JPH0728415U - 装身具 - Google Patents
装身具Info
- Publication number
- JPH0728415U JPH0728415U JP6007393U JP6007393U JPH0728415U JP H0728415 U JPH0728415 U JP H0728415U JP 6007393 U JP6007393 U JP 6007393U JP 6007393 U JP6007393 U JP 6007393U JP H0728415 U JPH0728415 U JP H0728415U
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- JP
- Japan
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- pin
- support shaft
- shaft
- bearing portion
- slit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピンを回転させたときの適度な抵抗感を長期
に亘って保持させて、ピンが装飾体から垂れ下がってし
まうのを防止する。 【構成】 装飾体12の一端とピン14の基端部とを支
持軸18によって回転可能に支持してなるピアス11に
おいて、前記ピン14の基端部に上記支持軸18の軸孔
17が形成された軸受部15を設けると共にこの軸受部
15には前記軸孔17から外部に連通するスリット22
を設け、軸孔17に支持軸18を挿通した時に上記スリ
ット22を押し広げることによって支持軸18を弾性的
に支持するようにした。
に亘って保持させて、ピンが装飾体から垂れ下がってし
まうのを防止する。 【構成】 装飾体12の一端とピン14の基端部とを支
持軸18によって回転可能に支持してなるピアス11に
おいて、前記ピン14の基端部に上記支持軸18の軸孔
17が形成された軸受部15を設けると共にこの軸受部
15には前記軸孔17から外部に連通するスリット22
を設け、軸孔17に支持軸18を挿通した時に上記スリ
ット22を押し広げることによって支持軸18を弾性的
に支持するようにした。
Description
【0001】
本考案は、装飾体の一端にピンの基端部を回転可能に取り付けてなる装身具に 関する。
【0002】
従来、この種の装身具として、例えば図10及び図11に示したようなピアス 1が知られている。このピアス1は、図に示したように、略C字形状をなす装飾 体2の一端にコ字形状の軸受部3を設け、ピン4の基端に形成した平板状の軸受 部5を前記装飾体2の軸受部3の間に挿入し、これら軸受部3,5にそれぞれ設 けた軸孔6,7に支持軸8を挿通させることによりピン4を回転可能に支持した ものである。なお、装飾体2の他端には前記ピン4の先端部を挟持するキャッチ 9が設けられている。
【0003】
ところで、上記ピアス1を装着する場合には、先ずピン4の先端部をキャッチ 9から外し、ピン4を回転させて装飾体2からピンの先端部を離した状態で耳た ぶの孔にピン4を差し込み、再び回転させてピン4の先端部をキャッチ9に係合 させる。このように、ピアス1を装着したり外したりする度に、ピン4を回転さ せることになるが、上述したようなピン4の軸受部5に設けられた軸孔7の内周 面と支持軸8の外周面との摩擦力によるピン4の回転支持構造では、ピアス1の 使用を重ねて行くうちに軸孔7と支持軸8との間が馴染んでしまってピンを回転 させた時の適度な抵抗感がなくなってしまう他、耳たぶに設けた孔にピン4を差 し込もうとしても装飾体2からピン4が垂れ下がってスムーズに差し込むことが できないといった問題があった。
【0004】 そこで、本考案はピンを回転させたときの適度な抵抗感を長期に亘って保持す ることができ、ピンが装飾体から垂れ下がってしまうことがない装身具の提供を 目的とする。
【0005】
即ち、本考案に係るピアスは、装飾体の一端とピンの基端部とを支持軸によっ て回転可能に支持してなる装身具において、前記装飾体の一端およびピンの基端 部のうち少なくとも一方に上記支持軸の軸孔が形成された軸受部を設けると共に この軸受部には前記軸孔から外部に連通するスリットを設け、軸孔に支持軸を挿 通した時にスリットを押し広げることによって支持軸を弾性的に支持するように した装身具を手段とする。
【0006】
上述の手段によれば、装飾体に設けられている軸受部の間にピンの軸受部を差 し込み、位置合わせした両者の軸孔に支持軸を先端部から挿入する。ピンの軸受 部に設けられた軸孔に支持軸を押し込むようして挿入すると、スリットが上下方 向に少し開いて軸受部にばね弾性が生じ、この軸受部によって支持軸1が弾性的 に支持される。支持軸は先端部をかしめることによって装飾体の軸受部に固着さ れて自由回転が阻止されるため、結果的にピンの軸受部が支持軸との間の摩擦力 によって回転する。
