JP2005138918A - コンベア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被搬送物自体を回転させることができ、搬送中の被搬送物の向きや移動方向、移動速度を自在に変化させることができ、搬送設備をコンパクトかつ簡単な構造とすることができるコンベア装置を提供する。
【解決手段】ベルト本体11と、ベルト本体11に対して回転可能に設けられた複数の回転体12とからなる搬送ベルト10を備え、搬送ベルト10の上面に被搬送物Wを載せて搬送するコンベア装置1であって、搬送ベルト10の回転体12が、その上端および下端がベルト本体11の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、搬送ベルト10における搬送経路の下方に、搬送ベルト10の上面と垂直な軸周りに回転可能なターンテーブル21が設けられており、ターンテーブル21が、その上面が搬送ベルト10の回転体12の下端と接触するように配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンベア装置に関する。
従来から使用されているコンベア装置は、一対のベルト車間に巻き掛けられたベルトを備えており、一対のベルト車間でベルトを周回移動させることによって、ベルト上に載せられた被搬送物を、ベルトとともに搬送することができるものであった。
しかるに、かかるコンベア装置では、ベルトに直進往復移動しかさせることができないため、コンベア装置の側方に設けられている他の作業装置や別のコンベアに被搬送物を供給するには、ベルト上から他の作業装置に被搬送物を移送する特別な移送装置が必要であり、搬送設備の大型化や設備の複雑化などの問題を招いていた。
この問題を解決するコンベア装置として、従来例1(特許文献1)に示すものがある。
図10に示すように、従来例1のコンベア装置は、上側コンベア101 と、この上側コンベア101 に対して直角方向に配設された下側コンベア105 とを備えたものである。上側コンベア101 のコンベアベルト102 は、複数の回転ボール104 が回転可能に取付けられたベルトモジュール103 を連結して形成されており、下側コンベア105 は、そのコンベアベルト106 の上面が上側コンベア101 の回転ボール104 の下端に接触するように配設されている。
このため、上側コンベア101 のコンベアベルト102 と下側コンベア105 のコンベアベルト106 を同時に駆動させれば、上側コンベア101 のコンベアベルト102 上に載せられた被搬送物を、上側コンベア101 のコンベアベルト102 の走行方向(図10では矢印Aの方向)に対して斜め前方(図10では矢印Cの方向)に平行移動させることができる。そして、下側コンベア105 のコンベアベルト106 のみを駆動すれば、被搬送物を、下側コンベア105 のコンベアベルト106 の走行方向(図10では矢印Bの方向)と逆方向、つまり上側コンベア101 のコンベアベルト102 の走行方向と直交する方向に平行移動させることができる。
したがって、従来例1のコンベア装置を用いれば、被搬送物の姿勢を保ったままで、被搬送物を平行移動させることができるから、コンベア装置の側方に設けられている他の作業装置等に被搬送物を搬送することができる。
しかるに、従来例1のコンベア装置は、被搬送物を平行移動しかさせることができないから、被搬送物は、上側コンベア101 によって搬送されていたときのままの姿勢で別の作業装置等に供給されることになる。このため、被搬送物を、搬送されていたときの姿勢と異なる姿勢で作業装置等に対して供給しなければならない場合には、上側コンベア101 に載せる段階で、被搬送物の姿勢を作業装置等が要求する状態に調整しなければならない。すると、コンベア装置から別の装置等に被搬送物を移送する特別な移送装置は不要となるが、上側コンベア101 に被搬送物を載せるときに、被搬送物の姿勢を調整するための特別な供給装置が必要となる。
そして、従来例1のコンベア装置から複数の作業装置等に被搬送物を供給する場合には、上記のごとき特別な供給装置を使用しても、上側コンベア101 に載せるときに、すべての被搬送物の姿勢を作業装置等に適した姿勢とすることは事実上不可能であり、結局、従来例1のコンベア装置と作業装置等との間に特別な方向転換用の移送装置を設けなければならない。
つまり、従来例1のコンベア装置は、上側コンベア101 上において被搬送物を平行移動させるという限られた用途には使用することできるものの、コンベア装置から別の作業装置等に被搬送物を移送することが必要な搬送設備に使用しても、その設備の大型化や複雑化などの問題を根本的に解消することはできない。
特開2003‐182829号
本発明は上記事情に鑑み、被搬送物自体を回転させることができ、搬送中の被搬送物の向きや移動方向、移動速度を自在に変化させることができ、搬送設備をコンパクトかつ簡単な構造とすることができるコンベア装置を提供することを目的とする。
第1発明のコンベア装置は、ベルト本体と、該ベルト本体に対して回転可能に設けられた複数の回転体とからなる搬送ベルトを備え、該搬送ベルトの上面に被搬送物を載せて搬送するコンベア装置であって、前記搬送ベルトの回転体が、その上端および下端が前記ベルト本体の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、該搬送ベルトの上面と垂直な軸周りに回転可能なターンテーブルが設けられており、該ターンテーブルが、その上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触するように配設されていることを特徴とする。
第2発明のコンベア装置は、第1発明において、前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触するように配設された方向転換ベルトを有する複数の方向転換コンベアが設けられていることを特徴とする。
