JP2502609Y2 - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JP2502609Y2
JP2502609Y2 JP1989053678U JP5367889U JP2502609Y2 JP 2502609 Y2 JP2502609 Y2 JP 2502609Y2 JP 1989053678 U JP1989053678 U JP 1989053678U JP 5367889 U JP5367889 U JP 5367889U JP 2502609 Y2 JP2502609 Y2 JP 2502609Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、複写機等の静電記録装置に関する。
従来の技術 一般に、ディスクトップ型の静電記録装置では、コン
パクト設計が要求される。従来、この種の静電記録装置
でコンパクト設計したものとしては、例えば特開昭60−
12563号公報に示されるものがある。これは、ベルト状
の感光体をほぼ逆三角形ループ状に張設配設し、この感
光体の周りに現像手段等の各静電プロセスユニットを配
設させたものである。
考案が解決しようとする課題 一般に、静電写真プロセスを実行する各プロセスユニ
ットをレイアウトする上で小型化を考慮すると、ドラム
状の感光体を用いるよりも、上記公報の如く、ベルト状
の感光体を用いるほうが有利といえる。ところが、上記
公報方式の構成によると、ループ状に配設させたベルト
内に無駄なスペースを要し、大型化の一因となってい
る。また、現像装置と感光体との状態をみると、感光体
を支持するローラ表面にて感光体に対向させて現像ロー
ラが設けられており、線接触的であり、現像ニップをか
せげず、安定した良好なる現像を保証できない。
また、コンパクト化設計の場合、低コストであること
も重要視され、装置内の各ユニットを1つの駆動モータ
のみで駆動させるようにしている。この場合、現像ユニ
ット内の現像ローラは駆動モータから他のユニット駆動
のための複数の中継ギヤを介して駆動伝達されるもので
ある。よって、他のユニットで発生した振動が現像ロー
ラにも伝わってしまうため、現像に際して画像上にピッ
チ状の濃度ムラが発生するという現像不良が生じる。
課題を解決するための手段 無端帯ベルト状の感光体表面を帯電手段により一様帯
電した後、原稿給紙搬送手段により給紙搬送される原稿
を露光光学系により露光してその反射光により前記感光
体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像手段によ
り顕像化し、顕像化された画像を転写紙給紙搬送手段に
より給紙搬送される転写紙上に転写手段により転写し、
転写紙に転写された画像を定着手段により定着するとと
もに、転写後の前記感光体表面をクリーニング手段によ
りクリーニングするようにした静電記録装置において、
転写手段の転写ローラとこの転写ローラと大きく離間す
るとともにそれぞれ互いに近接して配設された駆動ロー
ラ及びクリーニング手段のクリーニングローラとに前記
感光体を巻回し、前記転写ローラと前記駆動ローラとの
間の前記感光体の外周面に接してその感光体を内方へ凹
ませる現像手段の現像ローラと前記転写ローラと前記ク
リーニングローラとの間の前記感光体の外周面に接して
その感光体を内方へ凹ませるテンションローラとを設
け、前記クリーニングローラと前記駆動ローラとに近接
させて前記帯電手段と原稿給紙搬送手段と露光光学系と
による静電潜像形成手段を配設し、前記感光体の前記テ
ンションローラの配設側に冷却手段を配設し、前記転写
ローラに近接する位置に定着手段を配設した。
さらには、各プロセスユニットを駆動させる1つの駆
動モータを設け、この駆動モータの駆動力を現像手段に
対して略直結状態で伝達させるギヤを設け、前記駆動モ
ータの駆動力を残りの他の各プロセスユニットに伝達さ
せる中継伝達手段を設けた。
作用 転写手段の転写ローラとこの転写ローラと大きく離間
するとともにそれぞれ互いに近接して配設された駆動ロ
ーラ及びクリーニング手段のクリーニングローラとに前
記感光体を巻回するとともに、現像ローラとテンション
ローラとにより感光体を内方へ凹ませたため、装置本体
を薄型のものとすることかでき、これにより、省スペー
ス設計が可能となり、特に、感光体が凹状に凹む状態に
現像ローラを接触させているため、十分な現像ニップを
確保して安定した現像動作を行わせることができるとと
もに、感光体内の無駄なスペースが小さくなり、より薄
型化でき、コンパクト化することができる。
また、現像手段の駆動が駆動モータに略直結された状
態で、他のプロセスユニットとは関係なく行われること
により、他のユニット等の振動が現像ローラ等に伝わる
ことがなく、画像濃度ピッチムラといった現像不良も防
止される。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図ないし第3図により全体の概略構成及び
作用を説明する。第1図はプロセス構成の概略を示す断
面構造図、第2図は未使用時の全体外観を示す斜視図、
第3図はそのコピー処理待機状態の外観を示す斜視図で
ある。本実施例の複写機は第2図等に示すように主とし
て壁に沿って立て掛けて使用する縦型・薄型複写機とし
て構成したものである。
本実施例の複写機は、外観的には、第2図に示すよう
に、各々外装カバーを兼用する原稿搬送テーブル1と、
前カバー2と、給紙テーブル3と、左右の側面カバー4,
5と、背面カバー6により囲まれている。左右の側面カ
バー4,5には各々ルーバ7が設けられている。
このような未使用時状態からコピー処理待機状態にす
るには、まず、原稿搬送テーブル1の外面側上部に設け
た把手8を持ち手前側に開放回動させて、第3図に示す
ように所定の位置まで開く。このように開かれた状態で
は原稿搬送テーブル1内面側の一対のサイドガイド9が
露出し、原稿のセット挿入のガイドとなる。一対のサイ
ドガイド9は双方が連動して接近・離反し、原稿幅に合
わせ得るものである。原稿搬送テーブル1の最奥部側に
は原稿サイズ及びセンタ用の位置を示すサイズマーク10
が付されており、原稿の挿入セットの目安とされる。ま
た、原稿搬送テーブル1の開放回動により、内部表面に
位置する排紙コロ11や、原稿搬送カバーを兼用する原稿
排紙テーブル12が、第3図図示の如く露出する。
給紙テーブル3はその外面を押すと、ロック手段(後
述する)が解除され、支点部に設けたダンパー手段(後
述する)によりリニアに開放回動し、第3図に示すよう
に所定の位置で開放固定される。この給紙テーブル3は
表面上にコピーすべき転写紙を積載セットさせるもので
あり、原稿搬送テーブル1と同様に用紙サイズに合わせ
て連動して接近・離間し、用紙先端カールをガイドする
一対のサイドガイド13が設けられている。給紙テーブル
3の手前側位置には用紙サイズ及びセンタ用の位置を示
すサイズマーク14が付されており、転写紙の挿入セット
の目安とされる。また、この給紙テーブル3の最奥部中
央には呼出しコロ15に対向接触するフリクションパッド
16が設けられている。給紙テーブル3を開放させると、
その内部表面に設けられて定着部等を覆うインナカバー
17が露出する。
このように原稿搬送テーブル1と給紙テーブル3とを
開放させると、本機のメイン電源が起動し、約20秒で待
機状態となる。そこで、この起動からコピー終了までの
動作を第1図により説明する。
ここに、静電記録方式の複写機の基本として、概略的
には第1図に示すように、無端帯ベルト状の感光体20が
設けられ、この感光体20の周囲には静電写真プロセスに
従い、帯電チャージャ(帯電手段)21、露光光学系22、
現像装置(現像手段)23、転写チャージャ(転写手段)
24、定着装置(定着手段)25、クリーニング装置(クリ
ーニング手段)26及び除電LEDアレイ27の各プロセスユ
ニットが順に設けられている。また、露光光学系22によ