【0007】
以下、添付図面に基づいて本考案に係る装身具の一実施例を詳細に説明する。 図1乃至図5は、本考案に係る装身具としてピアス11を例にして説明したもの である。この実施例に係るピアス11は、C形状の装飾体12と、この装飾体1 2の一端に回転可能に取り付けられたピン14と、装飾体12の他端に設けられ たキャッチ19とで構成される。
【0008】 図2に示したように、装飾体12の一端部にはコ字形状に形成された軸受部1 3が固着されており、その中心部には支持軸18の軸孔16が同軸上に開設され ている。また、丸棒状に形成されたピン14の基端部には丸棒を平板状に押圧成 形して強度が確保された軸受部15が形成されており、この軸受部15にもピン 14の軸線21上において軸受部15の面を貫通する軸孔17が開設されている 。この軸孔17は、図3に示したように、横方向がやや長い楕円形に形成されて いると共に、孔の大きさも従来のものより多少小さく、図3に点線で示した支持 軸18の外径より少し小さいか又は同一の大きさに形成されている。また、軸受 部15には、従来とは異なって、ピン14の軸線21上において軸孔17から軸 受部15の後端部まで延びる第1スリット22および軸孔17から軸受部15の 前側に延びる第2スリット23が、軸受部15の平面に対して直交するように形 成されている。
【0009】 これらのスリット22,23は、図4に示したように、上記軸孔17に支持軸 18を押し入れたときに上下方向に押し広げられるが、それによって軸受部15 にばね弾性を付与する。その結果、軸受部15の軸孔17で支持軸18を上下方 向から挟み込むようにして弾性的に支承し、軸受部15の内周面と支持軸18の 外周面との間には常時摩擦力が働くことになるため、ピン14を回転させたとき に適度な抵抗感が得られることになる。また、スリット22,23が上下方向に 押し広げられることによって軸孔17が楕円形状から真円形状に近づくために、 支持軸18に対して軸受部15がスムーズに回転することになる。
【0010】 また、第2スリット23を軸孔17の前側に設けたことによって、支持軸18 の太さに対する軸孔17の大きさの調整が容易となる他、この第2スリット23 の基部を支点としてばね弾性が働くために支持軸18に対する弾性支持がより効 果的となる。
【0011】 次に、上述したピン14の回転支持構造をピアス11に応用した場合の作用効 果について説明する。ピン14を回転支持するための支持軸18は、通常は装飾 体12やピン14と同じ材質の18金からなり、図1に示したように、予め支持 軸18の一端にはフランジ24が形成してある。先ず、装飾体12に設けられて いるコ字形状の軸受部13の間にピン14の軸受部15を差し込み、位置合わせ した両者の軸孔16,17に前記支持軸18を先端部から挿入する。ピン14の 軸受部15に設けられた軸孔17に支持軸18を押し入れるようして挿入すると 、図4に示したように第1スリット22及び第2スリット23が上下方向に少し 開いて軸受部15にばね弾性が生じ、支持軸18を弾性的に支持する。次いで、 軸受部13の他方の軸孔16から突出させた支持軸18の先端部を、図5に示し たようにかしめることによって、支持軸18は装飾体12の軸受部13に固着さ れることになり、自由回転が阻止される。
【0012】 したがって、この状態においてピン14は支持軸18に対して回転可能に支持 されたことになる。しかもピン14の基端部に形成された軸受部15で支持軸1 8を弾性的に挟持しているので、ピン14を回転させた時には軸孔17の内周面 と支持軸18の外周面との間には適度な摩擦力が生ずることになる。
【0013】 なお、上記実施例では装飾体12およびピン14の両方に軸受部13,15を 設け、装飾体12側の軸受部13に支持軸18を固着した場合について説明した が、図6に示したように装飾体12側に前記支持軸18と同様の軸部25を一体 に設けたものであってもよい。また、ピン14の軸受部15に設けたスリット2 2,23も、図7に示したように軸受部15の後端側に形成した第1スリット2 2のみであってもよく、さらにこの第1スリット22及び前記第2スリット23 のスリット幅も軸受部15の材質などによって適当な幅に選択される。
【0014】 図8及び図9は、ピンの回転支持構造における他の実施例を示したものである 。この実施例では装飾体12側の軸受部13aを平板状に設ける一方で、ピン1 4側の軸受部15aをコ字形状に設けている。そして、装飾体12側の軸受部1 3aに軸孔16aからのスリット26をピン14側に向かって設けてある。この ような実施例ではピン14側の軸受部15aの間に装飾体12側の軸受部13a を挿入し、支持軸18の両端をピン14側の軸受部15にかしめて固定する。し たがって、この実施例ではピン14を回転させたときには軸受部15aおよび支 持軸18がピン14と一緒に回転することになるが、この支持軸18を装飾体1 2側の軸受部13aで弾性的に支持するために、上述の実施例と同様の効果が得 られる。
