JP4033561B2 - 真空圧密工法における気密構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟弱地盤に含まれる水分や気体等を排出することで普通地盤へ改良する地盤改良工法における地表面の気密構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
埋立て層、ヘドロ層、泥炭層などの軟弱な粘性土地盤を改良する工法として、鉛直ドレーンと真空圧を利用した真空圧密工法が知られている。この工法は、ボード系ドレーン、サンドドレーンなどの鉛直ドレーン材を地盤中に設置し、その上端部に不織布や有孔管などの通水材を配置し、この不織布や有孔管の上部を気密シートで密閉し、さらに、有孔管は配管を介して真空ポンプに連通させて、真空ポンプを作動して軟弱粘性土地盤に含まれる水及び空気を鉛直ドレーン材や通水材を介して排出するようにしたものである。
【0003】
この工法では気密性の確保が大きな課題の一つであり、特に、気密シートからの圧力漏れを防止するために、気密シートの端部の納まりが極めて重要である。この気密シートの端部に気密性を確保するために、従来、バックホーなどの掘削機により、例えば、幅70cm、深さ120cm程度の溝44を地盤40に形成し、図7に示すように、水平ドレーン材42の上に敷設された、気密シート41の端部を溝44の中に入れて掘削土で埋め戻している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、気密シートを損傷しないように、かつ、隙間なく掘削土を埋め戻すことは極めて手間がかかり困難であり、さらに、埋戻土に砂質土が混入するだけで気密性が損なわれることとなる。
【0005】
また地表面から深さ5〜6m程度までの地盤内に砂質土層がある場合には、この層よりも深くまで気密シート端部を埋め込まないと、この砂質土層を介して負圧が洩れて気密性が損なわれる可能性が高いという問題がある。
【0006】
さらに、地盤が極めて軟弱な場合や地下水位が高い場合には、軟弱土が自立しないため所定深さまで溝を掘削することができない。
【0007】
さらに又、気密シートは施工時の損傷に加えて、製造時にもピンホールが生じやすく、一枚ものの気密シートではピンホールは避けがたく、気密性の確保はほとんど無理なため、従来は2枚を積層して用いている。
【0008】
本発明は上記従来技術の問題点に着目し、これを解決せんとしたものであり、その課題は、気密シート端部における気密性を確実に、しかも容易に確保することができる気密構造を提供することにある。
【0009】
また本発明の別の課題は、上述の砂質土層やその他に、気密シートの気密性を損なうような地層が地盤内に存在しても、気密シート端部の埋め込み深さを抑えながら、気密性を確実に確保することができる気密構造を提供することにある。
【0010】
さらに、本発明の別の課題は、砂質土等の気密性を阻害する材料が、溝内への埋戻材に混入しても、該溝内における気密シートの気密性を確保することができる気密構造を提供することにある。
【0011】
さらに又、本発明の別の課題は、たとえ、気密シートにピンホールが存在しても確実に気密性を確保することができる気密構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、真空圧により軟弱地盤から水分や気体を排出して地盤の強度を増加させる真空圧密工法における気密構造であって、地盤上に配置された気密シート端部の上に枠部材が載置され、該枠部材で囲まれた範囲に流動体が充填されたことを特徴とする気密構造を提供する。ここで、前記枠部材は、気密シート端部を挟んで、一方を気密シート端部の上に置き、他方を軟弱地盤の上に置いて、この両者の枠体間に水や泥水等の液体、および流動体を注ぎ入れたときに、この枠体間にこれら流動体を溜めることができるような構造に形成する。
【0016】
また本発明では、真空圧により軟弱地盤から水分や気体を排出して地盤の強度を増加させる真空圧密工法における気密構造であって、軟弱地盤の所定位置を掘削して溝を形成し、該溝のなかに気密シート端部を挿入すると共に、泥水等の流動体を該溝の中に供給するための有孔管を配置し、該溝を埋戻材で埋め戻して成る気密構造を提供する
【0019】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて実施例を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1(1)〜(5)は本発明の気密構造を示す簡略断面図である。図1(1)に示した気密構造、すなわち、気密シート端部の埋設構造では、水平ドレーン材3の上に気密シート2が敷設され、改良対象地盤40の所定位置に形成された溝5の中に流動体4が充填され、この流動体4内には気密シート端部2aが埋設されている。なお、図1(1)〜(5)において、流動体4は、ベントナイト泥水、セメントミルク、両者を混合したもの、あるいは、これらと現場土砂と撹拌・混合して成るものである。また、図1(1)〜(5)において、垂直ドレーン材は図示を省略した。
