JP3509146B2 - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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JP3509146B2
JP3509146B2 JP27088493A JP27088493A JP3509146B2 JP 3509146 B2 JP3509146 B2 JP 3509146B2 JP 27088493 A JP27088493 A JP 27088493A JP 27088493 A JP27088493 A JP 27088493A JP 3509146 B2 JP3509146 B2 JP 3509146B2
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seedlings
transplanter
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玉井  利男
塩崎  孝秀
裕之 新山
清家  理伯
建之 大内
神谷  寿
英之 草本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乗用型の田植機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平2−135016号公報に
示されるように、左右一対の操向用の前輪と左右一対の
後輪を備えた走行車体の後側に複数条の苗を植え付ける
苗移植機を装着した乗用田植機において、苗移植機に補
給する予備苗を左右に横並び状態で搭載可能とする横長
の予備苗載台を後輪の上側左右方向に配設した乗用田植
機があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来のも
のは、苗移植機の苗載台に苗補給する作業をしやすくす
ると謂う技術課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、左右一対の操向用の前輪
6と左右一対の後輪7を備えた走行車体2に設けた座席
20の左右両側にメインステップ21の左右ステップ部
21a・21aを設け、走行車体2の後側に複数の苗載
面42−1〜42−8を左右方向に配置して設けた苗載
台42を装備して複数条の苗を植え付ける苗移植機4を
装着すると共に、座席20の後側で苗載台42の前側に
施肥装置5のホッパー部5aを設けた乗用田植機におい
て、苗移植機4に補給する予備苗を左右に横並び状態で
搭載可能とする横長の予備苗載台50を走行車体2の後
で前記ホッパー部5aの上方に配設し、該予備苗載台
50の左右両側部を内側に収納可能に構成し、メインス
テップ21の左右両側に左右拡張ステップ22・22を
配設して苗載台42の最も左右外側の苗載面42−1・
42−8の前方に該左右拡張ステップ22・22の左右
両側部が位置するように設け、左右拡張ステップ22・
22の後部は前部よりも高い構成として機体側面視で左
右後輪7よりも上方に位置すると共に、予備苗載台50
の左右両側部を内側に収納した状態の左右幅が苗載台4
2の左右幅と略々同じで施肥装置5のホッパー部5aの
左右幅より広幅になるように構成したことを特徴とする
乗用田植機とし、請求項2記載の発明は、予備苗載台5
0を後輪7の上側左右方向に配設し、後輪7をその左右
の車輪が常に接地状態を維持するよう左右車輪の接地荷
重の変化に応じて上下動可能に構成したことを特徴とす
る請求項1記載の乗用田植機とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の乗用
田植機は、メインステップ21の左右ステップ部21a
・21aと左右拡張ステップ22・22の配置構成及び
左右拡張ステップ22・22の後部が前部よりも高い構
成で機体側面視で左右後輪7よりも上方に位置する構成
であるから苗載台42の最も左右外側の苗載面42−1
・42−8にまで苗補給する作業がしやすい。また、予
備苗載台50の左右両側部を内側に収納すれば、その左
右幅が苗載台42の左右幅と略々同じになる。しかも、
予備苗載台50の左右両側部を内側に収納しても、その
左右幅が施肥装置5のホッパー部5aの左右幅より広幅
になるため、予備苗載台50が前記ホッパー部5aの防
護フレームを兼ねることができる。
【0006】また、請求項2記載の乗用田植機は、後輪
7をその左右の車輪が常に接地状態を維持するよう左右
車輪の接地荷重の変化に応じて上下動可能に構成したの
