JPH0729749B2 - 乗客コンベアの制御装置 - Google Patents

乗客コンベアの制御装置

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JPH0729749B2
JPH0729749B2 JP1187348A JP18734889A JPH0729749B2 JP H0729749 B2 JPH0729749 B2 JP H0729749B2 JP 1187348 A JP1187348 A JP 1187348A JP 18734889 A JP18734889 A JP 18734889A JP H0729749 B2 JPH0729749 B2 JP H0729749B2
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B29/00Safety devices of escalators or moving walkways
    • B66B29/005Applications of security monitors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B25/00Control of escalators or moving walkways
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B9/00Safety arrangements
    • G05B9/02Safety arrangements electric
    • G05B9/03Safety arrangements electric with multiple-channel loop, i.e. redundant control systems

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エスカレーター,電動通路などの乗客コンベ
アの制御をデイジタル電子計算機及び故障検出装置によ
り行う乗客コンベアの制御装置に関する。
〔従来の技術〕
乗客コンベアの制御装置は、現状でも、リレーを用いた
シーケンスで作られているのが主流である。デイジタル
電子計算機を用いて制御装置を構成したものとして、特
開昭55−11402号公報「乗客コンベア安全装置」があ
る。以下にこの種のデイジタル電子計算機を用いた乗客
コンベアの制御装置の従来技術について述べる。
乗客コンベアの行程に傾斜があるもの、すなわちエスカ
レーターを例に説明する。
第2図,第3図に示すように、上下の機械室R1,R2にそ
れぞれ駆動スプロケツト1及び従動スプロケツト2を設
け、このスプロケツト1,2に踏段チエーン3を無端状に
巻付け、これに踏段4を列状に取付けているものであ
る。これら全体は駆動機械5で、駆動チエーン6により
駆動スプロケツト1を介して駆動される。さらに、案内
レール7は踏段4を案内し、また踏段4と同速度で駆動
されているハンドレール8は、踏段4の両側に設けられ
た欄干9の上を運行する。踏段4と欄干9の間はスカー
トガード10によりカバーされている。一方、従動スプロ
ケツト2はスプリング11により引つ張られ、踏段チエー
ン3を張つている。
このようなエスカレーターでは、乗客がエスカレーター
に巻きまれないようにするための安全スイツチと、機械
が故障した時に直ちに停止して乗客の安全を保つ安全ス
イツチが設けられている。
前者の安全スイツチは、走行部と固定部の間隙部とか、
踏段同士の相対運動の差の部分に設けられている。例え
ば、ハンドレール8によりインレツト部12に、足や手な
どが引き込まれたとき動作するインレツトスイツチ13
(上部と下部の左右に計4個設置)及びスカートガード
10と踏段4との間に足などが巻き込まれた時動作するス
カートガードスイツチ14(上部と下部の左右に計4個以
上設置)、踏段4同士の相対運動により引き込まれた時
動作する踏段安全スイツチ15(上部又は下部の左右に計
2個設置)などがある。
後者の安全スイツチには、エスカレーターが現定速度以
上となつたとき動作する調速機スイツチ21,駆動チエー
ン6が切れたり、規定値以上に伸びたりすると動作する
駆動チエーン安全スイツチ22及び踏段チエーン3が伸び
てしまうとスプリング11による張力が規定値以下とな
り、踏段4が規定の間隔を保てなくなるので、これを検
出するため及び踏段4の走行路に異物が挾まりロツクし
たことを検出するため並びにチエーン3が切断したこと
を検出するための踏段チエーン安全スイツチ23(左右に
計2個設置)などがある。
その他に、上部と下部の操作スイツチ盤には、それぞれ
非常停止スイツチ31,32が設けてあり、人為的に非常停
止させることもできるようにしている。
なお、上記操作スイツチ盤には、後述するエスカレータ
を上昇運転させるか、下降運転させるかを区別するスイ
ツチ及び停止させるスイツチも設けてある。
これらの駆動機械5やスイツチなどを制御する制御装置
を第4図の制御装置の全体ブロツク図に示す。
エスカレーターへの電源は遮断器51を通して与えられ、
駆動機械5へは、サーマルリレー53、上昇,下降切替用
開閉器55,57の接点55a,57aを経て、駆動機械5内のモー
タ59とブレーキ61に接続されている。一方、制御装置63
へも遮断器51から電源が供給されている。
さらに、制御装置63の詳細なブロツク図を第5図示す。
図においてデイジタル電子計算機として用いているもの
は、いわゆるマイコンであり、このマイコン81は、マイ
クロ プロセツサ(MPU)83を中心として、リード オ
ンリ メモリ(ROM)85、ランダム アクセス メモリ
(RAM)87、ペリフエラル インタフエース アダプタ
(PIA)89,91,93及びこれらの素子の基準となるクロツ
クを発生するクロツクパルスジエネレータ(CPG)84か
ら主として構成されている。
次に利用可能な上記各素子の具体的形式名の一例をあげ
て、これらの素子の詳細な説明は省略する。MPU83は日
立製作所製のHD6800,PIA89,91,93は同じくHD6821であ
る。なお、ROM85,PAM87は、一般的な半導体メモリを用
いており、CPG84も一般的なものである。なお、このCPG
84の動作は、図示していない水晶振動子を基にクロツク
φ及びφ2を作り、図示していない電源電圧が確立した
ことにより、このクロツクをMPU83に与えるものであ
る。また、図示していないが、この電源電圧が確立して
いない間は各素子に対してリセツト信号を出力して、そ
れぞれの内部のレジスタを初期値にセツトしておく動作
も行う。
このマイコン81の総合的な動作説明を次に行う。マイコ
ンの電源電圧が確立することにより、CPG84からクロツ
クφ1及びφ2がMPU83の端子φ1及びφ2に加わり、
このクロツクにより、MPU83は動作を開始し、MPU83か
ら、各素子の端子A,Dに接続されているアドレスバス97,
データバス99を通して、プログラムが格納されているRO
M85から命令と実行番地を取り出し、その命令を解読
し、そして、その解読結果のとおりの実行として、RAM8
7とか各PIAからデータを取り出し、または、これらへデ
ータを出力するなど、様々な処理をしていくものであ
る。
マイコン81には、以上の他に、タイマ101からの信号
が、MPU83のIRQ端子に入力されているので、一定周期毎
にマイコン81に対して割り込みが入り、そのたび毎に、
一定のプログラムが実行されたり、そのタイマによる割
り込み回数をカウントすることにより経過時間(時刻)
を知ることもできる。
以上説明したものは、MPU83と直接結合されているもの
であるが、前述の安全スイツチなどは、PIA89,91を通じ
て間接的に結合されている。以下に、この部分について
述べる。
上記スカートガードスイツチ14,インレツトスイツチ13,
駆動チエーン安全スイツチ6,踏段チエーン安全スイツチ
23の合計11個のスイツチは差動トランス107で構成して
いる。そして、この出力は、アナログマルチプレクサ10
9に入力されている。このアナログマルチプレクサ109の
アドレス入力は、PIA89のBポート111からの出力が接続
されて、11個ある差動トランス107の出力を選択して次
のA/D変換器113への入力として送り出す役目をしてい
る。A/D変換器113はこの入力をデイジタル信号に置き換
えるものであるが、PIA89のCA端子からの信号によりア
ナログ信号をデイジタル信号に変換を開始し変換を終了
すると、逆にPIA89のCA端子に終了信号を送るものであ
る。この信号がPIA89にくると、通常は、MPU83により差
動トランス107の信号が、デイジタル値として、RAM87内
