JP2505715Y2 - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

Info

Publication number
JP2505715Y2
JP2505715Y2 JP1989088472U JP8847289U JP2505715Y2 JP 2505715 Y2 JP2505715 Y2 JP 2505715Y2 JP 1989088472 U JP1989088472 U JP 1989088472U JP 8847289 U JP8847289 U JP 8847289U JP 2505715 Y2 JP2505715 Y2 JP 2505715Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoconductor
transfer
roller
image
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989088472U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0329857U (ja
Inventor
泰彦 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP1989088472U priority Critical patent/JP2505715Y2/ja
Publication of JPH0329857U publication Critical patent/JPH0329857U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2505715Y2 publication Critical patent/JP2505715Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の静電
記録装置に関する。
従来の技術 一般に、ディスクトップ型の静電記録装置では、コン
パクト設計が要求される。従来、この種の静電記録装置
でコンパクト設計したものとしては、例えば特開昭60−
12563号公報に示されるものがある。これは、無端帯ベ
ルト状の感光体をほぼ逆三角形ループ状に張設配設し、
この感光体周りに現像手段等の各静電プロセスユニット
を配設したものである。
考案が解決しようとする課題 一般に、静電写真プロセスを実行する各プロセスユニ
ットをレイアウトする上で小型化を考慮すると、レイア
ウトの自由度の点で、ドラム状の感光体を用いるより
も、上記公報の如く、ベルト状の感光体を用いるほうが
有利といえる。
ところが、上記公報方式の構成によると、ループ状に
配設されたベルト内に無駄なスペースを要し、小型化が
不十分となる一因となっている。また、この種の静電記
録装置では設置個所の自由度も要求され、例えば壁に掛
けたような状態で使用したいこともある。しかし、全て
の部材がケース内に内蔵・搭載されているため、重量的
に見ても軽量化の点で不十分であり、設置個所も制約を
受けやすい。
課題を解決するための手段 無端帯ベルト状の感光体表面を帯電手段により一様帯
電した後、露光光学系により露光して前記感光体上に静
電潜像を形成し、この静電潜像を現像手段により顕像化
し、顕像化された画像を転写手段により転写紙上に転写
し、転写された画像を定着手段により定着させるように
した静電記録装置において、前記感光体を複数のローラ
により縦長でベルト内の中央部の間隔を狭くした状態で
設け、この感光体の周囲に前記帯電手段と露光光学系と
現像手段と転写手段と定着手段との各プロセスユニット
を配設して本体ケース内に設け、前記各プロセスユニッ
トを駆動させるための電源トランス、メイン制御板等の
一部の電装部品を内蔵した電装ケースを前記本体ケース
と別個に設け、この電装ケース側と前記本体ケース側と
をケーブルコネクタにより接続した。
作用 縦長でベルト内の中央部の間隔が幅狭となる状態で設
けた無端帯ベルト状の感光体を中心とし、その周囲に各
プロセスユニットを配設させて本体ケース内に設けてい
るので、装置の薄型・縦型による省スペース設計が可能
となる。この場合、電源トランス等の一部の電装部品は
別個の電装ケース内に内蔵されてケーブルコネクタによ
り本体ケース側と接続されているので、本体ケース側の
