JPH07285749A - エレベータの乗場呼び装置 - Google Patents
エレベータの乗場呼び装置Info
- Publication number
- JPH07285749A JPH07285749A JP6077373A JP7737394A JPH07285749A JP H07285749 A JPH07285749 A JP H07285749A JP 6077373 A JP6077373 A JP 6077373A JP 7737394 A JP7737394 A JP 7737394A JP H07285749 A JPH07285749 A JP H07285749A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation button
- call
- call registration
- wheelchair user
- wheelchair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車椅子利用者用操作釦を覆う遮蔽体を要せず
に、車椅子利用者用呼び登録回路の誤動作を防止できる
ととも、安価で、車椅子利用者が確実に車椅子利用者用
操作釦を操作できるエレベータの乗場呼び装置の提供。 【構成】 エレベータ乗場１の壁部２に、操作釦５、６
および他の操作釦７の両方を備える呼び登録操作盤４を
装着して、他の操作釦７に、この他の操作釦７の用途を
説明する標示体４ａを付すとともに、呼び登録操作盤４
に、操作釦５、６および他の操作釦４の使用方法を説明
する標示体４ｂを付し、他の操作釦７を操作した後に操
作釦５、６を操作したとき、車椅子利用者用呼び登録回
路を作動させることによりドア開放時間を通常より延長
するようにした。
に、車椅子利用者用呼び登録回路の誤動作を防止できる
ととも、安価で、車椅子利用者が確実に車椅子利用者用
操作釦を操作できるエレベータの乗場呼び装置の提供。 【構成】 エレベータ乗場１の壁部２に、操作釦５、６
および他の操作釦７の両方を備える呼び登録操作盤４を
装着して、他の操作釦７に、この他の操作釦７の用途を
説明する標示体４ａを付すとともに、呼び登録操作盤４
に、操作釦５、６および他の操作釦４の使用方法を説明
する標示体４ｂを付し、他の操作釦７を操作した後に操
作釦５、６を操作したとき、車椅子利用者用呼び登録回
路を作動させることによりドア開放時間を通常より延長
するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子利用者が乗かご
を用いる際、乗かごドアおよび乗場ドアを開放する時間
を延長するようにしたエレベータの乗場呼び装置に関す
る。
を用いる際、乗かごドアおよび乗場ドアを開放する時間
を延長するようにしたエレベータの乗場呼び装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のエレベータの乗場呼び装
置として、一般乗客が呼び登録を行なう操作釦を有する
一般乗客用呼び操作盤と、車椅子利用者が呼び登録を行
なう他の操作釦を有する車椅子利用者用呼び操作盤とが
エレベータ乗場に併設されたものが実用化されている。
このような乗場呼び装置では、一般乗客が操作釦を操作
した後、誤って他の操作釦も操作してしまうことがあ
り、このような場合には車椅子利用者用呼び登録回路が
作動することから乗かごドアおよび乗場ドアを開放する
時間が延長され、その結果、乗かごの到着から出発まで
に要する時間が長くなり、他の階の乗場で乗かごを待つ
乗客が長い時間待たなければならないという問題があっ
た。
置として、一般乗客が呼び登録を行なう操作釦を有する
一般乗客用呼び操作盤と、車椅子利用者が呼び登録を行
なう他の操作釦を有する車椅子利用者用呼び操作盤とが
エレベータ乗場に併設されたものが実用化されている。
このような乗場呼び装置では、一般乗客が操作釦を操作
した後、誤って他の操作釦も操作してしまうことがあ
り、このような場合には車椅子利用者用呼び登録回路が
作動することから乗かごドアおよび乗場ドアを開放する
時間が延長され、その結果、乗かごの到着から出発まで
に要する時間が長くなり、他の階の乗場で乗かごを待つ
乗客が長い時間待たなければならないという問題があっ
た。
【０００３】そこで、例えば実開昭６３−４５７５６号
公報に記載されているように、車椅子利用者用操作盤に
開閉自在で自動復帰式の遮蔽体を設け、この遮蔽体によ
り他の操作釦を覆うようにしたエレベータの乗場呼び装
置が提案されている。
公報に記載されているように、車椅子利用者用操作盤に
