JPH07311858A - 自由曲面作成方法及び自由曲面作成装置 - Google Patents

自由曲面作成方法及び自由曲面作成装置

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JPH07311858A
JPH07311858A JP6128122A JP12812294A JPH07311858A JP H07311858 A JPH07311858 A JP H07311858A JP 6128122 A JP6128122 A JP 6128122A JP 12812294 A JP12812294 A JP 12812294A JP H07311858 A JPH07311858 A JP H07311858A
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free
quadrilateral
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JP6128122A
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Masaru Saito
勝 斉藤
Tetsuzo Kuragano
哲造 倉賀野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T17/00Three dimensional [3D] modelling, e.g. data description of 3D objects
    • G06T17/30Polynomial surface description

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、自由曲面作成方法及び自由曲面作成
装置について、複数のパツチで構成される曲面を滑らか
にし得るような内部制御点を自動的に決定する。 【構成】四辺形パツチ(A)の4隅の法線(N00
01、N10、N11)と4つの辺(E1 、E2 、E3 、E
4 )を基に、各辺(E1 、E2 、E3 、E4 )上に設定
された複数の点の基準法線を決定し、当該複数の点につ
いて決定された各基準法線と、四辺形パツチ(A)に隣
接するパツチの四辺形パツチ(A)とそれぞれ共有する
辺上に設定された、複数の点に対応する各点の法線とを
近似させて四辺形パツチ(A)の内部制御点を決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図9〜図12) 課題を解決するための手段(図1、図4及び図7) 作用(図4及び図7) 実施例 (1)CAD/CAMシステムの全体構成(図1) (2)実施例による自由曲面作成方法(図2〜図12) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は自由曲面作成方法及び自
由曲面作成装置に関し、例えばCAD(computer aided
design )、又はCAM(computer aided manufacturi
ng)などにおいて、自由曲面をもつた形状を生成する場
合に適用し得る。
【0003】
【従来の技術】例えばCADの手法を用いて自由曲面を
もつた物体の形状をデザインする場合(geometric mode
ling)、一般にデザイナは、曲面が通るべき3次元空間
における複数の点(これを節点と呼ぶ)を指定し、当該
指定された複数の節点を結ぶ境界曲線網を所定のベクト
ル関数を用いてコンピユータによつて演算させることよ
り、いわゆるワイヤーフレームで表現された曲面を作成
する。かくして境界曲線によつて囲まれた多数の枠組み
空間を形成することができる(このような処理を以下枠
組み処理と呼ぶ)。
【0004】かかる枠組み処理によつて形成された境界
曲線網は、それ自体デザイナがデザインしようとする大
まかな形状を表しており、各枠組み空間を囲む境界曲線
を用いて所定のベクトル関数によつて表現できる曲面を
補間演算することができれば、全体としてデザイナがデ
ザインした自由曲面(2次関数で規定できないものをい
う)を生成することができる。ここで各枠組み空間に張
られた曲面は全体の曲面を構成する基本要素を形成し、
これをパツチと呼ぶ。
【0005】従来この種のCADシステムにおいては、
境界曲線網を表現するベクトル関数として、計算が容易
な例えばベジエ(Bezier)式、B−スプライン(B-Spli
ne)式でなる3次のテンソル積が用いられており、例え