で、凹凸の激しい圃場を走行しても、予備苗載台50が
左右に大きく傾くことがないから、予備苗載台50上に
載せた苗が振り落とされる心配がない。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。乗用田植機1は、走行車体2の後側に昇降作動する
昇降リンク装置3を介して苗移植機4が装着されて構成
されている。5は側条施肥装置で、肥料を収容する横長
で一体のホッパー部5aとその下側に苗植付条数と同数
個横一列で一体的に設けられる肥料繰り出し部5b…が
座席20の後側で苗載台42の前側、且つリヤステップ
部21c上に配置され、各肥料繰り出し部5b…と各条
植付個所近傍に設けられた施肥ガイド部5d…がホース
5c…で連結され、そのホース5c…内を流れる圧風に
より肥料繰り出し部5b…で繰り出された肥料が施肥ガ
イド部5d…に搬送されて側条施肥されるように構成さ
れている。ホース5c…内に吹き込む圧風は、電動のブ
ロアー5eで起風されて、そのブロアー5eからの圧風
が横長パイプ状のエアーチャンバー5f内に吹き込ま
れ、そのエアーチャンバー5f内から各ホース5c…内
に圧風が吹き込まれるようになっている。エアーチャン
バー5fは、リンクベース31・31の上端部に左右に
横たわるように固設されていて、各肥料繰り出し部5b
…の取付けフレームと左右拡張ステップ22の支持フレ
ーム、更に予備苗載台50の支持フレームを兼ねる。
【0008】走行車体2は、左右一対の操向用の駆動回
転する前輪6・6と左右一対の駆動回転する後輪7・7
を備えている。また、前側にミッション8が配され、そ
のミッション8の左右側部から前輪アクスルフレーム9
・9が固着され、そのフレーム9・9の両端部に前輪フ
ァイナルケース10・10が連結されて、そのケース1
0・10下側から外側に突出する前輪車軸10a・10
aに前輪6・6が取り付けられている。ミッション8内
の動力が、前輪アクスルフレーム9・9、前輪ファイナ
ルケース10・10内の伝動機構により伝達され、前輪
6・6が駆動回転する。また、ミッション8の後側部に
車体フレーム11・11の前端部が固着している。車体
フレーム11・11の後端部は横フレーム12に固着
し、その横フレーム12の中央部の軸受部に後輪フレー
ム13の左右中央部に前後水平に軸心を向けて固着した
後輪ローリング軸13aが嵌合している。後輪フレーム
13の左右に端部に後輪ギヤケース14・14が固着
し、その後輪ギヤケース14・14の外側部から横に突
出する後輪車軸14a・14aに後輪7・7が取り付け
られている。よって、ミッション8とフレーム11・1
1、横フレーム12で構成される車体フレームに対し、
後輪7・7が取り付けられている後輪フレーム13が後
輪ローリング軸13a回りにローリングできるようにな
っている。ミッション8内の動力がその後側部から左右
の後輪ギヤケース14・14に後輪伝動軸14a・14
aで伝動され、後輪7・7が駆動回転される。尚、後輪
車軸14a・14aには後輪7・7とともにその左右外
側に後輪7・7の車輪径より若干小径の補助車輪7'・
7'が取り付けられる。また、ミッション8への動力入
力は、フレーム11・11上に支持したエンジンEから
第1ベルト伝動装置15(15a:エンジン側プーリ
ー、15a':エンジン出力軸、15b:油圧ポンプ側
プーリー、15b':油圧ポンプ駆動軸、15c:伝動
ベルト)でミッション8上に固設した油圧ポンプPに一
旦伝動され、そこからミッション8の入力軸に無段変速
式の第2ベルト伝動装置16(16a:油圧ポンプ側割
プーリー、16b:ミッション側割プーリー、16b
':ミッション入力軸、16c:伝動ベルト。両割プー
リー16a・16bは副変速レバーにて背反的にプーリ
ー幅が調節されるようになっている。)で高低速無段階
で変速可能に伝動される。尚、エンジンEに取り付けら
れたオルタネータGにはエンジンEの第2出力軸から第
3ベルト伝動装置17により伝動されている。また、車
体前側にハンドル18が設けられている。更に、エンジ
ンEの上側がエンジンカバー19で覆われ、そのカバー
19上に座席20が取り付けられている。
【0009】前輪6・6は、ハンドル18を回動操作す
ることによりその前後方向に対する向きが回動操作され
るようになっている。即ち、ハンドル18の回動は、ミ
ッション8の前側底部に設けられたステアリングアーム
18aに伝動し、更に、ロッド18b・18bを介して
左右の前輪ファイナルケース10・10に伝動する。前
