JP2000343738A - サーマルヘッド及びサーマルヘッドの製造方法 - Google Patents

サーマルヘッド及びサーマルヘッドの製造方法

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JP2000343738A
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Tomoyoshi Nishimura
友良 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録効率の良いサーマルヘッドを容易に製造
する。 【解決手段】 部分グレーズ23の上に、抵抗膜24
と、電極26,27とを設けて、発熱素子20を構成す
る。発熱素子20の上に、保護膜28を形成する。保護
膜28を、硬度の低い第1の保護層31と、第1の保護
層31よりも硬度の高い第2の保護層32とから構成す
る。保護膜28の形成工程において、第1の保護層31
を形成した後に、その表面を研磨する。研磨により第1
保護層31の外面を平滑にし、電極26,27による段
差を無くす。研磨の容易な第1保護層31で段差を無く
すから、加工が容易になる。発熱素子20の上の保護層
膜28が薄くなり、記録紙の熱伝達性が向上する。第2
保護層32により、耐久性が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料を加熱さ
せて熱記録を行うサーマルヘッド及びサーマルヘッドの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】支持体上に、感熱発色層を形成した感熱
記録紙(以下、記録紙という)を用いて、画像を記録す
る感熱プリンタが知られている。このプリンタでは、サ
ーマルヘッドを記録紙に押しつけて、感熱発色層を加熱
して発色させることで画像を記録している。
【0003】サーマルヘッドは、多数の発熱素子を配列
した発熱素子アレイを有している。図4に示すように、
発熱素子アレイ51は、基板52をベースとして構成さ
れる。基板52の上には、蓄熱体であるグレーズ層53
が形成される。このグレーズ層53の一部は、記録紙5
5との接触圧力を上げるため、シリンドリカルに突出さ
れており、この部分を部分グレーズ54と呼ぶ。グレー
ズ層53には、抵抗膜56と、これに接続された一対の
電極57,58とが設けられる。この一対の電極57,
58に挟まれた抵抗膜56の部分が発熱素子59とな
る。発熱素子59は、その上にガラス製の保護膜61が
形成されることにより保護される。
【0004】保護膜61は、成膜時に、抵抗膜56と電
極57,58との段差62に起因して、その表面に表面
段差63が形成される。この表面段差63があると、記
録紙55と接触した場合、その段差63近くで隙間がで
きるため、保護膜61と記録紙55との接触面積が低下
する。このため、一定の接触面積が確保できるように、
発熱素子59の搬送方向のサイズを大きくして、表面段
差63の影響を受けないようにしている。しかし、発熱
素子59のサイズを大きくすると、熱が分散するので、
エネルギーロスが大きくなり、記録効率が低下する。
【0005】サーマルヘッドの記録効率を上げる方法と
しては、発熱素子とアルミナ基板との間に低熱拡散率の
物質を厚く設けることにより蓄熱層を形成する方法や、
電極段差の解消、ヘッドの記録紙への押圧力の増加など
によりヘッドタッチを改善する方法や、保護膜の熱効率
を改善する方法等がある。
【0006】例えば、特開平5−318794号公報で
は、発熱素子上の保護膜の熱拡散率を電極上の保護膜よ
りも大きくし、更に発熱素子上の保護膜の厚さを電極上
のそれよりも薄くして、記録効率を上げている。また、
特開平5−162353号公報では、保護膜を研磨して
表面段差を少なくして、記録効率を上げている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発熱素
子の保護膜だけを薄くすると、抵抗膜と電極とによる段
差が大きくなり、これに起因して記録紙への発熱素子の
接触面積が小さくなり、エネルギーロスが生じる。ま
た、電極段差が大きくなることで、記録紙の表面粗さが
大きくなり、記録面の光沢の低下、ヘッド汚れなどが発
生する。
【0008】また、保護膜を研磨して表面段差を少なく
する方法では、耐磨耗性を考慮して、保護膜を硬くする
と、研磨効率が低下する。したがって、段差を無くすた
めに、硬度の高い保護膜を数μm程度研磨することは実
用的でない。また、研磨性を良くするために、硬度を下
げると、耐久性が低下するという問題がある。
【0009】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、製造が容易であり、しかも記録効率が良く耐久性
