JPH07299080A - 洗浄用ブラシ - Google Patents

洗浄用ブラシ

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JPH07299080A
JPH07299080A JP6096444A JP9644494A JPH07299080A JP H07299080 A JPH07299080 A JP H07299080A JP 6096444 A JP6096444 A JP 6096444A JP 9644494 A JP9644494 A JP 9644494A JP H07299080 A JPH07299080 A JP H07299080A
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JP
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JP6096444A
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Ichiro Nakamura
一郎 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/12Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
    • A61B1/121Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning post-use
    • A61B1/122Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning post-use using cleaning tools, e.g. brushes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】シースの伸びによって挿通性が失われることの
ない洗浄用ブラシの提供を目的としている。 【構成】毛状部材4が毛状部材保持部3に保持されて成
るブラシ部2が、可撓性の芯部材9を内部に挿通して成
る可撓性シース7の先端に接続された洗浄用ブラシ1に
おいて、芯部材9の少なくとも先端部分をシース7に固
定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内視鏡の管路内
を洗浄するために使用される洗浄用ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡等の管路内を洗浄する洗
浄用ブラシは、毛状部材を複数本の毛状部材保持ワイヤ
で挟み込んで捩じり合わせて形成されたブラシ部を、長
尺のシースの先端部に接続することにより構成されてい
る。このような洗浄用ブラシのシースは、一般に、ブラ
シ部を管路内に対して挿脱することができる適度な腰の
強さと、管路の曲がった部位に対してもスムーズに通す
ことができる柔軟性とを兼ね備えていなければならな
い。さらに、洗浄用ブラシのシースの外表面は、シース
を管路内に挿通した際に管路の内面を傷付けないように
滑らかであることが求められる。
【0003】こうしたことから、従来の洗浄用ブラシ
は、シースが合成樹脂からなる可撓性のチューブによっ
て形成され、チューブ内には適度な腰の強さを出すため
に芯材としてワイヤが挿通されている。この場合、ブラ
シ部をチューブの先端部に回転自在に連結し、曲がった
管路にブラシ部を挿通した場合でも、管路の曲がり方向
に沿ってブラシ部が回転することで挿通時の力量を軽く
できるようにしたものもある(特願平5ー143683
号の第5図参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
構成において、シース内に挿通された芯材としのワイヤ
は、その後端部のみが折り曲げられた状態でシースの手
元側の操作部に接着固定されているだけである。したが
って、管路内に挿通された洗浄用ブラシを管路から引き
抜く際に、その引張り力によってシースを形成するチュ
ーブが伸びてしまうと、チューブ内に挿通されたワイヤ
の後端側固定部が手元側に向けて引張り力を受けるた
め、ワイヤがチューブの伸びに追従してチューブ内を手
元側に後退し、結果的に固定されていないワイヤの先端
とシースの先端に接続されたブラシ部の基端とが必要以
上に離れてしまう。その結果、ワイヤの先端とブラシ部
の基端との間の部位で腰の強さが失われてしまい、シー
スの管路に対する挿通性が著しく損なわれてしまう虞が
ある。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、シースの伸びによっ
