JPH0336103A - ローラーコンベヤーの多方向運搬装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、請求項１の前段に記載したローラコンベヤー
の多方向運搬装置に関する。

［従来の技術及びその課題］ １つの平面上にある多数のローラーが平行に並んだ回転
軸の回りで回転するローラーコンベヤーの運搬方式は公
知で、この場合、個々の回転軸に設けられた運搬装置が
、上記軸に取り付けられたローラーに、別々に回転出来
ない形で、回転動作を与える。この運搬装置を反転出来
るようにする技術も又公知で、即ち、回転軸の、従って
ローラーの回転方向を反時計回りの方向から時計回りに
又はその逆に切り替えることが出来る。ローラーコンベ
ヤー即ちそのローラーの上に置かれた物品がローラーの
回転によってその回転方向に運ばれる。この種のローラ
ーコンベヤーが、例えば、ＤＥ−ＡＳＩ　２３７００３
号の明細書の第１図に示されている。又この図から判る
如く、ローラーコンベヤーの基本的問題点は、普通のロ
ーラーコンベヤーでは小いさな曲率が作れないので、急
激な方向変更、例えば９０°分岐等、を設計に盛り込む
ことが出来ない。従って上記明細書に於いては、互いに
９０°の角度をなす２つのローラーコンベヤーの角に１
つのボールテーブルを置き、これにより、一方のローラ
ーコンベヤーによって運ばれて来た品物が一旦Ｉにめら
れ、他の一方のローラーコンベヤーの走行方向に９０″
旋回して運ばれるようになっている。この明細書による
ボールテーブルはコツプに入れられた多数のボールを持
ち、個々にスイッチを入れることの出来る駆動接手によ
り、このボールが最初のコンベヤーの方向にも、これと
９０°の角度をなす次のコンベヤーの方向にも回転する
ことが出来る。

この明細書によるボールテーブルは個々に作動すること
の出来る多数の独立部品を持ち、従って構造が複雑で、
故障が多く、特に過酷な作業条件の場合これが甚だしい
。

１つのローラーコンベヤーの多方向運搬装置がＤＥ−Ａ
８２５１５００９号に開示されており、この場合も又、
互いに９０″の角度を成して置かれた２つのローラーコ
ンベヤーの角に、テーブルの形をした運搬装置が置かれ
ている。この角に置かれたテーブルが対角線で２つに分
割され、この２つの直角三角形が、それぞれ、直角を挾
む１辺でボールテーブルの開放外端面を形成し、他の２
辺がローラーコンベヤーの開放端部に隣接している。

それぞれの直角三角形に、回転部品を装着する複数のシ
ャフトが設けられ、このシャフトに装着される回転部品
の数がローラーコンベヤーからの距離の増加と共に減少
する。これはこの直角三角形の斜辺がその頂点に向かっ
て傾いているからである。この２つの直角三角形のシャ
フトの長手方向軸が互いに直交し、この方向がそれぞれ
のローラーコンベヤーの主走行方向に該当している。

この回転部品自身が、独立して回転することの出来ない
ようにしてそれぞれのシャフトに装着された１つのベー
ス部品からなり、このベース部品がその縁に、回転可能
に装着された複数の補助ローラーを持ち、この場合、個
々の補助ローラーの回転軸が回転部品を支持するシャフ
トの軸に対して直角に置かれている。

従って、各回転部品の構成単位即ち単位群（ｇｅｎｅｒ
ａｔｏｒ　：生成光）がその軸の長手方向にも又はそれ
に対して直角の方向にも回転することが出来、その結果
、この明細書の運搬装置によって、１方のローラーコン
ベヤーで運ばれて来た品物が先ずこの運搬装置に到着し
た時一端停止し、２セツトの回転部品の作用によって９
０’方向変換される。