一層の軽量化・コンパクト化が可能となり、設置個所の
自由度も増す。この時、駆動モータ、センサ類等の電装
部品はその機能・目的からして本体ケース内において所
望位置に内蔵させなければならないが、電源トランス等
の一部の電装部品については、別個の電装ケース側に内
蔵させても何んら支障ないものである。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図ないし第4図により全体の概略構成及び
作用を説明する。第1図は概略プロセス構成及び一部の
電装部品の概略実装を示す断面構造図、第2図は未使用
時の全体外観を示す斜視図、第3図はそのコピー処理待
機状態の外観を示す斜視図、第4図は本体ケース内のみ
についてのプロセス構成の概略を示す断面構造図であ
る。本実施例の複写機は第1図等に示すように主として
壁に掛けて使用する縦型・薄型複写機として構成したも
のである。
本実施例の複写機は、外観的には、第2図に示すよう
に、各々外装カバーとなり本体ケースを兼用する原稿搬
送テーブル1と、前カバー2と、給紙テーブル3と、左
右の側面カバー4,5と、背面カバー6により囲まれてい
る。左右の側面カバー4,5には各々ルーバ7が設けられ
ている。
このような未使用時状態からコピー処理待機状態にす
るには、まず、原稿搬送テーブル1の外面側上部に設け
た把手8を持ち手前側に開放回動させて、第3図に示す
ように所定の位置まで開く。このように開かれた状態で
は原稿搬送テーブル1内面側の一対のサイドガイド9が
露出し、原稿のセット挿入のガイドとなる。一対のサイ
ドガイド9は双方が連動して接近・離反し、原稿幅に合
わせ得るものである。原稿搬送テーブル1の最奥部側に
は原稿サイズ及びセンタ用の位置を示すサイズマーク10
が付されており、原稿の挿入セットの目安とされる。ま
た、原稿搬送テーブル1の開放回動により、内部表面に
位置する排紙コロ11や、原稿搬送カバーを兼用する原稿
排紙テーブル12が、第3図図示の如く露出する。
給紙テーブル3はその外面を押すと、ロック手段(図
示せず)が解除され、支点部に設けたダンパー手段(図
示せず)によりリニアに開放回動し、第3図に示すよう
に所定の位置で開放固定される。この給紙テーブル3は
表面上にコピーすべき転写紙を積載セットさせるもので
あり、原稿搬送テーブル1と同様に用紙サイズに合わせ
て連動して接近・離間し、用紙先端カールをガイドする
一対のサイドガイド13が設けられている。給紙テーブル
3の手前側位置には用紙サイズ及びセンタ用の位置を示
すサイズマーク14が付されており、転写紙の挿入セット
の目安とされる。また、この給紙テーブル3の最奥部中
央には呼出しコロ15に対向接触するフリクションパッド
16が設けられている。給紙テーブル3を開放させると、
その内部表面に設けられて定着部等を覆うインナカバー
17が露出する。
このように原稿搬送テーブル1と給紙テーブル3とを
開放させると、本機のメイン電源が起動し、約20秒で待
機状態となる。そこで、この起動からコピー終了までの
概略動作を第4図により説明する。
ここに、静電記録方式の複写機の基本構成として、概
略的には第4図に示すように、無端帯ベルト状の感光体
20が設けられ、この感光体20の周囲には静電写真プロセ
スに従い、帯電チャージャ(帯電手段)21、露光光学系
22、現像装置(現像手段)23、転写チャージャ(転写手
段)24、定着装置(定着手段)25、クリーニング装置26
及び除電LEDアレイ27の各プロセスユニットが順に設け
られている。また、露光光学系22による露光位置上に対
しては原稿給紙搬送装置28が設けられ、転写チャージャ
24による転写位置下に対しては転写紙給紙搬送装置29が
設けられている。本実施例では、感光体20をケース内の
ほぼ中央位置に縦長でベルト内の中央部の間隔が幅狭と
なる状態に設け、上記の各プロセスユニットがこのよう
な感光体20の周囲に上方から下方に順に幅狭状態のまま
配設されている。クリーニング装置26の下部には冷却フ
ァン30も設けられている。
まず、原稿搬送テーブル1を開放回動させると、この
開放が原稿搬送テーブル開閉スイッチ31により検知され
る。また、給紙テーブル3を押すとロック手段が解除さ
れ、ダンパー手段により半自動的に給紙テーブル3が開
放状態となると、この開放が給紙テーブル開閉スイッチ
32により検知される。これらの開閉スイッチ31,32のAND