輪ファイナルケース10・10は、その上部ケースが前
輪アクスルフレーム9・9に固着して車体に対し固定で
あり、下部ケースが上部ケースに対して上下動不能且つ
上下軸芯周りに左右回動可能に設けられている。その下
部ケースに一体に設けたアームに前記ロッド18b・1
8bが連結している。よって、ハンドル18を右回動す
ればステアリングアーム18aが右回動し、更に左右の
前輪ファイナルケース10・10の下部ケースが右回動
して前輪6・6は右回動する。反対に、ハンドル18を
左回動すれば、前輪6・6は左回動する。
【0010】後輪7・7は、前述のように、車体フレー
ム11・11に対して後輪フレーム13が後輪ローリン
グ軸13a回りにローリング可能に構成されている。こ
れにより、後輪7・7の左右の車輪が局所的に高さの異
なる箇所を通過する場合にあっても、左右の接地荷重の
変化に応じて後輪フレーム13が後輪ローリング軸13
a回りにローリング動するから、後輪7・7の左右の車
輪は常に接地状態を維持して走行できるようになってい
る。
【0011】前輪6・6と後輪7・7、及び補助車輪7
'・7'の車輪跡の整地は、前輪跡がセンターフロート4
8・48により整地され、後輪跡が車輪跡消しレーキ6
0・60により整地され、補助車輪跡がサイドフロート
49・49により整地されるようになっている。ところ
で、前輪6・6は、そのトレッドが後輪7・7のトレッ
ドより狭く設けられている。また、苗移植機4の植付装
置41…による苗植付条PL1〜PL8の左右位置に対
する車輪通過位置が、後輪7・7が苗植付条PL2とP
L3の間の条間位置と苗植付条PL6とPL7の間の条
間位置とを通過するのに対し、前輪6・6ではその後輪
通過位置よりも内側の条間位置、即ち苗植付条PL3と
PL4の間の条間位置と苗植付条PL5とPL6の間の
条間位置とを通過するように設けられている。尚、前輪
6・6の車輪通過位置は、苗植付条PL3とPL4の間
の条間位置にあって、また苗植付条PL5とPL6の間
の条間位置にあって、左右外側の苗植付条PL3・PL
6寄りに配設されている。また、補助車輪7'・7'は、
苗植付条PL2とPL3の間の条間位置と苗植付条PL
6とPL7の間の条間位置とを通過するように取り付け
られている。
【0012】また、走行車体2には、メインステップ2
1が座席20より低位で前輪6・6の上側を覆うように
して設けられている。このステップ21は、座席20及
びハンドル18の左右両側の左右ステップ部21a・2
1aと、座席20の前側で左右ステップ部を連繋する中
央ステップ部21bとで構成される。また、座席20の
後側には、メインステップ21よりステップ面が高く後
輪7・7の上側を覆うようにしたリヤステップ部21c
が、左右ステップ部の後端部を連繋するように左右にわ
たって設けられている。
【0013】更に、左右拡張ステップ22・22が、左
右ステップ部21a・21aの左右両外側で、前輪車軸
上方位置近傍からリヤステップ部21c左右外側位置に
渡って設けられている。左右ステップ部21a・21a
の側部においては、左右ステップ部21a・21aのス
テップ面と略同高さに設け、後部は一段高くなってリヤ
ステップ部21cのステップ面と略同高さに設けられて
いる。尚、この拡張ステップ22・22は、補助車輪7
'・7'の上側にかぶさるように設けられる。また、この
拡張ステップ22・22の左右外側部には乗車ステップ
23・23が固着されていて、機体左右側からステップ
上に乗り降りするときに使用される。尚、機体前側から
左右ステップ部21a・21a上にも乗り降りが可能で
ある。
【0014】次に、ハンドル周辺の構成を以下に説明す
る。ハンドル18の下側はポストカバー27で覆われ、
そのポストカバー27の上部には各種作動状態を表示す
る表示パネル部が設けられている。また、その表示パネ
ル部およびその周辺には、左側に主変速レバーと後輪デ
フロックレバー、右側に副変速レバー、アクセルレバー
が配設されている。操縦者は、座席20に座ってハンド
ル18を操作しながら、前記各レバーを容易に持ち換え
てそのレバー操作を目で確認しながら操作することがで
きる。尚、ポストカバー27の下側後側には操縦者が足
で踏み込んで操作するペダルが設けられ、左側にはクラ
ッチペダル、右側には後輪クラッチ・ブレーキペダルが
設けられている。
【0015】昇降リンク装置3は、フレーム11・11
の後側に固着されたリンクベース31に回動自在に取り
付けられた上リンク32および下リンク33・33を備
