JPH07307275A - 現像カップ装置 - Google Patents

現像カップ装置

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Publication number
JPH07307275A
JPH07307275A JP10111694A JP10111694A JPH07307275A JP H07307275 A JPH07307275 A JP H07307275A JP 10111694 A JP10111694 A JP 10111694A JP 10111694 A JP10111694 A JP 10111694A JP H07307275 A JPH07307275 A JP H07307275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
concentration
chemical
developing
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10111694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Takashima
幸男 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP10111694A priority Critical patent/JPH07307275A/ja
Publication of JPH07307275A publication Critical patent/JPH07307275A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高濃度現像廃液と低濃度現像廃液の濃度比を
改善する。 【構成】 現像処理と現像廃液の回収は、現像液ノズル
20から30mlの現像液を基板11に滴下する。60
秒の現像時間を経た後、スピンモーター12によって基
板11を回転させ、基板11に盛られた現像液を振り切
る。振り切られた現像液は、可動離壁19の上面を伝っ
て第一薬液カップ14に回収されて、高濃度現像廃液管
16から排出される。現像液が振り切られた後、回転す
る基板11に洗浄液ノズル21から純水を滴下すると同
時に、可動離壁19をアクチェーター22によってせり
上げる。基板11を洗い落ちた純水は固定離壁18と可
動離壁19に阻まれ、全て第二薬液カップ15に回収さ
れて、低濃度現像廃液管17から排出される。純水は1
5秒間にわたり250mlが滴下される。洗浄が終了す
ると基板11を高速で回転させ乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置製造工程に
おける基板現像装置において、高濃度現像廃液と低濃度
現像廃液とを効果的に分離回収できる現像カップ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程のホトリソグラフィー工
程で多用されるポジ型ホトレジストの現像処理には、現
像液の有機アルカリ現像液と洗浄液の純水が使用され
る。6インチの半導体基板の例では、1基板当たり30
mlの現像液と250mlの超純水が消費される。現像
液のアルカリ濃度は、一般的に2.38%程度である。
現像液と超純水を主成分とする現像廃液は、無処理また
は適度の中和処理を施して排水されてきたが、近年の環
境規制と廃液量を削減する立場から、高濃度現像廃液と
低濃度現像廃液を分離回収し、個別処理が施される。高
濃度現像廃液は焼却または生物酸化処理を施して排水
し、低濃度現像廃液は中和処理を施して排水することが
行われている。高濃度現像廃液と低濃度現像廃液との分
離は、現像機側で行うのが一般的である。
【0003】図3は従来の技術による分離方法を説明す
るための断面図である。現像処理と現像廃液の回収は次
の順序で行われる。基板1は、スピンモーター2の回転
軸に接続されたチャック3に真空吸着されている。現像
液は現像液ノズル4から基板1に滴下される。所定の現
像時間が経過すると基板1を回転させて基板1に盛られ
た現像液を振り切り、基板1を回転させながら洗浄液ノ
ズル5から純水を基板1に滴下させる。所定の洗浄時間
が経過すると、純水の滴下を止めて基板1を高速回転さ
せて乾燥させる。基板1から洗い落とされた現像廃液
は、全て薬液カップ6に回収される。現像処理毎に廃液
管7を現像廃液が流れるが、現像廃液のアルカリ濃度は
洗浄初期には高く、洗浄が進むにつれて低くなる。所定
の時期に三方弁8を切り替えることによって、高濃度廃
液管9と低濃度廃液管10にアルカリ濃度の異なった現
像廃液を回収することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高濃度廃液と低濃度廃
液の分離回収を行う場合は、両廃液のアルカリ濃度差が
大きい方が廃液処理を行う上で有利である。従来の分離
方法では、廃液の回収経路が途中まで同一であるため、
現像液と純水の混合が進み、大きなアルカリ濃度差を得
ることができない。低濃度廃液のアルカリ濃度は、0.
1%以下にすることができないために、中和処理の負担
が大きい。高濃度廃液は、純水が多量に混入するため
に、焼却処理での負担が大きい。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明の現像カップ装置は、第一薬液カップの内
側に第二薬液カップを備え、第一薬液カップと第二薬液
カップを隔てる固定離壁と、上下に可動可能な可動離壁
を備え、第一薬液カップと第二薬液カップはそれぞれ独
立した廃液管が接続されている。
【0006】また、第一薬液カップの内側に第二薬液カ
ップを備え、第二薬液カップの内側に設置した基板と第
一薬液カップおよび第二薬液カップの相対位置を上下に
可変できる機構を備え、第一薬液カップと第二薬液カッ
プはそれぞれ独立した廃液管が接続されている。
【0007】
【作用】所定の現像時間を経過した後、基板に盛られた
現像液は、基板を回転させて振り切り、高濃度現像廃液
として第一薬液カップに回収される。純水による洗浄が
始まると、第一薬液カップと第二薬液カップを隔てる可
動離壁がせり上がり、基板から洗い落ちた純水は、固定
離壁と可動離壁に阻まれ、低濃度現像廃液として第二薬
液カップに回収される。
【0008】また、所定の現像時間を経過した後、基板
に盛られた現像液は、基板を回転させて振り切り、高濃
度現像廃液として第一薬液カップに回収される。このと
き、基板から振り切られた現像廃液の大部分が第一薬液
カップに回収され、第二薬液カップにほとんど回収され
ない位置に基板と第一薬液カップおよび第二薬液カップ
の相対位置を固定する。純水による洗浄が始まると、洗
浄に使用された純水は低濃度現像廃液として第二薬液カ