第3発明のコンベア装置は、ベルト本体と、該ベルト本体に対して回転可能に設けられた複数の回転体とからなる搬送ベルトを備え、該搬送ベルトの上面に被搬送物を載せて搬送するコンベア装置であって、前記搬送ベルトの回転体が、その上端および下端が前記ベルト本体の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、方向転換ベルトを有する、複数の方向転換コンベアが設けられており、該複数の方向転換コンベアが、その方向転換ベルトの上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触し、かつ方向転換ベルトの走行方向が前記搬送ベルトの走行方向と交差するように配設されていることを特徴とする。
第4発明のコンベア装置は、ベルト本体と、該ベルト本体に対して回転可能に設けられた複数の回転体とからなる搬送ベルトを備え、該搬送ベルトの上面に被搬送物を載せて搬送するコンベア装置であって、前記搬送ベルトの回転体が、その上端および下端が前記ベルト本体の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、方向転換ベルトを有する方向転換コンベアが設けられており、該方向転換コンベアが、その方向転換ベルトの上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触し、かつ方向転換ベルトの走行方向が前記搬送ベルトの走行方向と平行となるように配設されていることを特徴とする。
第5発明のコンベア装置は、第3発明において、前記方向転換コンベアが、複数設けられており、該複数の方向転換用コンベアの方向転換ベルトの走行方向が互いに平行になるように配設されていることを特徴とする。
第6発明のコンベア装置は、第3,4または5発明において、前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、該搬送ベルトの上面と垂直な軸周りに回転可能なターンテーブルが設けられており、該ターンテーブルが、その上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触するように配設されていることを特徴とする。
第7発明のコンベア装置は、第1,2,3,4、5または6発明において、前記搬送ベルトが、複数本設けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、搬送ベルトに取り付けられている回転体は、その下端がベルト本体の下面から突出しており、かつ、ターンテーブルは、その上面が回転体の下端に接触するように配設されている。このため、ターンテーブルを回転させれば、搬送ベルトの上方から見た状態において、ターンテーブルの上方に位置する回転体を、ターンテーブルの上面と平行な軸周りであって、ターンテーブルの回転軸を中心とする円周の接線方向に沿ってターンテーブルの回転方向と逆方向に回転させることができる。一方、回転体の上端は、ベルト本体の上面から突出しているから、搬送ベルトに載せられた被搬送物は、ターンテーブルの上方に配置されると回転体を介してターンテーブルによって支持されることになる。すると、ターンテーブルを回転させて、ターンテーブルの上方に位置する回転体、つまり被搬送物とターンテーブルの間に位置する回転体を回転させれば、被搬送物をターンテーブルの回転軸を中心とする円周の接線方向に沿ってターンテーブルの回転方向と逆方向に回転させることができる。よって、被搬送物をターンテーブルの上方に配置した状態において、搬送ベルトを停止させてターンテーブルのみを回転させれば、被搬送物を、ターンテーブルの回転軸を中心とする円周の接線方向に沿ってターンテーブルの回転方向と逆方向に回転させることができる。また、搬送ベルトを走行させながらターンテーブルを回転させれば、ターンテーブルが設けられていない箇所では、被搬送物を搬送ベルトの走行方向にのみ移動させることができ、ターンテーブルが設けられている箇所では、被搬送物を搬送ベルトの走行方向に移動させながらターンテーブルの回転軸を中心とする円周の接線方向に沿ってターンテーブルの回転方向と逆方向に移動させることができる。したがって、ターンテーブルを回転させれば、搬送ベルトに載せたままで被搬送物の向きおよび移動方向を変えることができるから、コンベア装置と、その周囲に設けられている作業装置等との間に特別な方向転換用の移送装置を設けなくても、被搬送物を作業装置等に所望の姿勢で供給することができ、搬送設備をコンパクトかつ簡単な構造とすることができる。
第2発明によれば、方向転換コンベアを、その走行方向が搬送ベルトの走行方向に対して交差するように配設すれば、その方向転換コンベア上を移動する被搬送物を、搬送ベルトの走行方向に対して交差する方向にも移動させることができる。また、方向転換コンベアを、その走行方向が搬送ベルトの走行方向と平行になるように配設すれば、その方向転換コンベア上を移動する被搬送物の搬送速度を加減速することができる。よって、ターンテーブルによる回転に加えて、方向転換コンベアによっても被搬送物の移動方向を変えることができるから、コンベア装置から、その周囲に設けられている作業装置等に被搬送物を供給する位置等の自由度を高くすることができる。
第3発明によれば、搬送ベルトに取り付けられている回転体は、その下端がベルト本体の下面から突出しており、かつ、複数の方向転換コンベアは、その方向転換ベルトの上面が回転体の下端に接触するように配設されている。そして、複数の方向転換コンベアは、その走行方向が搬送ベルトの走行方向に対して交差するように配設されている。このため、方向転換コンベアの方向転換ベルトを走行させれば、搬送ベルトの上方から見た状態において、方向転換コンベアの上方に位置する回転体を、方向転換ベルトの上面と平行な軸周りであって、方向転換ベルトの走行方向と逆方向に回転させることができる。一方、回転体の上端は、ベルト本体の上面から突出しているから、搬送ベルトに載せられた被搬送物は、方向転換コンベアの上方に配置されると回転体を介して方向転換コンベアの方向転換ベルトによって支持されることになる。すると、方向転換コンベアの方向転換ベルトを走行させて、方向転換コンベアの上方に位置する回転体、つまり被搬送物と方向転換コンベアの間に位置する回転体を回転させれば、被搬送物を方向転換ベルトの走行方向と逆方向に移動させることができる。