て挿通性が失われることのない洗浄用ブラシを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、毛状部材が毛状部材保持部に保持されて
成るブラシ部が、可撓性の芯部材を内部に挿通して成る
可撓性シースの先端に接続された洗浄用ブラシにおい
て、前記芯部材の少なくとも先端部分を前記シースに固
定したものである。
【0007】
【作用】上記構成では、管路内からブラシ部を引き抜く
際の引張り力によってシースに伸びが発生するが、芯部
材の先端部がシースに固定されているため、芯部材の先
端固定部とブラシ部の基端との間のシース部位の伸長分
だけ芯部材の先端とブラシ部との間が離れる。したがっ
て、芯部材の先端部がシースに固定されていない場合に
比べ、シース7全体の伸びが芯部材の先端とブラシ部と
の間の距離に及ぼす影響は極僅かである。すなわち、従
来のように、芯部材の基端部のみが固定されていると、
シース全体の伸びの殆どが芯部材の先端とブラシ部との
間のシース部位に影響し、シースの全伸長分だけ芯部材
の先端とブラシ部との間の隙間が大きくなるが、本発明
では、芯部材の先端部がシースに固定されているため、
芯部材の先端とブラシ部の基端との間が必要以上に離れ
てしまうことがない。したがって、この部分で腰の強さ
が損なわれてブラシの挿通性が悪化してしまうといった
ことがない。
【0008】特に、芯部材の両端部が固定されている
と、シースの伸びの殆どが芯部材の伸びによって吸収さ
れ、しかも、一般に、芯部材の先端とブラシ部との間の
距離は短いことから、芯部材の先端とブラシ部との間の
シース部位の伸長分は極僅かとなる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1および図2は本発明の第1の実施例を示す
ものである。図1は本実施例の洗浄用ブラシ1の全体構
成を示している。この洗浄用ブラシ1は、可撓性を有す
る管状のシース7と、このシース7の先端に接続された
ブラシ部2とからなる。このうち、ブラシ部2は、毛状
部材保持部3を形成する2本のステンレス線がその間に
多数本のナイロン線(毛状部材)4を挟み込んだ状態で
捩じり合わされることによって形成されている。この場
合、毛状部材保持部3の先端には先端チップ6が接着固
定されている。
【0010】ブラシ部2は、その毛状部材保持部3の基
端部をシース7の先端部内に挿入し、この挿入された基
端部を接着部8を介してシース7に接着することによ
り、シース7に対して接続固定されている。
【0011】また、シース7の基端部は操作部12に接
続されている。この操作部12は、リング状の把持部1
2aと、円筒状の接続部12bとからなり、接続部12
bの内孔にシース7の基端部を嵌め込み固定することに
よりシース7と接続している。
【0012】シース7の内部には芯部材としてのワイヤ
9が挿通されている。このワイヤ9の先端部は毛状部材
保持部3の基端から距離Lだけ離れた位置で固定部10
によってシース7に固定されており、これによって、毛
状部材保持部3とワイヤ9との間に比較的曲がり易い首
部11が形成されている。
【0013】また、ワイヤ9の基端部は、シース7の基
端から、接続部12bの内孔の内周面と内孔の閉端面と
によって形成された接着凹部13内に延出され、この接
着凹部13内において折り曲げられた状態で操作部12
に接着固定されている。
【0014】次に、上記構成の洗浄用ブラシ1を内視鏡
の内部管路内に挿通する場合について説明する。図2に
示すように、内視鏡の内部管路14は、S字状に曲げら
れた例えば金属性のパイプ15と、このパイプ15の基
端部に接続された略直線状のテフロンチューブ16とに
よって構成されている。
【0015】洗浄用ブラシ1をテフロンチューブ16側
から管路14内に挿通する場合、テフロンチューブ16
内においては、チューブ16の形状が略直線状であるこ
とから、比較的軽い力を加えるだけで洗浄用ブラシ1を
容易に進めることができる。
【0016】その後、洗浄用ブラシ1をパイプ15内へ
と進め、ブラシ部2がパイプ15の第1の屈曲部17に
位置する(図2の(a)参照)と、先端チップ6がパイ
プ15の内壁に当たり、ブラシ部2の方向がパイプ15
の曲がり方向に沿うように首部11が湾曲する。しか
し、この場合、先端チップ6がパイプ15の内壁に擦れ
ているため、さらにブラシ部2を先に進めるためには、
シース7を比較的大きな力で押し込む必要がある。この
時、シース7には軸方向に圧縮力が働くことになる。ま
た、ブラシ部2がパイプ15の第2の屈曲部18に位置
した場合にも同様に先端チップ6がパイプ15の内壁に
当たるため、シース7に大きな力を加えてブラシ部2を