開閉自在で自動復帰式の遮蔽体を設け、この遮蔽体によ
り他の操作釦を覆うようにしたエレベータの乗場呼び装
置が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のエレベータの乗場呼び装置では、車椅子利用者が他
の操作釦を操作する際に遮蔽体を開く必要があることか
ら、この操作がわずらわしいばかりか、前記の車椅子利
用者に精神的な差別を与えるという懸念があった。ま
た、車椅子利用者用操作盤に開閉自在で自動復帰式の遮
蔽体を設けることから、前記車椅子利用者用操作盤の構
造が複雑となり、コストが高くなるという問題もあっ
た。
来のエレベータの乗場呼び装置では、車椅子利用者が他
の操作釦を操作する際に遮蔽体を開く必要があることか
ら、この操作がわずらわしいばかりか、前記の車椅子利
用者に精神的な差別を与えるという懸念があった。ま
た、車椅子利用者用操作盤に開閉自在で自動復帰式の遮
蔽体を設けることから、前記車椅子利用者用操作盤の構
造が複雑となり、コストが高くなるという問題もあっ
た。
【０００５】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第１の目的は、車椅子利
用者用操作釦を覆う遮蔽体を要せずに、一般乗客が車椅
子利用者用呼び登録回路を誤って作動させることを防止
できるエレベータの乗場呼び装置を提供することにあ
る。
に鑑みてなされたもので、その第１の目的は、車椅子利
用者用操作釦を覆う遮蔽体を要せずに、一般乗客が車椅
子利用者用呼び登録回路を誤って作動させることを防止
できるエレベータの乗場呼び装置を提供することにあ
る。
【０００６】また、その第２の目的は、構造が簡単で、
かつ、安価なエレベータの乗場呼び装置を提供すること
にある。
かつ、安価なエレベータの乗場呼び装置を提供すること
にある。
【０００７】また、その第３の目的は、車椅子利用者が
確実に車椅子利用者用操作釦を操作することのできるエ
レベータの乗場呼び装置を提供することにある。
確実に車椅子利用者用操作釦を操作することのできるエ
レベータの乗場呼び装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この第１の目的を達成す
るため、本発明の請求項１に記載の発明は、エレベータ
乗場に設けられ、乗かごの呼び登録を行なう上昇用操作
釦および下降用操作釦の少なくとも一方の操作釦と、こ
の操作釦が操作されるときに動作する呼び登録回路とを
有するエレベータの乗場呼び装置において、車椅子利用
者が前記乗かごの呼び登録を行なう他の操作釦と、この
他の操作釦および前記操作釦が操作されるときに作動す
る車椅子利用者用呼び登録回路とを備え、この車椅子利
用者用呼び登録回路の作動に応じて乗かごドアおよび乗
場ドアを開放する時間を延長する構成にしてある。
るため、本発明の請求項１に記載の発明は、エレベータ
乗場に設けられ、乗かごの呼び登録を行なう上昇用操作
釦および下降用操作釦の少なくとも一方の操作釦と、こ
の操作釦が操作されるときに動作する呼び登録回路とを
有するエレベータの乗場呼び装置において、車椅子利用
者が前記乗かごの呼び登録を行なう他の操作釦と、この
他の操作釦および前記操作釦が操作されるときに作動す
る車椅子利用者用呼び登録回路とを備え、この車椅子利
用者用呼び登録回路の作動に応じて乗かごドアおよび乗
場ドアを開放する時間を延長する構成にしてある。
【０００９】また、第２の目的を達成するため、本発明
の請求項２に記載の発明は、エレベータ乗場の壁部に、
操作釦および他の操作釦の両方を備える呼び登録操作盤
を装着するとともに、前記他の操作釦を操作した後に前
記操作釦を操作したとき、車椅子利用者用呼び登録回路
を作動させる作動制御手段を有する構成にしてある。
の請求項２に記載の発明は、エレベータ乗場の壁部に、
操作釦および他の操作釦の両方を備える呼び登録操作盤
を装着するとともに、前記他の操作釦を操作した後に前
記操作釦を操作したとき、車椅子利用者用呼び登録回路
を作動させる作動制御手段を有する構成にしてある。
【００１０】また、第３の目的を達成するため、本発明
の請求項３に記載の発明は、呼び登録操作盤および他の
操作釦の少なくとも一方に、この他の操作釦の用途を説
明する第１の標示体を付すとともに、前記呼び登録操作
盤に、操作釦および他の操作釦の使用方法を説明する第
２の標示体を付した構成にしてある。
の請求項３に記載の発明は、呼び登録操作盤および他の
操作釦の少なくとも一方に、この他の操作釦の用途を説
明する第１の標示体を付すとともに、前記呼び登録操作
