JPH06234894A - 圧延フィルム製造用ポリプロピレン成形材料 - Google Patents
圧延フィルム製造用ポリプロピレン成形材料Info
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- JPH06234894A JPH06234894A JP5300074A JP30007493A JPH06234894A JP H06234894 A JPH06234894 A JP H06234894A JP 5300074 A JP5300074 A JP 5300074A JP 30007493 A JP30007493 A JP 30007493A JP H06234894 A JPH06234894 A JP H06234894A
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- JP
- Japan
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- fluorine
- polypropylene
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/10—Homopolymers or copolymers of propene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L27/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L27/12—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
Abstract
(57)【要約】
【構成】 2.0 〜25g/10分のMFI 230/2.16を有する、プ
ロピレンのホモポリマーまたはコポリマー99.5〜99.999
重量% と少なくとも50% のフッ素含有率と250 ℃以下の
融点を有するフッ素含有熱可塑性ポリマー0.01〜0.5 重
量% を含む、圧延フィルム製造用ポリプロピレン成形材
料。 【効果】 ロール上に材料が堆積せず、かつ引取工程に
改善をもたらすために高品質のフィルムが製造できる。
ロピレンのホモポリマーまたはコポリマー99.5〜99.999
重量% と少なくとも50% のフッ素含有率と250 ℃以下の
融点を有するフッ素含有熱可塑性ポリマー0.01〜0.5 重
量% を含む、圧延フィルム製造用ポリプロピレン成形材
料。 【効果】 ロール上に材料が堆積せず、かつ引取工程に
改善をもたらすために高品質のフィルムが製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延によってポリプロ
ピレンが製造される、プロピレンのホモポリマーまたは
コポリマーと少なくとも50% のフッ素含有率とポリプロ
ピレンに慣習の加工温度以下の融点を有する熱可塑性フ
ルオルポリマーを含む成形材料に関する。
ピレンが製造される、プロピレンのホモポリマーまたは
コポリマーと少なくとも50% のフッ素含有率とポリプロ
ピレンに慣習の加工温度以下の融点を有する熱可塑性フ
ルオルポリマーを含む成形材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンからのフィルム製造は押
出成形、例えばインフレート法またはスリットダイを通
して押出成形し、次いで金属ロール上で冷却 (チルロー
ル法)することによって行われるのが優勢的である。そ
れと比較して、特に高品質フィルムを製造する PVCフィ
ルム製造において慣習である圧延方法はそれほど重要で
はない。ポリプロピレンからの圧延フィルム製造法が最
初に文献に記載されたのは30年以上も前であるが、未解
決の技術的問題があるためにほとんど普及していない。
出成形、例えばインフレート法またはスリットダイを通
して押出成形し、次いで金属ロール上で冷却 (チルロー
ル法)することによって行われるのが優勢的である。そ
れと比較して、特に高品質フィルムを製造する PVCフィ
ルム製造において慣習である圧延方法はそれほど重要で
はない。ポリプロピレンからの圧延フィルム製造法が最
初に文献に記載されたのは30年以上も前であるが、未解
決の技術的問題があるためにほとんど普及していない。
【0003】ポリプロピレン成形材料は、圧延加工に慣
用の温度において非常に強く粘着する傾向がある。その
