JP3828108B2 - コンベア装置 - Google Patents
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Description
しかるに、かかるコンベア装置では、ベルトに直進往復移動しかさせることができないため、コンベア装置の側方に設けられている他の作業装置や別のコンベアに被搬送物を供給するには、ベルト上から他の作業装置に被搬送物を移送する特別な移送装置が必要であり、搬送設備の大型化や設備の複雑化などの問題を招いていた。
図10に示すように、従来例1のコンベア装置は、上側コンベア101 と、この上側コンベア101 に対して直角方向に配設された下側コンベア105 とを備えたものである。上側コンベア101 のコンベアベルト102 は、複数の回転ボール104 が回転可能に取付けられたベルトモジュール103 を連結して形成されており、下側コンベア105 は、そのコンベアベルト106 の上面が上側コンベア101 の回転ボール104 の下端に接触するように配設されている。
このため、上側コンベア101 のコンベアベルト102 と下側コンベア105 のコンベアベルト106 を同時に駆動させれば、上側コンベア101 のコンベアベルト102 上に載せられた被搬送物を、上側コンベア101 のコンベアベルト102 の走行方向(図10では矢印Aの方向)に対して斜め前方(図10では矢印Cの方向)に平行移動させることができる。そして、下側コンベア105 のコンベアベルト106 のみを駆動すれば、被搬送物を、下側コンベア105 のコンベアベルト106 の走行方向(図10では矢印Bの方向)と逆方向、つまり上側コンベア101 のコンベアベルト102 の走行方向と直交する方向に平行移動させることができる。
したがって、従来例1のコンベア装置を用いれば、被搬送物の姿勢を保ったままで、被搬送物を平行移動させることができるから、コンベア装置の側方に設けられている他の作業装置等に被搬送物を搬送することができる。
そして、従来例1のコンベア装置から複数の作業装置等に被搬送物を供給する場合には、上記のごとき特別な供給装置を使用しても、上側コンベア101 に載せるときに、すべての被搬送物の姿勢を作業装置等に適した姿勢とすることは事実上不可能であり、結局、従来例1のコンベア装置と作業装置等との間に特別な方向転換用の移送装置を設けなければならない。
つまり、従来例1のコンベア装置は、上側コンベア101 上において被搬送物を平行移動させるという限られた用途には使用することできるものの、コンベア装置から別の作業装置等に被搬送物を移送することが必要な搬送設備に使用しても、その設備の大型化や複雑化などの問題を根本的に解消することはできない。
第2発明のコンベア装置は、ベルト本体と、該ベルト本体に対して回転可能に設けられた複数の回転体とからなる搬送ベルトを備え、該搬送ベルトの上面に載せられた被搬送物を搬送しながら該被搬送物の姿勢を変化させるコンベア装置であって、前記搬送ベルトの回転体が、その上端および下端が前記ベルト本体の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、方向転換ベルトを有する複数の方向転換コンベアが設けられており、該方向転換コンベアが、その方向転換ベルトの上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触し、かつ方向転換ベルトの走行方向が前記搬送ベルトの走行方向と平行となるように配設されており、該複数の方向転換コンベアにおいて、隣接する方向転換コンベアの走行方向が互いに逆方向であることを特徴とする。
第3発明のコンベア装置は、第1または第2発明において、前記搬送ベルトが、複数本設けられていることを特徴とする。
第4発明のコンベア装置は、第1または第2発明において、前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方において、前記方向転換コンベアが設けられていない位置に支持板が設けられており、該支持板は、その上面が、該支持板の上方に位置する前記搬送ベルトの上面に被搬送物を載せられると該搬送ベルトの回転体の下端と接触するが、該支持板の上方に位置する前記搬送ベルトの上面に被搬送物を載せられていない状態では該搬送ベルトの回転体の下端と接触しない高さとなるように配設されていることを特徴とする。
第5発明のコンベア装置は、第1または第2発明において、前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方において、前記方向転換コンベアが設けられていない位置に支持板が設けられており、該支持板は、その上面の摩擦係数が、前記方向転換ベルトの上面の摩擦係数と異なるものであることを特徴とする。
