JPH0731428B2 - 電気的加熱要素を含む定着装置を備えた静電複写機 - Google Patents

電気的加熱要素を含む定着装置を備えた静電複写機

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JPH0731428B2
JPH0731428B2 JP4059136A JP5913692A JPH0731428B2 JP H0731428 B2 JPH0731428 B2 JP H0731428B2 JP 4059136 A JP4059136 A JP 4059136A JP 5913692 A JP5913692 A JP 5913692A JP H0731428 B2 JPH0731428 B2 JP H0731428B2
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heating element
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一美 飯田
陽介 大畠
啓一郎 兵頭
和則 秋山
正 楳田
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Mita Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機、更に詳し
くは定着装置における電気的加熱要素の付勢制御に関す
る改良が加えられた静電複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、静電複写機においては、静
電感光体上に形成されたトナー像がシート部材上に転写
され(或いは静電感光特性を有するシート部材上にトナ
ー像が形成され)、次いで定着装置においてトナー像が
シート部材上に定着される。定着装置としては、電気的
加熱要素を含む加熱定着方式のものが好都合に使用され
ている。かかる加熱定着方式の定着装置には所定位置で
温度を検出する温度検出手段も配設されており、この温
度検出手段が検出する温度に基いて上記電気的加熱要素
の付勢及び除勢が制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、従来の静電複
写機の定着装置における電気的加熱要素の制御様式の典
型例は、適切な定着を遂行することを目的として、従っ
て定着装置の温度を常に定着に適した温度に維持するこ
とを目的としたものである。然るに、近年においては、
種々の見地から消費電力を必要最小限度に制限する所謂
節電対策を講ずることが要求されているが、従来の画像
生成機はかかる節電対策の面での要求を充分に充足して
いない。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その技術的課題は、許容し得ない不適切な定着が
遂行されることを確実に回避しながら、必要消費電力を
大幅に節約することができる、改良された静電複写機を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
るために、本発明の第一の局面においては、電気的加熱
要素の制御を静電複写機における複写工程と関連せしめ
て、複写工程信号が生成されている時には、温度検出手
段の検出温度が定着に適する第1の所定温度になるよう
に電気的加熱要素の付勢及び除勢を制御し、複写工程信
号が生成されていない時には電気的加熱要素を除勢し、
そして温度検出手段の検出温度が上記第1の所定温度よ
り低い第2の所定温度以下に低下して定着に支障を生ず
る状態になると、電源スイッチを開放して複写工程の遂
行自体を不可能にする。
【0006】即ち、本発明の第一の局面によれば、上記
技術的課題を達成する静電複写機として、電気的加熱要
素を含む定着装置と、該定着装置の所定位置で温度を検
出する温度検出手段と、複写工程の遂行に対応して複写
工程信号を生成する複写工程信号生成手段と、電源スイ
ッチと、該電気的加熱要素及び該電源スイッチのための
制御手段とを具備する静電複写機において;該制御手段
は、該電源スイッチが閉成されると該温度検出手段によ
って検出される温度が第1の所定温度T1になるまで該
電気的加熱要素を付勢し、しかる後においては、該複写
工程信号が生成されている時には該温度検出手段によっ
て検出される温度が該第1の所定温度T1か否かを基準
にして該電気的加熱要素の付勢及び除勢を制御し、該複
写工程信号が生成されていない時には該電気的加熱要素
を除勢し、そして該温度検出手段によって検出される温
度が該第1の所定温度T1より低い第2の所定温度T2
に低下すると該電源スイッチを開放する、ことを特徴と
する静電複写機が提供される。
【0007】上記技術的課題を達成するために、本発明
の第二の局面においては、電気的加熱要素の制御を静電
複写機における複写工程と関連せしめて、複写工程信号
が生成されている時には、温度検出手段の検出温度が定
着に適する第1の所定温度になるように電気的加熱要素
の付勢及び除勢を制御し、複写工程信号が生成されてい
ない時には、温度検出手段の検出温度が上記第1の所定
温度より低く許容し得る定着のための限界である第2の
所定温度になるように電気的加熱要素の付勢及び除勢を
