JP2022069142A - 乗用型苗移植機 - Google Patents
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Abstract
【課題】走行車体の後部に苗植付部を装着し、走行車体の後部上に施肥装置の肥料ホッパを設けた乗用型苗移植機がある。走行車体の後部上の肥料ホッパに肥料を供給するには、畦や道路に置いている肥料袋を作業者が畦や道路から担いで機体に搭乗して機体上を機体後部まで運んで肥料供給作業を行なわねばならず、重労働で作業効率の悪いものであった。そこで、容易で作業効率の良い肥料供給作業が行なえる乗用型苗移植機を提供する。【解決手段】走行車体2の後部に苗植付部3を装着し、走行車体2上に施肥装置4の肥料ホッパ16を設けた乗用型苗移植機において、該肥料ホッパ16を走行車体2後部上に設けた繰出部17に肥料を供給する主ホッパ部20と主ホッパ部20から前方に延出し走行車体2の前端部にまで至る延出ホッパ部21で構成し、延出ホッパ部21前端に肥料供給用の開口22を設ける。【選択図】図1
Description
本発明は、走行車体に施肥装置と苗植付部を装着した乗用型苗移植機に関する。
走行車体の後部に苗植付部を装着し、走行車体の後部上に施肥装置の肥料ホッパを設けた乗用型苗移植機がある。(例えば、特許文献1参照)。
走行車体の後部上の肥料ホッパに肥料を供給するには、畦や道路に置いている肥料袋を作業者が畦や道路から担いで機体に搭乗して機体上を機体後部まで運んで肥料供給作業を行なわねばならず、重労働で作業効率の悪いものであった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、容易で作業効率の良い肥料供給作業が行なえる乗用型苗移植機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、走行車体2の後部に苗植付部3を装着し、走行車体2上に施肥装置4の肥料ホッパ16を設けた乗用型苗移植機において、該肥料ホッパ16を走行車体2後部上に設けた繰出部17に肥料を供給する主ホッパ部20と主ホッパ部20から前方に延出し走行車体2の前端部にまで至る延出ホッパ部21で構成し、延出ホッパ部21前端に肥料供給用の開口22を設けた乗用型苗移植機である。
請求項1記載の発明によれば、肥料ホッパ16を走行車体2後部上に設けた繰出部17に肥料を供給する主ホッパ部20と主ホッパ部20から前方に延出し走行車体2の前端部にまで至る延出ホッパ部21で構成し、延出ホッパ部21前端に肥料供給用の開口22を設けたので、機体前端を畦や道路に着けて停止すれば、畦や道路に居る作業者が畦や道路に置いている肥料を延出ホッパ部21前端の開口22から供給することができ、重たい肥料袋を持って機体に搭乗して機体後部まで持ち運ぶ重労働から解放され、容易に且つ作業効率良く肥料供給作業を行なうことができる。
請求項2記載の発明は、主ホッパ部20及び延出ホッパ部21の上面を平面とし、該上面に周壁25を設けた請求項1に記載の乗用型苗移植機である。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、主ホッパ部20及び延出ホッパ部21の上面を平面とし、該上面に周壁25を設けたので、延出ホッパ部21の上面を予備苗レールとして機能させ、主ホッパ部20の上面を予備苗載台として機能させることができる。
請求項3記載の発明は、肥料ホッパ16を走行車体2の左右に設け、左右主ホッパ部20,20各々から前方に延出し走行車体2の左右側部に沿って前端部にまで至る左右延出ホッパ部21,21を設けた請求項1または請求項2に記載の乗用型苗移植機である。
請求項4記載の発明は、延出ホッパ部21の中途部に蛇腹部24を設け、延出ホッパ部21の前部が該蛇腹部24で上下または/及び左右に屈曲動自在に設けた請求項1~3のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機である。
請求項5記載の発明は、延出ホッパ部21前端の開口22前方に肥料供給用の肥料袋リフター27を設けた請求項1~4のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
<全体構成>
図1及び図2は、本発明の乗用型苗移植機の典型例である施肥装置を装着した乗用型田植機の平面図及び側面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置を介して苗植付部3が昇降可能に装着され、走行車体2の上部に施肥装置4の本体部分が設けられている。なお、乗用型田植機1の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向と後進方向をそれぞれ前、後という。