ば形状的に特殊な特徴がないような自由曲面を数式表現
するには最適であると考えられている。すわなち形状的
に特殊な特徴がないような自由曲面は、空間に与えられ
た点をxy平面上に投影したとき、当該投影された点が
規則的にマトリクス状に並んでいることが多く、この投
影点の数がm×nで表されるとき、当該枠組み空間を3
次ベジエ式で表される四辺形パツチを用いて容易に張る
ことができることが知られている。しかしこの従来の数
式表現は、形状的に特徴がある曲面(例えば大きく歪ん
だ形状をもつ曲面)に適用する場合には、パツチ相互間
の接続方法に困難があり、高度な数学的演算処理を実行
する必要があるため、コンピユータによる演算処理が複
雑かつ膨大になると共に、演算時間が長大になる問題が
あつた。
【0006】この問題を解決する方法として、隣合う枠
組み空間の共有境界について、接平面連続の条件を満足
するような内部の制御点を求め、当該内部の制御点によ
つて決まる自由曲面を表すベクトル関数によつて、自由
曲面でなるパツチを張る方法が提案されている(特願昭
60-277448号、特願昭 60-290849号、特願昭 60-298638
号、特願昭61-15396号、特願昭61-33412号、特願昭61-5
9790号、特願昭61-64560号、特願昭61-69368号、特願昭
61-69385号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで図9に示すよ
うに、コンピユータを用いた自由曲面を含む意匠設計に
おいては、何枚かのパツチを組み合わせて滑らかな曲面
を表現している。このような場合、一般にはパツチ境界
が枠組みとして規定されているだけで内部形状は規定さ
れていないことが多く、滑らかであればよいことが多
い。ここで図10に示すようなパツチの境界が与えられ
た双3次のベジエパツチの内部形状を規定する内部制御
点ベクトルP11、P12、P21及びP22を決定する方法と
して、パツチの4隅でのツイストベクトルをゼロとおく
方法やパツチのu、v方向の二階微分係数をゼロとおく
方法がある(特願昭62-221073 、精密工学会誌第65巻、
第3号、63ページ)。
【0008】ところがツイストベクトルをゼロとおく方
法で内部制御点を決定すると、パツチの内部形状が境界
である枠組みの影響を強く受け、二階微分係数をゼロと
おく方法ではツイストベクトルをゼロとおく方法より枠
組みの影響は少ないが、平べつたい感じがするという特
徴を有している。しかしながらいずれの方法もパツチの
内部形状を滑らかにするということに主眼がおかれてお
り、隣接するパツチとの接続を考慮していないという問
題があつた。
【0009】ここで図11に示すように、隣接する2枚
のパツチA及びBを接続するには、パツチA及びパツチ
Bがエツジbを共有し、パツチA及びパツチB上の点ベ
クトルf、gにおける法線をそれぞれ一致させれば、接
平面を連続にすることができることが知られている(特
願平1-1756872 )。ところが図12において、パツチA
とパツチBとを接続する場合は内部制御点ベクトルa、
b、c及びdを調節し、パツチBとパツチCとを接続す
る場合は内部制御点ベクトルd、e、f及びgを調節
し、パツチA及びBとパツチB及びCの双方の接続に内
部制御点ベクトルdが必要となるので、パツチA及びB
とパツチB及びCの双方の接続をにらんで内部制御点ベ
クトルdを決定する必要がある。しかしながらこのよう
な場合の作業は手動で行うため、パツチA、パツチB、
パツチC及びパツチDをすべて接続するには非常に手間
がかかり容易でないという問題があつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、複数のパツチで構成される曲面を滑らかに接続する
ことができる内部制御点を自動的に決定し得る自由曲面
作成方法及び自由曲面作成装置を提案しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、3次元空間中に枠組み処理によつ
て、それぞれ4つの境界曲線で囲まれた多数の四辺形枠
組み空間を形成し、当該四辺形枠組み空間に所定のベク
トル関数で表される四辺形パツチを張ることにより、自
由曲面を生成する自由曲面作成方法において、四辺形パ
ツチ(A)の4隅の法線(N00、N01、N10、N11)と
4つの辺(E1 、E2 、E3 、E4 )とを基に、各辺
(E1 、E2 、E3 、E4 )上に設定された複数の点の
基準法線(N)を決定し、当該複数の点について決定さ
