JPH05232755A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH05232755A JPH05232755A JP4155400A JP15540092A JPH05232755A JP H05232755 A JPH05232755 A JP H05232755A JP 4155400 A JP4155400 A JP 4155400A JP 15540092 A JP15540092 A JP 15540092A JP H05232755 A JPH05232755 A JP H05232755A
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- paper
- developer
- roller
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送路でジャムした記録紙を容易に処理でき
る画像形成装置の提供 【構成】 記録体11と、帯電手段14と、露光手段1
5と、現像剤32を貯蔵した現像剤容器33と、記録体
11に現像剤32を供給して静電潜像を可視像化する現
像器16と、給紙装置130と、転写手段19と、定着
手段20と、排紙装置25と、除電手段21と、クリー
ニング手段22とを備え、少なくとも現像剤容器33と
記録体11とを一体的に保持した記録体・現像ユニット
5を装置本体に着脱可能に設け、記録紙を搬送するため
の記録紙搬送路186に沿って設けられた本体側板6
0,67に対し記録体・現像ユニット5の着脱方向が略
平行である。
る画像形成装置の提供 【構成】 記録体11と、帯電手段14と、露光手段1
5と、現像剤32を貯蔵した現像剤容器33と、記録体
11に現像剤32を供給して静電潜像を可視像化する現
像器16と、給紙装置130と、転写手段19と、定着
手段20と、排紙装置25と、除電手段21と、クリー
ニング手段22とを備え、少なくとも現像剤容器33と
記録体11とを一体的に保持した記録体・現像ユニット
5を装置本体に着脱可能に設け、記録紙を搬送するため
の記録紙搬送路186に沿って設けられた本体側板6
0,67に対し記録体・現像ユニット5の着脱方向が略
平行である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータ等の端
末装置として最適な画像形成装置に関する。
末装置として最適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用した画像形成装
置において、可視像を形成された記録体には、給紙装置
から送り出された記録紙が可視像を転写すべく一枚ずつ
送り込まれる。記録紙の搬送路には、記録体に近接して
現像手段や転写手段などの多くの手段が配設されてい
る。そして、記録紙搬送路で記録紙がジャムすると、記
録体の周囲に配設されている各手段を搬送路から離間さ
せたり、搬送用ローラを回転させてジャム紙を除去す
る。
置において、可視像を形成された記録体には、給紙装置
から送り出された記録紙が可視像を転写すべく一枚ずつ
送り込まれる。記録紙の搬送路には、記録体に近接して
現像手段や転写手段などの多くの手段が配設されてい
る。そして、記録紙搬送路で記録紙がジャムすると、記
録体の周囲に配設されている各手段を搬送路から離間さ
せたり、搬送用ローラを回転させてジャム紙を除去す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録紙がそ
の搬送路の途中でジャムしたとき、現像器などを装置本
体から引き出して記録紙搬送路から退避させても、当該
搬送路が大きく開放されないので、ジャム紙の除去が容
易でない、という問題がある。搬送路を開放する際に、
ジャム紙を引っ掛けて破ってしまい、その破片が装置内
に残る、という問題もある。また、画像形成装置本体
を、記録紙搬送路を境にして上下に二分し、記録紙搬送
路を開放可能にした構造もあるが、画像形成に重要な機
能を発揮すべき手段同士の相対的な位置精度を考慮する
と、あまり望ましくない。
の搬送路の途中でジャムしたとき、現像器などを装置本
体から引き出して記録紙搬送路から退避させても、当該
搬送路が大きく開放されないので、ジャム紙の除去が容
易でない、という問題がある。搬送路を開放する際に、
ジャム紙を引っ掛けて破ってしまい、その破片が装置内
に残る、という問題もある。また、画像形成装置本体
を、記録紙搬送路を境にして上下に二分し、記録紙搬送
路を開放可能にした構造もあるが、画像形成に重要な機
能を発揮すべき手段同士の相対的な位置精度を考慮する
と、あまり望ましくない。
【0004】そこで、本発明の目的は、搬送路でジャム
した記録紙を容易に処理できる画像形成装置の提供にあ
る。
した記録紙を容易に処理できる画像形成装置の提供にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、記録体と、上記記録体を一様に帯電させる帯電手段
と、帯電させられた記録体に、記録画像に対応する光情
報を照射して静電潜像を形成する露光手段と、現像剤を
貯蔵した現像剤容器と、上記記録体に現像剤を供給して
上記静電潜像を可視像化する現像器と、可視像を形成さ
れた記録体に記録紙を密着させるべく、積層した記録紙
を一枚ずつ分離して送り出す給紙装置と、上記記録体に
密着させた記録紙に可視像を転写させる転写手段と、可
視像を記録紙に定着させる定着手段と、可視像定着済み
の記録紙を排出する排紙装置と、可視像転写後の記録体
に残留する電荷を除去する除電手段と、可視像転写後の
記録体表面に接触して該表面に残留する現像剤を除去す
るクリーニング手段と、上記記録体を含む各手段を駆動
する駆動手段とからなっていて、少なくとも現像剤容器
と上記記録体を一体的に保持した記録体・現像ユニット
を装置本体に着脱可能に設け、記録紙を搬送するための
記録紙搬送路に沿って設けられた本体側板に対し上記記
録体・現像ユニットの着脱方向が略平行であることを特
徴とする。
は、記録体と、上記記録体を一様に帯電させる帯電手段
と、帯電させられた記録体に、記録画像に対応する光情
報を照射して静電潜像を形成する露光手段と、現像剤を
貯蔵した現像剤容器と、上記記録体に現像剤を供給して
上記静電潜像を可視像化する現像器と、可視像を形成さ
れた記録体に記録紙を密着させるべく、積層した記録紙
を一枚ずつ分離して送り出す給紙装置と、上記記録体に
密着させた記録紙に可視像を転写させる転写手段と、可
視像を記録紙に定着させる定着手段と、可視像定着済み
の記録紙を排出する排紙装置と、可視像転写後の記録体
に残留する電荷を除去する除電手段と、可視像転写後の
記録体表面に接触して該表面に残留する現像剤を除去す
るクリーニング手段と、上記記録体を含む各手段を駆動
する駆動手段とからなっていて、少なくとも現像剤容器
と上記記録体を一体的に保持した記録体・現像ユニット
を装置本体に着脱可能に設け、記録紙を搬送するための
記録紙搬送路に沿って設けられた本体側板に対し上記記
録体・現像ユニットの着脱方向が略平行であることを特
徴とする。
【0006】
【作用】記録紙がその搬送路でジャムすると、記録体・
現像ユニットを本体側板に沿って記録紙搬送方向と平行
な向きに装置本体から引き出して、記録紙搬送路を開放
し、その跡に形成される開口部からジャム紙を処理す
る。
現像ユニットを本体側板に沿って記録紙搬送方向と平行
な向きに装置本体から引き出して、記録紙搬送路を開放
し、その跡に形成される開口部からジャム紙を処理す
る。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本発明を詳細
に説明する。
に説明する。
【0008】図1において、符号1は本発明の画像形成
装置の全体を示している。画像形成装置1の正面には、
電源スイッチ311が設けられ、矢印aで示す向きに着
脱自在の給紙トレイ3が装着されている。給紙トレイ3
の上蓋4は、該トレイを装置本体に装着したままで矢印
cの向きに開閉自在である。さらに、装置本体の正面に
は、後述する記録体・現像ユニット5が矢印bの向きに
引き出し自在に取り付けられている。記録体・現像ユニ
ット5は、装置本体から一定長さだけ引き出すことも、
装置本体から完全に引き出すこともできるのであるが、
図1には装置本体に完全に押し込まれた位置が示されて
いる。
装置の全体を示している。画像形成装置1の正面には、
電源スイッチ311が設けられ、矢印aで示す向きに着
脱自在の給紙トレイ3が装着されている。給紙トレイ3
の上蓋4は、該トレイを装置本体に装着したままで矢印
cの向きに開閉自在である。さらに、装置本体の正面に
は、後述する記録体・現像ユニット5が矢印bの向きに
引き出し自在に取り付けられている。記録体・現像ユニ
ット5は、装置本体から一定長さだけ引き出すことも、
装置本体から完全に引き出すこともできるのであるが、
図1には装置本体に完全に押し込まれた位置が示されて
いる。
【0009】図1において、符号6は記録体・現像ユニ
ット5の手掛け部を示している。画像形成装置1の正面
の透明カバー7内には、ポーズボタン,リセットボタン
及び表示ランプ等(何れも図示せず)が収納されてい
る。装置本体の側板8と、上カバーの一部9とは、本体
から取り外すことが可能である。装置本体の後部には、
機外に排出された記録紙を受ける記録紙受け10が設け
られている。
ット5の手掛け部を示している。画像形成装置1の正面
の透明カバー7内には、ポーズボタン,リセットボタン
及び表示ランプ等(何れも図示せず)が収納されてい
る。装置本体の側板8と、上カバーの一部9とは、本体
から取り外すことが可能である。装置本体の後部には、
機外に排出された記録紙を受ける記録紙受け10が設け
られている。
【0010】画像形成装置1は、電子写真の乾式現像可
視像転写方式を利用したものであるが、その内部構造の
概略を図2に基づいて説明する。画像形成装置1の略中
央部には、エンドレスベルト状の記録体11が一対のベ
ルトローラ12,13に巻き掛けられて配設されてい
る。ベルトローラ12,13のうち、ローラ12は従動
ローラであり、同13は駆動ローラであって、後述する
駆動系により示矢方向に回転させられる。記録体11
は、ベースフィルム上に有機または無機光導電体層を設
けられた電子写真用感光体である。
視像転写方式を利用したものであるが、その内部構造の
概略を図2に基づいて説明する。画像形成装置1の略中
央部には、エンドレスベルト状の記録体11が一対のベ
ルトローラ12,13に巻き掛けられて配設されてい
る。ベルトローラ12,13のうち、ローラ12は従動
ローラであり、同13は駆動ローラであって、後述する
駆動系により示矢方向に回転させられる。記録体11
は、ベースフィルム上に有機または無機光導電体層を設
けられた電子写真用感光体である。
【0011】記録体11周辺には、電子写真プロセスを
実行する種々の手段が配置されている。記録体11の時
計周りの回転方向に沿ってそれらを説明すると、符号1
4は記録体11を所定の極性に帯電させる帯電手段とし
ての帯電チャージャ、同15は帯電させられた記録体1
1に記録画像に対応する光情報を照射する露光手段、同
16は光情報に対応した静電潜像に現像剤を供給してこ
れを可視像化する現像器、同17は記録紙24を送り出
す給紙コロ、同18は送り出された記録紙と記録体11
とのタイミングをとって記録紙を記録体に密着させる搬
送ローラ対、同19は可視像を担持した記録体に密着し
た記録紙に可視像を転写させる転写手段としての転写チ
ャージャ、同20は可視像を記録紙に定着させる定着手
段としての定着装置、同21は可視像転写後の記録体に
残る電荷を除去する除電手段としての除電チャージャ、
同22は可視像転写後の記録体表面に残留する現像剤を
除去するクリーニング手段をそれぞれ示している。
実行する種々の手段が配置されている。記録体11の時
計周りの回転方向に沿ってそれらを説明すると、符号1
4は記録体11を所定の極性に帯電させる帯電手段とし
ての帯電チャージャ、同15は帯電させられた記録体1
1に記録画像に対応する光情報を照射する露光手段、同
16は光情報に対応した静電潜像に現像剤を供給してこ
れを可視像化する現像器、同17は記録紙24を送り出
す給紙コロ、同18は送り出された記録紙と記録体11
とのタイミングをとって記録紙を記録体に密着させる搬
送ローラ対、同19は可視像を担持した記録体に密着し
た記録紙に可視像を転写させる転写手段としての転写チ
ャージャ、同20は可視像を記録紙に定着させる定着手
段としての定着装置、同21は可視像転写後の記録体に
残る電荷を除去する除電手段としての除電チャージャ、
同22は可視像転写後の記録体表面に残留する現像剤を
除去するクリーニング手段をそれぞれ示している。
【0012】画像形成装置1の作用を簡単に説明してお
くと、先ず、記録体11の表面が帯電チャージャ14に
よって所定極性に一様に帯電され、次に露光手段15に
よって画像情報を含む光が照射される。これによって、
記録体11上の帯電電荷が選択的に消散され、そこに記
録すべき画像に応じた静電潜像が形成される。この静電
潜像は、現像器16から現像剤を供給されて可視像化さ
れる。この可視像は、記録体11上の像形成に同期して
記録紙トレイ3から給紙コロ17及び搬送ローラ対18
によって送られてきた記録紙24に、転写チャージャ1
9の位置で重ねられ、転写チャージャ19のコロナ放電
を受けることによって記録紙24に転写される。
くと、先ず、記録体11の表面が帯電チャージャ14に
よって所定極性に一様に帯電され、次に露光手段15に
よって画像情報を含む光が照射される。これによって、
記録体11上の帯電電荷が選択的に消散され、そこに記
録すべき画像に応じた静電潜像が形成される。この静電
潜像は、現像器16から現像剤を供給されて可視像化さ
れる。この可視像は、記録体11上の像形成に同期して
記録紙トレイ3から給紙コロ17及び搬送ローラ対18
によって送られてきた記録紙24に、転写チャージャ1
9の位置で重ねられ、転写チャージャ19のコロナ放電
を受けることによって記録紙24に転写される。
【0013】記録紙24はその後、記録体11から分離
されて定着装置20に入り、そこで可視像の定着を受
け、排紙ローラ対25によって記録紙受け10に排出さ
れる。一方、記録体11は、その表面に残留する電位が
除電手段21によって消去された後、転写残りの残留現
像剤がクリーニング手段22によって除去されて次の画
像形成に備える。
されて定着装置20に入り、そこで可視像の定着を受
け、排紙ローラ対25によって記録紙受け10に排出さ
れる。一方、記録体11は、その表面に残留する電位が
除電手段21によって消去された後、転写残りの残留現
像剤がクリーニング手段22によって除去されて次の画
像形成に備える。
【0014】この画像形成装置1の各手段の具体的な構
成を説明する。記録体11と現像器16は、ユニット化
されて一体的に組み立てられている。すなわち、図5に
示すように、記録体ユニット23は、記録体11と、こ
れを支持し駆動するローラ12,13と、両ローラの両
側端部を回転可能に支持する支持板26とから成ってい
る。駆動ローラ13は、図4,図8及び図12に示すよ
うに、ベアリング46を嵌合した軸38によって、支持
板26の一端に回転自在に支持されている。記録体11
は、固定位置で回転する駆動ローラ13と、次に説明す
る従動ローラ12との間に巻き掛けられている。
成を説明する。記録体11と現像器16は、ユニット化
されて一体的に組み立てられている。すなわち、図5に
示すように、記録体ユニット23は、記録体11と、こ
れを支持し駆動するローラ12,13と、両ローラの両
側端部を回転可能に支持する支持板26とから成ってい
る。駆動ローラ13は、図4,図8及び図12に示すよ
うに、ベアリング46を嵌合した軸38によって、支持
板26の一端に回転自在に支持されている。記録体11
は、固定位置で回転する駆動ローラ13と、次に説明す
る従動ローラ12との間に巻き掛けられている。
【0015】図5,図6,図7において、従動ローラ1
2は、支持板26に設けられたばね27により外方に押
圧されて、記録体11に張力を与えている。従動ローラ
12の軸12aには、外周に溝42を有するベアリング
43が嵌合されている。ベアリング43の外周の一部に
は、ばね27の一端を受ける受け面43aが形成されて
いる。一方、支持板26には、ベアリング43の溝42
に嵌合する一対の支持片44,44と、支持片相互間に
三角状に突出して設けられたばね止め45が形成されて
いる。軸12aには、ベアリングの溝42が支持板26
の支持片44によって案内されながら支持板26に挿入
されるが、その際、受け面43aとばね止め45との間
にはばね27が取り付けられる。従って、図5中の記録
体11には、ばね27によって、ローラ12を介した張
力Fが付与されて良好な平面性を与えられている。
2は、支持板26に設けられたばね27により外方に押
圧されて、記録体11に張力を与えている。従動ローラ
12の軸12aには、外周に溝42を有するベアリング
43が嵌合されている。ベアリング43の外周の一部に
は、ばね27の一端を受ける受け面43aが形成されて
いる。一方、支持板26には、ベアリング43の溝42
に嵌合する一対の支持片44,44と、支持片相互間に
三角状に突出して設けられたばね止め45が形成されて
いる。軸12aには、ベアリングの溝42が支持板26
の支持片44によって案内されながら支持板26に挿入
されるが、その際、受け面43aとばね止め45との間
にはばね27が取り付けられる。従って、図5中の記録
体11には、ばね27によって、ローラ12を介した張