図1及び図2は、本発明の乗用型苗移植機の典型例である施肥装置を装着した乗用型田植機の平面図及び側面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置を介して苗植付部3が昇降可能に装着され、走行車体2の上部に施肥装置4の本体部分が設けられている。なお、乗用型田植機1の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向と後進方向をそれぞれ前、後という。
<走行車体2>
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪5,5及び左右一対の後輪6,6を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケースが配置され、そのミッションケースの左右側方に前輪ファイナルケースが設けられ、該左右前輪ファイナルケースの操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪5,5が各々取り付けられている。また、ミッションケースの背面部にメインフレームの前端部が固着されており、そのメインフレームの後端部に左右サスペンションを介して左右後輪ギヤケースが各々独立して上下動自在に支持され、その後輪ギヤケースから外向きに突出する後輪車軸に後輪6,6が取り付けられている。
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪5,5及び左右一対の後輪6,6を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケースが配置され、そのミッションケースの左右側方に前輪ファイナルケースが設けられ、該左右前輪ファイナルケースの操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪5,5が各々取り付けられている。また、ミッションケースの背面部にメインフレームの前端部が固着されており、そのメインフレームの後端部に左右サスペンションを介して左右後輪ギヤケースが各々独立して上下動自在に支持され、その後輪ギヤケースから外向きに突出する後輪車軸に後輪6,6が取り付けられている。
エンジン7はメインフレームの上に搭載されており、該エンジン7の回転動力が、ベルト伝動装置及びHSTを介してミッションケースに伝達される。ミッションケースに伝達された回転動力は、該ミッションケース内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が左右前輪ファイナルケースに伝達されて左右前輪5,5を駆動すると共に、残りが左右後輪駆動軸を介して左右後輪ギヤケースに伝達されて左右後輪6,6を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケースに伝達され、それから植付伝動軸によって苗植付部3へ伝動されるとともに、施肥伝動機構によって施肥装置4へ伝動される。
エンジン7の上部はエンジンカバー8で覆われており、その上に座席9が設置されている。座席9の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー10があり、その上方に前輪5,5を操向操作するハンドル11が設けられている。
エンジンカバー8及びフロントカバー10の下端左右両側は水平状のフロアステップ12になっている。フロアステップ12は一部格子状になっており、該フロアステップ12を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ12上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ13となっている。また、フロアステップ12の左右両側には、作業者が機体に乗降する為の乗降ステップ14が設けられている。
昇降リンク装置は平行リンク構成であって、1本の上リンクと左右一対の下リンクを備えている。これらリンクは、その基部側がメインフレームの後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレームに回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンクが連結されている。そして、縦リンクの下端部に苗植付部3に回転自在に支承された連結軸が挿入連結され、連結軸を中心として苗植付部3がローリング自在に連結されている。リンクベースフレームと縦リンクとの間に昇降油圧シリンダが設けられており、該昇降油圧シリンダを油圧で伸縮させることにより、昇降リンク装置が上下に回動し、苗植付部3がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
<苗植付部3>
