JPH07285929A - プロスタグランジン誘導体 - Google Patents

プロスタグランジン誘導体

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JPH07285929A
JPH07285929A JP6104795A JP10479594A JPH07285929A JP H07285929 A JPH07285929 A JP H07285929A JP 6104795 A JP6104795 A JP 6104795A JP 10479594 A JP10479594 A JP 10479594A JP H07285929 A JPH07285929 A JP H07285929A
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methyl ester
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Fumie Satou
史衛 佐藤
Takehiro Amano
武宏 天野
Kazuya Kameo
一弥 亀尾
Tooru Tanami
亨 田名見
Masaru Muto
賢 武藤
Naoya Ono
直哉 小野
Jun Goto
准 五藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規なPG誘導体、および眼圧下降剤として
有用な該誘導体およびその塩を提供する。 【構成】 式(I) 【化1】 (式中、R1は水素原子または炭素原子数1〜10個の
アルキル基を示し、R2は炭素原子数3〜10個のシク
ロアルキル基を示し、または炭素原子数4〜11個のシ
クロアルキルメチル基を示し、またはメチル基で置換さ
れた炭素原子数3〜10個のシクロアルキル基を示し、
またはアリールオキシ基を示し、または炭素原子数5〜
10個の分枝鎖状アルキル基を示し、または炭素原子数
5〜10個の分枝鎖状アルケニル基を示し、または炭素
原子数5〜10個の分枝鎖状アルキニル基を示し、Xは
αまたはβ置換したハロゲン原子を示す。)で表される
プロスタグランジン誘導体またはその塩を有効成分とし
て含有する眼圧下降剤、および新規なプロスタグランジ
ン誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なプロスタグランジ
ン(以下PGと略称する)誘導体、その塩およびその使
用に関する。さらに詳しくは、眼圧下降剤として優れた
特性を有する新規なPG誘導体、その塩およびその使用
に関する。
【0002】
【従来の技術】PG類は微量で種々の重要な薬理学的、
生理学的作用を発揮することから、医薬への応用を意図
して天然PGおよび夥しい数のその誘導体について、合
成方法および生物活性の検討が行われてきた。薬理学
的、生理学的作用としては、血管拡張、起炎作用、血小
板凝集抑制作用を有する物も知られている。これらの中
には、眼圧下降作用を示し緑内障に有効とされるPG類
もあるが、一過性の眼圧上昇、流涙、閉眼、虹彩の充血
などの副作用を示し薬剤として使用するには問題のある
化合物が多い。また、特表平2−502009号公報に
は、9位がハロゲンで置換された一群のPG誘導体が開
示されているが、その作用も、副作用との分離が十分で
なく満足できるものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、眼圧下降剤
として有用な新規なPG誘導体およびその塩の提供を目
的とする。さらには、一過性の眼圧上昇などの副作用が
ない、あるいはこれらの副作用を著しく軽減した眼圧下
降剤の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
進めた結果、9位にハロゲン原子を有し、かつ13,1
4位に3重結合を有するある特定のPG誘導体が前記課
題を解決できることを見いだし、本発明を完成した。す
なわち、本発明は式(I)
【化3】 (式中、R1は水素原子または炭素原子数1〜10個の
アルキル基を示し、R2は炭素原子数3〜10個のシク
ロアルキル基を示し、または炭素原子数4〜11個のシ
クロアルキルメチル基を示し、またはメチル基で置換さ
れた炭素原子数3〜10個のシクロアルキル基を示し、
またはアリールオキシ基を示し、または炭素原子数5〜
10個の分枝鎖状アルキル基を示し、または炭素原子数
5〜10個の分枝鎖状アルケニル基を示し、または炭素
原子数5〜10個の分枝鎖状アルキニル基を示し、Xは
αまたはβ置換したハロゲン原子を示す。)で表される
プロスタグランジン誘導体またはその塩を有効成分とし
て含有することを特徴とする眼圧下降剤を提供する。さ
らに本発明は、式(II)
【化4】 (式中、R1は炭素原子数1〜10個のアルキル基を示
し、R2は炭素原子数3〜10個のシクロアルキル基を
示し、または炭素原子数4〜11個のシクロアルキルメ
チル基を示し、またはメチル基で置換された炭素原子数
3〜10個のシクロアルキル基を示し、または炭素原子
数5〜10個の分枝鎖状アルキル基を示し、またはアリ
ールオキシ基を示し、または炭素原子数5〜10個の分
枝鎖状アルケニル基を示し、または炭素原子数5〜10
個の分枝鎖状アルキニル基を示し、Xはαまたはβ置換
したハロゲン原子を示す。)で表されることを特徴とす
る新規なプロスタグランジン誘導体を提供する。
【0005】本発明において、炭素原子数1〜10個の
アルキル基とは、直鎖状または分枝鎖状のいずれでもよ
く、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n
−ペンチル基、イソペンチル基などが例示される。メチ
ル基で置換されていてもよい炭素原子数3〜10個のシ
クロアルキル基としては、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、2−メチルシクロヘキシル基、シクロヘプチ
ル基など、シクロアルキル基で置換された炭素原子数1
〜3個のアルキル基としては、例えばシクロペンチルメ
チル基、シクロヘキシルメチル基、シクロペンチルエチ
ル基、シクロヘキシルエチル基、シクロヘプチルエチル
基、シクロヘキシルプロピル基など、炭素原子数5〜1
0個の分枝鎖状アルキル基としては、1−メチルヘキシ
ル基、2−メチルヘキシル基、1−エチルプロピル基な
ど、炭素原子数5〜10個の分枝鎖状アルケニル基とし
ては、2、6−ジメチルヘプタ−5−エニル基、炭素原
子数5〜10個の分枝鎖状アルキニル基としては1−メ
チルヘキシ−3−イニル基などが例示される。ハロゲン
原子とは、フッ素、塩素、臭素を云う。式(I)の化合
物の塩とは、式(I)においてR1が水素原子の化合物
の場合の、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミ
ニウムなどの金属との塩あるいはトリアルキルアミンな
どの有機アミンなどの薬学上許容しうる塩を意味する。
【0006】本発明の式(I)の化合物において、R1
として好ましいのは炭素原子数1〜6個のアルキル基、
さらに好ましいのは炭素原子数1〜4個のアルキル基で
あり、特に好ましいのはt−ブチル基、i−プロピル
基、メチル基である。R2のシクロアルキル基として好
ましいのは炭素原子数5〜8個のシクロアルキル基であ
り、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シク
ロヘプチル基である。R2のシクロアルキル基で置換さ
れたアルキル基として好ましいのは、炭素原子数5〜9
個のシクロアルキル基で置換されたアルキル基、とくに
メチル基であり、特に好ましいのはシクロヘプチルメチ
ル基、シクロヘキシルメチル基またはシクロペンチルメ
チル基である。メチル基で置換された炭素原子数5〜9
個のシクロアルキル基として好ましいのは、メチル基で
置換された炭素原子数5〜7個のシクロアルキル基であ
り、例えば2−メチルシクロヘキシル基である。R2
アリールオキシ基として好ましいのはフェノキシ基であ
る。
【0007】本発明の化合物として特に好ましい化合物
を次に例示する。 3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1αとそのメチ
ルエステル体 3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキ
シル−13,14−ジデヒドロ−PGF1αとそのt−
ブチルエステル体、3−オキサ−9−デオキシ−9α−
クロロ−16,17,18,19,20−ペンタノル−
15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PG
1αとそのメチルエステル体、(2’RS)−3−オ
キサ−9−デオキシ−9α−クロロ−16,17,1
8,19,20−ペンタノル−15−(2’−メチルシ
クロヘキシル)−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル体、(17S)−3−オキサ−9−デ
オキシ−9β−クロロ−17,20−ジメチル−13,
14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル体、3
−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,17,
18,19,20−テトラノル−16−シクロヘキシル
−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステ
ル体、3−オキサ−9−デオキシ−9−フルオロ−1
6,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メ
チルエステル体、3−オキサ−9−デオキシ−9−フル
オロ−19,20−ジノル−16−エチル−13,14
−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル体、
【0008】本発明の式(I)の化合物は、例えば以下
に挙げる方法により製造できる。
【0009】
【化5】
【0010】
【化6】
【0011】(反応式中、TBSはt−ブチルジメチル
シリル基を、Etはエチル基を、R3は炭素原子数1〜
10個のアルキル基を示し、R2およびXは式(I)と
同意義である。) すなわち、まず、佐藤らの方法[ジャーナル・オブ・
オーガニック・ケミストリー(J.Org.Che
m.)、第53巻、第5590ページ(1988年)]
により公知である式(II)の化合物に、式(III)の化
合物0.8〜2.0当量を−10〜30℃で不活性溶媒
中、反応させることにより立体選択的に式(IV)の化
合物が得られる。不活性溶媒としては、ベンゼン、トル
エン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、塩化メ
チレン、n−ヘキサン、n−ペンタンなどが例示され
る。 式(IV)の化合物に、式(V)で表される有機銅化合
物0.5〜4.0当量、トリメチルクロロシラン0.5
〜4.0当量と不活性溶媒中、−78〜40℃で反応さ
せ、さらに無機酸または有機酸もしくはそのアミン塩を
用い、有機溶媒中、0〜40℃にて加水分解することに
より、立体選択的に式(VI)の化合物が得られる。不
活性溶媒としては、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロ
フラン、ジエチルエーテル、塩化メチレン、n−ヘキサ
ン、n−ペンタンなどが例示される。無機酸としては、
塩酸、硫酸、硝酸などが例示される。有機酸としては、
酢酸、p−トルエンスルホン酸などが例示される。アミ
ン塩としてはp−トルエンスルホン酸ピリジン塩などが
例示される。有機溶媒としては、アセトン、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、ジエチルエーテル
あるいはこれらの混合溶媒などが例示される。
【0012】式(VI)の化合物を、水素化ホウ素カリ
ウム、水素化ホウ素ナトリウム、リチウム トリシアミ
ルボロハイドライド、リチウム トリsec−ブチルボ
ロハイドライド等の還元剤0.5〜5当量を用い−78
〜40℃にて有機溶媒中で還元すると、式(VII)およ
び(VII’)の化合物が得られる。有機溶媒としてはテ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル、エチルアルコー
ル、メチルアルコール等が例示される。これらの式(VI
I)および(VII’)の化合物はカラムクロマトグラフィ
ーなど通常用いられる分離法にて精製することができ
る。 式(VII)(または式(VII’))の化合物をメタンス
ルホニルクロリド1〜6当量を用いピリジン中−20〜
40℃にて0.8〜6当量の4−ジメチルアミノピリジ
ン存在下反応させてトシル化した後、テトラ−n−ブチ
ルアンモニウムクロリド1〜6当量を用いてクロル化す
ると式(VIII)(または式(VIII’)の化合物(Xは塩
素原子)が得られる。ここでブロム化、フッ素化も通常
の方法で行うことが出来る。ブロム化は例えば、1〜1
0当量の四臭化炭素を用い、トリフェニルフォスフィン
1〜10当量およびピリジン1〜10当量の存在下、ア
セトニトリル中にて反応させることで得られる。フッ素
化は例えば、塩化メチレン中、ジエチルアミノサルファ
ートフロリド(DAST)5〜20当量を反応させるこ
とで得られる。
【0013】式(VIII)(または式(VIII’))の化
合物をフッ化水素酸、ピリジニウムポリ(ハイドロゲン
フロリド)等を用い通常行われる条件にて、水酸基の保
護基をはずすと式(I)においてR1が水素原子以外の
基である本発明の化合物である式(Ia)(または(I
a’))のPG誘導体が得られる。 式(I)の化合物のうちR1が水素原子である本発明
の化合物である式(Ib)(または式(Ib’))のP
G誘導体は、式(Ia)(または式(Ia’)のPG誘
導体のエステル部を1〜6当量の塩基を用い、通常加水
分解に用いられる溶媒中にて加水分解することにより得
られる。塩基としては水酸化リチウム、炭酸カリウムな
どが例示され、溶媒としてはアセトニトリル、アセト
ン、メタノール、エタノール、水、あるいはこれらの混
合溶媒などが例示される。
【0014】本発明のPG誘導体およびその塩は点眼剤
として投与することが出来る。本発明による点眼剤は、
無菌の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤等として用い
られる。水性の溶液剤、懸濁用希釈剤としては蒸留水、
生理食塩水であってよい。非水性の溶液剤、懸濁用希釈
剤としては、植物油、流動パラフィン、鉱物油、プロピ
レングリコール、p−オクチルドデカノール等が例示さ
れる。塩化ナトリウム、塩化ベザンコニウム、塩化フェ
ドリン、クエン酸ナトリウム等の涙液と等張にするため
の等張化剤、ホウ酸緩衝液、リン酸緩衝液等の緩衝液を
配合することもできる。亜硫酸ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、EDTA、プロピレングリコール等の安定剤、グ
リセリン、カルボキシメチルセルロース等の粘稠剤、ポ
リソルベート、マクロゴール等の希釈剤、パラペン、ベ
ンジルアルコール、ソルビン等の保存剤、さらには溶解
補助剤、賦形剤等を配合してもよい。これらは、ろ過、
加熱滅菌により無菌化して用いられる。眼軟膏として投
与するときは、ワセリン、ゼレン50、プラスチベー
ス、マクロゴール等を基剤とし、これにポリソルベー
ト、精製ラノリン等の界面活性剤、カルボキシメチルセ
ルロース、メチルセルロース、カルボキシビニルポリマ
ー等のゼリー剤等を配合してもよい。本発明の化合物の
眼圧下降作用を利用して、緑内障治療薬として用いるこ
とが出来る。このときには、従来のコリン系などの眼圧
下降剤、縮瞳剤としてサリチル酸フィゾスチグミン等、
静注用高浸透圧剤としてマンニトール等、点眼剤用防腐
剤としてクロロブタノール等、さらに炎症予防および治
療に、ペニシリン、サルファ剤等を配合してもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明の化合物は、後記試験例から明ら
かなように眼圧下降作用が強く、また副作用もほとんど
みられないことから緑内障をはじめとする、眼圧低下が
望まれる種々の疾患および症状の処置に対して有効であ
る。以下、本発明のPG誘導体による眼圧下降作用を試
験例により具体的に説明する。
【0016】試験例1〜9 [ウサギ眼圧下降作
用] ウサギの眼圧測定はGohらの方法(British Journal of O
pthalomogy, 72巻、461ページ、1988年)に従
って測定した。即ち、ウサギ(白色家兎;2.0〜2.