為に比較的多量の離型剤を添加する必要があるが、それ
は好ましくない二次効果、例えばロール上に材料が堆積
し、その為にフィルムの表面品質が落ちたり、またはフ
ィルムの透明性または溶接性が損なわれる二次的な作用
が導かれる。
用の温度において非常に強く粘着する傾向がある。その
為に比較的多量の離型剤を添加する必要があるが、それ
は好ましくない二次効果、例えばロール上に材料が堆積
し、その為にフィルムの表面品質が落ちたり、またはフ
ィルムの透明性または溶接性が損なわれる二次的な作用
が導かれる。
【0004】圧延の際に問題となるポリプロピレンの等
級は、ポリプロピレンの比較的低い溶融弾性のため高い
溶融粘度を有するものに限られる。しかし、そのPP等級
は非常に結晶化しやすく、そのため表面構造が乱され
て、これが品質を低下させる。
級は、ポリプロピレンの比較的低い溶融弾性のため高い
溶融粘度を有するものに限られる。しかし、そのPP等級
は非常に結晶化しやすく、そのため表面構造が乱され
て、これが品質を低下させる。
【0005】圧延フィルムを製造するのに適当なポリプ
ロピレン等級が 0.4〜2.0g/10 分のMFI 230/21.6を有す
るべきであるということ、及びそのメルトフローインデ
ックスが加工中に 2.4g/10分を超えることがないほど、
それらは安定化されるべきであるということは公知であ
る (ヨーロッパ特許第40 298号明細書参照) 。
ロピレン等級が 0.4〜2.0g/10 分のMFI 230/21.6を有す
るべきであるということ、及びそのメルトフローインデ
ックスが加工中に 2.4g/10分を超えることがないほど、
それらは安定化されるべきであるということは公知であ
る (ヨーロッパ特許第40 298号明細書参照) 。
【0006】更に、ポリプロピレンが 0.2〜1.0g/10 分
のMFI 230/21.6を有しており、そして付加的な離型剤、
例えばシロキサン、ポリオクタマー及びカルボン酸の金
属塩を添加する、PP圧延フィルムの製造方法は公知であ
る (ドイツ特許第32,40,338号明細書参照) 。
のMFI 230/21.6を有しており、そして付加的な離型剤、
例えばシロキサン、ポリオクタマー及びカルボン酸の金
属塩を添加する、PP圧延フィルムの製造方法は公知であ
る (ドイツ特許第32,40,338号明細書参照) 。
【0007】適当なポリプロピレン等級が、例えば 0.5
g/10分のMFI 230/21.6を有す、圧延フィルム製造用ポリ
オレフィン成形材料もまた公知である (ドイツ特許第4
0,28,407 号明細書参照) 。前述の成形材料は、加工中
に MFI値が増大するのを抑制し、しかもそれによってポ
リオレフィンの比較的激しい粘着性が抑制される機能を
有するフェノール系酸化防止剤と結合している、ホスフ
ィットまたは硫黄化合物から構成される安定剤系を含
む。
g/10分のMFI 230/21.6を有す、圧延フィルム製造用ポリ
オレフィン成形材料もまた公知である (ドイツ特許第4
0,28,407 号明細書参照) 。前述の成形材料は、加工中
に MFI値が増大するのを抑制し、しかもそれによってポ
リオレフィンの比較的激しい粘着性が抑制される機能を
有するフェノール系酸化防止剤と結合している、ホスフ
ィットまたは硫黄化合物から構成される安定剤系を含
む。
【0008】先行技術によれば、ポリプロピレン、付加
的な安定剤及び潤滑剤及び好都合に使用される離型剤か
ら圧延フィルムを製造するためには、高い溶融粘度を有
する、つまり 5g/10分よりも低いMFI 230/21.6を有する
PP等級がそれに応じて必要である。
的な安定剤及び潤滑剤及び好都合に使用される離型剤か
ら圧延フィルムを製造するためには、高い溶融粘度を有
する、つまり 5g/10分よりも低いMFI 230/21.6を有する
PP等級がそれに応じて必要である。
【0009】ポリオレフィンの加工挙動が、テトラフル
オルエチレン、ビニリデンフルオリド、ヘキサフルオル
プロペン、ビニルフルオリド及びクロルトリフルオルエ
チレンから得ることができるフロオルポリマーを添加す
ることによって改善されることは公知である (米国特許
第31,25,547 号明細書参照) 。このフルオルポリマー、
好ましくは特定のポリオレフィン型、特に好ましくはLL
DPE(直鎖状低密度ポリエチレン) 型のフルオルポリマー
を添加することによってポリマー溶融物の流動性が増大
する。更に、これによって、ポリマー溶融物が剪断しや