え、これら上下リンクの後端部に縦リンク34が連結さ
れている。そして、縦リンク34の下端部から後方に突
出する軸受部に苗植付作業機4の伝動ケース40に固着
の連結軸40aが回動自在に連結して、苗植付作業機4
が進行方向に対して左右に回動自在に装着される。フレ
ーム11・11に固着の支持部材に油圧シリンダ35の
基部側を枢支し、ピストンロッド側を上リンク31の基
部に一体で下向きに延びるスイングアーム31aの先端
部にスプリングを介して連結している。油圧シリンダ3
5を伸縮作動させると昇降リンク装置3が昇降作動し、
苗植付作業機4が昇降するようになっている。この油圧
シリンダ35は油圧バルブ36によって切り換え作動す
る。
【0016】苗移植機4は、8条植えの構成になってい
る。まず、伝動ケース40は、昇降リンク装置3に左右
ローリング自在に連結し、また、走行車体2のミッショ
ンケース8から第1植付伝動軸8a、中間ギヤケース8
b、第1植付伝動軸8cを介して伝動される。この伝動
ケース40の左右側部に後方に延びる植付伝動フレーム
40a・40aの前部が連結し、更にその植付伝動フレ
ーム40a・40aの前部の左右外側部に連結パイプ4
0b・40bを介して左右に植付伝動フレーム40c・
40cの前部が連結している。4つの植付伝動フレーム
40a・40a・40c・40cは所定の間隔で前後方
向に並設され、その各伝動フレームの後端両側部から植
付駆動軸41a'…が突出して、その回転軸41a'…に
植付装置41…の回転ケース41a…が駆動回転するよ
う装着される。
【0017】植付装置41は、前記植付駆動軸41a'
に連結される回転ケース41aと、その回転ケース41
aの両端側部に装着される2つの植付具41b・41b
とからなる。植付具41b・41bは、回転ケース41
a内の伝動機構により回転ケース41aの回転と逆方向
に回転して植付具41b・41bに固定されたフォーク
状の苗分離具の先端が上下に変形楕円状の閉軌跡を描く
ように作動する。これにより、苗載台42が左右に往復
動して苗載面42−1〜42−8上の苗を支持レール4
3の苗分割口43c…に順次供給しつつ、植付具41b
…の苗分離具が前記苗取出口に供給された苗を分離して
保持し、圃場に達したとき植付具41b…にそれぞれ装
備された苗押出し機構により苗分離具が保持した苗を押
し出して圃場に植え付ける。
【0018】48・48はセンターフロート、49・4
9は左右のサイドフロートである。これらフロート48
・49・49は、フロート前部が上下動自在に取り付け
られ、また、圃場の泥面に接地した状態では機体重量の
一部をこの接地部で受け、接地状態で機体を前方に進行
させると泥面を整地しながら滑走する。2つのセンター
フロート48・48で中央4条の植付位置を整地し、2
つのサイドフロート49・49で左右4条の植付位置を
整地するように設けられている。尚、センターフロート
48・48は、苗移植機4を表土面に対して所定の高さ
に高さ制御するための表土面位置を検出するセンサでも
ある。これら2つのセンターフロート48・48の前部
上面側は互いに連結部材で連結され、その連結部材に油
圧バルブ28が取り付けられて、フロート前部の上下動
によりバルブスプールが苗移植機の機枠に固定されたバ
ルブケースに対して出入するようになっている。苗移植
機4が表土に対して所定の高さより低くなったときは、
センターフロート48の前端部が上動してバルブスプー
ルがバルブケース内に押し込まれ、油圧シリンダ35を
伸ばす方向に油圧バルブ36が切り替わって、植付作業
機4を上昇させる。そして、植付作業機4の上昇ととも
にバルブスプールがバルブケース外に引き出され、植付
作業機4が所定の高さに戻ったら、油圧シリンダ35の
作動が止まって植付作業機4の上昇がとまる。逆に、苗
移植機4が表土に対して所定の高さより高くなったとき
は、センターフロート48の前端部が下動してバルブス
プールがバルブケース外に引き出され、油圧シリンダ3
5が縮む方向に油圧バルブ36が切り替わって、植付作
業機4を下降させる。そして、植付作業機4の下降とと
もにバルブスプールがバルブケース内に押し込まれ、植
付作業機4が所定の高さに戻ったら、油圧シリンダ35
の作動が止まって植付作業機4の下降がとまる。よっ
て、走行車体2が上下動しても、苗移植機4は圃場の表
土に対して所定の高さを維持するように制御されるの
で、苗移植機4に装着された移植装置41…によって植
付られる苗は圃場の表土に対して所定の深さに植付られ
る。
【0019】50は予備苗載台で、植付作業機4に補給
