JP3420844B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3420844B2
JP3420844B2 JP24537594A JP24537594A JP3420844B2 JP 3420844 B2 JP3420844 B2 JP 3420844B2 JP 24537594 A JP24537594 A JP 24537594A JP 24537594 A JP24537594 A JP 24537594A JP 3420844 B2 JP3420844 B2 JP 3420844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感光体に接触した状
態で電圧が印加される帯電部材と、その帯電部材の表面
温度を検知する温度検知手段とを備えた電子写真方式の
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、静電複写機,プリンタ等の画像
形成装置は、被帯電体である感光体を帯電処理する帯電
装置を備えているが、近年ではその帯電装置として感光
体に帯電部材である帯電ローラを接触させて帯電する接
触ローラ帯電方式の帯電装置が注目されている。
【0003】このような接触ローラ帯電方式の帯電装置
は、帯電電位/印加電圧で表される帯電効率が帯電ロー
ラの表面温度によって変化し、それが低温になるほど低
下する。したがって、定電圧制御の場合には、この帯電
効率が低下すると一定の印加電圧により得られる帯電電
位が低下するため、画像濃度が低下してしまうという問
題点があった。また、この帯電電位を基準値として制御
するその他のプロセスコントロールも正常に行なわれな
くなってしまうという問題点もあった。
【0004】そこで、このような問題点を解決するた
め、例えば特開平4−6567号公報に、帯電ローラ等
の帯電部材の温度を35゜〜55゜の範囲に保つことに
よって低温の環境で装置を使用しても帯電不良が起きな
いようにする提案がなされている。
【0005】その帯電部材の加温は、例えば帯電部材の
近傍あるいはその内部に熱源を設けたり、画像形成装置
に設けられている熱定着装置からの熱を利用したりして
帯電部材を加熱する。そして、その温度の調節はサーモ
スタット等の公知の温度調節部材を使用することにより
実現できることが記載されている。
【0006】しかしながら、帯電ローラのような帯電部
材の温度を所定の温度範囲になるように加熱すれば、帯
電電位を画像濃度の低下等が生じない所定の値に維持す
ることができるが、その加熱によって帯電部材と共に感
光体やその他の発熱源に比較的近い位置に配設されてい
る作像系の各種ユニットも加熱されてしまうため、トナ
ー像の転写後に感光体の表面に残留したトナーを回収し
て現像装置に戻すトナーリサイクルの過程においてその
トナーが加熱されて、トナーブロッキングやトナーの凝
集度悪化を引き起こし易くなる。
【0007】そこで、これらの問題点を解決するため、
帯電ローラの表面温度を検知する温度検知手段(センサ)
を設け、それによって検知した温度に対応して帯電ロー
ラに印加する電圧を制御して、帯電不良が起きない安定
した帯電電位が得られるようにした帯電装置が提案され
ている(例えば特開平4−186381号公報参照)。こ
の帯電装置によれば、ヒータ等による加熱部材が不要で
あるため、その加熱によって作像系の各部に与える影響
がないので、トナーブロッキングやトナーの凝集度悪化
を防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに帯電ローラの表面温度を検知して、その検知した温
度に応じて帯電ローラに印加する電圧を制御するように
した場合であっても問題があった。すなわち、帯電ロー
ラへ印加する電圧は、接触ローラ帯電方式の採用により
従来のコロナ放電を利用した帯電方式に比べると小さく
なったとはいえ、1〜2KVの高電圧であるため、それ
によって温度検知手段等に種々の影響を与える恐れがあ
った。
【0009】例えば、帯電ローラに温度検知手段が接触
している場合には、帯電ローラに高電圧が印加されると
そこに接触している温度検知手段を通し、印加電圧を制
御する制御回路に電気的ノイズが侵入したり、絶縁耐圧
の不足により短絡が生じたりして制御系が誤動作した
り、最悪の場合にはそれが破壊に至る恐れがあった。
【0010】そこで、温度検知手段を、画像形成時には
帯電ローラから離間させるようにすることが考えられ
る。この場合、温度検知手段を帯電ローラから離しすぎ
ると帯電ローラの表面温度の検知精度が低下してしまう
ため、その温度検知手段は比較的帯電ローラに近接させ
た位置にするとよい。
【0011】このようにした場合には、温度検知手段
が、帯電ローラの表面から離間した状態で帯電ローラの
表面温度を検知し、その検知温度に応じた電圧が帯電ロ
ーラに印加されながら画像形成動作が行なわれるが、こ
のとき給紙された転写材である転写紙がジャム(紙詰ま
り)になった場合に問題が生じた。