る露光位置上に対しては原稿給紙搬送手段28が設けら
れ、転写チャージャ24による転写位置下に対しては転写
紙給紙搬送手段29が設けられている。本実施例では、感
光体20をケース内のほぼ中央位置に縦長でベルト内の中
央部の間隔が幅狭となる状態に設け、上記の各プロセス
ユニットがこのような感光体20の周囲に上方から下方に
順に幅狭状態のまま配設されている。クリーニング装置
26の下部には冷却ファン(冷却手段)30も設けられてい
る。
まず、原稿搬送テーブル1を開放回動させると、この
開放は原稿搬送テーブル開閉スイッチ31により検知され
る。また、給紙テーブル3を押すとロック手段が解除さ
れ、ダンパー手段により半自動的に給紙テーブル3が開
放状態となると、この開放が給紙テーブル開閉スイッチ
32により検知される。これらの開閉スイッチ31,32のAND
をとることにより、本機のウォームアップが開始され
る。ここに、定着ヒータ33、蛍光灯ヒータ34及び前記冷
却ファン30が約20秒後にウォームアップを完了する。こ
のような状態で、原稿と同じサイズ又はコピーしたいサ
イズの転写紙を給紙テーブル3上でサイドガイド13をガ
イドとして先端ガイド35に突き当てセットする。する
と、給紙テーブル3に設けられた用紙有無センサ36がオ
ンして表示部(図示せず)に用紙がセットされた旨が表
示される。これにより、コピー可能状態となり、原稿の
挿入セットを待つ。
そこで、サイドガイド9及びサイズマーク10をガイド
として原稿を原稿面下向きにして原稿搬送テーブル1上
に挿入セットし、一対の原稿搬送ローラ37,38に突き当
てる。このような原稿挿入セットは入口ローラ37の手前
に設けた原稿有無センサ39により検知される。この検知
後、一定パルス時間を経て搬送ローラ37,38が駆動さ
れ、原稿搬送が開始される。即ち、原稿有無センサ39出
力が搬送ローラ37,38の駆動開始時間を規制するもので
あり、この待ち時間が原稿先端をレジストローラに追従
させるものとなる。つまり、スキュー補正時間が確保さ
れることになる。もっとも、原稿先端が搬送方向に対し
直角のものに限られる。
搬送ローラ37,38により搬送される原稿は、さらに、
内部の原稿押え板40により押えられつつコンタクトガラ
ス41上を奥方に搬送される。この搬送時に、原稿先端は
コンタクトガラス41の下部に設けた原稿先端検知センサ
42により検知される。このセンサ42による原稿先端検知
を行わせるため、原稿押え板40のセンサ42に対向する位
置には丸孔又は切欠が形成されている。
このようなセンサ42の下流側に、前記露光光学系22が
設けられている。露光光学系22はコンタクトガラス41上
を搬送される原稿の原稿面を露光する蛍光灯43と、蛍光
灯43の光の一部を効率よく原稿面に反射させる反射板44
と、原稿面からの反射光を前記感光体20上に集光照射さ
せるリンス(結像光学素子)45とからなる。
一方、前記搬送ローラ37,38により挿入搬送された原
稿は、コンタクトガラス41よりも奥側に設けられた一対
の搬送ローラ46,47により搬送を引継がれ、内側ガイド4
8と外側ガイド49とにより形成された反転搬送路50を経
て、排紙コロ11により原稿排紙テーブル12上に排出され
る。前記外側ガイド49は背面カバー6の一部により形成
され、外装カバーを兼用する。こられのローラ11,37,3
8,46,47、反転搬送路50及びテーブル1,12等により、前
記原稿給紙搬送手段28が構成されている。
原稿有無センサ39による原稿検知によって駆動モータ
と連動して感光体20の駆動が開始されるのに同期して、
転写チャージャ24、除電LEDアレイ27及び前記蛍光灯43
がオンされる。原稿先端がリンス45の光軸に達する位置
に対応する感光体20の位置が、駆動開始から帯電チャー
ジャ21の位置に達する前のタイミングで、この帯電チャ
ージャ21がオンされ、感光体20の表面を一様帯電、即
ち、均一な電位を付与する。
そして、リンス45により原稿からの反射光が感光体20
上に結像されて静電潜像が形成される。この静電潜像は
現像装置23により現像され、顕像化されたこのトナー像
は、転写チャージャ24位置にて転写紙上に転写される。
転写後で、感光体20上に残留したトナーはクリーニング
装置26のブレード51により掻き落とされる。さらに、感
光体20表面の残留電位は除電LEDアレイ27の光照射によ
り除去される。
ここに、感光体20は継目を有するもので、継目位置に
またがって画像が形成されないように、第4図に示すよ
うに感光体20の表面端部に設けた反射マーク52及び現像
装置23の下部に設けた継目センサ53により感光体20のホ
ームポジションを検知し、ベルト駆動、即ち、駆動モー
タをオフさせる構成とされている。
一方、原稿有無センサ39の検知信号により駆動モータ
と連動して給紙テーブル側のクラッチに駆動が伝達さ
れ、原稿先端検知センサ42の検知信号により給紙ソレノ
イドがオンし、かつ、上記クラッチ軸に係合する給紙ロ
ーラ55及び呼出しコロ15により給紙テーブル3上に積載
された転写紙が給紙搬送される。この時、給紙ローラ55
に圧接させたフリクションパッド56により積載転写紙の
最上位1枚だけが分離搬送される。また、呼出しコロ15
の下降給紙動作に連動するタイミングで先端ガイド35も
下方退避位置に下降変位する。
給紙ローラ55により搬送された転写紙は、内側ガイド
57と外側ガイド58とよりなる反転搬送路59を通り、反転
される状態で感光体20の転写位置に向かう。ここに、転
写位置前にはレジストローラ60、従動ローラ61が設けら
れており、転写紙は一旦、これらのローラ60,61位置で
停止し、感光体20上の画像先端と一致するようにタイミ
ング制御される。即ち、レジストローラ60の軸に係合し
ているクラッチは、上記の給紙クラッチの駆動伝達と同
様に駆動モータと連動し、原稿先端検知センサ42の検知
信号によりレジストローラ60に駆動伝達され、顕像との
同期がとられる。また、レジストスタート信号としては
継目センサ53の検知信号を利用することも可能である。
また、レジストローラ60直前の位置にはジャム検知を行
う用紙有無検知センサ62が設けられている。
レジストローラ60により所定タイミングで搬送された
転写紙は転写チャージャ24により感光体20上のトナー像
の転写を受ける。その後、転写紙は定着装置25の定着ロ
ーラ63・加圧ローラ64対により熱定着されつつ搬送さ
れ、剥離爪65により剥離案内され、排紙コロ66により機
外に排出される。即ち、本実施例の転写紙給紙搬送手段
29における転写紙搬送経路は、給紙テーブル3、呼出し
コロ15、給紙ローラ55及びフリクションパッド56による
給紙手段の給紙経路と、反転搬送路59と、レジストロー
ラ60・従動ローラ61対と、転写チャージャ24による転写
経路と、定着ローラ63・加圧ローラ64対と、排紙コロ66
による排紙経路とよりなり、原稿給紙搬送手段28の場合
と同じく、操作側(手前側)が用紙挿入及び用紙排紙側
となるように設定されている。
即ち、反転搬送路49,59は第1図においてともに時計
回りに用紙を反転搬送させるものであり、反時計方向に
回転される感光体20に対し、原稿給紙搬送装置28側では
反転前に露光に供し、転写紙給紙搬送装置29側では反転
後に転写に供することにより、原稿及び転写紙の移動方
向が各々の作用位置では感光体移動方向と一致するよう
にされている。よって、原稿及び転写紙の操作を全て装
置の操作側のみで行うことができ、操作性のよいものと
なる。
この時、排紙コロ66の近傍に設けた排紙検知センサ67
の検知信号を用いてレジスト部のセンサ63からのジャム
検知を行い、そのオフ信号(後端通過時)により継目セ
ンサ53に信号を与え、感光体20上の反射マーク52を検知
し、駆動モータをオフさせる。駆動モータのオフに同期
して転写チャージャ24、除電LEDアレイ27及び蛍光灯43
がオフされる。
