JPH07291433A - 貨物移載台 - Google Patents

貨物移載台

Info

Publication number
JPH07291433A
JPH07291433A JP8350394A JP8350394A JPH07291433A JP H07291433 A JPH07291433 A JP H07291433A JP 8350394 A JP8350394 A JP 8350394A JP 8350394 A JP8350394 A JP 8350394A JP H07291433 A JPH07291433 A JP H07291433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cargo
roller
rollers
transfer table
roller groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8350394A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimichi Ihara
利通 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP8350394A priority Critical patent/JPH07291433A/ja
Priority to CN 95105079 priority patent/CN1117928A/zh
Publication of JPH07291433A publication Critical patent/JPH07291433A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造を単純化することにより調整および保守
点検作業が容易であり、また低コスト化が実現できる貨
物移載台を提供する。 【構成】 各々順方向または逆方向に回転する複数の自
在型ローラ1、1、‥とこれらの自在型ローラ1、1、
‥を駆動するモータ5Cとからなる構成ユニットDが、
各構成ユニットDを構成する自在型ローラ1、1、‥の
回転面が直交する関係となるように、前後方向および左
右方向に2群ずつ並んで面状配置された第1〜第4の構
成ユニットD1a、D1b、D2a、D2bにより構成
され、前記第1〜第4の構成ユニットD1a、D1b、
D2a、D2bによって発生される各推進力をベクトル
合成した推進力により貨物Bを目的とする方向へ移送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機の貨物を搬入お
よび搬出する貨物移載台に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、貨物等の航空機への搬入や航空
機からの搬出には、荷役作業車両(コンテナローダ)が
用いられる。この荷役作業車両は、貨物を搬入する場
合、作業者の操縦によって航空機に横付けされ、貨物の
載置された貨物移載台(プラットホーム)を航空機の貨
物搬送路の高さまで押し上げ、貨物移載台上に載置され
た貨物を移送機構によって航空機に移送する。
【0003】図9は、この種の荷役作業車両に用いられ
る貨物移載台の構成を示す平面図である。図においてA
は貨物移載台、Bはこの貨物移載台Aに載置される貨物
である。1は自在型ローラである。この自在型ローラ1
は貨物移載台A上に複数列配設されており、奇数列a1
〜a6は回転方向が矢印X1方向あるいは矢印X2方向
となるように取り付けられ、また偶数列b1〜b6は回
転方向が矢印Y1方向あるいは矢印Y2方向となるよう
に取り付けられている。2、2はサイド駆動ローラ、3
はリヤ駆動ローラである。サイド駆動ローラ2、2およ
びリヤ駆動ローラ3は、貨物移載台Aへの貨物の搬入お
よび貨物移載台Aからの貨物の搬出を行う。また、C
は、移送機構の構成ユニットである。自在型ローラ1、
1、‥は、この構成ユニットC毎にモーター等によって
駆動される。
【0004】次に、図10を参照して、上記移送機構を
構成する構成ユニットCの駆動機構についてその概略を
説明する。5Aは横送り用油圧モータ、5Bは縦送り用
油圧モータである。また、7はスプロケットホイール、
8は駆動用チェーン、9は駆動軸、10は軸受け、11
は前後軸回転伝達軸、12は基材である。
【0005】横送り用油圧モータ5Aおよび縦送り用油
圧モータ5Bには、その回転軸にスプロケットホイール
7がそれぞれ固定されている。また、各々の自在型ロー
ラ1、1、‥は、同軸状に駆動軸9、9、‥にそれぞれ
固定され、各々の駆動軸9、9、‥は、基材12にその
端部を軸受け10、10によって、それぞれ回転自在に
支持されている。ここで、奇数列の自在型ローラ1、
1、‥が固定される駆動軸9、9、‥は、軸線方向をY
1、Y2方向に向けてそれぞれ支持され、偶数列の自在
型ローラ1、1、‥が固定される駆動軸9、9、‥は、
軸線方向をX1、X2方向に向けてそれぞれ支持され