【0012】すなわち、そのジャムになった転写紙を搬
送路から取り除くため、そのジャム発生位置に最も近い
位置にある装置のカバーを開けると、機内の定着装置等
の発熱源により温められた空気が急激に機外へ流出し
て、温度検知手段の付近にあった空気が機外へ流出する
ためその部分の雰囲気温度が急激に低下し、温度検知手
段はその低下した温度を検知するが、帯電ローラの温度
はその周辺の雰囲気温度のように急激には下がらないの
で、実際の帯電ローラの表面温度と温度検知手段が検知
する検知温度とに差が生じて、ジャム処理完了後に画像
形成動作が再開されたときに、帯電ローラに温度検知手
段の検知温度に応じて印加される電圧が、実際の帯電ロ
ーラの表面温度に対応したものでなくなってしまうとい
う問題が生じた。
【0013】また、転写紙の両面に画像を複写したり、
転写紙の片面に画像を合成複写することができる複写機
で、それらの複写を行なった場合には、転写紙が1回目
の複写で定着装置によりトナー像が加熱定着される際に
高温に温められるため、それが2回目の複写時に感光体
に接触したときに感光体が温められてその表面温度が上
昇する。
【0014】したがって、その感光体に接触しながら回
転する帯電ローラの表面の温度も上昇するため、その表
面から離間した位置で空気中の温度を検知している温度
検知手段の検知温度との間に温度差が生じてしまい、帯
電ローラに印加する電圧を正確に制御できなくなってし
まうという問題点があった。
【0015】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、画像形成動作中に給紙した転写紙等の転
写材がジャムを生じた際に、その転写紙を取り除いた後
に画像形成動作を再開しても、その再開直後から帯電ロ
ーラの表面温度に応じた最適な帯電ができるようにする
ことを目的とする。また、1つの転写材に複数回画像を
転写するモードで画像形成を行なった際も、同様に帯電
ローラの表面温度に応じた最適な帯電ができるようにす
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、上述したような帯電部材と温度検知手
段と温度検知接離手段と印加電圧制御手段とを備えた画
像形成装置において、ジャムが発生した時には上記温度
検知接離手段を駆動させて温度検知手段を帯電部材に接
触させる手段を設けたものである。
【0017】さらに、1つの転写材に複数回画像を転写
するモードのときは、1回目の画像の転写が終わった転
写材がスタックされた後その転写材に画像を転写する複
数回目の画像形成動作が開始される際に、上記温度検知
接離手段を駆動させて温度検知手段を帯電部材に接触状
態にさせる手段も設けたものである
【0018】また、上記と同様な帯電部材と温度検知手
段と印加電圧制御手段に加え、帯電部材を感光体に対し
て接離させる帯電部材接離手段を備えた画像形成装置に
おいて、上記温度検知手段を、帯電部材が感光体から離
間した状態にあるときにその帯電部材の表面に接触し、
その帯電部材が感光体に接触状態にあるときにはその帯
電部材の表面から離間する位置に配設し、ジャムが発生
した時には上記帯電部材接離手段を駆動させて帯電部材
を感光体から離間させてその帯電部材に温度検知手段を
接触させる手段を設けるようにしてもよい。
【0019】そして、その画像形成装置において、1つ
の転写材に複数回画像を転写するモードのときは、1回
目の画像の転写が終わった転写材がスタックされた後そ
の転写材に画像を転写する複数回目の画像形成動作が開
始される際に、上記帯電部材接離手段を駆動させて温度
検知手段を帯電部材に接触状態にさせる手段を設けると
よい。
【0020】
【作用】このように構成した画像形成装置によれば、画
像形成動作中に給紙した転写紙がジャムになったときに
それを取り除くために装置のカバーを開けると、機内の
温められた空気が急激に機外へ流出して、帯電部材から
離れた位置にある温度検知手段の付近の空気も機外へ流
出し、その付近の雰囲気温度が急激に低下するが、その
ジャムが発生した時には温度検知手段を帯電部材に接触
させるので、実際の帯電ローラの表面温度を正確に検知
することができる。したがって、ジャム処理後に画像形
成動作を再開させると、その帯電ローラの表面温度に応
じた印加電圧を帯電ローラに印加させることができる。
【0021】そして、1つの転写材に複数回画像を転写
するモードのときは、1回目の画像の転写が終わった転
写材がスタックされた後その転写材に画像を転写する複
数回目の画像形成動作が開始される際に、温度検知接離
手段を駆動させて温度検知手段を帯電部材に接触状態に
させる手段を設けているので、その1回目の画像の転写
が終わって定着工程で加熱されることにより高温に温め
られた転写材が、2回目の画像形成動作時に感光体に接
触することによってその表面を加熱して温度を上昇さ
せ、その表面に接する帯電ローラの表面温度が上昇して
も、この複数回目の画像形成動作が開始される際には温
度検知手段が帯電部材に接触するので、帯電ローラの表