すい加工作業中、例えば狭い輪型ダイを通すインフレー
ト法において、溶融破壊 (サメ肌) の発生を防ぐことに
よって押出物の表面品質が改善される。
オルエチレン、ビニリデンフルオリド、ヘキサフルオル
プロペン、ビニルフルオリド及びクロルトリフルオルエ
チレンから得ることができるフロオルポリマーを添加す
ることによって改善されることは公知である (米国特許
第31,25,547 号明細書参照) 。このフルオルポリマー、
好ましくは特定のポリオレフィン型、特に好ましくはLL
DPE(直鎖状低密度ポリエチレン) 型のフルオルポリマー
を添加することによってポリマー溶融物の流動性が増大
する。更に、これによって、ポリマー溶融物が剪断しや
すい加工作業中、例えば狭い輪型ダイを通すインフレー
ト法において、溶融破壊 (サメ肌) の発生を防ぐことに
よって押出物の表面品質が改善される。
【0010】終には、PP成形材料に少量のビニリデンフ
ルオリドを添加することが開示された (特開昭61-085,4
57号公報) 。これらを少量添加することによって、改善
された滑り特性を有する押出フィルムが製造しやすくな
る。
ルオリドを添加することが開示された (特開昭61-085,4
57号公報) 。これらを少量添加することによって、改善
された滑り特性を有する押出フィルムが製造しやすくな
る。
【0011】
【発明の構成】かなり高い MFIを有するポリプロピレン
でさえカレンダー上で加工してフィルムを有利に製造す
ることができ、しかも他の潤滑剤及び離型剤の添加が一
般に必要でないほど、ほんのわずかな量の特定のフッ素
含有ポリマーがPP成形材料の粘着性を低減させることを
ここに発見した。
でさえカレンダー上で加工してフィルムを有利に製造す
ることができ、しかも他の潤滑剤及び離型剤の添加が一
般に必要でないほど、ほんのわずかな量の特定のフッ素
含有ポリマーがPP成形材料の粘着性を低減させることを
ここに発見した。
【0012】それ故、本発明は、2.0 〜25g/10分のMFI
230/2.16を有するポリプロピレンのホモポリマーまたは
コポリマー99.5〜99.999重量% と少なくとも50% のフッ
素含有率を有し、かつ 250℃以下の融点を有するフッ素
含有熱可塑性ポリマー0.01〜0.5 重量% から構成される
圧延フィルムを製造するためのポリプロピレン成形材料
に関する。
230/2.16を有するポリプロピレンのホモポリマーまたは
コポリマー99.5〜99.999重量% と少なくとも50% のフッ
素含有率を有し、かつ 250℃以下の融点を有するフッ素
含有熱可塑性ポリマー0.01〜0.5 重量% から構成される
圧延フィルムを製造するためのポリプロピレン成形材料
に関する。
【0013】本発明のポリプロピレン成形材料は、2.0
〜25g/10分、好ましくは 4〜15g/10分のMFI 230/2.16を
有するプロピレンのホモポリマーまたはコポリマー99.5
〜99.999、好ましくは98〜99.5重量% を含む。プロピレ
ンのコポリマーとは、例えばエチレン/ プロピレンコポ
リマー、プロピレン/ 1-ブテンコポリマー及びプロピレ
ン/ イソブチレンコポリマーを包含する。プロピレンの
ホモポリマーまたはコポリマーとプロピレン、エチレン
及びジエンのターポリマーとの混合物もまた可能であ
る。
〜25g/10分、好ましくは 4〜15g/10分のMFI 230/2.16を
有するプロピレンのホモポリマーまたはコポリマー99.5
〜99.999、好ましくは98〜99.5重量% を含む。プロピレ
ンのコポリマーとは、例えばエチレン/ プロピレンコポ
リマー、プロピレン/ 1-ブテンコポリマー及びプロピレ
ン/ イソブチレンコポリマーを包含する。プロピレンの
ホモポリマーまたはコポリマーとプロピレン、エチレン
及びジエンのターポリマーとの混合物もまた可能であ
る。
【0014】更に、本発明の成形材料は、少なくとも50
% 、好ましくは70% よりも多くのフッ素含有率を有し、
かつポリプロピレンに慣習の加工温度以下の融点、つま
り250 ℃以下の融点、好ましくは190 ℃以下、そして特
に 100〜130 ℃の融点を有するフッ素含有熱可塑性ポリ
マー 0.001〜0.5 、好ましくは0.02〜0.04重量% を含
む。
% 、好ましくは70% よりも多くのフッ素含有率を有し、
かつポリプロピレンに慣習の加工温度以下の融点、つま
り250 ℃以下の融点、好ましくは190 ℃以下、そして特