する苗を載せておくものである。この予備苗載台50
は、座席20の後側で施肥装置5の上側に苗箱Cに納め
られた状態で左右横並びに苗が載せられるように設けら
れる。具体構成は、苗載せレール50a・50aがその
左右両端側と中央が互いに連結フレーム50b・50b
・50bで連結され、その連結された苗載せレール50
a・50aがエアーチャンバー5fに基部が固定された
支持フレーム50c・50c…に固定支持されている。
苗載せレール50a・50aの上面には側断面形状がL
字形状の苗箱ガイド枠50a'・50a'が固着されて、
これにより、苗載せレール50a・50a上に載せられ
る苗箱Cが左右方向にはスライド自在とし且つ前後方向
にはずれないように規制する。尚、後側の苗載せレール
50aが前側の苗載せレール50aに対して若干低く設
けられ、苗載せレール50a・50a上に載せられる苗
箱C…が苗移植機4の苗載台42側に向かって若干傾斜
した状態で載せられるようになっている。これにより、
苗載せレール50a・50a上に載せられる苗箱から苗
をすくい取って苗移植機4の苗載台42に苗補給する作
業がしやすい。また、苗載せレール50a・50aの左
右両端部には、連結フレーム50e・50e;50e・
50eで互いに連結された延長レール50d・50d;
50d・50dが回動連結部50f・50fで前後軸5
0f'・50f'回りに回動可能に連結されて、その延長
レール50d・50d…を上方に回動して内側に折り畳
みできるように設けられている。尚、延長レール50d
・50d;50d・50dは、苗載せレール50a・5
0aからスライドして左右外方に突出するように構成す
ることもできる。
【0020】よって、この予備苗載台50に載せられる
苗箱C…は、苗箱Cの長手方向が前後に向いた状態で苗
載せレール50a・50aが苗箱の前後端底部を受けて
左右スライド自在に載せられる。この予備苗載台50に
苗箱C…を載せるときは、畦上にこの予備苗載台50と
同様な苗載せレール70a・70aを有する畦苗補給台
車70を用意して、この畦苗補給台車70上に横並びに
複数枚苗箱C…を載せておき、田植機1が畦際に横向き
に着たら、畦苗補給台車70の苗載せレール70a・7
0aの端部を予備苗載台50の苗載せレール50a・5
0aの左右端部に合致させ、畦苗補給台車70上の苗箱
を田植機側に押し出しスライドさせて載せる。また、こ
の予備苗載台50・50の延長レール50d・50d;
50d・50dの左右外端部には、レール面上に出没操
作可能な苗箱ストッパーピン50g・50g;50g・
50gが設けられている。この苗箱ストッパーピン50
g…は、レール上下に開けられたピン穴に貫通され、レ
ール中空部内においてストッパーピンに一体のピン50
hがスプリング50iで上方に付勢されて取り付けられ
ている。これにより、ストッパーピン50g…は、通常
はスプリング50iによりレール上面から上方に突出し
た状態にあるが、下方に押せばレール内に引っ込むよう
になっている。よって、畦苗補給台車70の苗載せレー
ル70a・70aの端部を予備苗載台50の苗載せレー
ル50a・50aの左右端部に合致させて搭載可能状態
にセットすると、畦苗補給台車70の苗載せレール70
a・70aの端部に一体のストッパーピン押し下げプレ
ート70b・70bが苗箱ストッパーピン50g・50
gが押し下げて、畦苗補給台車70上の苗箱C…を田植
機側の予備苗載台50の苗載せレール50a・50aに
押し出しスライド可能な状態となる。予備苗載台50の
苗載せレール50a・50aに押し出しスライドされた
苗箱反対側レール端部から落ちないよう反対側レール端
部に突出している苗箱ストッパーピン50g・50gで
止められる。
【0021】また、この予備苗載台50の苗載せレール
50a・50aは、その上に苗載台42の載置苗条数分
(この実施例では8枚分)の苗箱C…を載せられる幅を
有し、また、延長レール50d・50d;50d・50
dはそれぞれ、苗載せレール50a・50a上に載せら
れる苗箱の半分の枚数(この実施例では4枚)の苗箱C
…づつ載せられる幅を有し、苗載せレール50a・50
aと延長レール50d・50d;50d・50dとで合
計、苗載台42の載置苗条数分の2倍数(この実施例で
は16枚)の苗箱C…が載せられるように設けられてい
る。
【0022】51・51は条合わせマーカーで、機体前
部の左右両側に設けられて、このマーカーを隣接条の既
植付苗の上方に位置させることで、植付中の苗と隣接既
植付苗との条間を所定の間隔に設定するものである。5
