JP4113864B2 - 熱転写記録方法及び熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録方法及び熱転写記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4113864B2
JP4113864B2 JP2004263818A JP2004263818A JP4113864B2 JP 4113864 B2 JP4113864 B2 JP 4113864B2 JP 2004263818 A JP2004263818 A JP 2004263818A JP 2004263818 A JP2004263818 A JP 2004263818A JP 4113864 B2 JP4113864 B2 JP 4113864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat generating
transfer recording
thermal transfer
slits
common electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004263818A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005125747A (ja
Inventor
大介 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2004263818A priority Critical patent/JP4113864B2/ja
Publication of JP2005125747A publication Critical patent/JP2005125747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4113864B2 publication Critical patent/JP4113864B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、サーマルヘッドの熱により転写シートの保護層を印画物に転写する熱転写記録方法及びその方法を実現する熱転写記録装置に関する。
サーマルヘッドの熱により転写シートの保護層を印画物に転写すると、サーマルヘッドは画素に対応する複数の発熱部が配列されて凹凸を有しているため、保護層に凹凸が生じ、光沢感が損なわれる。そこで、サーマルヘッドの複数の発熱部に相当する長さに亘って発熱部が連続して延びるラインヒーターを用いて保護層を転写する技術が知られている(特許文献1)。その他、本件に関連する技術として、サーマルヘッドの発熱抵抗体の一部や共通電極を平坦に形成する技術が知られている(特許文献2)。
特許第3314980号公報 特公昭63−20714号公報
しかし、特許文献1の技術では、画像形成用のサーマルヘッド及び保護層転写用のラインヒーターの双方をプリンターに用意する必要があり、プリンターの大型化やコスト増大を招くおそれがある。
そこで、本発明は、サーマルヘッドで保護層を転写する熱転写記録方法において、保護層の表面平滑性を向上することのできる熱転写記録方法、及びその方法を実現する熱転写記録装置を提供することを目的とする。
以下、本発明の熱転写記録方法及び熱転写記録装置について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の熱転写記録方法は、転写シート(50)の基材シート(51)に設けられた保護層(53)を、基材シート側に配置されたサーマルヘッド(5)の発熱部(26)の熱により、印画物(100)の画像上に転写する熱転写記録方法において、前記保護層の前記基材シート側の界面(53a)のJIS B 0601で定義される算術平均粗さRaを30nm以下に設定し、前記サーマルヘッドの前記発熱部のうち少なくとも前記印画物の送り方向(y)上流側の部分に前記送り方向へ延びる複数のスリット(SL)を並列に設けて該部分を複数の分離部(26a…26a)に分離し、当該複数の分離部よりも前記送り方向上流側には前記複数の分離部それぞれに接続される複数の個別電極部(27…27)を、前記発熱部よりも前記送り方向下流側には前記発熱部に接続される共通電極部(28)をそれぞれ配置し、前記発熱部及び前記共通電極部のうち、前記複数の分離部より前記送り方向下流側には前記複数の分離部の幅と前記複数のスリットの幅とを合計した長さに亘って連続して平坦に構成され、かつ前記転写シート及び前記印画物を加圧する加圧面(S)を形成することにより、上述した課題を解決する。