また、帯電チャージャ21は原稿有無検知センサ39がオ
フした位置がリンス45の光軸に達した時に対応する感光
体20の位置でオフする。給紙ソレノイドはレジストソレ
ノイドのオンと同期してオフし、レジストソレノイドは
排紙検知センサ67のオフと同期してオフされる。
これにより、コピー処理動作が終了し、待機状態とな
る。そこで、原稿搬送テーブル1及び給紙テーブル3を
第2図に示すような状態に閉じることにより、各々の開
閉スイッチ31,32がオフし、これに同期して定着ヒータ3
3、蛍光灯ヒータ34及び冷却ファン30がオフする。
以下、上記の概略作用をなす本機を構成する各プロセ
スユニット等の構成・作用等を個別に詳細に説明する。
〔感光体20〕…第4図ないし第7図参照。
無端帯ベルト状の感光体20はその内周側に位置させた
複数のローラ、即ち駆動ローラ70とクリーニングローラ
71と転写ローラ72とにより逆三角形状なる縦長状態に支
持され、かつ外周面に対しては現像ローラ73とテンショ
ンローラ74とを凹状に食い込む形で当接することにより
ベルト内の中央部の間隔が幅狭状態とされている。駆動
モータ75(第6図参照)がオンすると、駆動ローラ70に
係合する駆動ギヤ76が連動し、感光体20を原稿搬送ロー
ラ37と等速で回転駆動させる。ここに、駆動ローラ70は
ゴムローラ、植毛ローラ等の摩擦抵抗の大きい材質から
なり、感光体20に対しリンス45による結像位置よりも下
流であるが、現像ローラ73よりも上流位置に設けられて
いる。このような位置に駆動ローラ70を設けることによ
り、感光体20は結像位置に常に平面性を与えるための引
張りが付与され、かつ、現像ローラ73側がゆるみ側とな
り、現像ローラ73と感光体20とのニップ部のストレスが
和らげられ、双方の追従性が得られる。
転写ローラ72は現像ローラ73よりも下流であって転写
チャージャ24に対向する位置に配置されている。これら
の上下同一直線上のほぼ同一位置に位置する駆動ローラ
70、現像ローラ73及び転写ローラ72により感光体20は、
凹状に凹まされ、現像ローラ73における現像ニップが広
く確保されているとともに、中間の現像ローラ73を食い
込ませて感光体20の内周側の空きスペースを極力少なく
しているため、装置は薄型化される。
クリーニングローラ71は駆動ローラ70と同一高さ位
置、即ち、駆動ローラ70に対向して感光体20の結像部分
がリンス45による結像光軸に対して直交する状態となる
位置に配置されている。このクリーニングローラ71には
前記ブレード51が対向している。テンションローラ74は
クリーニングローラ71と転写ローラ72との中間外周位置
にて感光体20を凹状に凹ませる状態に押圧されて配置さ
れている。このようにして、感光体20は縦長状態であっ
て、かつ、その中央部が極力凹まされた幅狭状態で設け
られていることになる。
ここに、テンションローラ74の位置が転写位置より下
流であって帯電位置よりも上流であり、感光体20上の潜
像及び顕像に影響を与えることがないため、導体であっ
ても絶縁体であってもよい。このテンションローラ74は
感光体20の表面の劣化を防止するため、ブラシローラ又
は表面植毛ローラ等のソフトタッチローラであって、感
光体20と等速で従動するものがよい。植毛材質として
は、アクリルポリマーベースの炭素配列有機導電性繊維
がよい。
また、転写ローラ72は表面が平滑で低摩擦のものが用
いられている。そこで、感光体20の片寄りを防止するた
め、この感光体20の内周の両側には片寄り防止ガイド突
条77が形成され(第4図等参照)、転写ローラ72端部に
て規制されるように構成されている(第34図参照)。こ
のガイド突条77は主としてウレタン系ゴム材によるもの
で、感光体20のループの屈曲性に支障なく、かつ、環境
に対する劣化が防止されている。転写ローラ72は感光体
20のループ内の温度上昇を防止するために感光体20の表
面性に問題のない多孔質中空ローラが適している。
なお、感光体20の結像位置内面にテンションプレート
等の平面性を与える手段を設け、結像ボケを防止するよ
うにしてもよい。もっとも、本実施例によれば上記構成
により、駆動ローラ70とクリーニングローラ71とのスパ
ンが最小限とされ、かつ、結像位置が駆動ローラ70の引
張り側に位置しているため、特にこのようなテンション
プレート等を設けなくても結像ボケを防止し得る。
ところで、継目によりループ形状とされた感光体20の
表面の画像有効域の両側には、第4図に示すように黒色
塗装による導電層78が設けられている。感光体20のケー
シング79にはこの導電層78に対向接触する除電ブラシ80
が駆動ローラ70近傍位置に設けられている。除電ブラシ
80には板ばね81が接触しており、前記導電層78は除電ブ
ラシ80、板ばね81を介してアースされる。継目検知用の
前記検知マーク52は金色のものであり、前記導電層78上
の一部に設けられている。ケーシング79にはこの検知マ
ーク52の軌跡上位置にて継目センサ53に対向する位置に
開口82が形成され、継目センサ53によりこの検知マーク
52を検知可能とし、継目位置を常に非画像域とさせるた
めの制御に供される。また、感光体20表面の一部には、
用紙先端に対して3±2.5mmに相当する位置に転写紙先
端白抜け部形成用の非帯電層部83が全幅に渡って形成さ
れている。この非帯電層部83は黒色導電性材料を塗装す
ることにより形成されたものであり、継目センサ53の検
知信号により位置制御される。
一般に、この種の静電記録装置では、感光体20上の画
像を転写紙に転写し感光体20から分離した後、定着等の
後プロセスを行うが、転写紙先端に白抜け部を形成し、
転写紙の定着ローラ63への巻付きによる定着ジャムを防
止する必要がある。ここに、感光体20表面を一様帯電し
た後、露光・現像・転写・定着の各プロセスを経て転写
紙上に画像が得られるが、感光体20の非帯電層部83は帯
電チャージャ21による一様帯電を受けても帯電されず、
静電潜像も形成されないことになるので、イレーサによ
り電荷消去したと等価となる。よって、非帯電層部83の
位置と転写紙先端とのタイミングを合わせることによ
り、イレーサを用いることなく、転写紙先端に白抜け部
を形成できる。よって、装置のコンパクト化が可能とな
る。また、ベルト状の感光体においてこのような非帯電
層部83を設けることは上記の如く、塗装等をより容易で
ある。
このような感光体20周りの機構を支持しカバーリング
するケーシング79は、各ローラ70〜72をすべり軸受を介
して回動自在に支持するとともに、感光体20のループ構
成による屈曲癖からケーシング79内面との接触が発生し
得る場合を考慮し、感光体20の劣化を防ぐ内面処理(低
摩擦処理)又はケーシング79内の要所に低摩擦部材が設
けられる。
なお、ケーシング79は、両側の本体側板85に設けた下
ガイド(図示せず)に転写ローラ72の軸受を嵌合させ、
同様に、本体側板85に係合する上ガイド88にクリーニン
グローラ71の軸受89(第7図参照)を回転装着させるこ
とにより、後述する露光光学系との位置決めがなされ
る。
〔原稿給紙搬送手段28〕…第8図及び第9図参照。
原稿給紙搬送手段28は感光体20の上方の最上位に配置
されている。まず、外面が外装カバーを兼用する原稿搬
送テーブル1をマニアルで押すと、その内部に設けたロ
ック90が解除され、把手8を把持して持ち上げると、中
継支点91、回動支点92、アーム93を経て回動変位し、原
稿搬送テーブル1は設定開放位置に導かれる。
原稿搬送テーブル1上に設けられた一対のサイドガイ
ド9は、第9図に示すように、各々に結合され内部に配
設されたラックギヤ94,95と、中央に位置してこれらの
ラックギヤ94,95に噛合するピニオンギヤ96とにより、
片方のサイドガイド9を動かすと、他方のサイドガイド
9も連動して同じ量だけ逆方向に移動するように構成さ
れている。
内部においては、本体側板85に軸受を介して回動自在