5Kg)を経口投与用固定器にいれ眼科用キシロカイン
液(藤沢)1〜2滴を点眼して角膜表面麻酔を施した。
ついで、電子眼圧系(ALCON)を用いウサギの角膜にセ
ンサーのついたシリコンゴム膜を当ててセンサー内のガ
ス圧を眼圧値として測定し、15分間隔で、3回、各両
眼の眼圧をとって平均した値をコントロールとした。ウ
サギ(1群4羽)の左目に本発明化合物(10-8mol/50μ
l)50μlを右目に溶媒(10%エタノール含有生理食塩
水)50μlを点眼投与し3時間後の眼圧を測定した。
【0017】試験に供した化合物1〜9は、本発明の実
施例で得られた次の化合物である。 化合物1: 3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル、 化合物2: 3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−PGF
1α。 化合物3: 3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
t−ブチルエステル体、 化合物4: 3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF
1α、 化合物5: (2’RS)−3−オキサ−9−デオキシ
−9α−クロロ−16,17,18,19,20−ペン
タノル−15−(2’−メチルシクロヘキシル)−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル、 化合物6: (17S)−3−オキサ−9−デオキシ−
9β−クロロ−17,20−ジメチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル、 化合物7: 3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−16,17,18,19,20−テトラノル−16−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル、 化合物8: 3−オキサ−9−デオキシ−9−フルオロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル、 化合物9: 3−オキサ−9−デオキシ−9−フルオロ
−19,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル。
【0018】
【結果】各種濃度の本発明化合物点眼液(10-8mol/50μ
l)をウサギに点眼したときの左右両眼の眼圧の差を次
ぎに示す。 試験例 眼圧の差 試験例 眼圧の差 1 化合物1 −2.7mmHg 6 化合物6 −5.9mmHg 2 化合物2 −3.6mmHg 7 化合物7 −3.9mmHg 3 化合物3 −7.0mmHg 8 化合物8 −3.9mmHg 4 化合物4 −3.2mmHg 9 化合物9 −2.9mmHg 5 化合物5 −6.6mmHg いずれの群においても、副作用はほとんど観察されなか
った。
【0019】以下実施例に基づき、本発明をより詳細に
説明する。各実施例で製造した化合物を表1および表2
に示す。表1および表2に示す記号、X,R1、R2は式
(I)に示した記号と同じである。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】実施例13−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α(化合物
2)、3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ−1
6,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、お
よびそのメチルエステル体の製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−イン(3.61g)
をトルエン61.52mlに溶解し、0℃でn−ブチル
リチウム(2.5M,ヘキサン溶液、7.38ml)を
加え、同温度で30分間攪拌した。この溶液に0℃でジ
エチルアルミニウムクロリド(0.97M,ヘキサン溶
液、22.21ml)を加え、室温まで30分間攪拌し
た。この溶液に室温で(4R)−2−(N,N−ジエチ
ルアミノ)メチル−4−(t−ブチルジメチルオキシ)
シクロペント−2−エン−1−オン(0.25M,ベン
ゼン溶液、61.52ml)を加え、15分間攪拌し
た。反応液をヘキサン(150ml)−飽和塩化アンモ
ニウム水溶液(150ml)−塩酸水溶液(3M,43
ml)の混合液に攪拌しながら注いだ後、有機層を分離
し、飽和重曹水溶液(150ml)で洗浄した。得られ
た有機層を乾燥、濃縮して得た残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:AcOEt
=10:1)で精製して(3R,4R)−2−メチレン
−3−[(3’S)−3’−(t−ブチルジメチルシロ
キシ)−3’−シクロヘプチルプロパ−1’−イニル]
−4−(t−ブチルジメチルシロキシ)シクロペンタン
−1−オン8.04gを得た。
【0023】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.08(s,3H),0.10(s,6
H),0.13(s,3H),0.89(s,9H),
0.90(s,9H),1.16−1.93(m,13
H),2.33(dd,J=17.9,7.4Hz,1
H),2.72(dd,J=17.9,6.5Hz,1
H),3.49−3.57(m,1H),4.14−
4.33(m,2H),5.56(d,J=2.6H
z,1H),6.14(d,J=2.9Hz,1H)。 IR(neat):2929,2857,2233,1
737,1645,1463,1389,1362,1
253,1223,1123,1087,1007,9
41,838,778,670 cm-1
【0024】(2)アルゴン気流下、−70℃において
4−オキサ−5−カルボメトキシペンチル亜鉛(II)ヨ
ージド(0.81M,テトラヒドロフラン溶液,37.
98ml,30.76mmol)にシアン化銅(I)・
2塩化リチウム(1.0M,テトラヒドロフラン溶液,
38.45ml,38.45mmol)を加え同温度で
20分間攪拌した。この溶液に−70℃で、(1)で得
た(3R,4R)−2−メチレン−3−[(3’S)−
3’−(t−ブチルジメチルシロキシ)−3’−シクロ
ヘプチルプロパ−1’−イニル]−4−(t−ブチルジ
メチルシロキシ)シクロペンタン−1−オン(7.55
g,15.38mmol)のジエチルエーテル61.5
2mlの溶液とクロロトリメチルシラン(3.51m
l,27.68mmol)を加え、攪拌しながら約1時
間かけて0℃まで昇温した。反応液に飽和塩化アンモニ
ウム水溶液230mlを加え、ヘキサン抽出した。有機
層を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥、濃縮
して得られた残渣をジエチルエーテル(15.6ml)
−イソプロピルアルコール(62.4ml)に溶解し、
p−トルエンスルホン酸ピリジン塩(196mg,0.
77mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応
液にヘキサン200mlを加え、飽和重曹水および飽和
食塩水で洗浄後、乾燥、濃縮して得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:
酢酸エチル=8:1)で精製して3−オキサ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGE1 メチルエス
テル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエ
ーテル)4.79g(7.69mmol)を得た。
【0025】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.07(s,3H),0.09(s,3
H),0.10(s,3H),0.12(s,3H),
0.89(s,18H),1.19−1.90(m,1
9H),2.16−2.27(m,1H),2.17
(dd,J=18.2,7.1Hz,1H),2.67
(ddd,J=18.2,6.6,1.2Hz,1
H),2.70(ddd,J=9.3,6.6,1.4
Hz,1H),3.52(t,J=6.5Hz,2
H),3.76(s,3H),4.07(s,2H),
4.16(dd,J=5.2,1.4Hz,1H),
4.22−4.34(m,1H)。 IR(neat):2930,2857,2235,1
748,1463,1362,1253,1207,1
141,1087,1006,940,883,83
9,778,671 cm-1
【0026】(3)(2)で得た化合物(4.79g,
7.69mmol)のメタノール(77.0ml)溶液
を0℃に冷却し、水素化ホウ素カリウム(0.830
g,15.38mmol)を加え、15分間攪拌した。
水を加え、AcOEt(50ml)にて抽出し、得られ
た有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和食塩水に
て洗浄した後、乾燥、濃縮した。得られた粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサ
ン:AcOEt=8:1)にて精製し、3−オキサ−1
6,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メ
チルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチル
シリルエーテル)1.83g(2.93mmol)、お
よび3−オキサ−16,17,18,19,20−ペン
タノル−15−シクロヘプチル−13,14−ジデヒド
ロ−PGF1β メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1.78g
(2.85mmol)を得た。
【0027】3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロヘプチル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.11(s,3H),0.88
(s,9H),0.89(s,9H),1.18−2.
02(m,22H),2.41−2.50(m,1
H),3.54(t,J=6.4Hz,2H), 3.
76(s,3H),4.05−4.19(m,2H),
4.08(s,2H),4.21−4.30(m,1
H)。 IR(neat):3523,2929,2857,2
230,1758,1746,1463,1361,1
252,1211,1140,1083,1006,9
39,884,838,778,669 cm-1
【0028】3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロヘプチル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1β メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,6H),0.08(s,3H),0.1
1(s,3H),0.88(s,9H),0.89
(s,9H),1.21−2.03(m,22H),
2.23(ddd,J=9.3,6.2,1.6Hz,
1H),3.54(t,J=6.2Hz,2H),3.
75(s,3H),3.93−4.06(m,1H),
4.08(s,2H),4.15(dd,J=5.4,
1.6Hz,1H),4.16−4.26(m,1
H)。 IR(neat):3468,2929,2857,2
232,1758,1746,1463,1361,1
253,1212,1138,1083,1006,8
38,778,672 cm-1
【0029】(4)(3)で得た3−オキサ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエ
ステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリル
エーテル)(1.78g,2.85mmol)のピリジ
ン(18.1ml)溶液に0℃にてメタンスルホニルク
ロリド(0.66ml,8.5mmol)を加え、室温
に昇温した後、2時間攪拌した。この溶液にテトラnー
ブチルアンモニウムクロリド(15.8g,57.0m
mol)のトルエン溶液(14.2ml)を加え、45
℃にて4時間攪拌した。これに、水を加え、エーテルに
て抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、乾燥、濃縮した。得
られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;ヘキサン:AcOEt=):1)にて精製
し、3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,
17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘ
プチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチル
エステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリ
ルエーテル)1.34g(2.08mmol)を得た。
【0030】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.07(s,6H),0.08(s,3
H),0.10(s,3H),0.87(s,9H),
0.89(s,9H),1.11−1.91(m,19
H),1.96−2.18(m,3H),2.28(d
dd,J=8.8,4.7,1.6Hz,1H),3.
54(t,J=6.4Hz,2H),3.76(s,3
H),3.96(q,J=7.7Hz,1H),4.0
8(s,2H),4.15(dd,J=5.3,1.6
Hz,1H),4.17−4.29(m,1H)。 IR(neat):2929,2857,2231,1
761,1462,1362,1254,1206,1
142,1084,1006,940,838,77
8,670cm-1
【0031】同様に(3)で得た3−オキサ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1β メチルエ
ステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリル
エーテル)を用い、3−オキサ−9−デオキシ−9α−
クロロ−16,17,18,19,20−ペンタノル−
15−シクロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−PG
1α メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチ
ルジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.06(s,3H),0.08(s,3H),0.0
9(s,3H),0.10(s,3H),0.88
(s,9H),0.89(s,9H),1.18−1.
93(m,20H),2.02(ddd,J=15.
3,3.5,1.6Hz,1H),2.55(ddd,
J=15.3,8.8,6.4Hz,1H),2.68
(ddd,J=11.5,6.6,1.3Hz,1
H),3.46−3.60(m,2H),3.76
(s,3H),4.08(s,2H),4.10−4.
26(m,1H),4.17(dd,J=5.2,1.
6Hz,1H),4.26−4.38(m,1H)。 IR(neat):2929,2857,2231,1
761,1742,1472,1462,1387,1
361,1253,1207,1141,1087,1
007,940,887,838,778,669,6
26 cm-1
【0032】(5)(4)で得た3−オキサ−9−デオ
キシ−9β−クロロ−16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−シクロヘプチル−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−ビ
ス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)(1.34
g,2.08mmol)のアセトニトリル(69.4m
l)溶液に、0℃でフッ化水素酸水溶液(7.8ml)
を加え、室温に昇温しながら6時間攪拌した。反応液を
酢酸エチル(200ml)−飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液(300ml)中に攪拌しながら注いだ後、水層を
酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグ
ネシウムを用いて乾燥した後、濾過し、濾液を減圧下、
濃縮して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=5
0:1)により精製して3−オキサ−9−デオキシ−9
β−クロロ−16,17,18,19,20−ペンタノ
ル−15−シクロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−
PGF1α メチルエステル(化合物1)800mg
(2.07mmol)を得た。
【0033】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;1.18−2.38(m,23H),3.4
8−3.62(m,2H),3.76(s,3H),
3.88−4.03(m,1H),4.08(s,2
H),4.21(dd,J=5.3,1.8Hz,1
H),4.29−4.42(m,1H)。 IR(neat):3401,2926,2857,2
233,1756,1441,1281,1217,1
140,1049,706 cm-1
【0034】同様に(4)で得た3−オキサ−9−デオ
キシ−9α−クロロ−16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−シクロヘプチル−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−ビ
ス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を用い、3−
オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ−16,17,1
8,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプチル−
13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル
を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.20−2.03(m,20H),2.14(dd
d,J=15.7,3.1,1.2Hz,1H),2.
62(ddd,J=15.7,8.7,5.7Hz,1
H),2.73(ddd,J=11.8,6.2,2.
0Hz,1H),3.48−3.62(m,2H),
3.76(s,3H),4.08(s,2H),4.1
9−4.30(m,1H),4.22(dd,J=5.
4,2.0Hz,1H),4.35−4.43(m,1
H)。 IR(neat):3411,2928,2858,2
236,1756,1440,1279,1216,1
139,1017,707,623 cm-1
【0035】(6)(5)で得た3−オキサ−9−デオ
キシ−9β−クロロ−16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−シクロヘプチル−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α メチルエステル(250mg,
0.603mol)のメタノール(20.1ml)−水
(2.0ml)溶液に、水酸化リチウム・1水和物(1
26mg,3.01mmol)を加え、室温で2時間攪
拌した。1N塩酸にて中和の後、濃縮した。残渣に0.
1N塩酸(4ml),エーテル(400ml)を加えた
後、硫酸アンモニウムにて塩析した後有機層を分取し
た。有機層を乾燥濃縮後、得られた粗生成物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;AcOEt)
により精製して3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロ
ロ−16,17,18,19,20−ペンタノル−15
−シクロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1
α(化合物2) 218mg(0.544mmol)を
得た。
【0036】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;1.16−1.96(m,19H),2.0
5−2.39(m,4H),3.49−3.67(m,
2H),3.96(q,J=7.3Hz,1H),4.
10(s,2H),4.25(dd,J=5.3,1.
8Hz,1H),4.36(q,J=6.4Hz,1
H)。 IR(neat):3392,2927,2858,2
235,1737,1445,1230,1135,1
049,681 cm-1
【0037】同様に(5)で得た3−オキサ−9−デオ
キシ−9α−クロロ−16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−シクロヘプチル−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α メチルエステルを用い3−オキサ
−9−デオキシ−9α−クロロ−16,17,18,1
9,20−ペンタノル−15−シクロヘプチル−13,
14−ジデヒドロ−PGF1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.15−2.01(m,20H),2.15(dd
d,J=15.8,3.0,1.1Hz,1H),2.
63(ddd,J=15.8,8.6,5.6Hz,1
H),2.73(ddd,J=11.8,6.2,2.
0Hz,1H),3.50−3.68(m,2H),
4.05(d,J=16.7Hz,1H),4.14
(d,J=16.7Hz,1H),4.22−4.30
(m,1H),4.27(dd,J=5.3,2.0H
z,1H),4.37−4.43(m,1H)。 IR(neat):3406,2927,2859,2
235,1733,1460,1218,1133,1
015,757,668 cm-1
【0038】実施例23−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロペン
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、3−オキ
サ−9−デオキシ−9α−クロロ−16,17,18,
19,20−ペンタノル−15−シクロペンチル−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α、およびそのメチル
エステル体の製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−3−シク
ロペンチルプロパ−1−インを用い、実質的に実施例1
(1)と同様にして(3R,4R)−2−メチレン−3
−[(3’S)−3’−(t−ブチルジメチルシロキ
シ)−3’−シクロペンチルプロパ−1’−イニル]−
4−(t−ブチルジメチルシロキシ)シクロペンタン−
1−オンを得た。
【0039】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.09(s,3H),0.10(s,6
H),0.13,(s,3H) 0.89(s,9H),0.90(s,9H),1.1
8−1.80(m,8H),2.06−2.24(m,
1H),2.32(dd,J=17.9,7.3Hz,
1H),2.72(dd,J=17.9,6.4Hz,
1H),3.48−3.57(m,1H),4.16−
4.31(m,2H),5.54(dd,J=2.6,
0.7Hz,1H),6.14(dd,J=2.9,
0.7Hz,1H)。 IR(neat):2955,2931,2858,2
234,1734,1646,1473,1463,1
388,1362,1255,1222,1099,8
38,778,671 cm-1
【0040】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして3−オキサ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロペン
チル−13,14−ジデヒドロ−PGE1 メチルエス
テル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエ
ーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.09(s,3H),0.1
1(s,3H),0.12(s,3H),0.88
(s,9H),0.89(s,9H),1.15−1.
90(m,14H),2.05−2.26(m,3
H),2.65(ddd,J=10.1 ,6.5,
1.2Hz,1H),2.67−2.75(m,1
H),3.52(t,J=6.3Hz,2H),3.7
6(s,3H),4.07(s,2H),4.18(d
d,J=6.8,1.4Hz,1H),4.23−4.