本発明によれば、保護層を転写する際に分離部間のスリットによって形成された保護層の凸部が分離部より下流側に設けられた平坦な加圧面によって押しつぶされて均される。従って、印画物の表面平滑性が向上して光沢度が向上する。この分離部の下流側に平坦な加圧面を設けることにより印画物の光沢度が向上する効果は、保護層の基材シート側の表面粗さが小さい程顕著に現れ、特に算術平均粗さRaを30nm以下に設定した場合に顕著に現れる。印画物の送り方向は、サーマルヘッドに対する相対的な送り方向であればよい。従って、本発明の熱転写記録方法は、静止したサーマルヘッドに対して印画物を送るものだけでなく、静止している印画物に対してサーマルヘッドを駆動するものも含む。
本発明の熱転写記録方法において、前記基材シートには、前記保護層と前記印画物に転写されて前記画像を形成する色材層とが互いに異なる領域に設けられ、前記サーマルヘッドの熱により前記転写シートの前記色材層を前記印画物に転写して前記画像を形成してもよい。この場合、1組の転写シート及びサーマルヘッドにより画像形成と保護層の転写との双方が行なわれるから、色材層用の転写シート及びサーマルヘッド、保護層用の転写シート及びラインヒーターを設ける場合に比較して、熱転写記録装置の小型化、コスト低減が可能である。
また、本発明の熱転写記録方法において、前記加圧面を前記分離部の下流側の適宜な位置に形成することができる。例えば、前記複数のスリットを前記発熱部の途中(P)まで延びるように設けることにより、前記加圧面を前記分離部の下流側の前記発熱部に形成してもよいし、前記複数のスリットを前記発熱部と前記共通電極部との境界まで延びるように設けることにより、前記加圧面を前記分離部の下流側の共通電極部に形成してもよい。
また、発明の熱転写記録方法において、前記発熱部及び前記共通電極部のそれぞれは、これらを覆う耐磨耗層(25)を有し、前記耐磨耗層の表面は前記複数のスリットによって分離されていてもよい。この場合は、耐磨耗層によって発熱部及び共通電極部の磨耗を抑えることができ、サーマルヘッドの耐久性を高めることができる。
本発明の熱転写記録装置(1)は、基材シート(51)と保護層(53)とを有する転写シート(50)と、前記転写シートの前記基材シート側に配置され、発熱部(26)の熱により前記転写シートを加熱して前記保護層を印画物の画像上に転写するサーマルヘッド(5)と、を具備する熱転写記録装置において、前記転写シートの前記保護層は、前記基材シート側の界面(53a)のJIS B 0601で定義される算出平均粗さRaが30nm以下に設定され、前記サーマルヘッドは、前記発熱部のうち少なくとも前記印画物の送り方向上流側の部分に前記送り方向へ延びて並列に設けられ、該部分を複数の分離部(26a…26a)に分離する複数のスリット(SL)と、前記複数の分離部のそれぞれに接続され、前記複数の分離部よりも前記送り方向上流側に配置された複数の個別電極部(27…27)と、前記発熱部に接続され、前記発熱部よりも前記送り方向下流側に配置された共通電極部(28)と、前記発熱部及び前記共通電極部のうち前記複数の分離部より前記送り方向下流側に形成され、前記複数の分離部の幅と前記複数のスリットの幅とを合計した長さに亘って連続して平坦に構成され、かつ前記転写シート及び前記印画物を加圧する加圧面(S)と、を有することにより、上述した課題を解決する。この熱転写記録装置により、上述した熱転写記録方法を実現することができる。印画物の送り方向についての解釈は、上述した通りである。
また、本発明の熱転写記録装置において、前記転写シートの前記基材シートには、前記保護層と前記印画物に転写されて前記画像を形成する色材層とが互いに異なる領域に設けられ、前記サーマルヘッドは、前記発熱部の熱により前記転写シートの前記色材層を前記印画物に転写して前記画像を形成してもよい。また、前記加圧面が前記分離部の下流側の適宜な位置に設けられてもよい。例えば、前記複数のスリットが前記発熱部の途中(P)まで延びるように設けられることにより、前記加圧面が前記分離部の下流側の前記発熱部に形成されてもよいし、前記複数のスリットが前記発熱部と前記共通電極部との境界まで延びるように設けられることにより、前記加圧面が前記分離部の下流側の前記共通電極部に形成されてもよい。前記発熱部及び前記共通電極部のそれぞれは、これらを覆う耐磨耗層(25)を有し、前記耐磨耗層の表面は前記複数のスリットによって分離されていてもよい。これらの形態の熱転写記録装置によって、上述した熱転写記録方法における各形態を実現できる。
以上に説明したように、本発明によれば、保護層を転写する際に分離部間のスリットによって形成された保護層の凸部が分離部より下流側に設けられた平坦な加圧面によって押しつぶされて均される。従って、印画物の表面平滑性が向上して光沢度が向上する。
図1(a)及び図1(b)は、本発明の熱転写記録方法を適用したプリンター1の概要を示す。図1(a)は側面図、図1(b)は上面図である。プリンター1は、受像紙(印画物)100に転写シート50のインクを熱転写して画像を形成する昇華型熱転写方式のプリンターとして構成されている。受像紙100は、例えばロール状に巻かれた状態でプリンター1に取り付けられ、印画に必要な量だけロールから引き出される。また、受像紙100は上面に受像層100a(図4(c)参照)を有している。
