JPH0728832Y2 - 組立式植栽枠 - Google Patents

組立式植栽枠

Info

Publication number
JPH0728832Y2
JPH0728832Y2 JP1992058430U JP5843092U JPH0728832Y2 JP H0728832 Y2 JPH0728832 Y2 JP H0728832Y2 JP 1992058430 U JP1992058430 U JP 1992058430U JP 5843092 U JP5843092 U JP 5843092U JP H0728832 Y2 JPH0728832 Y2 JP H0728832Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
frp
planting frame
plate
corner member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992058430U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0623424U (ja
Inventor
直通 新矢
昭 鎌田
真 横枕
俊哉 吉岡
Original Assignee
株式会社東新樹脂
芝茂造園建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東新樹脂, 芝茂造園建設株式会社 filed Critical 株式会社東新樹脂
Priority to JP1992058430U priority Critical patent/JPH0728832Y2/ja
Publication of JPH0623424U publication Critical patent/JPH0623424U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0728832Y2 publication Critical patent/JPH0728832Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本考案は、緑化のために屋上等に
設置する組立式植栽枠に関する。
【従来の技術】従来、屋上等の緑化のための大型の植栽
構築物としては、屋上等に、ブロックや煉瓦を積んで所
定の土囲いを構築したもの、あるいはコンクリート製の
パネルで土囲いを構築したもの等が知られている。
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来の植
栽構築物の材料は重く、大きいため、屋上等へのその運
搬は容易でない。しかもその設置後は、客土等を入れた
植栽構築物の重みが建物構造への多大の負担となり、屋
上等の緑化の推進に大きな障害となっている。本考案
は、耐候性、強度等の耐久性に優れており、しかも軽量
かつ組立て容易で、所望の大きさ、形状に組立てること
のできる植栽枠を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案の組立式植栽枠は、共に側板および底板を一
体的に備えた複数のFRP製コーナー部材とFRP製サ
イド部材とを、各底板が排水底部を形成するように、連
結してなる組立式植栽枠であって、FRP製コーナー部
材およびFRP製サイド部材の各底板の外側の一部に、
順次高さの異なる凸形の足を設けて、側板に近い部分か
ら遠い部分に向かって低くなるように底板に傾斜が形成
されると共に底板の他の部分に排水用間隙が形成される
ように構成したことを特徴とする。前記FRP製コーナ
ー部材およびFRP製サイド部材の各側板には、その上
端縁を内側に折り曲げた鍔縁を設けるのが好ましい。
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基ずいて説
明する。実施例1 図1は、本考案の一実施例の組立式植栽枠の斜視図であ
る。図2は、本考案の一実施例の組立式植栽枠の組立て
に使用するためのコーナー部材の斜視図である。図3
は、本考案の一実施例の組立式植栽枠の組立てに使用す
るためのコーナー部材の側面図である。図4は、本考案
の一実施例の組立式植栽枠の組立てに使用するためのサ
イド部材の斜視図である。図5は、本考案の一実施例の
組立式植栽枠の組立てに使用するためのサイド部材の側
面図である。本考案の組立式植栽枠1は、FRP製コー
ナー部材2とFRP製サイド部材3とから組立てられて
いる。図2及び図3に示すFRP製コーナー部材2は、
底板4と二面の側板5、5′とを一体的に備えている。
側板5、5′同士は互いにほぼ直角をなすように構成さ
れており、側板5あるいは5′と底板4とは互いに直角
よりやや大きな角度を持つように構成されている。すな
わち、このコーナー部材2は、側板の内側(すなわち二
面の側板に囲まれる角度が小さい側)に底板を備えたコ
ーナー部材(以下内側コーナー部材ということがあ
る。)である。コーナー部材2の側板5、5′の上端縁
には、その所定部分を内側に折り曲げた上端鍔縁6を設
ける。コーナー部材2の側板5、5′の両側端縁には、
その所定部分を内側に折り曲げて連結用の側端鍔縁7、
7′を設け、この側端鍔縁7、7′には他のコーナー部
材あるいはサイド部材と連結するためのボルト貫通用の
穴8を1以上設ける。コーナー部材2の底板4の一部
に、底板の外側に向かって連続的に順次高さの異なる凸
形の足9を設ける。底板4の最内側端部においても凸形
の足9が底板4から所定の高さとなるようにすることに
より、植栽枠を組立てた場合に、底板4は側板5に近い
部分から遠い部分に向かって低くなるように傾斜すると
同時に、底板4の他の部分が排水用間隙10を有する構
造となる。足9の角端部には、正方形の切り欠き部を設
けるのが好ましい。図4及び図5に示すFRP製サイド
部材3は、底板4と側板5とを一体的に備えている。底
板4と側板5とは互いに、直角よりやや大きな角度を持
つように構成されている。サイド部材3の側板5の上端
縁には、その所定部分を内側に折り曲げた上端鍔縁6を
設ける。サイド部材3の側板5の両側端縁には、その所
定部分を内側に折り曲げて連結用の側端鍔縁7、7′を
設け、この側端鍔縁7、7′には他のサイド部材あるい
はコーナー部材と連結するためのボルト貫通用の穴8を
1以上設ける。サイド部材3の底板4の一部に、底板の
外側に向かって連続的に順次高さの異なる凸形の足9を
設ける。底板4の最内側端部においても凸形の足9が底
板4から所定の高さとなるようにすることにより、植栽
枠を組立てた場合に、底板4は側板5に近い部分から遠
い部分に向かって低くなるように傾斜すると同時に、底
板4の他の部分が排水用間隙10を有する構造となる。
図1に示す本考案の一実施例の植栽枠1は、4つの内側
コーナー部材2と8つのサイド部材3とから、内側コー
ナー部材2、サイド部材3、サイド部材3の組み合わせ
を順次繰り返して、これら互いのボルト貫通用の各穴8
をボルト及びナットにより連結することにより、正方形
に組立てられている。組立てられた植栽枠1の底板4に
囲まれた底部には、排水底部11が形成される。コーナ
ー部材とサイド部材あるいはサイド部材同士の最内側接
触端縁同士は、H形の連結子により連結保持するのが好
ましい。FRP製コーナー部材、FRP製サイド部材の
内面には、マイクロバルーンを内包したポリエステル短