れた各基準法線(N)と、四辺形パツチ(A)に隣接す
るパツチ(S)の四辺形パツチ(A)とそれぞれ共有す
る辺(E1 、E2 、E3 、E4 )上に設定された、複数
の点に対応する各点の法線(M)とを近似させて四辺形
パツチ(A)の内部制御点を決定するようにした。
【0012】また本発明においては、3次元空間中に枠
組み処理によつて、それぞれ4つの境界曲線で囲まれた
多数の四辺形枠組み空間を形成し、当該四辺形枠組み空
間に所定のベクトル関数で表される四辺形パツチを張る
ことにより、自由曲面を生成する自由曲面作成装置
(2)において、四辺形パツチ(A)の4隅の法線(N
00、N01、N10、N11)と4つの辺(E1 、E2
3 、E4 )を基に、各辺(E1 、E2 、E3 、E4
上に設定された複数の点の基準法線(N)を決定する基
準法線決定手段と、当該複数の点について決定された各
基準法線(N)と、四辺形パツチ(A)に隣接するパツ
チ(S)の四辺形パツチ(A)とそれぞれ共有する辺
(E1 、E2 、E3 、E4 )上に設定された、複数の点
に対応する各点の法線(M)とを近似させて四辺形パツ
チ(A)の内部制御点を決定する内部制御点決定手段と
を設けるようにした。
【0013】
【作用】四辺形パツチ(A)の4隅の法線(E00
01、E10、E11)と4つの辺(E1 、E2 、E3 、E
4 )を基に、各辺(E1 、E2 、E3 、E4 )上に設定
された複数の点の基準法線(N)を決定し、当該複数の
点について決定された各基準法線(N)と、四辺形パツ
チ(A)に隣接するパツチ(S)の四辺形パツチ(A)
とそれぞれ共有する辺(E1 、E2 、E3 、E4 )上に
設定された、複数の点に対応する各点の法線(M)とを
近似させて四辺形パツチ(A)の内部制御点を決定する
ようにした。これにより、複数のパツチで構成される曲
面を滑らかに接続し得る内部制御点を自動的に決定する
ことができる。
【0014】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0015】(1)CAD/CAMシステムの全体構成 図1において、1は全体としてCAD/CAMシステム
を示し、自由曲面作成装置2で自由曲面を表す形状デー
タDTS を作成した後、工具経路作成装置3で切削加工
用の加工データDTCLを作成する。
【0016】すなわち自由曲面作成装置2は、中央処理
装置(CPU)を有し、表示装置4の表示に応答して入
力装置5を操作することにより、デザイナが指定入力し
たワイヤフレームモデルに3次のベジエ式を用いてパツ
チを張つた後、当該パツチを接続し直すことにより、自
由曲面を有する物体の形状データDTS を作成する。
【0017】これに対して工具経路作成装置3は、形状
データDTS に基づいて、金型を荒加工及び仕上げする
加工データDTCLを作成した後、当該荒加工用及び仕上
げ加工用の加工データDTCLを、例えばフロツピデイス
ク6を介して、NCミーリングマシン7に出力する。N
Cミーリングマシン7は、当該加工データDTCLに基づ
いて例えばNCフライス盤を駆動し、これにより形状デ
ータDTS で表される製品の金型を作成する。
【0018】(2)実施例による自由曲面作成方法 この実施例において、自由曲面作成装置2は、滑らかな
曲面を得るようにパツチの内部制御点を自動的に決定す
る。
【0019】双3次のベジエパツチは次式
【数1】 によつて表すことができる。ここで0≦u≦1、0≦v
≦1である。これらのパツチが集まつて図9に示すよう
な曲面を構成している。図9のパツチAに注目すると、
パツチAはパツチB、パツチC、パツチD及びパツチE
とエツジb、エツジc、エツジd及びエツジeで接して
おり、パツチA、B、C及びDで構成される曲面を滑ら
かにするには、エツジb、c、d及びeにおいて接平面
を連続にすればよい。すなわち各エツジb、c、d及び
e上に設定された各点においてパツチB、C及びDの法
線方向を一致させればこれらのパツチA、B、C及びD
を接平面連続にすることができる。
【0020】ここで説明を簡単にするためパツチA及び
パツチBに注目し、パツチA及びBを接平面連続にする
場合について図2を用いて説明する。パツチA及びBの
法線方向は、各パツチのu方向の偏微分とv方向の偏微
分の外積によつて求めることができる。従つてパツチA
及びBのエツジb上の法線をそれぞれ法線ベクトルNa
及びNb とすると、パツチAの法線方向とパツチBの法
線方向は、次式