をとることにより、本機のウォームアップが開始され
る。ここに、定着ヒータ33、蛍光灯ヒータ34及び前記冷
却ファン30が約20秒後にウォームアップを完了する。こ
のような状態で、原稿と同じサイズ又はコピーしたいサ
イズの転写紙を給紙テーブル3上でサイドガイド13をガ
イドとして先端ガイド35に突き当てセットする。する
と、給紙テーブル3に設けられた用紙有無センサ36がオ
ンして表示部(図示せず)に用紙がセットされた旨が表
示される。これにより、コピー可能状態となり、原稿の
挿入セットを待つ。
そこで、サイドガイド9及びサイズマーク10をガイド
として原稿を原稿面下向きにして原稿搬送テーブル1上
に挿入セットし、一対の原稿搬送ローラ37,38に突き当
てる。このような原稿挿入セットは入口ローラ37の手前
に設けた原稿有無センサ39により検知される。この検知
後、一定パルス時間を経て搬送ローラ37,38が駆動さ
れ、原稿搬送が開始される。
搬送ローラ37,38により搬送される原稿は、さらに、
内部の原稿押え板40により押えられつつコンタクトガラ
ス41上を奥方に搬送される。この搬送時に、原稿先端及
び後端はコンタクトガラス41の下部に設けた原稿端検知
センサ42により検知される。このセンサ42による原稿先
端及び原稿後端の検知を行わせるため、原稿押え板40の
センサ42に対向する位置には丸孔又は切欠が形成されて
いる。
このようなセンサ42の下流側に、前記露光光学系22に
よる露光結像位置が設定されている。露光光学系22はコ
ンタクトガラス41上を搬送される原稿の原稿面を露光す
る蛍光灯43と、蛍光灯43の光の一部を効率よく原稿面に
反射させる反射板44と、原稿面からの反射光を前記感光
体20上に集光照射させるリンス(結像光学素子)45とか
らなる。
一方、前記搬送ローラ37,38により挿入搬送された原
稿は、コンタクトガラス41よりも奥側に設けられた一対
の搬送ローラ46,47により搬送を引継がれ、内側ガイド4
8と外側ガイド49とにより形成された反転搬送路50を経
て、排紙コロ11により原稿排紙テーブル12上に排出され
る。前記外側ガイド49は背面カバー6の一部により形成
され、外装カバー(本体ケース)を兼用する。これらの
ローラ11,37,38,46,47、反転搬送路50及びテーブル1,12
等により、前記原稿給紙搬送装置28が構成されている。
原稿有無センサ39による原稿検知によって駆動モータ
と連動して感光体20の回転駆動が開始されるのに同期し
て、転写チャージャ24、除電LEDアレイ27及び前記蛍光
灯43がオンされる。原稿先端がリンス45の光軸に達する
位置に対応する感光体20の位置が、駆動開始から帯電チ
ャージャ21の位置に達する前のタイミングで、この帯電
チャージャ21がオンされ、感光体20の表面を一様帯電、
即ち、均一な電位を付与する。
そして、リンス45により原稿からの反射光が感光体20
上に結像されて静電潜像が形成される。この静電潜像は
現像装置23により現像され、顕像化されたこのトナー像
は、転写チャージャ24位置にて転写紙上に転写される。
転写後で、感光体20上に残留したトナーはクリーニング
装置26のブレード51により掻き落とされる。さらに、感
光体20表面の残留電位は除電LEDアレイ27の光照射によ
り除去される。
ここに、感光体20は継目を有するもので、継目位置に
またがって画像が形成されないように、第5図に示すよ
うに感光体20の表面端部に設けた反射マーク52及び現像
装置23の下部に設けた継目センサ53により感光体20のホ
ームポジションを検知し、ベルト駆動、即ち、駆動モー
タをオフさせる構成とされている。
一方、原稿有無センサ39の検知信号により駆動モータ
と連動して給紙テーブル側のクラッチに駆動が伝達さ
れ、原稿端検知センサ42による原稿先端の検知信号によ
り給紙ソレノイドがオンし、かつ、上記クラッチ軸に係
合する給紙ローラ55及び呼出しコロ15により給紙テーブ
ル3上に積載された転写紙が給紙搬送される。この時、
給紙ローラ55に圧接させたフリクションパッド56により
積載転写紙の最上位1枚だけが分離搬送される。また、
呼出しコロ15の下降給紙動作に連動するタイミングで先
端ガイド35も下方退避位置に下降変位する。
給紙ローラ55により搬送された転写紙は、内側ガイド
57と外側ガイド58とよりなる反転搬送路59を通り、反転
