JPH07298735A - 移植機の予備苗載せ台装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 複数の予備苗を載置する前後方向に長い予備
苗載せ台を、走行車体の前側に突出する予備苗供給位置
と苗植付け部側に移動可能に設ける。 【構成】 走行車体２の後部にリフト機構を介して苗植
付け部を昇降可能に装着し、走行車体２の左右両側に、
前後方向の長さが長く、複数の予備苗を載置可能の一対
の予備苗載せ台３４を、走行車体２の前側に突出して畦
畔側から予備苗を供給可能とした予備苗供給位置と、予
備苗を載置した状態で苗植付け部側に移動して苗植付け
部に予備苗を補給可能とした予備苗補給位置とに、動力
により移動可能に設け、予備苗載せ台３４の予備苗供給
位置と予備苗補給位置への移動切換えを、走行車体２あ
るいは苗植付け部の操作と連動して、あるいは走行車体
２を操縦する作業者の移動動作を検知して行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、走行車体に、複数の予
備苗を載置する前後方向に長い予備苗載せ台を、走行車
体の前側に突出する予備苗供給位置と苗植付け部側に移
動する予備苗補給位置とに動力により移動可能に設けた
移植機の予備苗載せ台装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、走行車体にリフト機構を介して苗
植付け部を昇降可能に装着し、走行車体に、苗植付け部
に苗を補給するための予備苗を載置しておく予備苗載置
台を設けた移植機（田植機）が知られている。その予備
苗載置台は、予備苗を上下に複数個（段）載置する構造
になっていて、苗植付け部の苗載せ台の苗が少なくなる
か、あるいは無くなったときに、予備苗載置台から予備
苗を取出して苗載せ台に補給するようにしている。ま
た、予備苗載置台を、その支柱を中心に水平方向に回動
可能に設けて、常時は走行車体の前部に配置しておき、
苗補給時には苗植付け部側に向け回動して苗植付け部と
接近させ、苗補給作業を効率よく、かつ楽に行うように
したものもある。そして、予備苗載置台上の予備苗が無
くなったときには、走行車体の前端部を畦畔（農道）に
接近させ、あるいは移植機を畦畔と平行に接近させて停
止し、畦畔側から予備苗載置台に新たな予備苗を補給す
るようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の移植機の予
備苗載置台においては、畦畔（農道）側から走行車体上
の予備苗載置台に予備苗を補給するとき、畦畔側から走
行車体へ何度も乗り降りし、あるいは、走行車体を操縦
する作業者と、畦畔側から予備苗を渡す作業者とが組に
なって作業をしている。従って、予備苗補給作業のため
に多くの労力や時間を必要とするばかりでなく、作業者
が疲労しやすい、という問題点があった。本発明は、上
記の問題点を解決することを目的になされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、走行車体の後部にリフト機構を介して苗
植付け部を昇降可能に装着し、上記走行車体の左右両側
には、前後方向の長さが長く、複数の予備苗を載置可能
の一対の予備苗載せ台を、走行車体の前側に突出して畦
畔側から予備苗を供給可能とした予備苗供給位置と、予
備苗を載置した状態で苗植付け部側に移動して苗植付け
部に予備苗を補給可能とした予備苗補給位置とに、動力
により移動可能に設け、上記予備苗載せ台の予備苗供給
位置と予備苗補給位置への移動切換えを、走行車体ある
いは苗植付け部の操作と連動して、あるいは走行車体を
操縦する作業者の移動動作を検知して行うように構成し
たことを特徴とする。

【０００５】

【作用】上記の構成によって本発明の移植機の予備苗載
せ台装置は、予備苗載せ台の予備苗供給位置と予備苗補
給位置への移動切換えを、走行車体あるいは苗植付け部
の操作と連動して、あるいは走行車体を操縦する作業者
の移動動作を検知して自動的に行ない、一人の作業者
（走行車体の操縦者）で予備苗載せ台への予備苗の補給
が能率よく行え、所要労力及び時間が少なくなり、作業
能率が向上し、また、作業者の疲労が軽減される。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て具体的に説明する。図１及び図２において、乗用型田
植機１は、前輪３及び後輪４を装備し、この前，後輪
３，４を駆動して走行する４輪駆動形式の乗用車体（走
行車体）２の後部に、油圧シリンダ５により作動する昇
降リンク６を介して苗植付け部７を昇降可能に装着して
いる。

