JPH07304967A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH07304967A JPH07304967A JP13479594A JP13479594A JPH07304967A JP H07304967 A JPH07304967 A JP H07304967A JP 13479594 A JP13479594 A JP 13479594A JP 13479594 A JP13479594 A JP 13479594A JP H07304967 A JPH07304967 A JP H07304967A
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Abstract
性樹脂に炭素数8〜30の脂肪族モノカルボン酸金属塩
とポリアルキレングリコール類とを含有させることを特
徴とする。 【効果】熱可塑性樹脂に炭素数8〜30の脂肪族モノカ
ルボン酸金属塩とポリアルキレングリコール類とを含有
させることにより、成形時に生じるメルトフラクチャ
ー、シャークスキン、および目ヤニ等の発生を大幅に改
善できる。
Description
熱可塑性樹脂組成物を得るための添加剤に関するもの
で、更に詳しくは炭素数8〜30の脂肪族モノカルボン
酸金属塩(以下本願金属石鹸という)の1種又は2種以
上と沸点が150℃以上のポリアルキレングリコール、
又はポリグリセリン(以下本願ポリグリコールという)
の1種、又は2種以上とを熱可塑性樹脂に併用添加する
ことにより、成形時に生じるメルトフラクチャー、シャ
ークスキン、目ヤニ等の改善を目的としたものである。
出成形により種々の製品に幅広く使用されている。
して成形する際に、成形加工時の成形温度、成形速度等
の成形条件により成形加工性が大きく影響される。例え
ば、ある一定のセン断速度以上の成形速度に上げると、
樹脂相互間、あるいは成形機のシリンダー、ダイス等の
成形機の金属部分と樹脂との間の摩擦で樹脂が過熱状態
となり、樹脂の熱分解劣化、架橋反応等が促進される。
その結果として、スクリーンパックに目詰まりが生じ、
成形機内の樹脂圧が変動し、成形品にメルトフラクチャ
ー、シャークスキン等の悪影響を及ぼすばかりでなく、
成形機の金型の出口に生じる目ヤニの原因となる。
剤、又は外部滑剤として脂肪族モノカルボン酸金属塩
(例えば、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸リ
チウム等)、又はエチレンビスステアリン酸アマイド、
グリセリンモノステアリン酸エステル等の滑剤の添加が
提案されている。
熱可塑性樹脂に添加しても成形時の成形機内の樹脂圧の
変動に対してあまり効果がなく、成形品のメルトフラク
チャー、シャークスキン、金型の目ヤニ現象等の解決に
は到底いたらないのが現状である。
するために生産性が上がらず、場合によっては運転を停
止して、スクリーンパックの清掃を行わなければなら
ず、このための作業ロスはばく大な損失である。それ故
に、この問題を早期に解決すべき対策の確立が熱望され
ていた。
な問題点を解決すべく鋭意研究を進めた結果、熱可塑性
樹脂に本願金属石鹸の1種又は2種以上を0.001〜
2.0重量%、および本願ポリグリコールの1種、又は
2種以上を0.001〜1.0重量%、好ましくは本願
金属石鹸の1種又は2種以上と、本願ポリグリコールの
1種又は2種以上をあらかじめ混合して、熱可塑性樹脂
に0.001〜2.0重量%添加することにより前記の
問題点を解消し、加工成形性を改善するとともに、製品
の品質低下を防ぐことに成功し、本発明を完成したもの
である。
リオレフィン樹脂として、低密度ポリエチレン、直鎖低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ホモ型ポリプ
ロピレン、コポリ型ポリプロピレン、それら樹脂相互、
