JPH07305347A - 止水壁及びその構築方法 - Google Patents

止水壁及びその構築方法

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JPH07305347A
JPH07305347A JP10028494A JP10028494A JPH07305347A JP H07305347 A JPH07305347 A JP H07305347A JP 10028494 A JP10028494 A JP 10028494A JP 10028494 A JP10028494 A JP 10028494A JP H07305347 A JPH07305347 A JP H07305347A
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JP
Japan
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water blocking
support
water
support member
blocking wall
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Application number
JP10028494A
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English (en)
Inventor
Toshio Watanabe
俊雄 渡辺
Shinichi Nishimura
晋一 西村
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な止水性を確保するとともに、構築作業
の容易化を図る。 【構成】 地盤に長手方向へ亘って間隔をあけてガイド
ホール14を掘削する。ガイドホール14間に溝部12
を形成する。ガイドホール14内に、互いに対向する側
部に切り欠き部23が形成された嵌合部24を有する一
対の管体21を連結させてなる支持部材22を立設させ
る。両側端部に上下方向に支持体17が設けられた不透
水性を有する止水シート13を、支持体17を支持部材
22の嵌合部24へそれぞれ嵌合させながら溝部12内
に建て込む。嵌合部24内に止水材25を充填する。溝
部12及びガイドホール14内に充填材15を充填す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地盤内に連続して設
けられる不透水性の止水壁及びその構築方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、河川堤防・海岸堤防・貯水堤
防などの地盤には、浸透水や漏水などを防止するため
に、コンクリートあるいはモルタル等によって止水壁を
設けていた。図17に示すように、この種の止水壁1
は、地盤Gに、地上から透水層を越えて不透水性層に至
る溝部2を掘削し、この溝部2に、不透水性を有する複
数の止水シート3を連続的に建て込み、その後、溝部2
内に充填材4を充填して硬化させて構築していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に止水壁1を構築する場合、柔軟性を有する止水シート
3を所定の位置へ建て込まなければならず、その建て込
み作業が極めて煩雑であるという問題があった。また、
溝部2内に建て込んだ止水シート3の側端部同士を止水
性を維持しつつ連結することが困難であった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて良好な止水性を有する止水壁及びこの止水
壁を容易に構築することが可能な止水壁の構築方法を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の止水壁は、地盤に長手方向へ亘って
間隔をあけて掘削した立坑と、該立坑同士の間に形成し
た溝部と、該溝部内に配設した不透水性を有する止水シ
ートと、前記立坑及び前記溝部内に充填した充填材とを
具備してなり、前記止水シートには、その両側端部に上
下方向へ支持体が設けられ、前記立坑内には、互いに対
向する側部に前記止水シートが挿通可能な切り欠き部が