【0020】
図1(1)に示した気密シート端部の埋設構造を形成する方法としては、最初に、多軸オーガー、アースオーガー、先端にビットを備えた多軸掘削機、または地中壁掘削機などの掘削装置で改良対象地盤40の所定位置を掘削しながら、これら掘削装置の先端付近から水、ベントナイト泥水、セメントミルク又はこれらを混合したものを噴出して改良対象地盤の土砂と撹拌・混合し、この撹拌・混合した箇所に気密シートを所定深さまで圧入する。この気密シート2は、端部2aに予め鳩目金具などの係止具(図示せず)が設けられたものを使用し、この係止具を棒の先に止めて人力で流動体4内に圧入する。なお、図示はしないが、以上の気密シート端部の埋設方法とは別に、溝の内壁面が自立するような地盤では、予め溝をバックフォー等の掘削機で掘削し、この溝5の内部に気密シート端部2aを挿入し、別途準備したベントナイト泥水等の流動体4を溝5内に埋め戻すこともできる。
【0021】
次に、図1(2)の気密シート端部の埋設構造では、改良対象地盤の所定位置に形成された溝5の下方のみにベントナイト泥水等の流動体4を充填し、この流動体4内に気密シート端部2aを埋設し、さらに、溝5内における流動体4の上方には改良対象地盤の掘削土砂6を埋め戻している。このように、溝5内の上部に掘削土砂6を埋め戻せば、流動体4内に作業員が沈み込む事故を防止することができる。ここで、気密シート2を溝5に埋設する工程は、流動体4を溝5に埋め戻す工程の前後いずれに行っても良く、また気密シート端部2aには必要に応じて予めアンカー2bや係止具を設けても良く、このアンカー2bや係止具により、気密シート端部の地盤への固定度を高めたり、溝内への圧入を容易にしたりすることができる。なお、図1(1),(2)における溝5は、幅30〜60cm程度、深さ50〜200cm程度に形成し、この溝5における気密シート端部2aの埋め込み深さは50〜200cm程度とすることができる。
【0022】
図1(3)は、掘削土量を減らすための気密シートの埋設構造であって、改良地盤40に溝37が設けられ、この溝37の下端に断面が円形の横穴37aが形成され、この溝37から横穴37aへ気密シート端部2aが挿入され、溝37内にはベントナイト泥水等の流動体4が注入されている。ここで、気密シート2は、必要に応じてアンカー2bや係止具が端部に設けられたものを用いても良い。なお、横穴37aを備える溝37を構築するためには、最初に溝37を形成し、この溝37の平面位置の両端に縦穴(図示せず)を設け、次いで、推進工法で用いる掘削機を一方の縦穴に入れて、ここから他方の縦穴に向けて掘進させて横穴37aを形成する。
【0023】
また、図1(4)(5)に示した実施例は、水中において気密シート端部を埋設する構造として、特に適しているものであり、同時に、これらの構造は地上の軟弱地盤においても適用可能である。図1(4)では、気密シート2が、その端部2aに液体や流動体を注入することができる袋体2cを備えており、この気密シート2の端部2aが、水底の軟弱地盤40に形成された溝8内に配置され、この溝8内には流動体7が充填されている。
【0024】
図1(4)の気密構造を形成するために、最初に、水底の改良対象地盤40に溝8を形成する。そして、気密シート2を改良対象地盤40上に敷設すると共に、その端部2aを溝8内に配置し、気密シート2の袋体2cの中に液体や流動体を注入する。これにより、気密シート2の端部2aは袋体2cの重量で溝8内の位置が安定し、この後に、溝8内へ流動体7を注入すれば、気密シート端部の気密性を確実なものにすることができる。
【0025】
さらに、図1(5)では、気密シート端部2aの固定度を高めるため、この端部2aに高分子系材料などからなるアンカー2bを備えており、この気密シート2の端部2aが水底の溝8内に配置され、この溝8内には流動体7が充填されている。このような気密構造を形成するため、最初に、水底の改良対象地盤40に溝8を形成する。この溝8は、改良対象地盤40を撹拌して現地土砂を流動状にしてこれを流動体7とすると共に、この撹拌位置を溝8とするか、あるいは、改良対象地盤40を掘削して溝8を形成した後に、別途準備したソイルセメント等の流動体7を溝5内に充填する。溝8を形成した後に、気密シート2を改良対象地盤40上に敷設すると共に、その端部のアンカー2bを流動体7内に圧入することにより、気密シート端部の固定度を高めると共に気密性を確実なものにすることができる。