に優れたサーマルヘッド及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載のサーマルヘッドでは、基板から突出
して形成された突条からなる部分グレーズと、この部分
グレーズに形成された抵抗膜と、前記抵抗膜上に部分的
に形成した電極と、前記抵抗膜及び前記電極を覆う保護
膜とを備え、前記電極で挟まれた前記抵抗膜からなる発
熱素子により、記録材料に熱記録を行うサーマルヘッド
において、前記保護膜を、硬度の低い第一の保護層と、
この第一の保護層を覆い第一の保護層よりも硬度の高い
第二の保護層とから構成するとともに、前記発熱素子上
の前記保護膜の膜厚を、前記部分グレーズの裾の近傍に
形成された前記保護膜の膜厚よりも薄くしたことを特徴
とするものである。
【0011】また、請求項2記載のサーマルヘッドは、
前記第一の保護層が、前記抵抗膜と前記電極とによる段
差をなくした平滑外面を有することを特徴とするもので
ある。
【0012】また、前記保護膜の膜厚は、前記部分グレ
ーズの裾の近傍に形成された膜厚の1/2以下であるこ
とが好ましい。
【0013】また、前記保護膜の硬度については、前記
第一の保護層のビッカース硬度を1000Hv以下と
し、かつ、前記第二の保護層のビッカース硬度を150
0Hv以上にすることが好ましい。
【0014】また、請求項5記載のサーマルヘッドの製
造方法は、基板から突出して形成された突条からなる部
分グレーズと、この部分グレーズ上に形成された抵抗膜
と、抵抗膜上に部分的に形成した電極と、前記抵抗膜及
び電極を覆う保護膜とを備え、電極で挟まれた抵抗膜か
らなる発熱素子により、記録材料に熱記録を行うサーマ
ルヘッドの製造方法において、前記発熱素子が形成され
た部分グレーズに、硬度が低い第一の保護層を形成する
工程と、前記第一の保護層の表面を研磨して前記抵抗膜
と前記電極とによる段差をなくした平滑外面を形成する
研磨工程と、研磨された第一の保護層上に、硬度が高い
第二の保護層を形成する工程とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0015】なお、上記サーマルヘッドの製造方法で
は、前記発熱素子上の前記保護膜の膜厚が、前記部分グ
レーズの裾の近傍に形成された前記保護膜の膜厚の1/
2以下になるように、前記第一の保護層の表面を研磨す
ることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】図2に示す感熱プリンタ11は、
熱記録を行うサーマルヘッド12と,サーマルヘッド1
2と対向する位置に配置されたプラテンローラ13と,
記録紙16をニップして搬送する搬送ローラ対14とを
有している。記録紙16には、支持体上に感熱発色層が
形成されている。
【0017】記録時には、シフト機構17によってサー
マルヘッド12が記録紙16に押し当てられる。押し当
てられた記録紙16は、プラテンローラ13によって支
持される。この状態で、記録紙16が搬送ローラ対14
によって引っ張られながら熱記録が行われる。サーマル
ヘッド12には、そのヘッド本体19に、発熱素子アレ
イ18が設けられている。
【0018】発熱素子アレイ18は、図1に示す発熱素
子20を、主走査方向に多数個配列したものである。ア
ルミナ基板21の上には、平坦なグレーズ層22と、こ
のグレーズ層22の一部をシリンドリカル状突条(円柱
の部分周面状突条)に形成した、部分グレーズ23とが
形成される。部分グレーズ23とその周囲の平坦なグレ
ーズ層22との表面には、抵抗膜24が形成され、この
抵抗膜24の上に、一対の電極26,27が形成され
る。この電極26,27のそれぞれの一端で挟まれた抵
抗膜24の一部が発熱素子20となる。さらに、これら
の抵抗膜24と電極26,27とを覆うように、保護膜
28が形成されている。
【0019】グレーズ層22は、アルミナ基板21にガ
ラスペーストを塗布した後加熱して溶融させ、これを冷
却して形成される。また、部分グレーズ23は、冷却に
より固化した平坦なグレーズ層22に対してエッチング
を行った後に、再度加熱溶融して、シリンドリカル状突
条として形成される。グレーズ層22の厚みは35μm
であり、部分グレーズ23の最大厚みは35μmである
が、これらは用いる記録媒体や記録方式によってその厚
みが適宜選択される。なお、平坦なグレーズ層22の厚
みは20〜200μmであればよい。
【0020】抵抗膜24は、抵抗体薄膜から構成されて
おり、スパッタリング法や蒸着法等により形成される。
この材質としては、Ni−Cr,Ta2 N,Ta−Si
2,Ta−Si,Ta−Si−C,Cr−Si−O,
ZrN,Ta−SiC,poly−Siその他公知のも
のが用いられる。
【0021】電極26,27としては、Al,Au等が
用いられ、スパッタリング法や蒸着法などにより形成さ
れる。この電極26.27の厚みは、約1μm程度であ