に支持された搬送ローラ37,46がコンタクトガラス41の
前後位置に設けられている。これらの搬送ローラ37,46
の上部には従動回転する従動ローラ38,49が設けられて
いる。コンタクトガラス41上面に位置する原稿押え板40
は従動ローラ47の軸受に対して回動自在に支持されて自
重によりコンタクトガラス41上に位置するように設けら
れている。また、原稿押え面40の下面は白色とされ、か
つ、低摩擦材料により形成されている。
また、外側ガイド49は本体の背面カバー6のリブによ
りガイドフィンとして形成されている。そして、外側ガ
イド49に対して一定間隔を持ちローラ46,47対により搬
送される原稿を排紙側へ案内する内側ガイド48が設けら
れている。また、これらのガイド48,49による反転搬送
路50を搬送される原稿を、原稿給紙搬送手段28側に取付
けられた排紙コロ11と、本体の背面カバー6側に取付け
られて排紙コロ11に圧接する複数の従動コロ97とにより
排出させるものである。
原稿搬送排出経路が上記の如く、簡略・短縮化されて
いるため、最大複写原稿をコピー処理する場合に転写紙
がレジスト位置以降での搬送途中でトラブルを生じジャ
ム検知が働いて駆動モータ75が停止したとしても、原稿
は排出完了してしまうので、転写紙ジャム時の原稿につ
いてのメンテナンスが不要となる。また、転写紙のレジ
スト位置以前の給紙途中でジャムが生じた場合には、原
稿はその搬送途中であるので原稿給紙搬送手段28内に存
在することになるが、この場合にはインナカバーをなす
原稿排紙テーブル12をヒンジ98を中心に開放回動し、さ
らに、原稿押え板40もその把手を持って従動ローラ47軸
周りに持ち上げることにより、コンタクトガラス41ない
しは外側ガイド49部分が開放露出し、原稿除去が可能と
なる。また、コンタクトガラス41上のクリーニングも可
能となる。
〔露光光学系22〕…第10図ないし第12図参照。
露光光学系22は感光体20の直上であって、原稿給紙搬
送手段28の下部に配設されている。この露光光学系22で
は本体側板85に取付けた光学ユニットベース100により
各構成パーツが1フロア内にレイアウトされている。ま
ず、この光学ユニットベース100の立上り片には原稿搬
送ローラ37により搬送される原稿が厚さ3mmのコンタク
トガラス41上を通過する際に照明する蛍光灯43の両端を
保持するソケット101が位置決めされて取付けられてい
る。蛍光灯43の管壁温度により画像濃度が変化するため
に設定光量に達するまでには安定時間を要する。これ
は、環境やマニアルノッチ操作によっても変化するの
で、本実施例では蛍光灯43下面に対して蛍光灯ヒータ34
を設け、本体のウォームアップ開始と同期して蛍光灯43
の管壁のウォームアップを行うようにしている。この蛍
光灯ヒータ34も光学ユニットベース100上に支持されて
いるものであり、ばね102により蛍光灯43側に押付けら
れている。このような蛍光灯43の管壁温度を考慮した場
合、本実施例によれば、当該ユニット部を光学ユニット
ベース100によって1フロア化しており、蛍光灯43の放
熱による冷却を防止していることによってもウォームア
ップ時間が短縮され、かつ、外部環境による変動も低減
される。
蛍光灯43のアパーチャ角は光量に対して最も効率のよ
い60〜80°程度の範囲に設定されている。原稿面からの
反射光を集光させるための反射板44には軽量かつ低コス
トなアルミニウム光輝合金板が使用され、感光体20の複
写最大有効幅より外側位置に反射させるサイドイレース
形状部44aも一体的に屈曲形成されている。このような
サイドイレース形状部44aにより両側画像域外をサイド
イレースすることによりクリーニング装置26の両側付近
でのトナー飛散防止の負担が軽減される。
反射板44の背面側にはこの反射板44に形成した開口44
bに対向する状態で自動調光センサ103が光学ユニットベ
ース100上に取付けられている。この自動調光センサ103
は蛍光灯43の光量を受光検知し、電圧変換し、CPUによ
り、予めマニアルノッチで指定された基準電圧と比較
し、比較結果に応じた調光制御信号を蛍光灯安定器に出
力する。蛍光灯安定器は調光制御信号を点灯信号変換し
て蛍光灯43の発光出力を可変し、これを繰返すことによ
り、蛍光灯43の光量が予め指定されたノッチにて安定す
るように制御される。蛍光灯43の発光色は緑色であり、
ピーク波長が543nmに設定されているが、これは、感光
体20の感光体層の分光感度に対し最も適した波長であ
る。
なお、原稿先端検知センサ42はこの自動調光センサ10
3と同一のケース内に収納して設けられている。
光学ユニットベース100にはコンタクトガラス41の支
持位置決めをなし、かつ、リンス45の位置決めホルダと
してその両側を支持するブラケット104が設けられてい
る。このブラケット104に近接して前記リンス45を固定
させるための板ばね(図示せず)も設けられている。リ
ンス45周りに対しては反射光を遮光するための軟質発泡
ポリウレタン105が設けられ、リンス45に対向させて光
学ユニットベース100に形成された露光スリット106側に
対するフレア光を防止するとともに、本体側からの共振
をも防止するようにされている。
〔帯電チャージャ21及び除電LEDア27〕…第5図及び第1
3図ないし第18図参照。
帯電チャージャ21は感光体20上部位置であって、リン
ス45の上流位置に配設されている。より具体的には、光
学ユニットベース100下面に位置し、感光体20の移動方
向に対し露光スリット106よりも上流側に配置される。
帯電チャージャ21はケーシング110とチャージワイヤ111
とグリッド112とからなる。ケーシング110は光学ユニッ
トベース100に形成された切り曲げ部113をガイドとし、
この切り曲げ部113に相対するケーシング爪114を嵌合さ
せ、光学ユニットベース100にケーシング爪114とは反対
側のケーシングアーム部115を固定させてなる。光学ユ
ニットベース100には板ばね116が設けられ、ケーシング
爪114に近接する位置でケーシング110を押圧して位置決
めする。ケーシング110の上面部には開口117が長手方向
に3箇所に形成され、静電潜像形成に悪影響を及ぼす放
電によるオゾンO3をケーシング110内から外部に逃すよ
うにされている。
なお、感光体20に均一な帯電電位を与えるためのグリ
ッド112は、第5図に示すように、ケーシング79に係合
させたブラケット118にばね119を介して張力を付与し、
感光体20に対して常に一定ギャップを維持するようにさ
れている。帯電チャージャ21の放電ムラ、環境変動、電
源変動等の影響を受けることなく一定した放電を行わせ
るためのバリスタ120が光学ユニットベース110上に設け
られている。このバリスタ120との接続は絶縁ホルダ121
を介して設けられた板ばね122により行われる。これに
より、外部要因による不均一な帯電が防止される。ま
た、前記除電ブラシ80のアース用の板ばね81も光学ユニ
ットベース100により支持されている。
除電LEDアレイ27は帯電チャージャ21よりも上流側位
置に配置され、転写工程後に感光体20表面に残った残留
電位を除去するものである。この除電LEDアレイ27は光
学ユニットベース100に取付けたホルダ123により位置決
め支持されている。この除電LEDアレイ27は帯電チャー
ジャ21の帯電幅よりも広域で光強度23〜46μw/cm2で照
射される。
〔現像装置23〕…第19図ないし第23図参照。
一様帯電後、露光光学系22により感光体20上に形成さ
れた静電潜像は、駆動ローラ70位置で略反転された後、
その下流略直下に位置し、かつ、操作側とは反対の最奥
部の背面カバー6内の後カバーベース130に設けられた
現像装置23によって現像される。ここに、現像装置23は
ベルト状の感光体20が凹状に凹む状態に現像ローラ73を
この感光体20に接触させているので、十分な現像ニップ
