル弁(3)を閉じる方向に
弁軸(4)を付勢するコイル状のリターンスプリング
(14)と、このリターンスプリング(14)の各端部
を保持する第1のスプリングガイド(12)と第2のス
プリングガイド(13)とを有するものにおいて、中央
部に外周方向に突出する山形の突部(17A)を有する
とともに軸方向両端部に係止部(17B)(17C)を
備えた弾性材料からなるカラー(17)を前記弁軸
(4)を囲んで前記リターンスプリング(14)の内側
に配設するとともに、このカラー(17)の両端係止部
(17B)(17C)を前記第1のスプリングガイド
(12)と第2のスプリングガイド(13)にそれぞれ
設けた凹部(12C)(13C)に軸方向のがた
(G1 )(G2 )をもたせて係止したことを特徴とす
る。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、カラ
ー(17)の両端部の係止部(17B)(17C)が、
同心の円筒形で、中央部の山形の突部(17A)が円周
方向に空間(17D)をはさんで間隔をおいて形成され
ていることを特徴とする。
【0012】そして、第3の発明は、第1又は第2の発
明において、カラー(17)が最外周のリターンスプリ
ング(14)のすぐ内側に配設されていることを特徴と
する。
【0013】
【作用】機関作動中にスロットル弁(3)が開かれる
と、リターンスプリング(14)が巻き込まれて、その
径が縮小し、カラー(17)の突部(17A)に接触す
るため、振動によるリターンスプリング(14)の振れ
が防止される。
【0014】スロットル弁(3)の開度が大きくなっ
て、リターンスプリング(14)の径が更に縮小する
と、カラー(17)の突部(17A)の径も縮小し、カ
ラー(17)が変形して軸方向に延びる。このとき、両
スプリングガイド(12)(13)の凹部(12C)
(13C)との間のがた(G1 )(G2 )がカラー(1
7)の突っ張りを防止する。
【0015】
【実施例】図1〜図5の実施例で、前記図7の従来技術
と同一の符号を付けた部品は前記従来技術と同一又はほ
ぼ同一の作用をするので、その説明は省略し、ここでは
従来技術と違う部分について特に説明をする。
【0016】17は最も外周に配設された第1のリター
ンスプリング14のすぐ内側に配設されたカラーで、図
2のかたちをしている。即ち中央部に外周方向へ突出す
る山形の突部17Aを備え、軸方向両端には円筒形の係
止部17B,17Cが突部17Aに連続して形成されて
いる。山形の突部17Aは円周を4等分して4箇所に間
隔をおいて形成されている。そのため、これら4個の突
部17Aの間には空間(切欠き)17Dが形成されてい
る。
【0017】このカラー17は金属又はプラスチックの
弾性材料(ばね材料)の薄板で形成されている。図1
で、第1のスプリングガイド12と第2のスプリングガ
イド13は互に対向する端部に環状の凹部(溝)12C
と13Cをそれぞれ備えている点が前記従来技術の場合
と異なる。
【0018】そして、これらの凹部12Cと13Cにカ
ラー17の係止部17Bと17Cがそれぞれ嵌入されて
係止される。スロットル弁3の閉弁状態では、図3のよ
うに、スロットルアーム8の可動端がストッパとしての
スクリュ18の先端に当接していて、第1〜第3のリタ
ーンスプリング14,15,16の巻き込み量は最小で
ある。なお図3で、符号19はスクリュ18を固定する
ナットである。
【0019】このようなスロットル弁3の全閉状態で
は、第1のリターンスプリング14はカラー17の突部
17Aと離れている。スロットル弁3の全開状態では、
図4,5のようにスロットルアーム8の可動端がスクリ
ュ18の先端から離れて、時計方向に回動し、第1〜第
3のリターンスプリング14,15,16の巻き込み量
が最大となり、各スプリングの径が縮小する。
【0020】そのため、第1のリターンスプリング14
がカラー17の突部17Aに接触して押す。その結果、
弾性材料からなるカラー17が変形して、突部17Aの
径が縮小するとともに、カラー17が軸方向に伸長して
係止部17Bと17Cが、より深く凹部12Cと13C
に入り込む。
【0021】このとき、係止部17Bと17Cの先端が
凹部12Cと13Cの奥の底部に当ってカラー17が突
っ張ることがないように、図4に示すがたG1 とG2
設けてある。
【0022】図6にスロットル開度に対する弁軸の作動
トルクを示すが、上記がたG1 ,G 2 がなくて、カラー
17がスロットル弁の全開近くで突っ張るようなことが
あると、図の破線Aのように全開近くで作動トルクが異
常に上昇するが、本発明では突っ張ることがないので実
線Bのように直線的に上昇する。つまり、三つのリター
ンスプリング14,15,16からなる多重構造のリタ
ーンスプリングのトルクを正直に現わしている。
【0023】カラー17をリターンスプリングのすぐ内
側に設け、スロットル弁を開いたときに、リターンスプ
リングがカラーに接触し、カラーを変形させて、リター
ンスプリングの振れを防止するのであるが、カラー17
に空間(切欠き)17Dと山形の突部17Aを形成する
ことで、カラー17の弾性変形を容易にし、効果的な防
振を図っている。
【0024】なお、多重構造のリターンスプリングを用
いる場合、最外周のリターンスプリングが通常最も振れ
易いので、実施例のように、第1のリターンスプリング
14に対してカラー17を設けるのが効果的であるが、
他のリターンスプリングに防止用のカラーを対向配置す
ることもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明の内燃機関の空気量制御装置は上
述のように構成されているので、振動によるリターンス
プリングの摩耗や異音の発生が防止でき、長期間にわた
りリターンスプリングの復元力を維持でき、空気量制御
装置の耐久性が向上する。
【0026】またカラーの突っ張りが生じることがなく
安定した作動が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の横断面図で、スロットル弁の
全閉状態を示す。
【図2】本発明に用いるカラーの拡大斜視図。
【図3】図1の右側面図。
【図4】図1の実施例のスロットル全開状態を示す横断
面図。
【図5】図4の右側面図。
【図6】弁軸の作動トルク線図。
【図7】従来技術の横断面図。
【符号の説明】
1 スロットルボディー 3 スロットル弁 4 弁軸 12,13 スプリングガイド 12C,13C 凹部 17 カラー 17A 突部 17B,17C 係止部 17D 空間 G1 ,G2 がた