第2発明によれば、搬送ベルトに取り付けられている回転体は、その下端がベルト本体の下面から突出しており、かつ、方向転換コンベアは、その方向転換ベルトの上面が回転体の下端に接触するように配設されている。そして、方向転換コンベアは、その走行方向が搬送ベルトの走行方向と平行になるように配設されている。このため、方向転換コンベアの方向転換ベルトを走行させれば、搬送ベルトの上方から見た状態において、方向転換コンベアの上方に位置する回転体を、方向転換ベルトの上面と平行な軸周りであって、方向転換ベルトの走行方向と逆方向に回転させることができる。一方、回転体の上端は、ベルト本体の上面から突出しているから、搬送ベルトに載せられた被搬送物は、方向転換コンベアの上方に配置されると回転体を介して方向転換コンベアの方向転換ベルトによって支持されることになる。すると、方向転換コンベアの方向転換ベルトを走行させて、方向転換コンベアの上方に位置する回転体、つまり被搬送物と方向転換コンベアの間に位置する回転体を回転させれば、被搬送物を方向転換ベルトの走行方向と逆方向に移動させることができる。よって、搬送ベルトを走行させながら方向転換コンベアの方向転換ベルトを走行させれば、方向転換コンベアが設けられている箇所において、被搬送物を加速減速することができる。したがって、方向転換コンベアの走行速度を調整すれば、連続して搬送される被搬送物の搬送間隔を広げたり縮めたりすることができる。また、隣接する2つの方向転換コンベアの走行方向を逆方向にして、被搬送物を2つの方向転換コンベアに跨るように移動させれば、2つの方向転換コンベアの間を境界にして、被搬送物の移動速度に差を付けることができるから、被搬送物を、2つの方向転換コンベアの間の部分を中心として回転させることができ、搬送ベルトに載せたままで被搬送物の向きを変えることができる。
第3発明によれば、搬送ベルトが複数本設けられているので、各搬送ベルトの走行方向を調整すれば、搬送ベルトによって被搬送物の搬送方向を変化させることができる。また、被搬送物を、隣接する2つの搬送ベルトに跨るように配置し、隣接する2つの搬送ベルトの走行方向を逆方向にすれば、被搬送物に対して、2つの搬送ベルトの間の部分を境界にして逆方向の力が加わるから、被搬送物を、2つの搬送ベルトの間の部分を中心として回転させることができる。つまり、搬送ベルトだけでも、被搬送物の向きを変えることができる。そして、複数本の搬送ベルトの走行方向および走行速度と方向転換コンベアの走行方向および走行速度を調整すれば、搬送ベルト上の被搬送物の走行方向や向きを自在に調整することができる。
第4発明によれば、支持板の上方を被搬送物が移動するときには、回転体の下端と支持板の上面が接触するから、被搬送物の重量を支持板に支持させることができる。しかも、支持板の上方に被搬送物が配置されたときのみ両者が接触するように配設されているので、搬送経路を移動する搬送ベルトと支持板との間に発生する摩擦抵抗をより一層少なくすることができ、搬送ベルトの移動抵抗を少なくすることができる。
第5発明によれば、支持板の上面の摩擦係数を方向転換ベルトの上面の摩擦係数と異なるので、搬送ベルトが支持板の上面と方向転換ベルトの上面のいずれに位置するかによって回転体の回転数を変化させることができる。よって、支持板と方向転換ベルトの境界で、連続する被搬送物同士の間隔を接近離間させることができる。
本発明のコンベア装置は、ベルト本体に対して回転可能に取り付けられた複数の回転体を有する搬送ベルトを備え、その搬送ベルト上に被搬送物を載せて搬送するコンベア装置であって、搬送ベルトの回転体の回転を制御する機構を設けたことによって、被搬送物を搬送ベルト上に載せたままで、被搬送物の搬送方向や被搬送物の姿勢を変えることができるようにしたことに特徴を有するものである。
まず、本発明のコンベア装置の特徴である搬送ベルトの回転体の回転を制御する機構を説明する前に、搬送ベルトおよびその駆動機構を説明する。
図1および図2に示すように、一対の回転軸3,3には、複数のベルト車2が取り付けられている。そして、この一対の回転軸3,3に設けられているベルト車2間には、搬送ベルト10が巻き掛けられている。
このため、モータ5を駆動すれば、減速機4を介して一方の回転軸3が回転されるため、回転軸3に取り付けられているベルト車4も回転し、搬送ベルト10が、一対の回転軸3,3間を、一対の回転軸3,3の軸方向と垂直な方向に沿って直線走行される。そして、モータ5や減速機4によって回転軸3の回転方向を調整すれば、搬送ベルト10の走行方向を調整することができ、また、回転軸3の回転速度を調整すれば、搬送ベルト10の走行速度を調整することができるのである。
なお、搬送ベルト10において、一対の回転軸3,3の間において上方に位置する部分が、特許請求の範囲にいう搬送経路である。
このため、搬送ベルト10上に被搬送物Wを載せると、被搬送物Wはベルト部材11a には接触せず、回転体12にのみ接触した状態で支持されるのである。
