JPS6225587B2

JPS6225587B2 -

Info

Publication number: JPS6225587B2
Application number: JP53153832A
Authority: JP
Inventors: Osamu Suzuki
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1978-12-13
Filing date: 1978-12-13
Publication date: 1987-06-03
Also published as: JPS5580661A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は複数台のエレベータを一群として管
理する装置の改良に関するものである。

通常、エレベータの乗場には上り及び下りボタ
ンを持つ乗場ボタンが設けられている。そして、
上り方向へ行きたい乗客は上りボタンを、また下
り方向へ行きたい乗客は下りボタンを押してかご
を呼び寄せ、到着したかごに乗り込むようになつ
ている。

しかし、このようなエレベータでは、同方向へ
行く乗客はたとえ行先階は異なつても同じかごに
乗り込むことになるので、かごの停止回数が増加
する。したがつて、建物全体として考えたとき、
乗場の待時間は長くなる。

これを改良するため、第１図に示すように、乗
場に行先ボタンを設けるものが提案されている。

図中、Ａ，Ｂはそれぞれ３階に設けられた１号
機及び２号機の乗場の戸、１Ａ〜５Ａはそれぞれ
１階〜５階に対応する呼びを１号機及び２号機共
通に登録する行先ボタンで、これらは登録操作盤
６に配列されている。７は１号機の乗場の戸Ａの
上方に設置され各階に対応する数字を表示する表
示灯が配列され、点灯によつて１号機が割り当て
られている階（行先階）を表示する行先階表示
器、８は同じく２号機の行先階表示器、９，１０
は１号機の上り及び下りの到着予報灯、１１，１
２は同じく２号機の到着予報灯である。

今、各階乗場で行先ボタン（３階の場合は１Ａ
〜５Ａ）が押されると、これらの呼びは周知の割
当装置によつて各かごに割り当てられる。このよ
うにして、乗場からの情報が、従来上りと下りだ
けであつたのが、更に明確な行先階として与えら
れるので、上記割当ての精度は高くなり、それぞ
れ最適のかごが割り当てられるようになる。その
結果は行先階表示器７，８に表示される。図は１
階の呼びは１号機に、４階の呼びは２号機に割り
当てられていることを示す。これで、１階へ行く
乗客は１号機に、４階へ行く乗客は２号機に、そ
れぞれまとめて乗せることになるため、停止回数
を極力少なくすることができる。

しかし、かごに乗り込んだ乗客は、上記割り当
てに対する情報についてはかご内に表示されてい
ないため、不安になつてかご操作盤の行先ボタン
を押すことになる。結局２度も行先ボタンを押さ
なければならず、手数が増えることになる。ま
た、かご操作盤は通常かごの出入口の近くに設置
されているので、かご室が広くしかもかご内が混
雑しているとき、かご室の奥に入つた乗客は行先
ボタンを押すことは非常にむずかしい。

この発明は上記欠点を改良するもので、乗場で
行先ボタンを操作した乗客がかご内で再度行先ボ
タンを操作する不安をなくするようにしたエレベ
ータの群管理装置を提供することを目的とする。

以下、第１図〜第３図によりこの発明の一実施
例を説明する。なお、第２図は１号機の３階用を
示す。また、第３図は１号機用を示し、他階及び
２号機にも同様の回路が準備されている。

第２図及び第３図中、（＋），（−）は直流電
源、１Ｂ〜５Ｂは１号機がそれぞれ１階〜５階の
乗場行先ボタン１Ａ〜５Ａによる呼びに割り当て
られると閉成する呼び割当リレー接点、１Ｃ〜５
Ｃはそれぞれかご内に設けられた１階〜５階のか
ご内行先ボタン、１Ｄ〜５Ｄはそれぞれ１階〜５
階のかご呼び登録リレーで、１Da〜５Daはそれ
ぞれの常開接点、１Ｅ〜５Ｅはそれぞれ１階〜５
階のかご内行先ボタン１Ｃ〜５Ｃに内蔵され点灯
するとかご呼びが登録されたことを表示するかご
呼び登録灯、１Ｆ〜５Ｆはかごがそれぞれ１階〜
５階にいるとき開放するかご位置接点、３Faは
同じく閉成する３階のかご位置接点、１３ａはか
ごが停止を決定すると閉成する停止決定リレー接
点、１３ｂ〜１３ｆは同じく開放する停止決定リ
レー接点、１４は戸Ａが閉じているときは開放し
ており少しでも開くと閉成する戸開検出リレー接
点、１５は３階停止検出リレーで、１５ａ〜１５
ｅはその常閉接点である。なお、図を簡単にする
ため省略してあるが、接点１Ｂ〜５Ｂと接点１５
ａ〜１５ｅと同様な１階、２階、４階及び５階の
割当リレー接点及び停止検出リレー接点がそれぞ
れ並列に接続されている。