される状態で感光体20の転写位置に向かう。ここに、転
写位置前にはレジストローラ60、従動ローラ61が設けら
れており、転写紙は一旦、これらのローラ60,61位置で
停止し、感光体20上の画像先端と一致するようにタイミ
ング制御される。即ち、レジストローラ60の軸に係合し
ているクラッチは、上記の給紙クラッチの駆動伝達と同
様に駆動モータと連動し、原稿端検知センサ42の原稿先
端検知信号によりレジストローラ60に駆動伝達され、顕
像との同期がとられる。また、レジストスタート信号と
しては継目センサ53の検知信号を利用することも可能で
ある。また、レジストローラ60直前の位置にはジャム検
知を行う用紙有無検知センサ62が設けられている。
レジストローラ60により所定タイミングで搬送された
転写紙は転写チャージャ24により感光体20上のトナー像
の転写を受ける。その後、転写紙は定着装置25の定着ロ
ーラ63・加圧ローラ64対により熱定着されつつ搬送さ
れ、剥離爪65により剥離案内され、排紙コロ66により機
外に排出される。即ち、転写紙給紙搬送装置29の転写紙
搬送経路は、給紙テーブル3、呼出しコロ15、給紙ロー
ラ55及びフリクションパッド56による給紙手段の給紙経
路と、反転搬送路59と、レジストローラ60・従動ローラ
61対と、転写チャージャ24による転写経路と、定着ロー
ラ63・加圧ローラ64対と、排紙コロ66による排紙経路と
よりなり、原稿給紙搬送装置28の場合と同じく、操作側
(手前側)が用紙挿入及び用紙排紙側となるように設定
されている。
即ち、反転搬送路49,59は第4図においてともに時計
回りに用紙を反転搬送させるものであり、反時計方向に
回転される感光体20に対し、原稿給紙搬送装置28側では
反転前に露光に供し、転写紙給紙搬送装置29側では反転
後に転写に供することにより、原稿及び転写紙の移動方
向が各々の作用位置では感光体移動方向と一致するよう
にされている。よって、原稿及び転写紙の操作を全て装
置の操作側のみで行うことができ、操作性のよいものと
なる。
この時、排紙コロ66の近傍に設けた排紙検知センサ67
の検知信号を用いてレジスト部のセンサ63からのジャム
検知を行い、そのオフ信号(後端通過時)により継目セ
ンサ53に信号を与え、感光体20上の反射マーク52を検知
し、駆動モータをオフさせる。駆動モータのオフに同期
して転写チャージャ24、除電LEDアレイ27及び蛍光灯43
がオフされる。
また、帯電チャージャ21は原稿有無検知センサ39がオ
フした位置がリンス45の光軸に達した時に対応する感光
体20の位置でオフする。給紙ソレノイドはレジストソレ
ノイドのオンと同期してオフし、レジストソレノイドは
排紙検知センサ67のオフと同期してオフされる。
これにより、コピー処理動作が終了し、待機状態とな
る。そこで、原稿搬送テーブル1及び給紙テーブル3を
第2図に示すような状態に閉じることにより、各々の開
閉スイッチ31,32がオフし、これに同期して定着ヒータ3
3、蛍光灯ヒータ34及び冷却ファン30がオフする。
ここで、感光体20について第5図ないし第7図を参照
して説明する。無端帯ベルト状の感光体20はその内周側
に位置させた複数のローラ、即ち駆動ローラ70とクリー
ニングローラ71と転写ローラ72とにより逆三角形状なる
縦長状態に支持され、かつ外周面に対しては現像ローラ
73とテンションローラ74とを凹状に食い込む形で当接す
ることによりベルト内の中央部の間隔が狭くなる状態と
されている。駆動モータ75(第7図参照)がオンする
と、駆動ローラ70に係合する駆動ギヤ76が連動し、感光
体20を原稿搬送ローラ37と等速で回転駆動させる。ここ
に、駆動ローラ70はゴムローラ、植毛ローラ等の摩擦抵
抗の大きい材質からなり、感光体20に対しリンス45によ
る結像露光位置よりも下流であるが、現像ローラ73より
も上流位置に設けられている。このような位置に駆動ロ
ーラ70を設けることにより、感光体20は結像位置に常に
平面性を与えるための引張りが付与され、かつ、現像ロ
ーラ73側がゆるみ側となり、現像ローラ73と感光体20と
のニップ部のストレスが和らげられ、双方の追従性が得
られる。
転写ローラ72は現像ローラ73よりも下流であって転写
チャージャ24に対向する位置に配置されている。これら
の上下同一直線上のほぼ同一位置に位置する駆動ローラ
70、現像ローラ73及び転写ローラ72により感光体20は、