る。また、各々の駆動軸9、9、‥には、スプロケット
ホイール7が挿着されている。前後軸回転伝達軸11
は、2つのスプロケットホイール7、7が挿着され、軸
線方向をX1、X2方向に向けて基材12に支持されて
いる。奇数列の自在型ローラ1、1、‥は、各々の駆動
軸9、9、‥およびスプロケットホイール7、7、‥お
よび駆動用チェーン8、8、‥および前後軸回転伝達軸
11を介して横送り用油圧モータ5Aの駆動力によっ
て、それぞれ回転されるように接続されている。偶数列
の自在型ローラ1、1、‥は、各々の駆動軸9、9、‥
およびスプロケットホイール7、7、‥および駆動用チ
ェーン8、8、‥を介して縦送り用油圧モータ5Bの駆
動力によって、それぞれ回転されるように接続されてい
る。
【0006】また、図11(a)から図11(c)に自
在型ローラ1の構造を示す。この自在型ローラ1は、中
心に駆動軸9を固定するシャフト孔1aを有し、外周に
3個のフリーローラ1b、1b、1bを備えた円盤状の
回転ローラ1cを2個結合して構成されている。
【0007】次に、上記構成において貨物移載台A上に
載置された貨物Bの移送動作について、図9および図1
0を参照して説明する。
【0008】まず貨物をX1あるいはX2方向に移送す
る場合、図示しない制御装置によって制御される縦送り
用油圧モータ5Bが回動することによって、奇数列a1
〜a6の自在型ローラ1、1、‥がX1あるいはX2方
向に回動し、X1あるいはX2方向に貨物を移送する。
また、貨物をY1あるいはY2方向に移送する場合に
は、上記制御装置によって制御される横送り用油圧モー
タ5Aが回動することによって、偶数列b1〜b6の自
在型ローラ1、1、‥がY1あるいはY2方向に回動
し、貨物をY1あるいはY2方向に移送する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記貨物移
載台において貨物の移送機構を構成する構成ユニットの
駆動機構は、奇数列の自在型ローラの駆動軸と偶数列の
自在型ローラとがの駆動軸とが直交するために、部品点
数が多く構造が複雑である。また、各列の自在型ローラ
の高さ調整および各駆動用チェーンの張り調整が困難で
あると共に、その保守点検作業に時間を要するという問
題があった。
【0010】本発明は上述する問題に鑑みてなされたも
ので、構造を単純化することにより調整および保守点検
作業が容易で時間がかからず、また低コストを実現でき
る貨物移載台の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の貨物移載
台は、複数系統の移送手段を有し、各系統の移送手段に
より発生される推進力をベクトル合成した推進力によっ
て貨物を目的とする方向へ移送することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の貨物移載台は、各々順方向
または逆方向に回転する複数のローラからなるローラ群
であって、各ローラ群を構成するローラの回転面が交差
する関係となるように面状配置された所定数のローラ群
と、前記ローラ群を各々駆動する駆動手段を有し、前記
ローラ群によって発生される各推進力をベクトル合成し
た推進力により貨物を目的とする方向へ移送することを
特徴とする。
【0013】請求項3記載の貨物移載台は、各々順方向
または逆方向に回転する複数のローラからなるローラ群
であって、各ローラ群を構成するローラの回転面が交差
する関係となるように、前後方向および左右方向に2群
ずつ並んで面状配置された第1〜第4のローラ群と、前
記第1〜第4のローラ群を各々駆動する第1〜第4の駆
動手段を有し、前記第1〜第4のローラ群によって発生
される各推進力をベクトル合成した推進力により貨物を
目的とする方向へ移送することを特徴とする。
【0014】請求項4記載の貨物移載台は、請求項3記
載の貨物移載台において前記第1〜第4の駆動手段が、 a.前記第1〜第4のローラ群を正転駆動し、あるいは b.前記第1〜第4のローラ群を逆転駆動し、あるいは c.前記第1および第2のローラ群を正転駆動し、か
つ、前記第3および第4のローラ群を逆転駆動し、ある
いは d.前記第1および第2のローラ群を逆転駆動し、か
つ、前記第3および第4のローラ群を正転駆動すること
により、前記貨物を前後左右、旋回いずれかの方向に移
送することを特徴とする。
【0015】請求項5記載の貨物移載台は、請求項3ま
たは請求項4記載の貨物移載台において前記第1〜第4
のローラ群を構成するローラが、外周にフリーローラを
有する自在型ローラであることを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の貨物移載台は、各系統の移送手
段により発生する推進力を貨物に与える。
【0017】請求項2記載の貨物移載台は、各ローラ群
を構成するローラの回転面が交差する関係となるよう
に、面状配置された所定数のローラ群により発生する各
推進力を貨物に与える。
【0018】請求項3記載の貨物移載台は、各ローラ群