に一旦記憶された後、処理される。
このほかに、前記の上昇を指令するスイツチ121や下降
を指令するスイツチ123,停止スイツチ125,非常停止スイ
ツチ127及び上記非常停止スイツチ31(以上はそれぞれ
上下の乗降口に1個ずつ設けられているが、代表として
それぞれ1個のみ記載)及びその他の安全スイツチ131
などがPIA91の入力端子に接続されている。
以上がマイコン81への入力であるが、出力としては、PI
A93から出力バツフア141を経て開閉器55,57に接続され
ている。このほかには、音響警報及び表示ランプ兼用の
警報器143が接続されている。
マイコン81は入力側の各スイツチ類107,121,123…131の
オン,オフ状況を定期的にチエツクし、異常なしならそ
のまま、また異常ありでは開閉器55,57を消勢する。即
ち、マイコン81は、上記各スイツチ類の役目に応じて、
開閉器55,57を付勢したり消勢したりし、また、警報機1
43の制御を行う。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術には、マイコンの故障、すなわちソフトウ
エアのバグにより、設定した動作をしなくなつたとき
や、ハードウエアの故障により、同様に動作をしなくな
つたときの故障検出についての考慮がなされていないう
え、さらに、このような故障時にどのように処置するか
についても考慮されておらず、万一の故障時の異常動作
を容認しているなどの問題があつた。
具体的にいえば、マイコン81が故障すると、人が乗つて
いるのに停止してしまい、乗つている人が将棋倒しにな
る問題があつた。
さて、マイコンの故障を検出する手段として、一般的に
は、ウオツチドツグ タイマが用いられるのが通常であ
る。この種の従来技術として、特開昭55−31769号公報
「エレベーター制御装置」には、ウオツチドツグ タイ
マを用いた故障検出装置を設け、この故障検出装置が動
作したときに、エレベーターのかごの昇降を停止させる
例が開示されている。
したがつて、上記した従来技術に、上記特開昭55−3176
9号公報の故障検出装置を付加すれば、マイコンの誤動
作によるエスカレーターの急停止や急停止をしたあとの
逆方向への運転などの不要な動作を行わせないように、
エスカレーターの機械装置のブレーキ励磁を遮断するこ
とにより、動作を停止させてしまうことで配慮が成され
たようであるが、エレベーターと違つて、エスカレータ
ーでは、この方法で完璧であるとする訳にはいかない。
すなわち、エスカレーターと、エレベーターとでは動作
方向が異なるものである。エスカレーターや電動通路で
は、人が移動する方向に動作しているので、エスカレー
ターを停止させるとそのシヨツクで人が倒れ易い。特
に、下降のエスカレーターではそのシヨツクで乗客が将
棋倒しになる可能性があり、非常に危険である。この対
策として特開昭49−120378号公報「マンコンベアの停止
装置」などで、惰行させた後にブレーキを掛けるなどの
考慮がなされている。
したがつて、この技術も応用すると、マイコンの故障検
出装置が故障を検出すると、エスカレーターの機械装置
のブレーキを直ちに掛けるのでなく、惰行させてから掛
ける方法が考えられる。
しかしながら、エスカレーターは最後に停止してしまう
ので、その後は、乗客はエスカレーターの踏段を起りる
か登るかしなければならない。ところがこの踏段は、通
常の踏段よりも1段毎の高さが高い。このため、身障者
や老人が乗つていた場合は、エスカレーターの踏段を登
つたり降りたりしてエスカレーターから出るのは困難で
ある。特に、全長が長い高揚程のエスカレーターの場合
には困つた問題となる。
それ故、本発明の目的は、乗客コンベアを制御するデイ
ジタル計算機が故障しても、乗客コンベアは急停止する
ことがなくて乗客には安全で、乗客コンベアから降りる
のに困難をもたらすことのない乗客コンベアの制御装置
を提供することにある。
また、本発明の目的は、デイジタル計算機が故障しても
乗客コンベアは停止させないが、安全スイツチが作動し
た場合には乗客コンベアを停止させ乗客の安全を図るこ
とができる乗客コンベアの制御装置を提供するにある。
さらに、本発明の目的とするところは、デイジタル計算
機が故障した場合には、乗客コンベアが動いていても乗
客が乗客コンベアに乗込むことがなく、安全を図ること
ができる乗客コンベアの制御装置を提供するにある。
さらに本発明の他の目的とするところは、デイジタル計
算機の故障を復帰させもつて乗客コンベアの利用性を向
上させうる乗客コンベアの制御装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明の特徴とするところは、乗客
コンベアを制御するデイジタル計算機にその故障を検出
する手段と該手段が故障を検出したらデイジタル計算機
出力を故障時の状態に維持する出力手段を設けたことに
ある。
また、本発明の特徴とするところは、デイジタル計算機
故障中に安全スイツチが作動した場合には乗客コンベア
の駆動機械を停止させる手段を設けたことにある。
さらに、本発明の特徴とするところは、デイジタル計算
機の故障検出手段が作動したことによりデイジタル計算
機が故障した旨を報知する手段を設けたことにある。
さらに、本発明の他の特徴とするところは、故障したデ
イジタル計算機を復帰させる手段を設けたことにある。
〔作用〕
デイジタル計算機は、故障後しばらくの間はその駆動機
械に対する制御信号はそのままでいる。そこで、故障検
出手段で故障を検出したら、出力、即ち制御信号が変化
しないうちに、出力手段でデイジタル計算機の出力を故
障時の状態に維持する。故障前では、乗客コンベアに稼
動されているから、デイジタル計算機が故障とは無関係
に稼動状態が維持され、従つて、乗客は将棋倒しになる
こともなく、乗つていれば出口に至るので、降りるのに
苦労することもない。
安全スイツチが働いた場合、駆動機械を不動作とするの
で、乗客コンベアは直ちに停止する。従つて、乗客は安
全スイツチが働いた原因となつた危険な状態から開放さ
れる。
運転稼動中ではあつてもデイジタル計算機が故障中の乗
客コンベアに乗込むことは好ましことではない。報知手
段がデイジタル計算機の故障中である旨を報知し、乗込
みを規制することによつて、乗客の安全を確保する。
また、いつまでも故障状態が接続されることは不便であ
るので、デイジタル計算機を故障前の状態に早急に復帰
せしめている。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により詳細に説明する。
なお、この実施例においては、従来例と同一の部分ある
いは同一の機能を持つものには、同一の符号を付して説
明してある。以下の説明において、従来例で説明した第
2図〜第4図の内容と本発明の一実施例とは同一である
が、第5図で示した制御装置63に相当する本発明の一実
施例の図面を第1図に示す。
この第1図と第5図で変わつている点を次に説明する。
マイコン81は従来例とほぼ同一の機能であるが、このマ
イコン81だけでなく、もう一つのマイコン82とで全体を
構成している。このマイコン82はマイコン81が故障した
時の復旧用である。このマイコン81,82の周辺には、そ
れぞれの故障検出装置201,202、出力装置203、出力バツ
フア204、電圧検出素子205及びアンドゲート221,223が
設けられている。更に安全リレー207を設けている。ま
た、音響警報及び表示ランプ兼用の警報器143の代わり
に、エスカレーターの上部機械室R1内に設けた警報ブザ
ー209、下部機械室R2に設けた警報ブザー211及びエスカ
レーターの保守員に対してもう一方のマイコン82が故障
したことを示す故障表示灯213が設けられ、さらにもう
一方のマイコン82の出力としては、エスカレーターの上
部乗込口に設けたマイコン81の故障時にエスカレーター
を利用しようとする人に対して警報を与える音響警報及
び表示灯215そして下部乗降口に設けた音響警報及び表
示灯217が出力バツフア204をそれぞれ経由して設けられ
ている。
以上の他に、上昇,下降切替用開閉器55,57と直列に停
止スイツチや安全装置のスイツチが入つている点が異な
る。すなわち、これらのスイツチは、交流電源の一方の
端子ACAから非常停止スイツチ31,32、上部停止スイツチ
127T、下部停止スイツチ127B及びインレツトスイツチ13
やスカートガードスイツチ4等のリミツトスイツチをそ
のまま直列に接続し、最後にサーマルリレー53の接点53
bが接続されて、以下安全リレー207と上昇,下降切替用
開閉器55,57に接続されている。
安全リレー207は交流電源の他方の端子ACBに至り、ま
た、両開閉器55,57は、第7図に示すように、出力装置2