を確保して安定した現像動作を行わせることができる。
また、ベルト内の無駄なスペースが極力小さくなり、現
像ローラ23による凹状回りに現像装置23を配設でき、よ
り一層の薄型コンパクト化が可能となる。また、現像装
置23だけを感光体20よりも奥側に配置させることによ
り、開放等を伴う操作側におてい現像剤汚れ等の少ない
ものとなる。
現像装置23は一成分磁気ロール現像方式によるもの
で、トナーカートリッジ131により消費トナーの補給を
行うようにしている。このトナーカートリッジ131は両
側の現像ユニット側板132に形成されたガイド溝133に、
トナーカートリッジ131の回動軸134を嵌合位置決めさ
せ、かつ、トナーカートリッジ131を回動させながら両
端のピン135を現像ユニット側板132の位置決め溝136に
嵌合位置決めさせる。
トナーカートリッジ131からのトナーの補給は、現流
のシールド巻取りを行い、付属のウィンチ137をシール
ドに係合させ、かつ、トナーカートリッジ131により回
動自在に支持されたローラ138にチャックし、マニアル
で回転させることにより行う。これにより、シールドが
ローラ138に巻取り剥離され、トナーカートリッジ131下
面が全開状態となって内部のトナーが落下する。
落下したトナーは現像ユニット側板132、ケーシング1
39及びブレードホルダ140からなる現像ハウジング内に
落積される。この落積移送工程時に問題となるトナー飛
散に関しては、これらのケーシング139、ブレードホル
ダ140及び現像ユニット側板132のケーシング設置部に各
々軟質発泡ポリウレタン141を介在させて密封すること
により防止される。
現像ハウジング内に落積されたトナーは、現像ユニッ
ト側板132にシールド軸受を介して回転自在に支持され
たアジテータ142により撹拌され、トナー溜積によるブ
ロッキングが防止される。このアジテータ142より下部
でハウジング内最下位にはアジテータ142と同様に現像
ユニット側板132にシールド軸受を介して回転自在に支
持された2つの2枚羽根ローラ143,144が現像ローラ73
と横並びで設けられている。ここに、ケーシング139底
部がこれらの2枚羽根ローラ143,144の回転軌跡に沿っ
た湾曲形状に形成されているため、回転する2枚羽根ロ
ーラ143,144はケーシング139との間で幅狭部を形成する
ことになり、これらの2枚羽根ローラ143,144部分に落
下したトナーはその回転方向に移送される。これによ
り、トナーはアジテータ142から2枚羽根ローラ143を経
て2枚羽根ローラ144側に移送され、この2枚羽根ロー
ラ144により現像ローラ73側に円滑に供給される。
現像ローラ73はトナーを搬送するための磁石を内蔵し
ている。また、トナーを摩擦帯電させるための金属ブレ
ード板145がブレードホルダ140に取付けられ、下部側が
内蔵磁石の磁力により現像ローラ73表面に吸着されてい
る。即ち、現像ユニット側板132に取付けられたブレー
ドホルダ140により、ブレード板145は現像ローラ73に対
して位置決めされる。ブレードホルダ140は上記のよう
にアジテータ142に対するケーシングも兼ねており、ト
ナー撹拌性を向上させている。よって、現像ローラ73の
回転によりその内部の極性配列させた磁石の磁力により
ブレード板145が振動するため、現像ローラ73との間に
間欠的にギャップが生じる。このギャップからトナーが
磁力作用により搬送される時に、+極性に摩擦帯電さ
れ、ほぼ均一なトナー層が現像ローラ73表面に形成され
る。ここに、現像ローラ73のジャーナル部には現像ユニ
ット側板132との間のギャップをシールするための軟質
発泡ウレタンのリング146が介在されている。よって、
現像ローラ73と現像ユニット側板132とのギャップから
のトナー飛散・落下も防止される。さらに、外的な要因
による共振等により現像ローラ73から落下するトナーの
ユニット外への飛散を防止して受け止めるために、アン
ダケース147(ここでは、ケーシング139と一体的に形成
されている)が、現像ローラ73下流位置に現像ユニット
側板132と同幅の長さで設けられている。また、このア
ンダケース147内には、現像後に現像ローラ73表面に残
る電位を除去するための除電ブラシ148が現像ローラ73
表面に接触する状態でそのほぼ全長に渡って設けられて
いる。また、前記アンダケース147の上部開口は、現像
ローラ73>感光体20なる位置に設けられているので、落
下トナーは気流の大きな現像ローラ73側(線速比は4:
1)に流入することになる。
また、現像ローラ73表面のトナーを感光体20側に移送
させて現像させるために、現像ユニット側板132に設け
た電極板149を電極ピン150を介して接地する一方、本体
現像バイアス電源からこの電極ピン150を介して現像ロ
ーラ73に電圧を印加することにより電位差を持たせるよ
うにしている。また、露光後の感光体20表面において用
紙地肌に相当する箇所には電位が残留するが、このよう
な現像バイアス電圧の印加制御によってトナーの転移を
防止しているので、転写後の地肌汚れは防止される。
ところで、このような現像処理が繰返されることによ
りユニット内のトナーが消費されるが、その消費状況は
本体に設けたトナーエンドセンサ151により検知され
る。このトナーエンド検知につき、第21図及び第22図等
により説明する。まず、アジテータ142の軸上にはギヤ1
52が設けられている。このギヤ152は溝を有するととも
に、内周部にはアジテータ142と係合させるためのばね1
53が介在されている。また、このばね153と、アジテー
タ142の軸に係合し、かつ、切欠部154aが形成されたデ
ィスク154が設けられている。このディスク154外周には
ばね155により付勢させたアクチュエータ156のコロ157
が転動自在に設けられている。これにより、トナーが存
在する時にはアジテータ142がトナー負荷によりギヤ152
より遅れて回転する。このため、ディスク154の切欠部1
54aとギヤ152の溝とはずれたままとなり(第21図(a)
及び第22(a)に示す状態)、コロ157は双方の外周上
を従動する。一方、トナーがなくなると、アジテータ14
2の負荷が軽くなるため、ディスク154の切欠部154aとギ
ヤ152の溝とが一致し(第21図(b)及び第22図(b)
に示す状態)、コロ157が嵌合するので、アクチュエー
タ157がフォトインタラプタ型のトナーエンドセンサ151
をオンさせる。そして、トナー補給表示が点灯されるこ
とになる。
ところで、現像装置23の駆動、特に現像ローラ73の回
転駆動は、駆動モータ75により直接的に回転駆動される
もので、第23図及び第20図に示すように、駆動モータ75
軸上の駆動ギヤ160に対し現像ローラ73のギヤ161は異径
のギヤ162a,162bを介して略直結されている。この他、
現像装置23内の他の部材、即ち、アジテータ142及び2
枚羽根ローラ143,144は、ギヤ161と一体的で径の異なる
ギヤ163の他、ギヤ164,165,166,167a,167b,152を経て駆
動される。ギヤ165は2枚羽根ローラ144軸上に設けら
れ、ギヤ166は2枚羽根ローラ143軸上に設けられ、ギヤ
152は前述したようにアジテータ142軸上に設けられてい
る。一方、現像装置23以外の各プロセスユニット中の駆
動部材も1つの前記駆動モータ75を駆動源として駆動さ
れるが、現像装置23に対する駆動伝達中継とは別経路の
第6図等に示すようなギヤ群による中継伝達手段168を
経て駆動される。このように、現像ローラ73の駆動が駆
動モータ75に略直結された状態で、他のプロセスユニッ
トとは関係なく行われることにより、他のユニット等の
振動が現像ローラ73に伝わることなく(共振せず)、画
像濃度ピッチムラといった現像不良も防止される。
〔転写紙給紙搬送装置29の給紙部〕…第24図ないし第31
図参照。
転写紙給紙搬送装置29は感光体20の直下に位置させて