面の温度を正確に検知して、それに応じた電圧を帯電ロ
ーラに印加することができる。
【0022】また、温度検知手段を、帯電部材が感光体
から離間した状態にあるときにその帯電部材の表面に接
触し、その帯電部材が感光体に接触状態にあるときには
その帯電部材の表面から離間する位置に配設し、ジャム
が発生した時には帯電部材接離手段を駆動させて帯電部
材を感光体から離間させてその帯電部材に温度検知手段
を接触させる手段を設ければ、温度検知手段を移動させ
る手段を設けなくても、ジャムが発生した時には帯電部
材が感光体から離間してそれが温度検知手段に接触する
ので、上述した画像形成装置の場合と同様にジャム処理
のために装置のカバーを開けても帯電ローラの表面温度
を正確に検知できるので、ジャム処理後にはその表面温
度に応じた最適な電圧を帯電ローラに印加することがで
きる。
【0023】そして、その画像形成装置に、1つの転写
材に複数回画像を転写するモードのときは、1回目の画
像の転写が終わった転写材がスタックされた後その転写
材に画像を転写する複数回目の画像形成動作が開始され
る際に、帯電部材接離手段を駆動させて温度検知手段を
帯電部材に接触状態にさせる手段を設ければ、2回目の
画像形成動作時に加熱された転写材によって感光体が温
められることにより帯電ローラの表面温度が上昇して
も、その複数回目の画像形成動作が開始される際には温
度検知手段が帯電部材に接触するので、その帯電ローラ
の表面温度を正確に検知し、それに応じた電圧を帯電ロ
ーラに印加することができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例を示す画像
形成装置である静電複写機をそれが有する各機能実現手
段と共に示す構成図、図2はその静電複写機に設けられ
ている帯電部材である帯電ローラの表面温度を検知する
温度検知センサを接触位置にした状態で示す概略図、図
3はその温度検知センサを非接触位置に移動させた状態
を示す概略図である。
【0025】この画像形成装置である静電複写機は、図
1に示すようにドラム状の回転する感光体1に帯電部材
である帯電ローラ2を直接接触させた状態で、そこに電
圧を印加して感光体1の表面を所定の電位に一様に帯電
する接触ローラ帯電方式の画像形成装置であり、感光体
1が矢示A方向に所定の周速度で回転し、それに帯電ロ
ーラ2が接触しながら連れ回りにより矢示方向に等速で
従動回転する。
【0026】その感光体1は、ドラム駆動タイミングベ
ルト,ドラム駆動プーリ,それらを駆動するモータ(い
ずれも図示を省略している)等からなる感光体駆動系に
よって駆動され、その表面には常に帯電ローラ2が、図
示しない加圧バネの付勢力により、例えば接触圧10g
/cm(略線接触)で圧接している。
【0027】そして、その感光体1と、帯電ローラ2を
有する帯電装置と、その帯電ローラ2の表面を清掃する
ローラクリーナ9と、クリーニングブレード8を有する
クリーニング装置と、トナー回収部11とが一体のプロ
セスカートリッジ10に形成されている。
【0028】その感光体1の回りには、イレーサ18
と、現像装置6と、無端ベルトを有する接触型の転写装
置である転写ユニット7とがそれぞれ配設されている。
なお、13は転写紙P上に転写したトナー像を加熱しな
がら加圧して定着する定着装置である。
【0029】また、プロセスカートリッジ10内には、
帯電ローラ2の表面温度を検知する例えばサーミスタか
らなる温度検知手段である温度検知センサ20が配設さ
れており、その温度検知センサ20は接離機構40によ
り、帯電ローラ2の表面に対して接する図2に示す接触
位置と接しない図3に示す非接触位置とに移動される。
【0030】そして、その温度検知センサ20の非接触
位置を、温度検知部である温度検知素子25(図4及び
図5で後述する)が帯電ローラ2の表面に比較的近接し
た位置になるようにすることにより、その非接触位置に
おいて間接的に検知した帯電ローラ2の表面温度が、接
触位置で検知したときの表面温度とほとんど変わらない
ようにしている。接離機構40は、その駆動制御が図1
に示す温度検知接離手段39によって行なわれ、画像形
成時には温度検知センサ20を帯電ローラ2から離すよ
うに制御される。
【0031】この静電複写機は、温度検知センサ20の
温度検知素子25(図2)の検知温度に応じて変わる電
気抵抗の変化を電圧等の電気信号に変換して読み取り、
その検知温度に対応した出力信号を出力する電気信号変
換回路21と、その電気信号変換回路21からの出力信
号に応じて電圧印加手段である高圧電源回路24による
帯電ローラ2への印加電圧を制御する印加電圧制御手段
である印加電圧制御回路22とを備えている。
【0032】その印加電圧制御回路22は、電気信号変
換回路21からの出力信号に応じて、詳しい説明は後述
するが、図2に示すマイクロコンピュータ50内に記憶
されている帯電ローラ表面温度と印加電圧との関係を示
した制御テーブル(図6を参照)にしたがって決定され
る印加電圧を帯電ローラ2へ印加させるための信号を高