凹状に凹まされ、現像ローラ73における現像ニップが広
く確保されているとともに、中間の現像ローラ73を食い
込ませて感光体20の内周側の空きスペースを極力少なく
しているため、装置は薄型化される。
クリーニングローラ71は駆動ローラ70と同一高さ位
置、即ち、駆動ローラ70に対向して感光体20の結像部分
がリンス45による結像光軸に対して直交する状態となる
位置に配置されている。このクリーニングローラ71には
前記ブレード51が対向している。テンションローラ74は
クリーニングローラ71と転写ローラ72との中間外周位置
にて感光体20を凹状に凹ませる状態に押圧されて配置さ
れている。このようにして、感光体20は縦長状態であっ
て、かつ、その中央部が極力凹まされた幅狭状態で設け
られていることになる。
また、転写ローラ72は表面が平滑で低摩擦のものが用
いられている。そこで、感光体20の片寄りを防止するた
め、この感光体20の内周の両側には片寄り防止ガイド突
条77が形成され(第5図参照)、転写ローラ72端部にて
規制されるように構成されている。
ところで、継目により無端帯ループ形状とされた感光
体20の表面の画像有効或の両側には、第5図に示すよう
に黒色塗装による導電層78が設けられている。感光体20
のケーシング79にはこの導電層78に対向接触する除電ブ
ラシ80が駆動ローラ70近傍位置に設けられている。除電
ブラシ80には板ばね81が接触しており、前記導電層78は
除電ブラシ80、板ばね81を介してアースされる。継目検
知用の前記検知マーク52は金色のものであり、前記導電
層78上の一部に設けられている。ケーシング79にはこの
検知マーク52の軌跡上位置にて継目センサ53に対向する
位置に開口82が形成され、継目センサ53によりこの検知
マーク52を検知可能とし、継目位置を常に非画像域とさ
せるための制御に供される。また、感光体20表面の一部
には、用紙先端に対して3±2.5mmに相当する位置に転
写紙先端白抜け部形成用の非帯電層部83が全幅に渡って
形成されている。この非帯電層部83は黒色導電性材料を
塗装することにより形成されたものであり、継目センサ
53の検知信号により位置制御される。
一般に、この種の静電記録装置では、感光体20上の画
像を転写紙に転写し感光体20から分離した後、定着等の
後プロセスを行うが、転写紙先端に白抜け部を形成し、
転写紙の定着ローラ63への巻付きによる定着ジャムを防
止する必要がある。ここに、感光体20表面を一様帯電し
た後、露光・現像・転写・定着の各プロセスを経て転写
紙上に画像が得られるが、感光体20の非帯電層部83は帯
電チャージャ21による一様帯電を受けても帯電されず、
静電潜像も形成されないことになるので、イレーサによ
り電荷消去したと等価となる。よって、非帯電層部83の
位置と転写紙先端とのタイミングを合わせることによ
り、イレーサを用いることなく、転写紙先端に白抜け部
を形成できる。
また、電装部品及びその回路構成を第8図を参照して
説明する。まず、AC電源90に対するACラインにはインタ
ロックスイッチ91、ノイズフィルタ92、メインスイッチ
93、トライアック94、前記定着ローラ63に対して設けた
サーモスタット95、定着ヒータ33、駆動モータ75及び2
つの冷却ファン30が接続されている。また、ACラインに
対して電源トランス96を介して接続されたDC電源97によ
るDCラインには転写チャージャ24用のパワーパック98が
接続されている。また、DC22Vラインは、中継基板99を
介してトータルカウンタ100、給紙ソレノイド101、レジ
ストソレノイド102に対し出力される。前記中継基板99
は制御手段とソレノイド101、レジストソレノイド102に
対し出力される。前記中継基板99はメイン制御板103か
らの出力を受けて上記22Vラインに接続された蛍光灯43
及び蛍光灯安定器104、パワーパック105、除電LEDアレ
イ27、蛍光灯ヒータ34の出力制御を行う。パワーパック
105はバリスタ106を介して前記帯電チャージャ21に電源
を供給するものである。DC5Vラインには、中継基板99を
介して給紙部センサ36、排紙センサ67及び前記定着ロー
ラ63に対して設けたサーミスタ107が接続されている。
また、22Vラインにも同様にメイン制御板103より原稿端
検知センサ42、自動調光センサ108、回収トナーセンサ1