を構成するローラの回転面が交差する関係となるよう
に、前後方向および左右方向に2群ずつ並んで面状配置
された第1〜第4のローラ群により発生する各推進力を
貨物に与える。
【0019】請求項4記載の貨物移載台は、請求項3記
載の貨物移載台において、 a.前記第1〜第4のローラ群が正転駆動され、あるい
は b.前記第1〜第4のローラ群が逆転駆動され、あるい
は c.前記第1および第2のローラ群が正転駆動され、か
つ、前記第3および第4のローラ群が逆転駆動され、あ
るいは d.前記第1および第2のローラ群が逆転駆動され、か
つ、前記第3および第4のローラ群が正転駆動されるこ
とにより発生する推進力を貨物に与える。
【0020】請求項5記載の貨物移載台は、請求項3ま
たは請求項4記載の貨物移載台において、外周にフリー
ローラを有する自在型ローラにより発生する推進力を貨
物に与える。
【0021】
【実施例】図1から図8を参照して、本発明による貨物
移載台の一実施例について説明する。なお、本実施例の
構成において、従来例を示す図9から図11に示す構成
と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0022】本実施例による貨物移載台を図1に示す。
この貨物移載台Eの移送機構は、第1〜第4のローラ群
として、隣接する構成ユニットの自在型ローラ1、1、
‥の軸線方向Lが、互いに直交するような向きに固定さ
れた構成ユニットD1a、D1b、D2a、D2bと、
また同様に構成された構成ユニットD1c、D1d、D
2c、D2dとをそれぞれ配設して構成されている。
【0023】図2は、上記構成ユニットD1aの駆動機
構を示す図である。各駆動軸9、9、‥に固定された各
々の自在型ローラ1、1、‥は、その軸線方向LをX
1、X2およびY1、Y2方向に対して45゜傾斜させ
た状態で、複数列軸受け10、10を介して基材12に
固定されている。また、各々の自在型ローラ1、1、‥
は、スプロケットホイール7、7、‥および駆動軸9、
9、‥および駆動用チェーン8、8、‥を介して1つの
駆動用油圧モータ5Cに連結されている。他の構成ユニ
ットD1b〜D1d、D2a〜D2dの駆動機構の構成
も、構成ユニットD1aと同様であり、構成ユニットD
1a〜D1dは、構成ユニットD2a〜D2dに対して
自在型ローラ1、1、‥の軸線方向Lが直交する向きに
それぞれ固定されている。
【0024】続いて、上記構成の貨物移載台Eにおける
貨物の移送動作について、図3から図8を参照して説明
する。この図3から図8は、互いに隣接する4つの構成
ユニットD1a、D1bおよびD2a、D2bの自在型
ローラ1、1、1、1を取り上げて貨物の移送方向を説
明する図である。上記貨物移載台Eでは、各構成ユニッ
トD1a〜D1dおよび構成ユニットD2a〜D2dの
自在型ローラ1、1、‥の回転方向を個別に制御するこ
とにより、貨物移載台E上に載置された貨物をX1、X
2あるいはY1、Y2方向に移送する。
【0025】(1)貨物をX1方向に移送する場合 図3を参照して説明する。この場合、構成ユニットD1
a、D1bの自在型ローラ1、1は、それぞれZ1方向
に回転駆動される。また、構成ユニットD2a、D2b
の自在型ローラ1、1は、それぞれZ2方向に回転駆動
される。構成ユニットD1a、D1bの自在型ローラ
1、1がZ1方向に回転駆動されることにより、貨物移
載台E上の貨物は、P1方向の力が加えられる。また、
構成ユニットD2a、D2bの自在型ローラ1、1がZ
2方向に回転駆動されることにより、貨物移載台E上の
貨物には、P2方向の力が加えられる。そして、これら
の力の合成力は、X1方向となる。したがって、貨物
は、この合成力によってX1方向に移送される。
【0026】(2)貨物をX2方向に移送する場合 図4を参照して説明する。この場合、構成ユニットD1
a、D1bの自在型ローラ1、1は、それぞれZ3方向
に回転駆動される。また、構成ユニットD2a、D2b
の自在型ローラ1、1は、それぞれZ4方向に回転駆動
される。構成ユニットD1a、D1bの自在型ローラ
1、1がZ3方向に回転駆動されることにより、貨物移
載台E上の貨物は、P3方向の力が加えられる。また、
構成ユニットD2a、D2bの自在型ローラ1、1がZ
4方向に回転駆動されることにより、貨物移載台E上の
貨物には、P4方向の力が加えられる。そして、これら
の力の合成力は、X2方向となる。したがって、貨物
は、この合成力によってX2方向に移送される。
【0027】(3)貨物をY1方向に移送する場合 図5を参照して説明する。この場合、構成ユニットD1
a、D1bの自在型ローラ1、1は、それぞれZ1方向
に回転駆動される。また、構成ユニットD2a、D2b
の自在型ローラ1、1は、それぞれZ4方向に回転駆動
される。構成ユニットD1a、D1bの自在型ローラ
1、1がZ1方向に回転駆動されることにより、貨物移
載台E上の貨物は、P1方向の力が加えられる。また、
構成ユニットD2a、D2bの自在型ローラ1、1がZ
4方向に回転駆動されることにより、貨物移載台E上の