【0015】 なお、上記実施例ではピアス11を例にして説明したが、ピアスに限らずイヤ リングやブローチなどでも同様のピンの回転支持構造を有するものであれば本考 案を適用することができる。また、上記スリット22,23,26を設けた軸受 部15,13aの材質も上述のような18金に限られるものではない。
【0016】
以上説明したように、本考案に係る装身具によれば、支持軸の軸受部に軸孔か ら外部に連通するスリットを設け、支持軸を軸孔に挿通させたときにこのスリッ トを押し広げることによって支持軸を弾性的に支持するようにしたから、ピンを 回転させたときには軸孔と支持軸との間に適度な摩擦力が生じ、程よい抵抗感を もってピンを回転させることができると共に、この感じを長期に亘って保持でき るといった効果がある。
【図1】本考案に係るピアスの分解斜視図である。
【図2】本考案の要部を示す図1の部分斜視図である。
【図3】軸受部のスリットを示すピンの正面図である。
【図4】軸受部の軸孔に支持軸を挿入したときの回転支
持構造を示す説明図である。
持構造を示す説明図である。
【図5】上記図4のA−A線断面図である。
【図6】上記回転支持構造の他の実施例を示す部分断面
図である。
図である。
【図7】上記軸受部に設けられたスリットの他の実施例
を示すピンの正面図である。
を示すピンの正面図である。
【図8】上記回転支持構造の他の実施例を示す部分斜視
図である。
図である。
【図9】上記図8のB−B線に相当する断面図である。
【図10】従来のピアスの正面図である。
【図11】従来のおける回転支持構造の一例を示すピア
スの斜視図である。
スの斜視図である。
11 ピアス 12 装飾体 13 軸受部 14 ピン 15 軸受部 16 軸孔 17 軸孔 18 支持軸 22 第1スリット 23 第2スリット
Claims (1)
- 【請求項1】 装飾体の一端とピンの基端部とを支持軸
によって回転可能に支持してなる装身具において、 前記装飾体の一端およびピンの基端部のうち少なくとも
一方に上記支持軸の軸孔が形成された軸受部を設けると
共にこの軸受部には前記軸孔から外部に連通するスリッ
トを設け、軸孔に支持軸を挿通した時にスリットを押し
広げることによって支持軸を弾性的に支持するようにし
たことを特徴とする装身具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060073U JP2602919Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 装身具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060073U JP2602919Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 装身具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728415U true JPH0728415U (ja) | 1995-05-30 |
JP2602919Y2 JP2602919Y2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=13131550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993060073U Expired - Lifetime JP2602919Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 装身具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602919Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020062082A (ko) * | 2001-01-19 | 2002-07-25 | 성기봉 | 귀고리 힌지 및 이의 제작방법 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP1993060073U patent/JP2602919Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020062082A (ko) * | 2001-01-19 | 2002-07-25 | 성기봉 | 귀고리 힌지 및 이의 제작방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2602919Y2 (ja) | 2000-02-07 |
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