プリンター1は、受像紙100を支持しつつ搬送するプラテンロール3と、未使用の熱転写シート50が巻かれた巻出しロール4と、巻出しロール4から繰り出された熱転写シート50を加熱するサーマルヘッド5と、サーマルヘッド5により加熱された転写シート50を巻き取る巻取りロール6とを備えている。プラテンロール3、巻出しロール4、サーマルヘッド5、巻取りロール6は、送り方向yと直交するように配置されており、受像紙100の全幅に亘って延びている。プラテンロール3とサーマルヘッド5とは、所定の圧力で受像紙100を挟むようにして押圧可能に配置されており、例えば20〜30Nの圧力で受像紙100を押圧可能である。
図2はサーマルヘッド5の一部を拡大して示す斜視図、図3(a)は図2の上方からみたサーマルヘッド5の平面図、図3(b)は図3(a)のIIIb−IIIb線における断面図である。なお、図2及び図3(b)の上方は、図1の下方に相当する。
サーマルヘッド5は、放熱基板20上に、熱抵抗層21、発熱抵抗体22、個別電極23…23、共通電極24、耐磨耗層25が積層されて構成されている。なお、図2及び図3(a)では耐磨耗層25を省略している。
発熱抵抗体22の送り方向yの上流側の部分は、送り方向yに沿って延びる複数のスリットSL…SLにより、複数の分離抵抗体22a…22aに分離されている。スリットSL…SLは、個別電極23…23が積層されている位置から延び、個別電極23…23と共通電極24との中間位置より下流側、かつ、共通電極24より上流側の位置P(図3(a))まで延びている。分離抵抗体22a…22aは、それぞれ1画素に対応し、例えば1mm当り12個となるように形成される。
個別電極23…23は、分離抵抗体22a…22a上にそれぞれ積層されている。共通電極24は発熱抵抗体22の送り方向yの下流側に積層され、複数の分離抵抗体22a…22aに相当する長さに亘って連続して平坦に延びている。個別電極23…23及び共通電極24は、発熱抵抗体22の盛り上がりの頂部を挟んで対向するように配置され、個別電極23…23は、個別電極23…23それぞれに対して通電制御を行なうための駆動回路(不図示)に、共通電極24は駆動電流を供給するための外部回路(不図示)に接続されている。
耐磨耗層25は、例えばスパッタリングにより積層され、その表面形状には発熱抵抗体22、個別電極23…23及び共通電極24の表面形状が反映される。すなわち、位置Pより上流側には複数のスリットを有する加圧面が、位置Pより下流側には複数の個別電極23…23に相当する長さに亘って連続して平坦な加圧面Sが形成される。なお、耐磨耗層25の表面に形成されるスリットは、スリットSLに起因するものであるから、結局は1画素毎に発熱制御を行なうために発熱抵抗体22を分離したことに起因するものであり、本質的にスリットSLと変わりがないため、以下では耐磨耗層25の表面に形成されるスリットとスリットSLとを特に区別せずにスリットSLと記載する。
発熱抵抗体22及び耐磨耗層25のうち個別電極23…23と共通電極24とに挟まれた部分は発熱部26として、個別電極23とその上に積層された耐磨耗層25の部分は個別電極部27として、共通電極とその上に積層された耐磨耗層25の部分は共通電極部28として機能する。また、発熱部26のうち位置Pより上流側のスリットSL…SLにより分離された部分それぞれは分離部26a…26aとして機能する。
放熱基板20には例えばセラミックスが、熱抵抗層21には例えばガラスが、発熱抵抗体22には例えばTa2N、W、Cr、Ni−Cr、SnO2が、個別電極23…23及び共通電極24には例えばAlが、耐磨耗層25には例えばTa2O3、Si3N4、SiCが使用される。
図4(a)に示すように、転写シート50の基材シート51上には、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各色材層と、オーバープリント(OP)層とが送り方向yの逆方向に沿って順に設けられている。
OP層は、図4(b)に示すように保護層53及び接着層54を有しており、転写シート50の基材シート51上には、離型層52、保護層53、接着層54の順に各層が積層されている。保護層53は、基材シート51側の界面53aの表面粗さが30nm以下となっている。なお、図4(b)の上方は図1の下方に相当する。また、離型層52は無くともよい。
以上の構成を有するプリンター1の動作について、以下に説明する。受像紙100がプラテンローラ3によってサーマルヘッド5の下方に搬送されると、発熱部26の下方に位置する転写シート50の色材層を変更するのに必要な距離の転写シート50の搬送と、不図示の駆動回路による発熱部26a…26aの発熱制御とをY、M、Cの各色材層に対応する回数だけ繰り返し、各色材層を受像紙100の受像層100aに転写する。これにより、予定されている画像のうち、画素の1ライン分が形成される。