貨物には、P4方向の力が加えられる。そして、これら
の力の合成力は、Y1方向となる。したがって、貨物
は、この合成力によってY1方向に移送される。
【0028】(4)貨物をY2方向に移送する場合 図6を参照して説明する。この場合、構成ユニットD1
a、D1bの自在型ローラ1、1は、それぞれZ3方向
に回転駆動される。また、構成ユニットD2a、D2b
の自在型ローラ1、1は、それぞれZ2方向に回転駆動
される。構成ユニットD1a、D1bの自在型ローラ
1、1がZ3方向に回転駆動されることにより、貨物移
載台E上の貨物は、P3方向の力が加えられる。また、
構成ユニットD2a、D2bの自在型ローラ1、1がZ
2方向に回転駆動されることにより、貨物移載台E上の
貨物には、P2方向の力が加えられる。そして、これら
の力の合成力は、Y2方向となる。したがって、貨物
は、この合成力によってY2方向に移送される。
【0029】(5)貨物をS1方向に旋回させる場合 図7を参照して説明する。この場合、構成ユニットD1
aの自在型ローラ1は、Z3方向に回転駆動される。ま
た、構成ユニットD1bの自在型ローラ1は、Z1方向
に回転駆動される。また、構成ユニットD2aの自在型
ローラ1は、Z4方向に回転駆動される。また、構成ユ
ニットD2bの自在型ローラ1は、Z2方向に回転駆動
される。構成ユニットD1aの自在型ローラ1がZ3方
向に回転駆動されることにより、貨物移載台E上の貨物
は、P3方向の力が加えられる。また、構成ユニットD
1bの自在型ローラ1がZ1方向に回転駆動されること
により、貨物移載台E上の貨物は、P1方向の力が加え
られる。また、構成ユニットD2aの自在型ローラ1が
Z4方向に回転駆動されることにより、貨物移載台E上
の貨物には、P4方向の力が加えられる。また、構成ユ
ニットD2bの自在型ローラ1がZ2方向に回転駆動さ
れることにより、貨物移載台E上の貨物には、P2方向
の力が加えられる。そして、これらの力の合成力は、S
1方向となる。したがって、貨物は、この合成力によっ
てS1方向に旋回される。
【0030】(6)貨物をS2方向に旋回させる場合 図8を参照して説明する。この場合、構成ユニットD1
aの自在型ローラ1は、Z1方向に回転駆動される。ま
た、構成ユニットD1bの自在型ローラ1は、Z3方向
に回転駆動される。また、構成ユニットD2aの自在型
ローラ1は、Z2方向に回転駆動される。また、構成ユ
ニットD2bの自在型ローラ1は、Z4方向に回転駆動
される。構成ユニットD1aの自在型ローラ1がZ1方
向に回転駆動されることにより、貨物移載台E上の貨物
は、P1方向の力が加えられる。また、構成ユニットD
1bの自在型ローラ1がZ3方向に回転駆動されること
により、貨物移載台E上の貨物は、P3方向の力が加え
られる。また、構成ユニットD2aの自在型ローラ1が
Z2方向に回転駆動されることにより、貨物移載台E上
の貨物には、P2方向の力が加えられる。また、構成ユ
ニットD2bの自在型ローラ1がZ4方向に回転駆動さ
れることにより、貨物移載台E上の貨物には、P4方向
の力が加えられる。そして、これらの力の合成力は、S
2方向となる。したがって、貨物は、この合成力によっ
てS2方向に旋回される。
【0031】ところで、上記説明では構成ユニットD1
a、D1b、D2a、D2bを取り上げて貨物の移送動
作を説明したが、構成ユニットD1c、D1d、D2
c、D2dについても、各々の自在型ローラ1、1、‥
の回転方向を全く同様に制御することにより、貨物移載
台E上の貨物をX1、X2およびY1、Y2方向に移
送、あるいはS1、S2方向に旋回させることができ
る。
【0032】なお、上記実施例では、構成ユニットD1
a〜D1dおよびこれらに備えられた自在型ローラ1、
1、‥の軸線方向Lと互いに直交するような向きに支持
された構成ユニットD2a〜D2dとの合計8つの構成
ユニットで貨物移載台Eの駆動機構を構成した。しか
し、本発明はこのような構成に限定されるものではな
く、自在型ローラ1、1、‥の軸線方向Lが、互いに直
交するような向きに固定された各々2つの構成ユニット
D1a、D1b、D2a、D2bによって構成すること
が可能である。各々の構成ユニットD1a、D1b、D
2a、D2bの各自在型ローラ1、1、‥の回転方向を
上述したように制御することにより、貨物移載台E上の
貨物を安定に移送あるいは旋回させることができる。
【0033】本実施例の貨物移載台によれば、構成が単
純な構成ユニットを用いて移送機構を構成することがで
きる。したがって、調整および保守点検作業が容易で時
間がかからず、また低コストの貨物移載台を提供するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係わる貨物移載台によれば、以
下のような優れた効果を奏する。
【0035】(1)請求項1記載の貨物移載台によれ
ば、各系統の移送手段により発生される推進力をベクト
ル合成した方向に貨物を移送することができる。
【0036】(2)請求項2記載の貨物移載台によれ