圧電源回路24へ出力する。
【0033】また、この静電複写機は、温度検知センサ
20が接触位置(図2に示す位置)にあるときには高圧
電源回路24により帯電ローラ2に電圧を印加させない
ようにする電圧印加停止手段30と、給紙した転写材で
ある転写紙が搬送路の途中でジャムになったかを検知す
るジャム検知手段37とを備えている。
【0034】そのジャム検知手段37は、ジャム検知セ
ンサ38(図2)と、そのセンサからのオン・オフ信号
の入力タイミングからジャムの発生を判断するマイクロ
コンピュータ50(図2)とからなり、このジャム検知
手段37からの信号が温度検知接離手段39に出力さ
れ、ジャムの発生時には接離機構40を駆動させて温度
検知センサ20を帯電ローラ2に接触させる。
【0035】その温度検知接離手段39としては、図2
に示すマイクロコンピュータ50が機能する。このマイ
クロコンピュータ50は、各種判断及び処理機能を有す
る中央処理装置(CPU)と、各種の動作を所定のタイミ
ングで行なわせるために必要な各種プログラム及び固定
データを格納したプログラムメモリであるROMと、入
力データやCPUによる処理データを格納するデータメ
モリであるRAMと、入出力回路(I/O)とによって構
成されている。
【0036】そして、このマイクロコンピュータ50
は、プリントキー51からそれが押されたときに出力さ
れるプリント信号を入力する。また、この静電複写機内
の搬送経路上の所定の位置にジャム検知用として配設さ
れているジャム検知センサ38(例えば反射型のフォト
センサ)から、転写紙の通過に応じて出力されるオン・
オフ信号を入力する。
【0037】この静電複写機は、複写プロセスが開始さ
れると、図1に示すように露光装置からの光Lが感光体
1の表面に入射して、帯電ローラ2によって一様に帯電
された帯電面が露光されてそこに静電潜像が形成され
る。その際、帯電面はイレーサ18によって使用される
転写紙のサイズより外側の領域部分の静電荷が除去(ト
リミング)されている。そして、その静電潜像が現像装
置6の現像スリーブによって供給されるトナーにより現
像されてトナー像(可視像)となる。
【0038】一方、給紙カセット(図示せず)内の転写
紙は、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより1
枚ずつ送り出され、それがレジストローラ対14で一旦
停止されてタイミング調整された後に、感光体1上のト
ナー像と一致する正確なタイミングで転写ユニット7が
設けられている転写部に向けて搬送される。
【0039】その転写紙Pは、転写ユニット7によって
転写バイアスが印加されて図1で上面側にトナー像が転
写され、それが感光体1から分離されて定着装置13へ
搬送され、そこでトナーが定着された後に装置外部の排
紙トレイ等へ排出される。そして、その転写終了後に感
光体1上に残った残留トナー及び紙粉等の異物は、クリ
ーニングブレード8により取り除かれ、その感光体1上
に残った残留電位は除電装置(図示せず)により取り除
かれて、次の帯電ローラ2による帯電に備える。
【0040】その帯電ローラ2は、図2に示すように鉄
等からなる導電性芯金15の外側に、例えばエピクロル
ヒドリンゴムからなる導電性ゴムローラ部16を一体に
装着したものであり、その導電性芯金15の両端が導電
性の軸受17,17でそれぞれ回転自在に支持されてい
て、その各軸受17がそれを保持する部材を介して図示
しない加圧バネによって感光体1方向に付勢されて、そ
の帯電ローラ2の軸線が感光体1の軸線に平行する状態
で感光体1の表面1aに接している。
【0041】その帯電ローラ2の導電性芯金15には、
帯電ローラ2に電圧を印加する高圧電源回路24から帯
電バイアス電圧(図6で後述するように帯電ローラ表面
温度に応じて変化する印加電圧)が印加されるようにな
っており、それによって感光体1の表面1aが一様に帯
電される。
【0042】帯電ローラ2の表面温度を検知する温度検
知センサ20は、図4に示すように間隔を置いて平行に
並べた導電性板バネ26,26の先端部分の間に温度検
知素子25を、図5に示すように、その周囲にシリコン
グリス27を充填することによって仮り止めし、その同
図で下面側に例えばポリイミドアミドによって形成した
厚さ10μm程度のフィルム材28を、上面側に例えば
フッ素樹脂(テフロン)によって形成した同程度の厚さの
フィルム材29を、それぞれ導電性板バネ26,26を
挾むように接着により固定保持している。
【0043】なお、この温度検知素子25は、温度によ
り抵抗値が変化する素子であり、ポリイミドアミドのフ
ィルム材28を介して帯電ローラ2の表面に接する。そ
の温度検知素子25が取り付けられている対の導電性板
バネ26,26は、図4に示すように互いに非接触の状
態で、樹脂製の絶縁部材31に一端部がそれぞれ固定さ
れていて、それらがリード線36a,36bにそれぞれ
接続されている。そして、その絶縁部材31が図2に示
すようにブラケット32に固定保持されている。
【0044】そのブラケット32は、軸33によって図