【0026】
次に図2を参照して、地表面付近に透水性の高い、例えば、砂質土のような透水性地層45が存在する改良対象地盤40における気密構造について説明する。このような改良対象地盤40では、気密シート2の端部2aが埋設された溝5の下方に連続するように止水壁13を設け、さらに、この止水壁13は透水性地層45を貫いて不透水層46に達するまで延長する。
【0027】
ここで、止水壁13を構成する立孔15の内部には、ベントナイト泥水やセメント混入泥水等の透水性の低い流動状の材料を充填する。また止水壁13は、例えば、従来のソイルセメント壁掘削機(図示せず)のような地盤改良用の撹拌型掘削機を用いて軟弱地盤40を撹拌・混合し、立孔15の掘削をしながら形成し、この立孔15の上端部を、気密シート端部2aを埋設するための溝として使用する。したがって、溝5と、止水壁13を構成する立孔15とは、同じ形状・同じ寸法で連続するように設けるのが好ましく、溝5を埋め戻す埋戻材12としては、止水壁13と同様の材料を用いても良い。以上の気密シート端部2aの溝5への埋め込み長さは100cm程度にして、止水壁13の長さは不透水層46の深度によるものの、例えば10m程度とすることができる。上記流動状の材料が満たされた止水壁13は、内部を流動状態に保持することにより、周囲の地盤との間に縁切り効果が期待できて、周辺地盤への影響を大幅に軽減することができる。
【0028】
図3(1)〜(3)では、止水壁を設けた気密構造として、図2とは異なる実施例を示した。図3(1)(2)に示した気密構造50では、気密シート端部2aを埋設するための溝54の内側に所定長離して止水壁51が設けられ、この止水壁51の中には塩化ビニール等からなる止水シート52が挿入され、ソイルセメント溶液等の充填材53で満たされている。ここで、止水壁51は、図3(2)に示したような平面形状に形成され、この止水壁51と止水シート52とは、透水性地層45を貫いて不透水層46に至るまで延設される。そして、止水シート52は、図3(2)に示したように止水壁51の太径部51aにおいて重ね合わされて充填材53で固定され、また止水シート52の上端部は、図3(1)に示したように、外側に折り返されて溝54内へ挿入され、気密シート端部2aと共に埋戻材12で埋め戻されるか、あるいは、図3(3)に示したように、接着剤55で気密シート2に接着される。
【0029】
なお、上記止水壁51は、ワイヤーソーを備えた掘削機(図示せず)と、この掘削機を昇降させる一対のレールとしてのガイドコラム(図示せず)とからなる従来装置を用いて掘削され、掘削幅は3〜4m程度で、厚さは50〜100mm程度に形成される。
【0030】
次に、図4(1)(2)では、水中地盤において溝を設けること無く気密シート端部2aの気密性を確保する気密構造を示しており、図4(1)では、端部にアンカー2bが設けられた気密シート2を改良対象地盤40上に敷設し、気密シート端部2aを挾んで一方の枠部材16を気密シート2の上に設置し、他方の枠部材16を改良対象地盤40上に設置し、この2つの枠部材16,16で気密シート端部2aの全周を囲み、枠部材16と16との間にはベントナイト泥土等の流動体17が充填される。これにより、気密シート端部2aは、全周にわたって流動体17で密封されて改良対象地盤40には気密状態が維持される。
【0031】
一方、図4(2)では、塩化ビニールパイプ、ビニールホース又はビニールチューブ等からなる有孔管19が、気密シート2の端部2aの下に配置され、この端部2aが土砂36で覆われて、気密シート端部2aと改良対象地盤40との間には、有孔管19を介してベントナイト泥土等の流動体17が注入されている。ここで、流動体17を注入する工程は、土砂36で気密シート端部2aを覆う工程と同時か、または、この作業に先行して行うこともできる。また前記有孔管19は、気密シート2の敷設に先立って改良対象地盤40の所定位置に配置しても良く、あるいは、気密シート端部2aの下面に予め一体に取り付けても良い。このようにして、気密シート端部2aは、土砂36の荷重と、流動体17とで密封されて改良対象地盤40には気密状態が維持される。なお、図4(1)(2)では、水中の改良対象地盤40についての実施例を示したが、この気密構造は地上の軟弱地盤にも適用可能である。
【0032】
また図5では、改良対象地盤40の所定位置を掘削して溝5を形成し、この溝5の中には気密シート端部2aを挿入すると共に有孔管19も配置し、溝5の中に掘削土砂等の埋戻材18を埋め戻して、気密シート端部2aと有孔管19とを埋設した。ここで、有孔管19は水、泥水又はベントナイト泥土等の流動体を溝5内に供給するために用いられるものであり、この有孔管19を介して流動体が溝5内に供給されると埋戻材18の間隙に流動体が行き渡り、溝5における気密シート端部2aの気密性は向上する。