先に進めると、シース7には軸方向に圧縮力が働く。
【0017】一方、ブラシ部2がパイプ15の第1の屈
曲部17と第2の屈曲部18とを通過した後、シース7
に対して手元方向に力を加えてブラシ部2を引き戻す場
合には、図2の(b)に示すように、シース7が第1の
屈曲部17と第2の屈曲部18に擦れるため、シース7
を引き戻す引張り力が必然的に大きくなる。したがっ
て、この引張り力によってシース7が軸方向に伸びる。
【0018】本実施例では、このように、内視鏡の管路
14から洗浄用ブラシ1を引き抜く場合、シース7とワ
イヤ9の先端部とが前述したように固定されているた
め、シース7に引張り力が加わってシース7が軸方向に
伸びても、シース7全体の伸びが首部11の長さLに殆
ど影響しない。すなわち、従来のように、ワイヤ9の基
端部のみが固定されていると、シース7全体の伸びの殆
どが首部11の部位に影響し、シース7の伸長分だけワ
イヤ9の先端とブラシ部2の基端との間の隙間が大きく
なるが、本実施例の構成では、ワイヤ9の後端部だけで
なくワイヤ9の先端部もシース7と固定されているた
め、シース7の伸びの殆どがワイヤ9の伸びによって吸
収され、しかも、首部11の長さは短いことから、首部
11の伸長分は極僅かである。したがって、ワイヤ9の
先端とブラシ部2の基端との間が必要以上(首部11と
して適する長さ以上)に離れてしまうことがないため、
この部分で腰の強さが損なわれてブラシ1の挿通性が悪
化してしまうといったことがない。
【0019】なお、このことは、ブラシ1を管路14内
に挿入する押し込み操作時においても同様である。すな
わち、シース7に押し込み操作による圧縮力が加わって
シース7が軸方向に縮んでも、シース7全体の縮みが首
部11の長さLに影響することがない。つまり、ワイヤ
9の先端とブラシ部2の基端とが必要以上に接近して首
部11の湾曲性が著しく損なわれたりすることがない。
【0020】以上のように、本実施例の洗浄用ブラシ1
にあっては、内視鏡の管路14に対して洗浄用ブラシ1
を挿脱する際、シース7には軸方向に圧縮力或いは引張
力が働くが、前述したようにワイヤ9の先端部がシース
7に固定されているため、シース7全体の伸び或いは縮
みが首部11の長さLに殆ど影響しない。したがって、
首部11は常に安定した柔軟性を維持することができる
とともにブラシ1の腰の強さも一定レベルに維持され、
洗浄用ブラシ1の挿脱性能が劣化してしまうことがな
い。つまり、シース7の伸びによって洗浄用ブラシ1の
挿通性が失われることがない。
【0021】図3は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。図3の(a)は本実施例の洗浄用ブラシ1aの要
部構成を示している。この洗浄用ブラシ1aは、第1の
実施例と同様、可撓性を有する管状のシース7の先端に
ブラシ部2を接続して構成されている。ブラシ部2は接
着部8によってシース7に固定されている。また、ブラ
シ部2の毛状部材保持部3の先端には第1の実施例とは
別構成の先端チップ20が接着固定されている。
【0022】シース7の内部には芯部材としてのワイヤ
9が挿通されている。このワイヤ9の先端部外周には表
面に抜け止めのための凹凸を有する管状の接続部材19
が半田付けされている。ワイヤ9の先端部は毛状部材保
持部3の基端から距離Lだけ離れた位置で接続部材19
によってシース7に固定されており、これによって、毛
状部材保持部3とワイヤ9との間に比較的曲がり易い首
部11が形成されている。この場合、接続部材19は、
その表面の凹凸がシース7の内面に食い付くことによ
り、ワイヤ9の先端部をシース7に対して固定する。
【0023】図3の(b)に示すように、先端チップ2
0は、先端の半球部20aに連なって第1の円筒部20
bが形成されており、さらにその後側には第1の円筒部
20bよりも小さい外径を有する第2の円筒部20cが
形成されている。第1の円筒部20bと第2の円筒部2
0cは外面がテーパ状に形成された円錐台部20dによ
って滑らかに繋がっている。なお、その他の構成は第1
の実施例と同一である。
【0024】本実施例の場合にあっても、前述した内視
鏡の管路14に対して洗浄用ブラシ1aを挿脱する際、
シース7には軸方向に圧縮力或いは引張力が働くが、ワ
イヤ9の先端部がシース7に固定されているため、シー
ス7全体の伸び或いは縮みが首部11の長さLに殆ど影
響しない。したがって、首部11は常に安定した柔軟性
を維持することができるとともにブラシ1aの腰の強さ
も一定レベルに維持され、洗浄用ブラシ1aの挿脱性能
が劣化してしまうことがない。つまり、シース7の伸び
によって洗浄用ブラシ1aの挿通性が失われることがな
い。