33(m,1H)。 IR(neat):2953,2859,2235,1
747,1473,1463,1439,1362,1
327,1255,1207,1142,1101,1
006,940,886,839,779,671 c
-1
【0041】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして3−オキサ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロペン
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエ
ステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリル
エーテル)、および3−オキサ−16,17,18,1
9,20−ペンタノル−15−シクロペンチル−13,
14−ジデヒドロ−PGF 1β メチルエステル 1
1,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)
を得た。
【0042】3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロペンチル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,6H),0.88(s,9H),0.89
(s,9H),1.21−2.25(m,18H),
2.40−2.49(m,1H),3.54(t,J=
6.6Hz,2H), 3.76(s,3H),4.0
6−4.14(m,1H),4.08(s,2H),
4.16(dd,J=7.0,2.0Hz,1H),
4.21−4.29(m,1H)。 IR(neat):3524,2953,2932,2
858,2231,1758,1746,1473,1
463,1439,1389,1361,1254,1
211,1141,1073,1006,940,83
8,778,670 cm-1
【0043】3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロペンチル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1β メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,6H),0.1
2(s,3H),0.88(s,9H),0.89
(s,9H),1.15−1.94(m,17H),
2.05−2.20(m,1H),2.23(ddd,
J=9.2,6.2,1.6Hz,1H),3.54
(t,J=6.4Hz,2H),3.76(s,3
H),3.93−4.06(m,1H),4.08
(s,2H),4.13−4.27(m,2H)。 IR(neat):3468,2953,2858,2
232,1758,1746,1473,1463,1
440,1387,1361,1328,1254,1
212,1138,1069,1006,939,83
8,778,670,579cm-1
【0044】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−16,17,18,19,20−ペ
ンタノル−15−シクロペンチル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)、および3−オ
キサ−9−デオキシ−9α−クロロ−16,17,1
8,19,20−ペンタノル−15−シクロペンチル−
13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル
11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル)を得た。
【0045】3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメ
チルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,6H),0.1
1(s,3H),0.87(s,9H),0.90
(s,9H),1.20−1.78(m,14H),
2.00−2.18(m,4H),2.28(ddd,
J=8.8,4.7,1.7Hz,1H),3.54
(t,J=6.6Hz,2H),3.76(s,3
H),3.90−4.07(m,1H),4.08
(s,2H),4.17(dd,J=6.8,1.7H
z,1H),4.18−4.27(m,1H)。 IR(neat):2954,2931,2858,2
232,1761,1743,1473,1463,1
439,1388,1362,1327,1255,1
206,1142,1073,1006,940,83
8,778,671 cm-1
【0046】3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメ
チルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.06(s,3H),0.09(s,6H),0.1
1(s,3H),0.89(s,9H),0.90
(s,9H),1.25−1.93(m,15H),
2.02(ddd,J=15.2,3.5,1.7H
z,1H),2.09−2.18(m,1H),2.5
4(ddd,J=15.2,8.7,6.3Hz,1
H),2.67(ddd,J=11.7,6.6,1.
4Hz,1H),3.54(dt,J=1.1,6.4
Hz,2H),3.76(s,3H),4.08(s,
2H),4.11−4.25(m,1H),4.19
(dd,J=6.9,1.4Hz,1H),4.26−
4.37(m,1H)。 IR(neat):2953,2858,2232,1
761,1742,1473,1463,1438,1
388,1361,1328,1255,1208,1
142,1094,1006,940,891,83
8,813,778,670,624 cm-1
【0047】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−16,17,18,19,20−ペ
ンタノル−15−シクロペンチル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステル、および3−オキサ
−9−デオキシ−9α−クロロ−16,17,18,1
9,20−ペンタノル−15−シクロペンチル−13,
14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステルを得
た。
【0048】3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.33−1.85(m,15H),2.11−2.2
7(m,3H),2.31(ddd,J=9.8,6.
5,1.9Hz,1H),3.55(dt,J=6.
2,1.4Hz,2H),3.76(s,3H),3.
90−3.99(m,1H),4.08(s,2H),
4.23(dd,J=7.1,1.9Hz,1H),
4.31−4.39(m,1H)。 IR(neat):3401,2949,2866,2
233,1753,1633,1440,1385,1
282,1218,1138,1026,801,75
7,706,583 cm-1
【0049】3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.34−1.84(m,14H),1.88−2.0
0(m,1H),2.10−2.30(m,1H),
2.14(ddd,J=15.7,3.1,1.2H
z,1H),2.61(ddd,J=15.7,8.
7,5.7Hz,1H),2.72(ddd,J=1
1.7,6.2,1.9Hz,1H),3.48−3.
61(m,2H),3.76(s,3H),4.09
(s,2H),4.21−4.29(m,1H),4.
25(dd,J=7.1,1.9Hz,1H),4.3
5−4.43(m,1H)。 IR(neat):3402,2948,2866,2
234,1756,1439,1375,1278,1
216,1138,1082,1027,940,70
6,621 cm-1
【0050】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−16,17,18,19,20−ペ
ンタノル−15−シクロペンチル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α、および3−オキサ−9−デオキシ−
9α−クロロ−16,17,18,19,20−ペンタ
ノル−15−シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ
−PGF1αを得た。3−オキサ−9−デオキシ−9β
−クロロ−16,17,18,19,20−ペンタノル
−15−シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α1 H−NMR(CDCl3,400MHz)δppm;
1.30−1.83(m,14H),2.10−2.3
2(m,4H),2.32(ddd,J=9.9,6.
5,1.8Hz,1H),3.56−3.62(m,2
H),3.95(dd,J=15.5,7.5Hz,1
H),4.09(s,2H),4.26(dd,J=
7.1,1.8Hz,1H),4.32−4.39
(m,1H)。 IR(neat):3392,2947,2867,2
236,1733,1446,1241,1133,1
026,802,680 cm-1
【0051】3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.32−2.00(m,15H),2.12−2.2
1(m,1H),2.15(ddd,J=15.7,
3.0,1.2Hz,1H),2.62(ddd,J=
15.7,8.9,5.7Hz,1H),2.73(d
dd,J=11.9,6.3,2.0Hz,1H),
3.52−3.68(m,2H),4.05(d,J=
16.6Hz,1H),4.13(d,J=16.6H
z,1H),4.23−4.29(m,1H),4.2
9(dd,J=6.9,2.0Hz,1H),4.37
−4.41(m,1H)。 IR(neat):3400,2945,2867,2
236,1732,1434,1245,1133,1
081,1026,940,876,678,621
cm-1
【0052】実施例33−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキ
シル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、3−オキ
サ−9−デオキシ−9α−クロロ−16,17,18,
19,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1β、およびそのt−ブ
チル、メチルエステル体の製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−3−シク
ロヘキシルプロパ−1−インを用い、実質的に実施例1
(1)と同様にして(3R,4R)−2−メチレン−3
−[(3’S)−3’−(t−ブチルジメチルシロキ
シ)−3’−シクロヘキシルプロパ−1’−イニル]−
4−(t−ブチルジメチルシロキシ)シクロペンタン−
1−オンを得た。
【0053】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.07,0.08 and 0.12(3
s,12H),0.88(s,18H),0.92−
1.92(m,11H),2.32(dd,J=17.
8,7.4Hz,1H),2.71(dd,J=17.
8,6.5Hz,1H),3.48−3.58(m,1
H),4.11(dd,J=6.2,1.4Hz,1
H),4.20−4.32(m,1H),5.55
(d,J=2.6Hz,1H),6.13(d,J=
3.0Hz,1H)。 IR(neat):2930,2850,1735,1
640,1470,1380,1255,1105,8
30,770 cm-1
【0054】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして3−オキサ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキ
シル−13,14−ジデヒドロ−PGE1 メチルエス
テル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエ
ーテル)、および3−オキサ−16,17,18,1
9,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,
14−ジデヒドロ−PGE1t−ブチルエステル 1
1,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)
を得た。
【0055】3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−
ジデヒドロ−PGE1 メチルエステル 11,15−
ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.82−
1.91(m,17H),0.89(s,9H),0.
90(s,9H),2.04−2.28(m,1H),
2.17(dd,J=18.2,7.0Hz,1H),
2.65−2.77(m,1H),2.67(dd,J
=18.2,6.6,1.3Hz,1H),3.52
(t,J=6.5Hz,2H),3.76(s,3
H),4.05−4.12(m,1H),4.07
(s,2H),4.22−4.35(m,1H)。 IR(neat):2930,2856,2235,1
747,1463,1362,1253,1208,1
141,1102,1061,1007,940,89
8,882,839,779,670 cm-1
【0056】3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−
ジデヒドロ−PGE1 t−ブチルエステル 11,1
5−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.83−
1.93(m,17H),0.89(s,9H),0.
90(s,9H),1.48(s,9H),2.09−
2.28(m,1H),2.16(dd,J=18.1
,7.1Hz,1H),2.65−2.77(m,1
H),2.67(ddd,J=18.1,6.5,1.
4Hz,1H),3.51(t,J=6.3Hz,2
H),3.93(s,2H),4.08(dd,J=
6.2,1.5Hz,1H),4.22−4.35
(m,1H)。 IR(neat):2930,2857,2235,1
751,1473,1463,1393,1369,1
252,1227,1136,1062,1007,9
40,898,881,839,779,670,58
5 cm-1
【0057】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして3−オキサ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキ
シル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエ
ステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリル
エーテル)、3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1βメチルエステル 11,15−
ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)、3−オキ
サ−16,17,18,19,20−ペンタノル−15
−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1
α t−ブチルエステル 11,15ビス(t−ブチル
ジメチルシリルエーテル)、および3−オキサ−16,
17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘ
キシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1β t−ブ
チルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチル
シリルエーテル)を得た。
【0058】3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.08,0.09,0.10 and 0.11(4
s,12H),0.88(s,9H),0.90(s,
9H),0.92−1.34(m,6H),1.36−
1.90(m,11H),1.94−2.06(m,2
H),2.42−2.50(m,2H),3.54
(t,J=6.6Hz,2H),3.76(s,3
H),4.08(s,2H),4.02−4.10
(m,1H),4.10−4.15(m,1H),4.
23−4.29(m,1H)。 IR(neat):3522,2931,2856,2
232,1757,1473,1463,1451,1
388,1362,1255,1211,1141,1
104,1060,1006,964,898,83
8,778,669 cm-1
【0059】3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1β メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07,0.08,and 0.11(3s,12
H),0.88(s,9H),0.90(s,9H),
0.97−1.30(m,6H),1.35−1.93
(m,15H),2.23(ddd,J=9.5,6.
3,1.7Hz,1H),3.54(t,J=6.6H
z,2H),3.75(s,3H),3.93−4.3
0(m,3H),4.08(s,2H)。 IR(neat):3467,2927,2856,2
232,1746,1473,1463,1451,1
373,1361,1252,1216,1138,1
063,1006,898,838,778,669,
580 cm-1
【0060】3−オキサ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1α t−ブチルエステル 11,
15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.11(s,3H),0.80−
1.90(m,19H),0.88(s,9H),0.
90(s,9H),1.48(s,9H),1.92−
2.05(m,1H),2.41−2.58(m,1
H),3.53(t,J=6.4Hz,2H),3.9
4(s,2H),4.01−4.18(m,2H),
4.23−4.30(m,1H)。 IR(neat):3523,2930,2856,2
231,1751,1473,1463,1392,1
369,1251,1137,1104,1059,1
006,964,940,838,778,669 c
-1
【0061】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−16,17,18,19,20−ペ
ンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)、3−オキサ−
9−デオキシ−9α−クロロ−16,17,18,1
9,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,
14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル11,
15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)、お
よび3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,
17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘ
キシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α t−ブ
チルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチル
シリルエーテル)を得た。
【0062】3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメ
チルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07,0.08,0.09 and 0.10(4
s,12H),0.87(s,9H),0.90(s,
9H),0.97−1.92(m,17H),2.06
−2.18(m,3H),2.24−2.34(m,1
H),3.53(t,J=6.6Hz,2H),3.7
6(s,3H),3.89−4.03(m,1H),
4.04−4.13(m,1H),4.08(s,2
H),4.19−4.30(m,1H)。 IR(neat):2930,2857,2233,1
761,1472,1463,1451,1385,1
362,1256,1206,1142,1103,1
073,1007,963,940,899,838,
779,669 cm-1
【0063】3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメ
チルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.06(s,3H),0.08(s,3H),0.0
9(s,3H),0.10(s,3H),0.89
(s,9H),0.90(s,9H),0.95−1.
93(m,18H),2.02(ddd,J=15.
3,3.7,1.6Hz,1H),2.55(ddd,
J=15.3,8.6,6.1Hz,1H),2.69
(ddd,J=11.8,6.8,1.5Hz,1
H),3.53(dt,J=0.9,6.2Hz,2
H),3.76(s,3H),4.04−4.13
(m,1H),4.08(s,2H),4.19(dd
d,J=8.6,6.8,3.7Hz,1H),4.2
7−4.36(m,1H)。 IR(neat):2930,2857,2233,1
761,1473,1463,1361,1256,1
208,1141,1104,1007,940,88
8,838,778,669 cm-1
【0064】3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
t−ブチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジ
メチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,6H),0.1
1(s,3H),0.85−1.91(m,17H),
0.87(s,9H),0.90(s,9H),1.4
8(s,9H),1.98−2.17(m,3H),
2.29(ddd,J=8.9,4.9,1.6Hz,
1H),3.52(t,J=6.5Hz,2H),3.
89−4.05(m,1H),3.94(s,2H),
4.07(dd,J=6.2,1.6Hz,1H),
4.19−4.29(m,1H)。 IR(neat):2931,2857,2233,1
750,1473,1463,1392,1369,1
255,1137,1006,940,838,77
9,670cm-1
【0065】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−16,17,18,19,20−ペ
ンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステル、3−オキサ−9−
デオキシ−9α−クロロ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1αメチルエステル、および3−オ
キサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,17,1
8,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−
13,14−ジデヒドロ−PGF1α t−ブチルエス
テル(化合物3)を得た。 3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキ
シル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエ
ステル1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.95−1.34(m,6H),1.46−1.89
(m,11H),2.09−2.35(m,4H),
3.47−3.65(m,2H),3.76(s,3
H),3.92−4.04(m,1H),4.08
(s,2H),4.15(dd,J=6.0,1.8H
z,1H),4.31−4.41(m,1H)。 IR(neat):3401,2928,2854,2
235,1756,1532,1450,1351,1
280,1217,1139,1085,1012,8
93,802,705,580 cm-1
【0066】3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.98−2.06(m,18H),2.14(dd
d,J=15.8,3.1,1.1Hz,1H),2.
62(ddd,J=15.8,8.6,5.7Hz,1
H),2.73(ddd,J=11.6,6.2,1.
7Hz,1H),3.55(dt,J=2.6,6.0
Hz,2H),3.76(s,3H),4.08(s,
2H),4.16(dd,J=5.9,1.7Hz,1
H),4.27(ddd,J=8.6,6.2,3.1
Hz,1H),4.35−4.44(m,1H)。 IR(neat):3401,2928,2855,2
235,1756,1450,1277,1215,1
139,1083,1012,893,706,624
cm-1
【0067】3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
t−ブチルエステル(化合物3)1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.96−1.91(m,17H),1.48(s,9
H),2.10−2.29(m,3H),2.32(d
dd,J=9.9,6.4,1.9Hz,1H),3.
53(t,J=6.2Hz,2H),3.90−4.0
0(m,1H),3.95(s,2H),4.14(d
d,J=5.9,1.7Hz,1H),4.33−4.
39(m,1H)。 IR(neat):3401,2978,2929,2
855,2234,1747,1451,1394,1
369,1233,1161,1136,1014,8
94,845,757 cm-1
【0068】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−16,17,18,19,20−ペ
ンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α、および3−オキサ−9−デオキシ−
9α−クロロ−16,17,18,19,20−ペンタ
ノル−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ
−PGF1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.86−1.35(m,6H),1.45−1.89
(m,11H),2.06−2.28(m,3H),
2.33(ddd,J=10.0,6.5,1.9H
z,1H),3.60(t,J=5.9Hz,2H),
3.92−4.00(m,1H),4.01(s,2
H),4.18(dd,J=6.1,1.9Hz,1
H),4.33−4.40(m,1H)。 IR(neat):3392,2928,2855,2
237,1732,1450,1245,1136,1
084,1009,894,757,668 cm-1
【0069】3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
(化合物4)1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.95−2.02(m,18H),2.16(dd
d,J=15.7,2.9,1.1Hz,1H),2.
63(ddd,J=15.7,8.7,5.6Hz,1
H),2.74(ddd,J=11.7,6.0,2.