力Fが付与されて良好な平面性を与えられている。
【0016】図5及び図7において、支持板26の略中
間部に形成された孔26aは、記録体ユニット23を受
け部35にセットして記録体・現像ユニット5(図7参
照)を組み立てるときに手指を入れる指掛け用の孔であ
る。
間部に形成された孔26aは、記録体ユニット23を受
け部35にセットして記録体・現像ユニット5(図7参
照)を組み立てるときに手指を入れる指掛け用の孔であ
る。
【0017】図5に示すように、支持板26はその上部
に頂板28を有し、記録体11の上部張渡し部11aの
下面を支持している。支持板26の下部には、二つの突
起29,30が、記録体11の下部張渡し部11bの下
面より突出するように設けられている。現像器ユニット
31は、現像剤32を収容した開閉自在の蓋33aを備
えた現像剤容器33と、この容器33内の下部に回転可
能に支持された現像スリーブ34とを有している。現像
剤容器33の両側板及び底板は、現像スリーブ34を支
持している部分から直角に延長されて、記録体ユニット
23を支持する受け部35を構成している。受け部35
の両側板36の現像スリーブ34近傍には、受け部の長
手方向と直交する向きに溝37が形成され、この溝37
に記録体ユニット23の駆動ローラ13の軸38が挿入
され、記録体11の現像スリーブ34に対する位置決め
がなされている。
に頂板28を有し、記録体11の上部張渡し部11aの
下面を支持している。支持板26の下部には、二つの突
起29,30が、記録体11の下部張渡し部11bの下
面より突出するように設けられている。現像器ユニット
31は、現像剤32を収容した開閉自在の蓋33aを備
えた現像剤容器33と、この容器33内の下部に回転可
能に支持された現像スリーブ34とを有している。現像
剤容器33の両側板及び底板は、現像スリーブ34を支
持している部分から直角に延長されて、記録体ユニット
23を支持する受け部35を構成している。受け部35
の両側板36の現像スリーブ34近傍には、受け部の長
手方向と直交する向きに溝37が形成され、この溝37
に記録体ユニット23の駆動ローラ13の軸38が挿入
され、記録体11の現像スリーブ34に対する位置決め
がなされている。
【0018】記録体ユニット23は、現像器ユニット3
1の受け部35の底板39の上に単に載せられ、軸38
が溝37に入り込んでいるだけなので、図にて左右方向
(ユニット着脱方向では前後方向)の動きは規制される
も、上方向にはフリーになっている。記録体ユニット2
3が受け部35の底板39の上に載せられるとき、記録
体ユニット23の支持板26の下部突起29,30だけ
が底板39に当たるので、記録体11を傷付けることは
ない。
1の受け部35の底板39の上に単に載せられ、軸38
が溝37に入り込んでいるだけなので、図にて左右方向
(ユニット着脱方向では前後方向)の動きは規制される
も、上方向にはフリーになっている。記録体ユニット2
3が受け部35の底板39の上に載せられるとき、記録
体ユニット23の支持板26の下部突起29,30だけ
が底板39に当たるので、記録体11を傷付けることは
ない。
【0019】また、受け部35の先端にも、溝40が設
けられており、これは、現像器ユニット31を装置本体
に取り付けるときの位置決め用として作用する。上記両
側板36,36の後端は、図2及び図4に示すように、
ステー73で互いに連結され補強されている。
けられており、これは、現像器ユニット31を装置本体
に取り付けるときの位置決め用として作用する。上記両
側板36,36の後端は、図2及び図4に示すように、
ステー73で互いに連結され補強されている。
【0020】図7は、記録体ユニット23と現像器ユニ
ット31とを一体的に組み立てた記録体・現像ユニット
5を示している。この図においては、駆動ローラ13の
軸38にベアリング41が取り付けられ、このベアリン
グ41が現像器ユニット31の受け部の溝37に係合し
ている。
ット31とを一体的に組み立てた記録体・現像ユニット
5を示している。この図においては、駆動ローラ13の
軸38にベアリング41が取り付けられ、このベアリン
グ41が現像器ユニット31の受け部の溝37に係合し
ている。
【0021】記録体ユニット23を受け部35にセット
する際、記録体表面に手指が触れると、その部分の感光
特性が変化してしまう。そこで、記録体ユニット23
は、穴26aに手指を掛けて持つのであるが、上記セッ
ト時にこの手指を逃がすための切欠36aが側板36に
形成されている。
する際、記録体表面に手指が触れると、その部分の感光
特性が変化してしまう。そこで、記録体ユニット23
は、穴26aに手指を掛けて持つのであるが、上記セッ
ト時にこの手指を逃がすための切欠36aが側板36に
形成されている。
【0022】図11,図12及び図15において、現像
器ユニット31の受け部35の両側板36には、それぞ
れ第1の部材49と第2の部材50が設けられている。
第1の部材49は、ねじ51によって側板36に固定さ
れていて、図11に示すように、断面L字形であって、
その両端部に規制面52aを有する一対のスペーサ52
を有している。スペーサ52の規制面の上端は、切り殺
がれていて、記録体ユニット23を装着するときのガイ
ド面52bとなっている。
器ユニット31の受け部35の両側板36には、それぞ
れ第1の部材49と第2の部材50が設けられている。
第1の部材49は、ねじ51によって側板36に固定さ
れていて、図11に示すように、断面L字形であって、
その両端部に規制面52aを有する一対のスペーサ52
を有している。スペーサ52の規制面の上端は、切り殺
がれていて、記録体ユニット23を装着するときのガイ
ド面52bとなっている。
【0023】第2の部材50は、第1の部材49と同様
の形状であって、ねじ53によって側板36に固定され
ていて、その両端にスペーサ52,52に対向するガイ
ド部54a,54aを形成されたガイド部材54と、こ
の部材と共締めされて側板36に固定された弾性部材5
5とからなっている。弾性部材55は、図示の例の場
合、一対設けられている。そして、第1の部材49,ガ
イド部材54,弾性部材55のうち、少なくとも弾性部
材55は導電性を有する材料で形成され、受け部35と
電気的に導通させられている。受け部35は、案内板5
6(図9参照)を介して装置全体に接地される。
の形状であって、ねじ53によって側板36に固定され
ていて、その両端にスペーサ52,52に対向するガイ
ド部54a,54aを形成されたガイド部材54と、こ
の部材と共締めされて側板36に固定された弾性部材5
5とからなっている。弾性部材55は、図示の例の場
合、一対設けられている。そして、第1の部材49,ガ
イド部材54,弾性部材55のうち、少なくとも弾性部
材55は導電性を有する材料で形成され、受け部35と
電気的に導通させられている。受け部35は、案内板5
6(図9参照)を介して装置全体に接地される。
【0024】弾性部材55は、図示の例の場合、金属製
板ばねで形成されているが、金属製コイルばねであって
も良い。受け部35に対する記録体ユニット23の位置
は、スペーサ52の幅Wcで決定されていて、この幅W
cは、記録体11の周囲に設置される他の各種装置との
相対的関係で決められる。そして、記録体ユニット23
の支持板26,26間の幅をWaとし、規制面52aと
自由状態における弾性部材の先端部55aとの間の幅を
Wbとしたとき、Wa>Wbとなるように、弾性部材5
5の突出量が設定されている。また、規制面52aとガ
イド部54aとの間は、幅Waよりも間隙Wdだけ大き
く設定されている。この間隙Wdは受け部35に記録体
ユニット23を容易に着脱できるに充分な大きさに設定
されている。
板ばねで形成されているが、金属製コイルばねであって
も良い。受け部35に対する記録体ユニット23の位置
は、スペーサ52の幅Wcで決定されていて、この幅W
cは、記録体11の周囲に設置される他の各種装置との
相対的関係で決められる。そして、記録体ユニット23
の支持板26,26間の幅をWaとし、規制面52aと
自由状態における弾性部材の先端部55aとの間の幅を
Wbとしたとき、Wa>Wbとなるように、弾性部材5
5の突出量が設定されている。また、規制面52aとガ
イド部54aとの間は、幅Waよりも間隙Wdだけ大き
く設定されている。この間隙Wdは受け部35に記録体
ユニット23を容易に着脱できるに充分な大きさに設定
されている。
【0025】いま、図11に示すように、受け部35の
上方から記録体ユニット23を落し込むと、該ユニット
は、一対の支持板26,26をガイド面52bとガイド
部54aに案内されて、図12に示すように、一方の支
持板26の弾性部材55で弾発的に押し動かされること
によって、他方の支持板26を規制面52aに衝合させ
て装着される。
上方から記録体ユニット23を落し込むと、該ユニット
は、一対の支持板26,26をガイド面52bとガイド
部54aに案内されて、図12に示すように、一方の支
持板26の弾性部材55で弾発的に押し動かされること
によって、他方の支持板26を規制面52aに衝合させ
て装着される。
【0026】すなわち、記録体ユニット23は、弾性部
材55を撓ませながら落し込まれ、底部の突起29,3
0(図5参照)を底板39に衝合させ、一方の支持板2
6を規制面52aに弾発的に押し付けられて位置決めさ
れる。従って、記録体ユニット23は、記録体11の幅
方向において、その一側面を規制面52aに、他側面を
導電性の弾性部材55に衝合させることによって位置決
めされると同時に、受け部35と電気的な導通状態に保
持される。記録体ユニットを現像器ユニットの受け部3
5から取り外す場合、弾性部材55を撓ませること勿論
であり、これらの脱着が極めて容易に行える。
材55を撓ませながら落し込まれ、底部の突起29,3
0(図5参照)を底板39に衝合させ、一方の支持板2
6を規制面52aに弾発的に押し付けられて位置決めさ
れる。従って、記録体ユニット23は、記録体11の幅
方向において、その一側面を規制面52aに、他側面を
導電性の弾性部材55に衝合させることによって位置決
めされると同時に、受け部35と電気的な導通状態に保
持される。記録体ユニットを現像器ユニットの受け部3
5から取り外す場合、弾性部材55を撓ませること勿論
であり、これらの脱着が極めて容易に行える。
【0027】図11及び図12に示した実施例において
は、規制面52aを有する固定されたスペーサ52と、
ガイド部を有するいま1つのスペーサ(ガイド部材5
4)を設けこのガイド部材の方に弾性部材55を配置し
たが、一方のスペーサ(ガイド部材54)を廃して、弾
性部材55のみで第2の部材を構成しても良い。この場
合、弾性部材55が導電性を持たせられて良いこと勿論
であり、支持板26の略中央部(記録体11の移動方向
において)に当接する位置に設けられることが望まし
い。このような簡単な構成であっても、記録体支持部材
(支持板26)は、2ケ所の規制面52a,52aと1
ケ所の弾性規制部によって、記録体の幅方向を位置規制
され、同時に受け部との電気的接続も保持される。
は、規制面52aを有する固定されたスペーサ52と、
ガイド部を有するいま1つのスペーサ(ガイド部材5
4)を設けこのガイド部材の方に弾性部材55を配置し
たが、一方のスペーサ(ガイド部材54)を廃して、弾
性部材55のみで第2の部材を構成しても良い。この場
合、弾性部材55が導電性を持たせられて良いこと勿論
であり、支持板26の略中央部(記録体11の移動方向
において)に当接する位置に設けられることが望まし
い。このような簡単な構成であっても、記録体支持部材
(支持板26)は、2ケ所の規制面52a,52aと1
ケ所の弾性規制部によって、記録体の幅方向を位置規制
され、同時に受け部との電気的接続も保持される。
【0028】このような記録体ユニット23を保持した
現像器ユニット31は、装置本体に対してその正面から
挿入及び引出し可能に取り付けられる。図9に示すよう
に、装置本体には、現像器ユニット31の、現像剤容器
33の上部を案内するための案内板57および底板39
を案内するための案内板56が取り付けられており、現
像器ユニット31は、これらに沿って装置本体に挿入さ
れる。また、図10に示すように、本体側板60,67
(図8参照)には、現像器ユニット31の両側面を案内
するための案内板58(一方のみ示す)が設けられてお
り、これによって現像器ユニット31の装置本体に対す
る記録体幅方向の位置決めがなされる。本体側板60,
67は、図4及び図8に示すように、記録紙搬送路に沿
って互いに隔置して設けられている。
現像器ユニット31は、装置本体に対してその正面から
挿入及び引出し可能に取り付けられる。図9に示すよう
に、装置本体には、現像器ユニット31の、現像剤容器
33の上部を案内するための案内板57および底板39
を案内するための案内板56が取り付けられており、現
像器ユニット31は、これらに沿って装置本体に挿入さ
れる。また、図10に示すように、本体側板60,67
(図8参照)には、現像器ユニット31の両側面を案内
するための案内板58(一方のみ示す)が設けられてお
り、これによって現像器ユニット31の装置本体に対す
る記録体幅方向の位置決めがなされる。本体側板60,
67は、図4及び図8に示すように、記録紙搬送路に沿
って互いに隔置して設けられている。
【0029】装置本体には、さらに、現像器ユニット3
1の挿入方向の位置決めをするピン59が、本体側板6
0から突出して設けられ、このピン59が現像器ユニッ
ト31先端部の溝40(図5,図7参照)に係合して、
現像器ユニット31の挿入方向の位置決めがなされる。
本体側板60,67(図8参照)には、さらに記録体ユ
ニット23における駆動ローラ13の回転軸38及び従
動ローラ12の回転軸12aのベアリング42(図6参
照)を、これらが挿入されたときに支持するためのブラ
ケット61,62がそれぞれ所定の位置に設けられてい
る。このブラケットは、各ローラを介して記録体11の
上下方向の位置決めをするためのものである。これによ
って、各ローラ12,13及び現像スリーブ34は、挿
入方向に平行に略一直線上に並ぶことになる。そして、
記録体・現像ユニット5は、装置本体に対して、本体側
板60,67と平行すなわち記録紙搬送路と略平行に着
脱されることになる。
1の挿入方向の位置決めをするピン59が、本体側板6
0から突出して設けられ、このピン59が現像器ユニッ
ト31先端部の溝40(図5,図7参照)に係合して、
現像器ユニット31の挿入方向の位置決めがなされる。
本体側板60,67(図8参照)には、さらに記録体ユ
ニット23における駆動ローラ13の回転軸38及び従
動ローラ12の回転軸12aのベアリング42(図6参
照)を、これらが挿入されたときに支持するためのブラ
ケット61,62がそれぞれ所定の位置に設けられてい
る。このブラケットは、各ローラを介して記録体11の
上下方向の位置決めをするためのものである。これによ
って、各ローラ12,13及び現像スリーブ34は、挿
入方向に平行に略一直線上に並ぶことになる。そして、
記録体・現像ユニット5は、装置本体に対して、本体側
板60,67と平行すなわち記録紙搬送路と略平行に着
脱されることになる。
【0030】以上のような各種の位置決め手段を設けら
れているので、記録体ユニット23と現像器ユニット3
1とからなる記録体・現像ユニット5(図7参照)を装
置本体の所定位置まで挿入するだけで本体内の他の部材
及び装置との相互の位置関係が確実にかつ容易に確保さ
れる。また、必要に応じて現像器ユニット31を装置本
体の正面から引出すことにより、現像剤容器内に現像剤
を補給したり、記録体11を交換したりすることが極め
て容易に行われる。特に、記録体・現像ユニット5の着
脱方向を記録紙の搬送方向と平行にしたことにより、ジ
ャムした記録紙の処理が容易となる。この点については
後述する。
れているので、記録体ユニット23と現像器ユニット3
1とからなる記録体・現像ユニット5(図7参照)を装
置本体の所定位置まで挿入するだけで本体内の他の部材
及び装置との相互の位置関係が確実にかつ容易に確保さ
れる。また、必要に応じて現像器ユニット31を装置本
体の正面から引出すことにより、現像剤容器内に現像剤
を補給したり、記録体11を交換したりすることが極め
て容易に行われる。特に、記録体・現像ユニット5の着
脱方向を記録紙の搬送方向と平行にしたことにより、ジ
ャムした記録紙の処理が容易となる。この点については
後述する。
【0031】図13,図14には、記録体・現像ユニッ
ト5の駆動系が示されている。記録体11を支持駆動す
るローラ12,13及び現像スリーブ34は、現像器ユ
ニット31の挿入引出し方向に平行に略一直線上に並ん
でおり、これには略垂直な方向に、装置本体の駆動源に
接続される動力伝達歯車63が配置され、これに駆動ロ
ーラ13の回転軸38に固着された駆動歯車64が噛み
合っている。図示の動力伝達歯車63は、駆動歯車64
の下部で噛んでいるが、駆動歯車64の上部で噛み合う
ようにしても良い。駆動歯車64は、現像スリーブ34
の回転軸65に固着された従動歯車66とも噛み合って
おり、従って、装置本体の駆動源からの駆動力は、歯車
63から歯車64,66へと伝達される。
ト5の駆動系が示されている。記録体11を支持駆動す
るローラ12,13及び現像スリーブ34は、現像器ユ
ニット31の挿入引出し方向に平行に略一直線上に並ん
でおり、これには略垂直な方向に、装置本体の駆動源に
接続される動力伝達歯車63が配置され、これに駆動ロ
ーラ13の回転軸38に固着された駆動歯車64が噛み