【０００７】乗用車体２と苗植付け部７との間の乗用車
体２の後部位置に、施肥装置８が配設されている。この
施肥装置８には、肥料ホッパ９の下側の繰出し部１０か
ら繰り出された肥料を施肥管１１に向け送り出す送風管
１２が設けられ、この送風管１２にモータにより駆動さ
れるブロア１３が接続されている。そして、乗用車体２
から苗植付け部７及び施肥装置８に動力が伝達されて、
苗植付け部７では所定の間隔で多条（８条）の苗が圃場
に植え付けられ、この植え付けられた苗の条間に、施肥
装置８により繰り出された肥料が施肥管１１の終端か
ら、図示しない開溝器により開溝された施肥溝に施肥さ
れるようになっている。

【０００８】乗用車体２の運転座席１４の下側にはエン
ジン１５が搭載され、運転座席１４の前側の車体前部に
設けたステアリングハンドル１６及びハンドルポスト１
７の下側には、トランスミッション１８が設けられてい
る。エンジン１５とトランスミッション１８との間に
は、油圧無段変速機（ＨＳＴ）１９が設けられ、副変速
レバー２０により無段変速されるようになっている。乗
用車体２の前端部には、中央位置にセンターマーカ２１
が、左右両側にサイドマーカ２２がそれぞれ設けられて
いる。トランスミッション１８内で変速された動力は、
前輪３を駆動すると共に後輪４に伝達され、また、苗植
付け部７及び施肥装置８に伝達されるようになってい
る。

【０００９】上記苗植付け部７は、従来のものと同様
に、センサフロートを兼ねるセンターフロート２３，２
３、サイドフロート２４，２４、苗載せ台２５、苗受け
板２６、ロータリ式苗植付け体２７，２７，…等を具備
している。ロータリ式苗植付け体２７は、回転伝動ケー
スに取り付けられて上下方向に所定の軌跡を描いて回動
し、苗載せ台２５上の苗を苗受け板２６に形成した苗取
出し口２８，２８…から１株ずつ取り出して圃場に植え
付けるようにしている。苗載せ台２５の上端部には、補
助苗載せ台２９が前後方向に出し入れ可能に設けられて
いる。

【００１０】乗用車体２の左右両側の前端部から後端部
にかけて作業者が歩いて移動できるサイドステップ３
０，３０が設けられ、このサイドステップ３０，３０の
側部には、作業者が乗り降りする際に足を掛ける足掛け
ステップ３１，３１が設けられている。また、サイドス
テップ３０，３０の後端部を車体幅方向に横切って連通
させるようにしてリヤステップ３２が形成され、作業者
が移動できるようになっている。上記ハンドルポスト１
７には、スロットルレバー、主クラッチペダル、主変速
レバー等が設けられている。また、運転座席１４の側部
には、植付け部昇降レバー、センターフロート２３，２
３の感度調節レバー等が設けられている。

【００１１】上記サイドステップ３０，３０の長さ方向
に沿う外側方には、所定幅を有し、前後方向の長さが長
くて、図３ないし図５に示すように、複数（図面では６
枚）の予備苗３３を横方向に載置可能の一対のレール状
予備苗載せ台３４，３４を、前後一対の平行リンクアー
ム３５，３６により前後方向に移動可能に支持してい
る。この予備苗載せ台３４は、走行車体２の前側に突出
して畦畔（農道）側から予備苗３３を供給可能とした予
備苗供給位置と、予備苗３３を載置した状態で苗植付け
部７側に移動して苗植付け部７に予備苗３３を補給可能
とした予備苗補給位置の範囲で移動するようにしてい
る。平行リンクアーム３５，３６は上端部を予備苗載せ
台３４に、下端部を走行車体２にそれぞれ枢着し、平行
リンクアーム３５の下端部と走行車体２間に設けた油圧
シリンダ３７の伸縮作動により、平行リンクアーム３
５，３６を回動させて予備苗載せ台３４を上記予備苗供
給位置と予備苗補給位置とに移動するようにしている。
上記油圧シリンダ３７に代えて、例えばモータを設けて
予備苗載せ台３４を上記両位置に切り換えるようにして
もよい。予備苗載せ台３４には、先端部に予備苗載せ台
戻しレバー３４ａ、後端部にストッパ３４ｂがそれぞれ
設けられている。

