JP3236396B2 - 内視鏡の先端硬性部 - Google Patents

内視鏡の先端硬性部

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JP3236396B2 JP06492193A JP6492193A JP3236396B2 JP 3236396 B2 JP3236396 B2 JP 3236396B2 JP 06492193 A JP06492193 A JP 06492193A JP 6492193 A JP6492193 A JP 6492193A JP 3236396 B2 JP3236396 B2 JP 3236396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アングル操作が可能な
内視鏡(カテーテルを含む)の先端硬性部に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、屈曲している体腔内に挿入し
易くしかも観察に際して先端の向きを観察個所に対して
任意に変えることが要求されるために先部を自由に曲げ
ることができるようにしてある。そのために湾曲部の先
部にアングル操作ワイヤの先端を取り付け、後方柄部で
そのアングル操作ワイヤを操作するようになっている。
【0003】そこで、先部にアングル操作ワイヤの先端
を取り付ける構造は、その取り付け個所が容易に外れな
いように堅固でしかも固定個所が大きくなり、それによ
って先部の径が大きくならないように従来より色々な工
夫が施されており、実公平3ー52483号、特公
平3ー10327号、特公平3ー72291号等の技
術がある。
【0004】上記の技術は、図11に示す如く、アン
グル操作ワイヤ9の先端にストッパ10を取り付け、先
端部本体11の外周面に形成した凹部12に上記ストッ
パ10を固定させ、最先端の節輪を先端部本体の後端に
嵌合させた構造である。つぎに、の技術は、図12に
示す如く、アングル操作ワイヤ13の先端部にその側方
に突出するストッパ部14を形成し、先端部本体15の
外周面に形成した溝16にアングル操作ワイヤ13の先
端部分を嵌入してストッパ部14を先端部本体15の外
周面から突出させると共に最先端の節輪を先端部本体の
後端に嵌合させ、節輪の前端部にストッパ部14を当接
させた構造である。
【0005】つぎに、の技術は、図13に示す如く、
先部を構成する管状部材17の管壁部に、これを貫く切
欠溝18a、18bを形成し、この切欠溝18a、18
bにアングル操作ワイヤ19a、19bとこのアングル
操作ワイヤ19a、19bを案内するワイヤガイドの少
なくとも一方の先端を嵌め込んで切欠溝18a、18b
に固着剤20を充填して固着させた構造である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記各従来
技術によると、およびの技術は、アングル操作ワイ
ヤの先端にストッパ部を必要とし、しかもその取り付け
構造はアングル操作時にアングル操作ワイヤを強力に引
いたときにストッパ部が抜けないように強力に取り付け
てなければならないという問題があり、さらに、小さい
先端部本体の外周面に凹部を形成しなければならないと
いう細かく精巧な作業が要求されるという問題がある。
【0007】さらに、ストッパ部を設けるために固定個
所が大きくなって先端部本体が太くなってしまい、その
結果、径の太い内視鏡になってしまうという問題があ
る。また、の技術は、これもやはり、管状部材に切欠
溝を形成しなければならないという細かく精巧な作業が
要求されるという問題があると共にこの切欠溝に嵌めた
アングル操作ワイヤもしくはワイヤガイドの先端を固着
剤で固着しなければならないために取り付けの堅固さに
問題があり、固着面積を大きくするためには必要以上に
太いワイヤを使用することになり、必要なだけの太さの
ワイヤを使用することができず、そのために内視鏡の径
が太くなる結果となっていまう問題となり、また固着個
所が小さくて弱いとアングル操作ワイヤが抜けてしまう
ことがあり、その修理作業は内視鏡の解体を伴うために
大変な作業となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、アング
ル操作ワイヤをイメージガイド、固体撮像素子、ライト
ガイド、各種チューブ等の先端に巻き付け、それによっ
てイメージガイド、固体撮像素子、ライトガイド、各種
チューブ等の先端を一体に固定させて先端構成部を構成