制御する。
【0008】即ち、本発明の第二の局面によれば、上記
技術的課題を達成する静電複写機として、電気的加熱要
素を含む定着装置と、該定着装置の所定位置で温度を検
出する温度検出手段と、複写工程の遂行に対応して複写
工程信号を生成する複写工程信号生成手段と、電源スイ
ッチと、該電気的加熱要素及び該電源スイッチのための
制御手段とを具備する静電複写機において;該制御手段
は、該電源スイッチが閉成されると該温度検出手段によ
って検出される温度が第1の所定温度T1になるまで該
電気的加熱要素を付勢し、しかる後においては、該複写
工程信号が生成されている時には該温度検出手段によっ
て検出される温度が該第1の所定温度T1か否かを基準
にして該電気的加熱要素の付勢及び除勢を制御し、該複
写工程信号が生成されていない時には該電気的加熱要素
を除勢し、そして該温度検出手段によって検出される温
度が該第1の所定温度T1より低いが直ちに複写工程を
開始しても定着に支障が生じない温度である第2の所定
温度T2に低下すると該温度検出手段によって検出され
る温度が第2の所定温度T2か否かを基準にして該電気
的加熱要素の付勢及び除勢を制御する、ことを特徴とす
る静電複写機が提供される。
【0009】
【作用】本発明の第一の局面に従って構成される静電複
写機においては、複写工程信号が生成されていない時に
は定着装置における電気的加熱要素が除勢され、かくし
て不必要な電力の消費が回避されて節電が達成され、そ
して温度検出手段の検出温度が第2の所定温度以下にな
って定着に支障が生ずる状態になると電源スイッチが開
放され、かくして許容し得ない不適切な定着の遂行が阻
止される。
【0010】本発明の第二の局面に従って構成される静
電複写機においては、複写工程信号が生成されていない
時には、温度検出手段の検出温度が定着に適する第1の
所定温度よりは低いが直ちに複写工程を開始しても定着
に支障が生じない温度である第2の所定温度になるよう
に電気的加熱要素の付勢及び除勢が制御され、かくして
許容し得ない定着の遂行が回避されると共に消費電力が
必要最小限に節電される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
構成された静電複写機の好適実施例について、更に詳細
に説明する。
【0012】図1を参照して静電複写機の全体構成を概
説すると、図示の静電複写機は全体を番号2で示す略直
方体形状のハウジングを有する。このハウジング2は下
部支持枠体4と上部支持枠体6とを含んでおり、上部支
持枠体6は図1に実線で示す閉位置と図1に2点鎖線で
示す開位置との間を旋回自在に、軸34を介して下部支
持枠体4に装着されている。ハウジング2の上面には全
体を番号48で示す原稿載置手段が配設されている。か
かる原稿載置手段48は、図1に2点鎖線48Aで示す
走査露光開始位置と図1に2点鎖線48Bで示す走査露
光移動限界位置との間を図1において左右方向に往復動
自在に装着されている。原稿載置手段48は原稿が載置
される透明板52とこの透明板52及びその上に載置さ
れる原稿を覆う原稿カバー(図示を省略している)を含
んでいる。
【0013】図1を参照して説明を続けると、ハウジン
グ2内の略中央部には、周表面に感光体を有する回転ド
ラム64が回転自在に装着されている。矢印66で示す
方向に回転せしめられる回転ドラム64の周囲には、そ
の回転方向に見て順次に、充電用コロナ放電器68、光
学系70、静電潜像現像装置72、転写用コロナ放電器
74、剥離用コロナ放電器76、クリーニングブレード
78を有するクリーニング装置80、及び除電ランプ8
2が配設されている。また、光学系70に関連せしめて
原稿照射ランプ84が配設されている。この原稿照射ラ
ンプ84は、上記上部支持枠体6の頂壁部に形成されて
いる開口86を通して、原稿載置手段48の透明板52
上に載置された複写すべき原稿(図示していない)を照
射する。上下方向に延びる多数の細長い光学要素(例え
ば日本板硝子株式会社から商品名「セルフオツクマイク
ロレンズ」として販売されているロッド状レンズ)を前
後方向に配列することによって構成されている光学系7
0は、図1に矢印で示す如く、原稿からの反射光を回転
ドラム64の周表面に投射する。
【0014】ハウジング2の略下半部には、全体を番号
88で示すシート部材搬送装置が配設されている。この
シート部材搬送装置88の一端、図1において右端に
は、カセット形式の複写紙供給装置90と、その上方に
位置するシート部材手動送給装置92とが設けられてい
る。複写紙供給装置90は、送給ローラ94が設けられ
ている複写紙カセット受部96と、ハウジング2の右側
面に形成された開口98を通して上記複写紙カセット受
部96に装填される複写紙カセット100との組合せか
ら構成されており、送給ローラ94の作用によって複写
紙カセット100内に収容されているシート状複写紙層
102から1枚毎複写紙を送給する。手動送給装置92
は、ハウジング2の右側面に形成されている開口104
を通って外方へ突出している案内板106、この案内板
106の上方に位置する案内板108、及びこれらの案
内板106及び108の下流側(図1において左側)に
位置する送給ローラ対110及び112を具備してい