【0025】また、本実施例の洗浄用ブラシ1aにあっ
ては、先端チップ20の大径な第1の円筒部20bと小
径な第2の円筒部20cとが円錐台部20dのテーパ面
によって滑らかに繋がっているため、前述した内視鏡管
路14の先端側管路部25の開口部24からブラシ部2
を突出させた後に、ブラシ部2を再度逆方向(手元側方
向)に引張って管路部25内に引き込んだ際、先端チッ
プ20が開口部24の角部27に引掛からない。また、
小径な第2の円筒部20cの縁部26の角部27に対す
る引掛かりはナイロン線4によって防止される。すなわ
ち、ブラシ部2を管路部25内に引き込むと、ナイロン
線4が先端側方向に倒れて第2の円筒部20cの縁部2
6を覆い隠すため、縁部26を管路開口部24の角部2
7に引掛けることなく先端チップ3を管路部25内に引
き込むことができる。したがって、無理な力でシース7
を引張って各接続部を破壊してしまうことがない。ま
た、ナイロン線4が倒れて被さる第2の円筒部20c
は、その外径が小さいことから、ナイロン線4が上側に
被さっても外径が第1の円筒部20bより大きくなるこ
とはなく、管路部25内での挿通性が損なわれるといっ
たことがない。
【0026】また、本実施例では、ワイヤ9とシースチ
ューブ7との固定に接着を用いていないため、組立作業
が容易であるとともに、接続部材19の表面の凹凸がシ
ース7に食い付くため、より確実な固定ができる。
【0027】図4は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。本実施例の洗浄用ブラシ1bでは、第2の実施例
の構成に加えてさらに、接続部材19が位置するシース
7の外周部位にかしめパイプ28を設け、接続部材19
の凹凸とシース7の内面との係合をより確実にしたもの
である。つまり、シース7の外側に設けられたかしめパ
イプ28によってシース7と接続部材19との固定がな
されているものである。
【0028】また、ブラシ部2の毛状部材保持部3の先
端には先端チップ30が接着固定されている。先端チッ
プ30とナイロン線4との間の毛状部材保持部3の外周
部位には図5に拡大して示すようにスリーブ29が被嵌
されている。
【0029】先端チップ30は、先端の半球部30aに
連なって円筒部30bが形成された砲弾形となってお
り、その後端面は円形の平面部30dとして形成されて
いる。そして、円筒部30bと平面部30dとの間の部
位は、円筒部30bから平面部30dに向かって先細り
に傾斜するテーパ面として形成された面取り部30cと
なっている。ここで、先端チップ30の円筒部30bの
外径D1 と平面部30dの径D2 とスリーブ29の外径
3 の間には、D1 ≧D3 >D2 なる関係がある。な
お、その他の構成は第2の実施例と同一である。
【0030】以上の構成から分かるように、本実施例に
よっても、第2の実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。ただ、かしめパイプ28によって接続部材19
の表面の凹凸がシース7の内面に強制的に押し付けられ
るため、シース7と接続部材19との固定強度が第2の
実施例よりも増大する。
【0031】また、本実施例の洗浄用ブラシ1bにあっ
ても、先端チップ30の円筒部20bの後端側(すなわ
ち面取り部30c)がテーパ状に形成されているため、
前述した管路部25の開口部24からブラシ部2を突出
させた後に、ブラシ部2を再度逆方向(手元側方向)に
引張って管路部25内に引き込んだ際、先端チップ30
が開口部24の角部27に引掛からない。つまり、開口
部24を通じてブラシ部2を再度管路部25内に引き込
む際、スリーブ29の縁部35はナイロン線4の毛先部
分にカバーされるため、縁部35が開口部24の角部2
7に引掛かることがなく、また、D1 ≧D3 となってい
ることから、スリーブ29はスムーズに管路部25内に
挿入される。スリーブ29がこのように管路部25内に
容易に挿入されれば、次に開口部24の角部27に突き
当たるのは面取り部30cということになるが、面取り
部30cは前述したようにテーパ状に形成されているた
め、先端チップ30全体をスムーズに管路部25内に挿
入することができる。この場合、D3 >D2 となってい
ることから、平面部30dの縁部が開口部24の角部2
7に引掛かることがない。
【0032】図6は第3の実施例の先端チップ30の変
形例を示すものである。図6の先端チップ30´は、そ
の平面部30d上に接着剤32がテーパ状に盛られてあ
る。この接着剤32は後側に向かって先細りとなるよう
に盛られており、接着剤32の表面は面取り部30cの
テーパ面と滑らかに繋がってテーパ角がほぼ同一になっ