α−オレフィン、酢酸ビニル又は他樹脂との共重合体、
ならびにポリマーブレンド。およびそれらポリオレフィ
ン樹脂をハードセグメントとするエラストマー。
6−ナイロン,610−ナイロン,612−ナイロン、
11−ナイロン、12−ナイロン、46−ナイロン、共
重合ナイロン又は他樹脂との共重合体、ならびにポリマ
ーブレンド、およびポリアミド樹脂をハードセグメント
とするエラストマー。
素化ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル
/酢酸ビニル共重合体、およびそれら樹脂と他樹脂との
共重合体、ならびにポリマーブレンド。
の共重合体、ならびにポリマーブレンド。
合体、ならびにポリマーブレンド。
との共重合体、ならびにポリマーブレンド。その他各種
のエンジニアリング・プラスチック類が挙げられる。
0を有する天然又は合成の飽和又は不飽和の脂肪族モノ
カルボン酸(構造中に側鎖、水酸基、ケトン基、アルデ
ヒド基、エポキシ基等があってもよい)と周期律表第I
族、および第II族の金属とを公知の金属石鹸の製造方
法で製造した金属石鹸で、その代表例としては、カプリ
ル酸、カプロン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラギン酸、ヘプ
タデシル酸、ベヘン酸、オレイン酸、エライジン酸、エ
ルカ酸、リノール酸、リノレイン酸、リシノール酸、ヒ
ドロキシステアリン酸、モンタン酸、イソステアリン
酸、エポキシステアリン酸等1種又は2種以上とLi、
Na、K、Mg、Ca、Sr、Baとの金属塩で、その
正塩はもちろん、酸性塩でも、1モル以下の塩基性塩で
もよい。
くは、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシ
ウム、ステアリン酸リチウム、ヒドロキシステアリン酸
マグネシウム、ヒドロキシステアリン酸カルシウム、ヒ
ドロキシステアリン酸リチウム、ベヘン酸マグネシウ
ム、ベヘン酸カルシウム、ベヘン酸リチウムである。
150℃以上のポリアルケングリコール又はポリグリセ
リンで、沸点が150℃以下では対象とする熱可塑性樹
脂の成形時に揮発して白煙現象が生じるので好ましくな
い。好ましくは沸点が対象とする熱可塑性樹脂の成形温
度以上のものである。
点が150℃以上のポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリグリセリンを挙げることができ
る。なお、好ましくは、沸点が200℃以上のポリエチ
レングリコールである。
グリコールを熱可塑性樹脂に添加するに当たっては、本
願金属石鹸と本願ポリグリコールをそれぞれ個々に添加
しても良いが、本願金属石鹸と本願ポリグリコールとを
あらかじめ混合してから熱可塑性樹脂に混合することが
作業上誤差を生じることがなく好ましい。
らかじめ混合するに当たっては、ブレンダーを用いて機
械的に混合しても良いが、特に好ましくは本願金属石鹸
と本願ポリグリコールとの混合物の融点以上の温度で加
熱溶融混合することである。
金属石鹸および本願ポリグリコール以外に必要な添加
物、例えば可塑剤、充填剤、安定剤、酸化防止剤(フェ
ノール系、有機リン系等)、紫外線吸収剤(ベンゾトリ
アゾール系、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系
等)、アンチブロッキング剤、スリップ剤、滑剤(離型
剤)、顔料、帯電防止剤、防曇剤、流滴剤、難燃剤、抗
菌剤、防かび剤、発泡剤、造核剤、エポキシ化合物、加
工助剤等を適宜添加しても良い。
中に本願金属石鹸と本願ポリグリコールを併用配合する
ことにより、メルトフラクチャー、シャークスキン現
象、および目ヤニ現象等の加工性能を改善された熱可塑
性樹脂組成物となる。その作用機構の詳細は不明である
が、本願金属石鹸の持つ外部および内部滑性能と本願ポ