設けられている。まず、給紙テーブル3は両側のユニッ
ト側板170に支持軸171を介して回動開閉自在に支持され
ている。この時、支持軸171上にはセクタギヤ172が設け
られ、前記ユニット側板170に固定支持されたオイルダ
ンパギヤ173に噛合して、ギヤダンパ構成とされてい
る。また、ユニット側板170にはロック部材174が設けら
れ、前記給紙テーブル3の両側に突出形成されたフック
175が係脱することにより、ロック又はロック解除され
て開放し得るように構成されている。即ち、閉じられた
給紙テーブル3の外面をマニアルで押すと、フック175
がロック部材174から外れてロック解除となり、給紙テ
ーブル3は支持軸171を回動中心とし、かつ、セクタギ
ヤ172とオイルダンパギヤ173との噛合によりリニアに半
自動的に開放状態とされる。この際、給紙テーブル3の
一部によりセフティスイッチ32が押されてオンし、スイ
ッチ31のオン信号とのANDによりウォームアップ状態と
なる。また、給紙テーブル3はその一部が本体側に設け
たストッパ176に当接することにより開放状態の位置決
めがなされる。
ここに、開放された給紙テーブル3にあっては、原稿
搬送テーブル1の場合と同様に、一対のサイドガイド13
がラックギヤ177,178とピニオンギヤ179との組合せによ
り、連動して幅方向に移動するように構成されている。
また、給紙テーブル3の最奥部中央に設けられたフリク
ションパッド16は呼出しコロ15と対となり、積載された
転写紙を最後の1枚まで確実に給紙させるためのもので
ある。
給紙テーブル3上に転写紙がセットされ、原稿給紙搬
送側での原稿先端検知信号により、ユニット側板170に
設けられた給紙ソレノイド180がオンし、クラッチ爪181
の爪181aがスリーブ182から離れるとともに、爪181bは
凸部183から離れ、メインモータ75からの駆動力が、給
紙コロ55及び角ベルト184を介して呼出しコロ15に伝達
され、かつ、フィードクラッチ185のカム部186に伝達さ
れ、各々回転駆動される。カム部186が回転することに
よりピン187aをカム部186外周に接合させたセクタギヤ1
87が反時計方向に回転し、ピニオンギヤ188を介してピ
ックアップアーム189を時計方向に回転させる。このピ
ックアップアーム189はカム形状をしており、呼出しコ
ロ15の支持体190(給紙コロ55の軸を中心に回動自在)
に連結させたアーム191が押圧接触している。よって、
ピックアップアーム189が時計方向に回動することによ
り、呼出しコロ15が転写紙上に下降変位する。また、ピ
ックアップアーム189に対してはピニオンギヤ192、セク
タギヤ193を介して先端フェンス32の軸が連結されてお
り、ピックアップアーム189の時計方向の回動により先
端フェンス35も前方に傾く状態に回動され、転写紙の給
紙が可能となる。さらに、カム部186が回転すると、今
度は、セクタギヤ187が時計方向に回転することによ
り、呼出しコロ15が上昇変位するとともに、先端フェン
ス35も起き上がった状態に戻される。これにより、重送
が防止される。
ここに、フィードクラッチ186とカム部186との働き
は、給紙ソレノイド180がオンすると、第30図(a)に
示すように、クラッチ爪181bが凸部183から離れ、カム
部186が反時計方向に回転する。また、クラッチ爪181a
もスリーブ182から離れる。カム部186がさらに回転する
と、第30図(b)に示すように、突起194がクラッチ爪1
81cに当り、カム部186の回転を停止させる。この時点
で、セクタギヤ187は1往復動作を終えており呼出しコ
ロ15は上昇し終えている。給紙ソレノイド180がオフす
ると、第30図(c)に示すように、クラッチ爪181bから
凸部183に当り、クラッチ爪181aもスリーブ182に掛るこ
とになる。
次に、分離給紙動作を第31図を参照して説明する。ま
ず、先端フェンス35が前方に倒され、呼出しコロ15が給
紙テーブル3上の転写紙195に接触する。この呼出しコ
ロ15の回転が転写紙195に伝わり、フリクションパッド1
6によって給紙テーブル3から1枚のみ給紙される。給
紙された転写紙195は給紙ローラ55によってそのまま搬
送が継続され、フィードクラッチ186のカム部186の回転
により、呼出しコロ15は転写紙から離れ、また、先端フ
ェンス35も起き上がり、次の転写紙195の送り出しが防
止される。そして、レジストセンサ62の検知により一定
のたるみを持たせた状態で給紙ソレノイド180をオフさ
せ、感光体20上の顕像と同期させるため待機する。
また、未使用時には、マニアルにそのまま給紙テーブ
ル3を持ち上げて閉じる方向に回動させることにより、
フック175がロック部材174に係合して閉じた状態にロッ
クされる。
〔転写チャージャ24付近〕…第32図ないし第34図参照。
転写チャージャ24は感光体20の直下位置に転写ローラ
72に対向して配置されている。このような転写チャージ
ャ24の上流側位置にはレジストローラ60が本体側板85に
対して軸受200を介して支持されている。この軸受200の
スライス部に嵌合支持されてその外径により回動自在な
転写ケーシング201が設けられている。この転写ケーシ
ング201の開口部には前記レジストローラ60に対向圧接
して従動回転する従動ローラ61が、軸受202及びブラケ
ット203を介して設けられており、転写紙搬送について
の下ガイドをなす。レジストローラ60・従動ローラ61対
により搬送された転写紙195は感光体20に近接対向して
入口ガイドとなるマイラー204を設けた転写ケーシング2
01によりガイドされる。このマイラー204は、転写紙先
端が感光体20上の顕像と同期するようにするため転写紙
面が均一に追従するように幅方向中央部が凸状とされて
いる。また、転写ケーシング201は転写ローラ72の中心
直下の20±0.2mmの位置にトナーと逆極性を放電するた
めのチャージワイヤ205の両端を張設状態で保持するエ
ンドブロック206が設けられている。これにより、転写
紙195は顕像と相対し静電吸着されて搬送されることに
より、感光体20上のトナー像が転写紙195側に転写され
ることになる。
ここに、転写ケーシング201において転写チャージャ2
4としての開口部には、内部への転写紙巻込み進入を防
止するため、ナイロンワイヤ207が紙搬送方向に対し拡
開するような状態で張設されている。
また、転写後には転写紙195を感光体20から分離させ
る必要がある。この点、一般には分離チャージャ等によ
り分離させることによるが、本実施例では、転写ローラ
72の曲率により分離させるものであり、専用の剥離手段
を別個に要しないものである。転写後に感光体20から剥
離された転写紙195を、定着装置25の定着ニップ部にガ
イドするためのガイドフィン208がナイロンワイヤ207と
同様に転写ケーシング201の一部を利用して取付けられ
ている。
〔定着装置25〕…第35図ないし第37図参照。
定着装置25は定着ローラ63と加圧ローラ64とのローラ
対により、転写部側から進入する転写紙195上の未定着
トナーを加熱定着するもので、感光体20下部であって転
写部よりも手前側位置に配置されている。まず、定着ロ
ーラ63はその軸上に駆動モータ75により回転駆動される
ギヤ210を有し、すべり軸受211を介して前記ユニット側
板170により支持されている。また、加圧ローラ64側は
ユニット側板170に対してすべり軸受212を介して上下ス
ライド自在に支持されており、かつ、ばね213が係合さ
れた加圧レバー214により定着ローラ63に加圧接触する
ように付勢されている。転写紙195はこのようなローラ6
3,64対を通過する際に、一定の温度(180〜185℃)、一
定の圧力(18〜21kg)を受けて定着される。
ここに、定着ローラ63は、ジャーナル部一体成形の熱
伝導率の高い薄肉Al管ローラにテフロンコーティングし
たものが用いられ、軸心上には定着ヒータ33が内蔵され