【0033】
なお、前記有孔管19は、同様に上述した図1(1)(2)における溝5の流動体4のなかに埋設するか、又は、図2の止水壁13や溝5のなかに埋設しても良い。そして、真空圧密期間中に、有孔管19から液体や流動体を適宜供給し続ければ、気密状態を効果的に維持することができて、しかも、真空圧の影響を受けても、これらの溝5や止水壁13の圧密を防止することができて、周辺地盤への影響を抑制することができる。
【0034】
次に、図6は真空圧密ヤードの縦断面図であり、改良対象地盤40には鉛直ドレーン材23が設置され、その上端部には水平ドレーン材3や有孔管25などの通水材が配置され、この通水材の上が気密シート2で覆われている。また、気密シート2の端部は、改良対象地盤40に設けられた溝5内に挿入され、掘削土等の埋戻材24で埋め戻されている。そして、溝5の外側には改良対象地盤40を囲むように所定高さに堰22が盛り上げられて、この堰22で囲まれた範囲には水や泥水等の液体が張られている。なお、この表面に張る液体として、真空圧密稼動時に地盤から排出される水を利用しても良い。
【0035】
図6の気密構造では、気密シート2や溝5の上は、水や泥水等の液体で覆われているため、この液体の下方にある改良対象地盤40の気密性は高まり、効率的な地盤改良が可能になる。すなわち、たとえ、気密シート2にピンホール等の損傷があったとしても、水は空気の約50倍の粘性があるので、この損傷箇所からの漏気を防ぐことができて、また気密シート2端部の埋め込み部分である溝5からの漏気も低減できる。さらに、改良対象地盤周辺には、多くの場合、地盤の収縮に伴うひび割れが入るが、このひび割れからの漏気をも低減することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明では、気密シート端部を泥水で埋め戻すので、気密性を高め、真空度を上げることができて、改良対象地盤の圧密を助長し、地盤改良効果を高めることができる。
【0037】
また本発明では、溝の内壁が自立しないような軟弱な地盤においても、流動体で満たされた溝を確実に形成することができて、気密シート端部における気密性の確保が可能になった。
【0038】
さらに本発明では、地表面付近に透水性の高い地層が在る場合でも、気密シート端部埋設用の溝の下方に連続させて止水壁を設けたので、透水性の高い地層から真空圧が洩れることを防止できて、改良対象地盤の気密性を高めることができる。
【0039】
さらに又、本発明では、気密シート端部埋設用の溝や止水壁内の流動体を真空圧密期間を通じて流動化させておくことが可能になったので、溝や止水壁により、周辺地盤に真空圧が及ぶことを防止し、周辺地盤の水平変位や沈下を防止することができる。
【0040】
また気密シートや気密シート埋込み用の溝の上に、水又は泥水等の液体を張ったので、真空圧密時の改良対象地盤の気密性が向上し、工事費の削減や改良効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)〜(5)は、それぞれ本発明の気密構造を簡略に示した断面図である。
【図2】図1とは異なる気密構造を簡略に示した断面図である。
【図3】図1及び図3とは異なる気密構造を示しており、(1)は断面図、(2)は(1)における止水壁の平面図、(3)は(1)とは異なる止水シートの納まりを示した断面図である。
【図4】(1)及び(2)は、図1〜図3とは異なる気密構造を断面図である。
【図5】図1〜図4とは異なる気密構造を断面図である。
【図6】図1〜図5とは異なる気密構造を簡略に示した縦断面図である。
【図7】従来の気密シート端部の埋設構造を簡略に示した断面図である。
【符号の説明】
1,10,20,30,31,32,33,34 気密構造
2 気密シート
2a 気密シートの端部
4,7,17, 流動体
5,8,15, 溝
13 止水壁
16 枠部材
18 埋戻材
19 有孔管
22 堰
40 軟弱地盤
46 不透水層

Claims (2)

  1. 真空圧により軟弱地盤から水分や気体を排出して地盤の強度を増加させる真空圧密工法における気密構造であって、地盤上に配置された気密シート端部の上に枠部材が載置され、該枠部材で囲まれた範囲に流動体が充填されたことを特徴とする気密構造。
  2. 真空圧により軟弱地盤から水分や気体を排出して地盤の強度を増加させる真空圧密工法における気密構造であって、軟弱地盤の所定位置を掘削して溝を形成し、該溝のなかに気密シート端部を挿入すると共に、泥水等の流動体を該溝の中に供給するための有孔管を配置し、該溝を埋戻材で埋め戻して成る気密構造。
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