この明細書の運搬装置は多数のシャフトとその支持スリ
ーブとを回転部品の付近に必要としているので、過酷な
使用条件には不適当である。更に、荷重支持回転部品の
一部のみが所定点で駆動され、即ち、シャフト上の回転
部品の一部のみが所定点で駆動されるシャフトの上に乗
っており、一方、補助の荷重支持部品が単純に自由回転
するだけなので、Ｘ−７面での及び反転モードでの均−
且つ正確な運搬はある限定された範囲のみで可能である
。

従って、本発明の目的は、ローラーコンベヤ又は請求項
１の前段に記載したもののための多方向運搬装置で、設
計的に単純且つ丈夫であり、又信頼性を持って多方向運
転の出来る、装置を提供することである。

［課題を解決するための手段及びその作用］本発明によ
るこの目的の解決手段が請求項１の特徴部分によって提
供される。

この目的の解決手段の有利且つ有益な改善手段が従属ク
レームの特徴部分を形成している。

［実施例］ 添付した１枚の図面に、本発明によるローラーコンベヤ
ー等の多方向運搬装置の１つの実施例が、その一部を断
面で示す模式図的平面図に示されている。

図面に示す如く、多方向運搬装置２が、シャフト形状体
８に連続して装着される複数の回転構成要素即ち回転部
品４，６を持っている。

この図面には只２つの回転部品４，６のみが示されてい
るが、勿論多数の回転部品を配列することが出来、この
場合、図に１点鎖線で示す如く、多数のシャフト形状体
８を互いに平行に配列し、個々の回転部品４，６が、互
いに間隔を持ってシャフト形状体８に設けられている。

図面に示す如く、シャフト形状体８が、実質的に、要す
れば中実の内側の回転シャフト１２を同軸に囲む外側の
中空クイル（ｑｕｌ　Ｉ　！　　：羽柄状の管）１０か
らなっている。このクイル１０は回転体４．６の区域で
不連続になっており、この部分では内側回転シャフト１
２が露出されている。回転体４．６の区域でクイル１０
が不連続になっている結果、各回転部品の区域に、例え
ば回転部品４の区域に、クイル上に向き合った２つの自
由面があり、この面の上に自由に回転出来ない形で、本
発明による大歯車（４及び１６が装着されている。好ま
しくは、大歯車１４．１６が傘歯車の形をしており、そ
の回転軸の区域に、回転シャフトｔ２を通すことの出来
る程度の大きさの孔が設けられている。必要ならば、支
持スリーブを設け、回転シャフトＩ２がこれをを案内す
る大歯車１４．１６（１４’　１Ｂ’　）を貫通し、ク
イルと回転シャフトと、及び各大歯車との間の間隔を確
保するようにする。多孔質の支持スリーブを使用すると
、その優れた耐久性と緊急走行性の点から、特に良い結
果が得られる。

回転部品４の区域に於ける２つの大歯車１４．１Ｇ、又
は回転部品６の区域に於ける１４’　１Ｂ’が遊び車１
８又は１８′　によって１つのギヤシステムを形威し、
この遊び車が２つの大歯車１４．１８及び１４’　１Ｂ
’　と噛み合い、その回転軸が大歯車１４．１６及び１
４′１６′　の回転軸に直交している。好ましくは、こ
の遊び車１８．１８　’　も又傘歯車である。

遊び車１８又は１８′が中間シャフト２０又は２０′　
にフランジ接続されており、このシャフトの長手方向軸
がシャフト形状体８の長平方向軸に直交しており、又回
転シャフトをその支持凹部２２．２２′の区域で貫通し
ている。言い換えると、この中間シャフト２０又は２０
’　は、ベヤリング形状体２２．２２′によって、シャ
フト形状体８の回転シャフト１２に回転可能に且つ直角
に設けられている。

各回転部品４．６が、本発明により、２つの従属部品２
４及び２６又は２４’　、２Ｂ’を含み、図に示す如く
、この回転部品４の従属部品２４が独立回転出来ないよ
うに遊び車１８に接続され、回転部品４の従属部品２６
が独立回転出来ないように中間シャフト２０に接続され
、回転部品６の従属部品２４′が独立回転出来ないよう
に中間シャフト２０′　に接続され、又、回転部品６の
従属部品２６′が独立回転出来ないように遊び車１８’
　に接続されている。これらの従属部品は少なくともほ
ぼ半球状の形をしている。

