JPH0126911Y2 - - Google Patents

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JPH0126911Y2
JPH0126911Y2 JP15094086U JP15094086U JPH0126911Y2 JP H0126911 Y2 JPH0126911 Y2 JP H0126911Y2 JP 15094086 U JP15094086 U JP 15094086U JP 15094086 U JP15094086 U JP 15094086U JP H0126911 Y2 JPH0126911 Y2 JP H0126911Y2
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return spring
spiral groove
coiled
groove
diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 本考案は、コイル状リターンスプリングの支
持ガイドに関する。
イ−2 従来技術 従来、内燃機関のスロツトル弁用リターンス
プリングやその他のコイル状リターンスプリン
グ等の支持装置としては、例えば第5図に示す
如く、コイル状リターンスプリング1の中心に
金属芯棒2を挿通したものや、第6図に示す如
く金属芯棒2とコイル状リターンスプリング1
との間に弾性有機物3を挿入したもの(実公昭
35−22423号公報)、更に、第7図に示す如く、
芯管4に弾性片5を形成し、これが、巻装され
るコイル状リターンスプリング1の内周面に接
触するようにしたもの(実公昭57−55554号公
報)がある。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点 ところで、近年、自動車用内燃機関は高出
力、高回転を狙い、それに併ない内燃機関の振
動も非常に大きくなつている。そのため、内燃
機関のスロツトルボデーも高振動を受け、これ
に付設されているスロツトル弁用リターンスプ
リングにも高振動が伝達される。もともと、該
スロツトル弁用リターンスプリングは、内燃機
関の常用回転域外にその固有振動数があるよう
に設定すれば内燃機関の振動を受けて共振する
ことはないが、昨今におけるコンパクト設計の
中では、とても該リターンスプリングを前記の
ような固有振動数に設定することは困難であ
る。そのため、該リターンスプリングには、1
次共振及び2次共振したときに、該リターンス
プリングの螺旋部がスラスト方向及びラジアル
方向に大きく振動する作用が働く。そのため、
前記第5図に示す如く、スラスト方向への移動
が規制されない支持装置においては、リターン
スプリングがスラスト方向への振巾が大きくな
り、その螺旋部における隣接線の相互対向面が
相互に強く衝突する。その結果、大きな接間摩
耗が生じ、該リターンスプリングの戻し荷重が
低下したり、該リターンスプリングが折損した
り、常に異音が発生する問題がある。また、第
6図及び第7図に示す支持装置は共にコイル状
リターンスプリングのラジアル方向への振動抑
止対策で、該コイル状リターンスプリングの内
径面が弾性有機物3又は弾性片5に接触してい
るため共振防止効果は高いが、コイル状リター
ンスプリングが、その巻数を増加する巻き締め
方向に作用する場合には、その内径が縮小して
そのリターンスプリングの内面と弾性有機物3
又は弾性片5の外面との接触抵抗が増加し、そ
のリターンスプリングの操作には大きな力を必
要とする。その結果、この支持装置を、内燃機
関のスロツトル弁用リターンスプリングに用い
た場合にはアクセルペダルの踏力が重くなると
いう問題が生じる。また該装置においては、コ
イル状リターンスプリングのスラスト方向への
振動を積極的に規制していないため、前記第5
図の支持装置と同様に、スラスト方向への振巾
が大きくなり、線間摩耗が生じ、スプリングの
戻し荷重の低下やスプリングの折損及び異音の
発生の問題は解消されない。そこで本考案は、
コイル状リターンスプリングのラジアル方向へ
の移動を許容してその操作力を軽くすると共
に、該スプリングのスラスト方向への振巾を小
さくして、線相互の大きな衝突を防止し、前記
のような線間摩耗によるスプリングの戻し荷重
の低下や折損を防止し、更に異音の発生をも防
止することを目的とするものである。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、外
周にコイル状のリターンスプリングを巻装する
円筒状の支持ガイドにおいて、その外周に前記
リターンスプリングの線部が嵌合する螺旋溝を
リターンスプリングの巻きピツチ幅に合致させ
て形成し、かつ、該螺旋溝の溝幅を、嵌合され
るリターンスプリングの線直径より幾分大きく
設定し、螺旋溝の底面の直径を、嵌合されるリ
ターンスプリングの内径より幾分小径に設定し
たことを特徴とするものである。
ロ−2 作用 支持ガイド14における嵌合用螺旋溝15内
に嵌合されたコイル状リターンスプリング16
にスラスト方向への振動力が作用した場合に
は、そのリターンスプリング16の線部は、嵌
合用螺旋溝15の内側壁面15bに当接して、
そのスラスト方向への振巾が制約され、その線
部が隣接線部まで大きく振動しない上に隣接線
相互の衝突が阻止される。また、前記のリター
ンスプリング16に、その巻数が増加する巻き
締め方向への力が作用した場合には、該リター
ンスプリング16の内径が縮小するが、前記嵌
合用螺旋溝15における底面15aの直径はリ
ターンスプリング16の内径より小径に形成さ
れているため、そのリターンスプリング16の
内径部は嵌合用螺旋溝15の底面15aに接触
しない。
ロ−3 実施例 次に本考案を内燃機関のスロツトル弁用リタ
ーンスプリングの支持装置に適用した第1図乃
至第3図に示す実施例について説明する。
6は内燃機関におけるスロツトルボデーで、
