JPH02123091A - エスカレータの表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明はエスカレータの故障状態を表示するエスカレ
ータの表示装置に係り、特に、表示部が透明な欄干但１
＋反の外観を損なわぬようにしたエスカレータの表示装
置に関するものである。

【従来の技術】

従来、エスカレータには、乗客や機器の安全を確保する
ために以下に述べるような多数の安全装置が設置されて
いる。即ち、 ■スカートガードと踏段間に物が挟まったり、ライザ一
部が浮き上がった場合や、踏段走行に異常があったこと
を検出した時にエスカレータを停止させる踏段異常走行
検出装置。 ■インレット部に手を引き込まれた時や、手すり下側と
床との間に物が挟まった或いは、インレット下端部を軽
く蹴った時等にエスカレータを停止させるインレット安
全装置。 ■踏段リンクが破断したり、伸びた時に直ちに動作して
エスカレータを停止させる踏段リンク安全装置。 ■スカートガードと踏段の間に挟み込まれた時にエスカ
レータを停止させるスカートガードスイッチ。 ■駆動チェーンが破断した時に直ちにエスカレータを停
止させる駆動チェーン安全装置。 ■動力電源が切れた時直ちに動作しエスカレータを停止
させるブレーキ。 ■定格速度の２０％以下または１２０％以上になった時
に作動し、エスカレータを停止させる調速機。 などである。 これらの安全装置が作動した時には、エスカレータが停
止するので、管理人は保守会社に連絡し、修理を要請す
る。しかし、この故障の中には、軽微なものもあり、直
ちに、エスカレータを復旧しても差し支えないものもあ
る。また、保守会社のサービスマンが来ても復旧のため
の修理に時間がからないように、どの安全装置が作動し
たのかを的確に明示してこれを表示する表示装置（以下
、フォールトファインダー（Ｆａｕｌｔ　Ｆｉｎｄｅｒ
）という）が設けられている。

【発明が解決しようとする課８３ 上述のような従来のフォールトファインダーを、エスカ
レータの欄干側板が透明材料で構成された欄干側板に設
けるとその外観を損なうことになるので、一般にはエス
カレータの機械室に設置されて使用されている。このエ
スカレータの機械室は危険なので管理人ではこのエスカ
レータのフォールトファインダーを点検できないという
問題点があった。また、保守会社のサービスマンもエス
カレータのフォールトファインダーを点検するのに時間
がかかるという問題点があった。 この発明は、上記のような問題を解消するための になされたもので、エスカレータの安全装置動作時にそ
の故障状況を表示するエスカレータのフォールトファイ
ンダーを極めて点検しやすいエスカレータの欄干側板に
設けると共に、その外観を損なうことな（、かつ、故障
状況を表示するエスカレータのフォールトファインダー
として有効に機能させるようにしたエスカレータの表示
装置を得ることを目的とするものである。 【課題を解決するための手段］ この発明に係るエスカレータの表示装置は、エスカレー
タの安全装置動作時にその故障状態をフォールトファイ
ンダーで行うようにしたものにおいて、上記フォールト
ファインダーを、各部の故障状況に対応した故障表示を
可能にする透明な液晶表示板で構成し、かつ、表示板へ
のタッチにより安全装置へ信号を送出するための透明電
極を配置したものである。 【作用】 この発明においては、エスカレータの故障時に透明な液
晶表示板に電圧を印加することで、故障部分の表示を行
ない、表示を欄干側板より浮き上がらせる。そして、係
員のタッチにより安全装置のリセットを行う。また、エ
スカレータに故障がない時は、表示が消滅して、上記透
明液晶表示板および透明電極が透明な欄干側板Ｇご同化
し、フォールトファインダーの存在が目立たなく、透明
欄干側板の外観を損なうことがない。