03を介して交流電源の他方の端子ACBに至る。
従つて、開閉器55,57,安全リレー207は安全スイツチが
開放された場合に消勢される。
また、マイコン81への入力として出力装置203の出力Q1
〜Q5の信号が入力PB0〜PB4にそれぞれ接続されており、
更に出力Q1,Q2は、マイコン82の入力PB0,PB1にも接続さ
れている。この他に、マイコン81の入力として、上昇を
指令するスイツチ121の上部乗降口に設けられたスイツ
チ121T,下部乗降口に設けられたスイツチ121B,下降を指
令するスイツチ123の上部乗降口に設けられたスイツチ1
23T,下部乗降口に設けられたスイツチ123B及びエスカレ
ーターを起動させるときに周囲の人に注意を与えるため
の警報用スイツチのうち上部乗降口のスイツチ124T,下
部乗降口のスイツチ124Bが、それぞれ入力PA0〜PA5に接
続されている。そして、安全リレー207の接点207aもマ
イコン81の入力PA6に接続されている。
次に、これらの各部の詳細を述べる。
第6図は、マイコン81の詳細図であるが、マイコン82の
詳細説明も兼ねて説明する。このマイコン81は従来例の
マイコン81と同一である。
マイコン81の1MHZのクロツクを作るCPG84の入力端子RES
INがマイコン81の入力RSに接続されている。また同様に
出力端子φ2はマイコン81の出力Cから外部に出されて
いる。リセツト端子RESがCPG84,MPU83,PIA91及びPIA93
の各リセツト端子RESと接続されている。なお、PIA89は
本一実施例では用いていないので記載してない。
PIA91,93の入出力ポートは、従来例とは使用法が異な
る。またマイコン82ともこのPIA91,93の入出力ポートの
使用方法は同じく異なるが、これらの入出力の使い方に
関しては、プログラマブルであるのでソフトウエアによ
り設定されるものであり、ハードウエア的には同一であ
る。
第7図は、出力装置203の詳細なブロツク図である。出
力装置203は、5個のフリツプフロツプFF301と5個のソ
リツトステートリレーSSR303とから主として構成されて
いる。各FF301は入力端子Dに入力されている信号をク
ロツク端子CKの信号が“0"→“1"→“0"と変化する時に
記憶し、その結果を出力端子Qから出力するものであ
る。そして、その出力は入力端子Rが“0"になると“0"
出力となるものである。なお、この入力端子Rは5個と
も接続されて、出力装置203の入力RSとして、外部から
駆動されるようになつている。
各SSR303は入力端子Iに“1"の信号がくると内蔵してい
る発光ダイオードが点灯し、その光で、内蔵されている
トライアツクが点弧し、出力端子PとGの間を短絡する
ので交流電流が流れるものである。なお、この出力端子
Gは、5個とも接続されて交流電源ACAの他方の電源ACB
に接続されている。また、もう一つの出力端子Pは、出
力装置203の出力O1〜5として外部に出ている。
この他に、出力装置203の入力CUTと入力CKとの関係は、
この入力CUTに信号“0"がきていると、その信号はゲー
ト305で反転されているので、もう一方の入力CKに入力
された信号が、ゲート305からそのまま出力されるよう
になり、そして、このゲート305からの出力は各FF301の
入力端子CKに入力されるので、入力CKの信号の“0"→
“1"→“0"との変化により出力装置203の入力D1〜D5の
信号をそのまま記憶することになる。そして、入力CUT
の信号が“1"になると入力CKからの信号はゲート305か
ら出力されなくなるのでFF301の記憶はそのまま保たれ
る。
このFF301の出力端子QはそれぞれSSR303の入力端子I
に接続されているほか、出力装置203の出力Q1〜Q5とし
て、外に出ている。
第8図は、故障検出装置201及び202の詳細ブロツク図で
ある。この装置は、ウオツチドツグ タイマWDT311とセ
ツト優先フリツププロツプFF313から構成されている。W
DT311は、故障検出装置201の入力Cのクロツクパルスを
所定個数カウントするとこの出力端子Qから信号“1"を
出力するものである。なお、通常は、所定個数カウント
する前に、故障検出装置201の入力RSをとおして、WDT31
1の入力端子RSに入力された信号“0"によりリセツトさ
れてしまうので、出力されるときは異常時であるとする
ものである。そして、この出力は、FF313に入力される
とそのまま出力されて故障検出装置201の出力Tとして
外部に出力される。この出力Tは、故障検出装置201の
入力FRSが“1"になつている期間中はWDT311の出力が
“0"になつても記憶されているが、この入力FRSが“0"
になるとWDT311出力端子Qが“1"の期間のみ“1"を出力
するいわゆるセツト優先フリツプフロツプである。
この故障検出装置201,202とマイコン81,82の関係を第1
図及び第6図〜第8図を用いて更に総合的に説明する。
システム全体の電源投入時には、マイコンの電源P5の電
源が立ち上がるまでは、電圧検出素子205の出力端子Q
からの出力信号“0"が出力され出力装置203のFF301がす
べてリセツトされている。また、前述のようにCPG84の
クロツクφ2も動作していない。電圧検出素子205がマ
イコンの電源P5が確立したことを検知すると出力Qが
“1"になるので、の時点からCPG84のクロツクφ2も動
作を始める。これは故障検出装置201(202)の入力Cと
なり、更にWDT311の端子CKに入力されてカウンタは動作
を始める。このとき故障検出装置201が動作して出力T
から“1"が出力されていても、電源投入時のためFF301
はすべてリセツトされているので故障検出装置201の動
作による影響はない。
ソフトウエアがCPG84のクロツクφ2の動作により動き
出し、故障検出装置201(202)のリセツト動作をマイコ
ン81(82)の出力PA0,1から“1"の出力を“0"に変化さ
せて行い、そしてエスカレーターの運転を始めると、タ
イマ101により定期的に割込みが行われ、以降はマイコ
ン81(82)の出力PA2から定期的に“1"→“0"→“1"が
出力される(例えば1周期を40msとするパルス)。この
ためWDT311がカウントを満了することはない。ここで、
定期的に出力PA2からパルスが出ている間を第1の期間
と呼ぶ。しかし、なんらかの原因でマイコンが故障し、
例えば60ms以上経つても出力PA2からの“0"出力信号が
来なくなるとWDT311はカウントを満了し、FF313を経て
出力Tから“1"が出力される。また、出力Tから“1"が
出された以降を第2の期間と呼ぶ。この第2の期間では
PIA93のPB0〜5より出される出力に変化を生じていな
い。この出力Tから出された信号は出力装置203で、入
力CUTに加えられFF301の変化は禁止されて、そのまま記
憶は維持される。
従つて、マイコン81が故障しても、そのPB0〜5の出力
が更に変化する第3の期間に入る前に、故障検出装置20
1により出力装置203の出力が維持されてしまうため、エ
レベーターは停止しない。乗客は、マイコン81の故障を
知ることなく、出口に至り無事に降りるので、非常に安
全である。
この出力Tからの信号は、出力PA2から“0"が出力され
るか又は“0"が出力されていてもWDT311の端子Qが“0"
になるまで続く。
なお、一方のマイコンの故障検出装置が動作した後にお
いて、他方のマイコンが故障したマイコンの復旧装置と
して動作する場合は次のように行われる。まず、マイコ
ンの入力PA7で他方のマイコンが故障したことを知ると
出力PA0から“1"を出力する。この出力はマイコン81が
復旧装置として動作する時は、アンドゲート221(マイ
コン82が復旧装置として動作する時はアンドゲート22
3)に入力されて故障検出装置202(201)が故障を検出
していれば、そのままゲート221(223)から出力されて
マイコン82(81)の入力RSに入り、CPG84の入力端子RES
INを駆動する。このため、CPG84の出力端子RESから信号
“0"が出されて各素子をリセツトし、初期動作から実行
する。このようにもう一方のマイコンは復旧動作を行わ
せる復旧装置としても動作する。
なお、出力バツフア204は、その内部に第7図に示すSSR
303を用いており、入力I1及びI2は、SSR303の入力端子
Iに相当し、出力01及び02は、出力端子Pに相当する。
したがつて、入力I1又はI2にマイコン82の出力PB0又はP
B1から信号“1"が出力されると音響警報及び表示灯215
又は216が警報するものである。
故障検出装置201の動作で出力装置203の出力がマイコン
81の故障時の状態に維持されている時に安全スイツチが