に 100〜130 ℃の融点を有するフッ素含有熱可塑性ポリ
マー 0.001〜0.5 、好ましくは0.02〜0.04重量% を含
む。
【0015】適当なフッ素含有ポリマーはビニリデンフ
ルオリドとヘキサフルオルプロピレンとの共重合、また
はビニリデンフルオリド、ヘキサフルオルプロピレン及
びテトラフルオルエチレンのターポリマー化によって製
造される。このフルオルポリマーは好ましくは50% を超
える、特に68% よりも大きいフッ素含有率を有し、かつ
ポリプロピレンに慣習の加工温度以下の融点、つまり23
0 ℃よりも低い融点を有する。特に好ましいフルオルポ
リマーは、テトラフルオルエチレン、ビニリデンフルオ
リド及びヘキサフルオルプロピレンから成る、68〜76%
のフッ素含有率、かつ185 ℃よりも低い融点、特に好ま
しくは 100〜130 ℃の融点を有するフルオルポリマーで
ある。
ルオリドとヘキサフルオルプロピレンとの共重合、また
はビニリデンフルオリド、ヘキサフルオルプロピレン及
びテトラフルオルエチレンのターポリマー化によって製
造される。このフルオルポリマーは好ましくは50% を超
える、特に68% よりも大きいフッ素含有率を有し、かつ
ポリプロピレンに慣習の加工温度以下の融点、つまり23
0 ℃よりも低い融点を有する。特に好ましいフルオルポ
リマーは、テトラフルオルエチレン、ビニリデンフルオ
リド及びヘキサフルオルプロピレンから成る、68〜76%
のフッ素含有率、かつ185 ℃よりも低い融点、特に好ま
しくは 100〜130 ℃の融点を有するフルオルポリマーで
ある。
【0016】本発明の成形材料は、付加的に更なる添加
物、例えば酸化防止剤、例えばアルキル化モノフェノー
ル、アルキル化ヒドロキノン、水酸化チオジフェニルエ
ーテル、アルキリデンビスフェノール、ベンジル化合
物、アシルアミノフェノール、β-(5-タート- ブチル-4
- ヒドロキシ-3- メチルフェニル)-プロピオネート、β
-(3,5-ジ- タート- ブチル-4- ヒドロキシフェニル) プ
ロピオンアミド、紫外線吸収剤及び光安定剤、例えば2-
(2′- ヒドロキシフェニル) ベンゾトリアゾール、2-ヒ
ドロキシベンゾフェノン、オキサミド、場合により置換
されているベンゾエート、アクリレート、ニッケル化合
物、立体障害性アミン(HALS)、金属奪活剤、ホスフェー
ト及びホスホニット、パーオキシド- 掃去化合物、塩基
性補助安定剤、核剤、フィラー及び補強材、可塑剤、蛍
光増白剤、防炎加工剤、帯電防止剤、発泡剤、潤滑剤及
び顔料を含むことができる。
物、例えば酸化防止剤、例えばアルキル化モノフェノー
ル、アルキル化ヒドロキノン、水酸化チオジフェニルエ
ーテル、アルキリデンビスフェノール、ベンジル化合
物、アシルアミノフェノール、β-(5-タート- ブチル-4
- ヒドロキシ-3- メチルフェニル)-プロピオネート、β
-(3,5-ジ- タート- ブチル-4- ヒドロキシフェニル) プ
ロピオンアミド、紫外線吸収剤及び光安定剤、例えば2-
(2′- ヒドロキシフェニル) ベンゾトリアゾール、2-ヒ
ドロキシベンゾフェノン、オキサミド、場合により置換
されているベンゾエート、アクリレート、ニッケル化合
物、立体障害性アミン(HALS)、金属奪活剤、ホスフェー
ト及びホスホニット、パーオキシド- 掃去化合物、塩基
性補助安定剤、核剤、フィラー及び補強材、可塑剤、蛍
光増白剤、防炎加工剤、帯電防止剤、発泡剤、潤滑剤及
び顔料を含むことができる。
【0017】フッ素含有ポリマー中に配量供給する際に
は、添加剤添加に他の方法では慣習の全ての方法が考え
られる。例えば、調剤中、配合中または加工中にフルオ
ルポリマーをポリプロピレンに連続的に添加することが
可能である。フルオルポリマーを特に均一に分布させる
方法を選択するのが特に有利であり、これに関しては、
例えば混練機、バンバリーミキサーまたは混合押出機を
用いる練り込みが引用できる。例えばフルオルポリマー
0.1 〜20重量% 、特にはフルオルポリマー 1〜3 重量%
を含む、フルオルポリマーとポリプロピレンとのより高
濃度の混合物を製造するのが有利であり、そしてその製
造後は粉末、ビーズまたは円筒状ペレットの形となる。
次いでこのマスターバッチを、例えば可塑化押出機中
で、フィルム製造の間にポリプロピレン中に配量供給す
ることができ、特別な混合要素のない機械においてで
も、活性物質が非常に均質に分配される。
