JP2000038260A - エレベータの乗場呼び登録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対応が早く、かつ、利用する乗客に応じて確
実に呼び登録を行うことのできるエレベータの乗場呼び
登録装置を提供する。 【解決手段】 乗場に、乗客を検出する接近センサー９
を設け、この接近センサー９の出力によって乗りかごの
仮登録を行う制御装置１０を動作させ、乗場呼び釦７、
８の操作により、乗場呼びの本登録を行うように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの乗場
に設けられた乗場釦の操作によりエレベータの乗場呼び
を登録するようにしたエレベータの乗場呼び登録装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に、エレベータの乗場呼びは、乗客
がエレベータの乗場出入り口に設けられている乗場釦の
前に位置して直接乗場釦を押すことにより、乗場呼び登
録回路に記憶され、エレベータかごは呼び寄せられる。
エレベータはこの乗場呼び登録が連続している間、運転
も継続し、該当階に到着すると、乗場呼び登録回路に記
憶された乗場呼びは打ち消されると共に次の呼びを待つ
ことになる。

【０００３】しかし、この方法では、必ず乗場釦を操作
しなければ乗場呼びを登録することができず、かごのス
タートが遅れるという問題があった。このため、この問
題を解決する一手段として、特開平６−３０５６５１号
公報に示すように、乗場釦に併設されて乗客の接近を検
出する赤外線センサーを備え、この赤外線センサーの出
力に基づいて上記乗場呼び及び登録回路に乗場呼びを登
録するものが提案されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来発明において
は、乗場に人が居ることを検出し、乗場呼びの登録を行
うため、エレベータを利用しない人が居ても登録してし
まい、無駄呼びを行って逆に利用効率を低下する恐れが
あった。

【０００５】本発明は、利用する乗客だけに応じて確実
に呼び登録を行うようにしたエレベータの乗場呼び登録
装置を提供するにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的は、エレベータ
の出入り口に設けられた乗場釦の操作により乗場呼び登
録回路に登録しエレベータかごを呼び寄せるようにした
エレベータの乗場呼び登録装置において、前記乗場に、
乗客の接近を検出するセンサーを設け、このセンサーの
出力によって乗りかごの仮登録を行う制御装置を動作さ
せ、前記乗場釦の操作により乗場呼びの本登録を行うよ
うにしたことにより達成される。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に基づいて説明する。図１は本発明の一実施形態になっ
ているエレベータの乗場呼び登録装置を備えたエレベー
タ乗場の正面図、図２はその回路図である。

【０００８】図において、１は乗場床、２は乗場ドア、
３は三方枠、４はインジケータ、５は壁６に取り付けら
れた操作盤で、この操作盤５には、上昇乗場呼び釦７、
下降乗場呼び釦８、人が乗場に居るとき出力を生じる接
近センサー９が備え付けられている。１０は接近センサ
ー９が出力したとき、乗りかご（図示せず）の仮登録を
行う制御装置で、この仮登録とは、乗りかごが接近セン
サー９の出力した階と近い場合は、スタート体制、離れ
ている場合はスタート動作している状態をいう。１１は
ＡＮＤ回路で乗場呼び釦７、８のいずれかと制御装置１
０の出力で動作し、乗場呼び登録装置１２を動作して乗
りかごの本登録を行うようになっている。

【０００９】今、乗りかごが１階にあり、７階の乗場に
利用客が接近すると接近センサー９が動作する。この出
力により、制御装置１０が動作し、仮登録を行うため、
乗りかごは上昇方向へと動作する。次いで、利用客が下
降乗場呼び釦８を動作すると、ＡＮＤ回路１１が動作
し、乗場呼び登録装置１２を動作し本登録を行い、乗り
かごは７階に停止する。しかし、もし７階の乗場に接近
した人が利用客でない場合、乗場呼び釦７、８のいずれ
も操作されないため、乗りかごは一時的に上昇方向へ移
動するが、所定階例えば４階等へ適宜停止し、次の呼び
登録に備える。

【００１０】また、２階あるいは３階の短い階での接近
センサーの出力の場合、乗りかごをスタートさせずスタ
ート体制を整えるようにする。そして、乗場呼び釦７或
いは８が操作されたとき即座に移動するようになってい
る。

【００１１】このように、接近センサー９で仮登録、乗
場呼び釦７、８の操作で初めて本登録を行うようにした
ため、対応が早く、かつ、確実な呼び登録を行うことが
できる。

【００１２】

【発明の効果】本発明によれば、対応が早く、かつ、確
実な呼び登録を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態になるエレベータの乗場呼
び登録装置を備えたエレベータ乗場の正面図である。

【図２】図１の乗場呼び登録装置の回路図である。

【符号の説明】

１ 乗場床 ２ 乗場ドア ３ 三方枠 ４ インジケータ ５ 操作盤 ６ 壁 ７ 上昇乗場呼び釦 ８ 下降乗場呼び釦 ９ 接近センサー １０ 制御装置 １１ ＡＮＤ回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 エレベータの出入り口に設けられた乗場
   釦の操作により乗場呼び登録回路に登録しエレベータか
   ごを呼び寄せるようにしたエレベータの乗場呼び登録装
   置において、前記乗場に、乗客の接近を検出するセンサ
   ーを設け、このセンサーの出力によって乗りかごの仮登
   録を行う制御装置を動作させ、前記乗場釦の操作により
   乗場呼びの本登録を行うようにしたことを特徴とするエ
   レベータの乗場呼び登録装置。