1Hz,1H),3.52−3.69(m,2H),
4.04(d,J=16.6Hz,1H),4.14
(d,J=16.6Hz,1H),4.21(dd,J
=6.1,2.1Hz,1H),4.28(ddd,J
=8.7,6.0,2.9Hz,1H),4.36−
4.43(m,1H)。 IR(neat):3392,3016,2930,2
856,2236,1734,1451,1217,1
133,1083,1010,894,758,668
cm-1
【0070】実施例4(2’RS)−3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロ
ロ−16,17,18,19,20−ペンタノル−15
−(2’−メチルシクロヘキシル)−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α、(2’RS)−3−オキサ−9−
デオキシ−9α−クロロ−16,17,18,19,2
0−ペンタノル−15−(2’−メチルシクロヘキシ
ル)−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、およびそ
のメチルエステル体の製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−3−
{(2R’S)−2’ーメチルシクロヘキシル}プロパ
−1−インを用い、実質的に実施例1(1)と同様にし
て(3R,4R)−2−メチレン−3−[(3’S)−
3’−(t−ブチルジメチルシロキシ)−3’−
{(2”RS)−(2”−メチルシクロヘキシル)}プ
ロパ−1’−イニル]−4−(t−ブチルジメチルシロ
キシ)シクロペンタン−1−オンを得た。
【0071】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.09(s,3H),0.10(s,3
H),0.12(s,3H),0.13(s,3H),
0.76−2.00(m,12H),0.89(s,9
H),0.90(s,9H),2.07−2.29
(m,1H),2.32(dd,J=18.0,7.3
Hz,1H),2.72(dd,J=18.0,6.6
Hz,1H),3.49−3.58(m,1H),3.
97−4.15(m,1H),4.21−4.35
(m,1H),5.56(d,J=2.6Hz,1
H),6.14(d,J=3.0Hz,1H)。 IR(neat):3312,2955,2928,2
858,2233,1738,1646,1472,1
447,1387,1362,1340,1254,1
223,1105,1065,1006,987,94
1,839,778,670,579 cm-1
【0072】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして(2’RS)−3−オキ
サ−16,17,18,19,20−ペンタノル−15
−(2’−メチルシクロヘキシル)−13,14−ジデ
ヒドロ−PGE1 メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09,0.10,0.11,0.12 and
0.13(5s,12H),0.73−1.90(m,
18H),0.89(s,9H),0.90(s,9
H),2.08−2.30(m,3H),2.59−
2.76(m,2H),3.52(t,J=6.6H
z,2H),3.76(s,3H),3.97−4.1
1(m,1H),4.07(s,2H),4.22−
4.35(m,1H)。 IR(neat):2929,2858,2234,1
747,1472,1463,1446,1381,1
362,1253,1207,1142,1102,1
062,1006,939,839,778,670,
579 cm-1
【0073】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして(2’RS)−3−オキ
サ−16,17,18,19,20−ペンタノル−15
−(2’−メチルシクロヘキシル)−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1αメチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)、および(2’
RS)−3−オキサ−16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−(2’−メチルシクロヘキシル)−
13,14−ジデヒドロ−PGF1β メチルエステル
11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル)を得た。
【0074】(2’RS)−3−オキサ−16,17,
18,19,20−ペンタノル−15−(2’−メチル
シクロヘキシル)−13,14−ジデヒドロ−PGF1
αメチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメ
チルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,6H),0.10(s,6H),0.7
5−2.30(m,22H),0.88(s,9H),
0.90(s,9H),2.41−2.51(m,1
H),3.54(t,J=6.5Hz,2H),3.7
6(s,3H),3.95−4.21(m,2H),
4.08(s,2H),4.22−4.30(m,1
H)。 IR(neat):3522,2928,2857,2
230,1758,1746,1472,1463,1
446,1388,1362,1254,1211,1
141,1103,1061,1005,939,83
9,778,669 cm-1
【0075】(2’RS)−3−オキサ−16,17,
18,19,20−ペンタノル−15−(2’−メチル
シクロヘキシル)−13,14−ジデヒドロ−PGF1
βメチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメ
チルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07,0.08,0.09,0.10,0.12
and 0.14(6s,12H),0.75−2.0
0(m,21H),0.88(s,9H),0.89
(s,9H),2.13−2.30(m,2H),3.
54(t,J=6.4Hz,2H),3.75(s,3
H),3.93−4.14(m,2H),4.08
(s,2H),4.16−4.28(m,1H)。 IR(neat):3468,2953,2928,2
857,2231,1758,1746,1472,1
463,1446,1361,1253,1211,1
138,1062,1006,838,778,669
cm-1
【0076】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)および(5)と同様にして(2’R
S)−3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−1
6,17,18,19,20−ペンタノル−15−
(2’−メチルシクロヘキシル)−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステル、および(2’R
S)−3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ−1
6,17,18,19,20−ペンタノル−15−
(2’−メチルシクロヘキシル)−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステルを得た。 (2’RS)−3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロ
ロ−16,17,18,19,20−ペンタノル−15
−(2’−メチルシクロヘキシル)−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α メチルエステル1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.87 and 0.90(d,J=7.1Hz,3
H),1.14−1.85(m,16H),2.09−
2.37(m,4H),3.49−3.61(m,2
H),3.76(s,3H),3.87−4.18
(m,2H),4.08(s,2H),4.10−4.
43(m,1H)。 IR(neat):3401,2926,2860,2
234,1757,1742,1446,1377,1
217,1140,1087,1046,1021,9
79,849,802,706,601 cm-1
【0077】(2’RS)−3−オキサ−9−デオキシ
−9α−クロロ−16,17,18,19,20−ペン
タノル−15−(2’−メチルシクロヘキシル)−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル
(化合物5)1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.88 and 0.90(2d,J=7.2Hz,
3H),1.12−2.03(m,16H),2.10
−2.25(m,2H),2.55−2.67(m,1
H),2.69−2.88(m,1H),3.48−
3.61(m,2H),3.76(s,3H),4.0
8(s,2H),4.02−4.12(m,1H),
4.23−4.30(m,1H),4.36−4.42
(m,1H)。 IR(neat):3413,2926,2860,2
233,1741,1446,1376,1244,1
217,1139,1083,1022,980,85
4,706,618 cm-1
【0078】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして(2’RS)−3−オキ
サ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,17,18,
19,20−ペンタノル−15−(2’−メチルシクロ
ヘキシル)−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、お
よび(2’RS)−3−オキサ−9−デオキシ−9α−
クロロ−16,17,18,19,20−ペンタノル−
15−(2’−メチルシクロヘキシル)−13,14−
ジデヒドロ−PGF1αを得た。
【0079】(2’RS)−3−オキサ−9−デオキシ
−9β−クロロ−16,17,18,19,20−ペン
タノル−15−(2’−メチルシクロヘキシル)−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α1 H−NMR(CDCl3,400MHz)δppm;
0.88 and 0.90(d,J=7.2Hz,3
H),1.11−1.85(m,16H),2.10−
2.36(m,4H),3.56−3.62(m,2
H),3.92−3.99(m,1H),4.02−
4.17(m,1H),4.09(s,2H),4.3
6(q,J=6.5Hz,1H)。 IR(neat):3392,2927,2860,2
236,1733,1446,1382,1229,1
134,1019,978,803,680 cm-1
【0080】(2’RS)−3−オキサ−9−デオキシ
−9α−クロロ−16,17,18,19,20−ペン
タノル−15−(2’−メチルシクロヘキシル)−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.88 and 0.90(2d,J=9.0Hz,
3H),1.13−2.02(m,16H),2.10
−2.24(m,2H),2.63(ddd,J=1
0.1,8.4,5.6Hz,1H),2.70−2.
77(m,1H),3.52−3.67(m,2H),
4.02−4.18(m,1H),4.05(d,J=
16.7Hz,1H),4.13(d,J=16.7H
z,1H),4.24−4.30(m,1H),4.3
7−4.42(m,1H)。 IR(neat):3401,2927,2860,2
237,1732,1447,1382,1245,1
133,1083,1020,978,876,68
0,619cm-1
【0081】実施例53−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−19,20
−ジノル−16−エチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α、3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ−
19,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α、およびメチルエステル体の製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−4−エチ
ルヘキサ−1−インを用い、実質的に実施例1(1)と
同様にして(3R,4R)−2−メチレン−3−
[(3’S)−3’−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−4’−エチルヘキサ−1’−イニル]−4−(t−ブ
チルジメチルシロキシ)シクロペンタン−1−オンを得
た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.10(s,3H),0.1
3(s,3H),0.14(s,3H),0.84−
0.95(m,6H),0.89(s,9H),0.9
0(s,9H),1.18−1.67(m,5H),
2.33(dd,J=17.9,7.4Hz,1H),
2.72(dd,J=17.9,6.4Hz,1H),
3.49−3.58(m,1H),4.21−4.33
(m,1H),4.35−4.45(m,1H),5.
55(d,J=2.6Hz,1H),6.14(d,J
=2.9Hz,1H)。 IR(neat):2959,2931,2883,2
859,2234,1738,1645,1464,1
362,1254,1223,1123,1077,1
007,940,893,838,778,671 c
-1
【0082】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして3−オキサ−19,20
−ジノル−16−エチル−13,14−ジデヒドロ−P
GE1メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチル
ジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.09(s,3H),0.1
1(s,3H),0.12(s,3H),0.84−
0.95(m,6H),0.89(s,18H),1.
28−1.86(m,11H),2.16(dd,J=
18.2,6.9Hz,1H),2.16−2.27
(m,1H),2.67(ddd,J=18.2,6.
7,1.3Hz,1H),2.70(ddd,J=9.
1,6.9,1.3Hz,1H),3.52(t,J=
6.4Hz,2H),3.76(s,3H),4.07
(s,2H),4.23−4.34(m,1H),4.
36−4.40(m,1H)。 IR(neat):2957,2931,2859,2
235,1748,1463,1362,1253,1
207,1141,1073,1007,939,83
9,778,671 cm-1
【0083】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして3−オキサ−19,20
−ジノル−16−エチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α メチルエステル 11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)、および3−オキサ−1
9,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1β メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0084】3−オキサ−19,20−ジノル−16−
エチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチル
エステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリ
ルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,6H),0.82−0.95(m,6H),
0.88(s,18H),1.18−2.02(m,1
4H),2.41−2.50(m,1H),3.54
(t,J=6.4Hz,2H),3.76(s,3
H),4.06−4.16(m,1H),4.08
(s,2H),4.22−4.30(m,1H),4.
32−4.38(m,1H)。 IR(neat):3523,2957,2931,2
883,2858,2229,1759,1463,1
439,1362,1254,1211,1141,1
073,1006,939,838,778,671
cm-1
【0085】3−オキサ−19,20−ジノル−16−
エチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1β メチル
エステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリ
ルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,6H),0.1
1(s,3H),0.82−0.95(m,6H),
0.88(s,9H),0.89(s,9H),1.1
8−1.94(m,14H),2.23(ddd,J=
9.4,6.2,1.7Hz,1H),3.54(t,
J=6.4Hz,2H),3.75(s,3H),3.
94−4.08(m,1H),4.08(s,2H),
4.16−4.28(m,1H),4.32−4.39
(m,1H)。 IR(neat):3468,2957,2931,2
883,2858,2231,1759,1463,1
440,1362,1253,1212,1140,1
068,1006,838,778,672 cm-1
【0086】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−19,20−ジノル−16−エチル
−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステ
ル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエー
テル)、および3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロ
ロ−19,20−ジノル−16−エチル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1αメチルエステル 11,15−
ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0087】3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−19,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−
ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,6H),0.1
1(s,3H),0.83−0.95(m,6H),
0.88(s,9H),0.89(s,9H),1.1
8−1.78(m,11H),1.96−2.18
(m,3H),2.29(ddd,J=8.9,5.
0,1.7Hz,1H),3.54(t,J=6.5H
z,2H),3.76(s,3H),3.96(dd,
J=15.6,7.7Hz,1H),4.08(s,2
H),4.24(q,J=5.0Hz,1H),4.3
6(dd,J=4.2,1.7Hz,1H)。 IR(neat):2956,2931,2858,2
232,1762,1743,1463,1439,1
362,1254,1206,1142,1074,1
007,939,838,778,671 cm-1
【0088】3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−19,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−
ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.06(s,3H),0.08(s,3H),0.0
9(s,3H),0.11(s,3H),0.81−
1.00(m,6H),0.89(s,18H),1.
17−1.94(m,12H),2.02(ddd,J
=15.3,3.6,1.6Hz,1H),2.55
(ddd,J=15.3,8.5,6.3Hz,1
H),2.68(ddd,J=11.7,6.5,1.
6Hz,1H),3.46−3.61(m,2H),
3.76(s,3H),4.08(s,2H),4.1
0−4.25(m,1H),4.26−4.44(m,
1H) 4.38(dd,J=4.2,1.6Hz,1H)。 IR(neat):2957,2931,2859,2
233,1761,1463,1438,1384,1
362,1254,1207,1142,1074,1
007,940,891,838,812,778,6
72 cm-1
【0089】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−19,20−ジノル−16−エチル
−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステ
ル、および3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ−
19,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α メチルエステルを得た。
【0090】3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−19,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.93(t,J=7.1Hz,3H),0.94
(t,J=7.1Hz,3H),1.18−1.84
(m,11H),2.03−2.38(m,4H),
3.48−3.62(m,2H),3.76(s,3
H),3.88−4.04(m,1H),4.08
(s,2H),4.28−4.46(m,2H)。 IR(neat):3401,2960,2937,2
876,2209,1752,1667,1460,1
440,1382,1279,1222,1139,1
021,707 cm-1
【0091】3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−19,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.93(t,J=7.4Hz,3H),0.94
(t,J=7.4Hz,3H),1.26−2.02
(m,12H),2.15(ddd,J=15.6,
3.0,1.2Hz,1H),2.61(ddd,J=
15.6,8.7,5.6Hz,1H),2.73(d
dd,J=11.7,6.1,1.9Hz,1H),
3.47−3.62(m,2H),3.76(s,3
H),4.08(s,2H),4.26(ddd,J=
8.8,5.9,3.0Hz,1H),4.35−4.
45(m,2H)。 IR(neat):3401,2960,2936,2
875,2234,1756,1460,1439,1
379,1277,1216,1139,1081,1
021,707,617 cm-1
【0092】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−19,20−ジノル−16−エチル
−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、および3−オ
キサ−9−デオキシ−9α−クロロ−19,20−ジノ
ル−16−エチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1
αを得た。
【0093】3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−19,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.93(t,J=7.1Hz,3H),0.94
(t,J=7.1Hz,3H),1.18−1.81
(m,11H),2.04−2.32(m,3H),
2.33(ddd,J=11.2,6.4,1.8H
z,1H),3.48−3.66(m,2H),3.9
6(q,J=7.2Hz,1H),4.10(s,2
H),4.36(dd,J=12.0,6.4Hz,1
H),4.43(dd,J=4.2,1.8Hz,1
H)。 IR(neat):3392,2961,2936,2
876,2236,1736,1461,1382,1
240,1134,1017,961,802,680
cm-1
【0094】3−オキサ−9−デオキシ−9α−クロロ
−19,20−ジノル−16−エチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.93(t,J=7.3Hz,3H),0.94
(t,J=7.3Hz,3H),1.17−2.03
(m,12H),2.16(ddd,J=15.7,
3.0,1.1Hz,1H),2.64(ddd,J=
15.7,8.8,5.6Hz,1H),2.74(d
dd,J=11.6,6.2,2.1Hz,1H),
3.44−3.70(m,2H),4.06(d,J=
16.7Hz,1H) 4.15(d,J=16.7Hz,1H),4.27
(ddd,J=8.8,6.0,3.0Hz,1H),
4.38−4.43(m,1H),4.47(dd,J
=4.4,2.1Hz,1H)。 IR(neat):3391,2962,2937,2
875,2235,1733,1461,1432,1
383,1219,1133,1080,1018,7
57,668 cm-1
【0095】実施例6(17S)−3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−17,20−ジメチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α、(17S)−3−オキサ−9−デオキシ−9
α−クロロ−17,20−ジメチル−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α、およびメチルエステル体の製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S,5S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−5
−メチルノナー1−インを用い、実質的に実施例1
(1)と同様にして(3R,4R)−2−メチレン−3
−[(3’S,5’S)−3’−(t−ブチルジメチル
シロキシ)−5’−メチルノナ−1’−イニル]−4−
(t−ブチルジメチルシロキシ)シクロペンタン−1−
オンを得た。
【0096】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.09,0.10 and 0.12(3
s,12H),0.89(s,18H),0.80−
0.99(m,6H),1.00−1.72(m,9
H),2.32(dd,J=18.0,7.4Hz,1
H),2.71(dd,J=18.0,6.6Hz,1
H),3.47−3.56(m,1H),4.15−
4.33(m,1H),4.44(dt,J=1.6,
7.0Hz,1H),5.54(d,J=2.6Hz,
1H),6.13(d,J=3.0Hz,1H)。 IR(neat):2930,2850,1740,1
640,1460,1360,1250,1120,1
080,835,770 cm-1
【0097】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして(17S)−3−オキサ
−17,20−ジメチル−13,14−ジデヒドロ−P
GE1メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチル
ジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,6H),0.11(s,3H),0.1
2(s,3H),0.78−1.02(m,6H),
0.89(s,9H),0.90(s,9H),1.0
4−1.86(m,15H),2.16−2.29
(m,1H),2.17(dd,J=18.2,6.9
Hz,1H),2.64−2.76(m,1H),2.