したことを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成によると、アングル操作ワイヤをイ
メージガイド、固体撮像素子、ライトガイド、各種チュ
ーブ等の先端に巻き付け、それをイメージガイド、固体
撮像素子、ライトガイド、各種チューブ等の先端に固着
することにより内視鏡の先端硬性部を構成することにな
り、内視鏡を極めて細く仕上げることができ、しかもア
ングル操作ワイヤそのもので先端硬性部を構成するため
にアングル操作ワイヤが外れたり抜けたりする事故がな
くなる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1はアングル操作ワイヤを巻き付けた状態の第1
実施例を示す説明図、図2は先端硬性部の状態を示す説
明図である。図において、1はアングル操作ワイヤであ
り、図1に示す如く、イメージガイド(固体撮像素子を
含む)2、ライトガイド3、各種チューブ4等の先部を
そのままもしくは接着剤で接着させてまとめ、そこにこ
のアングル操作ワイヤ1の中程を螺線状に複数回巻き付
けて全一体にし、それによって先端硬性部5を形成する
ものであり、先端面に形成される隙間は、必要に応じて
接着剤や閉止部材等によって閉止させる。
【0011】また、このアングル操作ワイヤを巻き付け
る際に、イメージガイド2、ライトガイド3、各種チュ
ーブ4等の先端の位置決めや先部形状の定形化を行うた
めにイメージガイド2、ライトガイド3、各種チューブ
4等の間に適宜形状、例えば図3に示すようなイメージ
ガイド2、ライトガイド3、各種チューブ4等の先部の
収納部を有するスペーサ6を介在させることにより図4
に示すように所望の形状の先端硬性部を形成することが
でき、このスペーサ6を上記閉止部材と兼用させること
もできる。
【0012】さらに、図2に示す如く、巻き付けた個所
をモールド加工等によって一体に固着することにより、
先部全体が一層堅固な先端硬性部5に形成することがで
きる。なお、このアングル操作ワイヤによる螺線部1a
の形成の仕方はどのような巻き方でもよく、例えば、図
5に示す如く複数本を一緒に同方向に巻いてもよく、ま
た、図6に示す如く、二段に重ねて巻いた構成等もあ
る。
【0013】アングル操作ワイヤ1の材質は、ステンレ
ススチール等の金属、人工繊維もしくは天然繊維等であ
り、螺線状態は隣接する螺線同志が互いに密着してもよ
くまた、していなくてもよい。また、固着をする場合に
は、その方法はその材質によっても異なり、モールド加
工、接着剤、はんだ付け、ろう付け、レーザー等による
溶着等どのような方法でもよい。
【0014】このようにした先端硬性部5に、図7に示
す如く、湾曲部を構成する連結した節輪部の最先端の節
輪7を嵌合させて可撓部を一体に連続し、アングル操作
ワイヤ1の両端は、内視鏡の柄部まで延びて図示しない
通常の操作装置に連結される。そして、先端硬性部5お
よび/もしくは先端硬性部5を除く節輪部と可撓管部の
外周に外被8を被せて完成する。
【0015】図8は第2実施例を示す説明図であり、従
来より、イメージガイド2、ライトガイド3、各種チュ
ーブ4等の各端部に金属や合成樹脂等によるパイプ2
a、3a、4aを嵌めたものがある。このようなものの
場合、図示する如く、予めそれらの先端部に嵌めるパイ
プ2a、3a、4aをそのままもしくは接着剤で互いに
接着させてまとめ、その周囲にアングル操作ワイヤ1を
螺線状に複数回巻き付けて一体にし、その後にそれら各
パイプ2a、3a、4aに所定のイメージガイド2、ラ
イトガイド3、各種チューブ4等の先端を挿入装着する
ことにより先端硬性部5を構成してもよい。この場合に
も、必要に応じて先端面に形成される隙間は接着剤や閉
止部材等によって閉止させる。
【0016】また、この実施例においても、上記第1実
施例と同様に、パイプ間にスペーサを介在させて位置決
めを行ってもよく、さらに、巻き付けた個所をモールド
加工等によって一体に固着してもよい。さらに、第3実
施例として図9に示す如く、イメージガイド(固体撮像
素子)2の外周を覆うようにライトガイド3を配置し、
その外周をそのままもしくは接着剤等で接着させてまと
め、そこにアングル操作ワイヤ1を螺線状に複数回巻き
付けて全一体にし、それによって先端硬性部5を形成す
ることにより、アングル可能な極めて細い内視鏡を構成
することができる。
【0017】なお、上記各実施例は2方向アングルの場
合で説明したが、4方向アングルの場合も複数のアング
