JPH0730756A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JPH0730756A
JPH0730756A JP5175149A JP17514993A JPH0730756A JP H0730756 A JPH0730756 A JP H0730756A JP 5175149 A JP5175149 A JP 5175149A JP 17514993 A JP17514993 A JP 17514993A JP H0730756 A JPH0730756 A JP H0730756A
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pseudo
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JP5175149A
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Shinji Takagi
真二 高木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設計が簡単でメモリ容量が少なくてすみ、か
つソフト処理速度が速い2値疑似中間調処理の方法を用
いて多値疑似中間調処理の効果と同等の効果が得られる
画像処理方法及び装置を提供する。 【構成】 入力部11より入力された画像データがライ
ンバッファ12に蓄積され、コントローラ16により4
回、昇順、降順、昇順、降順の順に2値疑似中間調処理
回路13に送られ、各々の1ビットラインバッファ13
a〜13dに書き込まれる。そして、2値疑似中間調処
理回路13にて1ライン毎に2値の疑似中間調処理が行
われ、4ライン分の処理が終了すると、加算器14にて
各1ビットラインバッファ13a〜13dの総和がとら
れ、結果として5値化された画像データが出力部15よ
り出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば注目画素のデー
タをn(n>2の整数)値に多値化する疑似中間調処理
を行う画像処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりファクシミリ装置やディジタル
複写機、或いはプリンタ装置等の記録装置に画像を出力
したり、コンピュータなどのモニタに画像を表示するた
めに、画像を疑似中間調処理する方式として誤差拡散法
や平均濃度保存法が提案されている。
【0003】また、最近では、記録装置や表示装置など
高精細化が進み、画像の疑似中間調処理方式も2値の処
理ばかりでなく多値の処理が必要となってきている。以
下に、図面を用いて5値平均濃度保存法の従来例を説明
する。図7において、601は5値化しようとする注目
画素(x,y)で、データI(x,y)を持っている。
I(x,y)は注目画素601の元のデータ8bit
(0〜255レベル)にすでに処理が終了している画素
からの誤差が積算されたものである。また602〜60
8は注目画素(x,y)の周辺画素ですでに5値化が終
了している画素で、内部の数値a〜gは処理後の5値の
値である。即ち、a〜gは0〜4の何れかの値を持った
整数である。
【0004】図8は、注目画素(x,y)に対して5値
化する時のしきい値を決定するために、処理が終了して
いる各画素に対して重み付けを行う定数A〜Gを表した
図である。定数A〜Gは各画素内にあるような整数値で
ある。上記構成において、注目画素(x,y)の5値化
が終了した後には、未処理の画素(x+1,y)、(x
+2,y)、…と処理が移行し、順次処理が行われるも
のとする。図7及び図8において、注目画素(x,y)
のデータI(x,y)がどのように5値化(0〜4)さ
れるかを以下に説明する。
【0005】始めに、図7に示した注目画素(x,y)
の周辺画素ですでに処理が終了している画素602〜6
08の多値データと、図8に示した重み付けデータより
平均の濃度を計算する。実際には、以下の計算を行い平
均濃度MVを求める。 MV=a*A+b*B+c*C+d*D+e*E+f*F+g*G 次に、ROM(READ ONLY MEMORY)(不図示)に格納さ
れている、5値データに分割するための、しきい値(S
1、S2、S3)各々に平均濃度MVを加えてその画素
でのしきい値とする。そして、I(x,y)とこのしき
い値を比較し、以下の様にして注目画素を多値データP
にする。