苗植付部3は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口に供給するとともに横一列分の苗を全て各苗取出口に供給する苗送りベルトにより苗を下方に移送する苗載台15、苗取出口に供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置を備えている。
苗植付部3は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口に供給するとともに横一列分の苗を全て各苗取出口に供給する苗送りベルトにより苗を下方に移送する苗載台15、苗取出口に供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置を備えている。
苗植付部3の下部には中央にセンター整地フロート、その左右両側にサイド整地フロートがそれぞれ設けられている。これら整地フロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、整地フロートが泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置により苗が植付けられる。各整地フロートは圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンター整地フロートの前部の上下動が迎角制御センサにより検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダを制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部3を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
苗植付部3の前部には、整地フロートに先立って泥面を整地する整地ロータが設けられている。
<施肥装置4>
施肥装置4は、左右肥料ホッパ16,16に貯留されている粒状の肥料を繰出部17によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース18で各整地フロートの左右両側に取り付けた施肥ガイドまで導き、施肥ガイドの前側に設けた作溝体によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータで駆動するブロアで発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ19を経由して施肥ホース18に吹き込まれ、施肥ホース18内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
施肥装置4は、左右肥料ホッパ16,16に貯留されている粒状の肥料を繰出部17によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース18で各整地フロートの左右両側に取り付けた施肥ガイドまで導き、施肥ガイドの前側に設けた作溝体によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータで駆動するブロアで発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ19を経由して施肥ホース18に吹き込まれ、施肥ホース18内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
左右肥料ホッパ16,16は、走行車体2の後部に配置され繰出部17に肥料を供給する左右主ホッパ部20,20と該左右主ホッパ部20,20各々の左右外側部から前方に延出し走行車体2の左右側部に沿って前端部にまで至る左右延出ホッパ部21,21から構成されている。
左右延出ホッパ部21,21は、各々の前端部に粒状肥料を供給する左右開口22,22が形成され、該左右開口22,22は蓋体23,23で開閉自在に構成されている。また、左右延出ホッパ部21,21は、標準姿勢で後方下がりの傾斜状態である。
従って、機体前端を畦や道路に着けて停止すれば、畦や道路に居る作業者が左右延出ホッパ部21,21前端部の蓋体23,23を開けて、畦や道路に置いている粒状肥料を左右開口22,22から左右肥料ホッパ16,16に供給することができ、重たい肥料袋を持って機体に乗り込んで機体後部まで持ち運ぶ重労働から解放され、効率よく容易に肥料供給作業を行なうことができる。
また、左右延出ホッパ部21,21は、中途部に蛇腹部24,24が設けられており、左右前延出ホッパ部21a,21aが蛇腹部24,24で上下及び左右に屈曲動自在に設けられている。
従って、左右延出ホッパ部21,21内の肥料の流れが悪い時には、左右前延出ホッパ部21a,21aを蛇腹部24,24で上方に上げて急傾斜にして、肥料流れを良くすることができる。