働くと、第1図,第7図に示すように、開閉器55,57は
交流電源が供給されなくなるために消勢されて、第4図
に示す接点55a,57aが開きモータ59は停止し、ブレーキ6
1が掛つて、エスカレーターは急停止し、乗客を危険か
ら開放する。
次に、これらのソフトウエアの動作をフローチヤートに
より説明する。
第9図は、マイコン81の電源投入により動作するプログ
ラムである。
電源投入で動作することを示す端子401は、マイコン電
源が投入されてMPU83の入力端子RESの信号が“1"になる
と、次ブロツク403プログラムが入つているROM85の番地
を読み出して、MPU83のプログラムカウンタにセツト
し、そして、次のクロツクからそのプログラムの動作を
始めるようにしていることを示す。
ブロツク403では、マイコンの初期値の設定を行うもの
である。まずPIA91のPA及びPBポートは、初期値で入力
ポートに設定されているのでそのままとし、PIA93の方
は、PA及びPBポートとも出力に設定する。次に、RAM87
のクリアを行い、また、初期値として必要な値を設定す
る。そして、MPU83のスタツクポインタの設定を行う。
次のブロツク405では、故障検出装置201のリセツトを行
う。このためにPIA93のPAポートのPA1から“1"→“0"→
“1"と変化する信号を出力して、故障検出装置201のWDT
311をリセツトする。そして、PAポートのPA2から“1"→
“0"→“1"と変化する信号を出力して、故障検出装置20
1のFF313をリセツトし、故障検出装置201のリセツトを
完了する。
次のブロツク407では、PIA91のPBポートの入力PB0〜PB4
とPAポートのPA6から信号を取り込み、以下のプログラ
ムで使い易いようにしておく。
そして、ブロツク409では、PA6の入力信号である安全リ
レー207の接点207aの開閉状況を調べる。接点207aが開
路している時は各種の安全スイツチが動作していたり、
停止スイツチが入つている時のため、エスカレーターと
しての出力は、すべて停止で良いので、次のブロツク41
1で、停止の状態を作る。閉路している時は、動作可能
なので、更に次のブロツク413に進む。
ブロツク411では、停止状態を作るために、PIA93のPBポ
ートのPB0〜4に“0"をセツトし、そしてPB5の出力を
“0"→“1"→“0"と変化させる。このことにより、出力
装置203のFF301は、すべて“0"を記憶する。なお、故障
検出装置201の出力Tは、ブロツク405で、リセツトして
“0"であるので上記の記憶は可能である。この動作から
上昇,下降切替用開閉器55,57、警報ブザー209,211、故
障表示灯213は、すべて不動作となる。
一方、接点207aが閉路している時は、安全スイツチ等は
動作していないので、次のシーケンスを実行するため
に、ブロツク413で取り込んだ信号に矛盾はないかを調
べる。例えば、上昇,下降切替用開閉器55,57が両方と
も入つている信号とか、警報ブザー211と213の両方が鳴
動している状態では、矛盾があるといえる。このように
信号に矛盾が有つた場合は、エスカレーターを動作させ
てはならないので、上記ブロツク411へ進み、すべての
出力をリセツトする。なお、ハードが壊れている時とか
出力装置203が電気ノイズで誤動作した時とか、以下で
述べるマイコンの誤動作以外は、このようなことにはな
らない。通常、矛盾はなくブロツク415に進む。
ブロツク415では、取り込んだ入力PB0〜4の信号をその
まま出力PB0〜4に出力する。そして、出力PB5を“0"→
“1"→“0"と変化させ、出力装置203のFF301に記憶さ
せ、そして、各出力を維持させる。この動作は、通常の
電源投入時には、各出力機器は不動作となつているの
で、不要な動作であるが、以下に述べるマイコンの故障
で回復した時に、故障前の状態に戻す動作として効果あ
る動作である。
次のブロツク417では、MPU83の割込マスクを解除する。
このため、タイマ101からの信号により、第10図に述べ
るタイマ割込によるプログラムが起動される。
最後に、ブロツク419では、無効なステツプでループを
作り機能的には、何もしない状態として、この電源投入
時に起動されるプログラムを終了する。
第10図はタイマ割込で起動されるプログラムの全体構成
を示すフローチヤートである。
このプログラムは、第3図のブロツク417で割込を解除
した時点で、タイマ101からの信号があると起動され
る。このことを端子451で示す。
ブロツク453では、エスカレーターの現状の状態及びエ
スカレーターに対する動作指令を読み取るために、PIA9
1のPBポート及びPAポートの入力PB0〜4及び入力PA0〜
7の入力信号を取り込み、一旦RAM7に記憶する。
次のブロツク455でその信号に基づくシーケンス処理を
実行する。この詳細は第11図で述べる。
そして、ブロツク457で、もう一方のマイコン82が正常
に動作しているかどうかを調べ、異常であれば、その処
理を行う。この詳細は、第12図で述べる。
次のブロツク459では、上記ブロツク455及び457で行つ
た結果をまとめて出力するために、PIA93のPBポートのP
B0〜4にその出力信号をセツトし、そして、出力PB5を
“0"→“1"→“0"に変化させると出力装置203のFF301に
記憶され、そして、それぞれの出力機器が動作する。
このタイマ割込の最後に、ブロツク461でPIA93のPAポー
トのPA1を“1"→“0"→“1"と変化させると故障検出装
置201のWDT311がリセツトされる。なお、このプログラ
ムの最後で故障検出装置201のリセツトをしている理由
は、このブロツク461を実行する前までのにプログラム
が暴走するとか、一過性の電気ノイズが入つてきてプロ
グラムの実行順序が狂つたとかすると、このブロツク61
で、このリセツト動作を行えず、WDT311がカウントアツ
プし(タイマ101からの割込間隔より、わずかに長い時
間でカウントアツプするようにWDT311の時間を定めてお
く)端子Qから“1"が出力され、故障検出装置201の出
力Tが“1"となり故障を検出するものなので、例えば、
このブロツク461をこのプログラムのブロツク453より前
で実行するようにしている場合に比べて、より確実に故
障を検出することができるからである。このように、こ
の出力Tの信号を見ると故障しているかどうかが分か
り、また、マイコンのハードが故障した時も同様に出力
することができなくなるので、この場合も故障であるこ
とが検出できる。
なお、PA1からのリセツト出力が“0"となつたままの時
は、WDT311は動作しないが、この対策として、PA1の出
力をワンシヨツト マルチ バイブレータで構成してお
けば、“1"となつた時に1回しかリセツトされないの
で、更に確実に検出できる。また、出力PA2の出力も同
様に行うことで、確実に記憶できる。
最後の端子463は、タイマ割込で起動されたプログラム
を終了することを示すものである。具体的には、RT1
(リターン フロム インタラプト)等の命令による。
第11図は、上記ブロツク455の詳細なフローチヤートで
あり、端子501は、このことを示すものである。
次のブロツク503は、安全リレー207の接点207aの開閉を
調べて、安全スイツチ関係が動作していたり、停止スイ
ツチが入つているために、エスカレーターを停止しなけ
ればならないかどうかを知るためのものである。この結
果、開路している場合は、ブロツク505で、第9図のブ
ロツク411と同様にすべての出力を“0"として各出力機
器を不動作にする。そして、端子507でこのブロツク455
の詳細プログラムを終了する。接点207aが閉路している
時は、通常の状態であるので、次のブロツク509で上
昇,下降切替用開閉器55,57のどちらを投入しているか
を調べる。このとき両者とも入つていなければ、停止中
であるので、更に起動要求があるかないかをブロツク51
1で調べる。どちらかが入つている時は運転中であり、
そのままにしておいて良く、端子507が終了する。
ブロツク511では、停止しているエスカレーターを起動
するために、まず、エスカレーターの周囲の人に警報を
与える警報ブザー211又は213を鳴らすための警報用スイ
ツチ123T及び123Bの状況を調べる。閉路している時は、
鳴らそうとしているので、上部昇降口のスイツチ123Tが
入つている時は、下部機械室の警報ブザー211を鳴らす
ために出力PB4を“1"とするようにし、下部昇降口のス
イツチ123Bが入つている時は、上部機械室の警報ブザー
209を鳴らすために出力PB3を“1"とするように実行す
る。
そして、警報用スイツチが開路している時実行する場合