67(ddd,J=18.2,6.6,1.2Hz,1
H),3.52(t,J=6.4Hz,2H),3.7
6(s,3H),4.07(s,2H),4.23−
4.35(m,1H),4.42(dt,J=1.6H
z,6.9Hz,1H)。 IR(neat):2955,2930,2858,2
235,1748,1463,1439,1379,1
362,1253,1207,1141,1095,1
006,940,838,779,670 cm-1
【0098】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして(17S)−3−オキサ
−17,20−ジメチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α メチルエステル 11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)、および(17S)−3
−オキサ−17,20−ジメチル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1β メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。 (17S)−3−オキサ−17,20−ジメチル−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル
11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,3H),0.10(s,6H),0.1
1(s,3H),0.77−0.95(m,6H),
0.88(s,9H),0.90(s,9H),1.1
6−2.02(m,18H),2.41−2.49
(m,1H),3.54(t,J=6.5Hz,2
H),3.75(s,3H),4.05−4.29
(m,2H),4.08(s,2H),4.41(d
t,J=1.6,7.0Hz,1H)。 IR(neat):3521,2954,2930,2
858,2231,1758,1472,1463,1
439,1379,1362,1255,1208,1
141,1083,1005,939,838,77
8,668 cm-1
【0099】(17S)−3−オキサ−17,20−ジ
メチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1β メチル
エステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリ
ルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.81−
1.03(m,6H),0.88(s,9H),0.9
0(s,9H),1.15−1.95(m,18H),
2.22(ddd,J=9.3,6.2,1.6Hz,
1H),3.54(t,J=6.3Hz,2H),3.
75(s,3H),3.94−4.06(m,1H),
4.08(s,2H),4.15−4.28(m,1
H),4.42(dt,J=1.6,7.0Hz,1
H)。 IR(neat):3468,2955,2930,2
858,2232,1759,1463,1440,1
384,1361,1253,1209,1138,1
070,1006,837,778,669 cm-1
【0100】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして(17S)−3−オキサ
−9−デオキシ−9β−クロロ−17,20−ジメチル
−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステ
ル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエー
テル)、および(17S)−3−オキサ−9−デオキシ
−9α−クロロ−17,20−ジメチル−13,14−
ジデヒドロ−PGF1αメチルエステル 11,15−
ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0101】(17S)−3−オキサ−9−デオキシ−
9β−クロロ−17,20−ジメチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−
ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.81−
1.01(m,6H),0.88(s,9H),0.9
0(s,9H),1.05−1.77(m,15H),
2.00−2.17(m,3H),2.28(ddd,
J=8.7,4.8,1.5Hz,1H),3.54
(t,J=6.4Hz,2H),3.76(s,3
H),3.96(q,J=7.7Hz,1H),4.0
8(s,2H),4.18−4.28(m,1H),
4.36−4.47(m,1H)。 IR(neat):2955,2931,2858,2
232,1759,1463,1440,1384,1
362,1255,1207,1142,1088,1
006,940,838,779,670 cm-1
【0102】(17S)ー3−オキサ−9−デオキシ−
9α−クロロ−17,20−ジメチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−
ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.80−
1.00(m,6H),0.89(s,9H),0.9
0(s,9H),1.02−1.94(m,16H),
2.02(ddd,J=15.2,3.6,1.7H
z,1H),2.55(ddd,J=15.2,8.
6,6.2Hz,1H),2.68(ddd,J=1
1.9,6.5,1.6Hz,1H),3.47−3.
60(m,2H),3.76(s,3H),4.08
(s,2H),4.11−4.24(m,1H),4.
27−4.49(m,2H)。 IR(neat):2954,2930,2858,2
232,1761,1472,1463,1380,1
362,1255,1207,1142,1089,1
006,940,888,838,811,778,6
68 cm-1
【0103】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして(17S)−3−オキサ
−9−デオキシ−9β−クロロ−17,20−ジメチル
−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステ
ル、および(17S)−3−オキサ−9−デオキシ−9
α−クロロ−17,20−ジメチル−13,14−ジデ
ヒドロ−PGF1α メチルエステルを得た。
【0104】(17S)−3−オキサ−9−デオキシ−
9β−クロロ−17,20−ジメチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル(化合物6)1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.82−0.98(m,3H),0.91(d,J=
6.3Hz,3H),1.08−1.40(m,6
H),1.46−1.79(m,9H),2.10−
2.27(m,3H),2.31(ddd,J=9.
8,6.4,1.9Hz,1H),3.53−3.58
(m,2H),3.76(s,3H),3.95(q,
J=7.3Hz,1H),4.08(s,2H),4.
32−4.39(m,1H),4.43(dt,J=
1.9,7.7Hz,1H)。 IR(neat):3401,2930,2860,2
234,1756,1440,1378,1281,1
217,1140,1046,800,706 c
-1
【0105】(17S)−3−オキサ−9−デオキシ−
9α−クロロ−17,20−ジメチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α メチルエステル1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.80−1.00(m,3H),0.90(d,J=
6.6Hz,3H),1.09−2.07(m,16
H),2.15(ddd,J=15.7,3.0,1.
1Hz,1H),2.61(ddd,J=15.7,
8.7,5.6Hz,1H),2.72(ddd,J=
11.5,6.2,1.7Hz,1H),3.48−
3.62(m,2H),3.76(s,3H),4.0
9(s,2H),4.26(ddd,J=8.7,6.
2,3.0Hz,1H),4.34−4.49(m,2
H)。 IR(neat):3401,2930,2860,2
235,1756,1632,1440,1382,1
282,1213,1139,1022,706,66
9,625 cm-1
【0106】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして(17S)−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,20−ジメチル−13,14
−ジデヒドロ−PGF1α、および(17S)−9−デ
オキシ−9α−クロロ−17,20−ジメチル−13,
14−ジデヒドロ−PGF1αを得た。 (17S)−9−デオキシ−9β−クロロ−17,20
−ジメチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.82−0.95(m,3H),0.91(d,J=
6.2Hz,3H),1.08−1.77(m,15
H),2.14−2.27(m,3H),2.32(d
dd,J=9.9,6.7,1.7Hz,1H),3.
60(t,J=6.1Hz,2H),3.92−4.0
0(m,1H),4.10(s,2H),4.32−
4.39(m,1H),4.44(dt,J=1.5,
6.3Hz,1H)。 IR(neat):3369,2929,2860,2
237,1733,1457,1383,1219,1
135,1049,985,758,669 cm-1
【0107】(17S)−3−オキサ−9−デオキシ−
9α−クロロ−17,20−ジメチル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1α1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.85−0.96(m,6H),1.05−2.02
(m,16H),2.16(ddd,J=15.7,
2.9,1.1Hz,1H),2.62(ddd,J=
15.7,8.7,5.6Hz,1H),2.73(d
dd,J=11.6,6.0,1.9Hz,1H),
3.46−3.74(m,2H),4.05(d,J=
15.5Hz,1H),4.14(d,J=15.5H
z,1H),4.26(ddd,J=8.7,6.0,
2.9Hz,1H),4.37−4.53(m,2
H)。 IR(neat):3369,2930,2861,2
236,1734,1460,1432,1379,1
226,1135,1021,678,626 c
-1
【0108】実施例73−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−17,1
8,19,20−テトラノル−16−シクロペンチル−
13,14−ジデヒドロ−PGF1α、およびメチルエ
ステル体の製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−3−シク
ロペンチルブタ−1−インを用い、実質的に実施例1
(1)と同様にして(3R,4R)−2−メチレン−3
−[(3’S)−3’−(t−ブチルジメチルシロキ
シ)−4’−シクロペンチルブタ−1’−イニル]−4
−(t−ブチルジメチルシロキシ)シクロペンタン−1
−オンを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.07−0.17(m,12H),0.89(s,1
8H),1.03−2.02(m,11H),2.33
(dd,J=17.9,7.6Hz,1H),2.71
(dd,J=17.9,6.4Hz,1H),3.41
−3.58(m,1H),4.22−4.31(m,1
H),4.39(t,J=6.7Hz,1H),5.5
5(d,J=2.4Hz,1H),6.14(d,J=
3.0Hz,1H)。 IR(neat):2930,2850,1735,1
638,1460,1360,1245,1220,1
100,1000,935,825,770 cm-1
【0109】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして3−オキサ−17,1
8,19,20−テトラノル−16−シクロペンチル−
13,14−ジデヒドロ−PGE1 メチルエステル
11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,6H),0.11(s,3H),0.1
2(s,3H),0.89(s,9H),0.90
(s,9H),0.95−2.27(m,19H),
2.58−2.76(m,2H),3.52(t,J=
6.4Hz,2H),3.76(s,3H),4.07
(s,2H),4.22−4.34(m,1H),4.
36(dt,J=1.6,6.4Hz,1H)。 IR(neat):2953,2858,2235,1
747,1473,1463,1439,1362,1
254,1208,1142,1103,1006,9
40,839,779,670,577 cm-1
【0110】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして3−オキサ−17,1
8,19,20−テトラノル−16−シクロペンチル−
13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル
11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル)、および3−オキサ−17,18,19,20−テ
トラノル−16−シクロペンチル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1β メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0111】3−オキサ−17,18,19,20−テ
トラノル−16−シクロペンチル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,3H),0.10(s,6H),0.1
1(s,3H),0.88(s,9H),0.90
(s,9H),0.95−2.10(m,20H),
2.40−2.51(m,1H),3.55(t,J=
6.4Hz,2H),3.76(s,3H),4.02
−4.17(m,1H),4.08(s,2H),4.
21−4.30(m,1H),4.35(dt,J=
1.9,6.4Hz,1H)。 IR(neat):3523,2952,2931,2
858,1758,1473,1463,1439,1
388,1362,1253,1211,1140,1
103,1077,1006,939,838,77
8,668 cm-1
【0112】3−オキサ−17,18,19,20−テ
トラノル−16−シクロペンチル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1β メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.87
(s,9H),0.88(s,9H),0.95−2.
07(m,20H),2.22(ddd,J=9.4,
6.4,1.7Hz,1H),3.54(t,J=6.
3Hz,2H),3.76(s,3H),3.94−
4.07(m,1H),4.08(s,2H),4.2
2(q,J=6.4Hz,1H),4.36(dt,J
=1.7,6.4Hz,1H)。 IR(neat):3468,2952,2931,2
858,2233,1758,1746,1473,1
463,1440,1362,1253,1211,1
138,1071,1006,939,838,77
8,670 cm-1
【0113】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,18,19,20−テトラノ
ル−16−シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ−
PGF1α メチルエステル11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.88
(s,9H),0.90(s,9H),0.95−2.
17(m,20H),2.28(ddd,J=8.9,
5.3,1.7Hz,1H),3.54(t,J=6.
5Hz,2H),3.76(s,3H),3.96(d
d,J=15.2,7.5Hz,1H),4.08
(s,2H),4.25(q,J=5.3Hz,1
H),4.35(dt,J=1.7,6.5Hz,1
H)。 IR(neat):2952,2858,2233,1
761,1743,1472,1463,1439,1
389,1362,1255,1206,1142,1
075,1006,940,838,812,778,
670 cm-1
【0114】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,18,19,20−テトラペ
ノル−16−シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ
−PGF1α メチルエステルを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.83−1.34(m,6H),1.44−1.82
(m,11H),2.10−2.30(m,3H),
2.31(ddd,J=9.9,6.5,1.8Hz,
1H),3.50−3.60(m,2H),3.76
(s,3H),3.95(dd,J=14.3,7.4
Hz,1H),4.09(s,2H),4.35(q,
J=6.5Hz,1H),4.42−4.48(m,1
H)。 IR(neat):3401,2922,2852,2
234,1757,1447,1283,1217,1
140,1045,983,895,800,706,
581cm-1
【0115】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,18,19,20−テトラノ
ル−16−シクロペンチル−13,14−ジデヒドロ−
PGF1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.80−2.25(m,20H),2.32(dd
d,J=9.9,6.5,1.9Hz,1H),3.5
4−3.64(m,2H),3.95(dd,J=1
3.8,7.5Hz,1H),4.10(s,2H),
4.36(q,J=6.5Hz,1H),4.40(d
t,J=1.9,7.0Hz,1H)。 IR(neat):3392,2945,2867,2
237,1732,1445,1219,1134,1
046,785,668 cm-1
【0116】実施例83−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−17,1
8,19,20−テトラノル−16−シクロヘキシル−
13,14−ジデヒドロ−PGF1α、およびメチルエ
ステル体の製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−3−シク
ロヘキシルブタ−1−インを用い、実質的に実施例1
(1)と同様にして(3R,4R)−2−メチレン−3
−[(3’S)−3’−(t−ブチルジメチルシロキ
シ)−4’−シクロヘキシルブタ−1’−イニル]−4
−(t−ブチルジメチルシロキシ)シクロペンタン−1
−オンを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.07−0.14(m,12H),0.89(s,1
8H),1.03−1.80(m,13H),2.33
(dd,J=17.9,7.4Hz,1H),2.71
(dd,J=17.9,6.4Hz,1H),3.41
−3.54(m,1H),4.22−4.32(m,1
H),4.47(t,J=6.8Hz,1H),5.5
5(d,J=2.5Hz,1H),6.14(d,J=
2.7Hz,1H)。 IR(neat):2930,2850,1735,1
640,1460,1360,1250,1220,1
100,1000,940,830,770 cm-1
【0117】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして3−オキサ−17,1
8,19,20−テトラノル−16−シクロヘキシル−
13,14−ジデヒドロ−PGE1 メチルエステル
11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,6H),0.10(s,3H),0.1
3(s,3H),0.65−2.27(m,21H),
0.89(s,18H),2.58−2.76(m,2
H),3.52(t,J=6.4Hz,2H),3.7
5(s,3H),4.07(s,2H),4.29
(q,J=6.7Hz,1H),4.38−4.49
(m,1H)。 IR(neat):2928,2857,2235,1
747,1473,1463,1449,1362,1
254,1209,1141,1099,1075,1
005,939,839,811,779,670,5
78 cm-1
【0118】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして3−オキサ−17,1
8,19,20−テトラノル−16−シクロヘキシル−
13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル
11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル)、および3−オキサ−17,18,19,20−テ
トラノル−16−シクロヘキシル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1βメチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0119】3−オキサ−17,18,19,20−テ
トラノル−16−シクロヘキシル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,6H),0.11(s,6H),0.8
9(s,9H),0.90(s,9H),1.05−
1.90(m,21H),1.94−2.09(m,1
H),2.41−2.50(m,1H),3.55
(t,J=6.5Hz,2H),3.76(s,3
H),4.06−4.18(m,1H),4.08
(s,2H),4.22−4.29(m,1H),4.