形成されかつ前記支持体が嵌合可能な一対の嵌合部を有
する支持部材が立設されてなり、前記止水シートは、両
側端部に設けられた前記支持体が前記支持部材の嵌合部
に嵌合され、かつ両側端部近傍が前記支持部材の切り欠
き部に挿通されてなることを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の止水壁は、請求項1
記載の止水壁において、前記支持部材の嵌合部に、前記
止水シートの支持体を覆うように止水材が充填されてな
ることを特徴としている。さらに、請求項3記載の止水
壁は、請求項1または請求項2記載の止水壁において、
前記止水シートに、両側端部に設けられた支持体に上下
方向へ貫通する孔部が形成され、かつ下端部に前記支持
体の孔部と連通する袋部が設けられてなり、前記支持体
の孔部から注入された充填材が前記袋部に充填されて前
記袋部の両側部及び下端部が前記溝部の両側面及び底部
に密着されてなることを特徴としている。
【0007】請求項4記載の止水壁の構築方法は、地盤
に長手方向へ亘って間隔をあけて立坑を掘削し、該立坑
間に溝部を形成し、前記立坑に、互いに対向する側部に
切り欠き部が形成された一対の嵌合部を有する支持部材
を立設し、両側端部に上下方向へ支持体が設けられた不
透水性を有する止水シートを、前記支持体を前記支持部
材の嵌合部へそれぞれ嵌合させながら前記溝部へ建て込
み、前記溝部及び前記立坑内に充填材を充填することを
特徴としている。
【0008】また、請求項5記載の止水壁の構築方法
は、請求項4記載の止水壁の構築方法において、前記支
持部材の嵌合部に、前記支持体を覆うように止水材を充
填することを特徴としている。さらに、請求項6記載の
止水壁の構築方法は、請求項4または請求項5記載の止
水壁の構築方法において、予め前記支持体に上下方向へ
貫通する孔部を形成するとともに前記止水シートの下端
部に前記支持体の孔部と連通する袋部を設け、前記止水
シートの建て込み後に、前記支持体の孔部から充填材を
注入し、前記止水シートの袋部へ充填することを特徴と
している。
【0009】
【作用】そして、請求項1記載の止水壁によれば、一対
の嵌合部が形成された支持部材のそれぞれの嵌合部に、
止水シートの両側端部に設けられた支持体がそれぞれ嵌
合されて、それぞれの止水シート同士が隙間なく連結さ
れているので、良好な止水性が確保される。
【0010】また、請求項2記載の止水壁によれば、前
記嵌合部に止水材が充填されて、支持部材と止水シート
の支持体との間が止水されているので、さらに良好な止
水性が確保される。さらに、請求項3記載の止水壁によ
れば、充填材が充填された袋部の両側部及び下端部が溝
部の両側面及び底部へ密着されているので、溝部の下端
部での止水性が確実に確保される。
【0011】請求項4記載の止水壁の構築方法によれ
ば、立坑に立設した支持部材のそれぞれの嵌合部に、そ
の切り欠き部に止水シートを挿通させながら、止水シー
トの両側端部の支持体を嵌合させることにより、止水シ
ートが容易に溝部内に建て込まれる。
【0012】また、請求項5記載の止水壁の構築方法に
よれば、支持体が嵌合された支持部材の嵌合部に止水材
を充填することにより、止水シート同士が確実に止水さ
れた止水壁が構築される。さらに、請求項6記載の止水
壁の構築方法によれば、支持体の孔部から充填材を注入
すると、孔部から注入された充填材が止水シートの下端
部に設けられた袋部へ充填されて袋部が膨張し、この袋
部の両側部及び下端部が溝部の両側面及び底部へ密着さ
れ、溝部の下端部での止水性が確実に確保された止水壁
が構築される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の止水壁及びその構築方法の実
施例を図によって説明する。図1及び図2において、符
号11は、止水壁である。この止水壁11が設けられた
地盤Gには、溝部12が形成されており、この溝部12
には、例えば、土木用のビニルシートなどの布素材から
なる不透水性を有する止水シート13が配設されてい
る。溝部12及びこの溝部12の長手方向に亘って間隔
をあけて掘削されたガイドホール(立坑)14内には、
充填材15が充填されており、この充填材15によって
止水シート13が覆われている。止水シート13には、
その下端部に袋部16が形成され、両側端部に塩化ビニ