繊維不織布等の補強材をポリエステル樹脂によりはり付
けて、前記各部材を補強するのが好ましい。さらに、F
RP製コーナー部材、FRP製サイド部材の外面には、
水系エポキシ樹脂、アクリル樹脂等を適宜凹凸状に吹き
つけ、その表面にウレタン塗膜、アクリル塗膜等の樹脂
塗膜を設けて、表面強度、耐侯性の改善つまり耐久性の
向上を図るのが好ましい。FRP本体、各塗膜は所望に
より着色することもできる。実施例2 図6は、本考案の一実施例の組立式植栽枠を使用したプ
ランターの斜視図である。このプランター12は、実施
例1の組立式植栽枠1と、その底板4および排水底部1
1を覆うように配置される底面マット13とから構成さ
れる。底面マット13は、排水と客土等の保持を適切に
行うために配置するものであり、通水性かつ通気性のフ
ェルト状のものが好ましい。実施例3 図7は、本考案の一実施例のコの字形の組立式植栽枠を
使用したプランターの平面図である。この組立式プラン
ター12は、コの字形の組立式植栽枠1と、その底板4
および排水底部11を覆うように配置される底面マット
13とから構成される。本実施例の組立式植栽枠1は、
6つのFRP製内側コーナー部材2と6つのFRP製サ
イド部材3と2つのFRP製外側コーナー部材2′とか
ら、図7に示す組み合わせ順序で、内側コーナー部材
2、外側コーナー部材2′、サイド部材3のボルト貫通
用の各穴8をボルト及びナットにより連結することによ
り、コの字形に組立てられる。本実施例におけるFRP
製内側コーナー部材2、FRP製サイド部材3および底
面マット13は、実施例1及び2におけるそれらと同じ
ものである。本実施例におけるFRP製外側コーナー部
材2′は、底板4と二面の側板5、5′とを一体的に備
えている。側板5、5′同士は互いにほぼ直角をなすよ
うに構成されており、側板5あるいは5′と底板4とは
互いに直角よりやや大きな角度を持つように構成されて
いる。すなわち、このコーナー部材2′は、側板の外側
(すなわち、二面の側板に囲まれる角度が大きい側)に
底板を有するコーナー部材(以下外側コーナー部材とい
うことがある。)である。外側コーナー部材2′の側板
5、5′の上端縁には、その所定部分を内側に折り曲げ
た上端鍔縁6を設ける。外側コーナー部材2′の側板
5、5′の両側端縁には、その所定部分を内側に折り曲
げて連結用の側端鍔縁7、7′を設け、この側端鍔縁
7、7′には他のコーナー部材あるいはサイド部材と連
結するためのボルト貫通用の穴8を1以上設ける。外側
コーナー部材2′の底板4の一部に、底板の外側に向か
って連続的に順次高さの異なる凸形の足9を設ける。底
板4の最外側端部においても凸形の足9が底板4から所
定の高さとなるようにすることにより、植栽枠を組立て
た場合に、底板4は側板5に近い部分から遠い部分に向
かって低くなるように傾斜すると同時に、底板4の他の
部分が排水用間隙10を有する構造となる。
【考案の作用および効果】本考案の組立式植栽枠はFR
P製であり、またコーナー部材とサイド部材との連結も
強固に行える構造であるため、従来のブロックや煉瓦あ
るいはGRC(ガラス繊維強化セメント)等の土囲いに
比べて、軽量で建物に負担をかけず、強度、耐侯性共に
優れており、半永久的に使用することができるほど耐久
性が高い。特に、コーナー部材、サイド部材に、例え
ば、補強材をはり付けたり樹脂塗膜を設けて補強すれ
ば、さらに耐久性が向上する。また、本考案の植栽枠の
底板には凸形の足を設けて、底板に傾斜を設けかつ排水
用間隙を形成するように構成したので、排水がスムース
に行われ、特別の排水溝を設ける必要がない。そのた
め、本考案の植栽枠は、その設置場所に制限がなく、既
存のコンクリートの屋上等にも防根シートを敷いて、そ
の上に組み立て設置することができる。さらに、本考案
の植栽枠は簡易な組立式であるため、そのコーナー部材
およびサイド部材はコンパクトな大きさで、その梱包や
運搬が容易であり、その組立、設置も容易で、花壇等の
構築工事をわずかの手間で短期間に行うことができ経済
的である。しかも、本考案により、種々のコーナー部
材、サイド部材を適当に組み合わせることによって、様
々な形状、大きさの植栽枠およびプランターを提供でき
るので、特に現在、大きな問題となっている都会のヒー
トアイランド化を、効率的かつ簡易な方法による緑化に
よって、緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の組立式植栽枠の斜視図で
ある。
【図2】 本考案の一実施例の組立式植栽枠に使用する
コーナー部材の斜視図である。
【図3】 本考案の一実施例の組立式植栽枠に使用する
コーナー部材の側面図である。
【図4】 本考案の一実施例の組立式植栽枠に使用する
サイド部材の斜視図である。
【図5】 本考案の一実施例の組立式植栽枠に使用する
サイド部材の側面図である。
【図6】 本考案の一実施例の組立式植栽枠を使用した
プランターの斜視図である。
【図7】 本考案の一実施例の組立式植栽枠を使用した
プランターの平面図である。
【符号の説明】
1 組立式植栽枠 2 FRP製コーナー部材 3 FRP製サイド部材 4 底板 5 側板 9 足 12 組立式プランター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 横枕 真 東京都世田谷区祖師谷1丁目11番12号 芝 茂造園建設株式会社内 (72)考案者 吉岡 俊哉 東京都世田谷区祖師谷1丁目11番12号 芝 茂造園建設株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共に側板および底板を一体的に備えた複
    数のFRP製コーナー部材とFRP製サイド部材とを、
    各底板が排水底部を形成するように、連結してなる組立
    式植栽枠であって、 前記FRP製コーナー部材およびFRP製サイド部材の
    各底板の外側の一部に、順次高さの異なる凸形の足を設
    けて、側板に近い部分から遠い部分に向かって低くなる
    ように底板に傾斜が形成されると共に底板の他の部分に
    排水用間隙が形成されるように構成したこと、を特徴と
    する前記組立式植栽枠。
  2. 【請求項2】 前記FRP製コーナー部材およびFRP
    製サイド部材の各側板に、その上端縁を内側に折り曲げ
    た鍔縁をさらに設けてなる請求項1に記載の組立式植栽
    枠。
JP1992058430U 1992-07-29 1992-07-29 組立式植栽枠 Expired - Lifetime JPH0728832Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992058430U JPH0728832Y2 (ja) 1992-07-29 1992-07-29 組立式植栽枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992058430U JPH0728832Y2 (ja) 1992-07-29 1992-07-29 組立式植栽枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0623424U JPH0623424U (ja) 1994-03-29
JPH0728832Y2 true JPH0728832Y2 (ja) 1995-07-05