リグリコールの持つ相溶化能とが相作用して、加工性能
が改善されたものと思われる。
ないことを考えると、予想外の驚くべき機能と言うこと
ができる。
る。
量6.7重量%のステアリン酸カルシウム1.6kg、
分子量2000のポリプロピレングリコール0.3k
g、およびグリセリンモノステアリン酸エステル0.1
kgを入れ、5分間混合して、Ca含有量6.7重量%
のステアリン酸カルシウム80重量%、分子量2000
のポリプロピレングリコール15重量%、およびグリセ
リンモノステアリン酸エステル5重量%を含有する樹脂
添加剤組成物を得た。
MI=1.0のポリエチレン100重量部に対し0.2
重量部配合し、さらに安定剤としてテトラキス−〔メチ
レン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕メタン(商品名:イ
ルガノックス1010)0.05重量部配合してスーパ
ーミキサーで3分間混合した後、口径30mmの押出機
を用いて200℃の温度で溶融押出をし、該樹脂添加剤
組成物を含むポリエチレン樹脂組成物ペレットを得た。
いて、表1の条件でインフレーション法によりフイルム
を製膜した。この時の運転時間5時間経過時の圧力上昇
値(ΔP)、および製膜フイルム表面のシャークスキン
状態を目視で観察し、その結果を表2に示した。
%のステアリン酸カルシウム0.8kg、分子量200
0のポリプロピレングリコール0.15kg、およびグ
リセリンモノステアリン酸エステル0.05kgを入
れ、170℃に加熱溶融し、攪拌機で均一混合後冷却粉
砕して、Ca含有量6.7重量%のステアリン酸カルシ
ウム80重量%、分子量2000のポリプロピレングリ
コール15重量%、およびグリセリンモノステアリン酸
エステル5重量%を含有する樹脂添加剤組成物を得た。
MI=1.0のポリエチレン100重量部に対し0.2
重量部配合し、さらに安定剤としてテトラキス−〔メチ
レン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕メタン(商品名:イ
ルガノックス1010)0.05重量部配合してスーパ
ーミキサーで3分間混合した後、口径30mmの押出機
を用いて200℃の温度で溶融押出をし、該樹脂添加剤
組成物を含むポリエチレン樹脂組成物ペレットを得た。
いて、表1の条件でインフレーション法によりフイルム
を製膜した。この時の運転時間5時間経過時の圧力上昇
値(ΔP)、および製膜フイルム表面のシャークスキン
状態を目視で観察し、その結果を表2に示した。
有量5.4重量%の12−ヒドロキシステアリン酸マグ
ネシウム1.8kgと分子量4000のポリエチレング
リコール0.2kgを入れ、5分間混合して、Mg含有
量5.4重量%の12−ヒドロキシステアリン酸マグネ
シウム90重量%、分子量4000のポリエチレングリ
コール10重量%を含有する樹脂添加剤組成物を得た。
MI=1.0のポリエチレン100重量部に対し0.2
重量部配合し、さらに安定剤としてテトラキス−〔メチ
レン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒド
ロキシフェニル),プロピオネート〕メタン(商品名:
イルガノックス1010)0.05重量部配合してスー
パーミキサーで3分間混合した後、口径30mmの押出
機を用いて200℃の温度で溶融押出をし、該樹脂添加
剤組成物を含むポリエチレン樹脂組成物ペレットを得
た。
いて、表1の条件でインフレーション法によりフイルム
を製膜した。この時の運転時間5時間経過時の圧力上昇
値(ΔP)、および製膜フイルム表面のシャークスキン
状態を目視で観察し、その結果を表2に示した。
部の12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム0.9k
gおよび分子量4000のポリエチレングリコール0.