次に、プリンター1は1ライン分の画像上に転写シート50のOP層の領域を位置させ、プラテンローラ3とサーマルヘッド5とによって転写シート50及び受像紙100を押圧した状態で発熱部26a…26aの全てを発熱させる。これにより、図4(c)に示すように、保護層53と接着層54とが受像紙100に転写される。この際、スリットSL…SLに位置する保護層53には凸部が形成される。
その後、プリンター1は発熱部26a…26aの発熱を終了し、転写シート50及び受像紙100をプラテンローラ3とサーマルヘッド5とによって押圧したまま画素の1ライン分だけ搬送する。この際、加圧面Sにより保護層53の凸部が押しつぶされて均される。なお、1ライン分だけ搬送する際、転写シート50及び受像紙100をプラテンローラ3とサーマルヘッド5とによって押圧していなくともよい。この場合であっても、次の1ラインに対して色材層等を転写する際に共通電極部28により凸部が押しつぶされて均される。
以上のように、プリンター1によれば、保護層53の表面平滑性が向上し、光沢度が向上する。プリンター1は、写真のような印画物を形成するために好適に利用可能であり、写真シール機にも適用可能である。
本発明は以上の実施形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内において種々の形態で実施してよい。
印画方法は保護層を画像上に熱転写するものであればよい。例えば、溶融型の熱転写記録方法でもよい。サーマルヘッドは公知のあらゆる構成のものを利用可能であり、実施の形態で示したいわゆる部分グレーズタイプのサーマルヘッドの他、例えば、熱抵抗層21を平坦に積層する平面グレーズタイプのサーマルヘッド、放熱基板20を凸状に形成するタイプのサーマルヘッドでもよい。
平坦な加圧面Sは、サーマルヘッド5の全長に亘って連続して平坦に延びているものに限定されない。分離部26aの複数個に相当する長さに亘って、つまり複数の分離部26aの幅と複数のスリットSLの幅とを合計した長さに亘って連続して延びていれば、受像紙100を平滑化することが可能である。また、加圧面Sは、分離部26aの下流側であれば、発熱部26及び共通電極部28の適宜な位置に設けてよい。例えば、図5のサーマルヘッド30のように、スリットSLを共通電極部28の手前まで、言い換えると、スリットSLを発熱部26と共通電極部28との境界まで延ばし、共通電極部28のみを複数の分離部26a…26aに相当する長さに亘って連続して平坦に形成してもよい。
三菱電機(株)製CP8000Dに本発明を適用して保護層を印画紙に転写した。実施の条件及び保護層転写後の印画紙の光沢度を表1に示す。
Figure 0004113864
表1のサーマルヘッドの欄において、試作品1は、図3(a)に示した発熱部26の下流側及び共通電極部28を平坦に形成したサーマルヘッド、試作品2は、図5に示した共通電極部28のみを平坦に形成したサーマルヘッド、現行品は共通電極部28もスリットSLにより複数に分離されているサーマルヘッドを示している。なお、試作品1及び2は、送り方向下流側が平坦に形成されている以外、1mm当りのドット数等の他の条件については現行品のサーマルヘッドと同一である。
算術平均粗さRaは保護層の基材シート側の界面の値であり、23nm、30nm及び42nmに設定した。なお、算術平均粗さRaの測定には、(株)東京精密製の触針式の表面粗さ計(サーフコム1400D−3DF−12)を用い、カットオフ値を0.08mmに、評価長さを0.4mmに、測定スピードを0.03mm/sに設定した。
光沢度は、日本電色工業(株)製のGloss Meter VG2000により測定し、測定角は20°とした。測定方向は2種類設定し、印画物の印画送り方向を副走査方向、その90°回転方向を主走査方向とした。表1に示した光沢度は、JIS Z 8741で定義される20°における鏡面光沢度である。
表1に示されているように、サーマルヘッドを現行品から試作品1又は試作品2にすることにより、主走査方向と副走査方向の光沢度の差が無くなり、印画物の表面平滑性が向上する。特に表面粗さを30nm以下にした場合、十分な光沢度(65以上)が得られる。
本発明を適用したプリンターの概略構成を示す図。 図1のプリンターのサーマルヘッドの一部を拡大して示す斜視図。 図1のプリンターのサーマルヘッドの一部を拡大して示す断面図及び平面図。 図1のプリンターの転写シートの一部を拡大して示す模式図。 図1のプリンターのサーマルヘッドの変形例を示す平面図。
符号の説明
1…プリンター(熱転写記録装置)
5…サーマルヘッド
26…発熱部
26a…分離部
27…個別電極部
28…共通電極部
50…転写シート
51…基材シート
53…保護層
53a…界面
100…受像紙
SL…スリット
S…加圧面

Claims (10)

  1. 転写シートの基材シートに設けられた保護層を、基材シート側に配置されたサーマルヘッドの発熱部の熱により、印画物の画像上に転写する熱転写記録方法において、