ている。それ以外の構成は先端チップ30と同一であ
る。
【0033】この構成によれば、前述した管路部25の
開口部24からブラシ部2を突出させた後に再度ブラシ
部2を管路部25内に引き込んだ場合でも、接着剤32
のテーパ状の表面によって、先端チップ30は、その後
端部が管路開口部24の角部27(図3の(b)参照)
に引掛かることなく、管路部25内にスムーズに引き込
まれる。
【0034】図7は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。本実施例の洗浄用ブラシ1cは、可撓性を有する
管状のシース7と、シース7の先端に接続された可撓性
の接続チューブ52と、この接続チューブ52の先端に
接続されたブラシ部2とからなる。このうち、ブラシ部
2は、その毛状部材保持部3の基端部を接続チューブ5
2の先端部内に挿入し、この挿入された基端部を接着部
50を介して接続チューブ52に接着することにより、
接続チューブ52に対して接続固定されている。また、
毛状部材保持部3の先端には先端チップ6が接着固定さ
れている。
【0035】シース7の内部には芯部材としてのワイヤ
9が挿通されている。このワイヤ9の先端部は毛状部材
保持部3の基端から一定距離離間した位置で固定部53
によって接続チューブ52の基端部とシース7の先端部
とに固定されており、これによって、毛状部材保持部3
とワイヤ9との間に比較的曲がり易い首部11が形成さ
れている。この場合、シース7の先端と接続チューブ5
2の後端とが隙間なく突き当たっており、シース7と接
続チューブ52も互いに固定部53によって接続されて
いる。ここで、固定部53は1本の接続管であってもよ
く、この場合、この接続管は、ワイヤ9の先端部外周に
被嵌固定された状態で、接続チューブ52の基端部内と
シース7の先端部内とに跨がって嵌め込まれて固定され
る。無論、単に接着剤を充填することによって固定部5
3を形成してもよく、要は、シース7の先端に接続され
る接続チューブ52がシース7とは別部材であって、し
かも、ワイヤ9の先端部が毛状部材保持部3の基端から
一定距離離間した位置でシース7もしくは接続チューブ
52に対して固定されていれば良い。なお、その他の構
成は第1の実施例と同一である。
【0036】このように、本実施例の洗浄用ブラシ1c
は、接続チューブ52とシース7とを別部材としたこと
により、シース7とは無関係に接続チューブ52の材料
や肉厚を必要に応じて変えることができるため、首部1
1に用いるチューブ52の材質等を手元側のシース7と
異なるようにして、挿通性のなお一層の向上を図ること
ができる。その他の作用効果は第1の実施例と同一であ
る。
【0037】なお、以上説明してきた態様により、以下
の項で示す各種の構成が得られる。 1.毛状部材を毛状部材保持部に植設して成るブラシ部
が、可撓性の芯部材を内部に挿通して成る可撓性シース
の先端に接続された洗浄用ブラシにおいて、前記芯部材
の少なくとも先端部分が前記シースに固定されているこ
とを特徴とする洗浄用ブラシ。
【0038】2.前記芯部材の先端部と基端部とが前記
シースに固定されていることを特徴とする第1項に記載
の洗浄用ブラシ。 3.前記芯部材の先端が前記ブラシ部の基端から一定距
離離間されて位置している第1項または第2項に記載の
洗浄用ブラシ。
【0039】4.前記ブラシ部の基端部が接続部材を介
してシースに接続され、シース内に挿通された芯部材の
先端部が接続部材もしくはシースに対して固定されてい
ることを特徴とする第1項ないし第3項のいずれか1項
に記載された洗浄用ブラシ。
【0040】5.前記ブラシ部の基端部が接続部材を介
してシースに接続され、シース内に挿通された芯部材の
先端部が接続部材及びシースに対して固定されているこ
とを特徴とする第1項ないし第3項のいずれか1項に記
載された洗浄用ブラシ。
【0041】6.ブラシ部の基端部が可撓性を備えた接
続チューブの先端部内に固定され、シース内に挿通され
た芯部材の先端部が接続チューブの基端部内に固定さ
れ、接続チューブの基端面がシースの先端面に隙間なく
当接し、接続チューブの基端部内に固定された芯部材の
先端部に隣接する部分がシースの先端部内に固定されて
いることを特徴とする第5項に記載の洗浄用ブラシ。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗浄用ブ
ラシによれば、シースの伸びによって挿通性が失われる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る洗浄用ブラシの断
面図である。
【図2】図1の洗浄用ブラシを内視鏡の管路内に挿通し
た様子を示す説明図である。
【図3】(a)は本発明の第2の実施例に係る洗浄用ブ