さらになお、ベルト部材11a に取り付けられる回転体12は、球状のものが最も好ましいが、ベルト部材11a に対して搬送ベルト10の上面と平行な軸および垂直な軸周りに回転可能に取り付けられていればよく、とくに限定はない。例えば、搬送ベルト10の上面と平行な中心軸を有する円柱体でもよく、この場合には、円柱体が、その中心軸が搬送ベルト10の上面と平行かつその中心軸周りに回転可能であり、しかも、その中心軸が搬送ベルト10の上面と垂直な軸周りに回転可能となるようにベルト部材11a の貫通孔11h に取り付けておけばよい。
さらになお、ベルト本体11は複数のベルト部材11a を連結して形成したものでなくてもよく、例えば、一枚のシート状の部材によって形成したものでもよく、特に限定はない。
図1および図2に示すように、前記支持板6には、その中央部に貫通孔6hが設けられている。この貫通孔6hの内部には、回転体12の回転を制御する機構であるターンテーブル21が配設されている。このターンテーブル21は、支持板6に対して、支持板6の上面と垂直な軸まわりに回転可能に取り付けられており、その上面が前記支持板6の上面と同じ高さとなるように配設されている(図2)。つまり、ターンテーブル21は、その上面が回転体12の下端に接触する高さとなるように配設されている。
このターンテーブル21の下面には、ターンテーブル21の回転中心Pを通りかつターンテーブル21の上面に垂直な中心軸を有する円筒体21a が取り付けられている。この円筒体21a の内面には、その内面に沿って駆動部22のチェーン22c が取り付けられている。このチェーン22c にはスプロケット22b が掛合しており、このスプロケット22b は、モータ22a の主軸に取り付けられている。
なお、被搬送物Wがターンテーブル21の回転中心Pに位置している場合には、回転中心P周りにターンテーブル21の回転方向と逆方向に被搬送物Wを自転させることができるのは、言うまでもない。
被搬送物Wは、ターンテーブル21が設けられている箇所まで搬送されると搬送ベルト10の走行方向に移動するとともに、回転体12の回転方向、つまり、ターンテーブル21の回転中心Pを中心とする円周の接線方向に沿ってターンテーブル21の回転方向(図5(A)ではAの方向)と逆方向にも移動する(図5(A)のW2〜W3)。このため、被搬送物Wは、搬送ベルト10の走行方向に移動するだけでなく、その姿勢、つまり搬送ベルト10の走行方向に対する向きが変化し、搬送ベルト10上におけるその幅方向の位置も変化するのである。
やがて、被搬送物Wはターンテーブル21が設けられている箇所から離れるため、ターンテーブル21が設けられている箇所から離れたときの姿勢のままで、搬送ベルト10の走行方向に移動され、搬送ベルト10の他端から排出されるのである(図5(A)のW3〜W4)。
逆に、支持板6の上面の摩擦係数が、ターンテーブル21の上面の摩擦係数より大きくなるように調整すれば、被搬送物Wが支持板6からターンテーブル21に移動するときに、隣接する被搬送物W同士の間を接近させることができる。
この方向転換コンベア30A は、一対の回転軸31c, 32c間に方向転換ベルト31が巻き掛けられた公知のコンベア装置であり、駆動部32のモータ32a を駆動すると減速機32b を介して回転軸32c が回転され、方向転換ベルト31が直進往復走行するものである。そして、方向転換コンベア30A は、方向転換ベルト31の走行方向が、前記搬送ベルト10の走行方向に対して直交するように配設されている。
また、方向転換コンベア30B は、方向転換コンベア30A と実質同様の構成を有するものであり、方向転換ベルトの走行方向が、前記搬送ベルト10の走行方向に対して直交する、つまり、方向転換コンベア30A の方向転換ベルト31の走行方向と平行になるように配設されている。
そして、2台の方向転換コンベア30A, 30Bは、いずれも方向転換ベルトの上面が搬送ベルト10の回転体12の下端に接触するように配設されている。
したがって、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの上方に被搬送物Wが配置された状態において、搬送ベルト10を停止し、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを同じ方向に走行させれば、被搬送物Wを2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトの走行方向と逆方向に移動させて、搬送ベルト10の側方から排出することができるのである。