合っている。図示の動力伝達歯車63は、駆動歯車64
の下部で噛んでいるが、駆動歯車64の上部で噛み合う
ようにしても良い。駆動歯車64は、現像スリーブ34
の回転軸65に固着された従動歯車66とも噛み合って
おり、従って、装置本体の駆動源からの駆動力は、歯車
63から歯車64,66へと伝達される。
【0032】記録体・現像ユニットの駆動系をこのよう
に構成することにより、現像器ユニット31の挿入引出
しが容易に行われ、かつ挿入したときの動力伝達が確実
に行われる。このように、記録体及び現像器をそれぞれ
ユニット化して組立ててあるので、装置本体に対し容易
に着脱可能であり、しかも確実に位置規制ができる。記
録体と現像スリーブ及び各チャージャ等との間隙は、極
めて厳密に維持されなければならないが、図示の例によ
れば、記録体及び現像器が装置本体から着脱可能である
にも拘らず、これらの間隙が何通りもの位置決め手段に
より容易にかつ精度良く位置決めされるので、位置調整
が不要となり、位置が変動する畏れもない。
に構成することにより、現像器ユニット31の挿入引出
しが容易に行われ、かつ挿入したときの動力伝達が確実
に行われる。このように、記録体及び現像器をそれぞれ
ユニット化して組立ててあるので、装置本体に対し容易
に着脱可能であり、しかも確実に位置規制ができる。記
録体と現像スリーブ及び各チャージャ等との間隙は、極
めて厳密に維持されなければならないが、図示の例によ
れば、記録体及び現像器が装置本体から着脱可能である
にも拘らず、これらの間隙が何通りもの位置決め手段に
より容易にかつ精度良く位置決めされるので、位置調整
が不要となり、位置が変動する畏れもない。
【0033】また、従来装置のような大きな開口を設け
る必要がなく、小さな開口と簡単なガイド手段のみで、
記録体の交換や他の補修並びに現像剤の補給等を行うこ
とができる。さらに、記録体及び現像器が一体的にユニ
ット化されているため、構成が小型かつ簡単であり、記
録体全体を容易に交換することができ、交換時に記録体
表面に傷を付けたり、記録体表面を現像剤で汚したりす
ることがない。駆動系を、ユニットの着脱が容易に行わ
れるように、かつ動力の伝達が確実に行われるように配
列しているので、ユニットの脱着に無理を生じない。
る必要がなく、小さな開口と簡単なガイド手段のみで、
記録体の交換や他の補修並びに現像剤の補給等を行うこ
とができる。さらに、記録体及び現像器が一体的にユニ
ット化されているため、構成が小型かつ簡単であり、記
録体全体を容易に交換することができ、交換時に記録体
表面に傷を付けたり、記録体表面を現像剤で汚したりす
ることがない。駆動系を、ユニットの着脱が容易に行わ
れるように、かつ動力の伝達が確実に行われるように配
列しているので、ユニットの脱着に無理を生じない。
【0034】また、記録体11は、図5に示すように、
その上部張渡し部11aを支持板の頂板28によって案
内されている。そのため、両者間の摺擦による静電気が
発生する。この静電気は、記録体の頂板28に対する張
り付き現象として現われ、駆動付加の増加、延いては駆
動ローラ13と記録体11との滑りによる記録体送り速
度のむらという不具合となって現われる。従って、記録
体支持板は静電気を逃すために確実に接地されている必
要がある。
その上部張渡し部11aを支持板の頂板28によって案
内されている。そのため、両者間の摺擦による静電気が
発生する。この静電気は、記録体の頂板28に対する張
り付き現象として現われ、駆動付加の増加、延いては駆
動ローラ13と記録体11との滑りによる記録体送り速
度のむらという不具合となって現われる。従って、記録
体支持板は静電気を逃すために確実に接地されている必
要がある。
【0035】記録体11は、可撓性のゴムまたは合成樹
脂からなるベース層と、これの上層に蒸着されたアルミ
薄膜層からなる導電層と、この導電層の上の層に形成さ
れた記録層すなわち光導電層とからなっている。鮮明な
画像を得るためには、画像情報に対応する正確な静電潜
像が形成されなければならない。そのためには、帯電チ
ャージャ14(図2参照)のコロナ放電によって一様に
帯電された記録体表面において、露光個所のみ導電性を
生じて、当該個所の電位をアース電位に近付けることが
必要である。そこで、記録体11の幅方向一側縁を剥離
して導電層を露出させて、この部分にアース用ブラシを
接触させる。
脂からなるベース層と、これの上層に蒸着されたアルミ
薄膜層からなる導電層と、この導電層の上の層に形成さ
れた記録層すなわち光導電層とからなっている。鮮明な
画像を得るためには、画像情報に対応する正確な静電潜
像が形成されなければならない。そのためには、帯電チ
ャージャ14(図2参照)のコロナ放電によって一様に
帯電された記録体表面において、露光個所のみ導電性を
生じて、当該個所の電位をアース電位に近付けることが
必要である。そこで、記録体11の幅方向一側縁を剥離
して導電層を露出させて、この部分にアース用ブラシを
接触させる。
【0036】図8において、記録体11の一側縁には、
導電層を露出させた露出部68が形成されている。この
露出部68には、導電性繊維からなるアース用ブラシ6
9の自由端が接触させられている。アース用ブラシ69
は、ブラケット70を介して側板67へ導電的に支持さ
れている。記録体11の移動方向においては、アース用
ブラシ69は、図2に示すように、記録体11の張り側
であって且つ駆動ローラ13に近い直線状に移動する部
位に設けられている。
導電層を露出させた露出部68が形成されている。この
露出部68には、導電性繊維からなるアース用ブラシ6
9の自由端が接触させられている。アース用ブラシ69
は、ブラケット70を介して側板67へ導電的に支持さ
れている。記録体11の移動方向においては、アース用
ブラシ69は、図2に示すように、記録体11の張り側
であって且つ駆動ローラ13に近い直線状に移動する部
位に設けられている。
【0037】かかる設置位置を選んだ背景には、次のよ
うな問題があった。エンドレスベルト状の記録体11の
弛み側にアース用ブラシを接触させると、回動するベル
トの波打ちによって接触状態が時間的に変化し、接触抵
抗の変動により導電路インピーダンスが変動してしま
う。記録体が最も安定しているのは、ベルトローラへの
巻き掛け部分であるが、曲率部分にアース用ブラシを接
触させると、ブラシ繊維の1本1本と記録体との接触角
度が異なることとなり、電気的に有効な接触が安定して
得られない。
うな問題があった。エンドレスベルト状の記録体11の
弛み側にアース用ブラシを接触させると、回動するベル
トの波打ちによって接触状態が時間的に変化し、接触抵
抗の変動により導電路インピーダンスが変動してしま
う。記録体が最も安定しているのは、ベルトローラへの
巻き掛け部分であるが、曲率部分にアース用ブラシを接
触させると、ブラシ繊維の1本1本と記録体との接触角
度が異なることとなり、電気的に有効な接触が安定して
得られない。
【0038】また、記録体ユニット23が装置本体に対
して着脱自在であって且つ現像器ユニット31と一体化
されていると、従動ローラ12への巻き掛け部分を利用
せざるを得ない。しかし、該ローラ12は、記録体11
に張力を与えるために変位可能になっているので、アー
ス用ブラシと記録体11との相対距離が一定せず、安定
した導電路の形成が望めない従って、エンドレスベルト
状の記録体11が安定している位置としては、その軸3
8が固定位置で回転する駆動ローラ13の近くであって
且つ張力を付与されているいわゆる張り側である。張り
側11aは、記録体が直線状になり、回動に伴う振動も
最小になる。そのために、記録体11とアース用ブラシ
との相対位置が常に一定に保たれることとなり、極めて
安定した導電路が維持できることになる。
して着脱自在であって且つ現像器ユニット31と一体化
されていると、従動ローラ12への巻き掛け部分を利用
せざるを得ない。しかし、該ローラ12は、記録体11
に張力を与えるために変位可能になっているので、アー
ス用ブラシと記録体11との相対距離が一定せず、安定
した導電路の形成が望めない従って、エンドレスベルト
状の記録体11が安定している位置としては、その軸3
8が固定位置で回転する駆動ローラ13の近くであって
且つ張力を付与されているいわゆる張り側である。張り
側11aは、記録体が直線状になり、回動に伴う振動も
最小になる。そのために、記録体11とアース用ブラシ
との相対位置が常に一定に保たれることとなり、極めて
安定した導電路が維持できることになる。
【0039】また、図8において、記録体11の他方の
側縁には、副走査同期マーク71が設けられている。副
走査同期マーク17に対向して、これを読み取る副走査
同期検知器72が側板60に固定して設けられている。
副走査同期マーク71は、記録体11の回転位置を検出
して画像形成のシーケンス制御に利用されるものであ
る。
側縁には、副走査同期マーク71が設けられている。副
走査同期マーク17に対向して、これを読み取る副走査
同期検知器72が側板60に固定して設けられている。
副走査同期マーク71は、記録体11の回転位置を検出
して画像形成のシーケンス制御に利用されるものであ
る。
【0040】図16において、磁気ブラシ現像方法を採
用している現像器16を説明する。現像器16は、反時
計方向に回転する非磁性の円筒状現像スリーブ34と、
該スリーブ内に設けられた磁石111,112,11
3,114,115,116とからなっている。現像ス
リーブ34は、現像剤を貯蔵した現像剤容器33の開口
部に配置されている。現像剤としては、磁性トナーのみ
からなる一成分現像剤が使用されている。現像剤容器3
3の現像剤送出用側壁33bには、現像剤規制部材11
7が取り付けられている。現像剤規制部材117は、磁
石116と対向する位置に設けられている。
用している現像器16を説明する。現像器16は、反時
計方向に回転する非磁性の円筒状現像スリーブ34と、
該スリーブ内に設けられた磁石111,112,11
3,114,115,116とからなっている。現像ス
リーブ34は、現像剤を貯蔵した現像剤容器33の開口
部に配置されている。現像剤としては、磁性トナーのみ
からなる一成分現像剤が使用されている。現像剤容器3
3の現像剤送出用側壁33bには、現像剤規制部材11
7が取り付けられている。現像剤規制部材117は、磁
石116と対向する位置に設けられている。
【0041】また、磁石111は現像主極であるが、中
央部が一部カットされた凹状の磁石である。そして、こ
の磁石111は、記録体11と現像スリーブ34との最
接近位置よりも現像スリーブ34の回転方向にみてやや
上流側を向くように配置されている。一方、他の磁石は
N極とS極が交互になるように配置されている。現像ス
リーブ34が回転すると、現像剤が現像剤容器33から
現像スリーブ34の回転方向に運び出される。しかし、
出口部に現像剤規制部材117が配設されているので、
現像スリーブ上の過剰な現像剤は除去され、一定の厚さ
の現像剤層が形成される。これにより一定の穂高の磁気
ブラシが現像スリーブ上に形成されることになる。
央部が一部カットされた凹状の磁石である。そして、こ
の磁石111は、記録体11と現像スリーブ34との最
接近位置よりも現像スリーブ34の回転方向にみてやや
上流側を向くように配置されている。一方、他の磁石は
N極とS極が交互になるように配置されている。現像ス
リーブ34が回転すると、現像剤が現像剤容器33から
現像スリーブ34の回転方向に運び出される。しかし、
出口部に現像剤規制部材117が配設されているので、
現像スリーブ上の過剰な現像剤は除去され、一定の厚さ
の現像剤層が形成される。これにより一定の穂高の磁気
ブラシが現像スリーブ上に形成されることになる。
【0042】現像主極111は、前述したように中央部
が一部カットされている。例えば、現像スリーブ34の
表面での磁力をみると、その磁石の両端部に対応する部
分は約1200ガウスであるが、中央部分に対応する部
分は約800ガウスである。このような磁石を使用する
と、現像スリーブ34の回転を停止したとき、磁石の中
央部分に対応するところは現像剤が存在しないようにす
ることができる。図17に示すように、現像スリーブ3
4の軸方向と平行に現像剤が存在しない部分118が形
成されるのである。しかも、その部分118は図16に
示す範囲R内にあるようにしなければならない。すなわ
ち、現像スリーブへ現像剤が供給される部分から現像部
までの間には、現像剤が存在するようにしなければなら
ない。図17から判るように、現像剤が存在しない部分
118は、現像スリーブの回転方向にみて、図中符号T
で示す現像部よりやや上流に来るようになっている。
が一部カットされている。例えば、現像スリーブ34の
表面での磁力をみると、その磁石の両端部に対応する部
分は約1200ガウスであるが、中央部分に対応する部
分は約800ガウスである。このような磁石を使用する
と、現像スリーブ34の回転を停止したとき、磁石の中
央部分に対応するところは現像剤が存在しないようにす
ることができる。図17に示すように、現像スリーブ3
4の軸方向と平行に現像剤が存在しない部分118が形
成されるのである。しかも、その部分118は図16に
示す範囲R内にあるようにしなければならない。すなわ
ち、現像スリーブへ現像剤が供給される部分から現像部
までの間には、現像剤が存在するようにしなければなら
ない。図17から判るように、現像剤が存在しない部分
118は、現像スリーブの回転方向にみて、図中符号T
で示す現像部よりやや上流に来るようになっている。
【0043】いま、現像剤規制部材117と現像スリー
ブ34との間に異物が詰ってしまうと、前述したように
この部分だけ現像剤が供給されなくなってしまう。従っ
て、図17に示すように、現像スリーブ34上に現像剤
が供給されない未供給部分119が形成される。ところ
が、現像部Tに現像剤が到達する前に現像剤が存在しな
い部分118があると、幅方向において一旦全て現像剤
が存在しない部分が出来、現像剤規制部材117によっ
て生じる供給不足がほとんど解消される。これは、現像
剤が最も安定した位置へ容易に移動し得ることができる
ためである。これによって、図に示すように、現像部T
では全幅にわたり現像剤が顕著に不足したと判る程度の
供給不足は解消されることになる。
ブ34との間に異物が詰ってしまうと、前述したように
この部分だけ現像剤が供給されなくなってしまう。従っ
て、図17に示すように、現像スリーブ34上に現像剤
が供給されない未供給部分119が形成される。ところ
が、現像部Tに現像剤が到達する前に現像剤が存在しな
い部分118があると、幅方向において一旦全て現像剤
が存在しない部分が出来、現像剤規制部材117によっ
て生じる供給不足がほとんど解消される。これは、現像
剤が最も安定した位置へ容易に移動し得ることができる
ためである。これによって、図に示すように、現像部T
では全幅にわたり現像剤が顕著に不足したと判る程度の
供給不足は解消されることになる。
【0044】このような現像器を用いて、記録体11上
の静電潜像を可視像化したところ、現像剤の供給不足に
よる白すじの発生はほとんど解消され、影響が出てもそ
の程度は軽微であった。
の静電潜像を可視像化したところ、現像剤の供給不足に
よる白すじの発生はほとんど解消され、影響が出てもそ
の程度は軽微であった。
【0045】図2及び図16において、現像剤容器33
内には、撹拌軸189に設けられた第1撹拌部材190
と、現像スリーブ34と非接触であって且つこれと平行
に設けられた第2撹拌部材191が配設されている。第
2撹拌部材191は、軸状の磁性体からなっていて、図
37に示すように、螺旋状の山状突出部192を形成さ
れている。また、第2撹拌部材191を往復回動させ、
第2撹拌部材191を現像スリーブ34に対して相対的
に往復移動させる機構193が、第2撹拌部材191と
撹拌軸189の間に設けられている。
内には、撹拌軸189に設けられた第1撹拌部材190
と、現像スリーブ34と非接触であって且つこれと平行
に設けられた第2撹拌部材191が配設されている。第
2撹拌部材191は、軸状の磁性体からなっていて、図
37に示すように、螺旋状の山状突出部192を形成さ
れている。また、第2撹拌部材191を往復回動させ、
第2撹拌部材191を現像スリーブ34に対して相対的
に往復移動させる機構193が、第2撹拌部材191と
撹拌軸189の間に設けられている。
【0046】上記機構193は、図38に示すように、
撹拌軸189の端部に固着された円形フランジ194
と、フランジ194上に植設されたピン195と、ピン
195に摺動嵌合し且つ基部を第2撹拌部材191の端
部に固着されたフォーク状レバー196とからなってい
る。従って、撹拌軸189が一定方向に回転するとき、
その回転運動をレバー196が第2撹拌部材191の往
復回動運動に変換し、第2撹拌部材191は等角度の正
逆回転を行うことになる。
撹拌軸189の端部に固着された円形フランジ194
と、フランジ194上に植設されたピン195と、ピン
195に摺動嵌合し且つ基部を第2撹拌部材191の端
部に固着されたフォーク状レバー196とからなってい
る。従って、撹拌軸189が一定方向に回転するとき、
その回転運動をレバー196が第2撹拌部材191の往
復回動運動に変換し、第2撹拌部材191は等角度の正
逆回転を行うことになる。
【0047】上記した現像器においては、第2撹拌部材
191の磁力線はその山状突出部192と現像スリーブ
34との狭い間隙部分に集中し、その部分で現像剤はそ
の一部が現像スリーブ34との間に保持され、後から来
る現像剤の一部は図37に矢印dで示す向きに少し横に