る。シート状複写紙の如き適宜のシート部材を案内板1
06上に位置付け、これを送給ローラ対110及び11
2のニップ位置まで前進せしめると、送給ローラ対11
0及び112がシート部材をニップし、これを送給す
る。複写紙供給装置90から案内板114及び116間
を通して送給された複写紙、或いは手動送給装置92か
ら案内板114及び118の間を通して送給されたシー
ト部材は、搬送ローラ対120及び122の作用によっ
て案内板124及び126間を通して、回転ドラム64
と転写用コロナ放電器74及び剥離用コロナ放電器76
との間に搬送される。次いで、適宜の搬送ベルト機構1
28の作用によって搬送されて、定着装置130に送ら
れる。しかる後に、ハウジング2の左側面(更に詳しく
は上記下板12の左側下面壁部18)に形成されている
開口132を通して受皿134に排出される。定着装置
130は、相互に協働する上方ローラ136及び下方ロ
ーラ138から成る定着ローラ対を含んでいる(定着装
置130の構成については、後に更に詳述する)。定着
ローラ対からのシート部材は、排出ローラ対140及び
142の作用によって受皿134に排出される。
【0015】図1を参照することによって容易に理解さ
れる如く、回転ドラム64、充電用コロナ放電器68、
光学系70、現像装置72、クリーニング装置80、除
電ランプ82及び原稿照射ランプ84と共に、シート部
材搬送装置88のうちの案内板108、送給ローラ11
0、案内板118、搬送ローラ120及び案内板124
は、上部支持枠体6に装着されている。一方、複写紙供
給装置90、案内板116、送給ローラ112、案内板
114、案内板116、搬送ローラ122、案内板12
6、転写用コロナ放電器74、剥離用コロナ放電器7
6、搬送ベルト機構128、定着装置130及び受皿1
34は、下部支持枠体4に装着されている。従って、上
部支持枠体6を実線で示す閉位置から2点鎖線で示す開
位置に回動せしめると、シート部材の搬送経路の大部分
が開放され、それ故に、シート部材の閉塞(ジャム)が
発生した場合に閉塞したシート部材を容易に取出すこと
ができる。
【0016】上述した通りの複写機においては、回転ド
ラム64が矢印66で示す方向に回転せしめられる間
に、充電用コロナ放電器68が感光体を特定極性に実質
上均一に充電し、次いで光学系70を通して原稿の像が
感光体上に投射され(この際には、原稿載置手段48は
図1に2点鎖線48Aで示す走査露光開始位置から図1
において右方へ走査露光移動する)、かくして感光体上
に原稿に対応した静電潜像が形成される。しかる後に、
現像装置72が感光体上の静電潜像にトナー粒子を施し
て静電潜像をトナー像に現像する。次いで、複写紙供給
装置90又はシート部材手動送給装置92から送給され
てきた複写紙の如きシート部材が感光体に接触せしめら
れ、転写用コロナ放電器74の作用によって感光体上の
トナー像がシート部材上に転写される。しかる後に、剥
離用コロナ放電器76の作用によって感光体からシート
部材が剥離される。トナー像が転写されたシート部材
は、次いで定着装置130に搬送され、定着装置130
においてトナー像が定着された後に受皿134に排出さ
れる。一方、回転ドラム64は更に回転を続け、クリー
ニング装置80の作用によって感光体から残留トナー粒
子が除去され、次いで除電ランプ82の作用によって感
光体上の残留電荷が消失せしめられる。
【0017】図1と共に図2を参照して上述した定着装
置130の構成について詳述すると、図示の定着装置1
30は、相互に協働する上方ローラ136及び下方ロー
ラ138から成る定着ローラ対を具備している。矢印4
03で示す方向に回転駆動される上方ローラ136は、
周表面にポリテトラフルオロエチレン被覆が施されたア
ルミニウム製円筒スリーブ部材402から構成されてい
る。上方ローラ136の回転に付随して従動回転せしめ
られる下方ローラ138は、周表面に合成ゴムが被覆さ
れた鋼製パイプ部材404から構成されている。上方ロ
ーラ136内には抵抗加熱線の如き電気的加熱要素40
6が配設されている。上方ローラ136の周表面近傍に
は、温度検出手段を構成するサーミスタ430が配設さ
れている。
【0018】上記定着ローラ対の上流側には、搬送ベル
ト機構128の作用によって搬送されるシート部材を定
着ローラ対に導くための案内部材408が配設されてい
る。案内部材408は、図3に示す如く、剛性材料(例
えば金属材料)から形成された案内本体410と柔軟材
料から形成された案内412を有している。案内本体
410は取付部410a(案内部材408の取付部を構
成する)とこの取付部410aから延びる案内部410
bとを有し、この案内部410bの幅方向(図2におい
て紙面に垂直な方向)中央部には、所定幅を有する矩形
状の切欠きが設けられている。この切欠きは案内部41
0bの上流端から下流端まで延在している。上記案内体
412はその上流端が案内本体410の取付部410a
に固定されて上記切欠きに配置されている(従って、案
412とこの案内体412の両側に位置する案内体
410の案内部410bによって案内部材408の案内
部を構成し、案内体412によって案内部材408の案
内部における特定領域を規定している)。案内体412