38−4.47(m,1H)。 IR(neat):3523,2927,2856,2
231,1758,1473,1463,1449,1
389,1361,1252,1211,1141,1
074,1004,939,838,778,668
cm-1
【0120】3−オキサ−17,18,19,20−テ
トラノル−16−シクロヘキシル−13,14−ジデヒ
ドロ−PGF1β メチル エステル 11,15−ビ
ス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,6H),0.1
1(s,3H),0.75−1.95(m,22H),
0.88(s,9H),0.89(s,9H),2.2
2(ddd,J=9.3,6.3,1.7Hz,1
H),3.54(t,J=6.2Hz,2H),3.7
5(s,3H),3.99(q,J=6.4Hz,1
H),4.08(s,2H),4.22(dd,J=1
2.5,6.3Hz,1H),4.37−4.49
(m,1H)。 IR(neat):3468,2928,2856,2
232,1758,1746,1473,1463,1
449,1361,1253,1211,1138,1
073,1005,939,838,778,670
cm-1
【0121】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,18,19,20−テトラノ
ル−16−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−
PGF1α メチルエステル11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,3H),0.0
9(s,3H),0.11(s,3H),0.88
(s,9H),0.90(s,9H),1.05−1.
78(m,19H),1.98−2.18(m,3
H),2.28(ddd,J=8.8,5.0,1.6
Hz,1H),3.54(t,J=6.4Hz,2
H),3.76(s,3H),3.96(q,J=7.
6Hz,1H),4.08(s,2H),4.19−
4.30(m,1H),4.38−4.48(m,1
H)。 IR(neat):2928,2856,2232,1
762,1743,1473,1463,1449,1
362,1255,1206,1142,1074,1
004,939,838,811,778,669 c
-1
【0122】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,18,19,20−テトラノ
ル−16−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−
PGF1α メチルエステル(化合物7)を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.05−1.23(m,2H),1.45−2.05
(m,17H),2.10−2.30(m,3H),
2.31(ddd,J=9.9,6.4,1.8Hz,
1H),3.50−3.59(m,2H),3.76
(s,3H),3.95(dd,J=14.3,7.4
Hz,1H),4.09(s,2H),4.32−4.
41(m,2H)。 IR(neat):3401,2946,2866,2
234,1756,1440,1283,1217,1
139,1044,889,706 cm-1
【0123】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,18,19,20−テトラノ
ル−16−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−
PGF1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.80−1.80(m,19H),2.06−2.3
0(m,3H),2.32(ddd,J=9.8,6.
4,1.9Hz,1H),3.55−3.64(m,2
H),3.95(q,J=7.3Hz,1H), 4.
10(s,2H),4.36(dd,J=12.9,
6.5Hz,1H),4.42−4.52(m,1
H)。 IR(neat):3392,2926,2853,2
236,1733,1448,1218,1133,1
045,981,895,758,668 cm-1
【0124】実施例9(16RS)−3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロ
ロ−16,20−ジメチル−13,14,18,18,
19,19−ヘキサデヒドロ−PGF1α、およびメチ
ルエステルの製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S,4RS)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−
4−メチルノナー1,6ージインを用い、実質的に実施
例1(1)と同様にして(3R,4R)−2−メチレン
−3−[(3’S,4’RS)−3’−(t−ブチルジ
メチルシロキシ)−4’−メチルノナ−1’,6’−ジ
イニル]−4−(t−ブチルジメチルシロキシ)シクロ
ペンタン−1−オンを得た。
【0125】1H−NMR(CDCl3,300MHz)
δppm;0.09,0.10 and 0.12(3
s,12H),0.88(s,18H),1.02 a
nd 1.03(2d,J=6.8Hz,3H),1.
10(t,J=7.3Hz,3H),1.73−1.9
1(m,1H),2.00−2.39(m,4H),
2.32(dd,J=17.9,7.4Hz,1H),
2.70(dd,J=17.9,6.4Hz,1H),
3.53(d,J=6.5Hz,1H),4.21−
4.30(m,1H),4.37 and 4.47
(2d,J=4.1Hz,6.3Hz,1H),5.5
4(d,J=2.7Hz,1H),6.13(d,J=
3.0Hz,1H)。 IR(neat):2960,2934,2862,2
364,1738,1649,1473,1363,1
255,1123,1079,837,777 c
-1
【0126】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして(16RS)−3−オキ
サ−16,20−ジメチル−13,14,18,18,
19,19−ヘキサデヒドロ−PGE1 メチルエステ
ル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエー
テル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,3H),0.10(s,3H),0.1
1(s,3H),0.12(s,3H),0.89
(s,9H),0.90(s,9H),1.02 an
d 1.04(2d,J=6.7Hz,3H),1.1
2(t,J=7.4Hz,3H),1.40−1.90
(m,7H),2.06−2.26(m,6H),2.
65−2.76(m,1H),2.67(ddd,J=
18.3,6.6,1.2Hz,1H),3.52
(t,J=6.4Hz,2H),3.76(s,3
H),4.07(s,2H),4.22−4.47
(m,2H)。 IR(neat):2955,2931,2858,2
235,1748,1473,1463,1377,1
362,1321,1253,1207,1141,1
099,1029,1007,939,839,77
9,671 cm-1
【0127】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして(16RS)−3−オキ
サ−16,20−ジメチル−13,14,18,18,
19,19−ヘキサデヒドロ−PGF1α メチルエス
テル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエ
ーテル)、および(16RS)−3−オキサ−16,2
0−ジメチル−13,14,18,18,19,19−
ヘキサデヒドロ−PGF1β メチルエステル 11,
15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得
た。
【0128】(16RS)−3−オキサ−16,20−
ジメチル−13,14,18,18,19,19−ヘキ
サデヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,6H),0.11(s,6H),0.8
9(s,9H),0.90(s,9H),1.02 a
nd 1.03(2d,J=6.6Hz,3H),1.
12(t,J=7.4Hz,3H),1.30−2.5
1(m,15H),3.55(t,J=6.4Hz,2
H),3.76(s,3H),4.05−4.16
(m,1H),4.08(s,2H),4.22−4.
44(m,2H)。 IR(neat):3528,2954,2931,2
858,2231,1758,1473,1463,1
438,1389,1361,1321,1253,1
210,1140,1077,1030,1006,9
39,839,778,671cm-1
【0129】(16RS)−3−オキサ−16,20−
ジメチル−13,14,18,18,19,19−ヘキ
サデヒドロ−PGF1β メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,3H),0.0
9(s,3H),0.12(s,3H),0.88
(s,9H),0.89(s,9H),1.02 an
d 1.03(2d,J=6.6Hz,3H),1.1
2(t,J=7.4Hz,3H),1.41−2.40
(m,15H), 3.54(t,J=6.2Hz,2
H),3.75(s,3H),4.00(q,J=6.
4Hz,1H),4.08(s,2H),4.22
(q,J=6.2Hz,1H),4.28−4.45
(m,1H)。 IR(neat):3468,2955,2930,2
857,2232,1758,1473,1463,1
439,1377,1361,1321,1253,1
210,1137,1072,1029,1006,9
39,838,778,671cm-1
【0130】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして(16RS)−3−オキ
サ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,20−ジメチ
ル−13,14,18,18,19,19−ヘキサデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステル 11,15−ビス
(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.88
(s,9H),0.90(s,9H),1.02 an
d 1.03(2d,J=6.8Hz,3H),1.1
2(t,J=7.4Hz,3H),1.23−2.40
(m,15H),3.54(t,J=6.4Hz,2
H),3.76(s,3H),3.96(q,J=7.
7Hz,1H),4.09(s,2H),4.20−
4.45(m,2H)。 IR(neat):2954,2931,2858,2
233,1761,1742,1473,1463,1
438,1361,1321,1254,1206,1
142,1075,1029,1006,939,83
8,814,778,672cm-1
【0131】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして(16RS)−3−オキ
サ−9−デオキシ−9β−クロロ−16,20−ジメチ
ル−13,14,18,18,19,19−ヘキサデヒ
ドロ−PGF1α メチルエステルを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.06 and 1.08(d,J=6.9Hz,3
H),1.13(t,J=7.5Hz,3H),1.4
8−2.44(m,15H),3.51−3.59
(m,2H),3.76(s,3H),3.91−4.
01(m,1H),4.09(s,2H),4.33−
4.44(m,2H)。 IR(neat):3412,2937,2875,2
234,1756,1440,1376,1320,1
283,1217,1139,1025,982,89
1,800,706,581 cm-1
【0132】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして(16RS)−9−デオ
キシ−9β−クロロ−16,20−ジメチル−13,1
4,18,18,19,19−ヘキサデヒドロ−PGF
1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.06 and 1.08(d,J=6.8Hz,3
H),1.12(t,J=7.5Hz,3H),1.5
1−1.78(m,16H),1.86−1.99
(m,1H),2.08−2.43(m,8H),3.
56−3.64(m,2H),3.92−4.00
(m,1H),4.10(s,2H),4.33−4.
48(m,2H)。 IR(neat):3392,2975,2937,2
236,1733,1435,1377,1321,1
245,1135,1023,981,938,80
0,681cm-1
【0133】実施例10(17R)−3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−20−イソプロピリデン−17−メチル−13,14
−ジデヒドロ−PGF1α、およびメチルエステル体の
製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S,5R)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−
5,9−ジメチルー8ーデセン−1−インを用い、実質
的に実施例1(1)と同様にして(3R,4R)−2−
メチレン−3−[(3’S,5’R)−3’−(t−ブ
チルジメチルシロキシ)−5’,9’−ジメチル−8’
−デセン−1’−イニル]−4−(t−ブチルジメチル
シロキシ)シクロペンタン−1−オンを得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.10(s,6H),0.11(s,3H),0.1
4(s,3H),0.75−1.02(m,3H),
0.89(s,9H),0.90(s,9H),1.0
7−2.08(m,7H),1.60(s,3H),
1.68(s,3H),2.32(dd,J=17.
9,7.3Hz,1H),2.72(dd,J=17.
9,6.5Hz,1H),3.48−3.57(m,1
H),4.21−4.34(m,1H),4.36−
4.51(m,1H),5.03−5.15(m,1
H),5.55(dd,J=2.6,0.6Hz,1
H),6.14(dd,J=3.0,0.6Hz,1
H)。 IR(neat):2956,2930,2858,2
214,1734,1647,1472,1463,1
378,1362,1256,1167,1098,1
006,939,906,838,809,778,6
69 cm-1
【0134】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして(17R)−3−オキサ
−20−イソプロピリデン−17−メチル−13,14
−ジデヒドロ−PGE1 メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,6H),0.11(s,3H),0.1
3(s,3H),0.87−0.94(m,3H),
0.89(s,18H),1.08−2.05(m,1
3H),1.60(s,3H),1.68(d,J=
1.0Hz,3H),2.10−2.21(m,2
H),2.60−2.73(m,2H),3.52
(t,J=6.4Hz,2H),3.75(s,3
H),4.07(s,2H),4.22−4.34
(m,1H),4.38−4.51(m,1H),5.
07−5.13(m,1H)。 IR(neat):2954,2930,2858,2
235,1748,1473,1463,1439,1
377,1362,1253,1207,1141,1
100,1006,940,839,810,779,
670 cm-1
【0135】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして(17R)−3−オキサ
−20−イソプロピリデン−17−メチル−13,14
−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,1
5−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)、およ
び(17R)−3−オキサ−20−イソプロピリデン−
17−メチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1β
メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチ
ルシリルエーテル)を得た。
【0136】(17R)−3−オキサ−20−イソプロ
ピリデン−17−メチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α メチルエステル 11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,6H),0.10(s,3H),0.1
1(s,3H),0.80−0.99(m,3H),
0.88(s,9H),0.89(s,9H),1.0
4−2.08(m,16H),1.60(s,3H),
1.68(d,J=0.9Hz,3H),2.38−
2.51(m,1H),3.54(t,J=6.4H
z,2H),3.76(s,3H),4.04−4.1
7(m,1H),4.08(s,2H),4.20−
4.30(m,1H),4.34−4.47(m,1
H),5.03−5.15(m,1H)。 IR(neat):3523,2954,2930,2
857,2232,1759,1472,1463,1
439,1378,1361,1255,1211,1
141,1083,1005,939,838,77
8,668 cm-1
【0137】(17R)−3−オキサ−20−イソプロ
ピリデン−17−メチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1β メチルエステル 11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.80−
0.96(m,3H),0.88(s,9H),0.8
9(s,9H),1.05−2.07(m,16H),
1.60(s,3H),1.67(s,3H),2.2
2(ddd,J=9.4,6.4,1.6Hz,1
H),3.54(t,J=6.3Hz,2H),3.7
5(s,3H),3.99(q,J=6.4Hz,1
H),4.08(s,2H),4.22(q,J=6.
4Hz,1H),4.35−4.47(m,1H),
5.03−5.16(m,1H)。 IR(neat):3468,2955,2930,2
857,2232,1759,1473,1463,1
440,1378,1361,1253,1211,1
138,1073,1006,906,838,77
8,669 cm-1
【0138】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして(17R)−3−オキサ
−9−デオキシ−9β−クロロ−20−イソプロピリデ
ン−17−メチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1
α メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジ
メチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.80−
0.95(m,3H),0.88(s,9H),0.8
9(s,9H),1.05−2.18(m,16H),
1.60(s,3H),1.68(s,3H),2.2
8(ddd,J=8.8,5.2,1.6Hz,1
H),3.54(t,J=6.4Hz,2H),3.7
6(s,3H),3.96(q,J=7.5Hz,1
H),4.08(s,2H),4.25(q,J=5.
2Hz,1H),4.34−4.47(m,1H),
5.03−5.16(m,1H)。 IR(neat):2954,2930,2857,2
234,1762,1743,1472,1463,1
439,1378,1362,1255,1206,1
142,1088,1006,939,908,83
7,810,778,669cm-1
【0139】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして(17R)−3−オキサ
−9−デオキシ−9β−クロロ−20−イソプロピリデ
ン−17−メチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1
α メチルエステルを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.94(d,J=6.6Hz,3H),1.12−
1.90(m,11H),1.61(s,3H),1.
68(s,3H),1.92−2.05(m,2H),
2.10−2.34(m,3H),2.31(ddd,
J=9.9,6.4,1.8Hz,1H),3.48−
3.61(m,2H),3.75(s,3H),3.8
9−4.00(m,1H),4.08(s,2H),
4.35(q,J=6.4Hz,1H),4.39−
4.48(m,1H),5.05−5.13(m,1
H)。 IR(neat):3401,2928,2867,2
234,1757,1440,1378,1283,1
216,1141,1056,887,706,596
cm-1
【0140】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして(17R)−9−デオキ
シ−9β−クロロ−20−イソプロピリデン−17−メ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.94(d,J=6.6Hz,3H),1.10−
1.84(m,11H), 1.61(s,3H),
1.68(s,3H),1.84−2.07(m,2
H),2.10−2.34(m,3H),2.31(d
dd,J=10.8,7.3,1.7Hz,1H),
3.55−3.63(m,2H),3.95(q,J=
7.3Hz,1H),4.10(s,2H),4.32
−4.39(m,1H),4.42−4.50(m,1
H),5.05−5.14(m,1H)。 IR(neat):3392,2928,2237,1
732,1445,1379,1239,1136,1
055,987,679 cm-1
【0141】実施例11(17S)−3−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ
−20−イソプロピリデン−17−メチル−13,14
−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステルの製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S,5S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−
5,9−ジメチルー8ーデセン−1−インを用い、実質
的に実施例1(1)と同様にして(3R,4R)−2−
メチレン−3−[(3’S,5’S)−3’−(t−ブ
チルジメチルシロキシ)−5’,9’−ジメチル−8’
−デセン−1’−イニル]−4−(t−ブチルジメチル
シロキシ)シクロペンタン−1−オンを得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.10(s,6H),0.11(s,3H),0.1
3(s,3H),0.78−0.96(m,3H),
0.90(s,18H),1.07−2.08(m,7
H),1.60(s,3H),1.67(s,3H),
2.32(dd,J=18.0,7.4Hz,1H),
2.71(dd,J=18.0,6.4Hz,1H),
3.48−3.57(m,1H),4.21−4.34
(m,1H),4.38−4.51(m,1H),5.