と同じブロツク515に進む。このブロツク515では、エス
カレーターの起動スイツチが動作しているかどうかを調
べる。スイツチ121Tとスイツチ121Bいずれかが閉路して
いる時は、ブロツク517で上昇するために、出力PB0を
“1"とするようにし、スイツチ123T又はスイツチ123Bが
閉路している時は、下降するために出力PB1を“1"とす
るようにして上昇,下降切替用開閉器55,57をそれぞれ
投入する。ブロツク515で起動スイツチが開路している
時ま、動作要求がないために何もせずに端子507で終了
する。なお、以上で設定したマイコンからの出力は、第
10図のブロツク459で一括出力される。
第12図は、第10図のブロツク457の詳細のフローチヤー
トで、もう一方のマイコン82の異常監視用プログラムで
ある。なお端子551はこのことを示すものである。
ブロツク553は、プログラムの実行順序の関連で最初に
きているが、説明は次のブロツク557から始める。
ブロツク557では、マイコン82が正常かどうかを監視す
るものであり、この監視としては、故障検出装置202の
出力結果を見て正常かどうかを判断する。このためこの
ブロツク557では故障検出装置202の出力Tからの信号入
力である入力PA7の信号状態を調べて“0"であるなら正
常であるので、端子563でこのプログラムを終了する。
“1"であると故障検出装置202は故障を検出しているの
で、元の正常の状態に戻してやるために、マイコン82に
対してリトライを掛けてやる必要がある。この動作をや
る前にブロツク559で今までのプログラムの実行で故障
を検出しているかどうかを故障表示灯213を点灯させる
信号である出力PB4(PIA93のPBポートのPB4)に“1"を
セツトしているかどうかを調べる。“1"の時は、既に故
障しているので、そのまま端子563で終了する。
“0"の時は、始めて故障したのであるから、ブロツク56
1でリトライを掛けてやる。このリトライ用に出力PA0か
らの出力信号“1"を出力するためにPIA93のPAポートのP
A0に“1"をセツトする。このことによりゲート221に
“1"が入力される。このゲート221には既に故障検出装
置202の出力Tの“1"が入力されているので、この“1"
によりゲート221の出力からも“1"が出されて、マイコ
ン82の入力RSに加わり、更にCPG84の入力端子RESINに加
わるので、CPG84はこの“0"から“1"に変わつたことを
検出すると一定時間出力端子RESを“0"としてMPU83,PIA
91及びPIA93をリセツトする。そして一定時間経過後
は、以下で説明する通常の電源投入時のプログラムであ
る第13図のフローチヤートから実行を始めて初期の状態
に戻る動作を行う。
そして、故障したことを保守時に保守員に知らせるため
に、故障表示灯213を点灯するが、この点灯は、PIA93の
PBポートのPB4に“1"をセツトするようにし、そしてこ
の実際の出力は第10図のブロツク459で行われる。
これらの実行が行われると、最後の端子563でこのプロ
グラムを終了する。
なお、このようにしてプログラムが実行された後に、次
のタイマ割込でこのプログラムが実行されるとブロツク
553で前回の実行でマイコン82へのリトライの出力であ
る出力PA0が“1"となつているかどうかを調べて、リト
ライを掛けているならば、ブロツク555でその出力を
“0"とするようにPIA93のPA0に“0"をセツトする。この
ことにより、再び故障検出装置202が故障を検出しても
直ちにリトライが掛からないので、リトライの回数制限
等も行うことができる。なお、本実施例では1回のみの
リトライとなるようにしてある。
また、PA0の出力が“0"にセツトされているなら何もし
ていないので、上記説明のようにブロツク557を実行す
る。
第13図は、マイコン82の電源投入により動作するプログ
ラムである。
電源投入で動作することを示す端子601は、マイコンの
電源が投入されてMPU83の入力端子RESの信号が“1"にな
ると、次のブロツク603のプログラムが入つているROM85
の番地を読み出して、MPU83のプログラムカウンタにセ
ツトし、そして、次のクロツクからそのプログラムの動
作を始めることを示す。この動作は、マイコン81と全く
同一である。
そして、ブロツク603では、マイコンの初期値の設定を
行うものである。まずPIA91のPA及びPBポートは、初期
値で入力ポートに設定されているのでそのままとし、PI
A93の方はPA及びPBポートとも出力に設定する。次に、R
AM87のクリアを行い、また、初期値として必要な値を設
定する。そして、MPU83のスタツクボインタの設定を行
う。
次のブロツク605では、故障検出装置202のリセツトを行
う。このためにPIA93のPAポートのPI1から“1"→“0"→
“1"と変化する信号を出力して、故障検出装置202のWDT
311をリセツトする。そして、PAポートのPA2から“1"→
“0"→“1"と変化する信号を出力して、故障検出装置20
2のFF313をリセツトし、故障検出装置202のリセツトを
完了する。
次のブロツク607では、MPU83の割込マスクを解除する。
このため、タイマ101からの信号により、第14図で述べ
るタイマ割込によるプログラムが起動される。
最後に、ブロツク609では、無効なステツプでループを
作り、機能的には何もしない状態として、この電源投入
時に起動されるプログラムを終了する。
第14図は、タイマ割込で起動されるプログラムの全体構
成を示すフローチヤートである。
このプログラムは第13図のブロツク607で割込を解除し
た時点で、タイマ101からの信号があると起動される。
このことを端子651で示す。
次のブロツク653では、監視する対象のマイコン81の状
況を知るために、PIA91のPBポートPB0及びPB1とPAポー
トのPA7に入力されている信号を取り込み、使い易いよ
うにRAM87に一旦記憶しておく。
そして、ブロツク655で、シーケンス制御を担当してい
るもう一方のマイコン81が正常に動作しているかどうか
を調べ、異常であれば、その処理を行う。この詳細は、
第15図で述べる。
このタイマ割込の最後のブロツク657でPIA93のPAポート
のPA1を“1"→“0"→“1"と変化させると故障検出装置2
02のWDT311がリセツトされる。なお、このプログラムの
最後で故障検出装置202のリセツトをしている理由は、
マイコン81のフローチヤートで述べた通りである。
最後の端子659は、タイマ割込で起動されたプログラム
を終了することを示すものである。
第15図は、上記ブロツク655の詳細なフローチヤート
で、もう一方のマイコン81の異常監視用プログラムであ
り、端子701は、このことを示すものである。
ブロツク703は、プログラムの実行順序の関連で最初に
きているが、説明は次のブロツク707から始める。
ブロツク707では、マイコン81が正常かどうかを監視す
るものであり、この監視としては、故障検出装置201の
出力結果を見て正常かどうかを判断する。このため、こ
のブロツク707では故障検出装置201の出力Tから信号入
力である入力PA7の信号状態を調べて“0"であるなら正
常であるので、端子715でこのプログラムを終了する。
“1"であると故障検出装置201は故障を検出しているの
で、元の正常の状態に戻してやるために、マイコン81に
対してリトライを掛けてやる必要がある。この動作をや
る前にブロツク709で今までのプログラムの実行で故障
を検出しているかどうかをRAM87内に故障記憶“1"とし
て記憶しておいた結果を調べる。“1"の時は、既に故障
したことがあるので、ブロツク716に行き、“0"の時
は、初めて故障したものであるから、ブロツク711でリ
トライを掛けてやる。このリトライ用に出力PA0からの
出力信号“1"を出力するためにPIA93のPAポートのPA0に
“1"をセツトする。このことによりゲート223に“1"が
入力される。このゲート223には既に故障検出装置201の
出力Tの“1"が入力されているので、この“1"によりゲ
ート223の出力からも“1"が出されて、マイコン81の入
力RSに加わり、更にCPG84の入力端子RESINに加わるの
で、CPG84はこの“0"から“1"に変わつたことを検出す
ると一定時間出力端子RESを“0"としてMPU83,PIA91及び
PIA93をリセツトする。そして一定時間経過後は、第9
図の電源投入時のプログラムから実行を始めて初期の状
態に戻る動作を行う。
そして、次のブロツク711で上記の故障記憶“1"をRAM87
に記憶する。
これらの実行が行われると、最後の端子563でこのプロ
グラムを終了する。
なお、このようにしてプログラムが実行された後に、次