の上面と案内本体410の案内部410bの上面とは、
実質上同一平面を形成するように配置されているのが好
ましい。案内体412を形成する柔軟材料の好適例とし
ては、厚さ0.1mm程度のポリエステルフイルムの如
き合成樹脂フイルム(例えば商品名「ルミラー」或いは
「マイラー」として市販されているもの)を挙げること
ができる。図示の実施例においては、比較的腰が強いシ
ート部材として官製葉書を想定して上記特定領域の横方
向の幅は約100mm(官製葉書の幅と実質上同一又は
若干大きい幅)に設定されている。
【0019】上述した案内本体410と案内体412か
ら成る案内部材408は、その取付部が静電複写機等の
ハウジング2内の所要位置に固定される。そして、案内
部材408の案内部は、図2から明らかな如く、下流に
向って(詳しくは矢印414で示すシート部材の搬送方
向下流に向って)上方へ傾斜して延びており、その下流
端は定着ローラ対(上方ローラ136及び下方ローラ1
38)のニップ位置よりも幾分上方に位置し、且つ上方
ローラ136の周表面に近接している。案内部材408
の案内部の上流端(搬送ベルト機構128に近接する
側)は、定着ローラ対のニップ位置よりも幾分下方に位
置している。
【0020】図示の搬送ベルト機構128は、一対のロ
ーラ416(その一方のみを図1に示している)と複数
個の孔が形成された無端状の搬送ベルト418を含んで
いる。搬送ベルト418は一対のローラ416間に張設
されており、この搬送ベルト418の上部(シート部材
を搬送するために作用する部分)と下部との間には、搬
送ベルト418の上部に対向する面が開放された吸引室
420が配設されている。この吸引室420内は図示し
ていない吸引手段によって吸引され、吸引手段の吸引作
用によって搬送ベルト418の上部上を搬送されるシー
ト部材が搬送ベルト418に吸着される。
【0021】上述した定着装置130においては、搬送
ベルト418上を搬送されてきた、定着すべきトナー像
を上面に有するシート部材が、案内部材408の案内部
上面に案内されて定着ローラ対に導かれ、定着ローラ対
の定着作用によってシート部材上のトナー像がシート部
材の表面に定着される。シート部材として比較的幅が広
い(詳しくは上記特定領域の横方向幅よりも充分に広い
ものを使用した場合には、図3から容易に理解される如
く、シート部材は主として案内部材408の案内本体4
10の案内部410bの上面に案内されて上昇され、し
かる後に下降されて定着ローラ対(上方ローラ136及
び下方ローラ138)のニップ位置に導かれる。従っ
て、シート部材は図2に二点鎖線で示す如く搬送され、
案内本体410の案内部410bの下流端によって湾曲
され、この湾曲によって定着作用時の皺発生が効果的に
回避される。
【0022】シート部材として比較的幅が狭く(詳しく
は上記特定領域の横方向幅と実質上同一或いはこれより
狭く)且つ比較的腰が強い(一般に比較的腰が強いもの
はその単位面積当たりの重量が大きい)もの、例えば官
製葉書を使用した場合には、図3から容易に理解される
如く、シート部材は案内体412(特定領域)の上面に
案内されて定着ローラ体のニップ位置に導かれ、シート
部材が案内体412の上面上を導かれる際には、案内体
412が柔軟材料から形成されているために図4に示す
如くシート部材の重量によって案内体412の下流端部
が下方へ撓み、案内体412の下流端が定着ローラ体の
ニップ位置と略同高となる。従って、シート部材は図4
に二点鎖線で示す如く搬送され、案内体412の下流端
によって湾曲せしめられることなくほぼ直線状に定着ロ
ーラ対のニップ位置に搬送され、かくして比較的腰が強
いシート部材を用いた場合に発生する傾向があるシート
部材の閉塞等の不都合の発生が効果的に回避される。
【0023】更に、シート部材として比較的幅が狭く
(詳しくは上記特定領域の横方向幅と実質上同一或いは
これより狭く)且つ比較的腰が弱い(一般に比較的腰が
弱いとその単位面積当たりの重量が小さい)ものを使用
した場合には、上述した如くシート部材は案内体412
(特定領域)の上面に案内されて定着ローラ対のニップ
位置に導かれるが、シト部材の重量が小さいためにシー
ト部材が案内体412の上面上を導かれる際にも案内体
412の下流端部が下方に大きく撓むことはなく、シー
ト部材は案内体412の上面に案内されて上昇され、し
かる後に下降されて定着ローラ対のニップ位置に導かれ
る。従って、シート部材は図2に二点鎖線で示す如くし
て搬送され、案内体412の下流端によって湾曲され、
この湾曲によって定着作用時の皺発生が効果的に回避さ
れる。
【0024】上述した実施例では、案内部材408の案
内部の幅方向中央部に案内体412(特定領域)を配設
しているが、比較的サイズが小さいシート部材が案内部
材408の案内部の幅方向左側部(又は右側部)の上面
上を案内される場合には、この案内体412を案内部材
408の案内部の幅方向左側部(又は右側部)に設ける
ことができる。
【0025】図5を参照して説明すると、温度検出手段
を構成する上記サーミスタ430の片方の端子は抵抗R
1を介して電源Eに接続され、その他方の端子は第1の
比較器432及び第2の比較器434の各々の片方の入
力端子に接続されている。そして、サーミスタ430の