よって、被搬送物を方向転換コンベアの上方に配置した状態において、搬送ベルトを停止させて方向転換コンベアの方向転換ベルトのみを走行させれば、方向転換コンベアが設けられている箇所に載せられている被搬送物を、方向転換コンベアの方向転換ベルトの走行方向と逆方向に移動させることができる。しかも、搬送ベルトを走行させながら方向転換コンベアの方向転換ベルトを走行させれば、方向転換コンベアの方向転換ベルトが設けられていない箇所では、被搬送物を搬送ベルトの走行方向に移動させることができ、方向転換コンベアの方向転換ベルトが設けられている箇所では、被搬送物を搬送ベルトの走行方向に対して斜めに移動させることができる。また、隣接する2つの方向転換コンベアの走行方向を逆方向にすれば、被搬送物が2つの方向転換コンベアの間を通過するときに、被搬送物に対して、2つの方向転換コンベアの間の部分を境界にして逆方向の力が加わるから、被搬送物を、2つの方向転換コンベアの間の部分を中心として回転させることができる。したがって、複数の方向転換コンベアの走行方向を調整すれば、搬送ベルトに載せたままで被搬送物の向きおよび移動方向を変えることができるから、コンベア装置と、その周囲に設けられている作業装置等との間に特別な方向転換用の移送装置を設けなくても、被搬送物を作業装置等に所望の姿勢で供給することができ、搬送設備をコンパクトかつ簡単な構造とすることができる。
第4発明によれば、搬送ベルトに取り付けられている回転体は、その下端がベルト本体の下面から突出しており、かつ、方向転換コンベアは、その方向転換ベルトの上面が回転体の下端に接触するように配設されている。そして、方向転換コンベアは、その走行方向が搬送ベルトの走行方向と平行になるように配設されている。このため、方向転換コンベアの方向転換ベルトを走行させれば、搬送ベルトの上方から見た状態において、方向転換コンベアの上方に位置する回転体を、方向転換ベルトの上面と平行な軸周りであって、方向転換ベルトの走行方向と逆方向に回転させることができる。一方、回転体の上端は、ベルト本体の上面から突出しているから、搬送ベルトに載せられた被搬送物は、方向転換コンベアの上方に配置されると回転体を介して方向転換コンベアの方向転換ベルトによって支持されることになる。すると、方向転換コンベアの方向転換ベルトを走行させて、方向転換コンベアの上方に位置する回転体、つまり被搬送物と方向転換コンベアの間に位置する回転体を回転させれば、被搬送物を方向転換ベルトの走行方向と逆方向に移動させることができる。よって、搬送ベルトを走行させながら方向転換コンベアの方向転換ベルトを走行させれば、方向転換コンベアが設けられている箇所において、被搬送物を加速減速することができる。したがって、方向転換コンベアの走行速度を調整すれば、連続して搬送される被搬送物の搬送間隔を広げたり縮めたりすることができる。
第5発明によれば、隣接する2つの方向転換コンベアの走行方向を逆方向にして、被搬送物を2つの方向転換コンベアに跨るように移動させれば、2つの方向転換コンベアの間を境界にして、被搬送物の移動速度に差を付けることができるから、被搬送物を、2つの方向転換コンベアの間の部分を中心として回転させることができ、搬送ベルトに載せたままで被搬送物の向きを変えることができる。
第6発明によれば、ターンテーブルによって被搬送物の向きを自由に変えることができるから、コンベア装置から、その周囲に設けられている作業装置等に被搬送物を供給する位置等の自由度を高くすることができる。
第7発明によれば、搬送ベルトが複数本設けられているので、各搬送ベルトの走行方向を調整すれば、搬送ベルトによって被搬送物の搬送方向を変化させることができる。また、被搬送物を、隣接する2つの搬送ベルトに跨るように配置し、隣接する2つの搬送ベルトの走行方向を逆方向にすれば、被搬送物に対して、2つの搬送ベルトの間の部分を境界にして逆方向の力が加わるから、被搬送物を、2つの搬送ベルトの間の部分を中心として回転させることができる。つまり、搬送ベルトだけでも、被搬送物の向きを変えることができる。そして、複数本の搬送ベルトの走行方向および走行速度と、ターンテーブルの回転方向および回転速度、または方向転換コンベアの走行方向および走行速度を調整すれば、搬送ベルト上の被搬送物の走行方向や向きを自在に調整することができる。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明のコンベア装置は、ベルト本体に対して回転可能に取り付けられた複数の回転体を有する搬送ベルトを備え、その搬送ベルト上に被搬送物を載せて搬送するコンベア装置であって、搬送ベルトの回転体の回転を制御する機構を設けたことによって、被搬送物を搬送ベルト上に載せたままで、被搬送物の搬送方向や被搬送物の姿勢を変えることができるようにしたことに特徴を有するものである。
まず、本発明のコンベア装置の特徴である搬送ベルトの回転体の回転を制御する機構を説明する前に、搬送ベルトおよびその駆動機構を説明する。
図1は本実施形態のコンベア装置1の概略平面図である。図2は本実施形態のコンベア装置1の概略側面図である。図1および図2において、符号3は、互いに平行に配設された一対の回転軸を示している。一対の回転軸3,3のうち、一方の回転軸3(図1では左側)には、減速機4を介してモータ5が接続されている。
図1および図2に示すように、一対の回転軸3,3には、複数のベルト車2が取り付けられている。そして、この一対の回転軸3,3に設けられているベルト車2間には、搬送ベルト10が巻き掛けられている。
このため、モータ5を駆動すれば、減速機4を介して一方の回転軸3が回転されるため、回転軸3に取り付けられているベルト車4も回転し、搬送ベルト10が、一対の回転軸3,3間を、一対の回転軸3,3の軸方向と垂直な方向に沿って直線走行される。そして、モータ5や減速機4によって回転軸3の回転方向を調整すれば、搬送ベルト10の走行方向を調整することができ、また、回転軸3の回転速度を調整すれば、搬送ベルト10の走行速度を調整することができるのである。
なお、搬送ベルト10において、一対の回転軸3,3の間において上方に位置する部分が、特許請求の範囲にいう搬送経路である。