は、添加剤添加に他の方法では慣習の全ての方法が考え
られる。例えば、調剤中、配合中または加工中にフルオ
ルポリマーをポリプロピレンに連続的に添加することが
可能である。フルオルポリマーを特に均一に分布させる
方法を選択するのが特に有利であり、これに関しては、
例えば混練機、バンバリーミキサーまたは混合押出機を
用いる練り込みが引用できる。例えばフルオルポリマー
0.1 〜20重量% 、特にはフルオルポリマー 1〜3 重量%
を含む、フルオルポリマーとポリプロピレンとのより高
濃度の混合物を製造するのが有利であり、そしてその製
造後は粉末、ビーズまたは円筒状ペレットの形となる。
次いでこのマスターバッチを、例えば可塑化押出機中
で、フィルム製造の間にポリプロピレン中に配量供給す
ることができ、特別な混合要素のない機械においてで
も、活性物質が非常に均質に分配される。
【0018】本発明の成形化合物を使用すると、圧延す
ることによって高品質のポリプロピレンフィルムを製造
することが可能になる。フルオルポリマーの添加は離型
効果に関して有効であるばかりではなく、従来の潤滑剤
を使用するのと比べて、かなり堆積物が減少しそして改
善された引取挙動をも成し遂げる。
ることによって高品質のポリプロピレンフィルムを製造
することが可能になる。フルオルポリマーの添加は離型
効果に関して有効であるばかりではなく、従来の潤滑剤
を使用するのと比べて、かなり堆積物が減少しそして改
善された引取挙動をも成し遂げる。
【0019】以下の実施例で本発明をより詳しく説明す
る。
る。
【0020】
【実施例】ロール幅35cm及びロール直径15cmのSchwbent
han 社製 4本ロール L型実験室用カレンダーを使用す
る。ロールを電気的に加熱する。以下の設定は試験全て
に適用する: ロール 温度( ℃) 速さ(rpm) 加熱ロール 1 150 10 加熱ロール 2 170 12 加熱ロール 3 170 15 加熱ロール 4 120 18 冷却ロール 1 15 18 冷却ロール 2 15 18 ポリプロピレンを二軸スクリュー押出機によって可塑化
する。温度はPP等級に依存してダイ出口においての溶融
温度がそれぞれの場合に200 ℃になるように選択され
る。
han 社製 4本ロール L型実験室用カレンダーを使用す
る。ロールを電気的に加熱する。以下の設定は試験全て
に適用する: ロール 温度( ℃) 速さ(rpm) 加熱ロール 1 150 10 加熱ロール 2 170 12 加熱ロール 3 170 15 加熱ロール 4 120 18 冷却ロール 1 15 18 冷却ロール 2 15 18 ポリプロピレンを二軸スクリュー押出機によって可塑化
する。温度はPP等級に依存してダイ出口においての溶融
温度がそれぞれの場合に200 ℃になるように選択され
る。
【0021】更に、ロール幅30cm及びロール直径15cmの
2本練りロール機を使用する。速さは15/20 rpm 、温度
は 190℃である。 実施例/ 比較例 表示は g量である A 1 B C D 2 E F PP 1 200 200 200 200 PP 2 200 200 200 200 AO 1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 AO 2 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 フルオルポリマー 0.1 0.1 ステアリン酸カルシウム 0.2 0.2 モンタンワックス 0.1 0.1 PP 1 PPホモポリマー(MFI 230/2.16 5g/10
分) PP 2 PPホモポリマー(MFI 230/2.16 12g/10
分) AO 1 ビス[3,3- ビス-4-(4 ′- ヒドロキシ-
3′- タート- ブチルフェニル)-ブタン酸] エチレング
リコールエステル AO 2 トリ(2,4- ジ- タート- ブチルフェニ
ル) ホスフィット フルオル- テトラフルオルエチレン40% 、ビニリデ
ンフルオリド40% ポリマー 及びヘキサフルオルプロペン20% のター
ポリマー モンタン 1,3-ブタンジオールを含む、モンタンワ