したがって、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの両方に跨るように被搬送物Wを配置した状態において、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを互いに逆方向に走行させてから、2つの方向転換コンベア30A, 30Bを同じ方向に移動させれば、被搬送物Wを、その姿勢、つまり向きを変えてから、搬送ベルト10の側方に排出することができるのである。
そして、被搬送物Wは、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトが設けられている箇所から離れれば、再び搬送ベルト10の走行方向にのみ移動されるから、被搬送物Wを搬送ベルト10の他端から排出することができるのである(図7(A)のW3〜W4)。
なお、方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトの走行速度、言い換えれば、回転体12の回転速度を速くして、被搬送物Wが方向転換コンベア30A, 30Bを通過する前に被搬送物Wが搬送ベルト10の側方まで移動する速度とすれば、被搬送物Wを搬送ベルト10の側方から排出できる。
したがって、搬送ベルト10を走行させながら2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを逆方向に移動させた場合には、被搬送物Wを、所望の方向に向けた状態で、搬送ベルト10の他端における搬送ベルト10の幅方向における所望の位置から排出することができるし、また、搬送ベルト10の側方からでも排出することができるのである。
なお、被搬送物Wの向き、つまり回転量は、搬送ベルト10の走行速度と、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの走行速度によって調整できることは言うまでもない。
さらになお、2台の方向転換コンベア30A, 30Bは、方向転換ベルトの走行方向が互いに平行となるように配設しなくてもよい。その場合であっても、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを、搬送ベルト10の幅方向の走行方向が逆向きになるように走行させれば、2台の方向転換コンベア30A, 30Bに跨るように被搬送物Wが配置されたときに、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの間での被搬送物Wを回転させることができる。
さらになお、方向転換コンベアを設ける数は2台に限られず、3台以上設けてもよく、方向転換コンベアの台数が多くなれば、被搬送物Wの姿勢や排出位置をよりも細かく調整することができる。
そして、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの走行方向を逆方向にして、被搬送物を2つの方向転換コンベアに跨るように移動させれば、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの間を境界にして、被搬送物Wの移動速度に差を付けることができるから、被搬送物Wを、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの間の部分を中心として回転させることができるから、搬送ベルト10に載せたままで被搬送物Wの向きを変えることができる。
なお、方向転換コンベアを設ける数は2台に限られず、1台でもよいし、3台以上設けてもよく、とくに限定はない。
図11に示すように、搬送ベルト10が2本設けられている場合には、2本の搬送ベルト10A, 10Bがそれぞれ単独で駆動できるようにしておけば、各搬送ベルト10A, 10Bの走行方向を調整して被搬送物Wの搬送方向を変化させることができる。
例えば、図11(A)に示すように、各搬送ベルト10A, 10Bを、その走行方向が互いに平行になるように配置し、その下方に、方向転換コンベア30A, 30Bを、その走行方向が各搬送ベルト10A, 10Bの走行方向と直交するように配設する。そして、図11の矢印の方向に各コンベアを走行させれば、各搬送ベルト10A, 10Bと方向転換コンベア30A, 30Bが交差する点(図11(A)では点CP)上の被搬送物Wを点CP周りに自転させることができる。また、被搬送物Wは、搬送ベルト10A, 10Bの幅方向における位置に係わらず、搬送ベルト10A, 10Bの境界L1または方向転換コンベア30A, 30Bの境界L2において自転させることができる。つまり、被搬送物Wが搬送ベルト10A, 10Bに跨るように配置されれば、搬送ベルト10A, 10Bの走行方向を逆方向にすれば、境界L1を境として被搬送物Wに対して逆方向の力が加わるから、被搬送物Wを、境界L1上の点を中心として回転させることができ、被搬送物Wの向きを変えることができる。被搬送物Wが方向転換コンベア30A, 30Bに跨るように配置された場合も、被搬送物Wを、境界L2上の点を中心として回転させることができ、被搬送物Wの向きを変えることができる。
