JP2003022285A - コンピュータ支援による製品設計装置 - Google Patents

コンピュータ支援による製品設計装置

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JP2003022285A
JP2003022285A JP2001208857A JP2001208857A JP2003022285A JP 2003022285 A JP2003022285 A JP 2003022285A JP 2001208857 A JP2001208857 A JP 2001208857A JP 2001208857 A JP2001208857 A JP 2001208857A JP 2003022285 A JP2003022285 A JP 2003022285A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品モデルを構成する形状モデルの面の一部
の形状を変更前の形状定義の使用を可能としつつ、容易
に変更できるようにし、よって設計作業効率を向上させ
るようにしたコンピュータ支援による製品設計装置を提
供する。 【解決手段】 形状モデル(ソリッドモデル)100の
面の一部Aを指定してその形状を変更しようとすると
き、面の一部と残余の部分Cとの間に仮想境界線Lvを
作成し、仮想境界線までを変更範囲とみなして面の一部
の形状を変更する。仮想境界線は、面の一部と残余の部
分の間のフィレットBを削除してフィレットが作成され
る前のエッジeを利用、あるいは面の一部を構成する線
を延長させるなどして行うと共に、形状が変更された後
にフィレットBを復活させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータ支援
による製品設計装置、いわゆるCAD(ComputerAided
Design) /CAM(Computer Aided Manufacturing)、あ
るいはCIM(Computer Integrated Manufacturing)な
どの製品設計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコンピュータ支援による製品設
計装置の一例としては、特開平9−319772号公報
記載の技術を挙げることができる。その従来技術におい
ては、前工程の製品設計工程において製品形状の特徴点
を決定しておき、それによって後工程の金型設計工程で
上型形状の自動設計を可能とし、よって両工程の設計時
間を短縮することを提案している。
【0003】このように、CAD/CAMあるいはCI
Mにおいては、金型を用いて製品を製造しようとすると
き、設計者は、通例、先ずCADシステムを用いて製品
設計工程において、ディスプレイ上に表示される円筒な
どの基本要素(基本的な図形。プリミティブ)を掃引し
つつ、ブーリアン演算(集合演算)を行い、ソリッドモ
デルなどの形状モデルを用いて製品をモデル化し、次い
でその製品モデルを使用して金型設計工程で金型モデル
を作成(設計)する。
【0004】次いで、その作成した金型モデルを使用し
て金型加工データを作成し、次いでそのデータを使用し
てNC加工などによって金型を製造し、製造した金型を
使用して鋳造・切削加工によって製品を製造する。
【0005】さらに、製品設計工程で作成した製品モデ
ルの形状がそのまま製品の形状となるため、鋳造工程で
必要とされる抜き勾配、即ち、金型から製品を抜き出す
ための抜き勾配を製品設計工程で形状モデルに付加(作
成)すると共に、角のある稜線(エッジ)部分にフィレ
ットと呼ばれる丸みを作成し、それによって製品モデル
の設計が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製品モデル
の設計が一旦完了した後、抜き勾配の不足あるいは肉厚
の変更などが生じ、フィレットなどで接線連続に接続さ
れた形状モデル、例えば、ソリッドモデルの面の一部の
形状を指定して形状を変更しようとするとき、従来、接
線連続性を保ちながら、その面の一部の形状を変更する
ことができなかった。
【0007】即ち、ソリッドモデル上の接線連続に接続
された面に対しては、図13に示すように面の色を局部
的に変更する(色の相違を線の相違で示す)、あるいは
図14に示すように面要素(FACE)を取り出すこと
ができるのみであった。このように、従来、面の一部の
境界は認識することができるが、変更前の形状定義の使
用を可能としつつ、ソリッドモデルの形状を変更させる
操作を行うことができなかった。
【0008】図15を参照して具体的に説明すると、図
示のようなソリッドモデルにおいて、側面がA,B,C
からなり、面A,CがフィレットBで接線連続、換言す
れば、面A,B,Cは独立していず、面Aはその一部と
なっているものとする。
【0009】この図示の例で、面の一部Aが面Cに対し
てオフセット(拡大)するように変更しようとする場
合、オフセットされたAをAnとするとき、AnとCと
の間に段差が生じることから、AnとCを結ぶ線lac