2の矢示B方向に回動可能に支持されていて、その軸3
3に巻き掛けられたネジリバネ35によって常に導電性
板バネ26が帯電ローラ2に接触する方向に回動付勢さ
れている。そして、その回動位置が、ブラケット32の
下縁部がストッパ軸34に当接する図示の位置で規制さ
れるようになっている。ブラケット32には、レバー部
32aが形成されていて、そこに接離機構40の解除レ
バー23の係合端23aが係合可能になっている。
【0045】そして、その接離機構40によって、温度
検知センサ20の温度検知素子25をフィルム材28
(図5)を介して帯電ローラ2の表面に接触させる図2
に示す接触位置と、それを接触させない図3に示す非接
触位置とに移動させることができるようになっている。
【0046】その接離機構40は、長孔23b内に段付
きネジ41が嵌入されて図3で左右方向に移動可能に保
持された解除レバー23と、その解除レバー23を同図
で右方へ付勢する引っ張りバネ43と、作動時(オン時)
には引っ張りバネ43の付勢力に抗して解除レバー23
を図で左方に移動させるソレノイド45とからなる。
【0047】この静電複写機は、図1で説明した複写プ
ロセスを実行すると、1枚の複写プロセスが実行される
際は、温度検知センサ20が、複写プロセスが実行され
る前に帯電ローラ2の表面に接触した状態でその表面温
度を検知し、また2枚以上連続して複写プロセスが実行
される際の2枚目以降の複写プロセスのときは温度検知
センサ20が帯電ローラ2の表面から離間してその近傍
の雰囲気の温度を検知し、その各検知温度に応じて変化
する電気抵抗を電気信号変換回路21が電圧等の電気信
号に変換して読み取り、その検知温度に対応した出力信
号を印加電圧制御回路22に出力する。
【0048】その印加電圧制御回路22は、その入力し
た電気信号に基づいて高圧電源回路24により帯電ロー
ラ2に印加させる印加電圧を決定して、その印加電圧に
なるように高圧電源回路24の出力電圧を制御する。な
お、ここで行なう印加電圧の制御は、図6に示すような
帯電電位を一定に維持するために必要な帯電ローラの表
面温度と印加電圧との関係にしたがって行なう。
【0049】その印加電圧は、図6から明らかなように
温度検知センサ20が検知した帯電ローラ2の表面温度
に応じてその都度変化する。このようにして、印加電圧
が決定されると、高圧電源回路24はその決定された印
加電圧になる出力電圧を帯電ローラ2に印加する。
【0050】この静電複写機による複写プロセスの開始
は、図7に示すようにプリントキー51(図2)が押さ
れてプリント信号を入力(ON)すると開始される。す
なわち、プリント信号がONになってから時間t1 後
に、帯電ローラ2に帯電バイアス電圧(印加電圧)を印
加させるのに先立ってソレノイド45がオンになる。
【0051】すると、図2に示した解除レバー23が図
3に示した位置に引っ張りバネ43の付勢力に抗して移
動されるため、その解除レバー23の係合端23aがブ
ラケット32のレバー部32aに当接してそれを同図で
左方側へ押すため、ブラケット32が軸33を中心とし
て同図で反時計回り方向に回動する。
【0052】したがって、そのブラケット32に固定保
持されている温度検知センサ20が同方向に回動され、
導電性板バネ26の先端部分に固定されている温度検知
素子25が帯電ローラ2の表面から離間し、温度検知セ
ンサ20が図3に示す非接触位置になる。
【0053】また、ソレノイド45がオンになってから
時間t2 (図7)が経過すると、感光体1を回転させる
駆動系を駆動させて感光体1を図1の矢示A方向に回転
させる。それによって、その感光体1の表面に所定の接
触圧で接している帯電ローラ2が、連れ回りで矢示方向
に回転する。
【0054】さらに、ソレノイド45がオンになってか
ら時間t3 (時間t2 よりも長い)が経過すると、高圧
電源回路24から帯電ローラ2に対して帯電バイアス電
圧が印加され、その電圧の印加が終了した後の時間t4
後にソレノイド45をオフにする。
【0055】このように、この実施例では、ソレノイド
45がオフ状態で、温度検知センサ20が接触位置(図
2の位置)にあって温度検知素子25がフィルム材28
(図5)を介して感光体1の表面に接している時には、高
圧電源回路24から帯電ローラ2には電圧が印加されな
い。
【0056】そして、その帯電ローラ2に電圧が印加さ
れるのは、複写プロセスが実行中のときであり、その時
は図7に示すようにソレノイド45がオンになるため温
度検知センサ20は図3に示した非接触位置になる。し
たがって、この時に帯電ローラ2に高電圧が印加されて
も、その帯電ローラ2から離間した位置にある温度検知
センサ20には電気的な影響が全くなく、何ら障害も起
きない。したがって、その温度検知センサ20を介して
静電複写機全体の制御系に電気的なノイズが侵入した
り、絶縁耐圧不足により回路に短絡が発生したりする恐
れもないので、誤動作も生じない。
【0057】ところで、この静電複写機は、前述した通
