JP2002061166A - 地下空洞充填方法及び充填用袋 - Google Patents

地下空洞充填方法及び充填用袋

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JP2002061166A
JP2002061166A JP2000250161A JP2000250161A JP2002061166A JP 2002061166 A JP2002061166 A JP 2002061166A JP 2000250161 A JP2000250161 A JP 2000250161A JP 2000250161 A JP2000250161 A JP 2000250161A JP 2002061166 A JP2002061166 A JP 2002061166A
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JP
Japan
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bag
casing
underground cavity
concrete
underground
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Pending
Application number
JP2000250161A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ichinose
勤 一ノ瀬
Somei Tanaka
壮明 田中
Masatake Uno
政武 宇野
Kenjiro Hayashi
健次郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA CHIKA KOGYO KK
Nishimatsu Construction Co Ltd
Original Assignee
SHOWA CHIKA KOGYO KK
Nishimatsu Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】地下水存在下でもコンクリートが漏出すること
なく所定領域に充填されるようにして地下空洞を効率的
に充填閉塞する。 【解決手段】 ケーシング1内を掘削して所定深度に沈
設し、袋2をケーシング内に設置してコンクリートを打
設する。このコンクリートが固化する前の軟らかい状態
のうちにケーシング1を引き抜き、袋2を横方向に膨張
させて隣接する袋2同士を密着させ、地下空洞をコンク
リートで充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下空洞へのコン
クリート等の固結材の充填方法及び、固結材の充填に使
用する充填用袋に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】石灰岩質の土質は、地
中に浸透した雨水によって徐々に溶解され、地中に大き
な空洞(ガマ)が形成されることが多く、地盤沈下を引
き起こすことがある。また、地下ダムを構築する場合、
地下空洞が存在すると地下水が流出し、貯水ができな
い。
【0003】そのため、地下空洞をコンクリート等で充
填し、地盤沈下の防止や地下水の漏出を防止する必要が
ある。しかし、地下空洞にコンクリートを単に打設した
のでは、地下水によってコンクリートが流出してしま
い、効率が悪く、地下空洞を充填するには多量のコンク
リートを必要とする。そこで、打設コンクリートが流出
しないようにし、地下水の存在する地下空洞の充填を経
済的におこなうのが本発明の目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】ケーシング掘削で地下空
洞の上部から掘削して地下空洞にケーシングを沈設し、
ケーシング内に袋を挿入し、固結材を袋内に打設して固
結材を袋内にとどめ、ケーシングを撤去し、固結材の圧
力によって袋を膨張させ相互に密着させて地下空洞を固
結材で充填するものである。また、地下空洞に固結材が
充填された袋の柱で囲まれた閉じられた空間を形成し、
この空間に固結材を打設して地下空洞を固結材で充填す
るものである。また、シートを袋状に形成し、袋の底部
に円形板を設け、ケーシング内への袋の挿入降下を容易
とし、固結材の流出を防止した。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、地下ダムにおいて地下空
洞が存在する場合の掘削穴の配置を示す平面図、図2は
施工工程の説明図、図3はコンクリート打設用袋をケー
シング内に挿入した状態の断面図である。
【0006】実施例1 図1に示すように、鋼管矢板を連続させた止水壁10で
区画される地下ダムの貯水領域に存在する地下空洞30
をコンクリートで充填するものである。この実施例で
は、地下空洞30の領域全体にわたって袋に充填された
固結材が相互に接触するように配列するものであり、図
1の丸数字で示すように、一つおきに施工する。
【0007】図2に示すように、ケーシング沈設装置2
0で先端に掘削刃が付いた大径のケーシング1を圧入、
または、圧入に回転または揺動を加え、内部をハンマー
グラブバケットなどの掘削機25で排土し、ケーシング
1を順次継ぎ足して地下空洞30の底面まで沈設する。
【0008】図3に示すように、沈設の終了したケーシ
ング1をそのままの状態で残置しておき、透水性の袋2
の上端をケーシング1に固定して地下空洞底部まで下降
させる。袋2は、シート21を円筒形に形成し、端部を
1メートル程度重ね合わせ縫いつけたもので、底部には
錘りと形状保持としての円形の鉄板22が取り付けられ
る。鉄板22はある程度の厚みのあるものが好ましく、
円筒形であってもよい。
【0009】また、場合によって、鉄板22の中央部に
は吊り下げ金具23を設けてもよい。シート21が透水