図3は搬送ベルト10の拡大側面図である。図4は搬送ベルト10の拡大平面図である。図3および図4に示すように、搬送ベルト10のベルト本体11は、複数のベルト部材11a を、互いに屈曲可能に連結して形成されたものである。各ベルト部材11a には、上下を貫通する複数の貫通孔11h が形成されており、各貫通孔11h には、それぞれ球状の回転体12がベルト部材11a に対して回転可能に取り付けられている。つまり、搬送ベルト10のベルト本体11には、複数の回転体12が回転可能に取り付けられているのである。しかも、回転体12は、その上端および下端が、ベルト部材11a の上面および下面から常に突出した状態となるように取り付けられている。
このため、搬送ベルト10上に被搬送物Wを載せると、被搬送物Wはベルト部材11a には接触せず、回転体12にのみ接触した状態で支持されるのである。
図1〜図3に示すように、前記一対の回転軸3,3間において、搬送ベルト10の搬送経路の下方には、支持板6が設けられている。この支持板6は、その上面が回転体12の下端に接触するように配設されており、その上面が、搬送経路を走行する搬送ベルト10の上面と平行となるように配設されている。
このため、モータ5を駆動して搬送ベルト10を走行させれば、搬送ベルト10の移動によって、回転体12には、ベルト部材11a から搬送ベルト10の移動方向(図1〜3ではXの方向)に沿った力が加わることになる。回転体12はその下端が支持板6に接触しているから、搬送ベルト10の移動にともなって、支持板6上を、支持板6の上面と平行な軸周りに、搬送ベルト10の移動方向に沿って回転し(図3ではaの方向)、搬送ベルト10と共に移動する。言い換えれば、回転体12は、搬送ベルト10の上方から見て、搬送ベルト10に対する支持板6の相対的な移動方向と逆方向に回転しながら搬送ベルト10と共に移動するのである。すると、搬送ベルト10に載せられている被搬送物Wは、回転体12との間の摩擦によって回転体12の回転方向、つまり、搬送ベルト10に対する支持板6の相対的な移動方向と逆方向に移動されるのである。しかも、搬送ベルト10によって直接移動されているのではなく、回転体12の回転によって移動されているから、被搬送物Wを、搬送ベルト10の移動速度と回転体12の周速度を足し合わせた速度で移動させることができる。つまり、被搬送物Wを、搬送ベルト10の走行速度よりも速く、具体的には、搬送ベルト10の走行速度の2倍の速度で移動させることができるのである。
なお、各ベルト部材11a は、回転体12が回転可能に取り付けられていればどのような構成でもよく、製造方法や構造に限定はない。例えば、ベルト部材11a を一枚の板状の部材によって形成してもよいし、複数の部材から形成してもよい。また、回転体12の取り付け方法も特に限定されず、ベルト部材11a を一枚の板状の部材によって形成した場合には貫通孔11h に回転体12を圧入する等して取り付ければよいし、ベルト部材11a を複数の部材から形成した場合には複数の部材、つまり2以上の部材によって回転体12を挟んで固定してもよい。
さらになお、ベルト部材11a に取り付けられる回転体12は、球状のものが最も好ましいが、ベルト部材11a に対して搬送ベルト10の上面と平行な軸および垂直な軸周りに回転可能に取り付けられていればよく、とくに限定はない。例えば、搬送ベルト10の上面と平行な中心軸を有する円柱体でもよく、この場合には、円柱体が、その中心軸が搬送ベルト10の上面と平行かつその中心軸周りに回転可能であり、しかも、その中心軸が搬送ベルト10の上面と垂直な軸周りに回転可能となるようにベルト部材11a の貫通孔11h に取り付けておけばよい。
さらになお、ベルト本体11は複数のベルト部材11a を連結して形成したものでなくてもよく、例えば、一枚のシート状の部材によって形成したものでもよく、特に限定はない。
さて、搬送ベルト10の回転体12の回転を制御する機構を説明する。
図1および図2に示すように、前記支持板6には、その中央部に貫通孔6hが設けられている。この貫通孔6hの内部には、回転体12の回転を制御する機構であるターンテーブル21が配設されている。このターンテーブル21は、支持板6に対して、支持板6の上面と垂直な軸まわりに回転可能に取り付けられており、その上面が前記支持板6の上面と同じ高さとなるように配設されている(図2)。つまり、ターンテーブル21は、その上面が回転体12の下端に接触する高さとなるように配設されている。
このターンテーブル21の下面には、ターンテーブル21の回転中心Pを通りかつターンテーブル21の上面に垂直な中心軸を有する円筒体21a が取り付けられている。この円筒体21a の内面には、その内面に沿って駆動部22のチェーン22c が取り付けられている。このチェーン22c にはスプロケット22b が掛合しており、このスプロケット22b は、モータ22a の主軸に取り付けられている。
このため、モータ22a を駆動させると、スプロケット22b ,チェーン22c を介してターンテーブル21が回転されるため、ターンテーブル21の上方に位置する複数の回転体12は、搬送ベルト10の上方から見た状態において(図1の方向)、ターンテーブル21の上面と平行な軸周りに、ターンテーブル21の回転中心Pを中心とする円周の接線方向に沿ってターンテーブル21の回転方向(図1および図3ではAの方向)と逆方向(図3ではbの方向)に回転される。つまり、ターンテーブル21の上方に位置する複数の回転体12は、搬送ベルト10の上方から見た状態において、搬送ベルト10に対するターンテーブル21の相対的な移動方向と逆方向に回転されるのである
したがって、ターンテーブル21の上方に被搬送物Wが配置された状態において、搬送ベルト10を停止させてターンテーブル21を回転させれば、被搬送物Wを、ターンテーブル21の上方に位置する複数の回転体12の回転方向、つまり、ターンテーブル21と被搬送物Wとの間に位置する回転体12の回転方向に移動させることができる。言い換えれば、被搬送物Wを、ターンテーブル21の回転中心P周りにターンテーブル21の回転方向と逆方向に周回移動させることができるのである。
なお、被搬送物Wがターンテーブル21の回転中心Pに位置している場合には、回転中心P周りにターンテーブル21の回転方向と逆方向に被搬送物Wを自転させることができるのは、言うまでもない。
