JPH0728646U - サーマルヘッド及び熱転写型プリンタ - Google Patents

サーマルヘッド及び熱転写型プリンタ

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Publication number
JPH0728646U
JPH0728646U JP3561193U JP3561193U JPH0728646U JP H0728646 U JPH0728646 U JP H0728646U JP 3561193 U JP3561193 U JP 3561193U JP 3561193 U JP3561193 U JP 3561193U JP H0728646 U JPH0728646 U JP H0728646U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal head
partial glaze
electrodes
protective film
platen roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP3561193U
Other languages
English (en)
Inventor
義高 鈴木
輝美 大原
進 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Publication of JPH0728646U publication Critical patent/JPH0728646U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクフィルムにしわが発生することなく、
良好な画像を得ることができるサーマルヘッド及び熱転
写型プリンタを提供する。 【構成】 サーマルヘッド1は絶縁基板12上に部分グ
レーズ13により凸状とされた発熱抵抗体14,一対の
電極15及び16,保護膜17が順次積層されている。
このサーマルヘッド1の保護膜17の部分グレーズ13
頂部を研磨し、プラテンローラと略同一曲率半径の円弧
形状とすることにより、部分グレーズ13頂部の凹部が
なくなって平滑にされる。部分グレーズ13頂部に凹部
がないので、インクフィルムにしわが発生することな
く、良好な画像を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インクフィルムにしわが発生することなく、良好な画像を得ること ができるサーマルヘッド及び熱転写型プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
熱転写型プリンタは、周知のように、プラテンローラとサーマルヘッドとの間 に、イエロ,マゼンタ,シアン,ブラック等の複数色のインクを塗布したインク フィルムと記録紙とを送り、サーマルヘッドを発熱させてインクフィルムのイン クを溶融または昇華させ、記録紙上に所定の画像を形成するものである。
【0003】 図4は熱転写型プリンタに用いられるライン状に形成されたサーマルヘッド1 の長手方向と直行する方向の部分断面図であり、図5はサーマルヘッド1の長手 方向の部分断面図である。 そして、サーマルヘッド1は次のように積層形成されている。即ち、図4に示 すように、支持板11上に絶縁基板12が形成され、この絶縁基板12に部分グ レーズ13が形成されて凸状とされている。さらに、部分グレーズ13上には発 熱抵抗体14が形成され、この発熱抵抗体14の一方にはそれぞれの発熱抵抗体 14に共通に接続された共通電極15が形成され、もう一方にはそれぞれの発熱 抵抗体14に個別に接続された個別電極16が形成されている。さらに、これら の上には保護膜17が設けられる。この結果、部分グレーズ13頂部の共通電極 15と個別電極16との間には、100μm程度の長さの凹部18が形成される ことになる。
【0004】 また、図5に示すように、保護膜17は部分グレーズ13より凹部18の底面 までが約7μm、凹部18の幅が約85μm、深さが約0.8μmである(30 0dpiのサーマルヘッドの場合)。
【0005】 ところで、熱転写型プリンタにおいては、印刷時にインクフィルムにしわが発 生しやすいという問題点があった。そこで、インクフィルムのしわ発生を解決す るため従来より種々の提案がなされている。 例えば、特開平2−136249号には、発熱抵抗体の頂点からシート(記録 紙あるいはインクフィルム)搬送方向に0.4〜0.5mm離れた範囲を除いた 位置にプラテンローラの中心位置がくるようにプラテンローラを配置する構成が 開示されている。しかし、これではインクフィルムのしわ発生防止にある程度の 効果はあるが、本発明者らによりその効果は不十分であることが確かめられてい た。
【0006】 本出願人では、図6に示すように、発熱抵抗体の頂点からシート(記録紙ある いはインクフィルム)進入方向に0.2〜0.5mm離れた位置にプラテンロー ラ2の中心位置がくるようにプラテンローラ2を配置すれば、しわの発生をより 少なくできることを実験により確かめ、実願平3−67921号(実開平5−1 3750号)で出願している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これによってもインクフィルムのしわ発生を抑えることができ なかった。 本考案はこのような問題点に鑑みなされたものであり、インクフィルムにしわ が発生することなく、良好な画像を得ることができるサーマルヘッド及び熱転写 型プリンタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述した従来の技術の課題を解決するため、 (1)絶縁基板上に部分グレーズにより凸状とされた複数の発熱抵抗体と、前記 発熱抵抗体それぞれに共通に接続された共通電極と前記発熱抵抗体個別に接続さ れた個別電極との一対の電極と、前記発熱抵抗体及び前記一対の電極を保護する 保護膜とを順次積層して構成されるサーマルヘッドにおいて、前記保護膜の前記 部分グレーズ頂部を研磨して平滑にしたことを特徴とするサーマルヘッドを提供 し、 (2)絶縁基板上に部分グレーズにより凸状とされた複数の発熱抵抗体、前記発 熱抵抗体それぞれに共通に接続された共通電極と前記発熱抵抗体個別に接続され た個別電極との一対の電極、前記発熱抵抗体及び前記一対の電極を保護する保護 膜を順次積層したサーマルヘッドと、プラテンローラとを備えて構成される熱転 写型プリンタにおいて、前記サーマルヘッドの前記保護膜の前記部分グレーズ頂 部を研磨して、前記プラテンローラと略同一曲率半径の円弧形状としたことを特 徴とする熱転写型プリンタを提供するものである。
【0009】
【実施例】
以下、本考案のサーマルヘッド及び熱転写型プリンタについて、添付図面を参 照して説明する。図1及び図2はそれぞれ本考案のサーマルヘッドの第1及び第 2実施例を示す断面図、図3は本考案の熱転写型プリンタを示す断面図である。 なお、図1〜図3において、図4〜図6と同一部分には同一符号が付してある。
【0010】 前述したインクフィルムのしわ発生は、サーマルヘッド1に形成された凹部1 8が原因であることが確かめられている。そこで、本考案ではサーマルヘッド1 を次のように構成する。 即ち、図1に示すように、支持板11上に絶縁基板12が形成され、この絶縁 基板12に部分グレーズ13が形成されて凸状とされている。さらに、部分グレ ーズ13上には発熱抵抗体14が形成され、この発熱抵抗体14の一方にはそれ ぞれの発熱抵抗体14に共通に接続された共通電極15が形成され、もう一方に はそれぞれの発熱抵抗体14に個別に接続された個別電極16が形成されている 。さらに、これらの上には保護膜17が設けられる。そして、本考案のサーマル ヘッド1においては、部分グレーズ13の頂部を研磨し、プラテンローラ2と略 同一曲率半径の円弧形状としている。従って、部分グレーズ13頂部に凹部18 は存在せず、部分グレーズ13の頂部は平滑にされている。
【0011】 なお、サーマルヘッド1の部分グレーズ13頂部は、例えば次のようにして研 磨すればよい。 プラテンローラ2は、図3に示すように、その外周がゴム等の弾性体21で構 成されている。このプラテンローラ2の外周に研磨シート3を巻き付け、サーマ ルヘッド1をプラテンローラ2に押圧してプラテンローラ2を回転させる。サー マルヘッド1の保護膜17を所定量研磨すれば、図1に示すように、部分グレー ズ13頂部の凹部18はなくなり、プラテンローラ2と略同一曲率半径の円弧形 状が形成される。この研磨は部分グレーズ13の頂点で1μm程度でよい。
【0012】 この研磨方法は、プリンタ本体にサーマルヘッド1を組み込んだ後に行う最も 簡便な方法であるが、別の方法によってサーマルヘッド1単品状態で研磨を行っ てもよい。 さらに、図2に示すように、サーマルヘッド1の部分グレーズ13の頂部を平 らに研磨して部分グレーズ13の頂部を平坦にしても同様の効果が得られる。
【0013】 なお、本考案のサーマルヘッド1とプラテンローラ2とを、図6に示すように 配置(部分グレーズ13の頂点からシート進入方向に所定量離れた位置にプラテ ンローラ2の中心位置がくるようにプラテンローラ2を配置)すれば、より一層 の効果を得ることができる。
【0014】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案のサーマルヘッド及び熱転写型プリンタに おいては、サーマルヘッドの保護膜の部分グレーズ頂部を研磨して、一対の電極 間の凹部をなくして平滑にしたので、従来問題であったインクフィルムにしわが 発生することなく、よって、良好な画像を得ることができるという特長を有する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のサーマルヘッドの第1実施例を示す断
面図である。
【図2】本考案のサーマルヘッドの第2実施例を示す断
面図である。
【図3】本考案の熱転写型プリンタを示す断面図であ
る。
【図4】従来のサーマルヘッドを示す断面図である。
【図5】従来のサーマルヘッドを示す断面図である。
【図6】サーマルヘッドとプラテンローラの位置関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 プラテンローラ 11 支持板 12 絶縁基板 13 部分グレーズ 14 発熱抵抗体 15 共通電極 16 個別電極 17 保護膜