【数2】 で表すことができる。ここでパツチAとパツチBとを接
平面連続にするには各パツチの法線方向を一致させれば
よいので、接平面連続の式は次式
【数3】 で表すことができる。
【0021】図2において、パツチA及びB上の点ベク
トルf、gにおける法線方向は一致しているものとす
る。すなわち上述のようにこれらの点ベクトルf、gに
おける法線方向が一致していなければ、内部制御点をい
かに制御してもパツチA及びBを接平面連続にすること
はできないからである。
【0022】パツチA及びBの境界であるエツジbは次
【数4】 で表される。ここで0≦u≦1である。またパツチのエ
ツジ上の点の法線方向は次式
【数5】 で表すことができるので、図10のパツチAの4隅の
点、すなわち点ベクトルP00、P30、P03及びP33の法
線方向は(5)式に(0、0)、(1、0)、(0、1)、(1、1)の
各パラメータを代入して展開した次式
【数6】 によつて表すことができる。ここで(4)式及び(6)
式には内部制御点ベクトルP11、P12、P21及びP22
現れておらず、従つてエツジbとパツチAの4隅の点ベ
クトルP00、P30、P03及びP33の法線方向とはこれら
の内部制御点ベクトルP11、P12、P21及びP22とは関
係がなく独立であることが分かる。すなわちパツチAの
内部の制御点ベクトルP11、P12、P21及びP22を動か
してもパツチAの4隅の点ベクトルP00、P30、P03
びP33の法線方向は変わらないということである。
【0023】以上のことより、図2における点ベクトル
f及びgの法線方向とエツジbはパツチA及びBに共通
であり、しかも内部制御点ベクトルP11、P12、P21
びP 22とは独立な情報であることが分かる。従つてパツ
チA及びBに共通のこれらの情報を用いてエツジb上の
パツチの法線ベクトルNa 及びNb を決定すれば、パツ
チAだけに注目しても、パツチBだけに注目しても同様
の法線方向を得ることができる。またこのようにして得
られた法線ベクトルNa 及びNb は、内部制御点とは独
立な情報であるので、内部制御点を操作してパツチの法
線方向を制御しても影響を受けず、各パツチを独立に修
正して曲面を滑らかにすることができる。以上のような
操作をパツチAの4つのエツジa、b、c及びdに対し
て同時に行うことにより、曲面を滑らかにすることがで
きる。
【0024】次に基準となる法線方向の決定方法と、決
定した基準法線方向及びパツチAに隣接するパツチSの
法線方向を一致させる方法について説明する。自由曲面
作成装置2は図3のステツプSP1より開始して、まず
ステツプSP2において、基準となる法線方向を決定す
る。図4に示すように、パツチAの4隅の点の法線をそ
れぞれ法線ベクトルN00、N01、N10及びN11とし、4
つのエツジをそれぞれエツジE1 、E2 、E3 及びE4
とする。上述のように、この4つの法線ベクトルN00
01、N10及びN11は内部制御点を動かしても動かず、
パツチAが、隣接するパツチSと接平面連続になるため
にはこれらの4つの法線ベクトルN00、N01、N10及び
11が共通であることが要求されるので、これらの4つ
の法線ベクトルN00、N01、N10及びN11と、隣接する
パツチSと共有する4つのエツジE1 、E2 、E3 及び
4 とから基準法線ベクトルNを決定する。
【0025】基準法線ベクトルNの決定方法の1つは、
各エツジの両端点での法線のベクトル量を基に、各エツ
ジ上に設定された各点から当該点を含むエツジの両端点
への距離の比で決定する方法である。例えば図5に示す
ように、エツジ上の点ベクトルCの法線ベクトルN
c は、両端点での法線ベクトルNa 及びNb を点ベクト
ルCで分割した距離の比、すなわちa:bでリニアに補
間する方法である。すなわち図4の4隅の法線ベクトル
00、N01、N10及びN11は次式
【数7】 で表され、エツジ上の点ベクトルCの法線ベクトルNc
は法線ベクトルNa 及びNb が正規化された法線とする
と、次式
【数8】 によつて表すことができる。このようにして各エツジ上
に設定した各点の法線を決定する。
【0026】基準法線を決定する他の方法は、各エツジ
の両端点での法線のベクトル量を基に、各エツジをそれ
ぞれ2階微分し、その結果得られる各エツジの曲率の変
化を積分し、各エツジ上にそれぞれ設定した各点から当
該点を含むエツジの両端点までのエツジの曲率の変化の
積分値に応じて決定する方法であり、これを図6を用い
て説明する。エツジの2回微分は次式
【数9】 で表現され、C″の積分Fは次式