    前記保護層の前記基材シート側の界面のJIS B 0601で定義される算術平均粗さRaを30nm以下に設定し、
    前記サーマルヘッドの前記発熱部のうち少なくとも前記印画物の送り方向上流側の部分に前記送り方向へ延びる複数のスリットを並列に設けて該部分を複数の分離部に分離し、当該複数の分離部よりも前記送り方向上流側には前記複数の分離部それぞれに接続される複数の個別電極部を、前記発熱部よりも前記送り方向下流側には前記発熱部に接続される共通電極部をそれぞれ配置し、前記発熱部及び前記共通電極部のうち、前記複数の分離部より前記送り方向下流側には前記複数の分離部の幅と前記複数のスリットの幅とを合計した長さに亘って連続して平坦に構成され、かつ前記転写シート及び前記印画物を加圧する加圧面を形成したことを特徴とする熱転写記録方法。
  2. 前記基材シートには、前記保護層と前記印画物に転写されて前記画像を形成する色材層とが互いに異なる領域に設けられ、前記サーマルヘッドの発熱部の熱により前記転写シートの前記色材層を前記印画物に転写して前記画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の熱転写記録方法。
  3. 前記複数のスリットを前記発熱部の途中まで延びるように設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写記録方法。
  4. 前記複数のスリットを前記発熱部と前記共通電極部との境界まで延びるように設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写記録方法。
  5. 前記発熱部及び前記共通電極部のそれぞれは、これらを覆う耐磨耗層を有し、前記耐磨耗層の表面は前記複数のスリットによって分離されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写記録方法。
  6. 基材シートと保護層とを有する転写シートと、前記転写シートの前記基材シート側に配置され、発熱部の熱により前記転写シートを加熱して前記保護層を印画物の画像上に転写するサーマルヘッドと、を具備する熱転写記録装置において、
    前記転写シートの前記保護層は、前記基材シート側の界面のJIS B 0601で定義される算出平均粗さRaが30nm以下に設定され、
    前記サーマルヘッドは、前記発熱部のうち少なくとも前記印画物の送り方向上流側の部分に前記送り方向へ延びて並列に設けられ、該部分を複数の分離部に分離する複数のスリットと、前記複数の分離部のそれぞれに接続され、前記複数の分離部よりも前記送り方向上流側に配置された複数の個別電極部と、前記発熱部に接続され、前記発熱部よりも前記送り方向下流側に配置された共通電極部と、前記発熱部及び前記共通電極部のうち前記複数の分離部より前記送り方向下流側に形成され、前記複数の分離部の幅と前記複数のスリットの幅とを合計した長さに亘って連続して平坦に構成され、かつ前記転写シート及び前記印画物を加圧する加圧面と、を有することを特徴とする熱転写記録装置。
  7. 前記転写シートの前記基材シートには、前記保護層と前記印画物に転写されて前記画像を形成する色材層とが互いに異なる領域に設けられ、前記サーマルヘッドは、前記発熱部の熱により前記転写シートの前記色材層を前記印画物に転写して前記画像を形成することを特徴とする請求項6に記載の熱転写記録装置。
  8. 前記複数のスリットが前記発熱部の途中まで延びるように設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の熱転写記録装置。
  9. 前記複数のスリットが前記発熱部と前記共通電極部との境界まで延びるように設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の熱転写記録装置。
  10. 前記発熱部及び前記共通電極部のそれぞれは、これらを覆う耐磨耗層を有し、前記耐磨耗層の表面は前記複数のスリットによって分離されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の熱転写記録装置。
JP2004263818A 2003-09-30 2004-09-10 熱転写記録方法及び熱転写記録装置 Expired - Lifetime JP4113864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004263818A JP4113864B2 (ja) 2003-09-30 2004-09-10 熱転写記録方法及び熱転写記録装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003340523 2003-09-30