他方の端子と第1の比較器432及び第2の比較器43
4の各々の片方の入力端子の接続部との間には、更に、
互いに並列に配設された抵抗R2及びコンデンサCの片
方の端子が接続されている。抵抗R2及びコンデンサC
の他方の端子は夫々接地されている。上記抵抗R1、サ
ーミスタ430、抵抗R2及びコンデンサCを含む回路
部に並列に、更に、互いに直列に接続された抵抗R3、
R4及びR5を含む回路部が配設されている。上記回路
部の一端(従って抵抗R3の片方の端子)は電源Eに接
続され、その他端(抵抗R5の片方の端子)は接地され
ている。そして、抵抗R3と抵抗R4との間の接続部は
第1の比較器432の他方の入力端子に接続され、抵抗
R4と抵抗R5との間の接続部は第2の比較器434の
他方の入力端子に接続されている。従って、第1の比較
器432の片方の入力端子にはサーミスタ430の他方
の端子の電圧が印加され、その他方の入力端子には抵抗
R3及びR4間の接続部の電圧(第1の基準電圧であ
る)が印加され、第1の比較器432はサーミスタ43
0の他方の端子の電圧が抵抗R3及びR4間の接続部の
電圧より小さくなると「H」信号を生成する。また、第
2の比較器434の片方の入力端子にはサーミスタ43
0の他方の端子の電圧が印加され、その他方の入力端子
には抵抗R4及びR5間の接続部の電圧(第2の基準電
圧である)が印加され、第2の比較器434はサーミス
タ430の他方の端子の電圧が抵抗R4及びR5間の接
続部の電圧より小さくなると「H」信号を生成する。
尚、上記抵抗R3及びR4間の接続部の電圧並びに抵抗
R4及びR5間の接続部の電圧、即ち第1の基準電圧及
び第2の基準電圧は抵抗R3,R4及びR5の抵抗値を
適宜に選択することによって任意に設定することができ
る。第1の基準電圧は、サーミスタ430によって検出
される温度が定着に適した第1の所定温度T1(例えば
約185℃)であるときのサーミスタ430の他方の端
子の電圧(従って、第1の比較器432の片方の入力端
子に印加される電圧)と同一となるように設定され、第
2の基準電圧は、サーミスタ430によって検出される
温度が複写工程を開始しても定着に支障が生じない第2
の所定温度T2であるときのサーミスタ430の他方の
端子の電圧(従って、第2の比較器434の片方の入力
端子に印加される電圧)と同一となるように設定されて
いる。従って、サーミスタ430によって検出される温
度(即ち、上方ローラ136の表面乃至その近傍の温
度)が第1の所定温度T1より低いときには、第1の比
較器432は「H」信号を生成し、またサーミスタ43
0によって検出される温度が第2の所定温度T2より低
いときには、第2の比較器434は「H」信号を生成す
る。
【0026】上述した第1の比較器432及び第2の比
較器434からの出力信号は、マイクロプロセッサから
構成されるのが好適である制御手段250に送給され
る。この制御手段250には、更に、複写工程の遂行に
対応して複写工程信号を生成する複写工程信号生成手段
438からの複写工程信号も送給される。この複写工程
信号生成手段438は、例えば、複写開始スイッチ(図
示せず)が押圧されてから設定回数の複写工程が終了す
るまで複写工程信号を生成する信号生成手段から構成さ
れる。複写工程信号生成手段438は、複写開始スイッ
チの閉成に対応してではなく、複写工程の開始に先立っ
て遂行される操作、例えば複写枚数設定のための設定キ
ーの操作に対応して複写工程信号の生成を開始してもよ
く、また電源スイッチ閉成時にはその時から所定時間間
隔だけ必ず複写工程信号を生成するようにしてもよい。
一方、制御手段250においては、第1の比較器432
からの「H」信号に関連して電気的加熱要素406(図
2)を付勢する作動信号が生成されると共に、第2の比
較器434からの「H」信号に関連して静電複写機の電
源スイッチ440を開放する電源遮断信号が生成され
る。そして、作動信号は電気的加熱要素406に電流を
供給するための回路に配設されているスイッチ手段44
2に送給され、電源遮断信号は電源スイッチ440に送
給される。図示の制御手段250は、電源スイッチ44
0が閉成されてからサーミスタ430によって検出され
る温度が一旦上記第1の所定温度T1を越えるまで作動
信号を継続して生成するように構成されている。
【0027】次に、図5と共に図6を参照して、上述し
た静電複写機における定着装置の温度に基づく制御につ
いて説明する。先ず電源スイッチ440を閉成すると、
制御手段250にて作動信号が生成され、かかる作動信
号がスイッチ手段442に送給される。かくすると、ス
イッチ手段442が閉となり、スイッチ手段442を介
して電気的加熱要素406が通電され、かくして定着装
置130はサーミスタ430によって検出される温度
(即ち、上方ローラ136の表面乃至その近傍の温度)
が第1の所定温度T1(約185℃)となるまで電気的
加熱要素406によって加熱される。従って、時刻t0
において電源スイッチ440が閉成されると、電気的加
熱要素406への通電によって定着装置130が加熱さ
れ、サーミスタ430の検出温度は図6に実線で示す如
く上昇され、そして時刻t0から時間t01経過したと
きにサーミスタ430の検出温度が第1の所定温度T1
となる。