は、段差の端部からCに引くこととなって制限されたも
のとなり、変更前の形状定義を使用することができなか
った。
【0010】もちろん、オフセット(拡大)させたAn
の形状定義を演算し直し、その演算し直した値とCの形
状定義を使用すれば、線lacを滑らかに引くことがで
きるが、形状定義を演算し直すことは煩瑣であって、設
計作業効率を低下させる。
【0011】従って、この発明の目的は上記した課題を
解決し、製品モデルを構成する形状モデルの面の一部の
形状を変更前の形状定義の使用を可能としつつ、容易に
変更できるようにし、よって設計作業効率を向上させる
ようにしたコンピュータ支援による製品設計装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、この発明は請求項1項にあっては、コンピュー
タ、前記コンピュータに接続され、その出力を表示する
ディスプレイ、および前記コンピュータに格納され、前
記ディスプレイ上の出力を介して形状モデリング機能を
有する設計支援プログラムを少なくとも備えると共に、
前記設計支援プログラムが、基本要素を組み合わせてな
る形状モデルを用いて製品をモデル化した製品モデルを
設計する製品設計工程、および前記設計された製品モデ
ルを用いて前記製品を製造するための金型を設計する金
型設計工程を少なくとも含む、コンピュータ支援による
製品設計装置において、前記製品設計工程のプログラム
が、前記形状モデルの面、正確には曲面あるいは平面の
一部を指定してその形状を変更しようとするとき、前記
面の一部と残余の部分との間に仮想境界線を作成する仮
想境界線作成手段、および前記仮想境界線までを変更範
囲とみなして前記面の一部の形状を変更する形状変更手
段を少なくとも備える如く構成した。
【0013】形状モデルの面の一部を指定してその形状
を変更しようとするとき、面の一部と残余の部分との間
に仮想境界線を作成し、それまでを変更範囲とみなして
面の一部の形状を変更するように構成したので、変更前
の形状定義の使用を可能としつつ、容易に面の一部の形
状を変更することができ、よって設計作業効率を向上さ
せることができる。さらに、設計の自由度も向上させる
ことができる。
【0014】請求項2項にあっては、前記仮想境界線作
成手段は、前記面の一部と残余の部分の間にフィレット
が作成されていて前記面の一部と残余の部分が接線連続
に接続されているとき、前記フィレットを削除して前記
フィレットが作成される前のエッジを前記仮想境界線と
する如く構成した。
【0015】面の一部と残余の部分の間にフィレットが
作成されていてそれらが接線連続に接続されていると
き、フィレットを削除してフィレットが作成される前の
エッジを仮想境界線とする如く構成したので、容易に仮
想境界線を作成することができ、よって変更前の形状定
義の使用を可能としつつ、容易に面の一部の形状を変更
することができ、よって設計作業効率を向上させること
ができる。
【0016】請求項3項にあっては、前記仮想境界線作
成手段は、前記面の一部と残余の部分が共に曲線、より
正確には曲面で構成されるとき、前記面の一部を構成す
る曲線、より正確には曲面の曲率と同一の曲率でその曲
線、より正確には曲面を前記面の内方向に延長させると
共に、前記面の残余の部分を構成する曲線、より正確に
は曲面の曲率と同一の曲率でその曲線、より正確には曲
面を延長させてそれら延長線、より正確には延長面の交
線を求め、前記求めた交線を前記仮想境界線とする如く
構成した。
【0017】面の一部と残余の部分が共に曲線で構成さ
れるとき、面の一部を構成する曲線の曲率と同一の曲率
でその曲線を面の内方向に延長させると共に、面の残余
の部分を構成する曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を
延長させてそれら延長線の交点を求めて仮想境界線とす
る如く構成したので、同様に容易に仮想境界線を作成す
ることができ、よって変更前の形状定義の使用を可能と
しつつ、容易に面の一部の形状を変更することができ、
よって設計作業効率を向上させることができる。
【0018】請求項4項にあっては、前記仮想境界線作
成手段は、前記面の一部と残余の部分が共に曲線、より
正確には曲面で構成されるとき、前記面の一部を構成す
る曲線、より正確には曲面に接する接線、より正確には
面を前記面の内方向に延長させると共に、前記面の残余
の部分を構成する曲線、より正確には曲面に接する接
線、より正確には面を延長させてそれら延長線の交点を
求め、前記求めた交線を前記仮想境界線とする如く構成
した。
【0019】同様に面の一部を構成する曲線に接する接
線を面の内方向に延長させると共に、面の残余の部分を
構成する曲線に接する接線を延長させてそれら延長線の
交点を求めて仮想境界線とするように構成したので、同
様に容易に仮想境界線を作成することができ、よって変
更前の形状定義の使用を可能としつつ、容易に面の一部
の形状を変更することができ、よって設計作業効率を向
上させることができる。
【0020】請求項5項にあっては、前記仮想境界線作
成手段は、前記面の一部と残余の部分が共に曲線、より