動かされるので、横方向の撹拌が行われる。
191の磁力線はその山状突出部192と現像スリーブ
34との狭い間隙部分に集中し、その部分で現像剤はそ
の一部が現像スリーブ34との間に保持され、後から来
る現像剤の一部は図37に矢印dで示す向きに少し横に
動かされるので、横方向の撹拌が行われる。
【0048】また、第2撹拌部材191が回動している
ことにより、現像剤は図37の矢印e方向に移動し、前
述の現像スリーブ34との間に保持された現像剤も、次
第に他の現像剤と入れ換わり、現像スリーブ34上の残
留現像剤の除去と撹拌が行われる。
ことにより、現像剤は図37の矢印e方向に移動し、前
述の現像スリーブ34との間に保持された現像剤も、次
第に他の現像剤と入れ換わり、現像スリーブ34上の残
留現像剤の除去と撹拌が行われる。
【0049】なお、第2撹拌部材191が一方向にのみ
回転すると、現像剤は現像剤容器33内で片側に寄って
現像に悪影響を及ぼすと共に回転により現像剤に圧力が
加わり現像剤の凝集が促進される事態が生じるが、第2
撹拌部材191は往復回動しているので、常に同じ現像
剤が第2撹拌部材191と現像スリーブ34間で保持さ
れることはなく、また数rpm以下の低速回転とするこ
とにより現像剤凝集も発生せず、現像スリーブ34上の
現像剤の除去撹拌が行われる。
回転すると、現像剤は現像剤容器33内で片側に寄って
現像に悪影響を及ぼすと共に回転により現像剤に圧力が
加わり現像剤の凝集が促進される事態が生じるが、第2
撹拌部材191は往復回動しているので、常に同じ現像
剤が第2撹拌部材191と現像スリーブ34間で保持さ
れることはなく、また数rpm以下の低速回転とするこ
とにより現像剤凝集も発生せず、現像スリーブ34上の
現像剤の除去撹拌が行われる。
【0050】以上説明したような現像器によると、現像
スリーブ34に近接して非接触の状態で第2撹拌部材1
91を設け、且つこの撹拌部材191を現像スリーブ3
4に対して相対的に往復移動させる機構193を設けた
構造としたので、現像スリーブ34に接触することなく
これから残留現像剤を除去しながら撹拌することが出
来、現像スリーブの損傷及び現像剤凝集を防止し、常に
良好且つ安定した画像を得ることができる。
スリーブ34に近接して非接触の状態で第2撹拌部材1
91を設け、且つこの撹拌部材191を現像スリーブ3
4に対して相対的に往復移動させる機構193を設けた
構造としたので、現像スリーブ34に接触することなく
これから残留現像剤を除去しながら撹拌することが出
来、現像スリーブの損傷及び現像剤凝集を防止し、常に
良好且つ安定した画像を得ることができる。
【0051】さて、記録体・現像ユニット5は、上述し
たように、現像器ユニット31に記録体ユニット23を
支持させて、両ユニットを一体化したものであるが、該
ユニットは、定期あるいは不定期に装置本体から引出す
必要がある。例えば、現像剤の補給や記録体の交換は、
頻度の差こそあれ、日常的な保守作業である。通常の記
録体交換の間隔に比べて、現像剤の補給間隔が短くその
頻度は高い。
たように、現像器ユニット31に記録体ユニット23を
支持させて、両ユニットを一体化したものであるが、該
ユニットは、定期あるいは不定期に装置本体から引出す
必要がある。例えば、現像剤の補給や記録体の交換は、
頻度の差こそあれ、日常的な保守作業である。通常の記
録体交換の間隔に比べて、現像剤の補給間隔が短くその
頻度は高い。
【0052】そして、記録体の交換に際しては、記録体
・現像ユニット5を装置本体から完全に引出してしまわ
ないと、その作業が行えないが、現像剤の補給に際して
は、現像剤容器33の蓋33aを開くに充分なだけユニ
ット5を引出せば足りる。
・現像ユニット5を装置本体から完全に引出してしまわ
ないと、その作業が行えないが、現像剤の補給に際して
は、現像剤容器33の蓋33aを開くに充分なだけユニ
ット5を引出せば足りる。
【0053】一方、記録体11を不必要に装置本体外に
引き出して光導電層を露出することは、室内の照明光に
よる感光特性の劣化、傷やごみの付着の原因となるか
ら、極力避けた方が良い。
引き出して光導電層を露出することは、室内の照明光に
よる感光特性の劣化、傷やごみの付着の原因となるか
ら、極力避けた方が良い。
【0054】そこで、図示の例においては、記録体・現
像ユニット5の、引出し量を保守操作の内容に応じて選
択できる構成を採用している。図19において、案内板
56の略中央部には、穴56aが形成されていて、この
穴にはストッパ121の係止片121aが臨ませられて
いる。ストッパ121は、図4に示すように、本体側板
60,67間に支持された支軸122に固着されてい
る。また、ストッパ121の一端には、ばね123が掛
けられていて、これの係止片121aが穴56aに突入
する向きの揺動習性を与えられている。
像ユニット5の、引出し量を保守操作の内容に応じて選
択できる構成を採用している。図19において、案内板
56の略中央部には、穴56aが形成されていて、この
穴にはストッパ121の係止片121aが臨ませられて
いる。ストッパ121は、図4に示すように、本体側板
60,67間に支持された支軸122に固着されてい
る。また、ストッパ121の一端には、ばね123が掛
けられていて、これの係止片121aが穴56aに突入
する向きの揺動習性を与えられている。
【0055】支軸122の一端には、操作アーム124
の一端124aが固着されている。この操作アームの他
端には、操作ノブ125が固定されていて、操作ノブ1
25は、図1にも示すように、装置本体正面の外部へ突
出させられている。一方、ユニットの底板39には係合
穴39a(図15参照)が形成されている。
の一端124aが固着されている。この操作アームの他
端には、操作ノブ125が固定されていて、操作ノブ1
25は、図1にも示すように、装置本体正面の外部へ突
出させられている。一方、ユニットの底板39には係合
穴39a(図15参照)が形成されている。
【0056】そして、図19に示すように、記録体・現
像ユニット5が装置本体内に装着されている状態におい
ては、ストッパ121は、底板39の下面に当接してい
る。この位置から記録体・現像ユニット5を矢印方向に
引き出すと、係止片121aが底板39の下面を摺擦し
て、図20に示すように、係止片121aが係合穴39
aに係合した位置でその引出し動作が規制され、これ以
上引き出せなくなる。この図20に示す位置は、現像剤
容器33の蓋33aを開閉できる位置であり、現像剤容
器33に現像剤を補給する現像剤補給位置である。この
場合、記録体ユニット23は、装置本体内部に位置して
いる。そのため、記録体11が室内の照明灯に瀑される
ことがなく、その特性の劣化が防止できる。
像ユニット5が装置本体内に装着されている状態におい
ては、ストッパ121は、底板39の下面に当接してい
る。この位置から記録体・現像ユニット5を矢印方向に
引き出すと、係止片121aが底板39の下面を摺擦し
て、図20に示すように、係止片121aが係合穴39
aに係合した位置でその引出し動作が規制され、これ以
上引き出せなくなる。この図20に示す位置は、現像剤
容器33の蓋33aを開閉できる位置であり、現像剤容
器33に現像剤を補給する現像剤補給位置である。この
場合、記録体ユニット23は、装置本体内部に位置して
いる。そのため、記録体11が室内の照明灯に瀑される
ことがなく、その特性の劣化が防止できる。
【0057】記録体11を交換する場合には、図20に
示す位置まで記録体・現像ユニット5を引き出したの
ち、操作ノブ125を押し下げて、操作アーム124を
揺動させてストッパ121の係止片121aを係合穴3
9aから退避させておいて、該ユニットを機外へ引き出
せば良い。記録体の交換を終えた記録体・現像ユニット
5を装置本体に装着する場合には、ストッパ121はそ
のテーパ部が底板39の先端縁39b(図19参照)で
押されることにより回動して抵抗なく装着動作が行え
る。
示す位置まで記録体・現像ユニット5を引き出したの
ち、操作ノブ125を押し下げて、操作アーム124を
揺動させてストッパ121の係止片121aを係合穴3
9aから退避させておいて、該ユニットを機外へ引き出
せば良い。記録体の交換を終えた記録体・現像ユニット
5を装置本体に装着する場合には、ストッパ121はそ
のテーパ部が底板39の先端縁39b(図19参照)で
押されることにより回動して抵抗なく装着動作が行え
る。
【0058】図19は、記録体・現像ユニット5の底板
39にストッパ121を係脱させる例であるが、側板3
6にストッパを作用させても良い。この例を図21に示
していて、側板36の側傍には、支軸126に支持され
たストッパ127が設けられている。このストッパ12
7は、ばね128で付勢されていて、係止片127aを
側板36に衝合させている。ストッパ127の一端12
7bは、操作スライダ129の一端に衝合している。こ
のスライダ129は、案内穴129aを固定ピン130
に遊嵌させて摺動自在である。
39にストッパ121を係脱させる例であるが、側板3
6にストッパを作用させても良い。この例を図21に示
していて、側板36の側傍には、支軸126に支持され
たストッパ127が設けられている。このストッパ12
7は、ばね128で付勢されていて、係止片127aを
側板36に衝合させている。ストッパ127の一端12
7bは、操作スライダ129の一端に衝合している。こ
のスライダ129は、案内穴129aを固定ピン130
に遊嵌させて摺動自在である。
【0059】側板36には、係合穴36b(図22参
照)が形成されている。記録体・現像ユニット5を矢印
(図21参照)の向きへ引き出して、係合穴36bに係
止片127aが嵌入すると、この位置(図22参照)で
記録体・現像ユニット5の引き出しが規制される。この
ときのユニット5の位置は、図20に示す現像剤補給位
置と同じである。この現像剤補給位置にユニットを係止
したストッパ127は、同時に、操作スライダ129を
往動して、操作ノブ129bを装置外へ突出させてい
る。
照)が形成されている。記録体・現像ユニット5を矢印
(図21参照)の向きへ引き出して、係合穴36bに係
止片127aが嵌入すると、この位置(図22参照)で
記録体・現像ユニット5の引き出しが規制される。この
ときのユニット5の位置は、図20に示す現像剤補給位
置と同じである。この現像剤補給位置にユニットを係止
したストッパ127は、同時に、操作スライダ129を
往動して、操作ノブ129bを装置外へ突出させてい
る。
【0060】記録体・現像ユニットを装置外に完全に引
き出したい場合には、図22に示す操作ノブ129bを
押し込んで、ストッパ127を係合穴36bから退避さ
せることで、中間位置でのストップ状態を解除すれば、
その引き出しが可能となる。
き出したい場合には、図22に示す操作ノブ129bを
押し込んで、ストッパ127を係合穴36bから退避さ
せることで、中間位置でのストップ状態を解除すれば、
その引き出しが可能となる。
【0061】エンドレスベルト状の記録体を用いた場
合、ベルトローラ間における記録体には、弛みや波打ち
等の現象が発生する。そのために、記録体周りに配設す
る各装置の配設位置は充分考慮される必要がある。
合、ベルトローラ間における記録体には、弛みや波打ち
等の現象が発生する。そのために、記録体周りに配設す
る各装置の配設位置は充分考慮される必要がある。
【0062】現像器16については、現像器ユニット3
1と記録体ユニット23とを一体化することにより、現
像ギャップを一定に維持できるようになっており、この
ことは既に述べた通りである。
1と記録体ユニット23とを一体化することにより、現
像ギャップを一定に維持できるようになっており、この
ことは既に述べた通りである。
【0063】記録体11と相対的な位置関係の精度が、
現像器16以上に要求されるものに露光装置15があ
る。記録体11と露光装置15との位置を一定に保つ最
も良い手段は、ベルトローラへの巻き掛け部分、いわゆ
る曲率域で露光を行えば良い。但し、この場合、走査ビ
ームの走査線がベルトローラの軸線と平行である、とい
う前提条件が満たされていなければならない。ベルトロ
ーラの径が小さい場合に上記両者が平行でないと、ロー
ラの軸方向、換言すると、記録体11の幅方向における
露光むらが発生する。
現像器16以上に要求されるものに露光装置15があ
る。記録体11と露光装置15との位置を一定に保つ最
も良い手段は、ベルトローラへの巻き掛け部分、いわゆ
る曲率域で露光を行えば良い。但し、この場合、走査ビ
ームの走査線がベルトローラの軸線と平行である、とい
う前提条件が満たされていなければならない。ベルトロ
ーラの径が小さい場合に上記両者が平行でないと、ロー
ラの軸方向、換言すると、記録体11の幅方向における
露光むらが発生する。
【0064】また、帯電チャージャ14についても、記
録体11との相対位置ができるだけ変動しない位置に設
けることが必要である。特にスコロトロン方式の帯電チ
ャージャ14の場合、多数のグリッドワイヤは、記録体
11との距離をすべて等しくする必要がある。
録体11との相対位置ができるだけ変動しない位置に設
けることが必要である。特にスコロトロン方式の帯電チ
ャージャ14の場合、多数のグリッドワイヤは、記録体
11との距離をすべて等しくする必要がある。
【0065】図示の装置においては、露光位置および帯
電位置を設定するにあたり、上記要求を満たしている。
記録体11は平面性,速度特性等の違いにより、4つの
領域に分けられる。この4つの領域のうち、記録面が他
の構成ユニットとの位置変動の少ない領域は張り側直線
域と、駆動側曲率域である。また、記録体の送り速度の
安定している領域は、駆動側曲率域及びその近くの張り
側直線域となる。緩み側直線域は、記録面の波打ち等の
現象により位置,送り速度の変動が生じ易く、従動側曲
率域は送り速度の変動が生じ易い。
電位置を設定するにあたり、上記要求を満たしている。
記録体11は平面性,速度特性等の違いにより、4つの
領域に分けられる。この4つの領域のうち、記録面が他
の構成ユニットとの位置変動の少ない領域は張り側直線
域と、駆動側曲率域である。また、記録体の送り速度の
安定している領域は、駆動側曲率域及びその近くの張り
側直線域となる。緩み側直線域は、記録面の波打ち等の
現象により位置,送り速度の変動が生じ易く、従動側曲
率域は送り速度の変動が生じ易い。
【0066】エンドレスベルト状記録体11の各領域の
特性を考慮すると、画像形成に重要な帯電,露光,現像
の工程は、記録体11が張り側直線域から駆動側曲率域
に移動する間で行うのが望ましいことが判る。
特性を考慮すると、画像形成に重要な帯電,露光,現像
の工程は、記録体11が張り側直線域から駆動側曲率域
に移動する間で行うのが望ましいことが判る。
【0067】更に、具体的に述べれば、露光装置15と
しては、記録面の変動が少なく、しかも速度変動が少な
い直線域としての記録体11が駆動ローラ13に接する
直前の張り側直線域を選び、現像器16は現像ギャップ
の変動及び速度変動の最も少ない記録体11と駆動ロー
ラ13とが接している曲率域に配置し、また、帯電器1
4は記録体11の直線域でなおかつ記録体面の変動が少
ない張り側直線域に設けることが前述の目的に適ってい
る。
しては、記録面の変動が少なく、しかも速度変動が少な
い直線域としての記録体11が駆動ローラ13に接する
直前の張り側直線域を選び、現像器16は現像ギャップ
の変動及び速度変動の最も少ない記録体11と駆動ロー
ラ13とが接している曲率域に配置し、また、帯電器1
4は記録体11の直線域でなおかつ記録体面の変動が少
ない張り側直線域に設けることが前述の目的に適ってい
る。
【0068】すなわち、図2に示すように、帯電チャー
ジャ14は記録体11の張り側直線域に、露光装置15
は記録が直線域から曲率域に変化する直前の直線域へ向
けて露光光を照射するようにそれぞれの位置を設定され
ている。
ジャ14は記録体11の張り側直線域に、露光装置15
は記録が直線域から曲率域に変化する直前の直線域へ向
けて露光光を照射するようにそれぞれの位置を設定され
ている。
【0069】帯電チャージャ14は、スコロトロン方式
の帯電手段ある。露光装置15は、光源としてHe−N
e等のガスレーザ或いは半導体レーザ等を用い、光源ビ
ームを変調、偏向して記録体上に微小なビームスポット
をその光強度を変化させながら走査(幅走査)すること
により露光するものであるが、かかる露光形式に限定さ
れるものではない。
の帯電手段ある。露光装置15は、光源としてHe−N
e等のガスレーザ或いは半導体レーザ等を用い、光源ビ
ームを変調、偏向して記録体上に微小なビームスポット
をその光強度を変化させながら走査(幅走査)すること
により露光するものであるが、かかる露光形式に限定さ
れるものではない。
【0070】このように、エンドレスベルト状記録体1
1が平面から曲面に変化する部分の近くの平面域に露光
装置の入射位置を設けたことによって、走査ビームの記
録体の幅方向に対する平行度の調整精度が楽になる。
1が平面から曲面に変化する部分の近くの平面域に露光
装置の入射位置を設けたことによって、走査ビームの記
録体の幅方向に対する平行度の調整精度が楽になる。
【0071】次に、記録紙を記録体へ向けて給送する給
紙装置について説明する。図2において、符号130は
給紙装置を総括的に示している。給紙装置130に貯容
されている記録紙24は、最も上位にあるものから給紙
コロ17とフリクションパッド131による共働作用に
より一枚ずつ給送されガイド板132に案内されて搬送
ローラ対18へ送られるようになっている。給紙装置1
30における記録紙の有無は、ペーパーエンドセンサ1