る。この厚みが抵抗膜24と電極26,27との段差3
3となる。
【0022】保護膜28は、異なる硬度を持つ第一の保
護層31及び第二の保護層32の2層からなる。第一の
保護層31は、その材料として酸化タンタル,酸化珪素
等が使用され、ビッカース硬度を約1000Hv以下に
している。他方、第二の保護層32は、その材料として
窒化珪素、炭化珪素、サイアロン等が使用され、ビッカ
ース硬度を約1500Hv以上にしている。各保護層3
1,32は、スパッタリング法、CVD法等により形成
され、保護膜28全体の厚さとしては最大10μm程度
になる。
【0023】また、保護膜28の表面からは、後に説明
するように第一の保護層31により、段差33に起因す
る表面段差が取り除かれており、保護膜28の表面は平
面で形成されている。このため、記録紙16との接触面
積を十分にとることができるので、発熱素子20の搬送
方向のサイズを短くしている。これにより、発熱素子2
0の搬送方向の熱分布が集中するので、エネルギーロス
がなくなり、記録効率が向上する。また、硬度が高い第
二の保護層32を外側に形成することにより、耐久性が
向上する。
【0024】また、保護膜28は、発熱素子20上の膜
厚T1と、部分グレーズ23の裾の近傍の膜厚T2とが
異なるように形成されている。この膜厚T1と膜厚T2
との関係は、膜厚T1が膜厚T2の1/2以下、すなわ
ち、2つの膜厚比が2T1<T2となっている。膜厚T
1を薄く形成することにより、記録紙16への熱伝導性
が上がり、記録効率が向上する。また、膜厚T2を厚く
形成することにより、部分グレーズ23の蓄熱効果を上
げている。
【0025】次に、上記サーマルヘッドの製造工程につ
いて、図3に基づいて説明する。サーマルヘッド12の
製造工程において、まず、図3(A)に示すように、ア
ルミナ基板21上に、グレーズ層22及び部分グレーズ
層23が形成される。次に、抵抗膜24が形成されて、
この上に一対の電極26,27が接続され、発熱素子2
0が形成される。
【0026】次に、図3(B)に示すように、第一の保
護層31が形成される。第一の保護層31が固化する
と、その表面には、段差33に起因する表面段差41が
形成される。図3(C)に示すように、この第一の保護
層31が固化した後、研磨テープ42によって、第一の
保護層31の表面の研磨が行われる。この研磨は、ま
ず、表面段差41がなくなるまで行われる。さらに、保
護膜28の膜厚比が2T1<T2となるように、発熱素
子20上に形成された部分について集中的に研磨が行わ
れる。図3(D)に示すように、研磨が終了すると、第
一の保護層31の表面から表面段差43が取り除かれ、
その表面が平滑化される。なお、この研磨方法として
は、この他、砥石を使用する方法や、ブラスト(砥粒)
を使用する方法などがあり、これらを選択的に用いた
り、組み合わせて用いてもよい。
【0027】第一の保護層31の研磨が終了すると、図
3(E)に示すように、その上に第二の保護層32が形
成される。第二の保護層32は、研磨された第一の保護
層31の上に形成されるので、その表面に表面段差が生
じることはない。完成したサーマルヘッド12は、プリ
ンタ11に用いられる。
【0028】上記実施形態においては、発熱素子を、部
分グレーズの頂上に配置した例で説明しているが、例え
ば、発熱素子を搬送方向上流側にオフセットして配置し
てもよい。こうすることで、プリント時における記録紙
とサーマルヘッドとの接触角度に合わせて、発熱素子を
配置することができる。さらに、記録紙と接触する保護
膜の表面を平面とした例で説明しているが、曲面にして
もよい。保護層は2層としたが、3層以上にしてもよ
い。
【0029】また、第一の保護層のビッカース硬度を約
1000Hv以下とし、第二の保護層32のビッカース
硬度を約1500Hv以上のものとして説明している
が、このビッカース硬度については、研磨方法等に応じ
て、適宜選択される。
【0030】また、保護膜の厚みを最大約10μm程度
として説明したが、保護膜を形成する素材の熱伝導率等
に応じて、適宜選択される。また、発熱素子上に形成さ
れた保護膜の厚みを、部分グレーズの裾の近傍に形成さ
れた保護膜の厚みの1/2以下とした例で説明している
が、この膜厚比についても、保護膜を形成する素材の熱
伝導率等に応じて、適宜選択される。また、保護膜の厚
みの調整については、スパッタリング法の場合には、成
膜時間を調整することにより行ってもよい。
【0031】なお、第一の保護層を研磨した後、そのま
ま第二の保護層を形成しているが、第一の保護層を研磨
した後に, 第一の保護層について表面処理等をして、そ
の硬度を上げてから、第2の保護層を形成してもよい。
これにより、耐久性をさらに向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のサ