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板上に部分グレーズにより凸状とさ
    れた複数の発熱抵抗体と、 前記発熱抵抗体それぞれに共通に接続された共通電極と
    前記発熱抵抗体個別に接続された個別電極との一対の電
    極と、 前記発熱抵抗体及び前記一対の電極を保護する保護膜と
    を順次積層して構成されるサーマルヘッドにおいて、 前記保護膜の前記部分グレーズ頂部を研磨して平滑にし
    たことを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】絶縁基板上に部分グレーズにより凸状とさ
    れた複数の発熱抵抗体、前記発熱抵抗体それぞれに共通
    に接続された共通電極と前記発熱抵抗体個別に接続され
    た個別電極との一対の電極、前記発熱抵抗体及び前記一
    対の電極を保護する保護膜を順次積層したサーマルヘッ
    ドと、 プラテンローラとを備えて構成される熱転写型プリンタ
    において、 前記サーマルヘッドの前記保護膜の前記部分グレーズ頂
    部を研磨して、前記プラテンローラと略同一曲率半径の
    円弧形状としたことを特徴とする熱転写型プリンタ。
  3. 【請求項3】前記プラテンローラは、前記サーマルヘッ
    ドの前記部分グレーズの頂点よりインクフィルム進入方
    向に所定量離れた位置に中心位置がくるように配置され
    ていることを特徴とする請求項2記載の熱転写型プリン
    タ。
JP3561193U 1993-06-04 1993-06-04 サーマルヘッド及び熱転写型プリンタ Pending JPH0728646U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3561193U JPH0728646U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 サーマルヘッド及び熱転写型プリンタ

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JP3561193U JPH0728646U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 サーマルヘッド及び熱転写型プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0728646U true JPH0728646U (ja) 1995-05-30

Family

ID=12446642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3561193U Pending JPH0728646U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 サーマルヘッド及び熱転写型プリンタ

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JP (1) JPH0728646U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005224992A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Sony Corp サーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法及び昇華方式プリンタ

Cited By (1)

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