JPH0727386Y2 - スロツトル弁のリタ−ン機構 - Google Patents

スロツトル弁のリタ−ン機構

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JPH0727386Y2
JPH0727386Y2 JP1987059257U JP5925787U JPH0727386Y2 JP H0727386 Y2 JPH0727386 Y2 JP H0727386Y2 JP 1987059257 U JP1987059257 U JP 1987059257U JP 5925787 U JP5925787 U JP 5925787U JP H0727386 Y2 JPH0727386 Y2 JP H0727386Y2
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JP
Japan
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throttle
return spring
throttle valve
coil
locking portion
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JP1987059257U
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JPS63166639U (ja
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憲示 林
明 井伊
雅之 岡村
嘉樹 福森
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Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関のスロットル弁のリターン機構に関す
る。
〔従来の技術〕
内燃機関のスロットル弁は一般にアクセルペダルに連結
されてアクセルペダルを踏み込むことによってスロット
ル弁を開き、アクセルペダルを離すとスロットル弁が閉
じ側に戻るようになっている。スロットル弁を閉じ側に
戻すために戻しバネが使用される。戻しバネは通常ねじ
りコイルバネが使用され、スロットルシャフトの一端部
に配置されて、その一端がスロットルボディに係止され
るとともに他端がスロットルシャフトに係止されるよう
になっている。このようなスロットル弁の戻しバネを取
り上げた従来技術として例えば実開昭56−8826号公報や
実開昭57−22637号公報が知られているが、これらの公
知技術は戻しバネとスロットルシャフトとの間の半径方
向の間隙を大きくしたり或いは戻しバネのフック部を軸
方向へ曲げたりしたものであり、本考案の課題に対して
は関連性が低いと考えられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
スロットルシャフトの回りにねじりコイルバネを配置し
たスロットル弁のリターン機構では、スロットル弁の開
閉動作を繰り返すとねじりコイルバネからなる戻しバネ
のコイル線部分同士が接触し、接触部位において摩耗が
生じることがある。本願の考案者の考案によれば、その
ような接触はねじりコイルバネのフック端部に接線方向
に延びる外端コイル線部分とその内側の1巻目のコイル
線部分との間で最も激しくなり、その接触部分で摩耗し
易いことが分かった。本考案はこのような問題点に着目
してスロットル弁の戻しバネの摩耗を回避することがで
き、高い信頼性を有するスロットル弁のリターン機構を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるスロットル弁のリターン機構は、スロット
ル弁を取りつけたスロットルシャフトの一端部の回りに
ねじりコイルバネが配置され、該ねじりコイルバネがコ
イル部分とその外側に連続する外向き係止部分とからな
る線材により形成され、該ねじりコイルバネの一方の外
向き係止部分がスロットルボディに係止されるとともに
他方の外向き係止部分がスロットルシャフトに係止さ
れ、さらに、該ねじりコイルバネの両端部には、各端部
の内周面にほぼ接し、該ねじりコイルバネの軸線回りに
回動可能なブッシュが配置され、各ブッシュには、外向
き係止部分の内側に隣接する1巻目のコイル部分に係合
して該1巻目のコイル部分と前記外向き係止部分とを軸
線方向に開かせるコイル係合手段が設けられていること
を特徴とするスロットル弁のリターン機構。
〔実施例〕
第1図を参照すると、内燃機関のスロットルボディ10に
はバタフライ弁からなるスロットル弁12が配置され、ス
ロットル弁12は公知のようにスロットルシャフト14に取
りつけられる。スロットルシャフト14の一端部はスロッ
トルボディ10の外側へ延長され、その最外端部にはスロ
ットルリンク16がナット18によって固定されるようにな
っている。スロットルリンク16はケーブル(図示せず)
によってアクセルペダル(図示せず)に連結される。ス
ロットルボディ10とスロットルリンク16との間におい
て、ねじりコイルバネからなる戻しバネ20がスロットル
シャフト14の回りに配置される。
ねじりコイルバネからなる戻しバネ20はほぼ断面円形の
線材をコイル状に巻いて形成され、第2図にも示されて
いるようにスロットルシャフト14の回りに巻かれる複数
条のコイル部分20aからなるものである。このコイル部
分20aから連続してその外側には接線方向にほぼまっす