【００１２】上記予備苗３３は、取っ手３８ａを有する
予備苗トレイ３８上に載置されており、この予備苗トレ
イ３８の底面に、予備苗載せ台３４のフレームに跨って
位置決めし、予備苗載せ台３４に沿って予備苗トレイ３
８をスライド可能にした位置決めスライド突起３９，３
９を設けている。水田圃場４０の外周には畦畔４１が設
けられ、畦畔４１の外側に用水路４２、農道４３が設け
られている。農道４３上には車輪付きの予備苗移動台車
４４が設けられ、この予備苗移動台車４４上にはコロ付
き予備苗乗せ台４５が設けられていて、この上に複数
（図面では６枚）の予備苗３３が載置されるようになっ
ている。そして、予備苗載せ台３４に予備苗３３を補給
するときは、図５に示すように、予備苗載せ台３４の先
端とコロ付き予備苗乗せ台４５の先端を突き合わせ、コ
ロ付き予備苗乗せ台４５上の予備苗３３を一度に押し込
むようにして予備苗載せ台３４上に移動させる。このと
き、予備苗トレイ３８の位置決めスライド突起３９，３
９が予備苗載せ台３４に嵌合した状態で移動する。な
お、予備苗移動台車４４は高さ調節可能にすると、予備
苗載せ台３４の高さと合わせるのに都合がよい。

【００１３】上記予備苗載せ台３４の予備苗供給位置と
予備苗補給位置への移動切換えは、図６に示すように、
走行車体２あるいは苗植付け部７の操作と連動して、あ
るいは走行車体２を操縦する作業者の走行車体２上での
移動動作を検知して行うようにしている。即ち、予備苗
載せ台３４は、予備苗載せ台戻しレバー３４ａ、走行車
体２の変速レバー４６、植付け部昇降レバー４７、作業
者通過検出センサー４８，４８、運転座席スイッチ１４
ａ、ステアリングハンドル操作検出スイッチ１６ａ，１
６ｂ、植付けクラッチレバー４９、予備苗載せ台移動レ
バー５０等により、ソレノイドバルブ５２を切換えて油
圧シリンダ３７，３７を伸縮させ、予備苗供給位置と予
備苗補給位置とに移動させるようにしている。また、苗
植付け部７は、植付け部昇降レバー４７によりソレノイ
ドバルブ５１を切換えて油圧シリンダ５を伸縮させ、昇
降リンク６を介して昇降可能であり、センサフロートを
兼ねるセンターフロート２３が接地した状態では、セン
ターフロート２３が接地圧変動を検出してソレノイドバ
ルブ５１を切換え、苗植付け部７を自動的に昇降させ
る。５３はオイルタンク、５４はオイルポンプであり、
分岐器５５、ソレノイドバルブ５１，５２を介して油圧
シリンダ５，３７に圧油を供給し、また、オイルタンク
５３に圧油を戻すようにしている。５６はリリースバル
ブである。

【００１４】上記予備苗載せ台戻しレバー３４ａは、予
備苗載せ台３４の後退（予備苗供給位置）と停止操作と
に切換え可能である。走行車体２の変速レバー４６は、
前進位置にシフトしたときは予備苗載せ台３４は予備苗
供給位置であり、後退位置にシフトしたときは予備苗補
給位置に移動するようにしている。植付け部昇降レバー
４７は、植付け部７を下降する下降位置にシフトしたと
きは予備苗載せ台３４を予備苗供給位置にあり、上昇位
置にシフトしたときは予備苗補給位置に移動するように
している。作業者通過検出センサー４８，４８は光電管
からなり、作業者がセンサー４８，４８間を最初に通過
したときは予備苗載せ台３４を予備苗補給位置にし、次
に通過したときは予備苗供給位置にするようにしてい
る。

【００１５】また、運転座席スイッチ１４ａは、作業者
が運転座席１４に座ったときは予備苗載せ台３４を予備
苗供給位置にし、植付けクラッチレバー４９を入り位置
から切り位置に切換えて運転座席１４から立ち上がった
ときに予備苗載せ台３４を予備苗補給位置にする。ステ
アリングハンドル操作検出スイッチ１６ａ，１６ｂは、
ステアリングハンドル１６を左右何れかに大きく回して
スイッチ１６ａか１６ｂに接したときに、予備苗載せ台
３４を予備苗補給位置にする。予備苗載せ台移動レバー
５０は、予備苗載せ台３４の停止位置と、予備苗供給位
置（後退）への移動位置と、予備苗補給位置（前進）へ
の移動位置とに切換え可能である。また、植付け部昇降
レバー４７では、予備苗載せ台３４の移動切換えと共
に、植付け部７の昇降停止位置と、上昇位置と、下降位
置と、下降してセンターフロート２３が接地した状態で
機体進行による接地圧変動を検出する自動位置とに切換
え可能である。