これらの重要な特徴は、遊び車１８及びこれに続く遊び
車１８′、或いは逆にこれに続く遊び車１８の形状が、
図面の平面図に示す如く、遊び車がシャフト形状体８に
対して交互に千鳥に配列されている点である。

シャフト形状体８又はクイル１０と回転シャフト１２と
を固定枠に対して支持するために設けられたベヤリング
形状体と、クイルｌＯと回転シャフト１２とこのクイル
と回転シャフトとを結合するための又はクイルと回転シ
ャフトとの接続を解くための結合装置と、は図面には示
されていない。次に、０ 本発明による多方向運搬装置２の作用及び運転方法に就
いて説明する。

ンヤフト形状体８のクイル１０が支持装置によって１つ
の固定枠に支持され、回転部品４，６の半球状の従属部
品２４．２Ｂ　、又は２４’　２Ｂ’がこの固定枠の上
に希望する高さに保持されている。回転シャフト１２が
静止している状態で、クイルの図面で言って左側の部分
が矢印Ａの方向に回転するようにクイル１０にトルクが
掛けられると、この動作が大歯車１４に伝えられ、これ
が回転シャフト１２上で回転する。従って、大歯車１４
に連結されている遊び車１８も回転し、これに付随して
、回転部品４の従属部品２４が回転する。イ旦し、この
従属部品２４は独立に回転出来ない形で遊び車１８に装
着されている。

中間シャフト２０により従属部品２４と従属部品２６と
が固定接続されているので、この回転動作が従属部品２
６に同じ方向の回転を与え、その結果、この２つの従属
部品２４．２８が共に図面に示す矢印Ｂの方向に回転す
る。図面に示す如く、遊び車１８に繋がり、同転シャフ
ト１２に装着され、独立に回転出１ 来ないようにクイル１０の中間部分に接続された大歯車
１６が、遊び車１８の回転によって駆動され、大歯車１
６とクイル１０の中間部分とが図に示す矢印Ｃの方向に
回転する。言い換えると、歯車１４．１６及び１８の配
置により、回転方向が、図面で言ってクイル１０の左側
の部分と、中間部分との回転方向が逆転する。

同様に、矢印Ｃの方向のクイル１０の回転によって回転
部品６の大歯車１４′が回転し、遊び車１８′が図面に
示す矢印りの方向に回転し、従って従属部品２６′が矢
印りの方向に回転し、これが大歯車１Ｇ’　に伝えられ
、これを、従ってクイル１０の図面で言って右端の部分
を図面に示す矢印Ｅの方向に回転させる。即ち人力した
最初のトルクの方向（矢印Ａ）と同じ方向に回転する。

従って、この回転部品６に接続される次の回転部品は回
転部品４と同じ歯車配置を持ち、結局、回転部品４及び
６の従属部品２４．２Ｂ　、又は２４’　２Ｂ’　と同
じ回転動作が繰り返される。従って、多方向運搬装置２
の全ての同転部品４．６に適切なトルクが掛かり、こ２ の上に乗せられた品物、例えばバレソト、が矢印Ｉの方
向に運ばれる。トルクを逆に、詰まり矢印Ａの逆方向に
掛けると、品物は矢印Ｉの反対方向に運ばれる。次に、
図面に示されていない結合装置を作動させ、クイル１０
と回転シャフトとをロックし、クイル１０に矢印Ａの方
向のトルクを掛けるか、又は回転シャフト１２に矢印Ｆ
の方向のトルクを掛けるかすると、クイル１ｏと回転シ
ャフト１２とは互いにロックされているので、その間で
相対的回転を行わず、回転部品４及び６がその全長に亘
って全て矢印Ａ即ちＦの方向に回転し、従って回転部品
の上に乗せられた品物が図面で示す矢印Ｈの方向に運ば
れる。この場合も、回転方向を逆にすれば、品物は矢印
Ｈの逆の方向に進む。