その吸気路中に吸気量を制御するスロツトル弁
7が設置されている。該スロツトル弁7はスロ
ツトルボデー6に回転可能に設置されたスロツ
トル軸8にビス9にて固着されている。スロツ
トル軸8の一端はスロツトルボデー6の外部に
突出し、その先端部にスロツトルレバー10と
アーム11がワツシヤ12を介してナツト13
により固着されている。14は前記アーム11
内において前記スロツトル軸8に嵌挿したリタ
ーンスプリングの支持ガイドで、その外周にコ
イル状リターンスプリングの嵌合用螺旋溝15
が形成されている。16はコイル状リターンス
プリングで、前記嵌合用螺旋溝15に遊嵌して
おり、その一端16aが前記アーム11に係止
され、他端16bが前記スロツトルボデー6の
係止部6aに係止され、スロツトルレバー10
を復帰方向に付勢するように設置されている。
17はリターンスプリング16の一端部の外れ
を防止するガイド板、14aは他端部の外れを
防止するガイド部である。前記リターンスプリ
ングの支持ガイド14は、リターンスプリング
16との当接時にその摩耗を少なくするために
合成樹脂材料(例えばポリアミド、フエノール
樹脂等)で形成され、また、その嵌合用螺旋溝
15のピツチ幅Lは、コイル状リターンスプリ
ング16の初期取付状態における巻きピツチ幅
Lに合致する幅に形成されている。また、嵌合
用螺旋溝15の底面15aの直径は、スロツト
ルバルブ7の全開時において、リターンスプリ
ング16の内径が縮小した場合(第3図の点線
の位置)でも、そのリターンスプリング16の
内周面16cが嵌合用螺旋溝15の底面15a
に接触しないだけの隙間l1が生じるように、初
期取付状態におけるリターンスプリング16の
内径よりも幾分小径に設定されている。また、
嵌合用螺旋溝15の溝幅Dは、リターンスプリ
ング16の線直径dより幾分大きく設定されて
いる。この溝幅Dは、リターンスプリング16
における線部の側周面16dと嵌合用螺旋溝1
5の内側壁面15bとの隙間(l2+l3)が、公
差内で可能な限り微小がよい。なぜならば、こ
の隙間が大きいと、リターンスプリング16の
スラスト方向への大きな振巾を許容することに
なり、振動時の衝突が大きくなつて摩耗が大き
くなるからである。
尚、前記嵌合用螺旋溝15の底面15aは、
第3図の如く平面でもよく、また第4図に示す
ような曲面でもよい。
また、本考案は、前記のような内燃機関のス
ロツトル弁用リターンスプリングに適用する以
外に、その他、振動を発生する機器において、
作動を復帰させるリターンスプリングの支持装
置に適用しても同様の作用、効果が得られる。
ハ 考案の効果 以上のように本考案によれば、リターンスプリ
ングにおける線部のスラスト方向への振巾を、螺
旋溝における内側壁面によつて小さく制約できる
ので、従来の如く、線部が隣接線部迄大きく振動
して線間接触することがない。したがつて、従来
の如く、大きな衝突力により大きな線間摩耗が生
じてリターンスプリングの戻し荷重が低下した
り、リターンスプリングが折損することを防止で
きる。しかも大きな線間衝突による異音の発生も
防止できる。また、リターンスプリングの巻数が
増加する巻き締め方向へ操作する場合において、
リターンスプリングの内径が縮小しても、その縮
小作用によつてはそのリターンスプリングの内周
面が螺旋溝の底面に接触しないので、従来の如
く、接触抵抗により操作力が大きく必要になるも
のに比べて、その操作力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切開した側
面図、第2図は同要部の側断面図、第3図はリタ
ーンスプリングと螺旋溝との嵌合状態を示す拡大
側断面図、第4図は螺旋溝の他の実施例を示す拡
大側断面図、第5図乃至第7図は従来の支持ガイ
ドの3例を示す側断面図である。 14……支持ガイド、15……螺旋溝、15a
……底面、15b……内側壁面、16……リター
ンスプリング、L……溝ピツチ、D……溝幅、d
……線直径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周にコイル状のリターンスプリングを巻装す
    る円筒状の支持ガイドにおいて、その外周に前記
    リターンスプリングの線部が嵌合する螺旋溝をリ
    ターンスプリングの巻きピツチ幅に合致させて形
    成し、かつ、該螺旋溝の溝幅を、嵌合されるリタ
    ーンスプリングの線直径より幾分大きく設定し、
    螺旋溝の底面の直径を、嵌合されるリターンスプ
    リングの内径より幾分小径に設定したことを特徴
    とするコイル状リターンスプリングの支持ガイ
    ド。
JP15094086U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0126911Y2 (ja)

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JP15094086U JPH0126911Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JP15094086U JPH0126911Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JPS6356335U JPS6356335U (ja) 1988-04-15
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JPH0727386Y2 (ja) * 1987-04-21 1995-06-21 トヨタ自動車株式会社 スロツトル弁のリタ−ン機構

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JPS6356335U (ja) 1988-04-15

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