【0006】 MV+T<I(x,y) の場合 P=0 MV+T<=I(x,y)<S1+MV+Tの場合 P=1 S1+MV+T<=I(x,y)<S2+MV+T の場合 P=2 S2+MV+T<=I(x,y)<S3+MV+T の場合 P=3 S3+MV+T<=I(x,y) の場合 P=4 但し、T=(S3−S2)/2=(S2−S1)/2である。
【0007】次に、5値に量子化したための誤差を以下
の式より求める。 ERROR=P*S1+MV+T−I(x,y) そして、このERRORを注目画素(x,y)の周辺画
素で、まだ処理されていない数画素にある決まった割合
で拡散する。以上、説明した様に構成することで、5値
の疑似中間調処理が達成され、疑似輪郭がなく画像のエ
ッジ部分においても、いわゆる掃きよせ等のない、階調
性に優れた高解像度の画像を表示装置や記録装置に提供
することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述したような構成を、例えばコンピュータのソフトウェ
アで達成しようとすると膨大な処理となり、その処理時
間が大幅に増大してしまう。また、疑似中間調処理専用
のハードウェアで達成しようとすると、その規模は大き
なものとなり、かつメモリも多く使用しなければならず
設計が大変だったりコストアップにつながるとゆう欠点
もあった。
【0009】本発明は上記課題を解決するために成され
たもので、設計が簡単でメモリ容量が少なくてすみ、か
つソフト処理速度が速い2値疑似中間調処理の方法を用
いて多値疑似中間調処理の効果と同等の効果が得られる
画像処理方法及び装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像処理装置は以下の構成を有する。即
ち、注目画素のデータをn(n>2の整数)値に多値化
する疑似中間調処理を行う画像処理装置であって、前記
注目画素をn−1の画素に分割する分割手段と、該分割
手段で分割された各々の画素について2値の疑似中間調
処理を行う処理手段と、該処理手段での処理ラインに応
じて処理方向を変更する変更手段とを有し、前記注目画
素を分割した各々の画素に対する2値の疑似中間調処理
での結果を前記注目画素のn値データとすることを特徴
とする。
【0011】また、本発明の画像処理方法は以下の工程
を有する。注目画素のデータをn(n>2の整数)値に
多値化する疑似中間調処理を行う画像処理方法であっ
て、前記注目画素をn−1の画素に分割する分割工程
と、該分割工程で分割された各々の画素について2値の
疑似中間調処理を行う処理工程と、該処理工程での処理
ラインに応じて処理方向を変更する変更工程とを有し、
前記注目画素を分割した各々の画素に対する2値の疑似
中間調処理での結果を前記注目画素のn値データとする
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】かかる構成において、注目画素をn−1の画素
に分割し、分割された各々の画素について2値の疑似中
間調処理を行うと共に、処理ラインに応じて処理方向を
変更するように動作する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る好適な一
実施例を詳細に説明する。 <第1の実施例>図1は、第1の実施例における多値の
疑似中間調処理の概念を説明するための図である。尚、
第1の実施例では、5値の疑似中間調処理を行う場合を
例に説明する。
【0014】図1に示す(A)において、101はこれ
から疑似中間調処理を行おうとする注目画素(x,y)
で、点線により4つの疑似的な画素に分割され、各々の
疑似画素を(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,
y3)、及び(x4,y4)とする。また、注目画素
(x,y)のデータはI(x,y)で、8bit(0〜
255)データである。
【0015】102〜110は注目画素(x,y)の周
辺画素で、同様に、点線で疑似的な画素に分割されてい
る。ここで、102〜106はすでに疑似中間調処理が
終了している画素で、各々の疑似画素内部の数値Pは疑
似中間調処理の結果であり、“0”または“1”の値を
持っている。また、107及び108の周辺画素の内、
疑似画素((x−2)1,y1)、((x−1)1,y
1)はすでに疑似中間調処理が終了している疑似画素
で、各々の疑似画素内部の数値Pは疑似中間調処理の結
果であり、“0”または“1”の値を持っている。
【0016】そして、疑似中間調処理は図中の矢印方