のタイマ割込でこのプログラムが起動されるとブロツク
703で前回の実行でマイコン81へのリトライの出力であ
る出力PA0が“1"となつているかどうかを調べて、リト
ライを掛けているならばブロツク705でその出力を“0"
とするようにPIA93のPA0に“0"をセツトする。このこと
により、再び故障検出装置201が故障を検出しても直ち
にリトライが掛からないので、リトライの回数制限等も
行うことができる。なお、本実施例では1回のみのリト
ライとなるようにしてある。
また、PA0の出力が“0"にセツトされているなら何もし
ていないので、上記説明のようにブロツク707を実行す
る。前回リトライを掛けたとすると次回のこの時まで
に、マイコン81が、正常に復帰しているならば、故障検
出装置201の出力Tは“0"となつているのでこの入力PA7
は“0"であり、この時は、そのまま端子715で終了す
る。
しかし、ハードの故障で直ちに直らない時やソフトウエ
アの故障や電気的ノイズので後動作した時は“1"となる
ので、次のブロツク709にいく。また少なくとも次回の
実行時には、直つていたが、再度電気的ノイズが進入し
たり、特にソフトウエアでは、バグのある個所をその後
に実行すると同様に故障することになる。この時も“1"
となるので、ブロツク709へいき、これを実行すること
になる。
このように前回以前に故障している時は、ブロツク709
は、前回以前に故障記憶として“1"を記憶してあるの
で、この時は、ブロツク716へ進む。
ブロツク716では、この故障時のエスカレーターの状況
を調べて、それに対応した故障表示を行うものである。
すなわち出力装置203の出力Q1が“1"の時は、マイコン8
2の入力PB0(PIA91のPBポートのPB0)も“1"となり、こ
の時は上昇用開閉器55が動作しているのであるから、下
部の乗降口に音響警報及び表示灯217で、エスカレータ
ーを利用しようとする人に対して故障しているので乗ら
ないように警報を与えるために、PIA93のPBポートのPB0
に“1"をセツトして、出力PB0を“1"とする。このこと
により、出力バツフア204を経由して下部の音響警報及
び表示灯217で表示する。
出力装置203の出力Q2が“1"の時は、マイコン82の入力P
B1(PIA91のPBポートのPB1)も“1"となり、この時は下
降用開閉器57が動作しているのであるから、上部の乗降
口の音響警報及び表示灯217で、エスカレーターを利用
しようとする人に対して故障しているので乗らないよう
に警報を与えるために、PIA93のPBポートのPB1に“1"を
セツトし、出力PB1が“1"となる。このことにより、出
力バツフア204を経由して上部の音響警報及び表示灯215
で表示する。
出力装置203の出力Q1及びQ2が両方共“0"の時は、エス
カレーターは停止している時であるので、上部及び下部
の乗降口から人が入らないように両方共表示する。この
ためPIA93のPBポートのPB0及びPB1の両方共“1"をセツ
トし、出力PB1,2が“1"となる。このことにより、出力
バツフア204を経由して上部の音響警報及び表示灯215及
び217を表示する。
そして、さいごの端子715で終了する。
以下、ハードウエアとソフトウエアを総合した動作につ
いて説明する。
1.電源投入時の動作: 制御装置63の電源が投入されると、マイコンの電源P5の
電源が立ち上がるまで、電圧検出素子205から、出力装
置203の入力RSに“0"を出力する。そして、十分電源電
圧が立ち上がると“1"になる。このため、出力装置203
のFF301の内部の記憶は、すべて“0"にリセツトされ
る。また、同様に第6図のCPG84も電源電圧が十分立ち
上がつてから更に所定時間(この時間内は、マイコン81
の入力RSすなわちCPG84の入力端子RESINの信号は無視さ
れている)は、CPG84の出力端子RESから信号“0"が出力
されて、それぞれMPU83,PIA91及び93をリセツトし、そ
の内部レジスタ等にそのハードウエアで定められた初期
値がセツトされる。そして、所定時間経過後にこの信号
は“0"から“1"に変わる。そして、その間に、CPG84の
出力端子φ1及びφ2からのクロツクパルスはMPU83の
入力端子φ1及びφ2に入力されているので、上記の
“1"に変わつた時からマイコンとして動作を開始する。
この最初に動作するプログラムは、第9図及び第13図に
記載のマイコンのイニシヤライズのプログラムである。
具体的には、マイコン81では第9図の端子401→403(イ
ニシヤライズ)→405(故障検出装置201のリセツト)→
407(入力取り込み)→409(停止検出)→413(信号チ
エツク)→415(現状維持の信号セツト)→417(割込マ
スク解除)→419と実行される。したがつて電源投入で
出力装置203のFF301には“0"がセツトされているのでブ
ロツク415でもすべの出力機器は不動作となる。
この割込マスク解除以降は、第10図のプログラムがタイ
マ割込毎に動作を開始する。この時は端子451→453(入
力取込)→455(シーケンス処理)→第11図503(停止検
出)→509(動作検出)→511(警報検出)→515(起動
検出)→端子507→457(相手監視)→第12図503(リト
ライ検出)→557(故障検出)→端子563→第10図459
(出力)→461(WDTリセツト)→端子463と実行されて
いる。
一方マイコン82では、第13図の端子601→603(イニシヤ
ライズ)→605(故障検出装置202のリセツト)→607
(割込マスク解除)→端子609と動作する。
この割込マスク解除以降は、第14図のプログラムが、タ
イマ割込毎に動作を開始する。この時は端子651→653
(入力取込)→655(相手監視)→第15図703(リトライ
検出)→707(故障検出)→端子715→第14図657(WDTリ
セツト)→端子659で、プログラムが実行されている。
2.正常の起動・停止動作: 上記のように電源が投入されて、動作している時に上部
乗降口で警報を発してから上昇運転を指令すると次のよ
うにプログラムが実行される。
(1) 上部の警報用スイツチ124Tの操作: この操作により、第10図の端子451→453(入力取込)→
455(シーケンス処理)→第11図503(停止検出)→509
(動作検出)→511(警報検出)513(警報出力)→515
(起動検出)→端子507→457(相手監視)→459(出
力)→461(WDTリセツト)→端子463で、スイツチ124T
を閉路している間は、下部の乗降口で警報を発して、そ
の周辺の人に注意を与えている。
(2) 上部の上昇を指令するスイツチ121Tの操作: この操作により、第10図の端子451→453(入力取込)→
455(シーケンス処理)→第11図503(停止検出)→509
(動作検出)→511(警報検出)→515(起動検出)→51
7(起動出力)→端子507→457(相手監視)→459(出
力)→461(WDTリセツト)→端子463で上昇運転を開始
する。
そして、エスカレーターが起動されると第10図の端子45
1→453(入力取込)→455(シーケンス処理)→第11図5
03(停止検出)→509(動作検出)→端子507→457→
(相手監視)→459(出力)→461(WDTリセツト)→端
子463で警報スイツチ及び起動スイツチは一旦起動され
ると無関係となり、定常運転に移る。
(3) 上部停止スイツチ127Tを操作して停止: この操作により、第10図の端子451→453(入力取込)→
455(シーケンス処理)→第11図503(停止検出)→505
(停止動作)→端子507→457(相手監視)→459(出
力)→461(WDTリセツト)→端子463で上昇運転を停止
する。なお、このときにマイコン81の方での停止処理を
万一取らなくとも、第1図に示すように上昇,下降切替
用開閉器55,57の電源が絶たれるので確実に停止でき
る。
3.安全スイツチが動作した時の動作: 安全スイツチが電源投入時から作動している時は、第9
図の端子401→403(イニシヤライズ)→405(故障検出
装置201のリセツト)→407(入力取り込み)→409(停
止検出)→411(“0"出力)→417(割込マスク解除)→
端子419と最初から出力機器に対して不動作を出力す
る。このプログラムは、停止スイツチが入つている時も
同様である。
電源を投入してから作動した時は、第10図のタイマ割込
プログラムにより実行される。この時は端子451→453
(入力取込)→455(シーケンス処理)→第11図503(停
止検出)→505(停止動作)→端子507→第10図457(相
手監視)→459(出力)→461(WDTリセツト)→端子463
で停止動作となる。このプログラムは、上述したように