ル等から形成された管体からなる支持体17が、前記袋
部16と連通した状態に設けられており、図3及び図4
に示すように、支持体17の孔部17a及び袋部16内
には、セメントペースト等の充填材18が充填されてい
る。
【0014】また、ガイドホール14には、一対の鋼管
21を互いに溶接してなる支持部材22が立設されてい
る。この支持部材22には、前記鋼管21の互いに対向
する側部に上下方向へ亘って切り欠き部23が形成され
ており、これら切り欠き部23に前記止水シート13の
両側端部近傍が挿通されている。そして、この支持部材
22のそれぞれの鋼管21の内部が、前記止水シート1
3の支持体17が嵌合された嵌合部24とされている。
これら嵌合部24には、例えばモルタル、アスファルト
エマルジョン等の止水材25が充填されており、この止
水材25によって支持部材22と、この支持部材22の
嵌合部24に嵌合された支持体17とが止水された状態
に一体化されている。
【0015】次に、上記構造の止水壁11を構築する止
水壁の構築方法を図によって順に説明する。 (1)まず、地盤Gに、所定幅(約45cm)、所定深
さ(約50cm)にて止水壁11の構築ラインに沿っ
て、例えば、ミニバックホー等を用いて構築溝32を掘
削し、この構築溝32にセメントベントナイト液等を充
填して固化させ、地盤改良部33とする。(図5参照) (2)この地盤改良部33に、長手方向へ亘って間隔を
あけて、ボーリングマシン等を用いてガイドホール14
を掘削する。(図6参照)
【0016】(3)ガイドホール14に、ガイドコラム
34をクレーン等によって吊り上げ、ボルト等によって
連結しながら、順次建て込む。(図7(a)(b)
(c)参照) (4)建て込んだガイドコラム34に、ワイヤーソー3
5の駆動ユニット36及び従動ユニット37をそれぞれ
設置することにより、ガイドコラム34間にワイヤーソ
ー35を設置し、駆動ユニット36によってワイヤーソ
ー35を走行させながら、駆動ユニット36及び従動ユ
ニット37をそれぞれガイドコラム34に沿って下降さ
せる。(図8参照)
【0017】このようにすると、ワイヤーソー35によ
ってガイドホール14同士の間に溝部12が形成され
る。ここで、溝部12及びガイドホール14内の泥水
は、ガイドコラム14に設けたパイプ38から真空ポン
プ39によって吸い上げて循環し、内部の水位を一定に
維持させる。 (5)所定の深度まで溝部12を掘削したら、ワイヤー
ソー35の駆動ユニット36及び従動ユニット37をそ
れぞれ引き上げる。 (6)ガイドホール14からそれぞれのガイドコラム3
4を、その連結を解除しながら順次引き抜く。(図9参
照)
【0018】(7)それぞれのガイドホール14内に、
クレーン等によって支持部材22をつり下げながら建て
込む。(図10及び図11参照) (8)止水シート13の両側端部に設けられた支持体1
7を、止水シート13の側端部近傍を支持部材22の切
り欠き部23に挿通させながら、支持部材22の嵌合部
24に嵌合させる。(図12参照) このようにすると、止水シート13が、その支持体17
が支持部材22に支持された状態にて溝部12内に建て
込まれる。 (9)支持部材22の嵌合部24内に止水材25を充填
し、支持部材22と支持体17とを一体化させる。(図
13参照)
【0019】(10)支持体17の孔部17aの開口部
から充填材18を注入し、支持体17及び止水シート1
3の下端部の袋部16内に充填材18を充填する。 (11)ガイドホール14及び溝部12にトレミー管4
2を配設し、ガイドホール14の上部近傍に設置した採
取ホース43から内部の泥水を吸い上げてセメント添加
装置44によってセメントを添加した固化泥水からなる
充填材15を、それぞれのトレミー管42から注入し、
これらガイドホール14及び溝部12内に充填材15を
充填する。(図14及び図15参照) (12)溝部12及びガイドホール14の上部近傍に、
キャッピング用の溝45を形成し、この溝45内にセメ
ントペースト46を充填してキャッピングを施す。(図
16参照) 上記のような手順を行なうことにより、前述した構造の
止水壁11が構築される。
【0020】以上のようにして構築された止水壁11に
よれば、一対の嵌合部24を有する支持部材22のそれ
ぞれの嵌合部24に、止水シート13の両側端部に設け
