JPS6019922Y2 - 内燃機関の弁作動用プツシユロツド - Google Patents
内燃機関の弁作動用プツシユロツドInfo
- Publication number
- JPS6019922Y2 JPS6019922Y2 JP1980000298U JP29880U JPS6019922Y2 JP S6019922 Y2 JPS6019922 Y2 JP S6019922Y2 JP 1980000298 U JP1980000298 U JP 1980000298U JP 29880 U JP29880 U JP 29880U JP S6019922 Y2 JPS6019922 Y2 JP S6019922Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal tube
- tube shaft
- internal combustion
- combustion engines
- cylindrical body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関の弁作動用ブツシュロッドの改良に関
し、特に長手方向にわたってスリットまたは欠内部を有
する筒状体を幹軸体に弾発状に圧接嵌合し、これにより
、機関運転時の微振動を効果的に吸収減衰せしめるとと
もに、併せて機械的強度を強化するようにした弁作動用
ブツシュロッドに関する。
し、特に長手方向にわたってスリットまたは欠内部を有
する筒状体を幹軸体に弾発状に圧接嵌合し、これにより
、機関運転時の微振動を効果的に吸収減衰せしめるとと
もに、併せて機械的強度を強化するようにした弁作動用
ブツシュロッドに関する。
従来の弁作動用ブツシュロッドは単に幹体としての金属
管軸体の両側開口端周縁部に、この軸体と同芯方向の外
方表面を円孤状とし且つこの円孤状表面に硬化処理を施
した球部材又は皿部材からなる金属端金具を固定したに
すぎない構造でもあり、しかも、製品の軽量化の問題に
関連して極力薄肉の金属管軸体を使用している現状にあ
るため、機関回転時のブツシュロッドの上下往復動に際
して撓み現象をおこす傾向があるとともに、機関の高速
化と機関振動と相俟ってブツシュロッド自体に激しい微
振動（踊り）を生ぜしめ、これら微振動の伝播に起因し
て吸気及び排気面のシート面の相手座部にいわゆるビビ
リ現象も生じさせ、機関に種々の悪影響を及ぼしていた
。
管軸体の両側開口端周縁部に、この軸体と同芯方向の外
方表面を円孤状とし且つこの円孤状表面に硬化処理を施
した球部材又は皿部材からなる金属端金具を固定したに
すぎない構造でもあり、しかも、製品の軽量化の問題に
関連して極力薄肉の金属管軸体を使用している現状にあ
るため、機関回転時のブツシュロッドの上下往復動に際
して撓み現象をおこす傾向があるとともに、機関の高速
化と機関振動と相俟ってブツシュロッド自体に激しい微
振動（踊り）を生ぜしめ、これら微振動の伝播に起因し
て吸気及び排気面のシート面の相手座部にいわゆるビビ
リ現象も生じさせ、機関に種々の悪影響を及ぼしていた
。
従って、本考案の目的は微振動の減衰吸収と機械的強度
の増加とを同時に計ることのできる改良されブツシュロ
ッドを提供することにある。
の増加とを同時に計ることのできる改良されブツシュロ
ッドを提供することにある。
以下、本考案の実施例を添附図面について説明すれば、
図において１はその同志方向の外方表面を円孤状とし且
つこの円孤状の表面に硬化処理を施した球部材または皿
部材からなる金属端金具２．２′を、両側開口端周縁部
に固着してなる金属管軸体、４は長手方向にわたってス
リットまたは欠内部６を有する断面０状の金属製筒状体
であり、本考案のブツシュロッドは図示のように、端金
具２． ２’を固設した金属管軸体１の内外周壁面の少
なくとも一方の周壁面前側に、前記金属製筒状体４を弾
発密嵌状に重合してなるものである。
図において１はその同志方向の外方表面を円孤状とし且
つこの円孤状の表面に硬化処理を施した球部材または皿
部材からなる金属端金具２．２′を、両側開口端周縁部
に固着してなる金属管軸体、４は長手方向にわたってス
リットまたは欠内部６を有する断面０状の金属製筒状体
であり、本考案のブツシュロッドは図示のように、端金
具２． ２’を固設した金属管軸体１の内外周壁面の少
なくとも一方の周壁面前側に、前記金属製筒状体４を弾
発密嵌状に重合してなるものである。
筒状体４は第１図及び第３図のように金属管軸体１の内
周壁面側に重合した構造でもよく、また、第２図及び第
４図のように、金属管軸体１の外周壁面側に重合する構
造でもよいが、いずれにしても金属管軸体１と金属製筒
状体４の重合面５は該筒状体４の長手方向にわたって設
けられたスリットないしは欠内部６の存在により、弾発
力をもって密合しており、これにより、筒状体４が金属
管軸体１の微振動を効果的に吸収し、同時に該金属管軸
体を補強するように構成されている。
周壁面側に重合した構造でもよく、また、第２図及び第
４図のように、金属管軸体１の外周壁面側に重合する構
造でもよいが、いずれにしても金属管軸体１と金属製筒
状体４の重合面５は該筒状体４の長手方向にわたって設
けられたスリットないしは欠内部６の存在により、弾発
力をもって密合しており、これにより、筒状体４が金属
管軸体１の微振動を効果的に吸収し、同時に該金属管軸