JP2004263818A JP4113864B2 (ja) 2003-09-30 2004-09-10 熱転写記録方法及び熱転写記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005125747A JP2005125747A (ja) 2005-05-19
JP4113864B2 true JP4113864B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=34655633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004263818A Expired - Lifetime JP4113864B2 (ja) 2003-09-30 2004-09-10 熱転写記録方法及び熱転写記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4113864B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245672A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Sony Corp サーマルヘッド及びこれを備えたプリンタ装置
JP2009292041A (ja) 2008-06-05 2009-12-17 Sony Corp 熱転写ラミネートフィルム、熱転写シートおよび画像形成装置
JP5447800B2 (ja) * 2009-06-23 2014-03-19 大日本印刷株式会社 製本物の製造方法
JP6798201B2 (ja) 2015-09-18 2020-12-09 大日本印刷株式会社 画像および保護層形成方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005125747A (ja) 2005-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7528852B2 (en) Method of differentiating types of heat sensitive paper
WO2005070683A1 (ja) サーマルプリントヘッド
WO2005070682A1 (ja) サーマルプリントヘッド
JP4584882B2 (ja) 厚膜サーマルプリントヘッド
JP4113864B2 (ja) 熱転写記録方法及び熱転写記録装置
JP2005205839A (ja) サーマルヘッド
KR20070013501A (ko) Tph를 채용하는 화상형성장치
WO2007013516A1 (ja) 熱転写プリンタ
EP1431048B1 (en) Method of smoothing surface of printing paper, smoothing apparatus, and printer with the smoothing apparatus
US7154520B2 (en) Thermal transfer recording method and apparatus
JP5451208B2 (ja) サーマルプリンタの制御方法およびサーマルプリンタ
JP4557677B2 (ja) サーマルヘッド及びそれを用いたサーマルプリンタ
JP6951632B2 (ja) 熱転写プリンタによる印刷方法、熱転写プリンタ、及び、印刷物
JP2009083198A (ja) サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ
JP2008030922A (ja) 用紙収納カセット及び記録装置
JP2005111985A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
US6719407B2 (en) Thermal head
JP2000255089A (ja) 接触型記録ヘッド及びこれを用いた画像形成装置
JP2009000944A (ja) プリンタ装置
JP5026170B2 (ja) サーマルプリントヘッド
JP2007307859A (ja) サーマルヘッド、プリンタ
JP2006205457A (ja) プリンタ
JP3993053B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP2018149713A (ja) 熱転写印画装置及び熱転写印画方法
US5136306A (en) Thermal transfer printing apparatus with movable ink transfer pulling means

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4113864

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 6