次に、この実施例の動作を説明する。

今、３階の乗場にいる乗客が１階の乗場行先ボ
タン１Ａを押すと、周知の回路により３階の乗場
呼びが登録される。また、乗場行先ボタン１Ａに
よる１階の呼びに１号機が割り当てられたとする
と、１階の呼び割当リレー接点１Ｂは閉成する。
そして、これは第１図のように１号機の行先階表
示器７によつて表示される。上記３階の乗場呼び
に１号機が停止を決定すると、停止決定リレー接
点１３ａは閉成し、１号機が33階に到着するとか
ご位置接点３Faは閉成する。そして、戸Ａが開
き始めると、戸開検出接点１４は閉成するので、
（＋）―３Fa―１３ａ―１４―１５―（−）の回
路により、３階停止検出リレー１５は付勢され、
接点１５ａ〜１５ｅは閉成する。ここで（＋）―
１Ｂ―１５ａ―１Ｆ―１Ｄ―（−）の回路によ
り、１階のかご呼び登録リレー１Ｄは付勢され、
接点１Daの閉成により自己保持する。これで、
割り当てられた１階の呼びはかご呼びとしても登
録されたことになる。同時にかご呼び登録灯１Ｅ
は点灯し、これを乗客に表示する。したがつて、
乗客は再度１階のかご内行先ボタン１Ｃを押す手
間は省かれる。この後、１号機は３階を出発して
１階に向かい、１階に停止を決定すると、停止決
定リレー接点１３ｂは開放する。１号機が１階に
到着するとかご位置接点１Ｆは開放するので、か
ご呼び登録リレー１Ｄは消勢され、かご呼び登録
灯１Ｅは消灯する。

なお、他の階の呼び、他の階の乗場についても
同様であり、２号機についても同様である。

また、３階停止検出リレー接点１５ａ〜１５ｅ
（他階も同じ）を短絡して、呼び割当てリレー接
点１Ｂ〜５Ｂが閉成したとき、直ちにかご呼びを
登録し、かつかご呼び登録灯１Ｅ〜５Ｅを点灯さ
せるようにしてもよい。このようにすれば、かご
が３階に到着する前に、既にかご内に乗つている
乗客がかご内行先階ボタン１Ｃ〜５Ｃを押す手数
が省ける。

また、実施例ではかご呼び登録リレー１Ｄ〜５
Ｄの付勢によつてかご呼び登録灯１Ｅ〜５Ｅを点
灯させるものを示したが、呼び割当リレー接点１
Ｂ〜５Ｂの閉成によつて、かご呼び登録灯１Ｅ〜
５Ｅの点灯だけを行わせ、上記実施例で示したよ
うにかごが停止したときにかご呼び登録リレー１
Ｄ〜５Ｄを付勢させるようにしてもよい。

行先階の表示はかご呼び登録灯１Ｅ〜５Ｅによ
らず、通常設けられる位置表示器を用い、かご位
置は階床表示体を点滅させて表示し、行先階は階
床表示体を点灯して表示してもよい。

更に、特定階の乗場にだけ乗場行先ボタンを設
け、他の階は通常の上り及び下りの乗場ボタンを
設けるようにすることも可能である。

以上説明したとおりこの発明では、操作された
乗場行先きボタンのある乗場に到着したとき、又
はその乗場の行先ボタンの操作により登録された
呼びにかごが割り当てられたとき、その割り当て
られた呼びに対応する階を上記かご内に表示する
ようにし、さらに乗場行先ボタンにより指定され
た行先階に対応する行先呼びをかご呼びとして登
録するようにしたので、乗場で行先ボタンを操作
した乗客がかご内で再度行先ボタンを押す手数を
省き、かつ自分の行先き階の登録が行われている
か否かについての不安感を除去することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はエレベータの乗場正面図、第２図及び
第３図はこの発明によるエレベータの群管理装置
の一実施例を示す回路図である。１Ａ，２Ａ，４Ａ，５Ａ……１階，２階，４階
及び５階の乗場行先ボタン、１Ｂ〜５Ｂ……１階
〜５階の呼び割当リレー接点、１Ｄ〜５Ｄ……同
左かご呼び登録リレー、１Ｅ〜５Ｅ……同左かご
呼び登録灯、３Fa……３階のかご位置接点、１
３ａ……停止決定リレー接点、１５……３階停止
検出リレー。なお、図中同一部分は同一符号によ
り示す。

Claims

【特許請求の範囲】１かご内に行先ボタを設けると共に、上記かご
の乗場に乗場行先ボタンを設け、この乗場行先ボ
タンにより登録された行先呼びを上記かごに割り
当て、この割当かごを上記乗場行先ボタンの設け
られた階と上記乗場行先ボタンにより指定された
行先階に停止させるようにしたエレベータの群管
理装置において、 (a) 上記かご内に設けられ、上記割当かごが上記
乗場行先ボタンの設けられた階に到着したと
き、又は上記乗場行先ボタンによる呼びに割り
当てられたときに、上記行先階を表示する表示
器、 (b) 上記乗場行先ボタンにより指定された行先階
に対応するかご呼びを登録する登録手段、を備えたことを特徴とするエレベータの群管理装
置。