若しも、Ｘ−Ｙ平面上に広がるある面に本発明による多
方向運搬装置２を設け、これが同転部品４及び６を持つ
シャフト形状体８を多数平行に持つ如くにすると、この
クイル及び回転シャフトの作動方法−つで、この面の上
に置かれた全ての品物を意のままに運搬操縦することが
出来る。例え３ ば、クイル１０及び回転シャフト１２の結合装置及び駆
動装置を、シャフト形状体８の端面のみでなく、シャフ
ト形状体８の両端の間にも適宜設け、各回転部品が面と
して又は部分的に独立した面として作動するようにする
ことも考えられる。

以上の説明で明らかな如く、この多方向運搬装置は特に
ローラーコンベヤー等に、特に運搬ユニット又はコーナ
ーテーブルに、適するのみならず、運ぶ製品、例えばバ
レット又はコンテナー　をＸ−Ｙ方向に運び、これを可
能な限り自動的に且つ人力の介入なしで目的場所に卸す
必要がある場合に使用することが出来る。

例えば、製造業の自動輸送ライン、パレットのウエヤー
ハウス、等への適用が考えられる。本出願人による秒速
特許出願３９０８８５８．８号に記載されている半又は
完全自動パーキングシステムに、本発明による多方向運
搬装置を用いると特に有利である。この点に関しては、
上記出願の明細書を参照されたい。

以上を要約して言うと、ローラーコンベヤー等４ のための本発明による多方向運搬装置の特徴は、少数の
可動部分を持つ簡単で丈夫な構造をしており、これによ
り、品物を、半又は完全自動的に、迅速且つ信頼性を持
って、Ｘ及びＹ方向に反転可能に、運ぶことが出来る、
と言うことである。

【図面の簡単な説明】

添付した図面は、ローラーコンベヤー等のための本発明
による多方向運搬装置の１つの実施例に於ける１つの単
位を構成する群即ち２つの回転構成要素を、その１部を
切り開いて示す平面図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも１つの動力シャフトに連続して装着さ
   れた複数の回転構成要素からなるローラーコンベヤーの
   多方向運搬装置で、上記要素によって構成された単位群
   が上記シャフトの長手方向に、又は直角方向に回転する
   ことが出来る、ものに於いて、 上記シャフトが中空クイル即ち羽柄状中空管（１０）と
   して形成され、内側の回転シャフト（１２）を同軸に囲
   んでおり； 上記クイル（１０）が上記回転構成要素（４、６）の区
   域で不連続になっており、そこで向き合った２つの自由
   端面を形成してしており； ２つの大歯車（１４、１６）で、これらに直交する１つ
   の遊び車（１８）によって互いに連結されているものが
   、自由に回転出来ない形で上記自由端面に装着されてお
   り、上記遊び車（１８）の回転軸が上記回転シャフト（
   １２）の長手方向軸と直交しており； 上記遊び車（１８）の回転動作が、上記回転シャフト（
   １２）の軸に対して上記遊び車（１８）の回転面と対称
   の位置にある１つの回転面に伝えられ；又、上記回転構
   成要素（４、６）が、上記の２つの回転面に位置する２
   つの従属構成要素（２４、２６）を含み、又、静止した
   上記回転シャフト（１２）に対して上記クイル（１０）
   が回転することが出来る如くにする； ことを特徴とするローラーコンベヤーの多方向運搬装置
   。
2. （２）上記クイル（１０）と上記回転シャフト（１２）
   とが互いに組み合わされて同調して回転することが出来
   る、ことを特徴とする請求項１記載の装置。
3. （３）上記従属構成要素（２４、２８）がほぼ半球状を
   しており、上記遊び車（１８）によって直接及び又は間
   接的に駆動される、ことを特徴とする請求項１記載の装
   置。