常の複写動作の他に、給紙した転写紙がジャムになった
場合には別の動作も行なう。以下、そのジャム発生時に
おける動作を、図8のフロー図及び図9のタイミング図
をも参照して説明する。
【0058】その制御は、図2で説明したマイクロコン
ピュータ50が行なう。そのマイクロコンピュータ50
は、図8に示すルーチンがスタートするとステップ1
で、ジャム検知センサ38(図2)から入力する転写紙
の通過に応じて変わるオン・オフ信号から、給紙された
転写紙がジャム検知センサ38を所定の時間内に通過せ
ずにジャム検知有りとなったか否かを判断する。
【0059】そこでジャム検知がなければ、ジャム発生
時の処理をする必要がないのでステップ8へ進むが、ジ
ャム検知があればステップ2へ進んで、図9に示すよう
にそれから時間t5 後に帯電ローラ2に帯電バイアス電
圧(印加電圧)を印加するのを停止(OFF)する。また、
それと同時に、ステップ3で感光体1を駆動する駆動系
を停止させて、帯電ローラ2の回転も停止(OFF)させ
る。
【0060】次のステップ4では、ジャムとなった転写
紙が取り除かれることによってジャム処理が完了したか
否かを判断し、それが完了していなければそのまま待
ち、それが完了するとステップ5へ進んで、図9に示す
ようにジャム処理完了後(ジャム検知が有から無しに変
わる)から時間t6 後にソレノイド45をオフにして温
度検知センサ20を図2に示したように帯電ローラ2の
表面に接触させる。
【0061】ステップ6では、複写プロセスが再開され
たか否かを判断し、まだ再開されていなければそれが再
開されるまで待ち、それが再開されると、次のステップ
7でソレノイド45をオンにして温度検知センサ20を
図3に示したように帯電ローラ2の表面から離間させ
る。
【0062】次のステップ8では、複写枚数が複写する
設定枚数に達したか否かを判断し、まだ達していなけれ
ば引き続き複写プロセスが行なわれるのでステップ1に
戻って、前述した判断及び処理を繰り返し行ない、ステ
ップ8で複写枚数が設定枚数に達したことを判断する
と、ステップ9でソレノイド45をオフにして温度検知
センサ20を帯電ローラ2の表面に接触させ、このルー
チンの全ての処理を終了する。そして、任意の時間後に
再びプリントキー51(図2)が押されてプリント信号
を入力(ON)すると、前述した複写プロセスが繰り返
し実行される。
【0063】次に、図10のフローチャートを参照しな
がら、1枚の転写紙に複数回画像を転写するモードにお
ける温度検知センサの帯電ローラに対する接離処理につ
いて説明する。図10のルーチンがスタートすると、マ
イクロコンピュータ50は、まずステップ11で、1回
目の画像転写をした転写紙が両面トレイにスタックが完
了したか否かを判断し、まだスタックが完了されていな
ければそのまま待って、それがスタックされるとステッ
プ12へ進んで、ソレノイド45をオフにして温度検知
センサ20を帯電ローラ2の表面に接触させる。
【0064】次のステップ13では、原稿の次の複写を
行なう原稿面が所定の位置にセットされて2回目の画像
転写のための複写プロセスが開始される状態になったか
否かを判断し、まだその状態になっていなければそのま
ま待ち、その複写プロセスの開始タイミングになるとス
テップ14へ進んで、ソレノイド45をオンにして温度
検知センサ20を帯電ローラ2の表面から離間させる。
【0065】次のステップ15では、複写枚数が複写す
る設定枚数に達したか否かを判断し、まだ達していなけ
れば引き続き複写プロセスが行なわれるのでステップ1
1に戻って、前述した判断及び処理を繰り返し行ない、
ステップ15で複写枚数が設定枚数に達したことを判断
すると、ステップ16でソレノイド45をオフにして温
度検知センサ20を帯電ローラ2の表面に接触させ、こ
のルーチンの全ての処理を終了する。
【0066】なお、ステップ13の2回目の画像転写の
ための複写プロセスが開始される状態とは、例えば自動
原稿給送装置を備えた複写機では、両面原稿の場合には
原稿面を表面から裏面に変えて再び原稿面をスキャン可
能な状態になるタイミングをいう。また、図10のルー
チンは、両面原稿の両面の画像を転写紙の表裏の両面に
それぞれ転写する場合、及び2枚の片面原稿のそれぞれ
の画像を1枚の転写紙の表裏の両面にそれぞれ転写する
場合のいずれにおいても実行される。また、転写紙の片
面に複数回の画像を転写する合成の場合においても同様
に実行される。
【0067】図11は温度検知センサを固定にして帯電
ローラを感光体に対して接触・離間させるようにした画
像形成装置である静電複写機の帯電装置付近を示す概略
構成図、図12はその帯電装置に設けられている温度検
知センサを示す斜視図、図13はその温度検知センサの
側面図である。なお、図11において図2と対応する部
分には同一の符号を付してある。
【0068】この実施例による帯電ローラ2は、図11
に示すように導電性芯金15の両端が、導電性の軸受1
7,17でそれぞれ回転自在に支持されていて、その軸
受17が導電性の材料で形成された引張付勢バネ52に