向、即ち(x,y)、((x+1)1,y1)、((x
+2)1,y1)、…と右方向に、順次行われる。図1
の(B)は、上述の処理が次のラインまで進んだ時の図
である。(A)と同様に、109及び110の周辺画素
の内、疑似画素((x+1)2,y2)、((x+2)
2,y2)はすでに疑似中間調処理が終了している疑似
画素で、各々の疑似画素内部の数値Pは疑似中間調処理
の結果であり、“0”または“1”の値を持っている。
【0017】そして、疑似中間調処理は図中の矢印方
向、即ち(x2,y2)、((x−1)2,y2)、
((x−2)2,y2)、…と左方向に、順次行われ
る。図2は、疑似中間調処理において、注目疑似画素に
対するしきい値を決定するための重み付けマスクを示す
図である。ここで、図2に示す(A)は上述の図1の
(A)の方向で処理が行われている場合に用いられる重
み付けマスクであり、図2の(B)は図1の(B)の方
向で処理が行われている場合に用いられる重み付けマス
クである。
【0018】図2において、200は注目疑似画素で、
201〜207及び208〜214はそれぞれ注目疑似
画素200の周辺疑似画素に重み付けを行う画素で、内
部の数値R1〜R7は重み付けの値で正の整数である。
図3は、上述の如く、左右方向に順次処理が行われる際
に発生する誤差を拡散する画素である。ここで、図3に
示す(A)は図1の(A)の方向で処理が行われている
場合であり、図3の(B)は図1の(B)の方法で処理
が行われている場合である。
【0019】図3において、301〜302及び303
〜304は疑似注目画素200に隣接する周辺疑似画素
で、疑似注目画素200の疑似中間調処理で発生する誤
差を拡散する画素である。次に、上述した多値の疑似中
間調処理を行う装置について以下に説明する。図4は、
第1の実施例での画像処理装置の構成を示す概略ブロッ
ク図である。同図において、11は入力部であり、例え
ばスキャナやホストコンピュータから送られてくる多値
の画像データを入力する。12はラインバッファであ
り、入力部11からの画像データを1ライン分蓄積す
る。13は2値疑似中間調処理回路であり、この例では
4個の1ビットラインバッファ13a〜13dを含む。
14は加算器であり、各1ビットラインバッファ13a
〜13dで2値化された画像データを加算する。15は
出力部であり、5値の疑似中間処理された画像データ
を、例えば記録装置や表示装置に出力する。16はコン
トローラであり、ラインバッファ12に書き込まれた画
像データを、昇順、降順、昇順、降順の順に2値疑似中
間調処理回路13の各1ビットラインバッファ13a〜
13dに書き込むように制御する。
【0020】以上の構成において、入力部11より入力
された画像データがラインバッファ12に蓄積され、コ
ントローラ16により4回、昇順、降順、昇順、降順の
順に2値疑似中間調処理回路13に送られ、各々の1ビ
ットラインバッファ13a〜13dに書き込まれる。そ
して、2値疑似中間調処理回路13にて1ライン毎に2
値の疑似中間調処理が行われ、4ライン分の処理が終了
すると、加算器14にて各1ビットラインバッファ13
a〜13dの総和がとられ、結果として5値化された画
像データが出力部15より出力される。
【0021】このように、疑似画素について、全て2値
の疑似中間調処理を行うように構成し、例えば5値の疑
似中間調処理であれば2値の疑似中間調処理を1画素に
つき4回行うことにより達成する。ここで、上述した2
値の疑似中間調処理について以下に詳述する。まず、図
1に示す(A)において、疑似注目画素(x1,y1)
を2値化する場合、以下の演算により求めた平均濃度M
Vをそのしきい値とする。
【0022】但し、疑似注目画素のデータは、注目画素
(x,y)のデータI(x,y)に疑似画素(x4,
(y−1)4)と疑似画素((x−1)1,y1)の2
値疑似中間調処理で発生した誤差が拡散された値を加え
たI′(x1,y1)とする。 MV=P((x-1)3,(y-1)3)*R1+P(x3,(y-1)3)*R2+P((x+1)3,(y-1)3)*R3 +P((x-1)4,(y-1)4)*R4+P(x4,(y-1)4)*R5+P((x+1)4,(y-1)4)*R6 +P((x-1)1,y1)*R7 そして、このMVとI′(x1,y1)との比較を行
い、この疑似画素(x1,y1)の2値疑似中間調処理
の値P(x1,y1)を決定する。
【0023】 I′(x1,y1)>MV の場合 P(x1,y
1)=1 I′(x1,y1)<MV の場合 P(x1,y