正確には曲面で構成されるとき、前記面の一部を構成す
る曲線、より正確には曲面の曲率と同一の曲率でその曲
線、より正確には曲面を前記面の内方向に延長させると
共に、前記面の残余の部分を構成する曲線、より正確に
は曲面の曲率と同一の曲率でその曲線、より正確には曲
面を延長させてそれら延長線、より正確には延長面の間
の距離が絶対値において最大および最小の少なくともい
ずれかになる位置を求め、前記求めた位置を前記仮想境
界線とする如く構成した。
【0021】同様に面の一部を構成する曲線の曲率と同
一の曲率でその曲線を面の内方向に延長させると共に、
面の残余の部分を構成する曲線の曲率と同一の曲率でそ
の曲線を延長させてそれら延長線の間の距離が絶対値に
おいて最大および最小の少なくともいずれかになる位置
を求めて仮想境界線とする如く構成したので、同様に容
易に仮想境界線を作成することができ、よって変更前の
形状定義の使用を可能としつつ、容易に面の一部の形状
を変更することができ、よって設計作業効率を向上させ
ることができる。
【0022】請求項6項にあっては、前記仮想境界線作
成手段は、前記面の一部と残余の部分が共に曲線、より
正確には曲面で構成されるとき、前記面の一部を構成す
る曲線、より正確には曲面の曲率と同一の曲率でその曲
線、より正確には曲面を前記面の内方向に延長させると
共に、前記面の残余の部分を構成する曲線、より正確に
は曲面の曲率と同一の曲率でその曲線、より正確には曲
面を延長させてそれら延長線、より正確には延長面と任
意な直線、より正確には面との交線を求め、前記求めた
交線を前記仮想境界線とする如く構成した。
【0023】同様に面の一部を構成する曲線の曲率と同
一の曲率でその曲線を面の内方向に延長させると共に、
面の残余の部分を構成する曲線の曲率と同一の曲率でそ
の曲線を延長させてそれら延長線と任意な直線との交点
を求めて仮想境界線とする如く構成したので、同様に容
易に仮想境界線を作成することができ、よって変更前の
形状定義の使用を可能としつつ、容易に面の一部の形状
を変更することができ、よって設計作業効率を向上させ
ることができる。
【0024】請求項7項にあっては、さらに、前記形状
が変更された面の一部と前記面の残余の部分との間にフ
ィレットを作成する手段を備える如く構成した。
【0025】形状が変更された面の一部と面の残余の部
分との間にフィレットを作成する如く構成したので、形
状を変更した後のソリッドモデルをフィレットが付与さ
れた状態で確認することができると共に、フィレットの
作成に際しても変更前の形状定義を使用することがで
き、フィレット作成作業効率を向上させることができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に即してこの発明
の一つの実施の形態に係るコンピュータ支援による製品
設計装置を説明する。
【0027】図1は、そのコンピュータ支援による製品
設計装置を全体的に示す概略図である。
【0028】図において符合10はその装置を示し、装
置10は、コンピュータ12、コンピュータ12に接続
され、その出力を表示するディスプレイ14を備えると
共に、コンピュータ10に格納され、ディスプレイ14
の上に表示される出力を介して3次元曲線と3次元曲面
による形状モデリング機能を実現する設計支援用の、対
話形式のプログラム16を備える。
【0029】さらに、装置10はキーボードおよびマウ
スなどの入力装置18を備え、設計者(エンジニア)
は、要求される製品の仕様を記載した設計仕様書に基づ
き、入力装置18を介してデータを入力し、プログラム
16に格納された指示に従い、対話形式で製品のモデル
を設計する。
【0030】プログラム16において製品は、形状の頂
点、エッジ(稜線)などの数値データとして表現され、
具体的にはソリッドモデル(形状モデル)によって製品
の形状が表現される。具体的には、設計者は、ディスプ
レイ14上に表示される円筒などの基本要素(基本的な
図形。プリミティブ)を掃引しつつ、和集合、差集合お
よび積集合からなるブーリアン(Boolean)演算
(集合演算)を行って組み合わせ形状を作成してソリッ
ドモデルを作成し、それから製品モデル20を設計す
る。
【0031】このように、装置10はCAD/CAMあ
るいはCIMとして構成される。
【0032】図2は、装置10を用いて行われる、製品
設計から量産までの工程を示す説明図である。
【0033】再説すると、CAD/CAMあるいはCI
Mにおいては、金型24を用いて製品26を製造しよう
とするとき、設計者は、通例、先ず、装置10を用いて
製品設計工程で製品モデル20を作成(設計)し、その
作成した製品モデル20を使用して金型設計工程で金型
モデル28を作成(設計)する。
【0034】次いで、設計者は、作成した金型モデル2
8を使用して金型加工データを作成し、そのデータを使
用してNC加工装置30などによって金型24を製造
し、製造した金型24を使用して鋳造・切削加工によっ
て製品26を製造する。
【0035】このように製品設計工程で作成した製品モ