【0028】サーミスタ430の検出温度が第1の所定
温度T1となると、上述した記載から理解される如く、
サーミスタ430の他方の端子の電圧(従って、第1の
比較器432の片方の入力端子に印加される電圧)が抵
抗R3及びR4間の接続部の電圧(従って、第1の比較
器432の他方の入力端子に印加される電圧)よりも大
きくなり、この第1の比較器432からの「H」信号の
供給が停止される。かくすると、今までスイッチ手段4
42に送給されていた作動信号の供給が停止され、スイ
ッチ手段442が開となり、電気的加熱要素406への
通電が解除される。そして、サーミスタ430の検出温
度が一旦第1の所定温度T1となった(この第1の所定
温度T1への到達は上述した如く第1の比較器432か
らの「H」信号の供給停止によって検出される)後にお
いては、複写工程信号生成手段438が複写工程信号を
生成しているか否かによって電気的加熱要素406は制
御される。複写工程信号生成手段438が複写工程信号
を生成していると、第1の比較器432からの電源スイ
ッチ力信号に基づいて電気的加熱要素406が制御さ
れ、かくして電気的加熱要素406はサーミスタ430
の検出温度が実質上第1の所定温度T1となるように制
御される(更に詳しくは、複写工程信号が生成されてい
ると、第1の比較器432からの「H」信号に基づいて
制御手段250によって作動信号が生成され、かかる作
動信号によりスイッチ手段442が閉となって電気的加
熱要素406が付勢され、また、第1の比較器432か
らの「H」信号の供給停止によって作動信号の供給が停
止され、これによりスイッチ手段442が開となって電
気的加熱要素406が除勢され、かくして電気的加熱要
素406は上述した如く制御される)。他方、複写工程
信号生成手段438が複写工程信号を生成していない
と、第1の比較器432及び第2の比較器434からの
出力信号に関係なく、複写工程信号が生成されていない
ことに起因して制御手段250からの作動信号の供給が
停止され、スイッチ手段442が開となって電気的加熱
要素406は除勢される。従って、サーミスタ430の
検出温度が一旦第1の所定温度T1を越えた後に複写工
程信号が生成されていると、図6に実線で示す如くサー
ミスタ430の検出温度は実質上第1の所定温度T1と
なるように制御され、そしてその後時刻t1において複
写工程信号の供給が停止されると、電気的加熱要素40
6が除勢され、サーミスタ430の検出温度は時刻t1
以降図6に二点鎖線で示す如く下降される。
【0029】電気的加熱要素406が除勢され、そして
サーミスタ430の検出温度が第2の所定温度T2(約
150℃)より低下すると、上述した記載から理解され
る如く、サーミスタ430の他方の端子の電圧(従っ
て、第2の比較器434の片方の入力端子に印加される
電圧)が抵抗R4及びR5間の接続部の電圧(従って、
第2の比較器434の他方の入力端子に印加される電
圧)よりも小さくなり、第2の比較器434から「H」
信号が送給され、かかる「H」信号に基づいて制御手段
250にて電源遮断信号が生成され、かかる電源遮断信
号によって電源スイッチ440が開放される(従って、
静電複写機への電流の供給が停止される)。従って、時
刻t1において複写工程信号の供給が停止された後の時
刻t2(かかる時刻t2においては、サーミスタ430
の検出温度が第2の所定温度T2まで低下していない)
において複写工程信号生成手段438にて複写工程信号
が生成される(例えば複写開始スイッチを押圧すること
によって生成される)と、上述した如くして第1の比較
機432からの出力信号に基づいて電気的加熱要素40
6が制御され、サーミスタ430の検出温度は時刻t2
以降図6に一点鎖線で示す如く上昇され、その後、図6
に実線で示す如くその温度が実質上第1の所定温度T1
となるように制御されるが、他方時刻t1において複写
工程信号の供給が停止された後の時刻t3以降において
例えば複写開始スイッチ(図示せず)が押圧されても、
電源スイッチ440が開となっている故に、電気的加熱
要素406が付勢されることはない。
【0030】時刻t2において複写工程信号が生成され
た後の時刻t4において再び複写工程信号の生成が終了
すると、制御手段250からの作動信号の送給が停止さ
れ、スイッチ手段442が開となって電気的加熱要素4
06が除勢される。従って、時刻t4において再び複写
工程信号の生成が終了すると、電気的加熱要素406が
除勢され、サーミスタ430の検出温度は、時刻t4以
降図6に実線で示す如く下降される。そして、時刻t5
においてサーミスタ430の検出温度が第2の所定温度
T2より低下すると、上述した如くして電源スイッチ4
40が開となり、かくして静電複写機への電流の供給が
停止される。かくの如くして電源スイッチ440が開と
なった後に複写工程を開始させるには、再び電源スイッ
チ440を閉にすればよい。かくすると静電複写機は上
述した如く制御される。
【0031】上述した電気的加熱要素406を含む定着
装置130を備えた静電複写機においては、サーミスタ
430の検出温度が一旦第1の所定温度T1を越えた後
に複写工程信号が生成されていない時には、電気的加熱
要素が除勢されるように構成されているために、電気的