【００１６】従って、予備苗載せ台３４は、．予備苗
載せ台戻しレバー３４ａを切換えたとき、．変速レバ
ー４６をバックに切換えたとき、．植付け部昇降レバ
ー４７を上昇位置にシフトしたとき、．作業者が作業
者通過検出センサー４８，４８間を通過したとき、．
作業者が運転座席１４に座るか、立ち上がるかして運転
座席スイッチ１４ａを切換えたとき、．ステアリング
ハンドル１６を左右何れかに大きく回してステアリング
ハンドル操作検出スイッチ１６ａか１６ｂに接したと
き、．植付けクラッチレバー４９を切り位置にし、作
業者が運転座席１４から立ち上がったとき、．予備苗
載せ台移動レバー５０を操作したとき、のいずれかにお
いて予備苗供給位置と予備苗補給位置とに移動する。な
お、上記．ないし．では、そのうちの１つの機能を
満足させれるようにしてもよい。

【００１７】次に、このように構成された一実施例の乗
用行型田植機１の作用について説明する。乗用型田植機
１は水田圃場に導入されて、乗用車体２の走行と共に、
昇降リンク６により苗植付け部７を下降させてフロート
２３，２３、２４，２４を田面に接した状態で苗植付け
部７を滑走させ、田植えと同時に施肥作業を行う。乗用
車体２から苗植付け部７及び施肥装置８に動力が伝達さ
れて駆動し、苗植付け部７ではロータリ式苗植付け体２
７，２７…により、フロート２３、２４によって整地さ
れた跡に所定の間隔で８条の苗が田面に植付けられ、こ
の植付けられた苗の条間に、施肥装置８の繰出し管１１
から繰り出された肥料が、ブロア１３から送風管１２に
送られた圧力風により圃場に向け送り出され、図示しな
い開溝器により開口された施肥溝に施肥される。

【００１８】このような田植え及び施肥作業時に、苗載
せ台２５の苗が無くなるか、あるいは少なくなって補給
が必要なときは、乗用車体２の走行を停止し、そのまま
の状態で、あるいは苗植付け部７を昇降リンク６を介し
て上昇させて、運転者はリヤステップ３２上に立った状
態で後向きになって予備苗載せ台３４の苗載せ板３８を
持ち上げるようにして、苗載せ台２５あるいは補助苗載
せ台２９の先端部から予備苗を苗載せ台２５内に滑り込
ませるようにして補給する。苗の補給が終わったなら
ば、乗用車体２を走行させて田植え及び施肥作業を再開
する。

【００１９】予備苗載せ台装置３４の予備苗が無くなっ
たときには、乗用行型田植機１の先端部を畦畔４１また
は農道４３に直交させるようにして停止させ、予備苗載
せ台３４を畦畔４１または農道４３側に移動させる。そ
して、図５に示すように、予備苗載せ台３４の先端とコ
ロ付き予備苗乗せ台４５の先端を突き合わせ、空になっ
た苗載せ板３８を取り外し、予備苗移動台車４４のコロ
付き予備苗乗せ台４５に載置された複数の予備苗３３を
一度に押し込むようにして予備苗載せ台３４上に移動さ
せる。

【００２０】このような予備苗載せ台３４に予備苗３３
を補給するとき、あるいは予備苗の補給が終了したとき
は、．予備苗載せ台戻しレバー３４ａを切換えるか、
．変速レバー４６をバックに切換えるか、．植付け
部昇降レバー４７を上昇位置にシフトするか、．作業
者が作業者通過検出センサー４８，４８間を通過する
か、．作業者が運転座席１４に座るか、立ち上がるか
して運転座席スイッチ１４ａを切換えるか、．ステア
リングハンドル１６を左右何れかに大きく回してステア
リングハンドル操作検出スイッチ１６ａか１６ｂに接す
るか、．植付けクラッチレバー４９を切り位置にし、
作業者が運転座席１４から立ち上がるか、．予備苗載
せ台移動レバー５０を操作するか、のいずれかによっ
て、予備苗載せ台３４が予備苗供給位置と予備苗補給位
置とに移動する。

【００２１】肥料ホッパ９内の肥料が無くなるか、ある
いは少なくなって補給が必要なときは、乗用車体２の走
行を停止し、肥料ホッパ９の蓋を開けて肥料ホッパ９内
へ肥料を補給する。この肥料の補給は予備苗の補給と同
時に行うようにする。