デルの形状がそのまま製品の形状となるため、鋳造工程
で必要とされる抜き勾配、即ち、金型から製品を抜き出
すための抜き勾配を、製品設計工程に製造モデルに付加
(作成)する必要がある。
【0036】図3は、型抜きの説明図である。金型24
の上型(コア)24aと下型(キャビティ)24bで規
定される空間内に材料を流し込んで目的とする製品26
を製造する。このとき、製品26の型からの抜き出しを
容易にするために、抜き勾配が作成される。
【0037】尚、図3では簡略化して示すが、製品26
は実際には図4に示すような複雑な凹凸形状を備える。
図示例の場合は、トランスミッションケースであり、か
かる場合は金型の形状も複雑となると共に、型抜き方向
の数も増加する。
【0038】次いで、この実施の形態に係るコンピュー
タ支援による製品設計装置の動作あるいは処理を説明す
る。
【0039】図5はその動作あるいは処理を示すフロー
・チャートである。
【0040】この実施の形態に係る装置の動作あるいは
処理は、先に述べたように、製品モデル20を構成する
ソリッドモデルの設計が一旦完了した後、抜き勾配の不
足あるいは肉厚の変更などが生じ、フィレットなどで接
線連続に接続されたソリッドモデルの面の一部の形状を
選択して形状を変更する場合に関する。
【0041】具体的には、図6に示すように、側面A,
Cを備える2個の円筒(基本要素)を組み合わせてなる
形状を作成し、次いでその間の部位Bにフィレットを作
成して完成させたソリッドモデル100、より具体的に
は、側面A,CがフィレットBで接線連続、換言すれ
ば、A,B,Cは面として独立していず、Aは面の一部
となっているソリッドモデル100において、Aを形状
変更予定部位として指定し、その形状をCに対してオフ
セット(拡大あるいは縮小。変更)するような場合に関
する。尚、かかるソリッドモデル100が、製品モデル
20の全てあるいは一部となる。
【0042】図5の処理を説明すると、この実施の形態
においては、S10において形状を変更しようとする形
状変更予定部位A(面の一部)を指定し、S12に進
み、隣接する部位(フィレット)Bのフィレット作成前
のエッジeを取り出して仮想境界線Lvとし(仮想境界
線Lvを作成し)、S14に進み、仮想境界線Lvまで
を変更範囲とみなしてAの形状を変更し、次いでS16
に進み、形状が変更されたA(Anと示す)とCとの間
にフィレットBを作成(復活)させるようにした。
【0043】即ち、図7に示す如く、面の一部Aと残余
の部位Cを延長し、その延長線上に仮想境界線Lvを作
成し、仮想境界線Lvまで延長させたAを変更(拡大)
するようにした。次いで、変更前(元)の形状定義を使
用してフィレットBを作成(復活)させ、完成させるよ
うにした。
【0044】これにより、変更前(元)の形状定義を利
用してAの形状を変更することができ、例えば変更前の
Aの形状定義をn倍することで、容易にAの形状を変更
することができ、設計作業効率を向上させることができ
ると共に、設計の自由度も向上させることができる。
【0045】さらに、その後にフィレットBを復活させ
るときも、元の形状定義を流用することができてフィレ
ット作成作業も容易となる。
【0046】上記をより一般的に言えば、変更する前に
隣接する部位で変更によって生じる段差を覆い隠すこと
に相当し、これによって変更前の形状定義を用いつつ、
段差を解消することが可能となる。
【0047】尚、図6あるいは図7に示す如く、ソリッ
ドモデル100においてA,B,Cの3つの部位が接線
連続に形成されている場合、上記の処理が可能となる前
提として、A,B,Cの3つに分割できることが予め認
識されている必要がある。
【0048】その場合として以下が考えられる。
【0049】(1)Bがフィレット作成機能で作成され
たフィレットとして認識されている場合 (2)A,Cに対してBが後でブーリアン演算による合
成などで作成された場合 (3)A,B,Cを作成するための要素(曲線など)が
予め分割、換言すれば、別々に設定されている場合 (4)曲率がBで一定あるが、A,Cでは明確に変化し
ており、その曲率の変化の位置からA,B,Cを分割で
きる場合
【0050】この実施の形態では、(1)に該当し、よ
って上記した処理が可能となり、変更前の形状定義を維
持しつつ、Aの形状を容易に変更することができる。
尚、後述する第2の実施の形態およびそれ以降の実施の
形態においても(1)から(4)のいずれかが満足され
ていることを前提とする。
【0051】図8はこの発明の第2の実施の形態に係る
コンピュータ支援による製品設計装置の動作あるいは処
理を説明する、図7と部分的に類似する説明図である。
【0052】第1の実施の形態においてはフィレット作
成前のエッジを利用して仮想境界線を作成したが、第2
の実施の形態においては、曲率を連続的に延長させて仮
想境界線を作成するようにした。
【0053】具体的には、AとCが共に曲線(より正確
には曲面)で構成されることから、Aを構成する曲線
(より正確には曲面)の曲率と同一の曲率でその曲線
(より正確には曲面)を面の内方向(ソリッドモデル1
00の内方向)に延長させると共に、Cを構成する曲線