2・52は線引きマーカーで、圃場内で往復走行して植
付作業するときに、作業走行中に未植付側の泥土面に線
引きマーカー体52aを滑走させて、次行程作業走行路
のセンターラインを線引き作用するものである。
【0023】53はセンターマーカーで、走行車体2の
前端部左右中央位置に設けられている。このセンターマ
ーカー53を前記線引きマーカー52・52で線引きさ
れたセンターラインに合わせて植付作業走行すれば、前
行程作業走行時に植え付けられた苗の隣接条に対して所
定の条間隔で植付作業走行することができる。
【0024】以上のように、この乗用田植機は、左右一
対の操向用の前輪と左右一対の後輪を備えた走行車体の
後側に複数条の苗を植え付ける苗移植機を装着した乗用
田植機において、苗移植機に補給する予備苗を左右に横
並び状態で搭載可能とする横長の予備苗載台を後輪の上
側左右方向に配設するとともに、後輪をその左右の車輪
が常に接地状態を維持するよう左右車輪の接地荷重の変
化に応じて上下動可能に構成とした。
【0025】よって、この乗用田植機は、後輪をその左
右の車輪が常に接地状態を維持するよう左右車輪の接地
荷重の変化に応じて上下動可能に構成したので、凹凸の
激しい圃場を走行しても、予備苗載台が左右に大きく傾
くことがないから、予備苗載台上に載せた苗が振り落と
される心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用田植機の側面図。
【図2】 乗用田植機の平面図。
【図3】 走行車体及び整地装置の構成を示す平面図。
【図4】 予備苗載台の構成を示す背面図。
【図5】 予備苗載台の一部の構成を示す部分断面背面
図。
【符号の説明】
1:乗用田植機 2:走行車体 3:昇降リンク装置 4:苗移植機 5:施肥装置5a:ホッパー部 6・6:前輪 7・7:後輪 13:後輪フレーム 13a:後輪ローリング軸 20:座席 21:メインステップ 21a・21a:左右ステップ部 22・22:左右拡張ステップ 42:苗載台 42−1〜42−8:苗載面 50:予備苗載台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 大内 建之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (56)参考文献 特開 平3−290105(JP,A) 特開 平3−244303(JP,A) 実開 平4−19124(JP,U) 実開 平4−77719(JP,U) 実開 平4−33307(JP,U) 実開 平4−26185(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の操向用の前輪6と左右一対の
    後輪7を備えた走行車体2に設けた座席20の左右両側
    にメインステップ21の左右ステップ部21a・21a
    を設け、走行車体2の後側に複数の苗載面42−1〜4
    2−8を左右方向に配置して設けた苗載台42を装備し
    て複数条の苗を植え付ける苗移植機4を装着すると共
    に、座席20の後側で苗載台42の前側に施肥装置5の
    ホッパー部5aを設けた乗用田植機において、苗移植機
    4に補給する予備苗を左右に横並び状態で搭載可能とす
    る横長の予備苗載台50を走行車体2の後部で前記ホッ
    パー部5aの上方に配設し、該予備苗載台50の左右両
    側部を内側に収納可能に構成し、メインステップ21の
    左右両側に左右拡張ステップ22・22を配設して苗載
    台42の最も左右外側の苗載面42−1・42−8の前
    方に該左右拡張ステップ22・22の左右両側部が位置
    するように設け、左右拡張ステップ22・22の後部は
    前部よりも高い構成として機体側面視で左右後輪7より
    も上方に位置すると共に、予備苗載台50の左右両側部
    を内側に収納した状態の左右幅が苗載台42の左右幅と
    略々同じで施肥装置5のホッパー部5aの左右幅より広
    になるように構成したことを特徴とする乗用田植機。
  2. 【請求項2】 予備苗載台50を後輪7の上側左右方向
    に配設し、後輪7をその左右の車輪が常に接地状態を維
    持するよう左右車輪の接地荷重の変化に応じて上下動可
    能に構成したことを特徴とする請求項1記載の乗用田植
    機。
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