また、作業者が機体側方から乗降ステップ14に足を掛けて機体に搭乗する際や機体から降りる際に、左右前延出ホッパ部21a,21aを蛇腹部24,24で上方に垂直位置まで上げれば、左右延出ホッパ部21,21が機体への乗降の邪魔にならず作業性が良い。
また、路上走行や圃場間移動時には、左右前延出ホッパ部21a,21aを蛇腹部24,24で下方に下げて前下がり状態にすれば、座席9に着座した操縦者の機体前部の左右視界が良くなり、機体操縦性が良くなって安全である。そして、該左右前延出ホッパ部21a,21aを蛇腹部24,24で下方に下げて前下がり状態にすれば、田植え作業終了時に、左右開口22,22の下にバケツや肥料袋等の肥料収容体を置いて蓋体23,23を開けることにより、左右前延出ホッパ部21a,21aの残量肥料を容易に回収することができる。
なお、左右前延出ホッパ部21a,21aを蛇腹部24,24で左右外方に曲げれば、左右開口22,22は機体外側方に向いた状態となるので、機体を畦や道路に横着けにしても、容易に肥料供給を行なうことができる。
そして、左右肥料ホッパ16,16は、左右延出ホッパ部21,21を設けることにより肥料の収容量が増すので、左右主ホッパ部20,20の上下高さを低く構成でき、走行車体2後部で作業者が苗植付部3の苗載台15に苗供給する際に該左右主ホッパ部20,20が邪魔にならず容易に且つ作業性良く苗供給作業が行なえる。
なお、延出ホッパ部21後部と主ホッパ部20に亘って内部肥料流路に各条毎に肥料を分流する仕切り壁21bを設けている。
一方、左右肥料ホッパ16,16の上面は平面に構成され、図1に示すように周壁25が設けられており、左右延出ホッパ部21,21の上面が予備苗レールの機能を果たし(なお、左右延出ホッパ部21,21は、標準姿勢の後方下がりの傾斜状態にしておく。)、左右主ホッパ部20,20の上面が予備苗載台の機能を果たす。
即ち、左右延出ホッパ部21,21の上面に各々前後方向に3枚のマット状苗Nを載置でき、左右主ホッパ部20,20の上面に各々左右方向に3枚のマット状苗Nを載置できる。
従って、機体前端を畦や道路に着けて停止すれば、畦や道路に居る作業者が畦や道路に置いているマット状苗Nを左右延出ホッパ部21,21前端側から上面に載置して後方にマット状苗Nをスライドさせながら順次マット状苗Nを載置していき、機体上に居る作業者が左右主ホッパ部20,20上面外側部に移動してくるマット状苗Nを順次内側にスライドさせながら、左右主ホッパ部20,20上面のマット状苗Nを苗植付部3の苗載台15に供給する。そして、苗載台15への苗供給が終えた後は、左右延出ホッパ部21,21の上面に各々前後方向に3枚のマット状苗Nを載置し、左右主ホッパ部20,20の上面に各々左右方向に3枚のマット状苗Nを載置した状態にする。よって、左右延出ホッパ部21,21の上面を予備苗レールとして機能させ、左右主ホッパ部20,20の上面を予備苗載台として機能させ、容易に且つ作業性良く予備苗(マット状苗)Nを苗植付部3の苗載台15に供給し、走行車体2上(左右延出ホッパ部21,21及び左右主ホッパ部20,20の上面)に載置することができる。
そして、田植作業を行なって、苗植付部3の苗載台15上のマット状苗Nが残り少なくなると、左右主ホッパ部20,20の上面に載置されているマット状苗Nを順次苗載台15に供給する。左右主ホッパ部20,20の上面に載置されているマット状苗Nを使った後のスペースには、左右延出ホッパ部21,21の上面に載置されているマット状苗Nを後方にスライドさせ左右主ホッパ部20,20の上面に移動し、左右主ホッパ部20,20の上面を左右方向に必要な位置にスライドさせる。
なお、上記実施例では、左右肥料ホッパ16,16の上面にマット状苗Nを載置する例を示したが、マット状苗Nが育苗された苗箱又は苗箱から苗掬い板にてマット状苗Nを掬い取った苗掬い板を載置しても良い。
<別実施形態>
(1)図4は、左右肥料ホッパ16,16の第2実施形態を示す。
即ち、左右延出ホッパ部21,21を4角錐状のパイプ材により構成される複数の分割ホッパ26にて構成し、左右主ホッパ部20,20各々の前部に設けた開口20b,20bに分割ホッパ26の開口面積の少ない方を差し込み、その分割ホッパ26の開口面積の多い方に次の分割ホッパ26の開口面積の少ない方を差し込んで、順次、複数の分割ホッパ26を前方に向けて継ぎ足している。
従って、多種の型式の異なる施肥装置付き乗用型田植機において、機体前後長が異なっても分割ホッパ26の使用数を変更することにより対応でき、汎用性が向上して生産コストが安価となる。また、必要に応じて分割ホッパ26を外してしまえば、機体側方からの乗降が容易な型式にもできる。
(2)図5~図7は、左右延出ホッパ部21,21の前端左右開口22,22の前に肥料供給用の肥料袋リフター27を設けた第3実施形態を示す。