さらになお、ターンテーブル21の駆動機構は上記の構造に限られず、例えば、ターンテーブル21の円筒体21a の外面にチェーンを取り付けてもよいし、エアシリンダによって回転させる構造等としてもよく、特に限定はない。
また、図5に示すように、搬送ベルト10を走行させながらターンテーブル21を回転させた場合、搬送ベルト10の一端(図5(A)では左端)から供給された被搬送物Wは、ターンテーブル21が設けられている箇所までは搬送ベルト10の走行方向(図5(A)ではXの方向)にのみ移動される。(図5(A)のW1〜W2)
被搬送物Wは、ターンテーブル21が設けられている箇所まで搬送されると搬送ベルト10の走行方向に移動するとともに、回転体12の回転方向、つまり、ターンテーブル21の回転中心Pを中心とする円周の接線方向に沿ってターンテーブル21の回転方向(図5(A)ではAの方向)と逆方向にも移動する(図5(A)のW2〜W3)。このため、被搬送物Wは、搬送ベルト10の走行方向に移動するだけでなく、その姿勢、つまり搬送ベルト10の走行方向に対する向きが変化し、搬送ベルト10上におけるその幅方向の位置も変化するのである。
やがて、被搬送物Wはターンテーブル21が設けられている箇所から離れるため、ターンテーブル21が設けられている箇所から離れたときの姿勢のままで、搬送ベルト10の走行方向に移動され、搬送ベルト10の他端から排出されるのである(図5(A)のW3〜W4)。
また、図5(B)に示すように、搬送ベルト10とターンテーブル21の回転速度を調整すれば、被搬送物Wの搬送ベルト10の幅方向の位置を変化させることなく、被搬送物Wの方向だけを変化させることも可能である。
したがって、搬送ベルト10を走行させながらターンテーブル21を回転させれば、搬送ベルト10に載せたままで被搬送物Wの向き、搬送ベルト10の幅方向の位置および移動方向を変えることができるから、コンベア装置1と、その周囲に設けられている作業装置等との間に特別な方向転換用の移送装置を設けなくても、被搬送物Wを作業装置等に所望の姿勢で供給することができ、コンベア装置1を備えた搬送設備をコンパクトかつ簡単な構造とすることができる。
なお、搬送ベルト10は、支持板6やターンテーブル21と回転体12を介して接触しており、ベルト本体11は直接接触しない。すると、搬送ベルト10と支持板6等との間に発生する摩擦は転がり摩擦になるから、搬送ベルト10のベルト本体11が直接支持板6等に接触して移動する場合に比べて摩擦抵抗は小さくなっている。しかし、搬送ベルト10と支持板6等が、支持板6等の上方に被搬送物Wが配置されたときのみ両者が接触する、つまり支持板6等の上方に被搬送物Wが配置されたときのみ回転体12の下端と支持板6等の上面が接触するように配設しておけば、被搬送物Wが載せられていない部分では、搬送ベルト10の回転体12と支持板6等が接触しない。すると、搬送経路を移動する搬送ベルト10と支持板6等との間に発生する摩擦抵抗をより一層少なくすることができ、搬送ベルト10の移動抵抗を少なくすることができる。
さらになお、支持板6の上面の摩擦係数が、ターンテーブル21の上面の摩擦係数よりも小さくなるように調整してもよい。この場合、搬送ベルト10が支持板6上を移動するときには回転体12と支持板6との間で滑りが発生するため、搬送ベルト10が支持板6上を移動するときの回転体12の回転数を、搬送ベルト10がターンテーブル21上を移動するときの回転体12の回転数よりも低くすることができる。すると、搬送ベルト10の走行方向において、被搬送物Wが支持板6上を移動するときの移動速度を、ターンテーブル21上を移動するときの移動速度よりも遅くすることができるから、被搬送物Wが支持板6からターンテーブル21に移動するときに、隣接する被搬送物W同士の間を離間させることができる。
逆に、支持板6の上面の摩擦係数が、ターンテーブル21の上面の摩擦係数より大きくなるように調整すれば、被搬送物Wが支持板6からターンテーブル21に移動するときに、隣接する被搬送物W同士の間を接近させることができる。
また、搬送ベルト10の回転体12の回転を制御する機構は、上記のごときターンテーブル21でなくてもよく、以下のように、搬送ベルト10の搬送経路の下方に公知のコンベア装置を設けて回転を制御する機構としてもよい。
図6に示すように、搬送ベルト10の搬送経路の下方には、2台の方向転換コンベア30A, 30Bが設けられている。
この方向転換コンベア30A は、一対の回転軸31c, 32c間に方向転換ベルト31が巻き掛けられた公知のコンベア装置であり、駆動部32のモータ32a を駆動すると減速機32b を介して回転軸32c が回転され、方向転換ベルト31が直進往復走行するものである。そして、方向転換コンベア30A は、方向転換ベルト31の走行方向が、前記搬送ベルト10の走行方向に対して直交するように配設されている。
また、方向転換コンベア30B は、方向転換コンベア30A と実質同様の構成を有するものであり、方向転換ベルトの走行方向が、前記搬送ベルト10の走行方向に対して直交する、つまり、方向転換コンベア30A の方向転換ベルト31の走行方向と平行になるように配設されている。
そして、2台の方向転換コンベア30A, 30Bは、いずれも方向転換ベルトの上面が搬送ベルト10の回転体12の下端に接触するように配設されている。
このため、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを同じ方向に走行させれば、搬送ベルト10の上方から見た状態において(図6)、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの上方に位置する回転体12を、方向転換ベルトの上面と平行な軸周りであって、方向転換ベルトの走行方向と逆方向に回転させることができる。つまり、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの上方に位置する回転体12は、搬送ベルト10の上方から見た状態において、搬送ベルト10に対する2台の方向転換コンベア30A, 30Bの相対的な移動方向と逆方向に回転されるのである