盤に、操作釦および他の操作釦の使用方法を説明する第
２の標示体を付した構成にしてある。
【００１１】
【作用】本発明の請求項１に記載の発明は、上記のよう
に構成したので、車椅子利用者が操作釦および他の操作
釦が操作したとき、この操作に応じて車椅子利用者用呼
び登録回路が作動して乗かごドアおよび乗場ドアの開放
時間が延長される。一方、一般乗客が操作釦を操作した
後、誤って他の操作釦を操作しても前記の車椅子利用者
用呼び登録回路が作動しない。これによって、車椅子利
用者用操作釦を覆う遮蔽体を要せずに、一般乗客が車椅
子利用者用呼び登録回路を誤って作動させることを防止
できる。
に構成したので、車椅子利用者が操作釦および他の操作
釦が操作したとき、この操作に応じて車椅子利用者用呼
び登録回路が作動して乗かごドアおよび乗場ドアの開放
時間が延長される。一方、一般乗客が操作釦を操作した
後、誤って他の操作釦を操作しても前記の車椅子利用者
用呼び登録回路が作動しない。これによって、車椅子利
用者用操作釦を覆う遮蔽体を要せずに、一般乗客が車椅
子利用者用呼び登録回路を誤って作動させることを防止
できる。
【００１２】さらに、請求項２に記載の発明は、上記の
ようにエレベータ乗場の壁部に、操作釦および他の操作
釦の両方を備える呼び登録操作盤を装着し、他の操作釦
を操作した後に前記操作釦を操作した場合のみ、作動制
御手段により車椅子利用者用呼び登録回路を作動させる
ようにしたので、従来のように２つの呼び操作盤を設け
たり、これらの呼び操作盤間の配線などを設ける必要が
なくて済み、これによって、構造が簡単で、かつ、安価
なエレベータの乗場呼び装置が得られる。
ようにエレベータ乗場の壁部に、操作釦および他の操作
釦の両方を備える呼び登録操作盤を装着し、他の操作釦
を操作した後に前記操作釦を操作した場合のみ、作動制
御手段により車椅子利用者用呼び登録回路を作動させる
ようにしたので、従来のように２つの呼び操作盤を設け
たり、これらの呼び操作盤間の配線などを設ける必要が
なくて済み、これによって、構造が簡単で、かつ、安価
なエレベータの乗場呼び装置が得られる。
【００１３】また、請求項３に記載の発明は、上記のよ
うに構成したので、車椅子利用者は操作釦および他の操
作釦を操作する際、呼び登録操作盤および他の操作釦の
少なくとも一方に付された第１の標示体により、この他
の操作釦の用途を確認するとともに、呼び登録操作盤に
付された第２の標示体により、操作釦および他の操作釦
の使用方法を確認するようになっており、これによっ
て、車椅子利用者が確実に車椅子利用者用操作釦を操作
できる。
うに構成したので、車椅子利用者は操作釦および他の操
作釦を操作する際、呼び登録操作盤および他の操作釦の
少なくとも一方に付された第１の標示体により、この他
の操作釦の用途を確認するとともに、呼び登録操作盤に
付された第２の標示体により、操作釦および他の操作釦
の使用方法を確認するようになっており、これによっ
て、車椅子利用者が確実に車椅子利用者用操作釦を操作
できる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明のエレベータの乗場呼び装置の
実施例を図に基づいて説明する。図１は本発明のエレベ
ータの乗場呼び装置の請求項１、２、３に記載の発明を
含む一実施例を示す正面図、図２は図１の乗場呼び装置
に備えられる呼び操作盤を拡大して示す正面図、図３は
図１の乗場呼び装置の電気回路図である。
実施例を図に基づいて説明する。図１は本発明のエレベ
ータの乗場呼び装置の請求項１、２、３に記載の発明を
含む一実施例を示す正面図、図２は図１の乗場呼び装置
に備えられる呼び操作盤を拡大して示す正面図、図３は
図１の乗場呼び装置の電気回路図である。
【００１５】図１に示すエレベータは、例えば２階の乗
場１の壁部２に、出入口を形成する三方枠２ａが設けら
れ、この出入口の部分に乗場ドア３が開閉可能に設けら
れている。この乗場ドア３の上方には、図示しない乗か
ごの高さ位置を表示するかご位置表示盤２ｂが設けられ
ている。
場１の壁部２に、出入口を形成する三方枠２ａが設けら
れ、この出入口の部分に乗場ドア３が開閉可能に設けら
れている。この乗場ドア３の上方には、図示しない乗か
ごの高さ位置を表示するかご位置表示盤２ｂが設けられ
ている。
【００１６】そして本実施例の乗場呼び装置は、同図１
に示すように、乗場１の壁部２に装着され、乗場床より
約１ｍの高さに位置する呼び登録操作盤４を有し、この
呼び登録操作盤４には、乗かごの呼び登録を行なう上昇
用操作釦５および下降用操作釦６と、車椅子利用者が乗
かごの呼び登録を行なう他の操作釦７の両方が設けられ