(より正確には曲面)の曲率と同一の曲率でその曲線
(より正確には曲面)を面の内方向(ソリッドモデル1
00の内方向)に延長させ、それら延長線(より正確に
は延長面)a,cの交点(より正確には交線)xを求
め、求めた交点(交線)xを仮想境界線Lvとするよう
にした。
【0054】具体的には、Bを削除し、上記の如くして
交点(交線)xを求めて仮想境界線Lvとし、図示は省
略するが、次いで第1の実施の形態と同様にAの形状を
変更(拡大)し、フィレットを作成する。尚、第2の実
施の形態およびそれ以降の実施の形態において、Bはフ
ィレットではなく、既存の面の一部であるものとする。
【0055】尚、第2の実施の形態にあっても、第1の
実施の形態で述べたと同様に、フィレットBを利用し、
そのエッジeを仮想境界線Lvとしても良いことは言う
までもない。
【0056】尚、残余の構成は、第1の実施の形態と異
ならない。第2の実施の形態においても、第1の実施の
形態と同様の作用、効果を得ることができる。
【0057】図9はこの発明の第3の実施の形態に係る
コンピュータ支援による製品設計装置の動作あるいは処
理を説明する、図7と部分的に類似する説明図である。
【0058】第3の実施の形態においては、接線を連続
的に延長させて仮想境界線を作成するようにした。
【0059】具体的には、同様にAとCが共に曲線(よ
り正確には曲面)で構成されることから、Aを構成する
曲線(より正確には曲面)に接する接線(より正確には
平面)を面の内方向に延長させると共に、Cを構成する
曲線(曲面)に接する接線(平面)を面の内方向に延長
させてそれら延長線(延長面)la,lcの交点(交
線)xを求め、求めた交点xを仮想境界線Lvとするよ
うにした。
【0060】尚、残余の構成は、第2の実施の形態と異
ならない。第3の実施の形態においても、第1の実施の
形態と同様の作用、効果を得ることができる。
【0061】図10はこの発明の第4の実施の形態に係
るコンピュータ支援による製品設計装置の動作あるいは
処理を説明する、図7と部分的に類似する説明図であ
る。
【0062】第4の実施の形態においては、延長線間の
距離が最小となる位置から仮想境界線を作成するように
した。
【0063】具体的には、同様にAとCが共に曲線(曲
面)で構成されることから、Aを構成する曲線(曲面)
の曲率と同一の曲率でその曲線(曲面)を面の内方向に
延長させると共に、Cを構成する曲線(曲面)の曲率と
同一の曲率でその曲線(曲面)を面の内方向に延長さ
せ、それら延長線(より正確には延長面)a,cの間の
距離dが絶対値において最大および最小の少なくともい
ずれか、この例では最小になる位置xa,xcを求め、
前記求めた位置xa,xcを仮想境界線Lvとするよう
にした。
【0064】従って、第4の実施の形態において、仮想
境界線は2個(あるいは2本)作成される。尚、残余の
構成は、第2の実施の形態と異ならない。第4の実施の
形態においても、第1の実施の形態と同様の作用、効果
を得ることができる。
【0065】図11はこの発明の第5の実施の形態に係
るコンピュータ支援による製品設計装置の動作あるいは
処理を説明する、図7と部分的に類似する説明図であ
る。
【0066】第5の実施の形態においては、延長線間の
距離が最大となる位置から仮想境界線を作成するように
した。
【0067】具体的には、同様にAとCが共に曲線(曲
面)で構成されることから、Aを構成する曲線(曲面)
の曲率と同一の曲率でその曲線(曲面)を面の内方向に
延長させると共に、Cを構成する曲線(曲面)の曲率と
同一の曲率でその曲線(曲面)を面の内方向に延長さ
せ、それら延長線(延長面)a,cの間の距離dが絶対
値において交差範囲で最大および最小の少なくともいず
れか、この例では最大になる位置xa,xcを求め、前
記求めた位置xa,xcを仮想境界線Lvとするように
した。
【0068】即ち、AとCがそれぞれ内方向に重なり合
うことから、距離dはマイナスの値となるが、絶対値に
おいて最大の値になる位置を仮想境界線Lvとした。
尚、残余の構成は、第4の実施の形態と異ならない。第
5の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の
作用、効果を得ることができる。
【0069】図12はこの発明の第6の実施の形態に係
るコンピュータ支援による製品設計装置の動作あるいは
処理を説明する、図7と部分的に類似する説明図であ
る。
【0070】第6の実施の形態においては、共通の接線
との接点から仮想境界線を作成するようにした。
【0071】具体的には、同様にAとCが共に曲線で構
成されることから、Aを構成する曲線(曲面)の曲率と
同一の曲率でその曲線(曲面)を面の内方向に延長させ
ると共に、Cを構成する曲線(曲面)の曲率と同一の曲
率でその曲線(曲面)を面の内方向に延長させ、それら
延長線(延長面)a,cと、設計者によって指定された
任意の直線(より正確には平面)lgとの交点xa,x
cを求め、求めた交点xa,xcを仮想境界線Lvとす
るようにした。
【0072】尚、残余の構成は、第4の実施の形態と異