ば、各ローラ群を構成するローラの回転面が交差する関
係となるように、面状配置された所定数のローラ群によ
って発生される各推進力をベクトル合成した方向に貨物
を移送することができる。
【0037】(3)請求項3記載の貨物移載台によれ
ば、各ローラ群を構成するローラの回転面が交差する関
係となるように、前後方向および左右方向に2群ずつ並
んで面状配置された第1〜第4のローラ群によって発生
される各推進力をベクトル合成した方向に貨物を移送す
ることができる。
【0038】(4)請求項4記載の貨物移載台によれ
ば、請求項3記載の貨物移載台において、 a.前記第1〜第4のローラ群が正転駆動され、あるい
は b.前記第1〜第4のローラ群が逆転駆動され、あるい
は c.前記第1および第2のローラ群が正転駆動され、か
つ、前記第3および第4のローラ群が逆転駆動され、あ
るいは d.前記第1および第2のローラ群が逆転駆動され、か
つ、前記第3および第4のローラ群が正転駆動されるこ
とによって発生される推進力をベクトル合成した方向に
貨物を移送することができる。
【0039】(5)請求項5記載の貨物移載台によれ
ば、請求項3または請求項4記載の貨物移載台におい
て、外周にフリーローラを有する自在型ローラによって
発生される推進力をベクトル合成した方向に貨物を移送
することができる。
【0040】また、該貨物移載台では、上述するように
各推進力をベクトル合成した方向に貨物が移送される
が、この貨物の移送方向は、上記各々の自在型ローラが
発生する推進力の方向に対して斜めの方向である。よっ
て、各々の自在型ローラと貨物との間には、この斜めの
方向の抵抗力が発生する。しかし、自在型ローラは、外
周に複数のフリーローラを備えており、この各々のフリ
ーローラが回転することによってこの抵抗力は極めて小
さなものとなる。したがって、この貨物移載台では、小
さな駆動力で貨物を移送することができると共に、貨物
の損傷が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による貨物移載台の正面図である。
【図2】本発明による貨物移載台の移送機構を構成する
構成ユニットの正面図である。
【図3】本発明による貨物移載台おける貨物のX1方向
への移送説明図である。
【図4】本発明による貨物移載台における貨物のX2方
向への移送説明図である。
【図5】本発明による貨物移載台における貨物のY1方
向への移送説明図である。
【図6】本発明による貨物移載台における貨物のY2方
向への移送説明図である。
【図7】本発明による貨物移載台における貨物のS1方
向への旋回説明図である。
【図8】本発明による貨物移載台における貨物のS2方
向への旋回説明図である。
【図9】従来の貨物移載台の一例を示す正面図である。
【図10】従来の貨物移載台の移送機構を構成する構成
ユニットの一例を示す正面図である。
【図11】自在型ローラの構成を示す図である。
【符号の説明】
B 貨物 D、D1a〜D1d、D2a〜D2d 構成ユニット E 貨物移載台 L 自在型ローラの軸線方向 P1〜P4 自在型ローラの回転によって貨物に加えら
れる力の方向 S1、S2 貨物の旋回方向 X1、X2、Y1、Y2 貨物の移送方向 Z1〜Z4 自在型ローラの回転方向 1 自在型ローラ 1a シャフト孔 1b フリーローラ 1c 回転ローラ 2 サイド駆動ローラ 3 リヤ駆動ローラ 5C 駆動用油圧モータ 7 スプロケットホイール 8 駆動用チェーン 9 駆動軸 10 軸受け 12 基材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数系統の移送手段を有し、各系統の移
    送手段により発生される推進力をベクトル合成した推進
    力によって貨物を目的とする方向へ移送することを特徴
    とする貨物移載台。
  2. 【請求項2】 各々順方向または逆方向に回転する複数
    のローラからなるローラ群であって、各ローラ群を構成
    するローラの回転面が交差する関係となるように面状配
    置された所定数のローラ群と、 前記ローラ群を各々駆動する駆動手段を有し、 前記ローラ群によって発生される各推進力をベクトル合
    成した推進力により貨物を目的とする方向へ移送するこ
    とを特徴とする貨物移載台。
  3. 【請求項3】 各々順方向または逆方向に回転する複数
    のローラからなるローラ群であって、各ローラ群を構成
    するローラの回転面が交差する関係となるように、前後
    方向および左右方向に2群ずつ並んで面状配置された第
    1〜第4のローラ群と、 前記第1〜第4のローラ群を各々駆動する第1〜第4の
    駆動手段を有し、 前記第1〜第4のローラ群によって発生される各推進力
    をベクトル合成した推進力により貨物を目的とする方向
    へ移送することを特徴とする貨物移載台。
  4. 【請求項4】前記第1〜第4の駆動手段が、 a.前記第1〜第4のローラ群を正転駆動し、あるいは b.前記第1〜第4のローラ群を逆転駆動し、あるいは c.前記第1および第2のローラ群を正転駆動し、か