即ち、肥料袋リフター27は、上端部に左右フック28,28を設けた枠体29と、該枠体29と共同で載置される肥料袋30を支持する底受け枠31と、枠体29の上部に固定した樋状の肥料ガイド32とから構成されている。そして、枠体29の下部は、把持部29aになっている。
一方、左右延出ホッパ部21,21の前端左右開口22,22各々の前方に走行車体2の前端部に基部を固定した水平な上辺部33a,33aを有する正面視門型枠状の左右リフトフレーム33,33を立設している。
よって、左肥料ホッパ16の左延出ホッパ部21前端左開口22から肥料を供給するには、左リフトフレーム33の水平な上辺部33aに肥料袋リフター27の左右フック28,28を引っかけて吊り下げた状態にし、図5に示すように肥料袋30を枠体29と底受け枠31に載置し、肥料袋30の上端側を開封して、作業者が把持部29aを持って上辺部33aを回動支軸として肥料袋リフター27を図6の状態に上方に向けて回動する。すると、肥料ガイド32の先端が左延出ホッパ部21前端左開口22に臨み、肥料袋30の上端側開封部から肥料が肥料ガイド32に案内されて左開口22から左延出ホッパ部21に流下して左肥料ホッパ16に供給される。
また、右肥料ホッパ16の右延出ホッパ部21前端右開口22から肥料を供給するには、右リフトフレーム33の水平な上辺部33aに肥料袋リフター27の左右フック28,28を引っかけて吊り下げた状態にし、図5に示すように肥料袋30を枠体29と底受け枠31に載置し、肥料袋30の上端側を開封して、作業者が把持部29aを持って上辺部33aを回動支軸として肥料袋リフター27を図6の状態に上方に向けて回動する。すると、肥料ガイド32の先端が右延出ホッパ部21前端右開口22に臨み、肥料袋30の上端側開封部から肥料が肥料ガイド32に案内されて右開口22から右延出ホッパ部21に流下して右肥料ホッパ16に供給される。
このように肥料袋リフター27を用いることにより、軽い力で容易に効率良く肥料を供給することができる。
なお、肥料袋リフター27を2個用意しておき、左右リフトフレーム33,33に各々肥料袋リフター27を装着しておいても良い。
また、左右リフトフレーム33,33は、機体前端側から機体に乗降する時の手摺として利用すれば、乗降が容易に且つ安全に行える。なお、機体前端部に乗降用ステップを設けておけば、更に、乗降が容易である。
2 走行車体
3 苗植付部
4 施肥装置
16 肥料ホッパ
17 繰出部
20 主ホッパ部
21 延出ホッパ部
22 開口
24 蛇腹部
25 周壁
27 肥料袋リフター
3 苗植付部
4 施肥装置
16 肥料ホッパ
17 繰出部
20 主ホッパ部
21 延出ホッパ部
22 開口
24 蛇腹部
25 周壁
27 肥料袋リフター
Claims (5)
- 走行車体(2)の後部に苗植付部(3)を装着し、走行車体(2)上に施肥装置(4)の肥料ホッパ(16)を設けた乗用型苗移植機において、該肥料ホッパ(16)を走行車体(2)後部上に設けた繰出部(17)に肥料を供給する主ホッパ部(20)と主ホッパ部(20)から前方に延出し走行車体(2)の前端部にまで至る延出ホッパ部(21)で構成し、延出ホッパ部(21)前端に肥料供給用の開口(22)を設けたことを特徴とする乗用型苗移植機。
- 主ホッパ部(20)及び延出ホッパ部(21)の上面を平面とし、該上面に周壁(25)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の乗用型苗移植機。
- 肥料ホッパ(16)を走行車体(2)の左右に設け、左右主ホッパ部(20,20)各々から前方に延出し走行車体(2)の左右側部に沿って前端部にまで至る左右延出ホッパ部(21,21)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗用型苗移植機。
- 延出ホッパ部(21)の中途部に蛇腹部(24)を設け、延出ホッパ部(21)の前部が該蛇腹部(24)で上下または/及び左右に屈曲動自在に設けたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機。
- 延出ホッパ部(21)前端の開口(22)前方に肥料供給用の肥料袋リフター(27)を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機。
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JP2020178141A JP2022069142A (ja) | 2020-10-23 | 2020-10-23 | 乗用型苗移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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