加熱要素406による無駄な電力消費をなくすことがで
き、従来に比して一層効果的な節電を行うことができ
る。また、電気的加熱要素406が除勢されてサーミス
タ430の検出温度(即ち、上方ローラ136の表面乃
至その近傍の温度)が第2の所定温度T2にまで低下す
ると電源スイッチを開放するように構成されているため
に、第2の所定温度T2(即ち、複写工程を開始しても
定着に支障が生じない温度)以下で定着作用が行われる
のを確実に防止することができ、定着不良を未然に防ぐ
ことが可能となる。複写工程信号が生成されている時の
電気的加熱要素406への通電制御は、作動信号によっ
てスイッチ手段442を開閉するのみでなく、例えば電
気的加熱要素406に供給される交流の半サイクルの数
をサーミスタ430からの電源スイッチ力信号に基づい
て制御するとか、或いは電気的加熱要素406に供給さ
れる交流の各半サイクル毎の導通角を制御することによ
っても行うことが可能である。
【0032】上記実施例ではサーミスタ430の検出温
度が一旦第1の所定温度T1を越えた後複写工程信号が
生成されていないと電気的加熱要素406が除勢され、
そしてサーミスタ430の検出温度が第2の所定温度T
2より低下すると電源スイッチ442が開放されるよう
に構成しているが、これに代えて、サーミスタ430の
掲出温度が一旦第1の所定温度T1を越えた後複写工程
信号が生成されていないと電気的加熱要素406が除勢
され、そしてサーミスタ430の検出温度が第2の所定
温度T2まで低下すると次いで第2の所定温度T2に維
持されるように構成することも可能であり、かくするこ
とによっても効果的に節電を行うことができる。かかる
変形例について図7を参照して説明すると、時刻t0に
おいて電源スイッチ440を閉成すると、制御手段25
0において作動信号が生成されこの作動信号はサーミス
タ430の検出温度が一旦第1の所定温度T1(約18
5℃)を越えるまで生成され続ける。かくすると、スイ
ッチ手段442が閉となり、スイッチ手段442を介し
て電気的加熱要素406が通電され、かくしてサーミス
タ430の検出温度は第1の所定温度T1まで上昇す
る。電源スイッチ440を閉成した後時間t01経過し
たときにサーミスタ430の検出温度が第1の所定温度
T1を一旦越えると、その後においては、複写工程信号
生成手段438が複写工程信号を生成しているか否かに
よって電気的加熱要素406は制御される。サーミスタ
430の検出温度が第1の所定温度T1となった後にお
いても複写工程信号が生成されていると、第1の比較器
432からの出力信号に基づいて電気的加熱要素406
が制御され、かくして電気的加熱要素406は上述した
如くしてサーミスタ430の検出温度が実質上第1の所
定温度T1となるように制御される。他方、時刻t1に
おいて複写工程信号の生成が終了すると、このことに起
因して第2の比較器434からの出力信号に基づいて電
気的加熱要素406が制御され、かくして電気的加熱要
素406は時刻t2まで除勢された後上述した如くして
サーミスタ430の検出温度が実質上第2の所定温度T
2となるように制御される。
【0033】次いで時刻t3において再び複写工程信号
が生成される(例えば複写開始スイッチを押圧する)
と、第1の比較器432からの出力信号に基づいて電気
的加熱要素406が制御され、かくして電気的加熱要素
406は時刻t4まで付勢された後再び上述した如くし
てサーミスタ430の検出温度が実質上第1の所定温度
T1となるように制御される。しかる後時刻t5におい
て複写工程信号の生成が終了し、更に時刻t7において
電源スイッチ442を開放すると、静電複写機への電流
の供給が停止され、電気的加熱要素406が付勢される
ことはなく、サーミスタ430の検出温度は下降され
る。
【0034】
【発明の効果】本発明の静電複写機においては、消費電
力が従来と比べて大幅に低減され、かくして許容し得な
い定着の遂行を確実に回避して相当な節電が達成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された静電複写機の一実施
例を示す簡略断面図。
【図2】図1の静電複写機に使用されている定着装置を
示す断面図。
【図3】図2の定着装置における案内部材を示す斜面
図。
【図4】比較的幅狭で腰の強いシート部材が定着装置を
通る際の状態を示す図2と同様の断面図。
【図5】図1の静電複写機における制御系の一部を示す
回路図。
【図6】サーミスタの検出温度と時間との関係を示す線
図。
【図7】変形例におけるサーミスタの検出温度と時間と
の関係を示す線図。
【符号の説明】
2:ハウジング 4:上部支持枠体 6:下部支持枠体 48:原稿載置手段 52:透明板 64:回転ドラム 68:充電用コロナ放電器 70:光学系 72:静電潜像現像装置 74:転写用コロナ放電器 76:剥離用コロナ放電器 80:クリーニング装置 84:原稿照射ランプ 88:シート部材搬送装置 90:複写紙供給装置 92:シート部材手動供給装置 130:定着装置 134:受皿 136:定着装置の上方ローラ 138:定着装置の下方ローラ 250:制御手段 406:電気的加熱要素 430:サーミスタ(温度検出手段) 438:複写工程信号生成手段 440:電源スイッチ 442:電気的加熱要素のスイッチ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 和則 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 楳田 正 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 岸本 敬一 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的加熱要素を含む定着装置と、該定