すると、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの上方に被搬送物Wが配置された状態において、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを同じ方向に走行させれば、被搬送物Wを、方向転換コンベアの上方に位置する回転体12の回転方向、つまり、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトと被搬送物Wとの間に位置する回転体12の回転方向に移動させることができる。言い換えれば、被搬送物Wを2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトの走行方向と逆方向に移動させることができる。
したがって、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの上方に被搬送物Wが配置された状態において、搬送ベルト10を停止し、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを同じ方向に走行させれば、被搬送物Wを2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトの走行方向と逆方向に移動させて、搬送ベルト10の側方から排出することができるのである。
また、図7(A)に示すように、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの両方に跨るように被搬送物Wを配置した状態において、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを互いに逆方向(図7(A)ではAおよびBの方向)に走行させれば、被搬送物Wには、2つの方向転換コンベア30A, 30Bの間の部分を境界にして逆方向の力が加わることになり、被搬送物Wは、2つの方向転換コンベアの間の部分を中心として、搬送ベルト10の上面と垂直な軸周りに回転させることができる(図7(A)ではaの方向)。
したがって、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの両方に跨るように被搬送物Wを配置した状態において、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを互いに逆方向に走行させてから、2つの方向転換コンベア30A, 30Bを同じ方向に移動させれば、被搬送物Wを、その姿勢、つまり向きを変えてから、搬送ベルト10の側方に排出することができるのである。
また、図7(B)に示すように、搬送ベルト10を走行させながら2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを同じ方向走行させた場合、搬送ベルト10の一端(図7(B)では左端)から供給された被搬送物Wは、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトが設けられている箇所までは搬送ベルト10の走行方向(図7(B)ではXの方向)にのみ移動され(図7(B)のW1〜W2)、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトが設けられている箇所では搬送ベルト10の走行方向に対して斜めに移動されることになる(図7(B)のW2〜W3)。このため、被搬送物Wは、搬送ベルト10の走行方向に移動するだけでなく、搬送ベルト10上におけるその幅方向の位置も変化される。
そして、被搬送物Wは、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトが設けられている箇所から離れれば、再び搬送ベルト10の走行方向にのみ移動されるから、被搬送物Wを搬送ベルト10の他端から排出することができるのである(図7(A)のW3〜W4)。
なお、方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトの走行速度、言い換えれば、回転体12の回転速度を速くして、被搬送物Wが方向転換コンベア30A, 30Bを通過する前に被搬送物Wが搬送ベルト10の側方まで移動する速度とすれば、被搬送物Wを搬送ベルト10の側方から排出できる。
一方、図7(C)に示すように、搬送ベルト10を走行させながら2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを逆方向に移動させた場合には、2つの方向転換コンベア30A, 30Bの間を通過するとき(図7(C)のW5〜W6)、言い換えれば、被搬送物Wが2つの方向転換コンベア30A, 30Bに跨った状態で配置されたときに、被搬送物Wを2つの方向転換コンベアの間の部分を中心として回転させて、その向きを変えることができる。
したがって、搬送ベルト10を走行させながら2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを逆方向に移動させた場合には、被搬送物Wを、所望の方向に向けた状態で、搬送ベルト10の他端における搬送ベルト10の幅方向における所望の位置から排出することができるし、また、搬送ベルト10の側方からでも排出することができるのである。
なお、被搬送物Wの向き、つまり回転量は、搬送ベルト10の走行速度と、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの走行速度によって調整できることは言うまでもない。
上記のごとく、搬送ベルト10の搬送経路の下方に2台の方向転換コンベア30A, 30Bを設けた場合には、搬送ベルト10上において、被搬送物Wの向き、搬送ベルト10の幅方向の位置および排出位置を自在に調整することができるから、本実施形態のコンベア装置1と、その周囲に設けられている作業装置等との間に特別な方向転換用の移送装置を設けなくても、被搬送物Wを作業装置等に所望の姿勢で供給することができ、搬送設備をコンパクトかつ簡単な構造とすることができる。
なお、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトは、その走行方向が搬送ベルト10の走行方向に対して傾いていれば直交していなくてもよい。