1)=0 次に、この疑似画素(x1,y1)で発生する誤差を以
下の様に決定する。 P(x1,y1)=1 の場合 ERROR=I′(x1,y1)−255 P(x1,y1)=0 の場合 ERROR=I′(x1,y1) そして、このERRORを図3に示す(A)のように周
辺疑似画素301及び302に拡散する。即ち、疑似注
目画素(x1,y1)における2値化疑似中間調処理後
の誤差は、疑似画素((x+1)1,y1)及び(x
2,y2)に拡散され、各々の疑似画素のデータとす
る。
【0024】以下、同様に、右方向に順次疑似画素を処
理し、このラインの右端まで処理を終了すると、次のラ
インは図1に示す(B)の如く、左方向に順次処理す
る。そして、図1に示す4つの疑似画素の2値化が終了
した時点で、各疑似画素の2値のデータの総和を注目画
素(x,y)の5値のデータとすることにより注目画素
(x,y)の処理を終了する。即ち、4つの疑似画素の
データが全て“0”であれば注目画素(x,y)のデー
タは“0”であり、4つの疑似画素の何れか1つが
“1”であれば注目画素(x,y)のデータは“1”で
あり、4つの疑似画素の何れか2つが“1”であれば注
目画素(x,y)のデータは“2”であり、4つの疑似
画素の何れか3つが“1”であれば注目画素(x,y)
のデータは“3”であり、4つの疑似画素の全てが
“1”であれば注目画素(x,y)のデータは“4”で
ある。
【0025】このように、5値の疑似中間調処理が2値
の疑似中間調処理のソフトウェアやハードウェアで実現
でき、処理時間の短縮やコストダウンにつながるという
利点がある。特に、平均濃度を算出する積和演算におい
ては、2値と5値とではその処理時間やハードウェアが
簡単に済むことや設計が容易であるという大きな利点が
ある。
【0026】以上説明したように、第1の実施例によれ
ば、1つの注目画素について5値の複雑な疑似中間調処
理を行うことなく、1つの注目画素を4つの疑似画素に
分割し、各々の疑似画素について2値の疑似中間調処理
を行い、各疑似画素の2値のデータの総和を求め、注目
画素の5値の疑似中間調処理の値とすることにより、ま
た処理するラインに応じて処理の方向を変えることによ
り、5値の疑似中間調処理と同等の効果が得られる。
【0027】尚、第1の実施例では、各疑似画素の処理
の際、注目画素(x,y)のデータI′(x,y)をそ
のまま使用したが、本来5値の処理と同等の画像を得よ
うとした場合であって、例えば注目画素の周辺画素の値
によって疑似画素の値を変更しても何ら問題はない。ま
た、複写機のように画像を入力する装置が装着されてい
る場合には、画像の読み取り精度を疑似画素の数、即
ち、多値化すべき数より1少ない数でデータを入力して
も構わないことは言うまでもない。
【0028】<第2の実施例>図5は、第2の実施例に
おける多値の疑似中間調処理の概念を説明するための図
である。尚、第2の実施例では、前述した第1の実施例
と同様に、5値の疑似中間調処理を行う場合を例に説明
する。図5に示す(A)乃至(C)は、注目画素(x,
y)をどのように疑似画素に分割するかを表したもので
ある。図において、401は処理を行うべき注目画素
(x,y)であり、402、403、404及び405
は注目画素(x,y)を4つに分割した疑似画素であ
る。
【0029】また、406、407、408及び409
は画素(x,y+1)を4つに分割した疑似画素であ
る。第2の実施例においても第1の実施例と同様、各疑
似画素について2値の疑似中間調処理を行う。次に、第
2の実施例における5値の疑似中間調処理がどのように
行われるかを説明する。図示するように、図中の矢印の
方向に各疑似画素について2値の疑似中間調処理を行
う。つまり、図5の(A)では2ライン毎に処理の方向
を変え、同(B)及び(C)では1ライン毎に処理の方
向を変えて2値の疑似中間調処理を行う。
【0030】このように、注目画素の分割方法は限定さ
れるものではなく、特に図5に示す(B)のように注目
画素を分割した場合、ディザ法等の疑似中間調処理が2
値のそれと全く同じ方法で達成できるというメリットが
ある。 <第3の実施例>図6は、第3の実施例における多値の
疑似中間調処理の概念を説明するための図である。尚、
第3の実施例では、4値の疑似中間調処理を行う場合を
例に説明する。
【0031】図6に示す(A)乃至(C)は、注目画素
(x,y)をどのように疑似画素に分割するかを表した
ものである。図において、501は処理を行うべき注目
画素(x,y)であり、502、503及び504は注