【００２２】なお、本発明は、上記実施例の乗用行型田
植機１に限らず、同様の構成を有する他の移植機にも同
様に適用できるものである。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように本発明の移植機の予
備苗載せ台装置によれば、走行車体の左右両側に、前後
方向の長さが長く、複数の予備苗を載置可能の一対の予
備苗載せ台を、走行車体の前側に突出して畦畔側から予
備苗を供給可能とした予備苗供給位置と、予備苗を載置
した状態で苗植付け部側に移動して苗植付け部に予備苗
を補給可能とした予備苗補給位置とに、動力により移動
可能に設け、上記予備苗載せ台の予備苗供給位置と予備
苗補給位置への移動切換えを、走行車体あるいは苗植付
け部の操作と連動して、あるいは走行車体を操縦する作
業者の移動動作を検知して行うようにしたので、予備苗
載せ台の予備苗供給位置と予備苗補給位置への移動切換
えを、走行車体あるいは苗植付け部の操作と連動して、
あるいは走行車体を操縦する作業者の移動動作を検知し
て自動的に行なうことができ、一人の作業者（走行車体
の操縦者）で予備苗載せ台への予備苗の補給が能率よく
行うことができる。従って、所要労力及び時間が少なく
なり、作業能率が向上し、また、作業者の疲労を軽減す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した乗用型田植機の全体側面図で
ある。

【図２】同平面図である。

【図３】本発明による予備苗載せ台装置の動作状態を示
す乗用型田植機の全体平面図である。

【図４】予備苗を予備苗載せ台に載置した状態の断面図
である。

【図５】予備苗載せ台に予備苗を供給するときの側面図
である。

【図６】予備苗載せ台装置の制御説明図である。

【符号の説明】

１ 乗用型田植機 ２ 乗用車体 ３ 前輪 ４ 後輪 ５ 油圧シリンダ ６ 昇降リンク ７ 苗植付け部 ８ 施肥装置 ９ 肥料ホッパ １０ 繰出し部 １１ 施肥管 １２ 送風管 １３ ブロワ １４ 運転座席 １４ａ 運転座席スイッチ １５ エンジン １６ ステアリングハンドル １６ａ，１６ｂ ステア
リングハンドル操作検出スイッチ １７ ハンドルポスト １８ トランスミッション １９ 油圧無段変速機（ＨＳＴ） ２０ 副変速レバー ２１ センターマーカ ２２ サイドマーカ ２３ センターフロート ２４ サイドフロート ２５ 苗載せ台 ２６ 苗受け板 ２７ ロータリ式苗植付け体 ２８ 苗取出し口 ２９ 補助苗載せ台 ３０ サイドステップ ３１ 足掛けステップ ３２ リヤステップ ３３ 予備苗 ３４ レール状予備苗載せ台 ３４ａ 予備苗載せ台戻
しレバー ３４ｂ ストッパ ３５，３６ 平行リンクアーム ３７ 油圧シリンダ ３８ 予備苗トレイ ３８ａ 取っ手 ３９ 位置決めスライド突起 ４０ 水田圃場 ４１ 畦畔 ４２ 用水路 ４３ 農道 ４４ 予備苗移動台車 ４５ コロ付き予備苗乗せ台 ４６ 変速レバー ４７ 植付け部昇降レバー ４８ 作業者通過検出センサー ４９ 植付けクラッチレバー ５０ 予備苗載せ台移動レバー ５１，５２ ソレノイドバルブ ５３ オイルタンク ５４ ポンプ ５５ 分岐器

フロントページの続き (72)発明者 新山 裕之 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 野村 勝 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 大内 建之 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 走行車体の後部にリフト機構を介して苗
   植付け部を昇降可能に装着し、上記走行車体の左右両側
   には、前後方向の長さが長く、複数の予備苗を載置可能
   の一対の予備苗載せ台を、走行車体の前側に突出して畦
   畔側から予備苗を供給可能とした予備苗供給位置と、予
   備苗を載置した状態で苗植付け部側に移動して苗植付け
   部に予備苗を補給可能とした予備苗補給位置とに、動力
   により移動可能に設け、 上記予備苗載せ台の予備苗供給位置と予備苗補給位置へ
   の移動切換えを、走行車体あるいは苗植付け部の操作と
   連動して、あるいは走行車体を操縦する作業者の移動動
   作を検知して行うように構成したことを特徴とする移植
   機の予備苗載せ台装置。