ルワイヤを組み合わせることにより全く同様に構成する
ことができる。以上の各実施例は内視鏡において説明を
したが、本発明は、図10に示す如く、カテーテルにお
いても同様に実施可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、ア
ングル操作ワイヤをイメージガイド、固体撮像素子、ラ
イトガイド、各種チューブ等の先端に巻き付け、それを
イメージガイド、固体撮像素子、ライトガイド、各種チ
ューブ等の先端に一体に固定させて先端硬性部を構成し
たことにより、従来必要であった金属や合成樹脂製の小
型で精巧な先端硬性部品が不要となる効果を有する。
【0019】しかも先端硬性部とアングル操作ワイヤが
一体であるために、特に細いことが要求される内視鏡に
おいては、イメージガイドやライトガイド等の間に余分
な構成部品の介在がないために、アングル操作ワイヤの
取り付け個所が太くなることがなく全体を極めて細径に
仕上げることが可能となる効果がある。さらに、先端硬
性部とアングル操作ワイヤが一体であるために強力な引
張力がかかっても外れるおそれがないという効果を有
し、しかもアングル操作ワイヤを取り付けるための精密
な部品を必要とせず、取り付け作業もなくなる効果を有
する。
【0020】また、アングル操作ワイヤの取り付けに際
してはんだ付けの必要がないために、従来使用が不可能
であったステンレススチールのワイヤの使用が可能とな
り、耐久性が向上する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す説明図である。
【図2】先端硬性部の状態を示す説明図である。
【図3】スペーサの例を示す斜視図である。
【図4】スペーサを用いた場合の先端硬性部の状態を示
す説明図である。
【図5】アングル操作ワイヤの巻き方の例を示す説明図
である。
【図6】アングル操作ワイヤの巻き方の例を示す説明図
である。
【図7】先端硬性部に湾曲部を取り付けた状態の断面図
である。
【図8】第2実施例を示す説明図である。
【図9】第3実施例を示す説明図である。
【図10】カテーテルに用いた実施例の説明図である。
【図11】従来例を示す説明図である。
【図12】他の従来例を示す説明図である。
【図13】他の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アングル操作ワイヤ 2 イメージガイド 3 ライトガイド 4 各種チューブ 2a、3a、4a パイプ 5 先端硬性部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−198016(JP,A) 特開 平1−160524(JP,A) 実開 平5−20701(JP,U) 実開 平2−121001(JP,U) 特公 平3−72291(JP,B2) 実公 平3−52483(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先部にアングル操作ワイヤを取り付け、
    そのアングル操作ワイヤの後端を操作することにより先
    部の曲折を操作することができる内視鏡の先端硬性部に
    おいて、 アングル操作ワイヤをイメージガイド、固体撮像素子、
    ライトガイド、各種チューブ等の先端に巻き付けてイメ
    ージガイド、固体撮像素子、ライトガイド、各種チュー
    ブ等の先端を一体に固定したことを特徴とする内視鏡の
    先端硬性部。
  2. 【請求項2】 請求項1において、アングル操作ワイヤ
    をイメージガイド、固体撮像素子、ライトガイド、各種
    チューブ等の先端に巻き付け、モールド加工等によって
    一体に固定したことを特徴とする内視鏡の先端硬性部。
  3. 【請求項3】 請求項1において、イメージガイド、固
    体撮像素子、ライトガイド、各種チューブ等をスペーサ
    を配置して固定したことを特徴とする内視鏡の先端硬性
    部。
  4. 【請求項4】 請求項1において、イメージガイド、固
    体撮像素子、ライトガイド、各種チューブ等の先部に嵌
    めるパイプを予めまとめてアングル操作ワイヤを巻き付
    けて一体にし、それらパイプにイメージガイド、固体撮
    像素子、ライトガイド、各種チューブ等の先端を挿入固
    定したことを特徴とする内視鏡の先端硬性部。
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