停止中及び運転中に関係無く、安全スイツチが作動する
と停止動作を行うようにしてある。また、出力装置203
から、出力機器の動作信号が出力されていても安全スイ
ツチが作動している間は、上昇,下降切替用開閉器55,5
7の電源が遮断されているので確実に停止することがで
きる。なお本実施例では、マイコン81の指令に基づき出
力装置203でリレーの保持をしているが、この出力装置2
03が故障して出力を保持したままでは、スイツチが戻り
閉路すると再び起動する恐れがあるが、このようなこと
を防ぐために開閉器55,57の方で保持ている方式を採用
し、再投入できないようにすることも可能である。
4.マイコン81が故障して、リトライで回復した時の動
作: マイコン81が故障してブロツク461を実行できずに故障
検出装置201の出力Tから“1"が出力されるとこの信号
により誤動作しているマイコン81から誤つた信号が出力
されないように、上記“1"が出力装置203の入力CUTに伝
わりFF301が動作しないようになる。したがつて、誤動
作した時の出力信号のままでその後も運転続行でき、ま
た、安全スイツチが動作した時は、上記のように停止で
きるので、エスカレーターに乗つている人は、安全に最
後まで乗ることができる。
さらに、もう一方のマイコン82がこれを検出するとリト
ライを掛けてマイコン81を回復させる動作も行うことが
できる。これは、第14図の端子651→653(入力取込)→
655(相手監視)→第15図703(リトライ検出)→707
(故障検出)→709(故障記憶検出)→711(リトライ出
力)→713(故障記憶)→端子715→第14図657(WDTリセ
ツト)→端子659で、故障を検出してリトライにより回
復を図つている。この時、マイコン81の方では第9図の
プログラムから実行を始める。例えば、一過性の電気ノ
イズで誤動作した時は、その電気ノイズが無くなると以
降は正常に動作するのが通常であるので、ブロツク415
で以前の出力状態に復帰してから、第10図のプログラム
を実行するので、エスカレーターに乗つている人に故障
を気付かせることはなく、乗客はそのまま乗つていき、
安全が保たれる。
リトライを掛けたマイコン82では、次のタイマ割込で第
14図の端子651→653(入力取込)→655(相手監視)→
第15図703(リトライ検出)→705(リトライ出力解除)
→707(故障検出)→端子715→第14図657(WDTリセツ
ト)→端子659でリトライ出力を解除して、故障が第9
図のブロツク405でリセツトされると第15図のブロツク7
07では、正常と判断して、故障記憶のみ残した状態で終
了する。
5.上記4の条件の下で再び故障した時の動作: 再び故障するとハード的には、上記と同様に出力装置20
3へのマイコン81からの書込みはできなくなるので、や
はり故障した時の状態を維持することになる。そして、
ソフト的には、マイコン82のプログラムの第14図の端子
651→653(入力取込)→655(相手監視)→第15図703
(リトライ検出)→707(故障検出)→709(故障記憶検
出)→716(故障表示出力)→端子715→第14図657(WDT
リセツト)→端子659で、再度故障を検出するが、本実
施例では、リトライを掛けて回復させるのは、一回のみ
としている(複数回とする時は、故障の回数カウントの
プログラムを入れればよい)ので、上記ブロツク716で
エスカレーターの乗込口に故障の表示を行い、エスカレ
ーターにこの時点から利用しないように案内をする。す
なわち1回の故障でエスカレーターを停止させるのでな
く、2回目から(又は3回目以上から)警報を出して、
次の利用客から乗らないようにしているので、最悪の事
態での非常停止を避けることができる。もちろん、この
ような最悪の事態にならないとして、そのまま利用を続
けても差し支えない。これを次に説明する。
6.上記5の条件の下で、安全スイツチが作動した時の動
作: 上記のマイコン81の故障のままの条件下でも安全スイツ
チが作動すると前記した様に上昇,下降切替用開閉器5
5,57の電源が絶たれるので停止することができる。した
がつて、上記条件下で運転していても安全上なんの問題
もない。また、停止スイツチ127も同様に上昇,下降切
替開閉器55,57の電源に入つているのでこの状態でも確
実に停止させることができる。
7.マイコン82が故障して、リトライで回復した時の動
作: マイコン82が故障して、第14図のブロツク657を実行で
きずに故障検出装置202が故障を検出し、出力Tから
“1"が出力されるとこの信号をもう一方のマイコン81が
検出するとリトライを掛けてマイコン82を回復させる動
作も行う。これは、第10図の端子451→453(入力取込)
→455(シーケンス処理)→457(相手監視)→第12図55
3(リトライ検出)→557(故障検出)→559(故障表示
検出)→561(リトライ出力及び故障表示)→端子563→
第10図459(出力)→461(WDTリセツト)→端子659で実
行して、故障を検出した後リトライにより回復を図つて
いる。この時、マイコン82の方では、第13図のプログラ
ムから動作を始める。例えば、一過性の電気ノイズで誤
動作した時は、以降は正常に動作するのが通常なので故
障検出装置202をリセツトして、第14図のプログラムを
動作できるようにする。
リトライを掛けたマイコン81では、次のタイマ割込で第
10図の端子451→453(入力取込)→455(シーケンス処
理)→457(相手監視)→第12図553(リトライ検出)→
555(リトライ出力解除)→557(故障検出)→端子563
→第12図459(出力)→461→(WDTセツト)→端子463で
リトライ出力を解除して、故障が第13図のブロツク605
でリセツトされると第12図のブロツク557では、正常と
判断して、故障表示をそのまま残した状態で終了する。
このことにより、次回の保守時にこの故障表示灯213が
点灯していることを保守員が見て、故障履歴が分かり、
対策を施すことができる効果がある。
8.上記6の条件の下で、再故障した時の動作: このときは、タイマ割込で第10図の端子451→453(入力
取込)→455(シーケンス処理)→457(相手監視)→第
12図553(リトライ検出)→557(故障検出)→559(故
障表示検出)→端子563→第12図459(出力)→461(WDT
リセツト)→端子463で再び故障を検出してもリトライ
を掛けることはない。なお、数回リトライを掛けたいと
きは、回数カウントのプログラムを追加すればよい。
以上述べた一実施例では、シーケンス処理を行うマイコ
ン81に対して、その故障検出装置201及び出力装置203を
デイスクリートのハードウエアで構成し、故障を回復さ
せるリトライ動作の指令を発する復旧装置をマイコン81
で構成したが、この構成を例えば復旧装置もデイスクリ
ートのハードウエアで構成しても効果は変わらないし、
逆に故障検出装置201をデイジタル電子計算機で構成し
て、マイコン81の出力PA1からの定期的な出力信号を調
べることにより故障を検出して、さらに、リトライ動作
も行う復旧装置と兼ねても良い。
また、上述で述べたような復旧装置を持たなくとも故障
時の出力を維持する出力装置のみでも充分効果を達する
ことができる。もちろん、この復旧装置があれば、故障
してもエスカレーターの乗客に気付かれることなく復旧
でき、また、従来例で述べたような安全スイツチをマイ
コンに取り込んで動作点を調べる方式においては、本案
のように直ちに復旧できるシステムで構成する必要があ
るので、この復旧装置を設ける効果は大きい。
なお、以上で述べた出力装置203のSSR303は、一つの出
力機器に対して1個のみ設けたものであるが、これを並
列に2個設けることにより(出力バツフアの並列化)、
1個が故障してエスカレーターが停止することが無くな
るので、安全に乗客を運ぶことができる。
また、以上の実施例では、出力装置203の出力をマイコ
ン81の故障前の状態に維持させることによつてマイコン
81の故障後のマイコン81による判断結果を無効果となる
ようにしているが、エスカレーターとしての基本的運転
はマイコン81に委ねることなく、付加的機能のみをマイ
コン81に委ねる構成とした場合には、マイコン81の故障
を検出して、その判断出力自体をカツトするようにする
こともできる。
以上、エスカレーターを実施例に説明したが、本発明は
電動道路にも適用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、乗客コンベアのシーケンス処理をして
いるマイコンが故障しても、急停止等のおかしな動作を
起こす前にこれを検出して、出力装置で故障前の出力信