例えば、搬送ベルト10の走行方向において、ターンテーブル21の上流側下流側に、走行方向が搬送ベルト10の走行方向と直交する方向転換コンベア30A, 30Bを配置すれば、上流側の方向転換コンベア30A によって、被搬送物Wがターンテーブル21の位置に進入するときにおける被搬送物Wの搬送ベルト10の幅方向位置を調整できるし、被搬送物Wがターンテーブル21の位置に進入する前に搬送ベルト10の側方から排出することもできる。また、ターンテーブル21によって向きを変化させた後で、下流側の方向転換コンベア30B によって搬送ベルト10の側方から排出させることもできる。
なお、図示しないが搬送ベルト10の走行方向において、ターンテーブル21の上流側下流側に、走行方向が搬送ベルト10の走行方向と平行な方向転換コンベア30A, 30Bを配置すれば、方向転換コンベア30A, 30B上を移動する被搬送物Wの移動速度を、ターンテーブル21上における被搬送物Wの移動速度よりも速くしたり遅くしたりすることができる。このため、上流側の方向転換コンベア30A によって、ターンテーブル21の位置に連続して進入する被搬送物W同士を接近離間させることができるし、下流側の方向転換コンベア30B によって、ターンテーブル21の位置から連続して排出される被搬送物W同士を接近離間させることもできる。
10 搬送ベルト
11 ベルト本体
12 回転体
21 ターンテーブル
30 方向転換コンベア
31 方向転換ベルト
W 被搬送物
Claims (5)
- ベルト本体と、該ベルト本体に対して回転可能に設けられた複数の回転体とからなる搬送ベルトを備え、該搬送ベルトの上面に載せられた被搬送物を搬送しながら該被搬送物の姿勢を変化させるコンベア装置であって、
前記搬送ベルトの回転体が、その上端および下端が前記ベルト本体の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、
前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、方向転換ベルトを有する、複数の方向転換コンベアが設けられており、
該複数の方向転換コンベアが、その方向転換ベルトの上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触し、かつ方向転換ベルトの走行方向が前記搬送ベルトの走行方向と交差するように配設されており、
該複数の方向転換コンベアにおいて、隣接する方向転換コンベアの走行方向が、互いに逆方向である
ことを特徴とするコンベア装置。 - ベルト本体と、該ベルト本体に対して回転可能に設けられた複数の回転体とからなる搬送ベルトを備え、該搬送ベルトの上面に載せられた被搬送物を搬送しながら該被搬送物の姿勢を変化させるコンベア装置であって、
前記搬送ベルトの回転体が、その上端および下端が前記ベルト本体の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、
前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、方向転換ベルトを有する複数の方向転換コンベアが設けられており、
該方向転換コンベアが、その方向転換ベルトの上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触し、かつ方向転換ベルトの走行方向が前記搬送ベルトの走行方向と平行となるように配設されており、
該複数の方向転換コンベアにおいて、隣接する方向転換コンベアの走行方向が互いに逆方向である
ことを特徴とするコンベア装置。 - 前記搬送ベルトが、複数本設けられている
ことを特徴とする請求項1または2記載のコンベア装置。 - 前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方において、前記方向転換コンベアが設けられていない位置に支持板が設けられており、
該支持板は、
その上面が、該支持板の上方に位置する前記搬送ベルトの上面に被搬送物を載せられると該搬送ベルトの回転体の下端と接触するが、該支持板の上方に位置する前記搬送ベルトの上面に被搬送物を載せられていない状態では該搬送ベルトの回転体の下端と接触しない高さとなるように配設されている
ことを特徴とする請求項1または2記載のコンベア装置。 - 前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方において、前記方向転換コンベアが設けられていない位置に支持板が設けられており、
該支持板は、
その上面の摩擦係数が、前記方向転換ベルトの上面の摩擦係数と異なるものである
ことを特徴とする請求項1または2記載のコンベア装置。
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