目画素(x,y)を3つに分割した疑似画素である。ま
た、505、506及び507は画素(x,y+1)を
3つに分割した疑似画素である。第3の実施例において
も第1の実施例と同様、各疑似画素について2値の疑似
中間調処理を行う。
【0032】次に、第3の実施例における4値の疑似中
間調処理がどのように行われるかを説明する。図示する
ように、図中の矢印の方向に各疑似画素について2値の
疑似中間調処理を行う。つまり、図6の(A)では3ラ
イン毎に処理の方向を変え、同(B)では2ライン毎に
処理の方向を変え、同(C)では1ライン毎に処理の方
法を変えて2値の疑似中間調処理を行う。
【0033】以上説明したように、第1乃至第3の実施
例によれば、注目画素を多値化すべき数より1少ない数
に分割し、各々の分割された疑似画素について2値の疑
似中間調処理を行うと共に、処理するラインに応じて処
理の方向を変えることにより、多値の疑似中間調処理が
達成され、多値の疑似中間調処理と同様の効果が得られ
るというメリットがある。
【0034】また、注目画素をどのように分割するか、
或いは処理方向をどのように変えるかは装置の形態や疑
似中間調処理の方法によって多数の方法が選択可能であ
る。更に、注目疑似画素で発生した誤差の分配率は一定
である必要はなく、疑似画素毎に分配率を変えてもよい
ことは言うまでもない。尚、本発明は、複数の機器から
構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る
装置に適用しても良い。
【0035】また、本発明はシステム或いは装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
注目画素を疑似画素に分割し、各疑似画素について2値
の疑似中間調処理を行うと共に処理するラインに応じて
処理の方向を変えることにより、設計が簡単でメモリ容
量が少なくてすみ、かつソフト処理速度が速い2値疑似
中間調処理の方法を用いて多値疑似中間調処理の効果と
同等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における多値の疑似中間調処理を
説明する概念図である。
【図2】注目疑似画素に対するしきい値を決定する重み
付けマスクを示す図である。
【図3】疑似中間調処理で発生する誤差を拡散させる画
素を示す図である。
【図4】第1の実施例における画像処理装置の構成を示
す概略ブロック図である。
【図5】第2の実施例における多値の疑似中間調処理を
説明する概念図である。
【図6】第3の実施例における多値の疑似中間調処理を
説明する概念図である。
【図7】従来例における5値の疑似中間調処理を説明す
る概念図である。
【図8】従来例における5値の疑似中間調処理を行う場
合の重み付け定数である。
【符号の説明】
11 入力部 12 ラインバッファ 13 2値疑似中間調処理回路 14 加算器 15 出力部 16 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目画素のデータをn(n>2の整数)
    値に多値化する疑似中間調処理を行う画像処理装置であ
    って、 前記注目画素をn−1の画素に分割する分割手段と、 該分割手段で分割された各々の画素について2値の疑似
    中間調処理を行う処理手段と、 該処理手段での処理ラインに応じて処理方向を変更する
    変更手段とを有し、 前記注目画素を分割した各々の画素に対する2値の疑似
    中間調処理での結果を前記注目画素のn値データとする
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 注目画素のデータをn(n>2の整数)
    値に多値化する疑似中間調処理を行う画像処理方法であ
    って、 前記注目画素をn−1の画素に分割する分割工程と、 該分割工程で分割された各々の画素について2値の疑似
    中間調処理を行う処理工程と、 該処理工程での処理ラインに応じて処理方向を変更する
    変更工程とを有し、 前記注目画素を分割した各々の画素に対する2値の疑似
    中間調処理での結果を前記注目画素のn値データとする
    ことを特徴とする画像処理方法。
JP5175149A 1993-07-15 1993-07-15 画像処理方法及び装置 Withdrawn JPH0730756A (ja)

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