ぐな外向き係止部分20bが延び、この外向き係止部分20
b,20dの先端にはそれぞれフック20c,20eが形成される。
スロットルボディ10にはピン22が立てられ、戻しバネ20
の一端のフック20cがこのピン22に係止される。また、
戻しバネ20の他端のフック20eはスロットルシャフト14
に係止され、その詳細についてはこれから説明する。ま
た、第2図を参照すると、従来は、接線方向の外向き係
止部分20b,20dとその内側に隣接する1巻目のコイル部
分20aとのAで示される接点付近において、戻しバネ20
の摩耗が特に生じ勝ちであった。これは、スロットルシ
ャフトの作動中に発生する戻しバネの軸線方向の振動に
おいて、固定されている係止部分20b,20dに対して、そ
れに隣接する第1巻目のコイル部分は、離れた後に衝突
することが繰り返され、この衝突が大きな磨耗をもたら
すためである。
第1図に示されるように、スロットルボディ10とスロッ
トルリンク16との間において、一対の円板24,26が相互
に軸線方向に一定の間隔を開けてスロットルシャフト14
に嵌合され、スロットルシャフト14にかしめにより固定
される。従って、これらの一対の円板24,26はスロット
ルシャフト14と一体化され、スロットルシャフト14と一
緒に回転する。戻しバネ20はこれらの円板24,26の間に
配置されることになる。そして、スロットルリンク16に
近い側の円板26が軸線方向で内側に突出する戻しバネ20
の係止用爪28を備えており、戻しバネ20のフック20eが
この係止用爪28に係止されるようになっている。また、
これらの一対の円板24,26はそれぞれ単独にスロットル
シャフト14に固定されるようにすることもできるが第1
図に示されるように、一対の円板24,26が連続バー30に
よって相互に一体的に連続されており、上記した相互間
の軸線方向の一定の間隔を確実に設定することができる
ようになっている。
さらに、これらの一対の円板24,26の間において、2個
のブシュ32,34がスロットルシャフト14に軸線方向に並
べて移動可能に嵌合され、戻しバネ20はこれらのブシュ
32,34の回りに巻かれて配置される。2個のブシュ32,34
はほぼ対称に形成されたものであり、基本的には円筒形
状に形成され、戻しバネ20の構成コイルの内径がブシュ
32,34の外径とほぼ等しいかそれよりもわずかに大きく
なっている。さらに、第3図にも示されているように、
2個のブシュ32,34はそれぞれの軸線方向の外端部に半
径方向に膨大した円板状の鍔36を備えている。2個のブ
シュ32,34の軸線方向の合計の長さは一対の円板24,26の
間の距離よりも短く、従って、両方のブシュ32,34の鍔3
6の外面がそれぞれの円板24,26の内面と接触したとき
に、第1図に示されるように2個のブシュ32,34の間に
間隔があくようになっている。従って、2個のブシュ3
2,34はそれぞれスロットルシャフト14に対して軸線方向
及び半径方向に動くことができる。2個のブシュ32,34
がスロットルシャフト14及び戻しバネ20と相対的に動く
ことができるので、戻しバネ20が伸縮動作するときにそ
の基本的なコイル形状から外れたはみ出し的変形を低減
させることができる。2個のブシュ32,34は相互に反対
方向に回転することができ、それによって戻しバネ20の
ねじり変形時の摩擦抵抗を低減することができる。
ブシュ32,34の鍔36は前述したように円板状に形成さ
れ、さらにその内面に平面カム状のスロープ面38が形成
されている。このスロープ面38は戻しバネ20の構成コイ
ルのねじり角度にほぼ対応する角度で形成され、第1図
に示されるように、戻しバネ20の外向き係止部分20b,20
dの内側に隣接する1巻目のコイル部分20aがこのスロー
プ面38にほぼ面接触せしめられるようになっている。ス
ロープ面38は軸線方向に所定の高さを有する段付き面40
で終端する。
戻しバネ20の外向き係止部分20b,20dの外端のフック20
c,20eは上記したようにそれぞれ固定ピン22及び係止用
爪28に係止されるものである。これらの固定ピン22及び
係止用爪28はそれぞれのフック20c,20eを最外位置にあ
るときのブシュ32,34の鍔36の外周面のさらに外周上で
スロープ面38が段付き面40において終端する位置に対応
する位置で保持するように形成されており、外向き係止
部分20b,20dは段付き面40を横切るように外方に延び
る。第3図に示されるように、フック20eを保持すべき
係止用爪28の位置とスロープ面38の最高部との間には軸
線方向の距離lがあり、この距離lが、スロープ面38に
乗った1巻目のコイル部分20aと外向き係止部分20dとを
軸線方向に開かせることができるように定められてい
る。即ち、フック20eは係止用爪28によって軸線方向に
一定の位置で保持され、1巻目のコイル部分20aはスロ
ープ面38によって軸線方向の位置を規制されるので、距
離lがあると外向き係止部分20dと1巻目のコイル部分2
0aとが開かれるのである。このようなスロープ面38は、
戻しバネの係止部分とその内側に隣接する1巻目のコイ
ル部分とを軸線方向に開かせるコイル係合手段を構成す
る。1巻目のコイル部分20aの位置を軸線方向に規制す
るためには、必ずしもスロープ面38でなくて単なる突起
等でも良いが、スロープ面38にするとコイル部分20aと
の接触摩擦を小さくすることができるのである。また、
1巻目のコイル部分20aと外向き係止部分20b,20dとを軸