性であると固結材の水分が抜けやすく好ましいが、透水
性である必要はなく、不透水性のシートであってもよ
い。
【0010】シート21は、例えば、日本ウエーブロッ
ク株式会社製のメッシュ状のシートであるボンガード
(登録商標)が好適である。袋2は、折り畳んだ状態で
ケーシング1にセットし、吊り下げ金具23にロープを
取り付けてケーシング内を降下させる。折り畳まれてい
た袋は伸びてケーシング内に設置される。
【0011】ケーシング1内に設置した袋2に貧配合の
コンクリート、または、掘削土砂にセメントを混合した
ソイルモルタルを袋2の上部付近、または、地下空洞3
0の天井高さまでトレミー管23を使用して打設し、袋
内にコンクリートの柱を形成する。打設コンクリートが
固化する前にケーシング1を地中から抜き出す。コンク
リートが固化すると、ケーシングにコンクリートが付着
し、ケーシングの引き抜きが困難となるので気を付ける
必要がある。地下空洞内に地下水が存在しても、袋内に
コンクリートを打設しているので流出が防止される。
【0012】ケーシング1の沈設は、図1に示す丸数字
のように、間隔をあけて設置し、両脇の袋内のコンクリ
ートがある程度固化した段階で、中間部にケーシングの
設置をおこなう。ケーシングを抜き出し撤去すると袋内
のコンクリートは袋2を隣接する既に形成されたコンク
リート柱に密着するまで横方向に膨張させるので、地下
空洞30にコンクリートを漏出させることなく必要領域
のみを充填することができ、地下ダムの貯水領域の止水
を完全にする。
【0013】実施例2 図4に示すように、閉空間4を形成するようにケーシン
グ1の設置をおこない、袋2にコンクリートを打設して
コンクリート柱を形成し閉空間4を形成する。この閉空
間4に袋を設置することなくコンクリートを打設して充
填する。コンクリート打設で上昇してきた閉空間内の地
下水は水中ポンプで排出する。閉空間4の部分はケーシ
ングを設置する作業が必要ないので効率的に地下空洞の
充填作業をおこなうことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の地下空洞充填方法は、ケーシン
グ内に挿入設置した袋内にコンクリートを打設するよう
にしたので限定された領域にのみにコンクリートが打設
され、コンクリートが漏出するの防止することができ、
地下空洞の充填を効率的におこなうことができる。ま
た、地下水が存在しても、打設コンクリートは袋内に保
持され、地下水によって流出することが防止される。ま
た、閉空間が形成されるようにケーシングを設置し、こ
の閉空間にコンクリート打設をおこなうと、全ての領域
にケーシングを設置する必要がないので効率的に地下空
洞の充填をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーシングの配置を示す平面図。
【図2】ケーシング沈設の工程図。
【図3】ケーシングに袋を挿入した状態の断面図。
【図4】他の実施例のケーシングの配置の平面図。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 袋 10 止水壁 21 透水性シート 30 地下空洞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 壮明 東京都港区虎ノ門1丁目20番10号西松建設 株式会社内 (72)発明者 宇野 政武 東京都港区虎ノ門1丁目20番10号西松建設 株式会社内 (72)発明者 林 健次郎 福岡県福岡市南区大楠3丁目19番29号昭和 地下工業株式会社内 Fターム(参考) 2D040 AA04 AA06 AB06 BA09 BB01 CA01 CA09 2D045 AA02 BA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下空洞の上部から地下空洞にケーシング
    を沈設し、ケーシング内に袋を挿入して固結材を袋内に
    充填し、ケーシングを撤去して袋を膨張させ、隣接する
    袋同士を地下空洞内において接触させる地下空洞の充填
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、閉空間を形成するよう
    にケーシングを沈設配列し、この閉空間に固結材を充填
    する地下空洞の充填方法。
  3. 【請求項3】シートを袋状に形成し、袋の底部に円形板
    を設けた地下空洞充填用袋。
JP2000250161A 2000-08-21 2000-08-21 地下空洞充填方法及び充填用袋 Pending JP2002061166A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261936A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Doro Hozen Gijutsu Center 空孔充填方法
CN102477743A (zh) * 2010-11-24 2012-05-30 张继红 一种小直径桩孔混凝土袋装浇筑施工方法
JP2017082513A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 大亜ソイル株式会社 場所打ちコンクリート杭およびその施工方法
CN112323779A (zh) * 2019-08-05 2021-02-05 张继红 一种长螺旋袋装流体桩施工方法
CN117248546A (zh) * 2023-11-16 2023-12-19 西南交通大学 一种无需挖槽的锚索框架梁快速施工方法及结构
JP7492846B2 (ja) 2020-04-10 2024-05-30 徳倉建設株式会社 地中空洞の補強構造及び補強方法

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