ーマルヘッドは、発熱素子を保護する保護膜を、硬度の
低い第一の保護層と、第一の保護層を覆い第一の保護層
よりも硬度の高い第二の保護層とから構成するととも
に、発熱素子上に形成される保護膜の厚みを、部分グレ
ーズの裾の近傍に形成された保護膜の厚みよりも薄くし
たから、耐久性を向上させることができるとともに、記
録効率を上げることができる。しかも、硬度の低い第一
の保護層により、電極段差を取り除いたり、製造を容易
にすることができる。また、電極段差による表面段差が
なくなるので、記録紙に走行キズがつきにくくなる。こ
のため、記録紙の光沢を維持しながらプリントを行うこ
とができる。
【0033】また、本発明のサーマルヘッドの製造方法
は、発熱素子を形成した後に、硬度の低い第一の保護層
を形成し、この第一の保護層の表面を研磨してから、第
一の保護層よりも硬い第二の保護層を形成するようにし
たから、研磨性を向上することができる。これにより、
保護膜の表面段差の解消や、その膜厚を薄くする加工が
容易になる。しかも、硬度の高い第2の保護層により、
耐久性を維持することができる。このように、耐久性が
高く、かつ、記録効率の良いサーマルヘッドを容易に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】保護膜を2つの層から構成した本発明のサーマ
ルヘッドの要部を示す断面図である。
【図2】図1のサーマルヘッドが取り付けられた感熱プ
リンタの概略図である。
【図3】図1のサーマルヘッドの製造工程を示す説明図
である。
【図4】従来のサーマルヘッドの要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 12 サーマルヘッド 18 発熱素子アレイ 20 発熱素子 21 基板 22 グレーズ層 23 部分グレーズ 24 抵抗膜 26,27 電極 28 保護膜 31 第一の保護層 32 第二の保護層 T1,T2 膜厚

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板から突出して形成された突条からな
    る部分グレーズと、この部分グレーズに形成された抵抗
    膜と、前記抵抗膜上に部分的に形成した電極と、前記抵
    抗膜及び前記電極を覆う保護膜とを備え、前記電極で挟
    まれた前記抵抗膜からなる発熱素子により、記録材料に
    熱記録を行うサーマルヘッドにおいて、 前記保護膜を、硬度の低い第一の保護層と、この第一の
    保護層を覆い第一の保護層よりも硬度の高い第二の保護
    層とから構成するとともに、前記発熱素子上の前記保護
    膜の膜厚が、前記部分グレーズの裾の近傍に形成された
    前記保護膜の膜厚よりも薄いことを特徴とするサーマル
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記第一の保護層は、前記抵抗膜と前記
    電極とによる段差をなくした平滑外面を有することを特
    徴とする請求項1記載のサーマルヘッド。
  3. 【請求項3】 前記発熱素子上の前記保護膜の膜厚が、
    前記部分グレーズの裾の近傍に形成された前記保護膜の
    膜厚の1/2以下であることを特徴とする請求項1又は
    2記載のサーマルヘッド。
  4. 【請求項4】 前記第一の保護層のビッカース硬度が1
    000Hv以下であり、かつ、前記第二の保護層のビッ
    カース硬度が1500Hv以上であることを特徴とする
    請求項1〜3いずれか1つ記載のサーマルヘッド。
  5. 【請求項5】 基板から突出して形成された突条からな
    る部分グレーズと、この部分グレーズ上に形成された抵
    抗膜と、抵抗膜上に部分的に形成した電極と、前記抵抗
    膜及び電極を覆う保護膜とを備え、電極で挟まれた抵抗
    膜からなる発熱素子により、記録材料に熱記録を行うサ
    ーマルヘッドの製造方法において、 前記発熱素子が形成された部分グレーズに、硬度が低い
    第一の保護層を形成する工程と、前記第一の保護層の表
    面を研磨して前記抵抗膜と前記電極とによる段差をなく
    した平滑外面を形成する研磨工程と、研磨された第一の
    保護層上に、硬度が高い第二の保護層を形成する工程と
    を備えたことを特徴とするサーマルヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記発熱素子上の前記保護膜の膜厚が、
    前記部分グレーズの裾の近傍に形成された前記保護膜の
    膜厚の1/2以下になるように、前記第一の保護層の表
    面を研磨することを特徴とする請求項5記載のサーマル
    ヘッドの製造方法。
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