ップに回収される。このとき、基板から振り切られた純
水の大部分が第二薬液カップに回収され、第一薬液カッ
プにほとんど回収されない位置に基板と第一薬液カップ
および第二薬液カップの相対位置を移動する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例の断面図であ
る。現像される基板11は、スピンモーター12の回転
軸に接続されたチャック13に真空吸着されている。第
一薬液カップ14と第二薬液カップ15は一体構造をな
し、それぞれのカップには高濃度廃液管16と低濃度廃
液管17が接続されている。第一薬液カップ14と第二
薬液カップ15は固定離壁18と可動離壁19によって
仕切られ、可動離壁19は固定離壁18に対して上下に
可動できる。基板11は直径6インチの半導体基板であ
り、現像液は、アルカリ濃度が2.38%の有機アルカ
リ現像液である。現像処理と現像廃液の回収は次の順序
で行われる。図1(a)において、現像液ノズル20か
ら30mlの現像液を基板11に滴下する。60秒の現
像時間を経た後、スピンモーター12によって基板11
を回転させ、基板11に盛られた現像液を振り切る。振
り切られた現像液は、可動離壁19の上面を伝って第一
薬液カップ14に回収されて、高濃度現像廃液管16か
ら排出される。図1(b)において、現像液が振り切ら
れた後、回転する基板11に洗浄液ノズル21から純水
を滴下すると同時に、可動離壁19をアクチェーター2
2によってせり上げる。基板11を洗い落ちた純水は固
定離壁18と可動離壁19に阻まれ、全て第二薬液カッ
プ15に回収されて、低濃度現像廃液管17から排出さ
れる。純水は15秒間にわたり250mlが滴下され
る。洗浄が終了すると基板11を高速で回転させ乾燥さ
せる。
【0010】また、図2は、本発明の第2の実施例の断
面図である。現像される基板31はスピンモーター32
の回転軸に接続されたチャック33に真空吸着されてい
る。第一薬液カップ34と第二薬液カップ35は一体構
造をなし、互いに仕切られている。それぞれのカップに
は高濃度現像廃液管36と低濃度現像廃液管37が接続
されている。基板31は直径6インチの半導体基板であ
り、現像液は、アルカリ濃度が2.38%の有機アルカ
リ現像液である。現像処理と現像廃液の回収は次の順序
で行われる。図2(a)において現像液ノズル38から
30mlの現像液を基板31に滴下する。60秒の現像
時間を経た後、スピンモーター32によって基板31を
回転させ、基板31に盛られた現像液を振り切る。振り
切られた現像液は、ほとんど第一薬液カップ34に回収
されて、高濃度現像廃液管36から排出される。図2
(b)において、現像液が振り切られた後、回転する基
板31に洗浄液ノズル39から純水を滴下すると同時
に、第一薬液カップ34と第二薬液カップ35をアクチ
ェーター40によってせり上げる。基板31は第二薬液
カップ35におおわれるため、基板31を洗い落ちた純
水は、全て第二薬液カップ35に回収されて、低濃度現
像廃液管37から排出される。純水は15秒間にわたり
250mlが滴下される。洗浄が終了すると基板31を
高速で回転させ乾燥させる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、高濃度現像廃液と低濃
度現像廃液を極めて効果的に分離することが可能であ
り、大きなアルカリ濃度比を得ることが可能である。低
濃度現像廃液は希釈なしに、0.01%台のアルカリ濃
度を実現することができ、中和処理の負担を軽減するこ
とができる。高濃度現像廃液は洗浄用の純水がほとんど
混入しないため、廃液量が少なくてすみ、焼却処理の設
備規模を節約することができる。以上のごとく本発明は
現像廃液のアルカリ濃度別の分離回収に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における現像カップ装置
の断面図
【図2】本発明の第2の実施例における現像カップ装置
の断面図
【図3】従来の現像カップ装置の断面図
【符号の説明】
11 基板 12 スピンモーター 13 チャック 14 第一薬液カップ 15 第二薬液カップ 16 高濃度現像廃液管 17 低濃度現像廃液管 18 固定離壁 19 可動離壁 20 現像液ノズル 21 洗浄液ノズル 22 アクチェーター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一薬液カップの内側に第二薬液カップ
    を備え、前記第一薬液カップと前記第二薬液カップとを
    隔てる固定離壁と、上下に可動可能な可動離壁を備え、
    前記第一薬液カップおよび前記第二薬液カップはそれぞ
    れ独立した廃液管が接続されていることを特徴とする現
    像カップ装置。
  2. 【請求項2】 第一薬液カップの内側に第二薬液カップ
    を備え、前記第二薬液カップの内側に設置した基板と前
    記第一薬液カップおよび前記第二薬液カップの相対位置
    を上下に可変できる機構を備え、前記第一薬液カップお
    よび前記第二薬液カップはそれぞれ独立した廃液管が接
    続されていることを特徴とする現像カップ装置。
JP10111694A 1994-05-16 1994-05-16 現像カップ装置 Pending JPH07307275A (ja)

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JP10111694A JPH07307275A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 現像カップ装置

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JP10111694A JPH07307275A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 現像カップ装置

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JPH07307275A true JPH07307275A (ja) 1995-11-21

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ID=14292110

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JP10111694A Pending JPH07307275A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 現像カップ装置

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