ラシの要部断面図、(b)は(a)の洗浄用ブラシの先
端部の拡大図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る洗浄用ブラシの要
部断面図である。
【図5】図4の洗浄用ブラシの先端部の拡大断面図であ
る。
【図6】図5の洗浄用ブラシの先端部の変形例を示す拡
大断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る洗浄用ブラシの要
部断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c…洗浄用ブラシ、2…ブラシ部、
3…毛状部材保持部、4…ナイロン線(毛状部材)、7
…シース、9…ワイヤ(芯部材)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
構成において、シース内に挿通された芯材としてのワイ
ヤは、その後端部のみが折り曲げられた状態でシースの
手元側の操作部に接着固定されているだけである。した
がって、管路内に挿通された洗浄用ブラシを管路から引
き抜く際に、その引張り力によってシースを形成するチ
ューブが伸びてしまうと、チューブ内に挿通されたワイ
ヤの後端側固定部が手元側に向けて引張り力を受けるた
め、ワイヤがチューブの伸びに追従してチューブ内を手
元側に後退し、結果的に固定されていないワイヤの先端
とシースの先端に接続されたブラシ部の基端とが必要以
上に離れてしまう。その結果、ワイヤの先端とブラシ部
の基端との間の部位で腰の強さが失われてしまい、シー
スの管路に対する挿通性が著しく損なわれてしまう虞が
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】先端チップ30は、先端の半球部30aに
連なって円筒部30bが形成された砲弾形となってお
り、その後端面は円形の平面部30dとして形成されて
いる。そして、円筒部30bと平面部30dとの間の部
位は、円筒部30bから平面部30dに向かって先細り
に傾斜するテーパ面として形成された面取り部30cと
なっている。ここで、先端チップ30の円筒部30bの
外径D1 と平面部30dの径D2 とスリーブ29の外径
3 の間には、1 >D3 ≧D2 なる関係がある。な
お、その他の構成は第2の実施例と同一である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、本実施例の洗浄用ブラシ1bにあっ
ても、先端チップ30の円筒部20bの後端側(すなわ
ち面取り部30c)がテーパ状に形成されているため、
前述した管路部25の開口部24からブラシ部2を突出
させた後に、ブラシ部2を再度逆方向(手元側方向)に
引張って管路部25内に引き込んだ際、先端チップ30
が開口部24の角部27に引掛からない。つまり、開口
部24を通じてブラシ部2を再度管路部25内に引き込
む際、スリーブ29の縁部35はナイロン線4の毛先部
分にカバーされるため、縁部35が開口部24の角部2
7に引掛かることがなく、また、1 >D3 となってい
ることから、スリーブ29はスムーズに管路部25内に
挿入される。スリーブ29がこのように管路部25内に
容易に挿入されれば、次に開口部24の角部27に突き
当たるのは面取り部30cということになるが、面取り
部30cは前述したようにテーパ状に形成されているた
め、先端チップ30全体をスムーズに管路部25内に挿
入することができる。この場合、3 ≧D2 となってい
ることから、平面部30dの縁部が開口部24の角部2
7に引掛かることがない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛状部材が毛状部材保持部に保持されて
    成るブラシ部が、可撓性の芯部材を内部に挿通して成る
    可撓性シースの先端に接続された洗浄用ブラシにおい
    て、前記芯部材の少なくとも先端部分が前記シースに固
    定されていることを特徴とする洗浄用ブラシ。
JP6096444A 1994-05-10 1994-05-10 洗浄用ブラシ Withdrawn JPH07299080A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006067942A1 (ja) 2004-12-24 2006-06-29 Olympus Corporation 洗浄ブラシ
CN105831966A (zh) * 2016-06-18 2016-08-10 安徽科技学院 可伸缩卡通吸管刷

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