号を維持できるので、急停止で乗客が将棋倒しになるこ
となく、また老人や身障者などが乗つており、停止した
エスカレーターの途中から降りるのに苦労することもな
い。
また、更に、次の効果もある、 1.マイコンが故障しても安全スイツチが作動したならエ
スカレーターを停止させるので、乗客に危険はない。
2.故障しても、乗つている人のためにエスカレーターは
停止しないが、次から乗る人のために乗込口に警報の表
示をしたので、故障した後の万一の事態を回避できる。
3.さらに、故障を復旧する装置を設けたので、直ちに回
復することができ、万一の自体に素早く備えられる。
4.さらに、故障を復旧する装置を設け、復旧したあと
で、出力装置で維持している故障前の信号を元に、マイ
コンで動作を継続できるようにしたので、故障のため、
警報を発して乗客コンベアの機能を停止することがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の制御装置の詳細ブロツク
図、第2図はエスカレーターの概略側面図、第3図はス
カートガード部分の断面図、第4図は従来例に係る制御
回路の全体構成を示すブロツク図、第5図は同じく制御
装置の詳細ブロツク図、第6図は本発明一実施例のマイ
コンの詳細ブロツク図、第7図は出力装置の詳細ブロツ
ク図、第8図は故障検出装置の詳細ブロツク図、第9図
は本発明に係るマイコンの概略フローチヤート、第10図
は同じくタイマ割込時のフローチヤート、第11図及び第
12図は第10図の詳細フローチヤート、第13図は本発明に
係るもう一方のマイコンの概略フローチヤート、第14図
は同じくタイマ割込時のフローチヤート、第15図は第14
図の詳細フローチヤートである。 63……制御装置、81……マイコン、82……マイコン(復
旧装置)、201……故障検出装置、202……故障検出装
置、203……出力装置、215……音響警報及び表示灯、21
7……音響警報及び表示灯、303……ソリツド ステート
リレー。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端条帯と、該無端条帯の駆動機械とを備
    えた乗客コンベアの制御をデイジタル電子計算機により
    行う乗客コンベアの制御装置において、上記デイジタル
    電子計算機の故障を検出する手段及び該故障検出手段が
    上記故障を検出すると上記デイジタル電子計算機の出力
    信号を故障を検出した時点の出力信号のまま維持する出
    力手段を設けたことを特徴とする乗客コンベアの制御装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の乗客コンベアの制御装置に
    おいて、上記故障検出手段を他のデイジタル電子計算機
    で構成したことを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の乗客コンベアの制御装置に
    おいて、上記故障検出手段はウオツチドツグタイマを備
    えていることを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  4. 【請求項4】無端条帯と該無端条帯の駆動機械とを備え
    た乗客コンベアの制御をデイジタル電子計算機により行
    う乗客コンベアの制御装置において、デイジタル電子計
    算機が故障した場合に故障により生ずる上記駆動機械の
    制御信号の変動を生ずる以前に制御信号を維持する手段
    を設けたことを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  5. 【請求項5】無端条帯と、該無端条帯の駆動機械とを備
    えた乗客コンベアの制御をデイジタル電子計算機により
    行う乗客コンベアの制御装置において、上記デイジタル
    電子計算機の故障を検出する手段、該故障検出手段が上
    記故障を検出すると上記デイジタル電子計算機の出力信
    号を故障を検出した時点の出力信号のまま維持する出力
    手段、上記乗客コンベアの安全スイツチが働いた場合に
    上記駆動機械を停止する手段を設けたことを特徴とする
    乗客コンベアの制御装置。
  6. 【請求項6】無端条帯と、該無端条帯の駆動機械とを備
    えた乗客コンベアの制御をデイジタル電子計算機により
    行う乗客コンベアの制御装置において、上記デイジタル
    電子計算機の故障を検出する手段、該故障検出手段が上
    記故障を検出すると上記デイジタル電子計算機の出力信
    号を故障を検出した時点の出力信号のまま維持する出力
    手段、上記故障検出手段が上記故障を検出すると乗客コ
    ンベアの乗込口に警報を発する手段を設けたことを特徴
    とする乗客コンベアの制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の乗客コンベアの制御装置に
    おいて、上記警報手段を他のデイジタル電子計算機で構
    成したことを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  8. 【請求項8】無端条帯と、該無端条帯の駆動機械とを備
    えた乗客コンベアの制御をデイジタル電子計算機により
    行う乗客コンベアの制御装置において、上記デイジタル
    電子計算機の故障を検出する手段、該故障検出手段が上
    記故障を検出すると上記デイジタル電子計算機の出力信
    号を故障を検出した時点の出力信号のまま維持する出力
    手段及び上記故障したデイジタル電子計算機を復旧させ
    る手段を設けたことを特徴とする乗客コンベアの制御装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の乗客コンベアの制御装置に
    おいて、上記復旧手段により故障が回復したあとに上記
    出力手段の出力信号が上記デイジタル電子計算機に入力
    され、該デイジタル電子計算機はその信号に基づき、動
    作を継続する手順を用いて乗客コンベアを制御すること
    を特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載の乗客コンベアの制御装置
    において、上記復旧手段により故障が回復しないときに
    は、上記出力手段からの出力を維持したまま動作させる
    ことを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  11. 【請求項11】請求項8記載の乗客コンベアの制御装置
    において、上記復旧手段により故障が回復しないときに
    は、乗客が乗り込まないように、乗客コンベアの乗込口
    に、警報を発する警報手段を備えたことを特徴とする乗
    客コンベアの制御装置。
  12. 【請求項12】請求項8記載の乗客コンベアの制御装置
    において、上記復旧手段を他のデイジタル電子計算機で
    構成したことを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  13. 【請求項13】請求項8記載の乗客コンベアの制御装置
    において、上記復旧手段及び警報を発する手段を他のデ
    イジタル電子計算機で構成したことを特徴とする乗客コ
    ンベアの制御装置。
  14. 【請求項14】請求項1,4,5,6および8記載の乗客コン
    ベアの制御装置において、乗客コンベアはエスカレータ
    ーおよび電動道路のいずれかであることを特徴とする乗
    客コンベアの制御装置。
  15. 【請求項15】請求項1,5,6,および8記載の乗客コンベ
    ア制御装置において、上記出力手段の出力バツフアを少
    なくとも2個並列に設けたことを特徴とする乗客コンベ
    アの制御装置。」
  16. 【請求項16】無端条帯と、該無端条帯の駆動機械とを
    備えた乗客コンベアの制御をデイジタル電子計算機によ
    り行う乗客コンベアの制御装置において、上記デイジタ
    ル電子計算機の異常を検出する手段と、該異常検出手段
    の出力に応動して上記乗客コンベアの運転を継続したま
    ま警報を発する手段を設けたことを特徴とする乗客コン
    ベアの制御装置。
JP1187348A 1989-07-21 1989-07-21 乗客コンベアの制御装置 Expired - Lifetime JPH0729749B2 (ja)

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