られた支持体17がそれぞれ嵌合されて、それぞれの止
水シート13同士が隙間なく連結されているとともに、
嵌合部24に止水材25が充填されて、支持部材22と
止水シート13の支持体17との間が止水されているの
で、これら止水シート13同士の連結箇所において極め
て良好な止水性を確実に確保することができる。
【0021】また、この止水壁11を構築する構築方法
によれば、ガイドホール14に立設した支持部材22の
それぞれの嵌合部24に、その切り欠き部23に止水シ
ート13の側端部近傍を挿通させながら、止水シート1
3の両側端部の支持体17を嵌合させることにより、極
めて容易に、止水シート13を溝部12内に建て込むこ
とができ、止水壁11の工期短縮を図ることができる。
また、止水シート13同士の連結部にて、止水シート1
3の両側端部の支持体17が嵌合部24に嵌合され、さ
らに、嵌合部24に止水材25が充填されて確実な止水
性が確保された止水壁11を構築することができる。
【0022】さらに、支持体17の孔部17aから充填
材18を注入することにより、孔部17aへ注入した充
填材18を止水シート13の下端部に設けられた袋部1
6へ充填して膨張させて、この袋部16の両側部及び下
端部を溝部12の両側面及び底部へ密着させ、溝部12
の下端部での良好な止水性を確実に確保させることがで
きる。なお、上記実施例の止水壁11を構築する際の各
工程における、例えば、ガイドホール14、溝部12等
の構築工法は実施例に限定されない。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の止水壁
及びその構築方法によれば、下記の効果を得ることがで
きる。請求項1記載の止水壁によれば、一対の嵌合部を
有する支持部材のそれぞれの嵌合部に、止水シートの両
側端部に設けられた支持体がそれぞれ嵌合されて、それ
ぞれの止水シート同士が隙間なく連結されているで、止
水シート同士の連結箇所における極めて良好な止水性を
確保することができる。
【0024】請求項2記載の止水壁によれば、嵌合部に
止水材が充填されて、支持部材と止水シートの支持体と
の間が止水されているので、これら止水シート同士の連
結箇所におけるさらなる良好な止水性を確実に確保する
ことができる。請求項3記載の止水壁によれば、充填材
が充填された袋部の両側部及び下端部が溝部の両側面及
び底部へ密着されているので、溝部の下端部での良好な
止水性を確保することができる。
【0025】請求項4記載の止水壁の構築方法によれ
ば、立坑に立設した支持部材のそれぞれの嵌合部に、そ
の切り欠き部に止水シートの側端部近傍を挿通させなが
ら、止水シートの両側端部の支持体を嵌合させることに
より、極めて容易に、止水シートを溝部内に建て込むこ
とができ、止水壁の工期短縮を図ることができる。
【0026】請求項5記載の止水壁の構築方法によれ
ば、止水シート同士の連結部にて、止水シートの両側端
部の支持体が嵌合部に嵌合され、さらに、嵌合部に止水
材が充填されて確実な止水性が確保された止水壁を構築
することができる。請求項6記載の止水壁の構築方法に
よれば、支持体の孔部から充填材を注入して袋部へ充填
させることにより、この袋部を充填材によって膨張させ
て、袋部の両側部及び下端部を、溝部の両側面及び底部
へ密着させることができ、止水シートの下端部における
良好な止水性が確保された止水壁を構築することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の止水壁の構成及び構造を説明
する止水壁の一部を断面視した斜視図である。
【図2】本発明の実施例の止水壁の構成及び構造を説明
する止水壁の断面図である。
【図3】本発明の実施例の止水壁の構成及び構造を説明
する止水壁の下端部近傍の側断面図である。
【図4】本発明の実施例の止水壁の構成及び構造を説明
する止水壁のガイドホール近傍の横断面図である。
【図5】本発明の実施例の止水壁の構築方法を説明する
地盤の断面図である。
【図6】本発明の実施例の止水壁の構築方法を説明する
地盤の断面図である。
【図7】本発明の実施例の止水壁の構築方法に用いられ
たワイヤーソー用のガイドコラムの建て込み手順を説明
する地盤の断面図である。
【図8】本発明の実施例の止水壁の構築方法に用いられ