ている。この定着ヒータ33の両端はブラケット端子215
により支持されつつ通電される。この時、熱効率を向上
させるため、定着ローラ63の内壁面に黒色塗装等を施し
てもよい。
ところで、前記定着ローラ63の上周部の一部に接触さ
せて前記定着ヒータ33の温度制御を行うためのサーミス
タ220が設けられている。また、何らかのアクシデント
等による定着ヒータ33の温度の過昇を防止するためのサ
ーモスタット221も前記定着ローラ63の上周部に接触さ
せて設けられている。より具体的には、これらのサーミ
スタ220とサーモスタット221とは、遮熱板222を介して
幅方向の離れた位置に取付け指示されている。この遮熱
板222は前記定着ローラ63の外周付近に位置してこの定
着ローラ63からの幅放熱を反射させるものである。さら
に、この遮熱板222に対して空間223を介して対向させた
断熱カバー224が設けられている。つまり、定着ローラ6
2周りは、遮熱板222と空間223とによる2層断熱構造と
されている。前記断熱カバー224の外面側には植毛され
ている。
ところで、この断熱カバー224には、定着ローラ63の
ほぼ真上に位置させて複数のスリット(通気口)225を
有する切り曲げ部が設けられ、ここに、2つの冷却ファ
ン30が取付け保持されている。即ち、切り曲げ部は通気
口を形成するとともに、冷却ファンブラケットともな
る。また、2つの冷却ファン30の取付け位置としては、
定着ローラ63の軸方向にみた場合、複写最小サイズ端か
ら複写最大サイズ端までの間に位置するようにされてい
る。さらに、上方には、冷却ファン30も含めてこの断熱
カバー224をほぼ全域に渡ってシールドする第1ダクト2
26が設けられている。この第1ダクト226と断熱カバー2
24との当接部に対しては発泡ポリウレタン等の断熱材22
7が介在されている。これにより、熱変形が防止され
る。特に、本実施例にあっては、この当接面、即ち、断
熱カバー224の外面が植毛処理されたものであり、断熱
効果の高いものとなる。
さらに、ダクト226の上部には、前記冷却ファン30の
排気口側に連通して排気流を本体側面側に案内する左右
一対の第2ダクト228,229が設けられている。これらの
第2ダクト228,229の排気出口付近には、フィルタ230が
設けられている。
なお、第1ダクト226及び第2ダクト228,229の中央上
部に対しては、上方排気の第3ダクト231が設けられ、
外装カバーをなす前カバー2の裏面に形成されたリブ23
2と嵌合してダクトが形成されている(第13図参照)。
このような本実施例の定着ローラ63周りの断熱・冷却
構成によれば、定着ローラ63の輻射熱を遮熱板222によ
る第1空気層で保ち、第2空気層なる空間223の熱は断
熱カバー224により吸収される。かつ、この時に、遮熱
板222がダクト形状をなしており、冷却ファン30の吸引
により温度上昇した空気が第1,2,3ダクト226,228,229,2
31により機外に排気されるため、感光体20面側に位置す
る各パーツの温度上昇を防止できる。さらには、転写部
より発生するオゾンもこの冷却ファン30及び第1,2ダク
ト226,228,229により吸引・排気させることが可能であ
り、オゾン及び温度上昇に伴う感光体20表面の感光層の
劣化を防止し得る。
定着後の転写紙195を定着ローラ63から剥離して排紙
コロ66側にガイドするための複数の剥離爪65が回動自在
に設けられ、ばね240により定着ローラ63側に付勢され
ている。排紙コロ66は加圧ローラ64に近接配置されて外
装カバーをも兼用するガイド板241により支持されてい
る。また、この排紙コロ66に近接させて排紙センサ67も
このガイド板241を利用して設けられ、レジスト位置か
ら転写紙搬送時間検知に供され、このスパンにおけるジ
ャム検知を受持つようにされている。
ところで、定着ローラ63と加圧ローラ64とによる定着
ローラニップ部で転写紙195が何らかのアクシデントに
より停止してしまった場合には、加圧ローラ64の軸上に
設けたギヤ243に噛合するギヤ224を有するノブ245をマ
ニアルにて回動させればよい。
また、定着ニップ部前の位置で転写紙195が停止した
場合の処理のため、まず、前記ユニット側板170に係合
させた加圧スプリング246と前記加圧ローラ64に対する
加圧レバー214を中継係合するブラケット246が設けられ
ている。このブラケット247には本体側板85にカシメに
より設けた位置決めピン248に嵌合するロックレバー249
がピン250により連結されている。また、前記ブラケッ
ト247の手前側中央には把手251が固定されている。よっ
て、この把手251を把持してブラケット247を手前側に引
くと、ロックレバー249が反時計方向に回動して位置決
めピン248から外れ、ロックが解除される。このロック
が解除されると、ユニット側板252に支持された転写紙
給紙搬送部及び定着部のユニットが、本体側板85に設け
られてピン250の移動をガイドするガイド253を介して手
前側にスライドする。この時、ピン250に一端が連結さ
れたレバー254、このレバー254をその長手方向にスライ
ド自在に抱え込み保持して他端が本体側板85にピン255
を介して連結された保持レバー256も、一体的に移動す
るが、ピン255が本体側板85のガイド穴257によりガイド
されるため、第37図中に一点鎖線で示すような状態とな
る。また、ユニット側板252の手前側への移動時には、
本体ベース258に設けた支持部材269も手前側に移動す
る。この支持部材259とユニット側板252との間にはピン
260により回動レバー261が介在され、手前引出し状態で
ユニット側板252を含むユニットがピン260を中心に下方
へ回動できるようにされている。よって、この給紙部付
近のユニットを第37図に二点鎖線で示すように下方へ回
動させることにより、反転搬送路59面が大きく露出し、
転写紙195の除去が可能となる。この開放状態では、ユ
ニットは、レバー254,256が二点鎖線で示す状態に伸び
ることにより、保持される。
また、このようなジャム処理用の開放後の装着時にも
ガイド253により支持されているので、そのまま閉じる
方向に案内され、加圧スプリング213の作用によりロッ
クレバー249が位置決めピン248に係合し、再びロックさ
れる。このような装着時に、転写チャージャ24は感光体
20に対するケーシング79に設けた板ばね262(第5図に
示す)に押圧されて位置決めされる。
〔クリーニング装置26〕…第38図及び第39図参照。
クリーニング装置26は転写工程後で感光体20上に残存
しているトナーをブレード51によりクリーニング除去す
るためのもので、感光体20に対して上部手前側に配置さ
れている。ここに、ブレード51はブラケット270に支持
されており、このブラケット270をケーシング79に設け
たスプリング271により押圧することによってブレード5
1先端がクリーニングローラ71上にて感光体20に圧接し
ている。前記ブラケット270はケーシング79に止めピン2
72を介して回動自在に設けられ、ブレード51先端の位置
決めをなしている。また、このブレード51部ではケーシ
ング開口よりトナーが掻き取られて落下するため、開口
下先端位置にはケーシング79外へのトナー落下を防止す
るためのガイド部材としてマイラ273が設けられてい
る。さらには、ケーシング79にはテンションローラ74の
軸受274を押圧してテンションを付与するためのスプリ
ング275も設けられている。
〔電装パーツ及びその回路構成〕…第40図参照。
まず、AC電源300に対するACラインにはインタロック
スイッチ301、ノイズフィルタ302、メインスイッチ30
3、トライアック304、前記サーモスタット221、定着ヒ
ータ33、駆動モータ75及び2つの冷却ファン30が接続さ
れている。また、ACラインに対して電源トランス305を
介して接続されたDC電源306によるDCラインには転写チ