03−5.15(m,1H),5.55(dd,J=
2.8,0.7Hz,1H),6.14(dd,J=
3.1,0.7Hz,1H)。 IR(neat):2956,2930,2858,2
236,1737,1645,1473,1463,1
378,1362,1253,1223,1121,1
075,1006,941,906,838,778,
670 cm-1
【0142】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして(17S)−3−オキサ
−20−イソプロピリデン−17−メチル−13,14
−ジデヒドロ−PGE1 メチルエステル 11,15
−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,3H),0.10(s,3H),0.1
1(s,3H),0.12(s,3H),0.83−
0.98(m,3H),0.89(s,9H),0.9
0(s,9H),1.05−2.26(m,15H),
1.60(s,3H),1.68(d,J=1.1H
z,3H),2.26−2.76(m,1H),2.6
7(ddd,18.2,6.6,1.3Hz,1H),
3.52(t,J=6.3Hz,2H),3.75
(s,3H),4.07(s,2H),4.21−4.
35(m,1H),4.36−4.48(m,1H),
5.04−5.17(m,1H)。 IR(neat):2954,2930,2858,2
235,1747,1472,1463,1439,1
377,1362,1253,1207,1141,1
102,1006,940,838,779 cm-1
【0143】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして(17S)−3−オキサ
−20−イソプロピリデン−17−メチル−13,14
−ジデヒドロ−PGF1β メチルエステル 11,1
5−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)、およ
び(17S)−3−オキサ−20−イソプロピリデン−
17−メチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチ
ルシリルエーテル)を得た。
【0144】(17R)−3−オキサ−20−イソプロ
ピリデン−17−メチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α メチルエステル 11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,3H),0.1
0(s,3H),0.11(s,3H),0.83−
0.96(m,3H),0.88(s,9H),0.9
0(s,9H),1.05−2.09(m,16H),
1.60(s,3H),1.68(s,3H),2.4
0−2.49(m,1H),3.54(t,J=6.6
Hz,2H),3.75(s,3H),4.02−4.
29(m,2H),4.08(s,2H),4.36−
4.47(m,1H),5.04−5.16(m,1
H)。 IR(neat):3502,2954,2930,2
857,2232,1758,1472,1463,1
385,1362,1253,1208,1140,1
073,1005,939,838,778,667
cm-1
【0145】(17S)−3−オキサ−20−イソプロ
ピリデン−17−メチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1β メチルエステル 11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.85−
0.95(m,3H),0.88(s,9H),0.9
0(s,9H),1.05−2.06(m,16H),
1.60(s,3H),1.68(s,3H),2.2
2(ddd,J=9.1,6.4,1.5Hz,1
H),3.53(t,J=6.2Hz,2H),3.7
5(s,3H),3.95−4.07(m,1H),
4.07(s,2H),4.17−4.27(m,1
H),4.42(dt,J=1.5,7.0Hz,1
H),5.03−5.17(m,1H)。 IR(neat):3468,2954,2930,2
857,2233,1759,1473,1463,1
440,1378,1361,1253,1210,1
140,1071,1006,907,838,77
8,669 cm-1
【0146】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして(17S)−3−オキサ
−9−デオキシ−9β−クロロ−20−イソプロピリデ
ン−17−メチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1
α メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジ
メチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,3H),0.1
0(s,3H),0.12(s,3H),0.80−
0.96(m,3H),0.87(s,9H),0.9
0(s,9H),1.05−1.78(m,12H),
1.60(s,3H),1.68(s,3H),1.8
8−2.18(m,4H),2.28(ddd,J=
8.6,4.8,1.5Hz,1H),3.54(t,
J=6.6Hz,2H),3.76(s,3H),3.
89−4.03(m,1H),4.08(s,2H),
4.16−4.29(m,1H),4.36−4.47
(m,1H),5.04−5.16(m,1H)。 IR(neat):2954,2931,2858,2
236,1757,1472,1463,1440,1
384,1363,1255,1210,1141,1
006,940,838,779,670 cm-1
【0147】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして(17S)−3−オキサ
−9−デオキシ−9β−クロロ−20−イソプロピリデ
ン−17−メチル−13,14−ジデヒドロ−PGF1
α メチルエステルを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.92(d,J=6.4Hz,3H),1.50−
2.04(m,13H), 1.61(s,3H),
1.68(s,3H),2.10−2.35(m,4
H),3.50−3.60(m,2H),3.75
(s,3H),3.91−3.99(m,1H),4.
08(s,2H),4.31−4.47(m,2H),
5.06−5.14(m,1H)。 IR(neat):3401,2930,2868,2
233,1756,1440,1384,1280,1
212,1139,1029,804,706 c
-1
【0148】実施例123−オキサ−9−デオキシ−9β−クロロ−17,1
8,19,20−テトラノル−16−フェノキシ−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α、およびメチルエス
テル体の製造 (1)(3S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−3−シクロヘプチルプロパ−1−インの代わりに(3
S)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)−4−フェ
ノキシブタ−1−インを用い、実質的に実施例1(1)
と同様にして(3R,4R)−2−メチレン−3−
[(3’R)−3’−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−4’−フェノキシブタ−1’−イニル]−4−(t−
ブチルジメチルシロキシ)シクロペンタン−1−オンを
得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.11(s,3H),0.12(s,3H),0.1
5(s,6H),0.90(s,9H),0.91
(s,9H),2.33(dd,J=18.0,7.7
Hz,1H),2.72(dd,J=18.0,6.5
Hz,1H),3.50−3.60(m,1H),3.
97−4.09(m,2H),4.23−4.35
(m,1H),4.73−4.83(m,1H),5.
56(dd,J=2.7,0.6Hz,1H),6.1
5(d,J=3.1Hz,1H),6.85−7.00
(m,3H),7.21−7.34(m,2H)。 IR(neat):2955,2930,2886,2
858,2241,1737,1643,1601,1
589,1497,1472,1389,1362,1
288,1251,1114,1050,1007,9
75,838,780,754cm-1
【0149】(2)(1)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(2)と同様にして3−オキサ−17,1
8,19,20−テトラノル−16−フェノキシ−1
3,14−ジデヒドロ−PGE1 メチルエステル 1
1,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)
を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.10(s,3H),0.11(s,3H),0.1
3(s,3H),0.14(s,3H),0.89
(s,9H),0.91(s,9H),1.42−1.
88(m,6H),2.10−2.29(m,1H),
2.17(dd,J=18.1,7.4Hz,1H),
2.65−2.77(m,1H),2.67(ddd,
J=18.1,6.8,1.3Hz,1H),3.51
(t,J=6.4Hz,2H),3.74(s,3
H),3.97−4.10(m,2H),4.06
(s,2H),4.13−4.36(m,1H),4.
68−4.80(m,1H),6.83−7.00
(m,3H),7.20−7.34(m,2H)。 IR(neat):2953,2931,2886,2
858,2238,1747,1601,1589,1
497,1473,1463,1362,1288,1
251,1216,1138,1049,1007,9
76,839,780,755cm-1
【0150】(3)(2)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(3)と同様にして3−オキサ−17,1
8,19,20−テトラノル−16−フェノキシ−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル
11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル)、および3−オキサ−17,18,19,20−テ
トラノル−16−フェノキシ−13,14−ジデヒドロ
−PGF1β メチルエステル11,15−ビス(t−
ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0151】3−オキサ−17,18,19,20−テ
トラノル−16−フェノキシ−13,14−ジデヒドロ
−PGF1α メチルエステル 11,15−ビス(t
−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,3H),0.10(s,3H),0.1
1(s,3H),0.14(s,3H),0.88
(s,9H),0.91(s,9H),1.32−2.
30(m,9H),2.44−2.54(m,1H),
3.53(t,J=6.6Hz,2H),3.74
(s,3H),4.01(d,J=6.2Hz,2
H),4.07(s,2H),4.07−4.18
(m,1H),4.22−4.29(m,1H),4.
73(dt,J=2.0,6.2Hz,1H),6.8
5−6.99(m,3H),7.22−7.33(m,
2H)。 IR(neat):3515,2953,2931,2
886,2858,2237,1757,1601,1
588,1497,1473,1463,1389,1
362,1251,1219,1139,1111,1
080,1049,1006,977,838,78
0,755,692,669 cm-1
【0152】3−オキサ−17,18,19,20−テ
トラノル−16−フェノキシ−13,14−ジデヒドロ
−PGF1β メチルエステル 11,15−ビス(t
−ブチルジメチルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.09(s,3H),0.1
1(s,3H),0.14(s,3H),0.88
(s,9H),0.91(s,9H),1.44−1.
94(m,9H),2.24(ddd,J=9.5,
6.6,1.9Hz,1H),3.52(t,J=6.
2Hz,2H),3.74(s,3H),3.92−
4.09(m,3H),4.07(s,2H),4.1
9−4.32(m,1H),4.74(ddd,J=
6.8,5.1,1.9Hz,1H),6.84−7.
01(m,3H),7.21−7.35(m,2H)。 IR(neat):3468,2953,2930,2
897,2858,2237,1758,1601,1
589,1497,1473,1463,1361,1
251,1220,1115,1078,1007,9
77,838,780,755,692,670 cm
-1
【0153】(4)(3)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(4)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,18,19,20−テトラノ
ル−16−フェノキシ−13,14−ジデヒドロ−PG
1α メチル エステル 11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.09(s,3H),0.1
1(s,3H),0.15(s,3H),0.88
(s,9H),0.91(s,9H),1.40−1.
75(m,6H),2.02−2.18(m,3H),
2.30(ddd,J=9.1,5.2,1.8Hz,
1H),3.52(t,J=6.4Hz,2H),3.
75(s,3H),3.91−4.05(m,3H),
4.07(s,2H),4.22−4.33(m,1
H),4.74(ddd,J=6.5,5.4,1.8
Hz,1H),6.85−6.99(m,3H),7.
21−7.35(m,2H)。 IR(neat):2953,2931,2858,2
239,1760,1601,1589,1497,1
472,1463,1388,1362,1251,1
211,1141,1113,1078,1048,1
007,977,838,813,780,755,6
92 cm-1
【0154】(5)(4)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(5)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,18,19,20−テトラノ
ル−16−フェノキシ−13,14−ジデヒドロ−PG
1α メチルエステルを得た。1H−NMR(CDCl
3,200MHz)δppm;1.48−1.76
(m,6H),2.07−2.36(m,3H),2.
32(ddd,J=9.9,6.4,1.8Hz,1
H),3.53(t,J=5.9Hz,2H),3.7
3(s,3H),3.85−4.18(m,3H),
4.06(s,2H),4.31−4.43(m,1
H),4.77(ddd,J=7.0,4.1,1.8
Hz,1H),6.89−7.03(m,3H),7.
24−7.35(m,2H)。 IR(neat):3401,2940,2867,2
240,1752,1600,1588,1496,1
440,1293,1246,1174,1138,1
083,1045,888,757,693,594
cm-1
【0155】(6)(5)で得た化合物を用い、実質的
に実施例1(6)と同様にして3−オキサ−9−デオキ
シ−9β−クロロ−17,18,19,20−テトラノ
ル−16−フェノキシ−13,14−ジデヒドロ−PG
1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
1.51−1.75(m,6H),2.10−2.29
(m,3H),2.34(ddd,J=10.2,6.
4,1.9Hz,1H),3.57(t,J=5.8H
z,2H),3.86−4.24(m,3H),4.0
7(s,2H),4.31−4.42(m,1H),
4.78(ddd,J=7.1,3.9,1.9Hz,
1H),6.89−7.04(m,3H),7.24−
7.38(m,2H)。 IR(neat):3392,2942,2242,1
732,1600,1589,1496,1456,1
246,1174,1132,1083,1046,8
88,756,693 cm-1
【0156】実施例133−オキサ−9−デオキシ−9α−ブロモ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、およびメ
チルエステル体の製造 (1)実施例1の(3)で得た 3−オキサ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1β メチルエ
ステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリル
エーテル)(662mg,1.06mmol)のアセト
ニトリル(9.5ml)溶液にピリジン(0.22m
l,2.47mmol)、四臭化炭素(820mg,
2.47mmol)、トリフェニルフォスフィン(55
6mg,2.12mmol)を加え、室温にて5時間攪
拌した。この溶液にヘキサンーエーテル(1/1溶液を
加え、水洗、飽和食塩水にて洗浄後、乾燥する。濃縮し
た後得られる粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒;n−ヘキサン:AcOEt=10:
1)にて溶出し3−オキサ−9ーデオキシー9αーブロ
モ−16,17,18,19,20−ペンタノル−15
−シクロヘプチルー13,14−ジデヒドロ−PGF1
α メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジ
メチルシリルエーテル)655mg(0.95mmo
l)を得た。
【0157】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.06(s,3H),0.08(s,3
H),0.09(s,3H),0.10(s,3H),
0.89(s,18H),1.02−2.01(m,2
0H),2.21(ddd,J=15.6,3.3,
1.7Hz,1H),2.59−2.83(m,2
H),3.42−3.60(m,2H),3.76
(s,3H),4.08(s,2H),4.13−4.
29(m,1H),4.17(dd,J=5.3,1.
6Hz,1H),4.35−4.46(m,1H)。 IR(neat):2929,2857,2231,1
760,1472,1463,1387,1361,1
255,1208,1141,1088,1006,9
40,886,838,777,672 cm-1
【0158】(2)(1)で得た化合物を用い実施例1
の(5)と同様にして3−オキサ−9−デオキシ−9α
−ブロモ−16,17,18,19,20−ペンタノル
−15−シクロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α メチルエステルを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.20−1.92(m,20H),2.35(dd
d,J=16.0,2.6,1.0Hz,1H),2.
71−2.87(m,2H),3.46−3.62
(m,2H),3.76(s,3H),4.09(s,
2H),4.23(dd,J=5.4,1.9Hz,1
H),4.31(ddd,J=8.5,6.0,2.6
Hz,1H),4.42−4.49(m,1H)。 IR(neat):3402,2922,2857,2
233,1756,1440,1278,1217,1
138,1017,706,597 cm-1
【0159】(3)(2)で得た化合物を用い実施例1
の(6)と同様にして3−オキサ−9−デオキシ−9α
−ブロモ−16,17,18,19,20−ペンタノル
−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.15−1.95(m,20H),2.36(dd
d,J=16.1,2.7,1.0Hz,1H),2.
76(ddd,J=11.6,6.0,2.0Hz,1
H),2.83(ddd,J=16.1,8.8,5.
6Hz,1H),3.51−3.68(m,2H),
4.04(d,J=16.6Hz,1H),4.14
(d,J=16.6Hz,1H),4.28(dd,J
=5.4,2.0Hz,1H),4.31(ddd,J
=8.8,6.0,2.7Hz,1H),4.43−
4.50(m,1H)。 IR(neat):3392,2928,2858,2
237,1732,1445,1219,1133,1
049,757,668 cm-1
【0160】実施例143−オキサ−9−デオキシ−9β−ブロモ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキ
シル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、3−オキ
サ−9−デオキシ−9α−ブロモ−16,17,18,
19,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1αおよびメチルエステ
ル体の製造 (1)実施例3の3で得た化合物を用い実施例13の
(1)と同様にして、3−オキサ−9−デオキシ−9β
−ブロモ−16,17,18,19,20−ペンタノル
−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α メチルエステル 11,15−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルエーテル)、および3−オキサ−9
−デオキシ−9α−ブロモ−16,17,18,19,
20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,14
−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル 11,1
5−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得
た。
【0161】3−オキサ−9−デオキシ−9β−ブロモ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメ
チルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.11(s,3H),0.12(s,3H),0.1
3(s,3H),0.14(s,3H),0.67−
1.96(m,17H),0.91(s,9H),0.
94(s,9H),2.10−2.42(m,4H),
3.52−3.62(m,2H),3.80(s,3
H),3.95−4.18(m,2H),4.12
(s,2H),4.23−4.33(m,1H) 。 IR(neat):2930,2856,2232,1
761,1472,1463,1451,1362,1
254,1207,1142,1104,1073,1
006,899,838,778,671 cm-1
【0162】3−オキサ−9−デオキシ−9α−ブロモ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1β
メチルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチ
ルシリルエーテル)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.08(s,3H),0.11(s,3H),0.1
2(s,3H),0.13(s,3H),0.78−
1.96(m,18H),0.91(s,9H),0.
92(s,9H),2.24(ddd,J=15.7,
3.2,1.5Hz,1H),2.63ー2.84
(m,2H),3.56(dt,J=1.3,6.4H
z,2H),3.78(s,3H),4.06−4.1
8(m,1H),4.11(s,2H),4.26(d
dd,J=8.6,6.5,3.3Hz,1H),4.