Family

ID=13084170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992058430U Expired - Lifetime JPH0728832Y2 (ja) 1992-07-29 1992-07-29 組立式植栽枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728832Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0623424U (ja) 1994-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4462191A (en) Prefabricated dwelling of the modular type
JPH0728832Y2 (ja) 組立式植栽枠
JP2000199265A (ja) ガ―デン用区画防水構造及びガ―デン構造
JPH0779638A (ja) 屋外敷詰ブロックと屋上緑化方法
JP4098557B2 (ja) 緑化屋根
US4831794A (en) System for forming a sloped surface on a flat roof deck
JP3896082B2 (ja) 床面形成構造
JPH0663241B2 (ja) 建築物の基礎構造
JP2790534B2 (ja) 複合木レンガ
JPS5814751Y2 (ja) 床材
JPS6013860Y2 (ja) ブロツク
JP2581919Y2 (ja) 透水性ユニットタイルの樹脂マット
KR920000546Y1 (ko) 버스 정류장의 지붕
JPH0334981Y2 (ja)
JP2002000064A (ja) 緑化基盤パネル
JP3398433B2 (ja) 屋根又はバルコニーの防水施工方法
JPS624583Y2 (ja)
JP3778503B2 (ja) 建築物の屋上緑化工法及び屋上構造体
JPH0428842B2 (ja)
JP4312297B2 (ja) 植物育成屋根
JPH082329Y2 (ja) 屋根構造
JPS5828513Y2 (ja) 傾斜地における等高棟連棟ハウス
JPH0133326Y2 (ja)
JPS6329778Y2 (ja)
JP3701062B2 (ja) 軒天材の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term