よって感光体1から離間する方向に常に付勢されてい
る。そして、帯電を行なわないときは帯電ローラ2が、
引張付勢バネ52の付勢力により同図に実線で示す離間
位置にある。
【0069】なお、図11で53は絶縁材からなる固定
部材であり、引張付勢バネ52の一端を係着している。
その帯電ローラ2には、それが感光体1の表面1aに接
触した状態で、導電性芯金15に高圧電源回路24から
引張付勢バネ52及び軸受17を介して帯電バイアス電
圧が印加されるようになっており、それによって感光体
1の表面1aが一様に帯電される。
【0070】帯電ローラ2は、帯電部材接離手段によっ
て感光体1に対して接離される。その帯電部材接離手段
は、略中央が軸54によって揺動自在に支持されたアー
ム55の一端に帯電ローラ2を軸受17を介して回転自
在に保持し、そのアーム55の他端側にソレノイド56
の可動軸56aをバネ57を介して取り付けている。ソ
レノイド56は、本体部分が装置の固定部に固定されて
おり、それがオフ状態にあるときにはアーム55が引張
付勢バネ52の付勢力により図11に実線で示す位置ま
で揺動し、帯電ローラ2が感光体1から離間する。
【0071】また、ソレノイド56をオン状態にする
と、アーム55が引張付勢バネ52の引張付勢力に抗し
て時計回り方向に揺動して仮想線で示す位置まで移動
し、その際にバネ57が若干伸びることによって帯電ロ
ーラ2が感光体1の表面1aに帯電に適した所定の接触
圧で接する。
【0072】その帯電ローラ2に近接して、その帯電ロ
ーラ2の表面温度を検知する温度検知センサ60を設
け、その温度検知センサ60を帯電ローラ2と感光体1
とが離間状態にあるときにその帯電ローラ2の表面に接
触し、帯電ローラ2と感光体1とが接触状態にあるとき
にその帯電ローラ2の表面から離間する図示の位置に固
定している。
【0073】温度検知センサ60は、図13に示すよう
に、例えばエポキシ樹脂製の基板58の上に発砲ポリウ
レタンで形成したクッション材59を置き、そのクッシ
ョン材59の上面略中央に図12に示すように温度検知
素子25を置いて、その温度検知素子25を上側から覆
うようにポリイミドアミドによって形成した厚さ10μ
m程度のフィルム材28を被せて固定保持している。
【0074】なお、この温度検知素子25の表面を覆う
フィルム材28の役割は、図4及び図5で説明した温度
検知センサ20のフィルム材28と同様である。この実
施例では、図11に示すように温度検知センサ60を、
帯電ローラ2と感光体1とが離間状態にあるときにその
帯電ローラ2の表面に接触し、帯電ローラ2と感光体1
とが接触状態にあるときに帯電ローラ2の表面から離間
する位置に固定しているので、帯電ローラ2を感光体1
に対して接離させると、それに対応して温度検知センサ
60が帯電ローラ2の表面に対して離れたり接触したり
する。
【0075】したがって、この実施例は、図1乃至図1
0で説明した実施例と、帯電ローラに対して温度検知セ
ンサが接離するのに温度検知センサ側を移動させるか帯
電ローラ側を移動させるかが違うだけであり、図1乃至
図10の実施例と同様に、ジャム発生時には帯電ローラ
2に温度検知センサを接触させてその表面温度を正確に
検知して、その検知温度に応じた印加電圧をジャム処理
完了後の複写プロセス再開時に帯電ローラに印加させる
ことによって安定した帯電ができるという効果が得られ
る。
【0076】それに加えて、この実施例によれば、温度
検知センサ60を移動させる手段を設けなくても、帯電
ローラ2が感光体1から離間するとそれが温度検知セン
サ60に接触し、感光体1に接触すると帯電ローラ2が
温度検知センサ60から離間するので、装置全体の構成
を簡単にすることができるという効果も得られる。
【0077】
【0078】
【発明の効果】 以上説明したように、この発明によれば
次に記載する効果を奏する。 請求項1の画像形成装置に
よれば、温度検知手段を移動させる手段を設けなくて
も、ジャムが発生した時には帯電部材が感光体から離間
してそれが温度検知手段に接触するので、ジャム処理
ために装置のカバーを開けたときでも帯電部材の表面温
度を正確に検知して、ジャム処理後にはその検知温度に
応じた最適な電圧を帯電部材に印加することができる。
請求項2の画像形成装置によれば、画像形成動作中に給
紙した転写紙がジャムになった際に、それを取り除くた
めに装置のカバーを開けることによって機内の空気が機
外へ流出しても、そのジャム発生時には温度検知手段が
帯電部材に接触するので、帯電部材の表面温度を正確に
検知して、その検知温度に応じた最適な電圧を帯電部材
に印加させることができるので、画像形成動作再開後に
は再び安定した帯電電位が得られる。
【0079】また、その請求項2及び3の画像形成装置
によれば、1回目の画像の転写が終わって加熱された転
写材で2回目の画像形成動作時に感光体が雰囲気温度以
上に加熱され、それによって帯電部材の表面温度が上昇
しても、この複数回目の画像形成動作が開始される際に
は温度検知手段が帯電部材に接触するので、その上昇し