    着装置の所定位置で温度を検出する温度検出手段と、複
    写工程の遂行に対応して複写工程信号を生成する複写工
    程信号生成手段と、電源スイッチと、該電気的加熱要素
    及び該電源スイッチのための制御手段とを具備する静電
    複写機において;該制御手段は、該電源スイッチが閉成
    されると該温度検出手段によって検出される温度が第1
    の所定温度T1になるまで該電気的加熱要素を付勢し、
    しかる後においては、該複写工程信号が生成されている
    時には該温度検出手段によって検出される温度が該第1
    の所定温度T1か否かを基準にして該電気的加熱要素の
    付勢及び除勢を制御し、該複写工程信号が生成されてい
    ない時には該電気的加熱要素を除勢し、そして該温度検
    出手段によって検出される温度が該第1の所定温度T1
    より低い第2の所定温度T2に低下すると該電源スイッ
    チを開放する、ことを特徴とする静電複写機。
  2. 【請求項2】 該第1の所定温度T1は定着に適した温
    度である、請求項1記載の静電複写機。
  3. 【請求項3】 該第2の所定温度T2は直ちに複写工程
    を開始しても定着に支障が生じない温度である、請求項
    2記載の静電複写機。
  4. 【請求項4】 該複写工程信号生成手段は、少なくとも
    複写開始スイッチが閉成されてから設定回数の複写工程
    が終了するまで該複写工程信号を生成し続ける、請求項
    1から3までのいずれかに記載の静電複写機。
  5. 【請求項5】 該定着装置は相互に協働する定着ローラ
    対を含み、該電気的加熱要素は該定着ローラ対の一方の
    定着ローラ内に配設されており、該温度検出手段は該定
    着ローラ対の該一方の定着ローラの表面乃至その近傍の
    温度を検出する、請求項1から4までのいずれかに記載
    の静電複写機。
  6. 【請求項6】 電気的加熱要素を含む定着装置と、該定
    着装置の所定位置で温度を検出する温度検出手段と、複
    写工程の遂行に対応して複写工程信号を生成する複写工
    程信号生成手段と、電源スイッチと、該電気的加熱要素
    及び該電源スイッチのための制御手段とを具備する静電
    複写機において;該制御手段は、該電源スイッチが閉成
    されると該温度検出手段によって検出される温度が第1
    の所定温度T1になるまで該電気的加熱要素を付勢し、
    しかる後においては、該複写工程信号が生成されている
    時には該温度検出手段によって検出される温度が該第1
    の所定温度T1か否かを基準にして該電気的加熱要素の
    付勢及び除勢を制御し、該複写工程信号が生成されてい
    ない時には該電気的加熱要素を除勢し、そして該温度検
    出手段によって検出される温度が該第1の所定温度T1
    より低いが直ちに複写工程を開始しても定着に支障が生
    じない温度である第2の所定温度T2に低下すると該温
    度検出手段によって検出される温度が第2の所定温度T
    2か否かを基準にして該電気的加熱要素の付勢及び除勢
    を制御する、ことを特徴とする静電複写機。
  7. 【請求項7】 該第1の所定温度T1は定着に適した温
    度である、請求項6記載の静電複写機。
  8. 【請求項8】 該複写工程信号生成手段は、少なくとも
    複写開始スイッチが閉成されてから設定回数の複写工程
    が終了するまで該複写工程信号を生成し続ける、請求項
    又は7に記載の静電複写機。
  9. 【請求項9】 該定着装置は相互に協働する定着ローラ
    対を含み、該電気的加熱要素は該定着ローラ対の一方の
    定着ローラ内に配設されており、該温度検出手段は該定
    着ローラ対の該一方の定着ローラの表面乃至その近傍の
    温度を検出する、請求項6からまでのいずれかに記載
    の静電複写機。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5692557A (en) * 1979-12-27 1981-07-27 Toshiba Corp Copying machine
JPS5811977A (ja) * 1981-07-15 1983-01-22 Fuji Xerox Co Ltd 電子複写機の定着温度制御方法
JPS5835549A (ja) * 1981-08-27 1983-03-02 Canon Inc 像形成装置

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