33により検出されるようになっている。
紙装置について説明する。図2において、符号130は
給紙装置を総括的に示している。給紙装置130に貯容
されている記録紙24は、最も上位にあるものから給紙
コロ17とフリクションパッド131による共働作用に
より一枚ずつ給送されガイド板132に案内されて搬送
ローラ対18へ送られるようになっている。給紙装置1
30における記録紙の有無は、ペーパーエンドセンサ1
33により検出されるようになっている。
【0072】給紙装置130は上部が開いた箱形の給紙
トレイ3を有している。給紙トレイ3の底部のうち後方
部は、固定の底板134により構成され、前方部は可動
底板135により構成されている。可動底板135はそ
の後端部136にて給紙トレイ3に実質的に枢支され、
その枢支部を中心として前端部が上下方向に傾動可能に
なっている。可動底板135は、圧縮コイルばね137
のばね力により図にて上方へ向けて付勢されている。給
紙トレイ3には、枢軸138によってその一端部を枢支
されて給紙トレイ3の上部を開閉する上蓋4が設けられ
ている。
トレイ3を有している。給紙トレイ3の底部のうち後方
部は、固定の底板134により構成され、前方部は可動
底板135により構成されている。可動底板135はそ
の後端部136にて給紙トレイ3に実質的に枢支され、
その枢支部を中心として前端部が上下方向に傾動可能に
なっている。可動底板135は、圧縮コイルばね137
のばね力により図にて上方へ向けて付勢されている。給
紙トレイ3には、枢軸138によってその一端部を枢支
されて給紙トレイ3の上部を開閉する上蓋4が設けられ
ている。
【0073】上蓋4は、図23に示すように、その前端
部の両側に折曲形成された軸受片部139を有してい
る。枢軸138は、給紙トレイ3の側板(図示せず)に
固植されている。軸受片部139には、コロ141が支
軸142で取り付けられ、係止ピン143が固植されて
いる。コロ141は、可動底板135の両側縁上面に対
向している。
部の両側に折曲形成された軸受片部139を有してい
る。枢軸138は、給紙トレイ3の側板(図示せず)に
固植されている。軸受片部139には、コロ141が支
軸142で取り付けられ、係止ピン143が固植されて
いる。コロ141は、可動底板135の両側縁上面に対
向している。
【0074】給紙トレイ3の側板前端部には、枢軸14
4によって、フリクションアーム145が揺動自在に取
り付けられている。フリクションアーム145の一端に
は、支持体146に固着されたゴム又はゴム類似品から
なるフリクションパッド131が支持されている。フリ
クションパッド131は、上記アーム145に一端を係
止した引っ張りコイルばね147の弾力によって、給紙
コロ17に圧接させられている。フリクションアーム1
45は、トレイの両側板にそれぞれ枢着されていて、互
いの連結部148の略中央位置にフリクションパッド1
31が支持されている。
4によって、フリクションアーム145が揺動自在に取
り付けられている。フリクションアーム145の一端に
は、支持体146に固着されたゴム又はゴム類似品から
なるフリクションパッド131が支持されている。フリ
クションパッド131は、上記アーム145に一端を係
止した引っ張りコイルばね147の弾力によって、給紙
コロ17に圧接させられている。フリクションアーム1
45は、トレイの両側板にそれぞれ枢着されていて、互
いの連結部148の略中央位置にフリクションパッド1
31が支持されている。
【0075】上記ばね147の他端は、トレイの側板
(図示せず)に固植されたピン149に係止されてい
る。ピン149には連動レバー148が揺動自在に支持
されている。連動レバー148の一端148aは、折り
曲げられていて、上記アーム145の一端145aに対
向している。連動レバー148の他端148bは、上記
したコロ141の支軸142の下位にまで延びている。
支軸142は、上記レバーの他端148bに係合可能な
位置まで延びている。
(図示せず)に固植されたピン149に係止されてい
る。ピン149には連動レバー148が揺動自在に支持
されている。連動レバー148の一端148aは、折り
曲げられていて、上記アーム145の一端145aに対
向している。連動レバー148の他端148bは、上記
したコロ141の支軸142の下位にまで延びている。
支軸142は、上記レバーの他端148bに係合可能な
位置まで延びている。
【0076】給紙トレイ3の前端部には、これの両側板
から延びた一対のアーム150(一方のみ示す)に支持
軸151が支架されている。支持軸151の一端には、
図25にも示すように、揺動レバー152が固着されて
いる。揺動レバー152の自由端に固植されたピン15
3と係止ピン143との間には、連結棒154の両端が
係止されている。支持軸151には、ペーパーリセット
レバー155が固着されている。ペーパーリセットレバ
ー155は、図25に良く示すように、給紙コロ17を
互いの間に位置させるように一対が設けられている。ま
た、ペーパーリセットレバー155の自由端は、トレイ
の前板156の上端縁より上位に位置している(図2
3,図24参照)。前板156の上側縁には、レバー1
55が揺動させられたとき進入する切欠156aと、フ
リクションパッド131が進入する切欠156bがそれ
ぞれ形成されている。
から延びた一対のアーム150(一方のみ示す)に支持
軸151が支架されている。支持軸151の一端には、
図25にも示すように、揺動レバー152が固着されて
いる。揺動レバー152の自由端に固植されたピン15
3と係止ピン143との間には、連結棒154の両端が
係止されている。支持軸151には、ペーパーリセット
レバー155が固着されている。ペーパーリセットレバ
ー155は、図25に良く示すように、給紙コロ17を
互いの間に位置させるように一対が設けられている。ま
た、ペーパーリセットレバー155の自由端は、トレイ
の前板156の上端縁より上位に位置している(図2
3,図24参照)。前板156の上側縁には、レバー1
55が揺動させられたとき進入する切欠156aと、フ
リクションパッド131が進入する切欠156bがそれ
ぞれ形成されている。
【0077】図23に示すように、上蓋4が閉じられて
いるときには、フリクションパッド131が給紙コロ1
7に圧接し、ペーパーリセットレバー155が前板15
6から離間した位置に置かれていて、圧縮コイルばね1
37が可動底板135を押し上げて給紙コロ17の下部
周面に押し当てている。この場合、底板135に記録紙
が積載されていると最上位の記録紙が給紙コロ17の下
部周面に押圧される。
いるときには、フリクションパッド131が給紙コロ1
7に圧接し、ペーパーリセットレバー155が前板15
6から離間した位置に置かれていて、圧縮コイルばね1
37が可動底板135を押し上げて給紙コロ17の下部
周面に押し当てている。この場合、底板135に記録紙
が積載されていると最上位の記録紙が給紙コロ17の下
部周面に押圧される。
【0078】記録紙24をセットするには、図23に示
すように、閉じられている上蓋4を枢軸138を中心と
して反時計方向に揺動させて開くと、軸受片部139に
設けられたコロ141が可動底板135に当接して、可
動底板135を圧縮コイルばね137の弾力に抗して図
24に示すように押し下げる。こののち、開いた上蓋4
と可動底板135との間に記録紙の束を挿入し、その先
端縁をトレイ前板156に衝き当てる。次いで、図23
に示すように、上蓋4を閉じると、可動底板135が圧
縮コイルばね137の弾力により上昇し、積載された記
録紙のうちの最上位のものを給紙コロ17の周面に押し
付ける。
すように、閉じられている上蓋4を枢軸138を中心と
して反時計方向に揺動させて開くと、軸受片部139に
設けられたコロ141が可動底板135に当接して、可
動底板135を圧縮コイルばね137の弾力に抗して図
24に示すように押し下げる。こののち、開いた上蓋4
と可動底板135との間に記録紙の束を挿入し、その先
端縁をトレイ前板156に衝き当てる。次いで、図23
に示すように、上蓋4を閉じると、可動底板135が圧
縮コイルばね137の弾力により上昇し、積載された記
録紙のうちの最上位のものを給紙コロ17の周面に押し
付ける。
【0079】ところで、記録紙を補給するのは、後述す
るペーパーエンドセンサ133がペーパーエンドを検知
して、これをオペレータに知らせた場合と、未だトレイ
内に記録紙があっても、これに更に記録紙を追加する場
合とがある。後者の場合は、給紙コロ17とフリクショ
ンパッド131との間に数枚の記録紙先端が挾持されて
いるので、これらの記録紙をトレイ内へ落し込む必要が
ある。
るペーパーエンドセンサ133がペーパーエンドを検知
して、これをオペレータに知らせた場合と、未だトレイ
内に記録紙があっても、これに更に記録紙を追加する場
合とがある。後者の場合は、給紙コロ17とフリクショ
ンパッド131との間に数枚の記録紙先端が挾持されて
いるので、これらの記録紙をトレイ内へ落し込む必要が
ある。
【0080】記録紙の上に更に記録紙を載置する場合、
図23に示すように、閉じている上蓋4を図24に示す
ように開くと、これに連結された連結棒154が移動し
て、揺動レバー152,支持軸151を介してペーパー
リセットレバー155を時計方向に揺動させると共に、
支軸142が連動レバー148の一端48bに係合して
該レバーを時計方向へ揺動させて、このレバーの他端1
48aでフリクションアーム145を反時計方向へ揺動
させる。すなわち、上蓋4を開くと、これに連動して、
図24に示すように、フリクションパッド131が給紙
コロ17から離間するので、これら両者に挾まれていて
記録紙の先端を解放する。これと同時にペーパーリセッ
トレバー155が揺動し、先端を解放された記録紙の先
端縁に衝合して、該紙をトレイ内へ押し戻す。従って、
トレイ内に未だ記録紙がある状態で新たな記録紙を補給
する場合、給紙コロ17とフリクションパッド131と
の間には記録紙が存在せず、押し下げられた可動底板1
35の上にのみ記録紙が載置されていることになり、か
かる記録紙の上に新たな記録紙を補充することができ
る。しかも、記録紙の補充操作は装置本体正面から行え
る。
図23に示すように、閉じている上蓋4を図24に示す
ように開くと、これに連結された連結棒154が移動し
て、揺動レバー152,支持軸151を介してペーパー
リセットレバー155を時計方向に揺動させると共に、
支軸142が連動レバー148の一端48bに係合して
該レバーを時計方向へ揺動させて、このレバーの他端1
48aでフリクションアーム145を反時計方向へ揺動
させる。すなわち、上蓋4を開くと、これに連動して、
図24に示すように、フリクションパッド131が給紙
コロ17から離間するので、これら両者に挾まれていて
記録紙の先端を解放する。これと同時にペーパーリセッ
トレバー155が揺動し、先端を解放された記録紙の先
端縁に衝合して、該紙をトレイ内へ押し戻す。従って、
トレイ内に未だ記録紙がある状態で新たな記録紙を補給
する場合、給紙コロ17とフリクションパッド131と
の間には記録紙が存在せず、押し下げられた可動底板1
35の上にのみ記録紙が載置されていることになり、か
かる記録紙の上に新たな記録紙を補充することができ
る。しかも、記録紙の補充操作は装置本体正面から行え
る。
【0081】図23に示す例においては、ペーパーリセ
ットレバー155を上蓋4に直接連動させたが、上蓋4
に連動して揺動する可動底板135に連動させても良
い。この例を図26乃至図28に基づいて説明すると、
支持軸151にはペーパーリセットレバー158が固着
されている。このレバー158には、ばね159が掛け
られていて、該レバーを前板156から離間する向きの
揺動習性を与えている。また、上記レバー158の係合
片158aは、前板に形成された穴156cからトレイ
内へ突出させられていて、可動底板135の前端縁に係
合可能な位置にある。
ットレバー155を上蓋4に直接連動させたが、上蓋4
に連動して揺動する可動底板135に連動させても良
い。この例を図26乃至図28に基づいて説明すると、
支持軸151にはペーパーリセットレバー158が固着
されている。このレバー158には、ばね159が掛け
られていて、該レバーを前板156から離間する向きの
揺動習性を与えている。また、上記レバー158の係合
片158aは、前板に形成された穴156cからトレイ
内へ突出させられていて、可動底板135の前端縁に係
合可能な位置にある。
【0082】図26において、上蓋4(図23参照)を
開くと、可動底板135が図27に示すように下降す
る。同時にフリクションパッド131が給紙コロ17の
周面から離れ、両者で挾持していた記録紙24の先端縁
24aを解放する。可動底板135が下降するとき、そ
の前端縁が係合片158aに係合して、ペーパーリセッ
トレバー158を図27に示すように揺動させる。この
レバー158が揺動すると、前板156の上縁を越えて
いた上位の記録紙は、その前端縁をレバー158に押し
動かされることにより、可動底板135と共に下降する
下位の記録紙24の上へ押し戻される。新たな記録紙を
補給したのち、上蓋4を閉じると、可動底板135が上
昇して、ペーパーリセットレバー158は、ばね159
の弾力によって、図26に示す位置へ揺動復帰する。
開くと、可動底板135が図27に示すように下降す
る。同時にフリクションパッド131が給紙コロ17の
周面から離れ、両者で挾持していた記録紙24の先端縁
24aを解放する。可動底板135が下降するとき、そ
の前端縁が係合片158aに係合して、ペーパーリセッ
トレバー158を図27に示すように揺動させる。この
レバー158が揺動すると、前板156の上縁を越えて
いた上位の記録紙は、その前端縁をレバー158に押し
動かされることにより、可動底板135と共に下降する
下位の記録紙24の上へ押し戻される。新たな記録紙を
補給したのち、上蓋4を閉じると、可動底板135が上
昇して、ペーパーリセットレバー158は、ばね159
の弾力によって、図26に示す位置へ揺動復帰する。
【0083】図23において、可動底板135の図にて
上方には、ブラケット160が固定配置されている。ブ
ラケット160は、図29乃至図31に良く示されてい
るように、フィラー161の軸部162を回転自在に支
持している。フィラー161はそのフィラー端163に
て可動底板135に形成された開口部135aに整合
し、可動底板135上に一枚でも記録紙24がある時に
は、図30に実線で示すように、その記録紙上に乗った
回動位置を保ち、これに対して可動底板135上に一枚
の記録紙もない時には自重によって開口部135a内に
落ち込み、図30に仮想線で示すような回動位置に位置
するようになっている。フィラー161の軸部162の
端部には、検知板164がそのハブ部165にてねじ1
66で固定的に取り付けられている。
上方には、ブラケット160が固定配置されている。ブ
ラケット160は、図29乃至図31に良く示されてい
るように、フィラー161の軸部162を回転自在に支
持している。フィラー161はそのフィラー端163に
て可動底板135に形成された開口部135aに整合
し、可動底板135上に一枚でも記録紙24がある時に
は、図30に実線で示すように、その記録紙上に乗った
回動位置を保ち、これに対して可動底板135上に一枚
の記録紙もない時には自重によって開口部135a内に
落ち込み、図30に仮想線で示すような回動位置に位置
するようになっている。フィラー161の軸部162の
端部には、検知板164がそのハブ部165にてねじ1
66で固定的に取り付けられている。
【0084】検知板164は、その先端部にシャッタ片
167を有しており、このシャッタ片167は発光素子
と受光素子とを対向配置された光電スイッチ168の対
向ギャップ169に選択的に進入し、上記発光素子と受
光素子との間の光軸を選択的に遮断するようになってい
る。検知板164は、フィラー161が図30に実線で
示す位置にあるときには、そのシャッタ片167が対向
ギャップ169内に位置し、これに対しフィラー161
が図30に仮想線で示す位置にあるときにはそのシャッ
タ片167が対向ギャップ169より抜け出すように取
り付けられている。光電スイッチ168は、上記光軸が
遮断されているときとそうでないときとで互いに異なっ
た信号を、図示しない制御装置へ出力するようになって
いる。なお、制御装置は、上記光軸が遮断されていると
きのみ、記録動作を行える状態と判断するようになって
いて良い。フィラー161の軸部162には、連動板1
70がそのハブ部171にて螺子172により固定され
ている。また、給紙トれい3はその側板部にてフィラー
173を軸174にて枢動自在に支持している。
167を有しており、このシャッタ片167は発光素子
と受光素子とを対向配置された光電スイッチ168の対
向ギャップ169に選択的に進入し、上記発光素子と受
光素子との間の光軸を選択的に遮断するようになってい
る。検知板164は、フィラー161が図30に実線で
示す位置にあるときには、そのシャッタ片167が対向
ギャップ169内に位置し、これに対しフィラー161
が図30に仮想線で示す位置にあるときにはそのシャッ
タ片167が対向ギャップ169より抜け出すように取
り付けられている。光電スイッチ168は、上記光軸が
遮断されているときとそうでないときとで互いに異なっ
た信号を、図示しない制御装置へ出力するようになって
いる。なお、制御装置は、上記光軸が遮断されていると
きのみ、記録動作を行える状態と判断するようになって