ている。上述した他の操作釦７には、図２に示すよう
に、この他の操作釦７の用途を説明する第１の標示体４
ａが付され、呼び登録操作盤４には、操作釦５、６およ
び他の操作釦７の使用方法を説明する第２の標示体４ｂ
と、他の操作釦７を表示する矢印４ｃとが付されてい
る。第２の標示体４ｂは、例えば「車イスをご利用の方
は矢印のボタンを押した後に行先方向のボタンを押して
ください」などの説明文からなっている。
に示すように、乗場１の壁部２に装着され、乗場床より
約１ｍの高さに位置する呼び登録操作盤４を有し、この
呼び登録操作盤４には、乗かごの呼び登録を行なう上昇
用操作釦５および下降用操作釦６と、車椅子利用者が乗
かごの呼び登録を行なう他の操作釦７の両方が設けられ
ている。上述した他の操作釦７には、図２に示すよう
に、この他の操作釦７の用途を説明する第１の標示体４
ａが付され、呼び登録操作盤４には、操作釦５、６およ
び他の操作釦７の使用方法を説明する第２の標示体４ｂ
と、他の操作釦７を表示する矢印４ｃとが付されてい
る。第２の標示体４ｂは、例えば「車イスをご利用の方
は矢印のボタンを押した後に行先方向のボタンを押して
ください」などの説明文からなっている。
【００１７】また、本実施例の乗場呼び装置は、図３に
示すように、電源Ｐ、Ｎ間に、上昇用検知リレー９を含
む上昇用検知回路８ａと、上昇呼び登録リレー１１を含
む上昇呼び登録回路８ｂと、車椅子利用者検出リレー１
２を含む車椅子利用者検出回路８ｃと、タイマＴを含む
タイマ回路８ｄと、車椅子利用者用上昇呼び登録リレー
１３を含む車椅子利用者用呼び登録回路８ｅとが設けら
れており、前記の車椅子利用者検出回路８ｃおよびタイ
マ回路８ｄにより、他の操作釦７を操作した後に操作釦
５を操作した場合のみ、車椅子利用者用呼び登録回路８
ｅを作動させる作動制御手段を構成している。
示すように、電源Ｐ、Ｎ間に、上昇用検知リレー９を含
む上昇用検知回路８ａと、上昇呼び登録リレー１１を含
む上昇呼び登録回路８ｂと、車椅子利用者検出リレー１
２を含む車椅子利用者検出回路８ｃと、タイマＴを含む
タイマ回路８ｄと、車椅子利用者用上昇呼び登録リレー
１３を含む車椅子利用者用呼び登録回路８ｅとが設けら
れており、前記の車椅子利用者検出回路８ｃおよびタイ
マ回路８ｄにより、他の操作釦７を操作した後に操作釦
５を操作した場合のみ、車椅子利用者用呼び登録回路８
ｅを作動させる作動制御手段を構成している。
【００１８】前記の上昇用検知回路８ａは、上昇用操作
釦５の常開接点５ａと、この常開接点５ａの閉路に応じ
て付勢する上昇用検知リレー９とからなっている。
釦５の常開接点５ａと、この常開接点５ａの閉路に応じ
て付勢する上昇用検知リレー９とからなっている。
【００１９】前記の上昇呼び登録回路８ｂでは、上昇用
検知リレー９の常開接点９ａ１と、車椅子利用者検出リ
レー１２の常閉接点１２ｂと、図示しない２階到着検出
リレーの常閉接点１０ｂ１と、上昇呼び登録リレー１１
とが順次直列に接続されるとともに、この上昇呼び登録
リレー１１の自己保持用常開接点１１ａが常開接点９ａ
１および常閉接点１２ｂの回路と並列に接続されてい
る。前記の上昇呼び登録リレー１１により、乗かごドア
および乗場ドア３の開放時間が例えば５秒間に設定され
るようになっている。
検知リレー９の常開接点９ａ１と、車椅子利用者検出リ
レー１２の常閉接点１２ｂと、図示しない２階到着検出
リレーの常閉接点１０ｂ１と、上昇呼び登録リレー１１
とが順次直列に接続されるとともに、この上昇呼び登録
リレー１１の自己保持用常開接点１１ａが常開接点９ａ
１および常閉接点１２ｂの回路と並列に接続されてい
る。前記の上昇呼び登録リレー１１により、乗かごドア
および乗場ドア３の開放時間が例えば５秒間に設定され
るようになっている。
【００２０】前記の車椅子利用者検出回路８ｃでは、他
の操作釦７の常開接点７ａと、タイマリレーＴの常閉接
点Ｔｂと、図示しない２階到着検出リレーの他の常閉接
点１０ｂ２と、車椅子利用者検出リレー１２とが順次直
列に接続されるとともに、この車椅子利用者検出リレー
１２の自己保持用常開接点１２ａ１が常開接点７ａと並
列に接続されている。
の操作釦７の常開接点７ａと、タイマリレーＴの常閉接
点Ｔｂと、図示しない２階到着検出リレーの他の常閉接
点１０ｂ２と、車椅子利用者検出リレー１２とが順次直
列に接続されるとともに、この車椅子利用者検出リレー
１２の自己保持用常開接点１２ａ１が常開接点７ａと並
列に接続されている。
【００２１】前記のタイマ回路８ｄでは、車椅子利用者
検出リレー１２の常開接点１２ａ２と、この常開接点１