ならず、作用、効果においても同様である。
【0073】上記した実施の形態においては、コンピュ
ータ12、前記コンピュータに接続され、その出力を表
示するディスプレイ14、および前記コンピュータに格
納され、前記ディスプレイ上の出力を介して形状モデリ
ング機能を有する設計支援プログラム16を少なくとも
備えると共に、前記設計支援プログラムが、基本要素を
組み合わせてなる形状モデル(ソリッドモデル100)
を用いて製品26をモデル化した製品モデル20を設計
する製品設計工程、および前記設計された製品モデルを
用いて前記製品を製造するための金型24を設計する金
型設計工程を少なくとも含む、コンピュータ支援による
製品設計装置10において、前記製品設計工程のプログ
ラムが、前記形状モデル(ソリッドモデル100)の
面、正確には曲面あるいは平面の一部を指定してその形
状を変更しようとするとき、前記面の一部と残余の部分
との間に仮想境界線Lvを作成する仮想境界線作成手段
(S10,S12)、および前記仮想境界線までを変更
範囲とみなして前記面の一部の形状を変更する形状変更
手段(S14,S16)を少なくとも備える如く構成し
た。
【0074】また、図6に示す如く、前記仮想境界線作
成手段は、前記面の一部と残余の部分の間にフィレット
Bが作成されていて前記面の一部と残余の部分が接線連
続に接続されているとき、前記フィレットを削除して前
記フィレットが作成される前のエッジeを前記仮想境界
線とする如く構成した。
【0075】また、図8に示す如く、前記仮想境界線作
成手段は、前記面の一部と残余の部分が共に曲線、より
正確には曲面A,Cで構成されるとき、前記面の一部を
構成する曲線、より正確には曲面の曲率と同一の曲率で
その曲線、より正確には曲面を前記面の内方向に延長さ
せると共に、前記面の残余の部分を構成する曲線、より
正確には曲面の曲率と同一の曲率でその曲線、より正確
には曲面を延長、具体的には前記面の内方向に延長させ
てそれら延長線、より正確には延長面a,cの交点xを
求め、前記求めた交点を前記仮想境界線Lvとする如く
構成した。
【0076】また、図9に示す如く、前記仮想境界線作
成手段は、前記面の一部と残余の部分が共に曲線、より
正確には曲面A,Cで構成されるとき、前記面の一部を
構成する曲線、より正確には曲面に接する接線、より正
確には平面を前記面の内方向に延長させると共に、前記
面の残余の部分を構成する曲線、より正確には曲面に接
する接線、より正確には平面を延長、具体的には前記面
の内方向に延長させてそれら延長線la,lcの交点x
を求め、前記求めた交点を前記仮想境界線Lvとする如
く構成した。
【0077】また、図10および図11に示す如く、前
記仮想境界線作成手段は、前記面の一部と残余の部分が
共に曲線、より正確には曲面A,Cで構成されるとき、
前記面の一部を構成する曲線、より正確には曲面の曲率
と同一の曲率でその曲線、より正確には曲面を前記面の
内方向に延長させると共に、前記面の残余の部分を構成
する曲線、より正確には曲面の曲率と同一の曲率でその
曲線、より正確には曲面を延長、具体的には前記面の内
方向に延長させてそれら延長線、より正確には延長面
a.cの間の距離dが絶対値において最大および最小の
少なくともいずれかになる位置xa,xcを求め、前記
求めた位置を前記仮想境界線Lvとする如く構成した。
【0078】また、図12に示す如く、前記仮想境界線
作成手段は、前記面の一部と残余の部分が共に曲線、よ
り正確には曲面A,Cで構成されるとき、前記面の一部
を構成する曲線、より正確には曲面の曲率と同一の曲率
でその曲線、より正確には曲面を延長させると共に、前
記面の残余の部分を構成する曲線、より正確には曲面の
曲率と同一の曲率でその曲線、より正確には曲面を延
長、具体的には前記面の内方向に延長させてそれら延長
線、より正確には延長面a,cと任意な直線lg、より
正確には平面との交点xa,xcを求め、前記求めた交
点を前記仮想境界線Lvとする如く構成した。
【0079】また、図7に示す如く、さらに、前記形状
が変更された面の一部と前記面の残余の部分との間にフ
ィレットBを作成する手段を備える如く構成した。
【0080】尚、上記においてソリッドモデルを用いて
製品モデルを設計する場合を例にとって説明したが、こ
の発明は、ワイヤフレームモデルなど他の形状表現モデ
ルにも妥当する。
【0081】また、上記においてソリッドモデルの曲面
の一部の形状を変更する場合を例にとって説明したが、
この発明は、曲面のみならず、平面の一部の形状を変更
する場合にも妥当する。
【0082】さらに、上記においてソリッドモデルの側
面の一部を拡大、具体的には側面Aを側面Cに対して拡
大する場合を例にとって説明したが、この発明は、ソリ
ッドモデルの側面の一部を縮小する場合にも妥当する。
【0083】
【発明の効果】請求項1項にあっては、製品モデルを構
成する基本要素を作成し、作成した形状モデルの面の一
部を指定してその形状を変更しようとするとき、面の一
部と残余の部分との間に仮想境界線を作成し、それまで
を変更範囲とみなして面の一部の形状を変更するように