いて良い。フィラー161の軸部162には、連動板1
70がそのハブ部171にて螺子172により固定され
ている。また、給紙トれい3はその側板部にてフィラー
173を軸174にて枢動自在に支持している。
【0085】このフィラー173は、そのフィラー端1
75にて上蓋4の下底面に選択的に係合し、上蓋4が正
規の閉位置にあるときには、図30に実線で示すよう
に、ばね176のばね力に抗してストッパピン177よ
り離れた回動位置に保持され、これに対して上蓋4が閉
位置より所定角度以上開かれたときには、図31に示す
ように、ばね176のばね力によりストッパピン177
に当接する位置まで回動するようになっている。このフ
ィラー173は、その係合端部178で連動板170に
選択的に係合し、上蓋4が閉位置にあるときには、図3
0に示すように、フィラー端163,検知板164及び
連動板170が図にて実線で示す位置と仮想線で示す位
置との間で自由に移動することを許し、これに対して、
上蓋4が閉位置より開かれてばね176により図にて反
時計方向に回動された時には連動板170に係合して検
知板164をこれのシャッタ片167が対向ギャップ1
69より抜け出る位置まで移動するようになっている。
75にて上蓋4の下底面に選択的に係合し、上蓋4が正
規の閉位置にあるときには、図30に実線で示すよう
に、ばね176のばね力に抗してストッパピン177よ
り離れた回動位置に保持され、これに対して上蓋4が閉
位置より所定角度以上開かれたときには、図31に示す
ように、ばね176のばね力によりストッパピン177
に当接する位置まで回動するようになっている。このフ
ィラー173は、その係合端部178で連動板170に
選択的に係合し、上蓋4が閉位置にあるときには、図3
0に示すように、フィラー端163,検知板164及び
連動板170が図にて実線で示す位置と仮想線で示す位
置との間で自由に移動することを許し、これに対して、
上蓋4が閉位置より開かれてばね176により図にて反
時計方向に回動された時には連動板170に係合して検
知板164をこれのシャッタ片167が対向ギャップ1
69より抜け出る位置まで移動するようになっている。
【0086】従って、検知板164のシャッタ片167
が光電スイッチ168の対向ギャップ169内に位置で
きるのは、図30に実線で示すように、可動底板153
上に記録紙24が少なくとも一枚存在し、しかも上蓋4
が正規の閉じ位置にあるときのみである。可動底板13
5上に記録紙24がまったく無いときには、図30にお
いて仮想線で示すように、フィラー161のフィラー端
163が開口部135a内に落ち込むことにより検知板
164が図にて反時計方向へ回動して、そのシャッタ片
167が対向ギャップ169より図にて下方へ抜け出
し、また、上蓋4が正規の閉じ位置にないときには、図
31に示すように、フィラー173及び連動板170に
よって検知板164が図にて時計方向へ回動し、対向ギ
ャップ169より図にて上方へ抜け出す。なお、このと
き、フィラー端163が持ち上げられて可動底板135
から離れ、記録紙の補給を容易にする。
が光電スイッチ168の対向ギャップ169内に位置で
きるのは、図30に実線で示すように、可動底板153
上に記録紙24が少なくとも一枚存在し、しかも上蓋4
が正規の閉じ位置にあるときのみである。可動底板13
5上に記録紙24がまったく無いときには、図30にお
いて仮想線で示すように、フィラー161のフィラー端
163が開口部135a内に落ち込むことにより検知板
164が図にて反時計方向へ回動して、そのシャッタ片
167が対向ギャップ169より図にて下方へ抜け出
し、また、上蓋4が正規の閉じ位置にないときには、図
31に示すように、フィラー173及び連動板170に
よって検知板164が図にて時計方向へ回動し、対向ギ
ャップ169より図にて上方へ抜け出す。なお、このと
き、フィラー端163が持ち上げられて可動底板135
から離れ、記録紙の補給を容易にする。
【0087】上述した説明によれば、一つの光電スイッ
チにより底板上の記録紙の有無と上蓋4の開閉状態を検
出することができることを理解されよう。また、記録紙
のサイズを変えたい場合には、給紙トレイ3を装置本体
から抜き出して新たなトレイを装着すれば良い。
チにより底板上の記録紙の有無と上蓋4の開閉状態を検
出することができることを理解されよう。また、記録紙
のサイズを変えたい場合には、給紙トレイ3を装置本体
から抜き出して新たなトレイを装着すれば良い。
【0088】給紙コロ17は、図2及び図4に示すよう
に、給紙トレイ3の前板156の上位に設けられてい
て、トレイの幅方向の略中央に位置している。この給紙
コロ17は、図4から明らかなように、搬送ローラ対1
8の上ローラ18aの周面と互い違いとなるように配置
されている。上ローラ18aと下ローラ18bとは互い
に圧接させられている。これら各ローラの駆動について
は後述する。
に、給紙トレイ3の前板156の上位に設けられてい
て、トレイの幅方向の略中央に位置している。この給紙
コロ17は、図4から明らかなように、搬送ローラ対1
8の上ローラ18aの周面と互い違いとなるように配置
されている。上ローラ18aと下ローラ18bとは互い
に圧接させられている。これら各ローラの駆動について
は後述する。
【0089】記録紙24の搬送方向において、搬送ロー
ラ対18の下流側には、図2に示すように、レジストセ
ンサ179が配設されている。レジストセンサ179
は、トレイ3から送り出されて搬送ローラ対18に挾持
された記録紙を検出するものであって、記録紙を検出し
たとき、搬送ローラ対18,給紙コロ17の回転駆動を
一旦断つ信号を出力する。
ラ対18の下流側には、図2に示すように、レジストセ
ンサ179が配設されている。レジストセンサ179
は、トレイ3から送り出されて搬送ローラ対18に挾持
された記録紙を検出するものであって、記録紙を検出し
たとき、搬送ローラ対18,給紙コロ17の回転駆動を
一旦断つ信号を出力する。
【0090】ところで、給紙装置130の上位には、記
録体・現像ユニット5が配置されていて、さらにその上
位にはクリーニング装置22が配置されている。クリー
ニング装置22は、転写後の記録体11表面に残留する
現像剤を回収除去するものである。従って、記録体の交
換或いは現像剤補給時のユニット5の全部又はその一部
を装置本体から引き出した際に、クリーニング装置22
で回収された現像剤が振動や衝撃によって給紙装置13
0、特に搬送ローラ対18、給紙コロ17、フリクショ
ンパッド131上に落下する畏れがある。
録体・現像ユニット5が配置されていて、さらにその上
位にはクリーニング装置22が配置されている。クリー
ニング装置22は、転写後の記録体11表面に残留する
現像剤を回収除去するものである。従って、記録体の交
換或いは現像剤補給時のユニット5の全部又はその一部
を装置本体から引き出した際に、クリーニング装置22
で回収された現像剤が振動や衝撃によって給紙装置13
0、特に搬送ローラ対18、給紙コロ17、フリクショ
ンパッド131上に落下する畏れがある。
【0091】現像剤が付着した各ローラやパッドは、そ
の表面の摩擦係数が変化して正常な記録紙送り動作が行
えなくなる。また、記録紙に不要な現像剤が付着すると
汚れたコピーとなる。更に、記録体11の移動に伴い、
これの表面に形成された粉体像の一部が遊離して浮遊ト
ナーとなり、記録紙24やローラ類を汚染することがあ
る。
の表面の摩擦係数が変化して正常な記録紙送り動作が行
えなくなる。また、記録紙に不要な現像剤が付着すると
汚れたコピーとなる。更に、記録体11の移動に伴い、
これの表面に形成された粉体像の一部が遊離して浮遊ト
ナーとなり、記録紙24やローラ類を汚染することがあ
る。
【0092】ところで、記録紙24は、給紙トレイ3か
ら送り出されたのち、記録体11へ密着させられるので
あるが、該記録紙24は所定の向きへその姿勢を保って
送られる必要がある。そこで、記録体・現像ユニット5
の下位には、記録紙24及びその搬送路を、これへ向け
て落下する現像剤から防ぐ記録紙ガイドカバー180が
着脱可能に設けられている。この記録紙ガイドカバー1
80は、記録紙及びこれの搬送路を、これらへ向けて落
下する現像剤から防ぐ位置・範囲をカバーしている。記
録紙ガイドカバー180は、図32に示すように、これ
の両側(一方のみ示す)に設けた位置決め片181,1
82を位置決めピン183,184に係合させて側板6
0,67間に配置されている。位置決めピン183,1
84は、図8,図33に一方のみ示すように、案内板5
6,56に固植されている。
ら送り出されたのち、記録体11へ密着させられるので
あるが、該記録紙24は所定の向きへその姿勢を保って
送られる必要がある。そこで、記録体・現像ユニット5
の下位には、記録紙24及びその搬送路を、これへ向け
て落下する現像剤から防ぐ記録紙ガイドカバー180が
着脱可能に設けられている。この記録紙ガイドカバー1
80は、記録紙及びこれの搬送路を、これらへ向けて落
下する現像剤から防ぐ位置・範囲をカバーしている。記
録紙ガイドカバー180は、図32に示すように、これ
の両側(一方のみ示す)に設けた位置決め片181,1
82を位置決めピン183,184に係合させて側板6
0,67間に配置されている。位置決めピン183,1
84は、図8,図33に一方のみ示すように、案内板5
6,56に固植されている。
【0093】記録紙ガイドカバー180は、カバー部1
80aと、位置決めピン181,182と、その先端縁
を折曲して形成したガイド部180bとからなってい
る。この記録紙ガイドカバー180は、記録体・現像ユ
ニット5を装置本体から取り出した跡に形成される空間
を利用して、位置決めピン183,184に対して着脱
自在にセットされる。位置決めピン183,184と位
置決め片181,182の係合によって、該ガイドカバ
ー180は前後・左右方向と下方向への位置を規制され
る。図33は、搬送ローラ対18及び記録紙24よりも
広い範囲をガイドカバーが覆っているのを示すために、
ローラ対18と記録紙24を示してある。
80aと、位置決めピン181,182と、その先端縁
を折曲して形成したガイド部180bとからなってい
る。この記録紙ガイドカバー180は、記録体・現像ユ
ニット5を装置本体から取り出した跡に形成される空間
を利用して、位置決めピン183,184に対して着脱
自在にセットされる。位置決めピン183,184と位
置決め片181,182の係合によって、該ガイドカバ
ー180は前後・左右方向と下方向への位置を規制され
る。図33は、搬送ローラ対18及び記録紙24よりも
広い範囲をガイドカバーが覆っているのを示すために、
ローラ対18と記録紙24を示してある。
【0094】記録紙ガイドカバー180をセットしたの
ち、記録体・現像ユニット5を装置本体に装着すると、
受け部35の底板39によって、該カバーの上方向への
位置規制がなされる。
ち、記録体・現像ユニット5を装置本体に装着すると、
受け部35の底板39によって、該カバーの上方向への
位置規制がなされる。
【0095】図2に示すように、記録紙ガイドカバー1
80を装置本体に取り付けたとき、その前端のガイド部
180bは、本体に固定して設けられたガイド板185
と協働して記録紙搬送路186を構成する。このガイド
カバー180は、記録体の交換或いは現像剤の補給など
の操作時にユニット5の全部或いはその一部が装置本体
から引き出されても、記録体11を含む画像形成領域並
びにクリーニング装置22と、記録紙並びにこれの通路
とを互いに遮断して、現像剤の落下或いは浮遊現像剤に
起因する汚染を防止する。更に、ガイドカバー180の
ガイド部180bは、記録紙搬送路を成していて、転写
域へ搬送される記録紙の姿勢を保つ働きをする。記録紙
ガイドカバー180を固定しないことによって得られる
効果としては、次のことを挙げることができる。給紙コ
ロ17は、その周面の摩擦抵抗が低下すると、正常な紙
送りができなくなるので、定期的に清掃する必要があ
る。かかる清掃保守作業に際して、記録体・現像ユニッ
ト5を引き出したのち、記録紙ガイドカバー180を取
り外せば、その跡に装置本体前面に形成される開口部分
からの保守作業が極めて簡単に行える。
80を装置本体に取り付けたとき、その前端のガイド部
180bは、本体に固定して設けられたガイド板185
と協働して記録紙搬送路186を構成する。このガイド
カバー180は、記録体の交換或いは現像剤の補給など
の操作時にユニット5の全部或いはその一部が装置本体
から引き出されても、記録体11を含む画像形成領域並
びにクリーニング装置22と、記録紙並びにこれの通路
とを互いに遮断して、現像剤の落下或いは浮遊現像剤に
起因する汚染を防止する。更に、ガイドカバー180の
ガイド部180bは、記録紙搬送路を成していて、転写
域へ搬送される記録紙の姿勢を保つ働きをする。記録紙
ガイドカバー180を固定しないことによって得られる
効果としては、次のことを挙げることができる。給紙コ
ロ17は、その周面の摩擦抵抗が低下すると、正常な紙
送りができなくなるので、定期的に清掃する必要があ
る。かかる清掃保守作業に際して、記録体・現像ユニッ
ト5を引き出したのち、記録紙ガイドカバー180を取
り外せば、その跡に装置本体前面に形成される開口部分
からの保守作業が極めて簡単に行える。
【0096】以上の説明では、記録紙搬送路186を構
成するガイド板185を装置本体に設けたが、図34に
示すように、ガイド部186Aを設けても良い。
成するガイド板185を装置本体に設けたが、図34に
示すように、ガイド部186Aを設けても良い。
【0097】図35及び図36に示すガイドカバー18
0は、カバー部180aの上面に、板ばね187又は発
泡体188を固着して、ユニット5の底板39とカバー
上面との間のがたつきをなくした例である。
0は、カバー部180aの上面に、板ばね187又は発
泡体188を固着して、ユニット5の底板39とカバー
上面との間のがたつきをなくした例である。
【0098】図示の画像形成装置に適用した定着装置2
0は、ローラ定着方式である。図39において、定着装
置20内には、定着ローラ197と加圧ローラ198と
が対向接触して設けられていて、定着ローラ対を構成し
ている。この定着ローラ対による定着方式は加熱方式或
いは加圧方式の何れでも構わないのであるが、例えば加
熱方式の場合、記録紙24の通過する定着動作時のみ定
着に必要な加圧力が両ローラ間に働くように一回転クラ
ッチや滑り摩擦機構等が適宜付設されている。
0は、ローラ定着方式である。図39において、定着装
置20内には、定着ローラ197と加圧ローラ198と
が対向接触して設けられていて、定着ローラ対を構成し
ている。この定着ローラ対による定着方式は加熱方式或
いは加圧方式の何れでも構わないのであるが、例えば加
熱方式の場合、記録紙24の通過する定着動作時のみ定
着に必要な加圧力が両ローラ間に働くように一回転クラ
ッチや滑り摩擦機構等が適宜付設されている。
【0099】また、定着ローラ197に対しては軸19
9を中心として回動自在であってスプリング200によ
り反時計方向に付勢されてその先端201aを定着ロー
ラ197表面に接触させた分離爪201と、定着ローラ
197表面に付着した現像剤を拭き取るクリーニング機
構202とが設けられている。そして、定着ローラ対の
排紙側には、ガイド板203を有するローラ204,2
05からなる排紙ローラ対25が配設されている。従っ
て、図39に一点鎖線で示すような記録紙搬送路206
が形成されている。この搬送路206には、排紙センサ
272が配設されていて、該搬送路を通る記録紙を検知
する。図示の場合、センサ272は、フィラーのみを示
していて、その先端272aが通路上に位置している。
9を中心として回動自在であってスプリング200によ
り反時計方向に付勢されてその先端201aを定着ロー
ラ197表面に接触させた分離爪201と、定着ローラ
197表面に付着した現像剤を拭き取るクリーニング機
構202とが設けられている。そして、定着ローラ対の
排紙側には、ガイド板203を有するローラ204,2
05からなる排紙ローラ対25が配設されている。従っ
て、図39に一点鎖線で示すような記録紙搬送路206
が形成されている。この搬送路206には、排紙センサ
272が配設されていて、該搬送路を通る記録紙を検知
する。図示の場合、センサ272は、フィラーのみを示
していて、その先端272aが通路上に位置している。
【0100】しかして、定着ローラ197の周速は、排
紙ローラ対25の周速より遅く設定されている。また、
分離爪201の一部はその先端201aが定着ローラ1
97に接触した状態で記録紙搬送路206に突出する突
出部201bが先端201aとは反対側に設けられてい
る。
紙ローラ対25の周速より遅く設定されている。また、
分離爪201の一部はその先端201aが定着ローラ1
97に接触した状態で記録紙搬送路206に突出する突
出部201bが先端201aとは反対側に設けられてい
る。
【0101】この構成において、未定着トナー像を有す
る記録紙24は定着ローラ197・加圧ローラ198間
に送られ定着される。この記録紙24の先端は、スプリ
ング200によって定着ローラ197に接触している分
離爪201の先端201aにより定着ローラ197から
分離され、ガイド板203に沿って排紙ローラ対25側
へ向かう。そして、この排紙ローラ対25間に記録紙2
4先端が至ると、図40に示すように、記録紙24が定
着ローラ197・加圧ローラ198と排紙ローラ対25
との双方により挾持搬送される状態を生ずる。このと
き、排紙ローラ対25側の周速の方が定着ローラ197