２ａ２の閉路よりカウント動作を開始して所定時間後、
例えば３秒後に付勢し常閉接点Ｔｂを開くタイマＴとが
直列に接続されている。
検出リレー１２の常開接点１２ａ２と、この常開接点１
２ａ２の閉路よりカウント動作を開始して所定時間後、
例えば３秒後に付勢し常閉接点Ｔｂを開くタイマＴとが
直列に接続されている。
【００２２】前記の車椅子利用者用呼び登録回路８ｅで
は、車椅子利用者検出リレー１２の常開接点１２ａ３
と、上昇用検知リレー９の常開接点９ａ２と、図示しな
い２階到着検出リレーのさらに他の常閉接点１０ｂ３
と、車椅子利用者用上昇呼び登録リレー１３とが順次直
列に接続されるとともに、この車椅子利用者用上昇呼び
登録リレー１３の自己保持用常開接点１３ａが常開接点
１２ａ３、９ａ２の回路と並列に接続されている。前記
の車椅子利用者用上昇呼び登録リレー１３により、乗か
ごドアおよび乗場ドア３の開放時間が例えば１０秒間に
設定されるようになっている。
は、車椅子利用者検出リレー１２の常開接点１２ａ３
と、上昇用検知リレー９の常開接点９ａ２と、図示しな
い２階到着検出リレーのさらに他の常閉接点１０ｂ３
と、車椅子利用者用上昇呼び登録リレー１３とが順次直
列に接続されるとともに、この車椅子利用者用上昇呼び
登録リレー１３の自己保持用常開接点１３ａが常開接点
１２ａ３、９ａ２の回路と並列に接続されている。前記
の車椅子利用者用上昇呼び登録リレー１３により、乗か
ごドアおよび乗場ドア３の開放時間が例えば１０秒間に
設定されるようになっている。
【００２３】この実施例にあっては、例えば車椅子利用
者が２階から上階へ上昇する場合、他の操作釦７に付さ
れた第１の標示体４ａにより、この他の操作釦７の用途
を確認するとともに、呼び登録操作盤４に付された第２
の標示体４ｂと矢印４ｃとにより操作釦５、６および他
の操作釦７の使用方法を確認し、次いで、この他の操作
釦７を押圧した後、上昇用操作釦５を押圧する。このと
き、他の操作釦７の押圧操作に伴い、常開接点７ａが閉
じて電源Ｐ−常開接点７ａ−常閉接点Ｔｂ−常閉接点１
０ｂ２−車椅子利用者検出リレー１２−電源Ｎの回路が
閉成されるので、車椅子利用者検出リレー１２が付勢さ
れた状態で常開接点１２ａ１により自己保持される。こ
の車椅子利用者検出リレー１２の付勢により他の常開接
点１２ａ２が閉じてタイマＴがカウント動作を開始す
る。そして、上昇用操作釦５の押圧操作に伴い、常開接
点５ａが閉じて上昇用検知リレー９が付勢し、常開接点
１２ａ３、９ａ２の両方の閉路により電源Ｐ−常開接点
１２ａ３−常開接点９ａ２−常閉接点１０ｂ３−車椅子
利用者用上昇呼び登録リレー１３−電源Ｎの回路が閉成
されるので、車椅子利用者用上昇呼び登録リレー１３が
付勢された状態で常開接点１３ａにより自己保持され
る。これによって、車椅子利用者用上昇呼び登録リレー
１３により乗かごドアおよび乗場ドア３の開放時間が１
０秒間に設定されるので、このドア開放時間が通常より
延長される。
者が２階から上階へ上昇する場合、他の操作釦７に付さ
れた第１の標示体４ａにより、この他の操作釦７の用途
を確認するとともに、呼び登録操作盤４に付された第２
の標示体４ｂと矢印４ｃとにより操作釦５、６および他
の操作釦７の使用方法を確認し、次いで、この他の操作
釦７を押圧した後、上昇用操作釦５を押圧する。このと
き、他の操作釦７の押圧操作に伴い、常開接点７ａが閉
じて電源Ｐ−常開接点７ａ−常閉接点Ｔｂ−常閉接点１
０ｂ２−車椅子利用者検出リレー１２−電源Ｎの回路が
閉成されるので、車椅子利用者検出リレー１２が付勢さ
れた状態で常開接点１２ａ１により自己保持される。こ
の車椅子利用者検出リレー１２の付勢により他の常開接
点１２ａ２が閉じてタイマＴがカウント動作を開始す
る。そして、上昇用操作釦５の押圧操作に伴い、常開接
点５ａが閉じて上昇用検知リレー９が付勢し、常開接点
１２ａ３、９ａ２の両方の閉路により電源Ｐ−常開接点
１２ａ３−常開接点９ａ２−常閉接点１０ｂ３−車椅子
利用者用上昇呼び登録リレー１３−電源Ｎの回路が閉成
されるので、車椅子利用者用上昇呼び登録リレー１３が
付勢された状態で常開接点１３ａにより自己保持され
る。これによって、車椅子利用者用上昇呼び登録リレー
１３により乗かごドアおよび乗場ドア３の開放時間が１
０秒間に設定されるので、このドア開放時間が通常より
延長される。
【００２４】一方、上記のように車椅子利用者検出リレ
ー１２の付勢により常閉接点１２ｂが開いている状態で
は、電源Ｐ−常開接点９ａ１−常閉接点１２ｂ−常閉接
点１０ｂ１−上昇呼び登録リレー１１−電源Ｎの回路は
閉成されないので、操作釦５を押圧しても上昇呼び登録