38−4.49(m,1H)。 IR(neat):2929,2856,2232,1
760,1473,1463,1388,1361,1
255,1209,1142,1104,1007,9
40,887,838,778,670 cm-1
【0163】(2)(1)で得た化合物を用い実施例1
の(5)と同様にして3−オキサ−9−デオキシ−9β
−ブロモ−16,17,18,19,20−ペンタノル
−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α メチルエステル、および3−オキサ−9−デ
オキシ−9α−ブロモ−16,17,18,19,20
−ペンタノル−15−シクロヘキシル−13,14−ジ
デヒドロ−PGF1αメチルエステルを得た。
【0164】3−オキサ−9−デオキシ−9β−ブロモ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α
メチルエステル1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.95−1.92(m,17H),2.20−2.4
8(m,4H),3.47−3.62(m,2H),
3.77(s,3H),3.99(q,J=7.3H
z,1H),4.09(s,2H),4.13−4.1
8(m,1H),4.33−4.43(m,1H)。 IR(neat):3401,2928,2854,2
234,1755,1643,1450,1385,1
277,1216,1139,1084,1013,8
93,757,706,580 cm-1
【0165】3−オキサ−9−デオキシ−9α−ブロモ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1β
メチルエステル1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.78−2.06(m,18H),2.35(dd
d,J=16.0,2.8,1.1Hz,1H),2.
70−2.87(m,1H),2.82(ddd,J=
16.1,8.7,5.7Hz,1H),3.48−
3.62(m,2H),3.76(s,3H),4.0
9(s,2H),4.16(dd,J=6.0,2.0
Hz,1H),4.31(ddd,J=8.6,6.
3,3.0Hz,1H),4.43−4.49(m,1
H)。 IR(neat):3401,2928,2854,2
235,1755,1450,1385,1265,1
217,1138,1082,1012,893,75
6,706 cm-1
【0166】(3)(2)で得た化合物を用い実施例1
の(6)と同様にして3−オキサ−9−デオキシ−9β
−ブロモ−16,17,18,19,20−ペンタノル
−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α、および3−オキサ−9−デオキシ−9α−ブ
ロモ−16,17,18,19,20−ペンタノル−1
5−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF
1αを得た。
【0167】3−オキサ−9−デオキシ−9β−ブロモ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.75−1.93(m,17H),2.20−2.4
8(m,4H),3.50−3.70(m,2H),
3.98(q,J=7.6Hz,1H),4.10
(s,2H),4.18(dd,J=6.0,1.5H
z,1H),4.30−4.45(m,1H)。 IR(neat):3400,2929,2855,2
236,1733,1450,1243,1135,1
047,1010,894,758,668 cm-1
【0168】3−オキサ−9−デオキシ−9α−ブロモ
−16,17,18,19,20−ペンタノル−15−
シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.96−1.96(m,18H),2.36(dd
d,J=16.1,2.8,1.1Hz,1H),2.
71−2.83(m,1H),2.83(ddd,J=
16.1,8.6,5.7Hz,1H),3.51−
3.69(m,2H),4.04(d,J=16.6H
z,1H),4.14(d,J=16.6Hz,1
H),4.21(dd,J=6.1,2.1Hz,1
H),4.32(ddd,J=8.6,5.9,2.8
Hz,1H),4.44−4.50(m,1H)。 IR(neat):3401,2928,2855,2
237,1732,1451,1218,1132,1
082,1011,893,757,667 cm-1
【0169】実施例153−オキサ−9−デオキシ−9α−ブロモ−19,20
−ジノル−16−エチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α、およびメチルエステル体の製造 (1)実施例5の(3)で得た化合物を用い実施例13
の(1)と同様にして3−オキサ−9−デオキシ−9α
−ブロモ−19,20−ジノル−16−エチル−13,
14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル 1
1,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)
を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.06(s,3H),0.08(s,3H),0.0
9(s,3H),0.11(s,3H),0.84−
0.94(m,6H),0.89(s,18H),1.
20−1.80(m,12H),2.22(ddd,J
=15.6,3.2,1.7Hz,1H),2.64−
2.77(m,2H),3.46−3.61(m,2
H),3.76(s,3H),4.08(s,2H),
4.22(ddd,J=8.4,6.4,3.3Hz,
1H),4.34−4.43(m,2H)。 IR(neat):2957,2931,2858,2
231,1761,1463,1362,1255,1
209,1142,1077,1007,940,88
9,838,778,672 cm-1
【0170】(2)(1)で得た化合物を用い実施例1
の(5)と同様にして3−オキサ−9−デオキシ−9α
−ブロモ−19,20−ジノル−16−エチル−13,
14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステルを得
た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.93(t,J=7.3Hz,3H),0.94
(t,J=7.3Hz,3H),1.26−1.91
(m,12H),2.35(ddd,J=16.1,
2.7,1.1Hz,1H),2.72−2.82
(m,1H),2.80(ddd,J=16.1,8.
7,5.6Hz,1H),3.44−3.62(m,2
H),3.76(s,3H),4.09(s,2H),
4.31(ddd,J=8.7,5.9,2.7Hz,
1H),4.42(dd,J=4.5,1.9,1
H),4.43−4.49(m,1H)。 IR(neat):3430,2959,2936,2
875,2234,1756,1460,1439,1
380,1275,1217,1139,1080,1
021,707,594 cm-1
【0171】(3)(2)で得た化合物を用い実施例1
の(6)と同様にして、3−オキサ−9−デオキシ−9
α−ブロモ−19,20−ジノル−16−エチル−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.93(t,J=7.4Hz,3H),0.94
(t,J=7.4Hz,3H),1.25−1.95
(m,12H),2.36(ddd,J=16.1,
2.8,1.0Hz,1H),2.71−2.81
(m,1H),2.82(ddd,J=16.1,8.
7,5.7Hz,1H),3.45−3.69(m,2
H),4.05(d,J=16.7Hz,1H),4.
14(d,J=16.7Hz,1H),4.31(dd
d,J=8.7,6.1,2.8Hz,1H),4.4
3−4.49(m,2H)。 IR(neat):3402,2961,2936,2
875,2236,1735,1460,1432,1
378,1242,1134,1019,677 cm
-1
【0172】実施例163−オキサ−9−デオキシ−9−フルオロ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、およびメ
チルエステル体の製造 (1)実施例1の(3)で得た 3−オキサ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエ
ステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリル
エーテル)(280mg,0.448mmol)の塩化
メチレン溶液(8.96ml)をー78℃にて攪拌下、
ジエチルアミノサルファートフロリド(DAST)
(0.592ml,4.48mmol)を加え室温まで
昇温し1時間攪拌した。エーテルを加え飽和重曹水、飽
和食塩水にて洗浄の後、乾燥する。濃縮後、得られる粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1)にて精製し
3−オキサ−9ーデオキシー9ーフルオロー16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘプ
チル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエ
ステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリル
エーテル)(261mg,0.416mmol)を得
た。
【0173】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.08(s,6H),0.10(s,6
H),0.89(s,18H),1.00−2.65
(m,23H),3.37−3.65(m,2H),
3.76(s,3H),4.01−4.22(m,1
H),4.08(s,2H),4.17(dd,J=
5.2,1.5Hz,1H),4.70−4.80
(m,1/2H),4.97−5.06(m,1/2
H)。 IR(neat):2930,2858,2232,1
761,1463,1385,1361,1252,1
206,1141,1084,1007,885,83
8,778,670 cm-1
【0174】(2)(1)で得た化合物を用い実施例1
の(5)と同様にして3−オキサ−9ーデオキシー9ー
フルオロー16,17,18,19,20−ペンタノル
−15−シクロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α メチルエステル(化合物8)を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.16−2.06(m,21H),2.25−2.5
3(m,1H),2.60(ddd,J=11.3,
6.8,1.9Hz,1H),3.48−3.60
(m,2H),3.76(s,3H),4.08(s,
2H),4.14−4.25(m,1H),4.22
(dd,J=5.3,1.9Hz,1H),4.83−
4.89(m,1/2H),5.01−5.07(m,
1/2H)。 IR(neat):3400,2927,2859,2
232,1756,1441,1284,1213,1
138,1045,706 cm-1
【0175】(3)(2)で得た化合物を用い実施例1
の(6)と同様にして3−オキサ−9ーデオキシー9ー
フルオロー16,17,18,19,20−ペンタノル
−15−シクロヘプチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.15−2.06(m,21H),2.27−2.5
4(m,1H),2.60(ddd,J=11.2,
6.7,2.0Hz,1H),3.52−3.68
(m,2H),4.05(d,J=16.6Hz,1
H),4.13(d,J=16.6Hz,1H),4.
15−4.27(m,1H),4.27(dd,J=
5.3,2.0Hz,1H),4.84−4.89
(m,1/2H),5.01−5.07(m,1/2
H)。 IR(KBr):3399,2928,2857,22
36,1761,1435,1382,1353,12
76,1216,1134,1084,992,94
3,911,851,811,681,568 c
-1
【0176】実施例173−オキサ−9−デオキシ−9−フルオロ−16,1
7,18,19,20−ペンタノル−15−シクロヘキ
シル−13,14−ジデヒドロ−PGF1α、およびメ
チルエステル体の製造 (1)実施例3の(3)で得た化合物を用い実施例16
の(1)と同様にして、3−オキサ−9−デオキシ−9
−フルオロ−16,17,18,19,20−ペンタノ
ル−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−
PGF1α メチルエステル 11,15−ビス(t−
ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。 1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.09(s,3H),0.10(s,3H),0.1
1(s,3H),0.12(s,3H),0.65−
2.01(m,19H),0.90(s,9H),0.
91(s,9H),2.18−2.66(m,2H),
3.55(t,J=6.3Hz,2H),3.78
(s,3H),4.04−4.21(m,2H),4.
10(s,2H),4.73−4.82(m,1/2
H),4.99−5.08(m,1/2H)。 IR(neat):2930,2857,2233,1
761,1473,1463,1451,1386,1
362,1252,1206,1141,1104,1
061,1007,962,928,898,838,
778,670 cm-1
【0177】(2)(1)で得た化合物を用い実施例1
の(5)と同様にして、3−オキサ−9−デオキシ−9
−フルオロ−16,17,18,19,20−ペンタノ
ル−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ−
PGF1α メチルエステルを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.65−2.06(m,19H),2.25−2.6
6(m,2H),3.40−3.70(m,2H),
3.76(s,3H),3.98ー4.25(m,2
H),4.08(s,2H),4.80ー4.89
(m,1/2H),5.00−5.08(m,1/2
H)。 IR(neat):3369,2961,2934,2
857,2237,1755,1748,1441,1
402,1343,1297,1212,1145,1
086,1059,1011,995,955,93
7,909,892,810,704,578 c
-1
【0178】(3)(2)で得た化合物を用い、実施例
1の(6)と同様にして、3−オキサ−9−デオキシ−
9−フルオロ−16,17,18,19,20−ペンタ
ノル−15−シクロヘキシル−13,14−ジデヒドロ
−PGF1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.75−2.10(m,19H),2.26−2.5
7(m,1H),2.61(ddd,J=11.4,
6.9,1.9Hz,1H),3.45−3.75
(m,2H),3.97−4.33(m,1H),4.
06(d,J=16.7Hz,1H),4.14(d,
J=16.7Hz,1H),4.20(dd,J=6.
0,1.9Hz,1H),4.82−4.92(m,1
/2H),5.00−5.12(m,1/2H)。 IR(neat):3350,2939,2855,2
234,1762,1722,1436,1384,1
344,1294,1251,1220,1138,1
085,1058,1012,955,943,91
1,837,684,572cm-1
【0179】実施例183−オキサ−9−デオキシ−9−フルオロ−19,20
−ジノル−16−エチル−13,14−ジデヒドロ−P
GF1α、およびメチルエステル体の製造 (1)実施例5の(3)で得た化合物を用い実施例16
の(1)と同様にして、3−オキサ−9−デオキシ−9
−フルオロ−19,20−ジノル−16−エチル−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル 1
1,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)
を得た。1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.07(s,3H),0.08(s,3H),0.0
9(s,3H),0.11(s,3H),0.76−
1.01(m,6H),0.89(s,18H),1.
15−1.99(m,13H),2.15−2.65
(m,2H),3.54(t,J=6.3Hz,2
H),3.76(s,3H),4.03−4.18
(m,1H),4.08(s,2H),4.33−4.
44(m,1H),4.72−4.80(m,1/2
H),4.97−5.06(m,1/2H)。 IR(neat):2956,2932,2859,2
233,1761,1463,1385,1362,1
253,1207,1142,1074,1007,9
39,839,778,671 cm-1
【0180】(2)(1)で得た化合物を用い実施例1
の(5)と同様にして、3−オキサ−9−デオキシ−9
−フルオロ−19,20−ジノル−16−エチル−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1α メチルエステル
(化合物9)を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.93(t,J=7.3Hz,3H),0.94
(t,J=7.3Hz,3H),1.22−2.07
(m,13H),2.27−2.51(m,1H),
2.60(ddd,J=11.5,6.8,1.9H
z,1H),3.48−3.61(m,2H),3.7
6(s,3H),4.08(s,2H),4.14−
4.23(m,1H),4.42(dd,J=4.5,
1.9Hz,1H),4.83−4.89(m,1/2
H),5.01−5.07(m,1/2H)。 IR(neat):3403,2960,2937,2
875,2233,1756,1461,1440,1
381,1350,1282,1217,1139,1
085,1023,707 cm-1
【0181】(3)(2)で得た化合物を用い、実施例
1の(6)と同様にして、3−オキサ−9−デオキシ−
9−フルオロ−19,20−ジノル−16−エチル−1
3,14−ジデヒドロ−PGF1αを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
0.93(t,J=7.3Hz,3H),0.94
(t,J=7.3Hz,3H),1.04−2.05
(m,13H),2.27−2.53(m,1H),
2.60(ddd,J=11.4,6.7,2.0H
z,1H),3.49−3.68(m,2H),4.0
5(d,J=16.6Hz,1H),4.13(d,J
=16.6Hz,1H),4.15−4.24(m,1
H),4.45(dd,J=4.4,2.0Hz,1
H),4.83−4.89(m,1/2H),5.01
−5.07(m,1/2H)。 IR(neat):3380,2961,2937,2
876,2235,1735,1461,1383,1
349,1231,1133,1023,681 cm
-1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀尾 一弥 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 田名見 亨 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 武藤 賢 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 小野 直哉 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 五藤 准 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、R1は水素原子または炭素原子数1〜10個の
    アルキル基を示し、R2は炭素原子数3〜10個のシク
    ロアルキル基を示し、または炭素原子数4〜11個のシ
    クロアルキルメチル基を示し、またはメチル基で置換さ
    れた炭素原子数3〜10個のシクロアルキル基を示し、
    またはアリールオキシ基を示し、または炭素原子数5〜
    10個の分枝鎖状アルキル基を示し、または炭素原子数
    5〜10個の分枝鎖状アルケニル基を示し、または炭素
    原子数5〜10個の分枝鎖状アルキニル基を示し、Xは
    αまたはβ置換したハロゲン原子を示す。)で表される
    プロスタグランジン誘導体またはその塩を有効成分とし
    て含有することを特徴とする眼圧下降剤。
  2. 【請求項2】 式(II) 【化2】 (式中、R1は炭素原子数1〜10個のアルキル基を示
    し、R2は炭素原子数3〜10個のシクロアルキル基を
    示し、または炭素原子数4〜11個のシクロアルキルメ
    チル基を示し、またはメチル基で置換された炭素原子数
    3〜10個のシクロアルキル基を示し、またはアリール
    オキシ基を示し、または炭素原子数5〜10個の分枝鎖
    状アルキル基を示し、または炭素原子数5〜10個の分
    枝鎖状アルケニル基を示し、または炭素原子数5〜10
    個の分枝鎖状アルキニル基を示し、Xはαまたはβ置換
    したハロゲン原子を示す。)で表されることを特徴とす
    るプロスタグランジン誘導体。
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