さらになお、2台の方向転換コンベア30A, 30Bは、方向転換ベルトの走行方向が互いに平行となるように配設しなくてもよい。その場合であっても、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの方向転換ベルトを、搬送ベルト10の幅方向の走行方向が逆向きになるように走行させれば、2台の方向転換コンベア30A, 30Bに跨るように被搬送物Wが配置されたときに、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの間での被搬送物Wを回転させることができる。
さらになお、方向転換コンベアを設ける数は2台に限られず、3台以上設けてもよく、方向転換コンベアの台数が多くなれば、被搬送物Wの姿勢や排出位置をよりも細かく調整することができる。
図8に示すように、2台の方向転換コンベア30A, 30Bを、その方向転換ベルトの走行方向が、搬送ベルト10の走行方向と平行になるように配設してもよい。この場合、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの走行方向をいずれもを搬送ベルト10の走行方向と逆方向に走行させれば、方向転換コンベア30A, 30Bが設けられている箇所において、被搬送物Wを加速することができるし、逆に、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの走行方向をいずれもを搬送ベルト10の走行方向と同じ方向に走行させれば、方向転換コンベア30A, 30Bが設けられている箇所において、被搬送物Wを減速することができる。すると、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの走行速度を調整すれば、搬送ベルト10上を連続して搬送される被搬送物Wの搬送間隔を広げたり縮めたりすることができる。
そして、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの走行方向を逆方向にして、被搬送物を2つの方向転換コンベアに跨るように移動させれば、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの間を境界にして、被搬送物Wの移動速度に差を付けることができるから、被搬送物Wを、2台の方向転換コンベア30A, 30Bの間の部分を中心として回転させることができるから、搬送ベルト10に載せたままで被搬送物Wの向きを変えることができる。
なお、方向転換コンベアを設ける数は2台に限られず、1台でもよいし、3台以上設けてもよく、とくに限定はない。
また、コンベア装置1は、搬送ベルト10を2本以上備えていてもよい。
図11に示すように、搬送ベルト10が2本設けられている場合には、2本の搬送ベルト10A, 10Bがそれぞれ単独で駆動できるようにしておけば、各搬送ベルト10A, 10Bの走行方向を調整して被搬送物Wの搬送方向を変化させることができる。
例えば、図11(A)に示すように、各搬送ベルト10A, 10Bを、その走行方向が互いに平行になるように配置し、その下方に、方向転換コンベア30A, 30Bを、その走行方向が各搬送ベルト10A, 10Bの走行方向と直交するように配設する。そして、図11の矢印の方向に各コンベアを走行させれば、各搬送ベルト10A, 10Bと方向転換コンベア30A, 30Bが交差する点(図11(A)では点CP)上の被搬送物Wを点CP周りに自転させることができる。また、被搬送物Wは、搬送ベルト10A, 10Bの幅方向における位置に係わらず、搬送ベルト10A, 10Bの境界L1または方向転換コンベア30A, 30Bの境界L2において自転させることができる。つまり、被搬送物Wが搬送ベルト10A, 10Bに跨るように配置されれば、搬送ベルト10A, 10Bの走行方向を逆方向にすれば、境界L1を境として被搬送物Wに対して逆方向の力が加わるから、被搬送物Wを、境界L1上の点を中心として回転させることができ、被搬送物Wの向きを変えることができる。被搬送物Wが方向転換コンベア30A, 30Bに跨るように配置された場合も、被搬送物Wを、境界L2上の点を中心として回転させることができ、被搬送物Wの向きを変えることができる。
なお、図11(B)に示すように、各搬送ベルト10A, 10Bの下方には、ターンテーブル21を設けてもよい。この場合、各搬送ベルト10A, 10Bを逆方向に走行させながらターンテーブル21を回転させれば、搬送ベルト10A の左端から搬送されてきた被搬送物Wを、ターンテーブル21によって搬送ベルト10B に移載した後、もとの方向、つまり搬送ベルト10B の左端に戻すことができる。また、各搬送ベルト10A, 10Bを同じ方向に走行させながらターンテーブル21を回転させれば、搬送ベルト10A, 10B上の被搬送物Wを、ターンテーブル21の中心周りに自転や周回移動させることもできる。
さらに、図9に示すように、搬送ベルト10の搬送経路の下方に、上述したようにターンテーブル21と方向転換コンベア30を両方設けてもよい。
例えば、搬送ベルト10の走行方向において、ターンテーブル21の上流側下流側に、走行方向が搬送ベルト10の走行方向と直交する方向転換コンベア30A, 30Bを配置すれば、上流側の方向転換コンベア30A によって、被搬送物Wがターンテーブル21の位置に進入するときにおける被搬送物Wの搬送ベルト10の幅方向位置を調整できるし、被搬送物Wがターンテーブル21の位置に進入する前に搬送ベルト10の側方から排出することもできる。また、ターンテーブル21によって向きを変化させた後で、下流側の方向転換コンベア30B によって搬送ベルト10の側方から排出させることもできる。
なお、図示しないが搬送ベルト10の走行方向において、ターンテーブル21の上流側下流側に、走行方向が搬送ベルト10の走行方向と平行な方向転換コンベア30A, 30Bを配置すれば、方向転換コンベア30A, 30B上を移動する被搬送物Wの移動速度を、ターンテーブル21上における被搬送物Wの移動速度よりも速くしたり遅くしたりすることができる。このため、上流側の方向転換コンベア30A によって、ターンテーブル21の位置に連続して進入する被搬送物W同士を接近離間させることができるし、下流側の方向転換コンベア30B によって、ターンテーブル21の位置から連続して排出される被搬送物W同士を接近離間させることもできる。