リレー１１は作動しない。次いで、前記のタイマＴのカ
ウント開始より３秒後にタイマＴが消勢して常閉接点Ｔ
ｂが開くことから、車椅子利用者検出リレー１２が消勢
されて常閉接点１２ｂが閉じる。これにより、他の操作
釦７を誤って押圧したときでも、この誤操作から３秒後
には上昇呼び登録リレー１１が作動可能な状態に復帰す
る。
ー１２の付勢により常閉接点１２ｂが開いている状態で
は、電源Ｐ−常開接点９ａ１−常閉接点１２ｂ−常閉接
点１０ｂ１−上昇呼び登録リレー１１−電源Ｎの回路は
閉成されないので、操作釦５を押圧しても上昇呼び登録
リレー１１は作動しない。次いで、前記のタイマＴのカ
ウント開始より３秒後にタイマＴが消勢して常閉接点Ｔ
ｂが開くことから、車椅子利用者検出リレー１２が消勢
されて常閉接点１２ｂが閉じる。これにより、他の操作
釦７を誤って押圧したときでも、この誤操作から３秒後
には上昇呼び登録リレー１１が作動可能な状態に復帰す
る。
【００２５】このように構成した実施例では、他の操作
釦７を操作した後に操作釦５を操作したとき、車椅子利
用者用呼び登録回路８ｅを作動させるようにしたので、
車椅子利用者用の他の操作釦７を覆う遮蔽体を特別に要
せずに、一般乗客が車椅子利用者用呼び登録回路８ｅを
誤って作動させることを防止できる。さらに、エレベー
タ乗場１の壁部２に、操作釦５、６および他の操作釦７
の両方を備える呼び登録操作盤４を装着したので、従来
のように２つの呼び操作盤を設けたり、これらの呼び操
作盤間の配線などを設ける必要がなくて済み、これによ
って、構造が簡単で、かつ、安価なエレベータの乗場呼
び装置が得られる。また、他の操作釦７に付された第１
の標示体４ａにより、この他の操作釦７の用途を確認す
るとともに、呼び登録操作盤４に付された第２の標示体
４ｂと矢印４ｃとにより操作釦５、６および他の操作釦
７の使用方法を確認することから、車椅子利用者が確実
に操作釦５、６および他の操作釦７を操作できる。
釦７を操作した後に操作釦５を操作したとき、車椅子利
用者用呼び登録回路８ｅを作動させるようにしたので、
車椅子利用者用の他の操作釦７を覆う遮蔽体を特別に要
せずに、一般乗客が車椅子利用者用呼び登録回路８ｅを
誤って作動させることを防止できる。さらに、エレベー
タ乗場１の壁部２に、操作釦５、６および他の操作釦７
の両方を備える呼び登録操作盤４を装着したので、従来
のように２つの呼び操作盤を設けたり、これらの呼び操
作盤間の配線などを設ける必要がなくて済み、これによ
って、構造が簡単で、かつ、安価なエレベータの乗場呼
び装置が得られる。また、他の操作釦７に付された第１
の標示体４ａにより、この他の操作釦７の用途を確認す
るとともに、呼び登録操作盤４に付された第２の標示体
４ｂと矢印４ｃとにより操作釦５、６および他の操作釦
７の使用方法を確認することから、車椅子利用者が確実
に操作釦５、６および他の操作釦７を操作できる。
【００２６】なお、本実施例では、図示を省略したが下
降用検知回路や下降呼び登録回路なども同様に構成され
ている。さらに、本実施例では第１の標示体４ａを他の
操作釦７に付したが、この他の操作釦７の代わりに、呼
び登録操作盤４に第１の標示体４ａを付してもよい。
降用検知回路や下降呼び登録回路なども同様に構成され
ている。さらに、本実施例では第１の標示体４ａを他の
操作釦７に付したが、この他の操作釦７の代わりに、呼
び登録操作盤４に第１の標示体４ａを付してもよい。
【００２７】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、請
求項１に記載の発明では、車椅子利用者用操作釦を覆う
遮蔽体を要せずに、一般乗客が車椅子利用者用呼び登録
回路を誤って作動させることを防止でき、したがって、
車椅子利用者の操作が簡単であるとともに、車椅子利用
者に精神的な差別を与えることが少なくて済む。
求項１に記載の発明では、車椅子利用者用操作釦を覆う
遮蔽体を要せずに、一般乗客が車椅子利用者用呼び登録
回路を誤って作動させることを防止でき、したがって、
車椅子利用者の操作が簡単であるとともに、車椅子利用
者に精神的な差別を与えることが少なくて済む。
【００２８】また、請求項２に記載の発明では、従来の
ように２つの呼び操作盤を設けたり、これらの呼び操作
盤間の配線などを設ける必要がなくて済み、したがっ
て、構造が簡単で、かつ、安価なエレベータの乗場呼び
装置が得られる。
ように２つの呼び操作盤を設けたり、これらの呼び操作
盤間の配線などを設ける必要がなくて済み、したがっ
て、構造が簡単で、かつ、安価なエレベータの乗場呼び
装置が得られる。