【数10】 で表される。エツジ上の点ベクトルCでのパラメータを
c とすると、法線ベクトルNc は次式
【数11】 で表すことができる。以上のようにしてエツジ上の基準
法線ベクトルNを求めることができる。
【0027】このようにエツジ上に設定した各点での基
準法線ベクトルNが求められると、ステツプSP3にお
いて、最小2乗近似によりパツチSの法線方向を基準法
線方向に近づける処理を行う。すなわち基準法線ベクト
ルNの法線方向に対して、パツチSがもつている法線方
向を合わせる処理を行う。図6において基準法線ベクト
ルNとパツチSのエツジの法線ベクトルMを一致させる
には、N(u、v)と次式
【数12】 で表されるパツチSのエツジの法線ベクトルM(u、
v)(ここで0≦u≦1、0≦v≦1)の外積が次式
【数13】 の条件を満たせばよい。
【0028】(13)式でパラメータを任意して設定
し、各エツジ上に設定された点での基準法線方向Nとパ
ツチSのエツジの法線方向Mの外積より次式
【数14】 を得る。ここでu=i/10、v=i/10である。この
(14)式のうち、内部制御点を未知数として最小2乗
近似(特願平 5-35826号)で近似し、ステツプSP4に
おいて処理を終了する。
【0029】以上の構成によれば、パツチAの内部制御
点を、隣接するパツチの情報を参照せずにパツチAの内
部制御点と独立であり、かつ隣接パツチとの共通情報で
ある4隅の点の法線と4つのエツジとから得るようにし
たことにより、滑らかな曲面を得ることができるような
内部制御点を自動的に決定することができる。
【0030】因みに図8に示すように、従来の方法によ
り生成した1/4球(図8(B))では法線が一致して
いないため接平面連続でないのに対し、本発明の実施例
により生成した1/4球(図8(A))では法線が一致
して接平面連続である。
【0031】なお上述の実施例においては、各エツジ上
にu=i/10、v=i/10のパラメータを設定した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じ
て設定するパラメータの数を変えてもよい。
【0032】また上述の実施例においては、四辺形パツ
チの4つのエツジ及び4隅の点での法線を基に、当該各
エツジ上に設定された複数の点から当該点を含むそれぞ
れの辺の両端点への距離の比に応じて、各エツジ上に設
定された複数の点についての基準法線を決定する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、他の方法で基
準法線を決定してもよい。
【0033】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、四辺形パ
ツチの4隅の法線と4つの辺を基に、各辺上に設定され
た複数の点の基準法線を決定し、当該複数の点について
決定された各基準法線と、四辺形パツチに隣接するパツ
チの四辺形パツチとそれぞれ共有する辺上に設定され
た、複数の点に対応する各点の法線とを近似させて四辺
形パツチの内部制御点を決定するようにしたことによ
り、滑らかな曲面を得るようにパツチの内部制御点を自
動的に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自由曲線作成方法を適用したCA
D/CAMシステムの一実施例の全体構成を示すブロツ
ク図である。
【図2】パツチA及びパツチBの2枚のパツチを接平面
連続にするための説明に供する略線図である。
【図3】自由曲面作成装置の処理手順を示すフローチヤ
ートである。
【図4】エツジ上の法線ベクトルの決定方法の説明に供
する略線図である。
【図5】エツジ上の法線ベクトルを決定する第1の方法
の説明に供する略線図である。
【図6】エツジ上の法線ベクトルを決定する第2の方法
の説明に供する略線図である。
【図7】基準法線ベクトルとエツジ上の法線ベクトルを
近似させるための説明に供する略線図である。
【図8】本発明による自由曲面作成方法で生成した1/
4球(A)と従来の方法で生成した1/4球(B)とを
示す略線図である。
【図9】複数のパツチを組み合わせて構成される曲面を
表現した略線図である。
【図10】双3次のベジエパツチを示す略線図である。
【図11】隣接するパツチとの接続の説明に供する略線
図である。
【図12】パツチの接続の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……CAD/CAMシステム、2……自由曲面作成装
置、3……表示装置、4……入力装置、5……工具経路