09、継目センサ53、パルスジェネレータ110及びトナー
エンドセンサ111に対する出力制御がなされる。
しかして、本実施例ではこのような電装部品の内、一
部のもの、具体的には、電源トランス96、DC電源97、パ
ワーパック98及びメイン制御板103なる電装部品は、第
1図に示すように、本体ケースとは別個に設けられた電
装ケース120内に内蔵され、これ以外の駆動モータ75、
ソレノイド101,102等のアクチュエータ、各種センサ42,
53等の電装部品は本体ケース内の適所に配設されてい
る。これらの電装部品96,97,98,103を内蔵した電装ケー
ス120側と本体ケース側とは、コネクタ部121a,121bによ
り着脱自在なケーブルコネクタ121により接続されてい
る。
このような電装部品の一部を電装ケース120内に別個
に配設させることにより、駆動に支障ない状態で本体ケ
ース側の軽量化を図ることができ、かつ、ケーブルコネ
クタ121接続により電装ケース120との離間配設が可能で
あり、第1図、第2図等に例示するように、本体ケース
側を壁122等に掛けた状態での設置・使用が可能とな
る。このような設置のために、本体ケース中の背面カバ
ー6側には取付け金具123と引掛け金具124とが取付けら
れ、壁122側の設けられた保持片125に対し引掛け金具12
4を引掛け、取付け金具123をねじ126により壁122に固定
することにより、図示のような設置が可能とされてい
る。このような壁掛け状態であっても、本実施例の複写
機は前述したように全ての操作を操作側にて行うことが
できるので支障ない。
考案の効果 本考案は、上述したように、縦長でベルト内の中央部
の間隔が幅狭となる状態で設けた無端帯ベルト状の感光
体を中心とし、その周囲に各プロセスユニットを配設し
て本体ケース内に設けたので、装置の薄型・縦型による
省スペース設計が可能で、特に、電源トランス等の一部
の電装部品を別個の電装ケース内に内蔵させてケーブル
コネクタにより本体ケース側と接続させたので、本体ケ
ース側の一層の軽量化・コンパクト化が可能となり、設
置個所の自由度を増し、例えば本体ケース側を壁掛け状
態で設置・使用することも可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体の概略側
面図、第2図は未使用時の外観斜視図、第3図は使用可
能状態の外観斜視図、第4図は本体ケース内全体の概略
側面図、第5図は感光体の外観斜視図、第6図は感光体
を主体として示す概略側面図、第7図は一部を切欠いて
示す感光体を主体とした正面図、第8図は電装パーツ及
びその回路構成を示すブロック図である。 1〜6……本体ケース、20……感光体、21……帯電手
段、22……露光光学系、23……現像手段、24……転写手
段、25……定着手段、70〜74……ローラ、96,97,98,103
……電装部品、120……電装ケース、121……ケーブルコ
ネクタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−91146(JP,A) 特開 昭48−75038(JP,A) 特開 昭61−221760(JP,A) 特開 平1−140171(JP,A) 特開 昭62−37998(JP,A) 実開 昭63−174352(JP,U) 実開 昭62−186180(JP,U) 実開 昭63−41566(JP,U) 実開 昭63−135351(JP,U) 実公 昭53−42120(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端帯ベルト状の感光体表面を帯電手段に
    より一様帯電した後、露光光学系により露光して前記感
    光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像手段に
    より顕像化し、顕像化された画像を転写手段により転写
    紙上に転写し、転写された画像を定着手段により定着さ
    せるようにした静電記録装置において、前記感光体を複
    数のローラにより縦長でベルト内の中央部の間隔を狭く
    した状態で設け、この感光体の周囲に前記帯電手段と露
    光光学系と現像手段と転写手段と定着手段との各プロセ
    スユニットを配設して本体ケース内に設け、前記各プロ
    セスユニットを駆動させるための電源トランス、メイン