さらに、図12に示すように、ターンテーブル21に方向転換コンベア30を内蔵させて、ターンテーブル21の上面と方向転換コンベア30の方向転換ベルトの上面が同じ高さとなるように配設してもよい。この場合には、例えば、搬送ベルト10によってターンテーブル21の位置まで被搬送物Wを移動させた後で搬送ベルト10を停止させ、ターンテーブル21によって被搬送物Wを自転させたのち、搬送ベルト10を停止させたままで方向転換コンベア30を作動させれば、ターンテーブル21の側方からでも、被搬送物Wを搬送ベルト10から排出させることができる。
なお、搬送ベルト10、ターンテーブル21、方向転換コンベア30の組み合わせや配置は、上記のものに限られず、本発明のコンベア装置が適用される設備やラインに合わせて適宜調整すればよい。
本発明のコンベア装置は、ロジスティクスセンタ等における入出庫ラインや仕分けライン、また、工場内における材料や半製品の工程間移載ラインなど、種々の物体の搬送を行なう搬送設備に使用することができる。
本実施形態のコンベア装置1の概略平面図である。 本実施形態のコンベア装置1の概略側面図である。 搬送ベルト10の拡大側面図である。 搬送ベルト10の拡大平面図である。 本実施形態のコンベア装置1における被搬送物Wの移動状況の概略説明図である。 他の実施形態のコンベア装置1の概略平面図である。 他の実施形態のコンベア装置1における被搬送物Wの移動状況の概略説明図である。 他の実施形態のコンベア装置1の概略平面図である。 他の実施形態のコンベア装置1の概略平面図である。 従来例1のコンベア装置の概略説明図である。 他の実施形態のコンベア装置1の概略平面図である。 他の実施形態のコンベア装置1の概略平面図である。
符号の説明
1 コンベア装置
10 搬送ベルト
11 ベルト本体
12 回転体
21 ターンテーブル
30 方向転換コンベア
31 方向転換ベルト
W 被搬送物

Claims (7)

  1. ベルト本体と、該ベルト本体に対して回転可能に設けられた複数の回転体とからなる搬送ベルトを備え、該搬送ベルトの上面に被搬送物を載せて搬送するコンベア装置であって、
    前記搬送ベルトの回転体が、その上端および下端が前記ベルト本体の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、
    前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、該搬送ベルトの上面と垂直な軸周りに回転可能なターンテーブルが設けられており、
    該ターンテーブルが、その上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触するように配設されている
    ことを特徴とするコンベア装置。
  2. 前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触するように配設された方向転換ベルトを有する複数の方向転換コンベアが設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のコンベア装置。
  3. ベルト本体と、該ベルト本体に対して回転可能に設けられた複数の回転体とからなる搬送ベルトを備え、該搬送ベルトの上面に被搬送物を載せて搬送するコンベア装置であって、
    前記搬送ベルトの回転体が、その上端および下端が前記ベルト本体の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、
    前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、方向転換ベルトを有する、複数の方向転換コンベアが設けられており、
    該複数の方向転換コンベアが、その方向転換ベルトの上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触し、かつ方向転換ベルトの走行方向が前記搬送ベルトの走行方向と交差するように配設されている
    ことを特徴とするコンベア装置。
  4. ベルト本体と、該ベルト本体に対して回転可能に設けられた複数の回転体とからなる搬送ベルトを備え、該搬送ベルトの上面に被搬送物を載せて搬送するコンベア装置であって、
    前記搬送ベルトの回転体が、その上端および下端が前記ベルト本体の上面および下面からそれぞれ突出するように配設されており、
    前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、方向転換ベルトを有する方向転換コンベアが設けられており、
    該方向転換コンベアが、その方向転換ベルトの上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触し、かつ方向転換ベルトの走行方向が前記搬送ベルトの走行方向と平行となるように配設されている
    ことを特徴とするコンベア装置。
  5. 前記方向転換コンベアが、複数設けられており、
    該複数の方向転換用コンベアの方向転換ベルトの走行方向が互いに平行になるように配設されている
    ことを特徴とする請求項4記載のコンベア装置。
  6. 前記搬送ベルトにおける搬送経路の下方に、該搬送ベルトの上面と垂直な軸周りに回転可能なターンテーブルが設けられており、
    該ターンテーブルが、その上面が前記搬送ベルトの回転体の下端と接触するように配設されている
    ことを特徴とする請求項3,4または5記載のコンベア装置。
  7. 前記搬送ベルトが、複数本設けられている
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載のコンベア装置。
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