【００２９】また、請求項３に記載の発明では、第１の
標示体および第２の標示体により操作釦および他の操作
釦の使用方法を確認することから、車椅子利用者が確実
に車椅子利用者用操作釦を操作できる。
標示体および第２の標示体により操作釦および他の操作
釦の使用方法を確認することから、車椅子利用者が確実
に車椅子利用者用操作釦を操作できる。
【図１】本発明のエレベータの乗場呼び装置の請求項
１、２、３に記載の発明を含む一実施例を示す正面図で
ある。
１、２、３に記載の発明を含む一実施例を示す正面図で
ある。
【図２】図１の乗場呼び装置に備えられる呼び操作盤を
拡大して示す正面図である。
拡大して示す正面図である。
【図３】図１の乗場呼び装置の電気回路図である。
１ 乗場 ２ 壁部 ４ 呼び登録操作盤 ４ａ 第１の標示体 ４ｂ 第２の標示体 ５、６ 操作釦 ７ 他の操作釦 ８ｂ 呼び登録回路 ８ｃ 車椅子利用者検出回路 ８ｄ タイマ回路 ８ｅ 車椅子利用者用呼び登録回路
Claims (3)
- 【請求項１】 エレベータ乗場に設けられ、乗かごの呼
び登録を行なう上昇用操作釦および下降用操作釦の少な
くとも一方の操作釦と、この操作釦が操作されるときに
動作する呼び登録回路とを有するエレベータの乗場呼び
装置において、車椅子利用者が前記乗かごの呼び登録を
行なう他の操作釦と、この他の操作釦および前記操作釦
が操作されるときに作動する車椅子利用者用呼び登録回
路とを備え、この車椅子利用者用呼び登録回路の作動に
応じて前記乗かごドアおよび乗場ドアを開放する時間を
延長するようにしたことを特徴とするエレベータの乗場
呼び装置。 - 【請求項２】 エレベータ乗場の壁部に、操作釦および
他の操作釦の両方を備える呼び登録操作盤を装着すると
ともに、前記他の操作釦を操作した後に前記操作釦を操
作したとき、車椅子利用者用呼び登録回路を作動させる
作動制御手段を有することを特徴とする請求項１記載の
エレベータの乗場呼び装置。 - 【請求項３】 呼び登録操作盤および他の操作釦の少な
くとも一方に、この他の操作釦の用途を説明する第１の
標示体を付すとともに、前記呼び登録操作盤に、操作釦
および他の操作釦の使用方法を説明する第２の標示体を
付したことを特徴とする請求項２記載のエレベータの乗
場呼び装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6077373A JPH07285749A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | エレベータの乗場呼び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6077373A JPH07285749A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | エレベータの乗場呼び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07285749A true JPH07285749A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13632105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6077373A Pending JPH07285749A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | エレベータの乗場呼び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07285749A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102216187A (zh) * | 2008-09-19 | 2011-10-12 | 因温特奥股份公司 | 电梯设备的呼叫输入设备 |
| WO2012101767A1 (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-02 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| CN103964279A (zh) * | 2013-02-04 | 2014-08-06 | 株式会社日立制作所 | 电梯及其呼叫登录装置 |