ャージャ24用のパワーパック307が接続されている。ま
た、DC22Vラインは、中継基板308を介してトータルカウ
ンタ309、給紙ソレノイド180、レジストソレノイド310
に対し出力される。前記中継基板308はメインPC基板311
からの出力を受けて上記22Vラインに接続された蛍光灯4
3及び蛍光灯安定器312、パワーパック313、除電LEDアレ
イ27、蛍光灯ヒータ34の出力制御を行う。パワーパック
313は前記バリスタ120を介して前記帯電チャージャ21に
電源を供給するものである。DC5Vラインには、中継基板
308を介して給紙部センサ36、排紙センサ67及びサーミ
スタ220が接続されている。また、22Vラインにも同様に
メインPC基板311より自動調光センサ103、回収トナーセ
ンサ314、継目センサ53、パルスジェネレータ315及びト
ナーエンドセンサ151に対する出力制御がなされる。
考案の効果 本考案は上述のように、無端帯ベルト状の感光体表面
を帯電手段により一様帯電した後、原稿給紙搬送手段に
より給紙搬送される原稿を露光光学系により露光してそ
の反射光により前記感光体上に静電潜像を形成し、この
静電潜像を現像手段により顕像化し、顕像化された画像
を転写紙給紙搬送手段により給紙搬送される転写紙上に
転写手段により転写し、転写紙に転写された画像を定着
手段により定着するとともに、転写後の前記感光体表面
をクリーニング手段によりクリーニングするようにした
静電記録装置において、転写手段の転写ローラとこの転
写ローラと大きく離間するとともにそれぞれ互いに近接
して配設された駆動ローラ及びクリーニング手段のクリ
ーニングローラとに前記感光体を巻回し、前記転写ロー
ラと前記駆動ローラとの間の前記感光体の外周面に接し
てその感光体を内方へ凹ませる現像手段の現像ローラと
前記転写ローラと前記クリーニングローラとの間の前記
感光体の外周面に接してその感光体を内方へ凹ませるテ
ンションローラとを設け、前記クリーニングローラと前
記駆動ローラとに近接させて前記帯電手段と原稿給紙搬
送手段と露光光学系とによる静電潜像形成手段を配設
し、前記感光体の前記テンションローラの配設側に冷却
手段を配設し、前記転写ローラに近接する位置に定着手
段を配設したので、転写手段の転写ローラとこの転写ロ
ーラと大きく離間するとともにそれぞれ互いに近接して
配設された駆動ローラ及びクリーニング手段のクリーニ
ングローラとに前記感光体を巻回するとともに、現像ロ
ーラとテンションローラとにより感光体を内方へ凹ませ
たため、装置本体を薄型のものとすることができ、これ
により、省スペース設計が可能となり、特に、感光体が
凹状に凹む状態に現像ローラを接触させているため、十
分な現像ニップを確保して安定した現像動作を行わせる
ことができるとともに、感光体内の無駄なスペースが小
さくなり、より薄型化でき、コンパクト化することがで
き、また、現像手段の駆動が駆動モータに略直結された
状態で、他のプロセスユニットとは関係なく行われるの
で、他のユニット等の振動が現像ローラ等に伝わること
がなく、画像濃度ピッチムラといった現像不良も防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体の概略側
面図、第2図は未使用時の外観斜視図、第3図は使用可
能状態の外観斜視図、第4図は感光体の外観斜視図、第
5図は感光体を主体として示す概略側面図、第6図は一
部を切欠いて示す感光体を主体とした正面図、第7図は
一部を切欠いて示す正面図、第8図は原稿給紙搬送装置
の概略側面図、第9図は原稿搬送テーブル部分の平面
図、第10図は露光光学系の概略側面図、第11図はその概
略平面図、第12図はその一部を切欠いて示す概略正面
図、第13図は帯電・除電部付近の概略側面図、第14図は
その一部の概略平面図、第15図はその一部の正面図、第
16図は帯電チャージャ付近の概略平面図、第17図は帯電
チャージャ付近の分解斜視図、第18図はその正面図、第
19図は現像装置付近を示す概略側面図、第20図は一部を
切欠いて示す現像装置の正面図、第21図はトナーエンド
検知動作を示す側面図、第22図はその斜視図、第23図は
現像装置に対する駆動伝達系の側面図、第24図は一部を
切欠いて示す転写紙給紙部付近の概略側面図、第25図は
給紙テーブル付近の平面図、第26図は一部を切欠いて示
す給紙部付近の平面図、第27図はその正面図、第28図は
斜視図、第29図はその一部の斜視図、第30図は給紙制御
動作を示す側面図、第31図は給紙動作を示す側面図、第
32図は転写部付近の平面図、第33図はその側面図、第34
図は一部を切欠いて示す正面図、第35図は一部切欠いて
定着部付近を示す正面図、第36図は一部切欠いて示すそ
の側面図、第37図はジャム時の開放動作を示す側面図、
第38図は一部切欠いて示すクリーニング装置の側面図、
第39図はその正面図、第40図は電装パーツ及びその回路
構成を示すブロック図である。 20……感光体、21……帯電手段、22……露光光学系、23
……現像手段、24……転写手段、25……定着手段、26…
…クリーニング手段、28……原稿給紙搬送装置、29……
転写紙給紙搬送装置、30……冷却手段、50……反転搬送
ガイド手段、59……反転搬送ガイド手段、74……現像ロ
ーラ、75……駆動モータ、161……ギヤ、168……中継伝
達手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端帯ベルト状の感光体表面を帯電手段に
    より一様帯電した後、原稿給紙搬送手段により給紙搬送
    される原稿を露光光学系により露光してその反射光によ
    り前記感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現
    像手段により顕像化し、顕像化された画像を転写紙給紙
    搬送手段により給紙搬送される転写紙上に転写手段によ
    り転写し、転写紙に転写された画像を定着手段により定
    着するとともに、転写後の前記感光体表面をクリーニン
    グ手段によりクリーニングするようにした静電記録装置
    において、転写手段の転写ローラとこの転写ローラと大
    きく離間するとともにそれぞれ互いに近接して配設され
    た駆動ローラ及びクリーニング手段のクリーニングロー
    ラとに前記感光体を巻回し、前記転写ローラと前記駆動
    ローラとの間の前記感光体の外周面に接してその感光体
    を内方へ凹ませる現像手段の現像ローラと前記転写ロー
    ラと前記クリーニングローラとの間の前記感光体の外周
    面に接してその感光体を内方へ凹ませるテンションロー
    ラとを設け、前記クリーニングローラと前記駆動ローラ
    とに近接させて前記帯電手段と原稿給紙搬送手段と露光
    光学系とによる静電潜像形成手段を配設し、前記感光体
    の前記テンションローラの配設側に冷却手段を配設し、
    前記転写ローラに近接する位置に定着手段を配設したこ
    とを特徴とする静電記録装置。
  2. 【請求項2】各プロセスユニットを駆動させる1つの駆
    動モータを設け、この駆動モータの駆動力を現像手段に
    対して略直結状態で伝達させるギヤを設け、前記駆動モ
    ータの駆動力を残りの他の各プロセスユニットに伝達さ
    せる中継伝達手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の静電記録装置。
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JPS60182471A (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 記録装置
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