    制御板等の一部の電装部品を内蔵した電装ケースを前記
    本体ケースと別個に設け、この電装ケース側と前記本体
    ケース側とをケーブルコネクタにより接続したことを特
    徴とする静電記録装置。
JP1989088472U 1989-07-27 1989-07-27 静電記録装置 Expired - Lifetime JP2505715Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989088472U JP2505715Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 静電記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989088472U JP2505715Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 静電記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0329857U JPH0329857U (ja) 1991-03-25
JP2505715Y2 true JP2505715Y2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=31638087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989088472U Expired - Lifetime JP2505715Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 静電記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2505715Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6341566U (ja) * 1986-09-02 1988-03-18
JPS63174352U (ja) * 1987-02-24 1988-11-11
JPS6491146A (en) * 1987-10-02 1989-04-10 Ricoh Kk Electrostatic recorder

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0329857U (ja) 1991-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0195181A2 (en) Electrostatic copying apparatus
US4621802A (en) Sheet material conveying device
JPS6236938B2 (ja)
JP2505715Y2 (ja) 静電記録装置
JP3913317B2 (ja) 画像形成装置
US5708911A (en) Image forming apparatus which detects rotation of a continuous sheet feeding reel and judges whether the end of the sheet is fixed to the feeding reel
JP2839198B2 (ja) 画像形成装置
JP2790667B2 (ja) 静電記録装置
JP2795914B2 (ja) 静電記録装置
JPH0145063B2 (ja)
JP2825857B2 (ja) 静電記録装置
JPH0358060A (ja) 静電記録装置
JP2680120B2 (ja) 画像形成装置
JPH03166561A (ja) 静電記録装置
JPH0326832B2 (ja)
JPH01185559A (ja) 画像形成装置
JPH082675Y2 (ja) 静電記録装置
JP3608814B2 (ja) 画像形成装置
JPH0323141A (ja) 画像形成装置
JPH0722673Y2 (ja) 画像形成装置
JPH03279966A (ja) 静電記録装置
JP2502609Y2 (ja) 静電記録装置
JP2505713Y2 (ja) 静電記録装置
JPH0548917B2 (ja)
JP2746437B2 (ja) キーカウンタ付き電子写真複写機