・加圧ローラ198側の周速より速く設定されているの
で、記録紙搬送路206に位置する記録紙24は排紙ロ
ーラ対25に引っ張られて展張状態となる。
る記録紙24は定着ローラ197・加圧ローラ198間
に送られ定着される。この記録紙24の先端は、スプリ
ング200によって定着ローラ197に接触している分
離爪201の先端201aにより定着ローラ197から
分離され、ガイド板203に沿って排紙ローラ対25側
へ向かう。そして、この排紙ローラ対25間に記録紙2
4先端が至ると、図40に示すように、記録紙24が定
着ローラ197・加圧ローラ198と排紙ローラ対25
との双方により挾持搬送される状態を生ずる。このと
き、排紙ローラ対25側の周速の方が定着ローラ197
・加圧ローラ198側の周速より速く設定されているの
で、記録紙搬送路206に位置する記録紙24は排紙ロ
ーラ対25に引っ張られて展張状態となる。
【0102】なお、定着ローラ・加圧ローラ198間の
挾圧力の方が強いので、定着動作に支障はない。一方、
記録紙搬送路206には、突出部201bが突出してい
るので、記録紙24の張力を受けて突出部201bが押
され、図40に示すように、分離爪201が時計方向に
回動変位してその先端201aが定着ローラ197周面
から離間することになる。このため、分離爪201を定
着ローラ197に接触させるスプリング200の付勢力
は、この張力よりも小さく設定されている。そして、記
録紙24の後端が定着ローラ・加圧ローラ198から抜
け出ると、張力は働かなくなり、分離爪201はスプリ
ング200により復帰し、その先端201aを定着ロー
ラ197に接触させる状態に戻る。
挾圧力の方が強いので、定着動作に支障はない。一方、
記録紙搬送路206には、突出部201bが突出してい
るので、記録紙24の張力を受けて突出部201bが押
され、図40に示すように、分離爪201が時計方向に
回動変位してその先端201aが定着ローラ197周面
から離間することになる。このため、分離爪201を定
着ローラ197に接触させるスプリング200の付勢力
は、この張力よりも小さく設定されている。そして、記
録紙24の後端が定着ローラ・加圧ローラ198から抜
け出ると、張力は働かなくなり、分離爪201はスプリ
ング200により復帰し、その先端201aを定着ロー
ラ197に接触させる状態に戻る。
【0103】従って、記録紙24が定着ローラ197・
加圧ローラ198と排紙ローラ対25とによって挾持搬
送されているときには分離爪201が定着ローラ197
から離間した状態を確保することができ、それ以外のと
きには先端201aを定着ローラ197に接触させて本
来の記録紙24の分離作用を行わせると共に待機状態を
得ることができるものである。このような動作のために
定着ローラ197と排紙ローラ対25との間に周速差を
持たせて張設状態となった記録紙24の張力を駆動源と
して行うため、分離爪201の接離動作用として特別な
駆動源や部材を必要とせず、簡単にしてコストダウンを
図ることができる。また、張設状態となった記録紙24
の張力を分離爪201の変位用の駆動源とするため定着
ローラ197と排紙ローラ対25との間に周速差をを持
たせているものであるが、この結果、展帳状態の搬送に
よって紙詰まりの防止効果をも得られることになる。従
って、本例によれば、分離爪201の定着ローラ197
に対する常接による欠点である定着ローラ197の傷の
発生、先端201aへのトナー付着による分離の不確実
性などを簡単に解消し、定着ローラ197や分離爪20
1の寿命を伸ばして分離性能を向上させ、ジャムの発生
がなく、信頼性の高い定着装置とすることができるもの
である。
加圧ローラ198と排紙ローラ対25とによって挾持搬
送されているときには分離爪201が定着ローラ197
から離間した状態を確保することができ、それ以外のと
きには先端201aを定着ローラ197に接触させて本
来の記録紙24の分離作用を行わせると共に待機状態を
得ることができるものである。このような動作のために
定着ローラ197と排紙ローラ対25との間に周速差を
持たせて張設状態となった記録紙24の張力を駆動源と
して行うため、分離爪201の接離動作用として特別な
駆動源や部材を必要とせず、簡単にしてコストダウンを
図ることができる。また、張設状態となった記録紙24
の張力を分離爪201の変位用の駆動源とするため定着
ローラ197と排紙ローラ対25との間に周速差をを持
たせているものであるが、この結果、展帳状態の搬送に
よって紙詰まりの防止効果をも得られることになる。従
って、本例によれば、分離爪201の定着ローラ197
に対する常接による欠点である定着ローラ197の傷の
発生、先端201aへのトナー付着による分離の不確実
性などを簡単に解消し、定着ローラ197や分離爪20
1の寿命を伸ばして分離性能を向上させ、ジャムの発生
がなく、信頼性の高い定着装置とすることができるもの
である。
【0104】定着装置の信頼性に関しては、定着ローラ
の周面を清浄に維持することも必要である。図39にお
いて、定着ローラ197の上部非通紙部には、定着ロー
ラ197内部のヒータ207の温度コントロールを行う
サーミスタTHが接触している。クリーニング機構20
2は定着ローラ197の進入側に配設されている。符号
209は耐熱性フェルトよりなるパッドであって、ブラ
ケット210とアルミニウム製のホルダー211との間
に一端を挾着されていて、ねじ212で固定され、他端
は定着ローラ197の周面に沿って押圧されている。符
号213はクッションで発泡シリコンゴムなどの軟らか
い耐熱性材料からなり、パッド209によるクリーニン
グ作用をよりソフトに行い定着ローラ197への傷の発
生を防止するためのものである。
の周面を清浄に維持することも必要である。図39にお
いて、定着ローラ197の上部非通紙部には、定着ロー
ラ197内部のヒータ207の温度コントロールを行う
サーミスタTHが接触している。クリーニング機構20
2は定着ローラ197の進入側に配設されている。符号
209は耐熱性フェルトよりなるパッドであって、ブラ
ケット210とアルミニウム製のホルダー211との間
に一端を挾着されていて、ねじ212で固定され、他端
は定着ローラ197の周面に沿って押圧されている。符
号213はクッションで発泡シリコンゴムなどの軟らか
い耐熱性材料からなり、パッド209によるクリーニン
グ作用をよりソフトに行い定着ローラ197への傷の発
生を防止するためのものである。
【0105】装置本体のカバーの一部9(図1参照)
は、図39に示すように、装置本体のブラケット225
に取り付けた蝶番219によって開閉自在である。ま
た、定着装置20のユニットカバー220は、蝶番21
1によってステー222に開閉自在に取り付けられてい
る。ユニットカバー220には、軸199を支持するブ
ラケット223と、排紙ローラ205を支持するホルダ
224が固定されている。このユニットカバー220を
開くと、定着装置内の記録紙搬送路206が解放され、
ジャム紙の取り出しや内部の点検が容易に行えるように
なっている。
は、図39に示すように、装置本体のブラケット225
に取り付けた蝶番219によって開閉自在である。ま
た、定着装置20のユニットカバー220は、蝶番21
1によってステー222に開閉自在に取り付けられてい
る。ユニットカバー220には、軸199を支持するブ
ラケット223と、排紙ローラ205を支持するホルダ
224が固定されている。このユニットカバー220を
開くと、定着装置内の記録紙搬送路206が解放され、
ジャム紙の取り出しや内部の点検が容易に行えるように
なっている。
【0106】図示の装置は、図1に示すように、装置本
体の奥側に記録紙受け10が設けられている。従って、
プリント済み記録紙を取るためには、オペレータは腕を
伸ばす必要がある。そこで、オペレータが椅子に腰掛け
たままで記録紙を手にできるような排紙装置を構成する
と便利である。
体の奥側に記録紙受け10が設けられている。従って、
プリント済み記録紙を取るためには、オペレータは腕を
伸ばす必要がある。そこで、オペレータが椅子に腰掛け
たままで記録紙を手にできるような排紙装置を構成する
と便利である。
【0107】次に、排紙装置の構成を詳細に説明する。
図39において、カバー9を蝶番219から外したの
ち、この蝶番219を図40に示すように蝶番226と
代替する。蝶番226には、排紙ユニット227の一対
の側板228(一方のみ示す)の下端228aが固着さ
れている。側板228の折曲部228b,228cに
は、ユニットカバー229が止め板230,231を介
してねじ止めされている。一方の側板228には、図4
0及び図41に示すように、プーリ232と歯車233
が共軸一体に回転自在に支持されている。歯車233
は、排紙ローラ206の軸234と一体の歯車235と
噛み合っている。ローラ206は、駆動ローラである
が、これの駆動系については後述する。側板228,2
28(一方のみ示す)には、排紙コロ236がその軸2
37で回転自在に支架されている。軸237の一端に
は、プーリ238が固着されていて、このプーリ238
とプーリ232との間には、ベルト239が掛け回され
ている。
図39において、カバー9を蝶番219から外したの
ち、この蝶番219を図40に示すように蝶番226と
代替する。蝶番226には、排紙ユニット227の一対
の側板228(一方のみ示す)の下端228aが固着さ
れている。側板228の折曲部228b,228cに
は、ユニットカバー229が止め板230,231を介
してねじ止めされている。一方の側板228には、図4
0及び図41に示すように、プーリ232と歯車233
が共軸一体に回転自在に支持されている。歯車233
は、排紙ローラ206の軸234と一体の歯車235と
噛み合っている。ローラ206は、駆動ローラである
が、これの駆動系については後述する。側板228,2
28(一方のみ示す)には、排紙コロ236がその軸2
37で回転自在に支架されている。軸237の一端に
は、プーリ238が固着されていて、このプーリ238
とプーリ232との間には、ベルト239が掛け回され
ている。
【0108】ユニットカバー229には、排紙口240
が形成されていて、排紙コロ236はこの排紙口240
の内方に位置している。排紙コロ236は、発泡ポリウ
レタンゴムの如き弾性材料で形成されていて、その上部
周面を押さえ板241に押し付けている。記録紙は、回
転する排紙コロ236と押さえ板241とに挾まれて搬
送されるのであるが、両者を互いに離間させた構成であ
っても良い。この例を図42に示していて、押さえ板2
41には排紙コロ236の端面を間において、一対の突
出部241aが形成されていて、押さえ板と排紙コロと
は非接触であるが、コロの周面と突出部とは、これを軸
方向から見たとき互いに入り込むように位置している。
が形成されていて、排紙コロ236はこの排紙口240
の内方に位置している。排紙コロ236は、発泡ポリウ
レタンゴムの如き弾性材料で形成されていて、その上部
周面を押さえ板241に押し付けている。記録紙は、回
転する排紙コロ236と押さえ板241とに挾まれて搬
送されるのであるが、両者を互いに離間させた構成であ
っても良い。この例を図42に示していて、押さえ板2
41には排紙コロ236の端面を間において、一対の突
出部241aが形成されていて、押さえ板と排紙コロと
は非接触であるが、コロの周面と突出部とは、これを軸
方向から見たとき互いに入り込むように位置している。
【0109】排紙ローラ対25と排紙コロ236との間
には、湾曲したガイド部材242,243が設けられて
いて、記録紙ターン通路244を形成している。図40
において、記録紙は、搬送路206,ターン通路244
を経て排紙口240から装置本体の上カバー上へ示矢方
向に排出される。装置本体の上カバーへ排出された記録
紙は、椅子に掛けたままの姿勢のオペレータが容易に手
に取れる。
には、湾曲したガイド部材242,243が設けられて
いて、記録紙ターン通路244を形成している。図40
において、記録紙は、搬送路206,ターン通路244
を経て排紙口240から装置本体の上カバー上へ示矢方
向に排出される。装置本体の上カバーへ排出された記録
紙は、椅子に掛けたままの姿勢のオペレータが容易に手
に取れる。
【0110】排紙ユニット227は、蝶番226によっ
て、装置本体に対して開閉自在に取り付けられていて、
これを開くことによって定着装置上部を解放できること
は、図39に示すカバー9と同様である。ところで、側
板228の一端228dにマグネット245を取り付
け、蝶番221に固着した受け板246に磁気的に固定
すると、歯車233と歯車235の噛み合いが確実とな
る。
て、装置本体に対して開閉自在に取り付けられていて、
これを開くことによって定着装置上部を解放できること
は、図39に示すカバー9と同様である。ところで、側
板228の一端228dにマグネット245を取り付
け、蝶番221に固着した受け板246に磁気的に固定
すると、歯車233と歯車235の噛み合いが確実とな
る。
【0111】図2において、転写チャージャ19は、図
示されない高圧電源に接続された放電電極247とこれ
のシールドケース248とからなっている。転写チャー
ジャ19は、装置本体の側板8(図1参照)を開いて示
矢方向に引き出すことができる。
示されない高圧電源に接続された放電電極247とこれ
のシールドケース248とからなっている。転写チャー
ジャ19は、装置本体の側板8(図1参照)を開いて示
矢方向に引き出すことができる。
【0112】帯電チャージャ14は、スコロトロン方式
であって、図示されない電源にそれぞれ接続された放電
電極249とグリッド250及びこれらのシールドケー
ス251とから成っている。帯電チャージャ14も転写
チャージャ19と同様に同方向へ装置本体に着脱自在に
設けられている。そして、帯電チャージャ14と転写チ
ャージャ19は、それぞれ同極性のコロナ放電を記録体
11表面及び記録紙裏面へ向けて放射する。
であって、図示されない電源にそれぞれ接続された放電
電極249とグリッド250及びこれらのシールドケー
ス251とから成っている。帯電チャージャ14も転写
チャージャ19と同様に同方向へ装置本体に着脱自在に
設けられている。そして、帯電チャージャ14と転写チ
ャージャ19は、それぞれ同極性のコロナ放電を記録体
11表面及び記録紙裏面へ向けて放射する。
【0113】除電装置21は、図2に示す例の場合、交
流コロナ又は記録体の帯電極性とは逆極性に直流偏倚さ
せた交流コロナを放つ放電電極252と、除電ランプ2
53と、これらのシールドケース254とからなってい
る。この例の場合、記録体の除電のみでなく、記録紙の
除電も行うべく、チャージャは図にて左方に寄って配置
され、またシールドケース254の左方の側板は記録紙
がジャムしないように開放されている。記録体11のロ
ーラ12への巻き掛け部分、所謂曲率部分に除電装置を
配置したことにより、曲率分離に加えて記録体と記録紙
の分離性が向上する。
流コロナ又は記録体の帯電極性とは逆極性に直流偏倚さ
せた交流コロナを放つ放電電極252と、除電ランプ2
53と、これらのシールドケース254とからなってい
る。この例の場合、記録体の除電のみでなく、記録紙の
除電も行うべく、チャージャは図にて左方に寄って配置
され、またシールドケース254の左方の側板は記録紙
がジャムしないように開放されている。記録体11のロ
ーラ12への巻き掛け部分、所謂曲率部分に除電装置を
配置したことにより、曲率分離に加えて記録体と記録紙
の分離性が向上する。
【0114】クリーニング装置22の構成を図2に基づ
いて説明する。クリーニング装置22は、各チャージャ
と同方向に装置本体に対して引き出し自在であって、ケ
ーシング255と、ケーシングに回転自在に支持され且
つ互いに平行に設けられたクリーニングローラ256と
磁性体ローラ257と、回収軸258とから主に構成さ
れている。クリーニングローラ256は、表面に短い繊
維を植え付けた非磁性スリーブと、これの内部に配置さ
れた3個のマグネット260,261,262とからな
っている。クリーニングローラ256は、後述する駆動
系によって時計方向へ回転させられる。
いて説明する。クリーニング装置22は、各チャージャ
と同方向に装置本体に対して引き出し自在であって、ケ
ーシング255と、ケーシングに回転自在に支持され且
つ互いに平行に設けられたクリーニングローラ256と
磁性体ローラ257と、回収軸258とから主に構成さ
れている。クリーニングローラ256は、表面に短い繊
維を植え付けた非磁性スリーブと、これの内部に配置さ
れた3個のマグネット260,261,262とからな
っている。クリーニングローラ256は、後述する駆動
系によって時計方向へ回転させられる。
【0115】例えばアルミニウムなどの非磁性スリーブ
の表面に、長さ0.3〜1mm程度の繊維、例えばナイ
ロン,レーヨン等の合成繊維、木綿,羊毛等の天然繊
維、カーボン,金属などの導電性繊維などを貼着してス
リーブを構成し、これを記録体表面に対し0.2〜0.
5mm知度の間隔を維持して、すなわちスリーブ表面の
繊維毛を記録体表面に0.1〜0.5mm程度接触させ
て回転させ、記録体表面上の残留磁性トナーを除去する
ものである。記録体表面上の残留磁性トナーは、スリー
ブ表面の繊維毛によって機械的に剥離されると共に磁気
力によってスリーブ表面に吸着保持され、スリーブの回
転によって搬送される。
の表面に、長さ0.3〜1mm程度の繊維、例えばナイ
ロン,レーヨン等の合成繊維、木綿,羊毛等の天然繊
維、カーボン,金属などの導電性繊維などを貼着してス
リーブを構成し、これを記録体表面に対し0.2〜0.