線方向に開かせるように配置すると、フック20c,20eに
連続する外向き係止部分20b,20dが隣接する1巻目のコ
イル部分20aを引きつけようとし、それによって、鍔36
は通常軸線方向に外向きの力を受け、ブシュ32,34がそ
れぞれの円板24,26に当接するようになる。このとき
に、一対の円板24,26が戻しバネ20の伸長距離を適切に
規制する。
戻しバネ20の両単のフック20c,20eは第2図からも分か
るようにほぼ180度ずれた関係にあるので、第1図では
左側の鍔36のスロープ面38は見えていないが、その部分
にもスロープ面が設けられている。アクセル操作によっ
て、スロットル弁12が第1図の状態から開かれると、円
板24,26がスロットルシャフト14とともに回転し、それ
と同時に右側の係止用爪28が回転する。それによって戻
しバネ20がねじり弾性変形を受け、戻し作用のためのエ
ネルギーを蓄えた状態になる。そして、アクセルを弛め
或いは離すと戻しバネ20に付勢されてスロットル弁12が
閉じ側に戻される。このようなスロットル弁12の開閉動
作に伴い上に述べたように戻しバネ20が動作するが、そ
のような動作の間を通じて戻しバネ20の外向き係止部分
20b,20dはそれに隣接するコイル部分20aから間隙を開け
た状態に維持されるので、戻しバネの軸線方向の振動に
よる前述の繰り返し衝突は防止され、それに伴う磨耗を
完全に無くすことができる。そして、戻しバネ20の動作
に伴って摩擦によりブシュ32,34も動くことができ、そ
れによって全体の摩擦を緩和並びに分散することができ
るようになり、戻しバネ20の動作を確実にしつつその摩
耗を低減することができるのである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば戻しバネの摩耗を
低減することができ、信頼性の高いスロットル弁の戻し
機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるスロットル弁の戻し機構を示す
図、第2図は第1図の戻しバネの側面図、第3図は第1
図のブシュの拡大図である。 12……スロットル弁、14……スロットルシャフト、20…
…戻しバネ、22……固定ピン、24,26……円板、28……
係止用爪、32,34……ブシュ、36……鍔、38……スロー
プ面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡村 雅之 愛知県大府市共和町1丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 (72)考案者 福森 嘉樹 愛知県大府市共和町1丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−56335(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットル弁を取り付けたスロットルシャ
    フトの一端部の回りにねじりコイルバネが配置され、該
    ねじりコイルバネがコイル部分とその外側に連続する外
    向き係止部分とからなる線材により形成され、該ねじり
    コイルバネの一方の外向き係止部分がスロットルボディ
    に係止されるとともに他方の外向き係止部分がスロット
    ルシャフトに係止され、さらに、該ねじりコイルバネの
    両端部には、各端部の内周面にほぼ接し、該ねじりコイ
    ルバネの軸線回りに回動可能なブッシュが配置され、各
    ブッシュには、外向き係止部分の内側に隣接する1巻目
    のコイル部分に係合して該1巻目のコイル部分と前記外
    向き係止部分とを軸線方向に開かせるコイル係合手段が
    設けられていることを特徴とするスロットル弁のリター
    ン機構。
JP1987059257U 1987-04-21 1987-04-21 スロツトル弁のリタ−ン機構 Expired - Lifetime JPH0727386Y2 (ja)

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JP1987059257U JPH0727386Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 スロツトル弁のリタ−ン機構

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Publication Number Publication Date
JPS63166639U JPS63166639U (ja) 1988-10-31
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JP1987059257U Expired - Lifetime JPH0727386Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 スロツトル弁のリタ−ン機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0126911Y2 (ja) * 1986-09-30 1989-08-11

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JPS63166639U (ja) 1988-10-31

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