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットル弁を閉じる方向に弁軸を付勢
    するコイル状のリターンスプリングと、このリターンス
    プリングの各端部を保持する第1のスプリングガイドと
    第2のスプリングガイドとを有するものにおいて、 中央部に外周方向に突出する山形の突部を有するととも
    に軸方向両端部に係止部を備えた弾性材料からなるカラ
    ーを前記弁軸を囲んで前記リターンスプリングの内側に
    配設するとともに、 このカラーの両端係止部を前記第1のスプリングガイド
    と第2のスプリングガイドにそれぞれ設けた凹部に軸方
    向のがたをもたせて係止したことを特徴とする内燃機関
    の空気量制御装置。
  2. 【請求項2】 カラーの両端部の係止部が、同心の円筒
    形で、中央部の山形の突部が円周方向に空間をはさんで
    間隔をおいて形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の内燃機関の空気量制御装置。
  3. 【請求項3】 カラーが最外周のリターンスプリングの
    すぐ内側に配設されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の内燃機関の空気量制御装置。
JP11576794A 1994-05-30 1994-05-30 内燃機関の空気量制御装置 Pending JPH07317576A (ja)

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JP11576794A JPH07317576A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 内燃機関の空気量制御装置

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JP (1) JPH07317576A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303886A (ja) * 2008-09-22 2008-12-18 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関のスロットル制御装置
KR20160104242A (ko) * 2015-02-26 2016-09-05 주식회사 현대케피코 리턴스프링 이탈방지 구조를 갖는 vcm 엑추에이터
KR102057554B1 (ko) * 2018-11-06 2020-02-07 주식회사 현대케피코 전자식 스로틀 밸브의 기어 하우징
JP2021032088A (ja) * 2019-08-19 2021-03-01 株式会社デンソーダイシン 絞り弁装置

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JP2008303886A (ja) * 2008-09-22 2008-12-18 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関のスロットル制御装置
KR20160104242A (ko) * 2015-02-26 2016-09-05 주식회사 현대케피코 리턴스프링 이탈방지 구조를 갖는 vcm 엑추에이터
KR102057554B1 (ko) * 2018-11-06 2020-02-07 주식회사 현대케피코 전자식 스로틀 밸브의 기어 하우징
JP2021032088A (ja) * 2019-08-19 2021-03-01 株式会社デンソーダイシン 絞り弁装置

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