たワイヤーソーによる溝部の掘削状態を説明する地盤の
断面図である。
【図9】本発明の実施例の止水壁の構築方法に用いられ
たワイヤーソー用のガイドコラムの取り外し手順を説明
する地盤の断面図である。
【図10】本発明の実施例の止水壁の構築方法における
支持部材の建て込み状態を説明する地盤の断面図であ
る。
【図11】本発明の実施例の止水壁の構築方法にて支持
部材が建て込まれた状態を説明する地盤の横断面図であ
る。
【図12】本発明の実施例の止水壁の構築方法における
止水シートの建て込み状態を説明する地盤の断面図であ
る。
【図13】本発明の実施例の止水壁の構築方法によって
連結された止水シートの連結状態を説明する地盤の横断
面図である。
【図14】本発明の実施例の止水壁の構築方法における
充填材の注入状態を説明する地盤の断面図である。
【図15】本発明の実施例の止水壁の構築方法における
充填材の注入状態を説明する地盤の横断面図である。
【図16】本発明の実施例の止水壁の構築方法における
キャッピングを説明する地盤の側断面図である。
【図17】従来の止水壁及びその構築方法を説明する地
盤の側断面図である。
【符号の説明】
11 止水壁 12 溝部 13 止水シート 14 ガイドホール(立坑) 15 充填材 16 袋部 17 支持体 17a 孔部 18 充填材 22 支持部材 23 切り欠き部 24 嵌合部 25 止水材 G 地盤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤に長手方向へ亘って間隔をあけて掘
    削した立坑と、該立坑同士の間に形成した溝部と、該溝
    部内に配設した不透水性を有する止水シートと、前記立
    坑及び前記溝部内に充填した充填材とを具備してなり、 前記止水シートには、その両側端部に上下方向へ支持体
    が設けられ、前記立坑内には、互いに対向する側部に前
    記止水シートが挿通可能な切り欠き部が形成されかつ前
    記支持体が嵌合可能な一対の嵌合部を有する支持部材が
    立設されてなり、前記止水シートは、両側端部に設けら
    れた前記支持体が前記支持部材の嵌合部に嵌合され、か
    つ両側端部近傍が前記支持部材の切り欠き部に挿通され
    てなることを特徴とする止水壁。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の嵌合部には、前記止水シ
    ートの支持体を覆うように止水材が充填されてなること
    を特徴とする請求項1記載の止水壁。
  3. 【請求項3】 前記止水シートには、両側端部に設けら
    れた支持体に上下方向へ貫通する孔部が形成され、かつ
    下端部に前記支持体の孔部と連通する袋部が設けられて
    なり、前記支持体の孔部から注入された充填材が前記袋
    部に充填されて前記袋部の両側部及び下端部が前記溝部
    の両側面及び底部に密着されてなることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の止水壁。
  4. 【請求項4】 地盤に長手方向へ亘って間隔をあけて立
    坑を掘削し、該立坑間に溝部を形成し、前記立坑に、互
    いに対向する側部に切り欠き部が形成された一対の嵌合
    部を有する支持部材を立設し、両側端部に上下方向へ支
    持体が設けられた不透水性を有する止水シートを、前記
    支持体を前記支持部材の嵌合部へそれぞれ嵌合させなが
    ら前記溝部へ建て込み、前記溝部及び前記立坑内に充填
    材を充填することを特徴とする止水壁の構築方法。
  5. 【請求項5】 前記支持部材の嵌合部に、前記支持体を
    覆うように止水材を充填することを特徴とする請求項4
    記載の止水壁の構築方法。
  6. 【請求項6】 予め前記支持体に上下方向へ貫通する孔
    部を形成するとともに前記止水シートの下端部に前記支
    持体の孔部と連通する袋部を設け、前記止水シートの建
    て込み後に、前記支持体の孔部から充填材を注入し、前
    記止水シートの袋部へ充填することを特徴とする請求項
    4または請求項5記載の止水壁の構築方法。
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