構成したので、変更前の形状定義の使用を可能としつ
つ、容易に面の一部の形状を変更することができ、よっ
て設計作業効率を向上させることができる。さらに、設
計の自由度も向上させることができる。
【0084】請求項2項にあっては、面の一部と残余の
部分の間にフィレットが作成されていてそれらが接線連
続に接続されているとき、フィレットを削除してフィレ
ットが作成される前のエッジを仮想境界線とする如く構
成したので、容易に仮想境界線を作成することができ、
よって変更前の形状定義の使用を可能としつつ、容易に
面の一部の形状を変更することができ、よって設計作業
効率を向上させることができる。
【0085】請求項3項にあっては、面の一部と残余の
部分が共に曲線で構成されるとき、面の一部を構成する
曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を面の内方向に延長
させると共に、面の残余の部分を構成する曲線の曲率と
同一の曲率でその曲線を延長させてそれら延長線の交点
を求めて仮想境界線とする如く構成したので、同様に容
易に仮想境界線を作成することができ、よって変更前の
形状定義の使用を可能としつつ、容易に面の一部の形状
を変更することができ、よって設計作業効率を向上させ
ることができる。
【0086】請求項4項にあっては、同様に面の一部を
構成する曲線に接する接線を面の内方向に延長させると
共に、面の残余の部分を構成する曲線に接する接線を延
長させてそれら延長線の交点を求めて仮想境界線とする
如く構成したので、同様に容易に仮想境界線を作成する
ことができ、よって変更前の形状定義の使用を可能とし
つつ、容易に面の一部の形状を変更することができ、よ
って設計作業効率を向上させることができる。
【0087】請求項5項にあっては、同様に面の一部を
構成する曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を面の内方
向に延長させると共に、面の残余の部分を構成する曲線
の曲率と同一の曲率でその曲線を延長させてそれら延長
線の間の距離が絶対値において最大および最小の少なく
ともいずれかになる位置を求めて仮想境界線とする如く
構成したので、同様に容易に仮想境界線を作成すること
ができ、よって変更前の形状定義の使用を可能としつ
つ、容易に面の一部の形状を変更することができ、よっ
て設計作業効率を向上させることができる。
【0088】請求項6項にあっては、同様に面の一部を
構成する曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を面の内方
向に延長させると共に、面の残余の部分を構成する曲線
の曲率と同一の曲率でその曲線を延長させてそれら延長
線と任意な直線との交点を求めて仮想境界線とする如く
構成したので、同様に容易に仮想境界線を作成すること
ができ、よって変更前の形状定義の使用を可能としつ
つ、容易に面の一部の形状を変更することができ、よっ
て設計作業効率を向上させることができる。
【0089】請求項7項にあっては、形状が変更された
面の一部と面の残余の部分との間にフィレットを作成す
る如く構成したので、形状を変更した後のソリッドモデ
ルをフィレットが付与された状態で確認することができ
ると共に、フィレットの作成に際しても変更前の形状定
義を使用することができ、フィレット作成作業効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係るコンピュー
タ支援による製品設計装置を全体的に示す説明図であ
る。
【図2】図1の装置を用いて行われる、製品設計から量
産までの工程を示す説明図である。
【図3】図3は図2の型から製品を抜く型抜きの説明図
である。
【図4】図1の装置が製造しようとする製品の具体例を
示す説明斜視図である。
【図5】図1の装置の動作を示すフロー・チャートであ
る。
【図6】図5のフロー・チャートの処理である、図1の
装置の動作を具体的に示す説明図である。
【図7】同様に、図5のフロー・チャートの処理であ
る、図1の装置の動作を具体的に示す説明図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態に係るコンピュー
タ支援による製品設計装置の動作あるいは処理を示す、
図7に部分的に類似する説明図である。
【図9】この発明の第3の実施の形態に係るコンピュー
タ支援による製品設計装置の動作あるいは処理を示す、
図7に部分的に類似する説明図である。
【図10】この発明の第4の実施の形態に係るコンピュ
ータ支援による製品設計装置の動作あるいは処理を示
す、図7に部分的に類似する説明図である。
【図11】この発明の第5の実施の形態に係るコンピュ
ータ支援による製品設計装置の動作あるいは処理を示
す、図7に部分的に類似する説明図である。
【図12】この発明の第6の実施の形態に係るコンピュ
ータ支援による製品設計装置の動作あるいは処理を示
す、図7に部分的に類似する説明図である。
【図13】従来のコンピュータ支援による製品設計装置
の動作を示す説明図である。