【実施例】

以下、この発明の一実施例を第１図〜第４図について説
明する。 第１図はこの発明によるエスカレータの表示装置の一実
施例を示す概略構成ブロック図で、第２図はエスカレー
タにフォールトファインダーを取り付けた状態の概略側
面図で、第３図は、フォールトファインダーの一例を示
す概略断面図で、第４図はフォールトファインダーに表
示される表示パターンの一例を示す平面図である。 図において、ｌはエスカレータ２の駆動時においてどの
安全装置が作動した場合の故障かを表示するフォールト
ファインダーで、第２図に示すようにエスカレータ２の
欄干の透明側板に取り付けられている。このフォールト
ファインダー１は、第３図に示すように、１０μｍ前後
の厚さの液晶層３と、この液晶層３の周囲を包囲するシ
ール材４と、液晶層３の上下面を覆う分子配向層５，６
と、この分子配向層５の上面に積層され内面に透明なパ
ターン電橿７を有する前面ガラス板８と、分子配向層６
の下面に積層され内面に透明な共通電極９を有する裏面
ガラス板１０と、前面ガラス板８の表面に所定のパター
ン電極７に対応して形成したタッチスイッチ用の透明電
極１１と、この透明電極１１を含む前面ガラス板８の表
面を形成したオーバーコート層１２とで構成されている
。 上記パターン電極７は、第４図に示すようにフォールト
ファインダー１の表示文字部が形成されていて、前述し
た各安全装置の、例えば踏段異常走行装置■が動作した
場合、（ａ）がエスカレータ２の欄干側板に表示され、
同時に、右側なら（＋）が、左側なら（ｊ）が表示され
る。また、ノセット（ｍ）も表示される。 フォールトファインダー１のパターン電極７と共通電極
９は、ライン１３．１４を介して、直流電源１５及び制
御装置１６に接続されている。 制御装置１６は、マイクロプロセッサ（ＣＰＵ）１６ａ
と、リードオンリーメモリ（ＲＯＭ）１６ｂ、ランダム
アクセスメモリ（ＲＡＭ）１６Ｃ、インターフゴース（
ｉ／Ｆ）１６ｄとで構成され、各種安全装置動作信号１
７ａ〜１７ｎが取り込まれている。制御装置１６のマイ
クロプロセッサ１６ａは、これらの安全装置の何れかが
動作したかを弁別し、インターフェース１６ｄを介して
対応するパターン電極７と共通電極９へ直流電圧を印加
する。第１図では、ライン１３．１４が単線で表示しで
あるが、フォールトファインダー１の表示の数だけのラ
インがある。 フォールトファインダー１の中のり七ッｔ−（ｍ）は、
表示のみならず、タッチスイッチが組み込まれていて、
係員が表示及び動作安全装置で電気的にリセットできる
ものをリセットできるようになっている。即ち、リセッ
ト（ｍ）のタッチスイッチ用透明電極１１には、これに
手が触れたことを検知するように、制御装置１６に信号
が取り込まれている。 タッチスイッチにタッチすると、制御装置１６の中の安
全回路がリセットされ、もし、安全装置が機械的にトリ
ツプしたのでなければ、再起動を可能にし、同時に表示
も消滅する。勿論、このリセットの前には、サービスマ
ンによる故障の原因調査及び修理が必要である。

【発明の効果】

以上のようにこの発明によればエスカレータの故障状況
を分別表示するフォールトファインダーを透明な液晶表
示板で構成し、かつ表示部へのタッチにより信号を送出
する透明電極を配置したので、エスカレータの安全装置
の動作時、エスカレータの故障部分の表示を行ない表示
が欄干側板より浮き上がり、正常時には１１表示が消滅
して、表示部が透明欄干側板に同化するので、フォール
トファインダーを題めて点検しやすいエスカレータの欄
干側板に設けても、透明欄干側板の美観を損なうこと力
゛゛なくなり、かつ、故障状況を表示する」−スカレー
タのフォールトファインダーとして有効に機能させるよ
うになり、故障原因の発見が早くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるエスカレータの表示装置の一実
施例を示す概略構成ブロック図、第２図はエスカレータ
にフォールトファインダーを取り付けた状態の概略側面
図、第３図はフォールトファインダーの一例を示す概略
断面図、第４図はフォールトファインダーに表示される
表示パターンの一例を示す平面図である。 図において、１はフォールトファインダー、２はエスカ
レータ、３は液晶層、４はシール材、５６は分子配向層
、７はパターン電極、８は前面ガラス板、９は透明な共
通電極、１０は裏面ガラス十反、１１は透明電極、１２
ばオーバ′−コート層、１３．１４はライン、１５は直
流電源、１６は制御装置、１７ａ〜１７ｎは各種安全装
置動作信号である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　　　大　岩　　増　Ｌ１ｔ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 欄干側板がガラスなどの透明材料で構成されると共に、
   各部の故障時に乗客や機器の安全を確保するための安全
   装置を備え、かつこの安全装置動作時に上記故障表示を
   フォールトファインダーで行うようにしたエスカレータ
   において、上記フォールトファインダーを、各部の故障
   状況に対応した故障表示を可能とする透明液晶表示板と
   、上記安全装置へ信号を送出するタッチスイッチ用透明
   電極とから構成し、上記欄干側板に配設したことを特徴
   とするエスカレータの表示装置。