5mm知度の間隔を維持して、すなわちスリーブ表面の
繊維毛を記録体表面に0.1〜0.5mm程度接触させ
て回転させ、記録体表面上の残留磁性トナーを除去する
ものである。記録体表面上の残留磁性トナーは、スリー
ブ表面の繊維毛によって機械的に剥離されると共に磁気
力によってスリーブ表面に吸着保持され、スリーブの回
転によって搬送される。
【0116】このようなクリーニング装置において、ク
リーニングを良好に行おうとするためには、スリーブと
記録体表面との間隔を常に一定に維持する必要がある。
言い換えれば、スリーブ表面の繊維毛と記録体表面との
接触を均一に維持することである。もしそうでなけれ
ば、クリーニングむらが生じ、クリーニングされないで
又はクリーニングが不足してそのまま残留するトナーの
ために、次の画像形成が良好に行われない結果となる。
このため、従来においては、スリーブの両端部にスリー
ブ径よりも少し直径の大きいベアリングを設け、これを
記録体表面に当接させて回転させることによって、スリ
ーブと記録体表面との間隔を一定に維持することが行わ
れていた。しかしながら、これは機構が複雑であり、コ
ストが高くなること、ベアリングと記録体との接触部に
トナーなど異物が付着して、間隙維持精度が次第に低下
するなどの欠点がある。
リーニングを良好に行おうとするためには、スリーブと
記録体表面との間隔を常に一定に維持する必要がある。
言い換えれば、スリーブ表面の繊維毛と記録体表面との
接触を均一に維持することである。もしそうでなけれ
ば、クリーニングむらが生じ、クリーニングされないで
又はクリーニングが不足してそのまま残留するトナーの
ために、次の画像形成が良好に行われない結果となる。
このため、従来においては、スリーブの両端部にスリー
ブ径よりも少し直径の大きいベアリングを設け、これを
記録体表面に当接させて回転させることによって、スリ
ーブと記録体表面との間隔を一定に維持することが行わ
れていた。しかしながら、これは機構が複雑であり、コ
ストが高くなること、ベアリングと記録体との接触部に
トナーなど異物が付着して、間隙維持精度が次第に低下
するなどの欠点がある。
【0117】この装置のクリーニング装置22は、記録
体表面に残留する磁性トナーを除去するために、その表
面に磁界を発生させることのできるクリーニングローラ
と、このクリーニングローラに記録体を介して対向する
磁性体とを有し、クリーニングローラ又は磁性体のうち
の少なくとも一方を実質的に遊動可能に配設することに
より、記録体をクリーニングローラと磁性体との間にク
リーニングの磁気力により挾持することを特徴とする。
これにより、クリーニング部材としてのクリーニングロ
ーラと記録体表面との接触が均一になり、良好なクリー
ニングが可能となるばかりでなく、構造が簡単で製造組
立が容易になる。
体表面に残留する磁性トナーを除去するために、その表
面に磁界を発生させることのできるクリーニングローラ
と、このクリーニングローラに記録体を介して対向する
磁性体とを有し、クリーニングローラ又は磁性体のうち
の少なくとも一方を実質的に遊動可能に配設することに
より、記録体をクリーニングローラと磁性体との間にク
リーニングの磁気力により挾持することを特徴とする。
これにより、クリーニング部材としてのクリーニングロ
ーラと記録体表面との接触が均一になり、良好なクリー
ニングが可能となるばかりでなく、構造が簡単で製造組
立が容易になる。
【0118】一方、磁性体ローラ257は、その周面を
クリーニングローラ256に接触させていて、クリーニ
ングローラ256が記録体表面から除去した現像剤を磁
気的に移し取る。磁性体ローラ257の周面には、ブレ
ード263が圧接していて、移し取られた現像剤を掻き
取るようになっている。掻き取られた現像剤は、回収軸
258の上に落下する。回収軸258は、その外周に螺
旋溝を形成されるか或いはコイルばねで構成されてい
て、一方向に回転することにより、現像剤を軸方向へ搬
送し、ケーシング外に設けた回収容器へ回収する。
クリーニングローラ256に接触させていて、クリーニ
ングローラ256が記録体表面から除去した現像剤を磁
気的に移し取る。磁性体ローラ257の周面には、ブレ
ード263が圧接していて、移し取られた現像剤を掻き
取るようになっている。掻き取られた現像剤は、回収軸
258の上に落下する。回収軸258は、その外周に螺
旋溝を形成されるか或いはコイルばねで構成されてい
て、一方向に回転することにより、現像剤を軸方向へ搬
送し、ケーシング外に設けた回収容器へ回収する。
【0119】記録体11が、一対のローラ12,13へ
巻き掛けられていて、これらローラが支持板26(図7
参照)に支持されていることは既に述べた。そして、従
動ローラ12はベルト寄り修正のため、その軸心が固定
されていないこと、並びに、駆動ローラ13は露光位置
や接地のためその軸心が固定されていることも既に述べ
た。
巻き掛けられていて、これらローラが支持板26(図7
参照)に支持されていることは既に述べた。そして、従
動ローラ12はベルト寄り修正のため、その軸心が固定
されていないこと、並びに、駆動ローラ13は露光位置
や接地のためその軸心が固定されていることも既に述べ
た。
【0120】ところで、従動ローラ12のベアリング4
3と溝40(図6参照)との間にはある程度のクリアラ
ンスが設けられている。換言すると、装置内部に装着さ
れた記録体ユニット23は、駆動ローラ13の軸38を
支点として、支持板26が僅かに揺動可能である。
3と溝40(図6参照)との間にはある程度のクリアラ
ンスが設けられている。換言すると、装置内部に装着さ
れた記録体ユニット23は、駆動ローラ13の軸38を
支点として、支持板26が僅かに揺動可能である。
【0121】しかして、図43に示すように、支持板2
6の頂板28の下面には、クリーニングローラ256に
その軸方向全体にわたって対向して、磁性体からなる対
向部材264が固着されている。固着の手段は接着,接
着テープ,ねじなど適宜の手段が用いられて良い。従っ
て、対向部材264は、実質的に遊動可能に配設されて
いることになり、非磁性スリーブ259内の磁石に吸引
されて上方に移動し、記録体11及び支持部材26の頂
板28を介して非磁性スリーブ表面に吸着される。
6の頂板28の下面には、クリーニングローラ256に
その軸方向全体にわたって対向して、磁性体からなる対
向部材264が固着されている。固着の手段は接着,接
着テープ,ねじなど適宜の手段が用いられて良い。従っ
て、対向部材264は、実質的に遊動可能に配設されて
いることになり、非磁性スリーブ259内の磁石に吸引
されて上方に移動し、記録体11及び支持部材26の頂
板28を介して非磁性スリーブ表面に吸着される。
【0122】これにより、非磁性スリーブ259の表面
と記録体11の表面との平行度がたとえ出ていなくて
も、記録体11はスリーブ259表面に均一に接触し、
記録体11上の残留磁性トナーをむらなく均一にクリー
ニングする。非磁性スリーブ259の表面に付着した磁
性トナーは、スリーブ259の回転によって搬送され、
マグネットローラ257に移し取られ、更にブレード2
63に掻き取られて、回収軸258によってクリーニン
グ装置の外部に出される。
と記録体11の表面との平行度がたとえ出ていなくて
も、記録体11はスリーブ259表面に均一に接触し、
記録体11上の残留磁性トナーをむらなく均一にクリー
ニングする。非磁性スリーブ259の表面に付着した磁
性トナーは、スリーブ259の回転によって搬送され、
マグネットローラ257に移し取られ、更にブレード2
63に掻き取られて、回収軸258によってクリーニン
グ装置の外部に出される。
【0123】図3及び図4に基づいて、装置全体の駆動
系を説明する。駆動モータ273の回転軸には、プーリ
274,275が一体的に取り付けられている。プーリ
274には、プーリ276,277,278及びテンシ
ョンプーリ279に掛け回された無端状のタイミングベ
ルト280が巻き掛けられている。プーリ276,27
7,278は、それぞれの軸281,282,283で
側板67(図4,図8参照)に回転自在に取り付けられ
ている。
系を説明する。駆動モータ273の回転軸には、プーリ
274,275が一体的に取り付けられている。プーリ
274には、プーリ276,277,278及びテンシ
ョンプーリ279に掛け回された無端状のタイミングベ
ルト280が巻き掛けられている。プーリ276,27
7,278は、それぞれの軸281,282,283で
側板67(図4,図8参照)に回転自在に取り付けられ
ている。
【0124】プーリ276の軸281には、歯車63が
固着されていて、図8及び図13にも示すように、駆動
ローラ13と実質的に一体の歯車64に噛み合ってい
る。歯車64には、現像スリーブ34の歯車66が噛み
合っている。プーリ277の軸282には、歯車284
が固定されていて、この歯車284はクリーニングロー
ラ256の軸285に固着された歯車86に噛み合って
いる。
固着されていて、図8及び図13にも示すように、駆動
ローラ13と実質的に一体の歯車64に噛み合ってい
る。歯車64には、現像スリーブ34の歯車66が噛み
合っている。プーリ277の軸282には、歯車284
が固定されていて、この歯車284はクリーニングロー
ラ256の軸285に固着された歯車86に噛み合って
いる。
【0125】プーリ278の軸283には、歯車287
が固着されていて、この歯車287は定着ローラ197
の軸288に固着された歯車289に噛み合っている。
歯車289には加圧ローラ198の軸291と一体の歯
車290が噛み合っている。従って、ローラ197,1
98は互いにスリップすることなく回転する。
が固着されていて、この歯車287は定着ローラ197
の軸288に固着された歯車289に噛み合っている。
歯車289には加圧ローラ198の軸291と一体の歯
車290が噛み合っている。従って、ローラ197,1
98は互いにスリップすることなく回転する。
【0126】排紙ローラ204の軸234には、図40
に示すように、歯車235が固着されている。歯車23
5は、中間歯車を介して定着ローラの歯車289に連動
している。歯車289と軸288との間には、一方向ク
ラッチ294が設けられていて、駆動力は歯車289か
ら軸288の方へのみ伝達されるようになっている。従
って、駆動系が停止しているとき、定着ローラ197
は、記録紙の搬送方向へ自由に回転可能である。
に示すように、歯車235が固着されている。歯車23
5は、中間歯車を介して定着ローラの歯車289に連動
している。歯車289と軸288との間には、一方向ク
ラッチ294が設けられていて、駆動力は歯車289か
ら軸288の方へのみ伝達されるようになっている。従
って、駆動系が停止しているとき、定着ローラ197
は、記録紙の搬送方向へ自由に回転可能である。
【0127】駆動モータ273のいまひとつのプーリ2
75には、プーリ295との間にタイミングベルト29
6が巻き掛けられている。図4に示すように、プーリ2
95は、搬送ローラ対18の下ローラ18bの軸297
に、電磁クラッチからなる搬送クラッチ299を介して
装着されている。この搬送クラッチ299が導通される
ことにより、プーリ295と軸297が互いに一体化し
て回転するようになっている。
75には、プーリ295との間にタイミングベルト29
6が巻き掛けられている。図4に示すように、プーリ2
95は、搬送ローラ対18の下ローラ18bの軸297
に、電磁クラッチからなる搬送クラッチ299を介して
装着されている。この搬送クラッチ299が導通される
ことにより、プーリ295と軸297が互いに一体化し
て回転するようになっている。
【0128】下ローラ18bの軸297には、歯車29
8が固着されていて、この歯車298には、上ローラ1
8aの軸300の一端に固着された歯車301が噛み合
っている。図4に示すように、軸300の他端には、歯
車302が固着されていて、歯車302には歯車303
が噛み合っている。歯車303は電磁クラッチからなる
給紙クラッチ304を介して、給紙コロ17の軸305
に装着されている。この給紙クラッチ304が通電され
ると、歯車303の回転を軸305に伝達して給紙コロ
17を給紙方向に回転させるようになっている。給紙コ
ロ17は、図示しない一方向回転クラッチを介して軸3
05に装着されていて、軸305が回転していないと
き、該コロは自由に回転することが可能である。
8が固着されていて、この歯車298には、上ローラ1
8aの軸300の一端に固着された歯車301が噛み合
っている。図4に示すように、軸300の他端には、歯
車302が固着されていて、歯車302には歯車303
が噛み合っている。歯車303は電磁クラッチからなる
給紙クラッチ304を介して、給紙コロ17の軸305
に装着されている。この給紙クラッチ304が通電され
ると、歯車303の回転を軸305に伝達して給紙コロ
17を給紙方向に回転させるようになっている。給紙コ
ロ17は、図示しない一方向回転クラッチを介して軸3
05に装着されていて、軸305が回転していないと
き、該コロは自由に回転することが可能である。
【0129】さて、図2において、記録紙搬送路で記録
紙がジャムした場合の処理について説明する。給紙装置
から転写チャージャとの間の記録紙搬送路でジャムの発
生が検知されると、記録体・現像ユニット5を装置本体
から矢印方向に完全に引き出す。図示の例の場合、記録
紙ガイドカバー180が設けられているので、該カバー
180も取り外す。すると、上記ユニット5を取り外し
た跡には、給紙装置130を底部とする開口部が装置本
体の正面に出現する。そこで、この開口部から本体内に
手を差し入れて、ジャムした記録紙を掴みこれを抜き出
す。
紙がジャムした場合の処理について説明する。給紙装置
から転写チャージャとの間の記録紙搬送路でジャムの発
生が検知されると、記録体・現像ユニット5を装置本体
から矢印方向に完全に引き出す。図示の例の場合、記録
紙ガイドカバー180が設けられているので、該カバー
180も取り外す。すると、上記ユニット5を取り外し
た跡には、給紙装置130を底部とする開口部が装置本
体の正面に出現する。そこで、この開口部から本体内に
手を差し入れて、ジャムした記録紙を掴みこれを抜き出
す。
【0130】この場合、ジャムした記録紙は、搬送ロー
ラ対を逆転させながら、記録紙の搬送方向と逆向きに引
出せば良い。従って、ジャム紙が破れてその一部が搬送
路に残ることがないことになる。また、記録体・現像ユ
ニット5の引き出し方向が記録紙の搬送方向と平行して
いることから、ユニット引き出し時に紙が破れることが
ない。若し、記録紙の搬送方向とユニットの引出し方向
が直交しているとすると、ユニット引き出し時にジャム
紙を紙送りローラの軸方向に引っ張ってジャムの度合い
を大きくしてしまい、これの取り除きを難しくしてしま
う。
ラ対を逆転させながら、記録紙の搬送方向と逆向きに引
出せば良い。従って、ジャム紙が破れてその一部が搬送
路に残ることがないことになる。また、記録体・現像ユ
ニット5の引き出し方向が記録紙の搬送方向と平行して
いることから、ユニット引き出し時に紙が破れることが
ない。若し、記録紙の搬送方向とユニットの引出し方向
が直交しているとすると、ユニット引き出し時にジャム
紙を紙送りローラの軸方向に引っ張ってジャムの度合い
を大きくしてしまい、これの取り除きを難しくしてしま
う。
【0131】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、装置本
体に対する記録体・現像ユニットの着脱方向を、記録紙
の搬送方向と略平行にしたので、記録紙がジャムして搬
送路内に残っているときに該ユニットを着脱しても、こ
のユニットがジャム紙を引っ掛けて搬送路を横切る向き
に移動させることがない。また、ユニットの着脱に際し
て記録紙を破損させることがなく、破片を記録紙搬送路
内に残留させることがなくなる。従って、ジャムした記
録紙はこれを破ることなく容易に取り除くことができ
る。
体に対する記録体・現像ユニットの着脱方向を、記録紙
の搬送方向と略平行にしたので、記録紙がジャムして搬
送路内に残っているときに該ユニットを着脱しても、こ
のユニットがジャム紙を引っ掛けて搬送路を横切る向き
に移動させることがない。また、ユニットの着脱に際し
て記録紙を破損させることがなく、破片を記録紙搬送路
内に残留させることがなくなる。従って、ジャムした記
録紙はこれを破ることなく容易に取り除くことができ
る。
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す外観斜
視図である。
視図である。
【図2】同上の内部構造を示す概略側面図である。
【図3】同上の駆動系を示す側面図である。
【図4】同上の概略平面図である。
【図5】記録体ユニットと現像器ユニットとからなる記
録体・現像ユニットを示す分解斜側面図である。
録体・現像ユニットを示す分解斜側面図である。
【図6】記録体に張力を付加する手段の一例を示す要部
斜視図である。
斜視図である。
【図7】記録体・現像ユニットの斜視図である。
【図8】装置本体に装着された状態の記録体ユニットを
示す正面図である。
示す正面図である。
【図9】記録体・現像ユニットを装置本体に対して上下
方向の位置決めをした状態を示す概略側面図である。
方向の位置決めをした状態を示す概略側面図である。
【図10】同上の要部を示す概略平面図である。
【図11】記録体ユニットの記録体幅方向における位置
決め機構を示す正面図である。
決め機構を示す正面図である。
【図12】同上の平面図である。
【図13】記録体・現像ユニットの駆動手段の一例を示
す概略側面図である。
す概略側面図である。
【図14】同上の斜視図である。
【図15】記録体ユニットの位置決め手段を具備する現
像器の受け部を示す要部斜視図である。
像器の受け部を示す要部斜視図である。
【図16】現像器の一例を示す側断面図である。
【図17】上記現像器の部分背面図である。
【図18】現像器の異なる例を示す側断面図である。
【図19】記録体・現像ユニットの保守操作機構の一例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図20】同上の作用図である。
【図21】保守操作機構の他の例を示す要部平面図であ
る。
る。
【図22】同上の作用図である。
【図23】給紙トレイの側板を取り除いた給紙装置の要
部を示す側面図である。
部を示す側面図である。
【図24】同上の作用図である。
【図25】同上の要部斜視図である。
【図26】ペーパーリセット機構の他の例を示す側面図
である。
である。
【図27】同上の作用図である。
【図28】同上の斜視図である。
【図29】記録紙センサの一例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図30】上蓋が閉じているときの記録紙センサを示す
側断面図である。
側断面図である。
【図31】上蓋が開いているときの記録紙センサを示す
側断面図である。
側断面図である。
【図32】記録紙ガイドカバーの一例を示す側断面図で
ある。
ある。
【図33】同上の正面図である。
【図34】記録紙ガイドカバーの異なる例を示す要部側
断面図である。
断面図である。
【図35】記録紙ガイドカバーの更に異なる例を示す側
面図である。
面図である。
【図36】記録紙ガイドカバーのまた更に異なる例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図37】第2撹拌部材を示す正面図である。
【図38】第2撹拌部材を往復回動させる機構を示す側
面図である。
面図である。
【図39】定着装置と排紙装置を示す側断面図である。
【図40】排紙装置を示す側断面図である。
【図41】排紙ユニットを示す斜視図である。
【図42】排紙コロの一例を示す正面図である。
【図43】クリーニング装置の要部を示す側面図であ
る。
る。
3・・・給紙トレイ 4・・・上蓋 5・・・記録体・現像ユニット 11・・・記録体 14・・・帯電チャージャ 15・・・露光装置 16・・・現像器 17・・・給紙コロ 19・・・転写チャージャ 20・・・定着器 21・・・除電装置 22・・・クリーニング装置 23・・・記録体ユニット 24・・・記録紙 25・・・排紙ローラ対 31・・・現像器ユニット 32・・・現像剤 60・・・本体側板 67・・・本体側板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 茂 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 丹路 雅一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 冨田 悟 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 池田 邦彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 茂 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内
Claims (1)
- 【請求項1】記録体と、 上記記録体を一様に帯電させる帯電手段と、 帯電させられた記録体に、記録画像に対応する光情報を
照射して静電潜像を形成する露光手段と、 現像剤を貯蔵した現像剤容器と、 上記記録体に現像剤を供給して上記静電潜像を可視像化
する現像器と、 可視像を形成された記録体に記録紙を密着させるべく、
積層した記録紙を一枚ずつに分離して送り出す給紙装置
と、 上記記録体に密着させた記録紙に可視像を転写させる転
写手段と、 可視像を記録紙に定着させる定着手段と、 可視像定着済みの記録紙を排出する排紙装置と、 可視像転写後の記録体に残留する電荷を除去する除電手
段と、 可視像転写後の記録体表面に接触して該表面に残留する
現像剤を除去するクリーニング手段と、 上記記録体を含む各手段を駆動する駆動手段とからなっ
ていて、少なくとも上記現像剤容器と上記記録体とを一
体的に保持した記録体・現像ユニットを装置本体に着脱
可能に設け、記録紙を搬送するための記録紙搬送路に沿
って設けられた本体側板に対し上記記録体・現像ユニッ
トの着脱方向が略平行であることを特徴とする画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4155400A JP2666230B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4155400A JP2666230B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 画像形成装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56165128A Division JPS5865674A (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05232755A true JPH05232755A (ja) | 1993-09-10 |
JP2666230B2 JP2666230B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=15605143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4155400A Expired - Lifetime JP2666230B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2666230B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006349780A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
JP2010243777A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
CN103792806A (zh) * | 2012-10-31 | 2014-05-14 | 兄弟工业株式会社 | 图像形成装置 |
JP2015090481A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 株式会社リコー | ベルト装置及びこれを備えた画像形成装置 |
US9807503B1 (en) | 2014-09-03 | 2017-10-31 | Cirrus Logic, Inc. | Systems and methods for use of adaptive secondary path estimate to control equalization in an audio device |
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