体を補強するように構成されている。
より好ましくは、図のように筒状体４を金属管軸体の筒
長よりも若干短寸に形威し、その一端または両端が金属
管軸体の端金具よりも内側に位置するように構成する。
長よりも若干短寸に形威し、その一端または両端が金属
管軸体の端金具よりも内側に位置するように構成する。
この場合には、筒状体４と金属管軸体１は微振動に応じ
てその重合面５゜５′に沿って相互に摺擦するので、金
属管軸体の微振動をより効果的に吸収することができる
。
てその重合面５゜５′に沿って相互に摺擦するので、金
属管軸体の微振動をより効果的に吸収することができる
。
但し、上記は本考案のより好ましい具体例として説明し
たもので、本考案をこれに限定する趣旨ではない。
たもので、本考案をこれに限定する趣旨ではない。
このように、本考案のブツシュロッドは金属管軸体１に
金属製筒状体４を弾発密合状に重合した構造のため、機
関回転時のブツシュロッド上下往復運動によって生ずる
ブツシュロッド自体の微振動（踊り）は、前記弾発状の
圧接重合構造と該重合面における金属管軸体と筒状体の
相互摺擦の相乗効果により極めて効果的に吸収、減衰さ
れる。
金属製筒状体４を弾発密合状に重合した構造のため、機
関回転時のブツシュロッド上下往復運動によって生ずる
ブツシュロッド自体の微振動（踊り）は、前記弾発状の
圧接重合構造と該重合面における金属管軸体と筒状体の
相互摺擦の相乗効果により極めて効果的に吸収、減衰さ
れる。
その結果、該微振動の吸気弁及び排気弁への伝播によっ
て生じていた方何シート面の相手座部でのビビリ現象が
なくなり、機関への悪影響を防止することができる。
て生じていた方何シート面の相手座部でのビビリ現象が
なくなり、機関への悪影響を防止することができる。
また筒状体４は金属管軸体の微振動を吸収すると同時に
該軸体の補強部材としても機能するので、ブツシュロッ
ドの往復動に伴う挫屈、曲り及び撓み現象等も併せて防
止することができ、実用上極めて有用である。
該軸体の補強部材としても機能するので、ブツシュロッ
ドの往復動に伴う挫屈、曲り及び撓み現象等も併せて防
止することができ、実用上極めて有用である。
第１図は本考案の一実施例を示す内燃機関弁作動用ブツ
シュロッド部分断面を含む平面図、第２図は他の実施例
に係るブツシュロッドの部分断面を含む平面図、第３図
は第１図Ａ−Ａ線拡大横断面図、第４図は第２図Ｂ−Ｂ
線拡大横断面図である。 １・・・・・・金属管軸体、２，２′・・・・・・端金
具、４・・・・・・金属製筒状体、６・・・・・・スリ
ットまたは欠内部。
シュロッド部分断面を含む平面図、第２図は他の実施例
に係るブツシュロッドの部分断面を含む平面図、第３図
は第１図Ａ−Ａ線拡大横断面図、第４図は第２図Ｂ−Ｂ
線拡大横断面図である。 １・・・・・・金属管軸体、２，２′・・・・・・端金
具、４・・・・・・金属製筒状体、６・・・・・・スリ
ットまたは欠内部。
Claims (1)
- 金属管軸体１の両側開口端周縁部に、該軸体と同芯方向
の外方表面を円孤状とし且つ該円孤状の表面に硬化処理
を施した球部材または皿部材からなる金属端金具２，２
′を固着したブツシュロッド構造において、前記金属管
軸体１の内外周壁面の少なくとも一方の周壁面側に、長
手方向にわたってスリットまたは欠内部６を有する断面
０状の筒状体４を弾発密嵌状に重合してなることを特徴
とする内燃機関弁作動用ブツシュロッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980000298U JPS6019922Y2 (ja) | 1980-01-07 | 1980-01-07 | 内燃機関の弁作動用プツシユロツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980000298U JPS6019922Y2 (ja) | 1980-01-07 | 1980-01-07 | 内燃機関の弁作動用プツシユロツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56103606U JPS56103606U (ja) | 1981-08-13 |
| JPS6019922Y2 true JPS6019922Y2 (ja) | 1985-06-15 |
Family
ID=29597151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980000298U Expired JPS6019922Y2 (ja) | 1980-01-07 | 1980-01-07 | 内燃機関の弁作動用プツシユロツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6019922Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-01-07 JP JP1980000298U patent/JPS6019922Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56103606U (ja) | 1981-08-13 |
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