【図14】同様に、従来のコンピュータ支援による製品
設計装置の動作を示す説明図である。
【図15】同様に、従来のコンピュータ支援による製品
設計装置の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ支援による製品設計装置 12 コンピュータ 14 ディスプレイ 16 プログラム 18 入力装置 20 製品モデル 24 金型 26 製品 100 ソリッドモデル(形状モデル)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ、前記コンピュータに接続
    され、その出力を表示するディスプレイ、および前記コ
    ンピュータに格納され、前記ディスプレイ上の出力を介
    して形状モデリング機能を有する設計支援プログラムを
    少なくとも備えると共に、前記設計支援プログラムが、 a.基本要素を組み合わせてなる形状モデルを用いて製
    品をモデル化した製品モデルを設計する製品設計工程、
    および b.前記設計された製品モデルを用いて前記製品を製造
    するための金型を設計する金型設計工程、 を少なくとも含む、コンピュータ支援による製品設計装
    置において、前記製品設計工程のプログラムが、 c.前記形状モデルの面の一部を指定してその形状を変
    更しようとするとき、前記面の一部と残余の部分との間
    に仮想境界線を作成する仮想境界線作成手段、および d.前記仮想境界線までを変更範囲とみなして前記面の
    一部の形状を変更する形状変更手段、 を少なくとも備えることを特徴とするコンピュータ支援
    による製品設計装置。
  2. 【請求項2】 前記仮想境界線作成手段は、前記面の一
    部と残余の部分の間にフィレットが作成されていて前記
    面の一部と残余の部分が接線連続に接続されていると
    き、前記フィレットを削除して前記フィレットが作成さ
    れる前のエッジを前記仮想境界線とすることを特徴とす
    る請求項1項記載のコンピュータ支援による製品設計装
    置。
  3. 【請求項3】 前記仮想境界線作成手段は、前記面の一
    部と残余の部分が共に曲線で構成されるとき、前記面の
    一部を構成する曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を前
    記面の内方向に延長させると共に、前記面の残余の部分
    を構成する曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を延長さ
    せてそれら延長線の交点を求め、前記求めた交点を前記
    仮想境界線とすることを特徴とする請求項1項記載のコ
    ンピュータ支援による製品設計装置。
  4. 【請求項4】 前記仮想境界線作成手段は、前記面の一
    部と残余の部分が共に曲線で構成されるとき、前記面の
    一部を構成する曲線に接する接線を前記面の内方向に延
    長させると共に、前記面の残余の部分を構成する曲線に
    接する接線を延長させてそれら延長線の交点を求め、前
    記求めた交点を前記仮想境界線とすることを特徴とする
    請求項1項記載のコンピュータ支援による製品設計装
    置。
  5. 【請求項5】 前記仮想境界線作成手段は、前記面の一
    部と残余の部分が共に曲線で構成されるとき、前記面の
    一部を構成する曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を前
    記面の内方向に延長させると共に、前記面の残余の部分
    を構成する曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を延長さ
    せてそれら延長線の間の距離が絶対値において最大およ
    び最小の少なくともいずれかになる位置を求め、前記求
    めた位置を前記仮想境界線とすることを特徴とする請求
    項1項記載のコンピュータ支援による製品設計装置。
  6. 【請求項6】 前記仮想境界線作成手段は、前記面の一
    部と残余の部分が共に曲線で構成されるとき、前記面の
    一部を構成する曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を前
    記面の内方向に延長させると共に、前記面の残余の部分
    を構成する曲線の曲率と同一の曲率でその曲線を延長さ
    せてそれら延長線と任意な直線との交点を求め、前記求
    めた交点を前記仮想境界線とすることを特徴とする請求
    項1項記載のコンピュータ支援による製品設計装置。
  7. 【請求項7】 さらに、e.前記形状が変更された面の
    一部と前記面の残余の部分との間にフィレットを作成す
    る手段、 を備えることを特徴とする請求項1項から6項のいずれ
    かに記載のコンピュータ支援による製品設計装置。
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