    つ、前記第3および第4のローラ群を逆転駆動し、ある
    いは d.前記第1および第2のローラ群を逆転駆動し、か
    つ、前記第3および第4のローラ群を正転駆動すること
    により、 前記貨物を前後左右、旋回いずれかの方向に移送するこ
    とを特徴とする請求項3記載の貨物移載台。
  5. 【請求項5】前記第1〜第4のローラ群を構成するロー
    ラが、外周にフリーローラを有する自在型ローラである
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の貨物移
    載台。
JP8350394A 1994-04-21 1994-04-21 貨物移載台 Withdrawn JPH07291433A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8350394A JPH07291433A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 貨物移載台
CN 95105079 CN1117928A (zh) 1994-04-21 1995-04-18 货物装卸台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8350394A JPH07291433A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 貨物移載台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07291433A true JPH07291433A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13804290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8350394A Withdrawn JPH07291433A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 貨物移載台

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH07291433A (ja)
CN (1) CN1117928A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010155690A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Okura Yusoki Co Ltd 方向転換装置
DE102012014181A1 (de) * 2012-07-18 2014-01-23 BIBA - Bremer Institut für Produktion und Logistik GmbH Omnidirektionales Fördersystemmodul, modulares omnidirektionales Fördersystem und omnidirektionales Fördersystem
CN105173524A (zh) * 2015-07-14 2015-12-23 苏州金牛精密机械有限公司 一种可多向传递的电动辊道机构
KR20210008675A (ko) * 2019-07-15 2021-01-25 씨제이대한통운 (주) 화물 차량용 모듈형 팔레트 자동 이송 장치
WO2021044728A1 (ja) * 2019-09-06 2021-03-11 株式会社ダイフク 分岐設備
KR20230001863A (ko) * 2021-06-29 2023-01-05 주식회사 코로텍 옴니휠 매트 및 옴니휠 매트가 형성된 적재함

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6905095B1 (en) * 2004-01-08 2005-06-14 Fmc Technologies, Inc. Multiple platform aircraft cargo loader
CN108189731B (zh) * 2018-01-15 2024-06-25 昆明理工大学 一种基于嵌入式的卸货车装置
CN110395523B (zh) * 2018-04-24 2022-01-07 台达电子工业股份有限公司 拼接式输送线及拼接式输送线的控制方法
CN109353764B (zh) * 2018-11-13 2020-12-18 五莲鑫惠农商务信息咨询有限公司 一种万向输送平台
LU101481B1 (de) 2019-11-12 2021-05-14 cellumation GmbH Verfahren zur automatisierten Umpalettierung von Packgut