た帯電部材の表面温度を確実に検知して、その表面温度
に応じた電圧が帯電部材に印加されるので、安定した帯
電電位が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す画像形成装置である
静電複写機をそれが有する各機能実現手段と共に示す構
成図である。
【図2】同じくその静電複写機に設けられている帯電部
材である帯電ローラの表面温度を検知する温度検知セン
サを接触位置にした状態で示す概略図である。
【図3】同じくその温度検知センサを非接触位置に移動
させた状態を示す概略図である。
【図4】同じくその温度検知センサの構成を示す斜視図
である。
【図5】同じくその温度検知センサの温度検知素子付近
の構成を示す縦断面図である。
【図6】帯電ローラに印加する印加電圧と帯電ローラ表
面温度との関係を示した線図である。
【図7】図1の静電複写機各部の動作タイミングを示す
タイミング図である。
【図8】図2のマイクロコンピュータ50が行なうジャ
ム発生時における動作処理を示すフロー図である。
【図9】ジャム検知を含めた図7と同様なタイミング図
である。
【図10】1枚の転写紙に複数回画像を転写するモード
における温度検知センサの帯電ローラに対する接離処理
を示すフロー図である。
【図11】温度検知センサを固定にして帯電ローラを感
光体に対して接触・離間させるようにした画像形成装置
の実施例の帯電装置付近を示す概略構成図である。
【図12】同じくその帯電装置に設けられている温度検
知センサを示す斜視図である。
【図13】同じくその温度検知センサの側面図である。
【符号の説明】
1:感光体 2:帯電ローラ(帯電部材) 20,60:温度検知センサ(温度検知手段) 22:印加電圧制御回路(印加電圧制御手段) 37:ジャム検知手段 38:ジャム検知センサ 39:温度検知接離手段 40:接離機構 50:マイクロコンピュータ 52:引張付勢バネ 55:アーム 56:ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 G03G 15/16 103 G03G 21/00 370

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に接触した状態で電圧が印加され
    て該感光体を帯電処理する帯電部材と、その帯電部材の
    表面温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の
    検知温度に応じて前記帯電部材へ印加する電圧を制御す
    る印加電圧制御手段と、前記帯電部材を前記感光体に対
    して接離させる帯電部材接離手段とを備えた画像形成装
    置において、 前記温度検知手段を、前記帯電部材が感光体から離間し
    た状態にあるときに該帯電部材の表面に接触し、該帯電
    部材が感光体に接触状態にあるときには該帯電部材の表
    面から離間する位置に配設し、 ジャムが発生した時には前記帯電部材接離手段を駆動さ
    せて前記帯電部材を感光体から離間させて該帯電部材に
    前記温度検知手段を接触させる手段を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体に接触した状態で電圧が印加され
    て該感光体を帯電処理する帯電部材と、その帯電部材の
    表面温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段を
    前記帯電部材に対して接離させ、画像形成時には該温度
    検知手段を前記帯電部材から離す温度検知接離手段と、
    前記温度検知手段の検知温度に応じて前記帯電部材へ印
    加する電圧を制御する印加電圧制御手段とを備えた画像
    形成装置において、 ジャムが発生した時には前記温度検知接離手段を駆動さ
    せて前記温度検知手段を前記帯電部材に接触させる手段
    と、 1つの転写材に複数回画像を転写するモードのときは、
    1回目の画像の転写が終わった転写材がスタックされた
    後その転写材に画像を転写する複数回目の画像形成動作
    が開始される際に、前記温度検知接離手段を駆動させて
    前記温度検知手段を前記帯電部材に接触状態にさせる手
    とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項記載の画像形成装置において、
    1つの転写材に複数回画像を転写するモードのときは、
    1回目の画像の転写が終わった転写材がスタックされた
    後その転写材に画像を転写する複数回目の画像形成動作
    が開始される際に、前記帯電部材接離手段を駆動させて
    前記温度検知手段を前記帯電部材に接触状態にさせる手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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