| WO2020102143A1 (en) | 2018-11-12 | 2020-05-22 | Michael Presutti | Activators and methods of using the same for barricading a door |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP6077373A patent/JPH07285749A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102216187A (zh) * | 2008-09-19 | 2011-10-12 | 因温特奥股份公司 | 电梯设备的呼叫输入设备 |
| WO2012101767A1 (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-02 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| CN103261071A (zh) * | 2011-01-26 | 2013-08-21 | 三菱电机株式会社 | 电梯装置 |
| JPWO2012101767A1 (ja) * | 2011-01-26 | 2014-06-30 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| JP5590155B2 (ja) * | 2011-01-26 | 2014-09-17 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| CN103261071B (zh) * | 2011-01-26 | 2016-01-13 | 三菱电机株式会社 | 电梯装置 |
| CN103964279A (zh) * | 2013-02-04 | 2014-08-06 | 株式会社日立制作所 | 电梯及其呼叫登录装置 |
| CN103964279B (zh) * | 2013-02-04 | 2016-08-17 | 株式会社日立制作所 | 电梯及其呼叫登录装置 |
| WO2020102143A1 (en) | 2018-11-12 | 2020-05-22 | Michael Presutti | Activators and methods of using the same for barricading a door |
| EP3880908A4 (en) * | 2018-11-12 | 2023-02-22 | Michael Presutti | ACTIVATORS AND METHODS OF USE THEREOF TO BLOCK A DOOR |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07285749A (ja) | エレベータの乗場呼び装置 | |
| JPH06305651A (ja) | エレベータの乗場呼び登録装置 | |
| JPS6225587B2 (ja) | ||
| JPH0672648A (ja) | エレベーターの案内装置 | |
| JPH0565429B2 (ja) | ||
| JPH0555436B2 (ja) | ||
| JPS6215465B2 (ja) | ||
| JPS6312138Y2 (ja) | ||
| JP2001348173A (ja) | エレベータの制御装置 | |
| JP3453251B2 (ja) | 小型エレベーター | |
| JPS6125627B2 (ja) | ||
| JPH07247069A (ja) | エレベータの乗場呼び登録装置 | |
| JPH1121048A (ja) | エレベータの乗りかご | |
| JP2000038260A (ja) | エレベータの乗場呼び登録装置 | |
| JP2518219Y2 (ja) | エレベータの運転装置 | |
| JP2002167128A (ja) | エレベータ呼び登録装置 | |
| JP2539513B2 (ja) | エレベ―タの案内装置 | |
| JPH04125283A (ja) | エレベータの制御装置 | |
| JPH04317965A (ja) | エレベータの運転装置 | |
| JPH019819Y2 (ja) | ||
| JPH0747426Y2 (ja) | ドア開放延長装置 | |
| JP2001063929A (ja) | エレベータの車椅子利用者呼び釦装置 | |
| JP2675241B2 (ja) | エレベータの制御装置 | |
| JPS6210906B2 (ja) | ||
| JPH0420487A (ja) | エレベータの乗かご |