作成装置、6……フロツピデイスク、7……NCミーリ
ングマシン、P(11)、P(11)1 、P(11)2 ……節点、制
御点。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3次元空間中に枠組み処理によつて、それ
    ぞれ4つの境界曲線で囲まれた多数の四辺形枠組み空間
    を形成し、当該四辺形枠組み空間に所定のベクトル関数
    で表される四辺形パツチを張ることにより、自由曲面を
    生成する自由曲面作成方法において、 上記四辺形パツチの4隅の法線と4つの辺を基に、上記
    各辺上に設定された複数の点の基準法線を決定し、 当該複数の点について決定された上記各基準法線と、上
    記四辺形パツチに隣接するパツチの上記四辺形パツチと
    それぞれ共有する辺上に設定された、上記複数の点に対
    応する各点の法線とを近似させて上記四辺形パツチの内
    部制御点を決定するようにしたことを特徴とする自由曲
    面作成方法。
  2. 【請求項2】上記基準法線は、上記各辺において、上記
    各辺の両端点での法線のベクトル量を基に、上記各辺上
    にそれぞれ設定された上記各複数の点から当該複数の点
    を含む辺の両端点への距離の比に応じて決定するように
    したことを特徴とする請求項1に記載の自由曲面作成方
    法。
  3. 【請求項3】上記基準法線は、上記各辺において、上記
    各辺の両端点での法線のベクトル量を基に、上記各辺を
    それぞれ2階微分して得られる上記各辺の曲率の変化を
    積分し、上記各辺上にそれぞれ設定された上記各複数の
    点から当該複数の点を含む辺の両端点までの上記辺の曲
    率の変化の積分値に応じて決定するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の自由曲面作成方法。
  4. 【請求項4】上記四辺形パツチの上記各辺上に設定され
    た上記複数の点の基準法線と上記四辺形パツチに隣接す
    るパツチの上記複数の点に対応する点の法線とは、最小
    2乗近似法で近似するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の自由曲面作成方法。
  5. 【請求項5】3次元空間中に枠組み処理によつて、それ
    ぞれ4つの境界曲線で囲まれた多数の四辺形枠組み空間
    を形成し、当該四辺形枠組み空間に所定のベクトル関数
    で表される四辺形パツチを張ることにより、自由曲面を
    生成する自由曲面作成装置において、 上記四辺形パツチの4隅の法線と4つの辺を基に、上記
    各辺上に設定された複数の点の基準法線を決定する基準
    法線決定手段と、 当該複数の点について決定された上記各基準法線と、上
    記四辺形パツチに隣接するパツチの上記四辺形パツチと
    それぞれ共有する辺上に設定された、上記複数の点に対
    応する各点の法線とを近似させて上記四辺形パツチの内
    部制御点を決定する内部制御点決定手段とを具えること
    を特徴とする自由曲面作成装置。
  6. 【請求項6】上記基準法線決定手段は、上記各辺におい
    て、上記各辺の両端点での法線のベクトル量を基に、上
    記各辺上にそれぞれ設定された上記各複数の点から当該
    複数の点を含む辺の両端点への距離の比に応じて決定す
    るようにしたことを特徴とする請求項5に記載の自由曲
    面作成装置。
  7. 【請求項7】上記基準法線決定手段は、上記各辺におい
    て、上記各辺の両端点での法線のベクトル量を基に、上
    記各辺をそれぞれ2回微分して得られる上記各辺の曲率
    の変化を積分し、上記各辺上にそれぞれ設定された上記
    各複数の点から当該複数の点を含む辺の両端点までの上
    記辺の曲率の変化の積分値に応じて決定するようにした
    ことを特徴とする請求項5に記載の自由曲面作成装置。
  8. 【請求項8】上記内部制御点決定手段は、上記四辺形パ
    ツチの上記各辺上に設定された上記複数の点の基準法線
    と上記四辺形パツチに隣接するパツチの上記複数の点に
    対応する点の法線とを、最小2乗近似法で近似するよう
    にしたことを特徴とする請求項5に記載の自由曲面作成
    装置。
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