ックスの部分的にケン化 ワックス されたエステルワックス 結果: 1.ロール試験(2本練りロール機) 実施例/ 粘着性が無くなる ロールの上皮 比較例 時間 (分) の引取易さ A 13 不良 1 24 良好 B 5 不良 C 22 並 D 6 不良 2 12 良好 E <1 非常に不良 F 11 並 2.圧延試験 実施例/ フィルムの ロール上の 引取挙動 比較例 引取易さ 堆積物 A 並 なし むらのある引取 ライン 1 良好 なし 滑らかで、真っ直ぐ な引取ライン B 並 僅かに堆積した むらのある引取 ライン C 良好 僅かに堆積した いくらかむらのある 引取ライン D 直ぐに粘着した なし 僅かに湾曲した 引取ライン 2 なかなか良好 なし 僅かに湾曲した 引取ライン E 直ぐに粘着した なし 僅かに湾曲した 引取ライン F 直ぐに粘着した なし 僅かに湾曲した 引取ライン
2本練りロール機を使用する。速さは15/20 rpm 、温度
は 190℃である。 実施例/ 比較例 表示は g量である A 1 B C D 2 E F PP 1 200 200 200 200 PP 2 200 200 200 200 AO 1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 AO 2 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 フルオルポリマー 0.1 0.1 ステアリン酸カルシウム 0.2 0.2 モンタンワックス 0.1 0.1 PP 1 PPホモポリマー(MFI 230/2.16 5g/10
分) PP 2 PPホモポリマー(MFI 230/2.16 12g/10
分) AO 1 ビス[3,3- ビス-4-(4 ′- ヒドロキシ-
3′- タート- ブチルフェニル)-ブタン酸] エチレング
リコールエステル AO 2 トリ(2,4- ジ- タート- ブチルフェニ
ル) ホスフィット フルオル- テトラフルオルエチレン40% 、ビニリデ
ンフルオリド40% ポリマー 及びヘキサフルオルプロペン20% のター
ポリマー モンタン 1,3-ブタンジオールを含む、モンタンワ
ックスの部分的にケン化 ワックス されたエステルワックス 結果: 1.ロール試験(2本練りロール機) 実施例/ 粘着性が無くなる ロールの上皮 比較例 時間 (分) の引取易さ A 13 不良 1 24 良好 B 5 不良 C 22 並 D 6 不良 2 12 良好 E <1 非常に不良 F 11 並 2.圧延試験 実施例/ フィルムの ロール上の 引取挙動 比較例 引取易さ 堆積物 A 並 なし むらのある引取 ライン 1 良好 なし 滑らかで、真っ直ぐ な引取ライン B 並 僅かに堆積した むらのある引取 ライン C 良好 僅かに堆積した いくらかむらのある 引取ライン D 直ぐに粘着した なし 僅かに湾曲した 引取ライン 2 なかなか良好 なし 僅かに湾曲した 引取ライン E 直ぐに粘着した なし 僅かに湾曲した 引取ライン F 直ぐに粘着した なし 僅かに湾曲した 引取ライン
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 23:00 4F B29L 7:00 4F
Claims (4)
- 【請求項1】 2.0 〜25g/10分のMFI 230/2.16を有す
る、プロピレンのホモポリマーまたはコポリマー99.5〜
99.999重量% と少なくとも50% のフッ素含有率と250 ℃
以下の融点を有するフッ素含有熱可塑性ポリマー0.01〜
0.5 重量% を含む、圧延フィルム製造用ポリプロピレン
成形材料。 - 【請求項2】 フッ素含有熱可塑性ポリマーが70% より
も大きいフッ素含有率と 100〜150 ℃の融点を有する請
求項 1のポリプロピレン成形材料。 - 【請求項3】 酸化防止剤、光安定剤、金属奪活剤、ホ
スフェート及びホスホニット、パーオキシド掃去化合
物、塩基性補助安定剤、核剤、フィラー及び補強材、可
塑剤、蛍光増白剤、耐炎加工剤、耐電防止剤、発泡剤、
潤滑剤または顔料を付加的に含む請求項 1の成形材料。 - 【請求項4】 ポリプロピレン成形材料を可塑化し、そ
して可塑化状態でフィルム圧延カレンダー上で引き延ば
すことによって圧延フィルムを製造する方法において、
2.0 〜25g/10分のMFI 230/2.16を有する、プロピレンの
ホモポリマーまたはコポリマー99.5〜99.999重量% と少
なくとも50% のフッ素含有率と250 ℃以下の融点を有す
るフッ素含有熱可塑性ポリマー0.01〜0.5 重量% を含む
成形材料を使用する、上記方法。
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