CN112938303B (zh) * 2019-12-11 2022-09-16 顺丰科技有限公司 传输装置、分拣设备、分拣设备控制方法及存储介质
CN114375675A (zh) * 2022-01-18 2022-04-22 农业农村部南京农业机械化研究所 一种带落薯机构的甘薯收获自适应集薯装筐系统装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010155690A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Okura Yusoki Co Ltd 方向転換装置
DE102012014181A1 (de) * 2012-07-18 2014-01-23 BIBA - Bremer Institut für Produktion und Logistik GmbH Omnidirektionales Fördersystemmodul, modulares omnidirektionales Fördersystem und omnidirektionales Fördersystem
CN105173524A (zh) * 2015-07-14 2015-12-23 苏州金牛精密机械有限公司 一种可多向传递的电动辊道机构
CN105173524B (zh) * 2015-07-14 2017-10-27 胡振龙 一种可多向传递的电动辊道机构
KR20210008675A (ko) * 2019-07-15 2021-01-25 씨제이대한통운 (주) 화물 차량용 모듈형 팔레트 자동 이송 장치
WO2021044728A1 (ja) * 2019-09-06 2021-03-11 株式会社ダイフク 分岐設備
JP2021042006A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 株式会社ダイフク 分岐設備
CN114341031A (zh) * 2019-09-06 2022-04-12 株式会社大福 分支设备
US11685613B2 (en) 2019-09-06 2023-06-27 Daifuku Co., Ltd. Diverting equipment
CN114341031B (zh) * 2019-09-06 2024-02-13 株式会社大福 分支设备
KR20230001863A (ko) * 2021-06-29 2023-01-05 주식회사 코로텍 옴니휠 매트 및 옴니휠 매트가 형성된 적재함

Also Published As

Publication number Publication date
CN1117928A (zh) 1996-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7008164B2 (en) Automated guided vehicle
JPH07291433A (ja) 貨物移載台
US5396977A (en) Conveyor apparatus for directionally controlled translation of an article
US20080000749A1 (en) Universal transmission roller wheel
CN101239573A (zh) 具有高度调节装置的车辆
US7296643B2 (en) Drive unit, and a powered vehicle
JP4178835B2 (ja) 分岐設備
US6340083B1 (en) Transmission wheel and a platform transmission apparatus formed by said wheels
EP2813429B1 (en) Power drive unit and aircraft cargo compartment floor with power drive units
JPH08216770A (ja) 貨物移載台
JPH06298321A (ja) 自在搬送装置
US3703153A (en) Method for buildi
JP2002534800A (ja) 搬送装置
JPH0336103A (ja) ローラーコンベヤーの多方向運搬装置
JPH03205205A (ja) 直角移動デッキ
WO2019208000A1 (ja) 搬送仕分け装置
JPH08290336A (ja) ワーク搬送システム
JPH1087060A (ja) 仕分けコンベヤ
CN218433381U (zh) 移载机
WO2019207998A1 (ja) 搬送仕分け装置
JP3098119B2 (ja) パネル運搬台車
JPH09150949A (ja) 搬送方向変換装置
JP3567413B2 (ja) セグメントの姿勢変換装置
JPH0281815A (ja) 水平回転棚
JPH0286510A (ja) 仕分け用搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010703