1kgを入れ、170℃に加熱溶融し攪拌機で均一混合
後冷却粉砕して、Mg含有量5.4重量%の12−ヒド
ロキシステアリン酸マグネシウム90重量%、分子量4
000のポリエチレングリコール10重量%を含有する
樹脂添加剤組成物を得た。
MI=1.0のポリエチレン100重量部に対し0.2
重量部配合し、さらに安定剤としてテトラキス−〔メチ
レン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕メタン(商品名:イ
ルガノックス1010)0.05重量部配合してスーパ
ーミキサーで3分間混合した後、口径30mmの押出機
を用いて200℃の温度で溶融押出をし、該樹脂添加剤
組成物を含むポリエチレン樹脂組成物ペレットを得た。
いて、表1の条件でインフレーション法によりフイルム
を製膜した。この時の運転時間5時間経過時の圧力上昇
値(ΔP)、および製膜フイルム表面のシャークスキン
状態を目視で観察し、その結果を表2に示した。
物の代わりに、Ca含有量6.7重量%のステアリン酸
カルシウムを0.2重量部配合する以外は実施例1と同
様の方法でポリエチレン樹脂組成物ペレットを得た。
いて、表1の条件でインフレーション法によりフイルム
を製膜した。この時の運転時間5時間経過時の圧力上昇
値(ΔP)、および製膜フイルム表面のシャークスキン
状態を目視で観察し、その結果を表2に示した。
物の代わりに、分子量2000のポリプロピレングリコ
ールを0.2重量部配合する以外は実施例1と同様の方
法でポリエチレン樹脂組成物ペレットを得た。
いて、表1の条件でインフレーション法によりフイルム
を製膜した。この時の運転時間5時間経過時の圧力上昇
値(ΔP)、および製膜フイルム表面のシャークスキン
状態を目視で観察し、その結果を表2に示した。
物の代わりに、Mg含有量5.4重量%の12−ヒドロ
キシステアリン酸マグネシウムを0.2重量部配合する
以外は実施例3と同様の方法でポリエチレン樹脂成物ペ
レットを得た。
いて、表1の条件でインフレーション法によりフイルム
を製膜した。この時の運転時間5時間経過時の圧力上昇
値(ΔP)、および製膜フイルム表面のシャークスキン
状態を目視で観察し、その結果を表2に示した。
物の代わりに、分子量4000のポリエチレングリコー
ルを0.2重量部配合する以外は実施例3と同様の方法
でポリエチレン樹脂組成物ペレットを得た。
いて、表1の条件でインフレーション法によりフイルム
を製膜した。この時の運転時間5時間経過時の圧力上昇
値(ΔP)、および製膜フイルム表面のシャークスキン
状態を目視で観察し、その結果を表2に示した。
量5.1重量%のベヘン酸マグネシウム1.6kg、分
子量4000のポリプロピレングリコール0.3kg、
およびZn含有量10.5重量%のステアリン酸亜鉛
0.1kgを入れ、5分間混合して、Mg含有量5.1
重量%のベヘン酸マグネシウム80重量%、分子量20
00のポリプロピレングリコール15重量%、およびZ
n含有量10.5重量%のステアリン酸亜鉛5重量%を
含有する樹脂添加剤組成物を得た
0重量部に対し0.2重量部配合して、スーパーミキサ
ーで5分間混合した後、口径26mmの押出機を用いて
280℃の温度で溶融押出をし、該樹脂添加剤組成物を
含むポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
て、表4の条件で厚さ1mm、幅30mmの成形物の溶
融押出を行った。この時の運転時間4時間経過時の圧力
上昇値(ΔP)、およびダイリップへの目ヤニ発生状態
を目視で観察し、その結果を表5に示した。
%のベヘン酸マグネシウム0.8kg、分子量4000
のポリプロピレングリコール0.15kg、およびZn
含有量10.5重量%のステアリン酸亜鉛0.05kg
を入れ、170℃に加熱溶融し、攪拌機で均一混合後冷
却粉砕してMg含有量5.1重量%のベヘン酸マグネシ
ウム80重量%、分子量4000のポリプロピレングリ
コール15重量%、およびZn含有量10.5重量%の
ステアリン酸亜鉛5重量%を含有する樹脂添加剤組成物
を得た。
0重量部に対し0.2重量部配合して、スーパーミキサ
ーで5分間混合した後、口径26mmの押出機を用いて
280℃の温度で溶融押出をし、該樹脂添加剤組成物を
含むポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
て、表4の条件で厚さ1mm、幅30mmの成形物の溶
融押出を行った。この時の運転時間4時間経過時の圧力
上昇値(ΔP)、およびダイリップへの目ヤニ発生状態
を目視で観察し、その結果を表5に示した。
イロン100重量部に対し0.2重量部配合して、スー
パーミキサーで5分間混合した後、口径26mmの押出
機を用いて280℃の温度で溶融押出をし、該樹脂添加
剤組成物を含むポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
て、表4の条件で厚さ1mm、幅30mmの成形物の溶
融押出を行った。この時の運転時間4時間経過時の圧力
上昇値(ΔP)、およびダイリップへの目ヤニ発生状態
を目視で観察し、その結果を表5に示した。
イロン100重量部に対し0.2重量部配合して、スー
パーミキサーで5分間混合した後、口径26mmの押出
機を用いて280℃の温度で溶融押出をし、該樹脂添加
剤組成物を含むポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
て、表4の条件で厚さ1mm、幅30mmの成形物の溶
融押出を行った。この時の運転時間4時間経過時の圧力
上昇値(ΔP)、およびダイリップへの目ヤニ発生状態
を目視で観察し、その結果を表5に示した。
6の樹脂添加剤組成物の代わりに、Mg含有量5.1重
量%のベヘン酸マグネシウムを0.19重量部およびZ
n含有量10.5重量%のステアリン酸亜鉛0.01重
量部配合する以外は実施例5と同様の方法でポリアミド
樹脂組成物ペレットを得た。
て、表4の条件で厚さ1mm、幅30mmの成形物の溶
融押出を行った。この時の運転時間4時間経過時の圧力
上昇値(ΔP)、およびダイリップへの目ヤニ発生状態
を目視で観察し、その結果を表5に示した。
の樹脂添加剤組成物の代わりに、分子量4000のポリ
プロピレングリコール0.20重量部配合する以外は実
施例5と同様の方法でポリアミド樹脂組成物ペレットを
得た。
て、表4の条件で厚さ1mm、幅30mmの成形物の溶
融押出を行った。この時の運転時間4時間経過時の圧力
上昇値(ΔP)、およびダイリップへの目ヤニ発生状態
を目視で観察し、その結果を表5に示した。
樹脂添加剤組成物の代わりに、Mg含有量5.4重量%
の12−ヒドロキシステアリン酸マグネシウム0.2重
量部配合する以外は実施例7と同様の方法でポリアミド
樹脂組成物ペレットを得た。
て、表4の条件で厚さ1mm、幅30mmの成形物の溶
融押出を行った。この時の運転時間4時間経過時の圧力
上昇値(ΔP)、およびダイリップへの目ヤニ発生状態
を目視で観察し、その結果を表5に示した。
樹脂添加剤組成物の代わりに、分子量4000のポリエ
チレングリコール0.2重量部配合する以外は実施例7
と同様の方法でポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
て、表4の条件で厚さ1mm、幅30mmの成形物の溶
融押出を行った。この時の運転時間4時間経過時の圧力
上昇値(ΔP)、およびダイリップへの目ヤニ発生状態
を目視で観察し、その結果を表5に示した。
来の熱可塑性樹脂組成物に比べて成形時に生じるメルト
フラクチャー、シャークスキン、および目ヤニ等の発生
を大幅に改善できる。その結果として、長期連続運転が
可能となるばかりでなく、成形品の品質向上に役立つ。
Claims (6)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂に炭素数8〜30の脂肪族
モノカルボン酸金属塩の1種又は2種以上を0.001
〜2.0重量%、および沸点が150℃以上のポリアル
キレングリコール、又はポリグリセリンの1種、又は2
種以上を0.001〜1.0重量%含有することを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 炭素数8〜30の脂肪族モノカルボン酸
金属塩の1種又は2種以上と、沸点が150℃以上のポ
リアルキレングリコール、又はポリグリセリンの1種又
は2種以上をあらかじめ混合してなる樹脂添加剤組成物
を、熱可塑性樹脂に0.001〜2.0重量%含有する
請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂がポリオレフイン樹脂であ
る請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】 熱可塑性樹脂がポリアミド樹脂である請
求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】 炭素数8〜30の脂肪族モノカルボン酸
金属塩が、ステアリン酸金属塩、又はヒドロキシステア
リン酸金属塩である請求項1、及び請求項2記載の樹脂
添加剤組成物。 - 【請求項6】 沸点が150℃以上のポリアルキレング
リコールがポリエチレングリコールまたはポリプロピレ
ングリコールである請求項1、又は請求項2記載の樹脂
添加剤組成物。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP6134795A JP3014273B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 熱可塑性樹脂組成物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6134795A JP3014273B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 熱可塑性樹脂組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07304967A true JPH07304967A (ja) | 1995-11-21 |
JP3014273B2 JP3014273B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=15136720
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6134795A Expired - Fee Related JP3014273B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 熱可塑性樹脂組成物 |
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